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2013年2月12日 (火)

北朝鮮の「カニバリズム(人喰い)」報道に、世界中が騒然とする理由

2013年01月30日


北朝鮮の「カニバリズム(人喰い)」報道に世界中の人たちが騒然とする理由

真実はわからないながらも、存在も潜在もしている「巨体な飢餓」


米国にエクスティンクション・プロトコルという、災害系報道と終末系報道を日々数多く転載するブログがあります。

そのブログの記事でここ最近では最も多くのコメントがついた記事が、

Starving North Koreans ‘are forced to eat their children’
「飢えに苦しむ北朝鮮では、親が自分の子どもを食べることを余儀なくされている」

という記事でした。
記事から2日後の今も、激しいコメントの応酬が続いています。

最初の出所は英国の大衆紙「ザ・サン」オンライン版の下の記事です。

jon-sun.jpg

SUN 1月28日の記事 より。金正恩第1書記の下にあるキャプションは「でっぷりとしたキム・ジョンウンは飢えていない」。



ところで、今回は、最初に「参考」動画を貼っておこうと思います。上の記事と直接関係するものではないですが、アジアプレスが2010年に北朝鮮の平安北道(ピョンアンプクト)という場所を取材した時のものに日本語を入れました。

北朝鮮 平安北道 2010年




最初に出てくる23歳という女性は、その後、2011年のアジアプレスの記事(英語)によると、この年の10月に野原で死亡しているのが見つかったそうです。

上の動画の時期は、北朝鮮で 17年ぶりに実行された「デノミ」が失敗して、そのために、飢餓を含めた大変な経済混乱が起きた時期だとされていますが、そのデノミを立案したのは現在の指導者である金正恩書記だとされています。

下の記事は上の動画の頃の報道からの抜粋です。

デノミ措置から1年、民心離反と混乱が正恩後継に悪影響
デイリーNK 2010.11.30

北朝鮮が2009年の11月30日にデノミ措置(通貨ウォンの切り下げ)を断行して1年が過ぎた。旧ウォンと新ウォンの交換比率を「100対1」と定め、付随して市場閉鎖、外貨の使用禁止、価格統制などの措置を同時に断行した。

17年ぶりに実施された昨年のデノミでは、住民の間で蔓延している「市場経済要素」に打撃を与えると同時に、地下経済で流通する資金を回収するふたつの目的があった。しかし、最悪のインフレ発生によって住民の不満が極限に達し、デノミの悪影響は後継作業の最大の難関になっているのが現状だ。

(略)

物価高は慢性的となった。例えば11月の平壌の白米の価格は900ウォン(1キロ)前後だが、一般労働者の賃金は1500ウォン前後に留まっている。これさえもまともに支給されていないという情報が、北朝鮮内部から伝わってきている。


これは、北朝鮮のウォンの価値がどのくらいかというのを別にして、わかりやすく置き換えると、「労働者の平均月給が 15万円の国で、コメが1キロ9万円する」ということです。

これのもたらすものは当然、「飢え」なのですが、実はこの「飢え」というものについて、現在の私たちの多くはほとんど経験していないために、「飢えが招く世界の混乱」というものが実感できない感じがするのです。




過去の動乱の多くは「飢え」に起因していた

これに関しては、私は高校生の頃に、山本七平さんの『ある異常体験者の偏見』という本を読んだ時に、第二次大戦の敗戦後、収容所や引き揚げの時の日本軍の人たちが経験した「飢えが人間をどう変えるか」ということについて書かれています。

ひとことで書くと、

飢えは人間を獣以下の存在にまでするほど狂わせる

というようなことを山本七平さんはその著作の中で書いています。
これはご本人と周囲の「経験」から書いたもので、学問上の話ではないです。

また、下のような部分もあります。

「ある異常体験者の偏見」(1974年)より

単なる一時的空腹さえ、人間の冷静な判断をさまたげる。これが「飢え」となり、さらにそのとき、このままでは「飢餓必至」という状態に陥るか、陥ったと誤認すると、人間は完全に狂う。

飢えは確かに戦争の大きな要素で、これは戦争を勃発させもすれば、やめさせもする。自分の意志を無視して穀倉地帯に「手が動く」、それが破滅とわかっていても手が動く。しかしひとたび飽食すると、あの時なぜ手が動いたか理解できなくなる。これは戦場の小衝突や虐殺、収容所の突発事件やリンチ、また捕虜虐殺等における、非常に解明しにくい事件の、真の原因の一つになっている場合が多い。



