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2013年1月14日 (月)

「日米同盟と原発」第二回「封印された核の恐怖」(4)近づく冷戦の足音(14/24)

【日米同盟と原発】

第2回「封印された核の恐怖」 (4)近づく冷戦の足音

米誌「ライフ」に掲載された理研のサイクロトロン投棄の様子。45年11月、GHQによって破壊され、東京湾に捨てられた

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理研襲うGHQ

 米国は広島、長崎の原爆被害をひた隠す一方、戦前の原爆開発「ニ号研究」に代表される日本の原子力技術を厳しく取り締まる。

 終戦から2カ月半後の1945(昭和20)年10月30日。米軍統合参謀本部は、東京の連合国軍総司令部(GHQ)最高司令官マッカーサー(65)に「日本での原子力エネルギーのすべての研究活動は許されない」と打電した。「ニ号研究」の拠点だった仁科芳雄(54)率いる理化学研究所が真っ先に狙われた。

 3週間後、GHQの兵士らが突然、東京・本駒込の理研を襲った。当時、世界最高水準を誇った原子核分裂の実験装置「サイクロトロン」2台をその場で壊し、東京湾に捨てた。

 ニ号研究に参加した現在93歳の学習院大名誉教授の木越邦彦は、その様子を研究室の窓越しで見た。当時26歳だった。「『ああ、戦争に負けたんだ』と実感した」と振り返る。

 GHQは京大、阪大のそれぞれ1台を含め国内にあった計4台のサイクロトロンをすべて破壊した。

 阪大にはニ号研究の分室があった。当時、阪大の学生で、現在89歳の名古屋大名誉教授福井崇時は、GHQが来る前に、研究仲間らとウラン濃縮の熱拡散分離器をこっそり壊し、近くの川に捨てた。「原爆研究に関わっていたことが知られたら、米軍に殺されると思ったから」と証言する。

 理研の仁科は戦後、サイクロトロンを平和利用し、生物、医学、化学の基礎研究に役立てるつもりだった。国立国会図書館のGHQ極秘文書の中には、仁科がそれを残すようマッカーサーに送った嘆願書が保管されている。それでも許さなかった米国の意図はどこにあったのか。

 当時、理研の研究者だった元東北大教授木村一治は90年に発行した自叙伝「核と共に50年」で、サイクロトロンの破壊を「米ソ冷戦のもたらす結果なのだ」と指摘している。原爆投下直後、広島、長崎を現地調査した際、GHQから妨害を受けたといい「原爆の効果がソ連側に知れることを極端に警戒し始めていた」と記している。

 サイクロトロンの破壊から1年後の46年10月3日。米南部ジョージア州の地方紙「アトランタ・コンスティトゥーション」のトップ記事が米軍関係者を驚かせた。

 ソウルに滞在していた米国人記者が報じた記事は「日本が終戦3日前の45年8月12日に朝鮮半島の都市、興南の沖合で核実験に成功していた。その数時間後、南進したソ連軍が日本人科学者6人を拘束。彼らはモスクワで原爆開発に携わっている」などの内容だった。

「日本が核実験に成功。ロシアが科学者を拘束」と1面トップで報じた46年10月3日付米紙アトランタ・コンスティトゥーションのコピー

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 記事はまったくの誤報だった。米陸軍長官パターソンは直ちに「事実ではない」との声明を出し、新聞社側も翌日「ただの茶飲み話だった」との訂正記事を掲載した。米軍は表向きは平静さを装ったが、ひそかに記事の裏付け調査を行っている。

 国立国会図書館のGHQ極秘文書に、GHQの科学顧問ハリー・ケリー(38)が興南に駐在していた日本窒素肥料(現チッソ)の技術者をインタビューした記録が残っている。

 ケリー「工場に物理学者はいたか」

 技術者「化学者しかいなかった」

 ケリー「当時、大きな爆発はあったか」

 技術者「私は見ていない」

 米国には「茶飲み話」では片付けられない事情があった。記事が出る8カ月ほど前の46年2月、ソ連共産党書記長スターリンはモスクワで「米国は間もなく原爆を独占できなくなる」と示唆。その1カ月後、前英首相チャーチルが有名な「鉄のカーテン」演説を行い、米ソの緊張関係が高まっていた。

 アトランタ紙の誤報からほぼ3年後の49年9月、ソ連は原爆実験に成功し、米国に次ぐ核保有国になったことを世界に宣言する。米ソの2大国が核兵器でにらみ合う「冷戦」が幕を開け、日本もその渦の中にのみ込まれていく。

以上は「tokyo web」より

 

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