考えてみれば、今の時代では、西洋でも日本でも、そして中国や韓国などもそうですが、世界情勢やその評論をする人たちで「決定的な飢餓」を経験した人は少ないはずで、たとえば、「最近の北朝鮮の不可解な動き」なども、「飢餓」との関連で考えることも可能なのかもと思います。

深刻な経済危機の「はず」のアメリカでフードスタンプの列に並ぶ人たちに「肥満」の人の多いことに驚いたことがありますが、しかしまあ、私自身も経済的に豊かなわけではないのに太っているわけで、要するに「結局、大部分の人が飢えていない」というのが現時点での「いわゆる先進国」での実際のように思います。

fs-hunger.jpg

▲ 米国でフードスタンプの配給に並ぶ人の列。やせ細った人が見当たりません。Hunger Riot?より。


しかし、書くこともありますが、「この状態が永久に続くとは思わない」と私は思っています。


それにしても、北朝鮮は今も気候的にきついのではないかと思います。今年は日本でも北日本などが異例の大雪と寒波に見舞われていますが、緯度から考えると北朝鮮の、特に地方の今年の寒波はさらに壮絶なものなのではないでしょうか。

上の動画に出てきた女性のような「家も食糧もない人」などの場合はどうにもならない面が今、現実として進行していると思われます。


それで、今回は順番としては、

・英国サンの記事「飢えに苦しむ北朝鮮で親が自分たちの子どもを食べている」の翻訳。

・これを紹介していた米国のブログ「エクスティンクション・プロトコル」の中に英語で「飢饉のひどさを知りたいのなら、日本の『方丈記』というのを読んでみるといい」と記す米国人の記述がありましたので、方丈記の飢饉の部分。


を書こうと思います。

他にも、山本七平さんの『ある異常体験者の偏見』からの飢餓に関しての他の部分の抜粋や、昨年たまに取り上げていた「西暦535年に起きたこと」の後からの数年に世界中で発生したと考えられる、飢餓と疫病の流行に関して残る「飢餓の記録」も参考として記したいのですが、あまりにも長くなりそうですので、それはまた別の記事としてご紹介したいと思います。

西暦535年に起きたことの参考記事としては、

西暦 541年の東ローマ帝国でのペスト襲来に関してのヨーアンネースの記録
 2012年09月20日

などをご覧いただければ幸いです。




天体の動きもまた飢餓と関係してくるとも思ったり

昨年からたまに書くことですが、個人的には、今年(から)、「地球が天体による影響を受けそうな感じ」はやや強くなっていて、それは結局は環境の突然の変化や飢餓と結びつくという可能性はなくはないとは思います。

天体の影響とは、具体的には小惑星と彗星ですが、場合(軌道)によっては、西暦535年のような状況と似たことも起きかねないというタイプの話題を目にするようになりました。

特に、日付けとして最も近い、先日、下の記事で記しました「2月15日に地球に近づく小惑星」についての議論が米国で盛んにされていますので、近いうちにご紹介したいと思います。

2月15日に地球の軌道圏内に突入してくる小惑星 DA14 が重力の影響でどんどんコースが地球寄りに
 2013年01月12日

記事では、 NASA のジェット推進研究所の予想進路図に日本語を加えて載せましたが、そのコースがどうも釈然としない感じがするということもあります。



▲ オリジナルは、 NASA の「Near Earth Object Program(地球近傍天体プログラム)」の2012 DA14にあります。




では、まず「サン」の記事からですが、英国サンは、大衆紙の中でも特に大衆指向が強いもので、そのあたりは念頭に置かれておいて下さい。まあ、真偽の問題よりも、「こんな話さえ出てきている」というほうに重点がありそうな気がします。

あと、注意点という言い方はおこがましいかもしれないですが、この世には、真実と共に「策略」とか「扇動」という概念は当然存在します。なので、上に貼ったような動画もそうなのですけれど、こういうようなタイプの話で感情が動かされることはあると思うのですが、あまり感情を入れ込まないほうがむしろ結果としては「人情的なこと」だと私は思います。


では、ここからサンの記事です。




Starving North Koreans 'are forced to eat their children’
SUN (英国) 2013.01.28


飢えに苦しむ北朝鮮では、自分の子どもを食べるしか生きる方法がなくなっている


レポートによれば、北朝鮮で、餓死を避けるために、両親が自分の子どもたちをを食べていたことが発覚した。また別の北朝鮮の父親は、自分の子どもを食べた罪で警察によって逮捕され、処刑されたと伝えられている。

これらのニュースは、他にも同じような例が現在の北朝鮮で多く広まっているのではいなという怖れを国内外に拡げている。

これは、北朝鮮に入った非公式の取材者が、地方の貧しい地域でどのような恐ろしい現状となっているかについて、英国のサンディ・タイムズ紙に語ったものだ。

取材者が見聞したいくつかの光景として、自分の孫を墓から掘り起こして食べた老人の話や、あるいは、自分の子どもを煮て食したというものも含まれている。

現在の北朝鮮のリーダーであるキム・ジョンウンが日々の晩餐会で丸々と太っていく中で、何十万人もの北朝鮮の人々は餓死寸前に追い詰められている。

北朝鮮の首都平壌(ピョンヤン)の南部の地方では、1万人以上の餓死者が出ているといわれる。同地の情報提供者の1人は以下のように述べる。

「私の村では、自分のふたりの子どもを食べるために殺した男性が逮捕され、銃殺されました。その時は男性の妻は仕事で長く外出していました。出張から戻った妻が子どもたちの亡骸を発見し、当局に通報しました」。

また、北朝鮮の市民ジャーナリストを使い取材をおこなっているアジアプレスのレポートでは以下の報告がなされた。

「青丹(チョンダン)にある村では、あまりの飢餓状態によって精神状態に異変をきたした男性が自分の子どもを鍋で煮て殺して逮捕されるという事件が起きた」。

同レポートによれば、現在の北朝鮮には 2400万の人口に行き渡るだけの食糧はないという。

多くは、壊滅的な干ばつ、あるいは洪水を含む気候条件などにより農作が厳しいダメージを受けたことによる飢餓だという。

北朝鮮は、核開発計画のために厳しい経済制裁にさらされているが、先日、北朝鮮は3回目の核実験の実施を示唆し、世界各国からさらなる厳しい態度で臨まれると思われる。





(訳者注) サンの記事は、ここまでです。

最近の北朝鮮は、中国まで「ほとんど名指し同然」で非難したりしていて、以前より、むしろ孤立の方向を強めているように見えるほど、不可解な強行な態度というものがあるような感じがします。「ロシアの声」のこちらの記事などにも、

北朝鮮が中国のマスコミに対し、「敵意に満ちた勢力の手に握られた」情報を流布したとして初めてこれを批判したことは観測筋の注目を集めている。(略)

北朝鮮の軍と人民は「マスコミに最高指導部の名誉と尊厳を中傷する報道を流布した者に対し、容赦ない懲罰を与える」と警告している。


とあります。

山本七平さんは、ソビエト時代、中国の文化大革命の時など、様々な過去の「飢餓との関連」を著作で述べていましたけれど、案外、今回のものもそういうこととも関係している可能性もあるのかもしれません。





「飢饉のひどさを知りたいのなら、日本の方丈記を読んでみろ」と記す米国人


今回のしめは、今回の「サン」の記事を知った米国のブログにあった、コメント欄にあった「方丈記を読め」という英語での忠告に従って読んでみました。記事のコメント欄の上から5番目くらいにあります。

コメントの出だしは、

飢餓てのカニバリズムは西暦 79年のエルサレムでも起きた。そして、12世紀の日本の平安時代にも起きた。


として、方丈記を例に挙げていました。
コメントは米国人である作者自身のものですので、「方丈記」って英訳版もあるということなのでしょうかね。

さて、その『方丈記』。

古文がまともに読めない私は、英語の訳より苦労しそうだと思ったのですが、古典に親しむというページで、全文が現代語訳されてアップされています。

ありがたいです。

抜粋させていただきます。

方丈記は「ゆく河の流れ」の有名な章から始まりますが、ここで取り上げるのは、「養和の飢饉」の章です。養和の飢饉とは、1181年に発生した大飢饉で、この時期は、源氏・平氏による争乱期の時期だそう。

改行はこちらで入れています。部分的に略していますが「(略)」と入れるのも味気ないですので、入れておりません。全体をお読みになりたい場合は、リンクのオリジナルをお読みいただけると幸いです。


古典に親しむ - 方丈記 より。

養和の飢饉

また養和ころだったか、年月が久しくなってよく覚えていないが、二年の間、世の中が飢饉となって、驚くほどひどいことがあった。春・夏に旱魃(かんばつ)、あるいは秋には大風・洪水など悪いことが続いて、穀物はことごとく実らない。
 
このため、諸国の民は、ある者は土地を捨てて国境を出て放浪し、ある者は家をかえりみず山に住む。さまざまな御祈祷がはじまり、特別な秘法などが行われるが、まったく効果がない。乞食は路上に増え、悲しむ声は耳に充満した。

翌年は立ち直るだろうかと思っていると、立ち直るどころか、その上に疫病までが重なって、いっそうひどい状況となり、何もかもだめになった。世間の人々は皆飢えきっており、日が経つにつれて行き詰っていくありさまは、「少水の魚」のたとえにも等しい。

ついには、よい身なりをした婦人までが、一途に家々に物乞いをして歩いている。このように困窮した人々は、今歩いていたかと見れば、いきなり倒れてしまう。

土塀の前や道端には、飢え死にした者らの数が計り知れない。死体を取りかたづける術もなく、死臭があたり一面に充満し、腐って変わっていく顔や姿は、むごたらしくて目も当てられないのが多い。まして、河原などは死体の山で馬や牛車が通れる道さえない。

また、しみじみと感動することもあった。お互いに離れられない夫婦は、その愛情が深いほうが必ず先に死んだ。なぜなら、わが身は二の次にして相手をいたわるので、ごくまれに手に入った食べ物も、相手に譲るからだ。

だから、親子となると、決まって親が先に死んだ。

また、母親の命が尽きているのを知らないで、なおも乳房を吸いながら寝ているという情景もあったそうだ。

仁和寺にいた隆暁法院という人は、これほどに数え切れない人が死んでいくのを悲しみ、死体の首を見るたびに、額に阿字を書いて仏縁を結ばせ成仏できるようになさったという。

死者の数を知ろうと、四月五月の二か月の間に数えたところ、都では、一条から南、九条から北、京極から西、朱雀からは東の路ばたにあった死体は、全部で四万二千三百あまりあったという。

また、賀茂河原・白河・西の京、その他もろもろの辺地などを加えていけば、際限もなかろう。まして、日本全国となると見当もつかない。


と・・・まあ、読むと、略した部分も含めて、「カニバリズム」にふれている部分はないです。米国の人の何かの勘違いだと思います。

しかし、飢饉のひどさはわかります。

当時の正確な日本の人口はわからないですが、今より極めて少なかったことは事実で、それと照らし合わせると、当時の日本全国で「人口と対比できる数字の出るパーセンテージ(小数点以上が出るというような意味)の人が飢餓で死んだかもしれない」という未曾有の大災害だったというようなことは言えるのかもしれません。


しかし、極限の飢餓で起きることばかりは「満腹の現在の状況」で、それを想像したり非難したりはできないということを山本七平さんは繰り返し書いていました。「満腹で飢餓の心情を語ることは不可能だ」と。

そして、多分・・・。

まあ多分ですけど、この「飢餓」の問題が大きくなる時は必ずやってくると思っています。その理由は「「今まで何度もあったから」ということだけですが、いよいよ天候も天体も本格的に「時代の変換」を告げている感のある最近の雰囲気を見ますと、私がまだ何年か生きているのなら、その「飢餓」というものにも直面するのかもしれないなあとも思います。

あと私が数年生きていればですけれど、それ自体無理そうですが。
以上は「地球の記録」より
日本国内でも同じようなことが起きていますので、他国のことにあまり批判めいたことは言いづらいところです。昨年の自殺者は3万人を下回ったようですが、14年間3万人を超える自殺者が出ています。主たる理由は経済苦が大半です。政府の政治が良くないからです。どこの国についても国民が皆幸福に暮らせるように政治を行う義務があります。民主国家になっても、不正選挙などを行い主権者のための政治が行われていません。どこの国にも問題があります。                        以上

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