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2013年3月14日 (木)

東電が出してきたトリチウム安全プロパガンダを検証

東電が出してきたトリチウム安全プロパガンダを検証

東京電力が突然トリチウムの安全性をWebサイトで訴え始めました。

福島第一原子力発電所でのトリチウムについて
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_130228_08-j.pdf

内容は言うまでもなく、いつもの安全プロパガンダ。
東電はALPSを使い、汚染水を海に流したいのだろう。

大まかに書かれている内容を抜粋すると。

① 宇宙や、海や、大気、水にも含まれている
② 微量なβ線なので外部被曝のような影響はない
③ 水なので、体内に留まらず排出される
④ 1Bq飲み込んだ場合、カリウム40との係数比較が0.003
⑤ 保安規定に示された放出基準値(事故前)22兆Bq/年
⑥ レントゲンやその他との比較


これらの嘘に私達はどれだけ騙されてきたか。
懲りない人達だと、本当に呆れかえる。

①と②は、科学的にも証明されている事だし、まぁさほど重要ではないが、天然にもごくわずかに存在するトリチウムを、まるで膨大な量存在しているように感じさせるイラストに先ずは失笑。

■天然のトリチウムは宇宙線と大気との反応により生成されるが、その量はわずかであり、それよりも多量のトリチウムが1950年代の核実験や原子炉及び核燃料再処理により発生し環境中に存在している(フォールアウトトリチウム)。言い換えると、自然界におけるトリチウムレベルは極めて低いものの、原子炉関連施設内では外界に比べると高いレベルのトリチウムが存在し、炉の運転・整備、核燃料再処理時に発生したものが大気圏や海洋へ計画放出されている(施設起源トリチウム)。

海水のトリチウム濃度は、通常は数Bq/Lより少ない。日本国内で測定された最高値は、1991年2月9日に美浜原発の放射能漏れ事故の際に、福井県美浜沖の海水で1991年2月18日に測定された490Bq/Lである。また、東海再処理施設の排水の影響により、茨城県東海沖で1990年1月1日に190Bq/Lのトリチウムが海水から検出されている。
<ウィキペディア「三重水素」より>


⑥「レントゲンやその他との比較」は、あまりにも馬鹿らしいので論外とし、コメントも差し控える。


③「水なので、体内に留まらず排出される」

これは全く根拠のない嘘だ。
トリチウム有機物に化合するとDNAの一部になり、胎児へも移行するという研究論文がある。

京都大学名誉教授 斎藤眞弘 「トリチウム、水、そして環境」より抜粋

http://homepage3.nifty.com/anshin-kagaku/sub040208saitou.2.htm

■胎児期に母体を介して取り込んだトリチウムは4週間後(ヒトで言えば多分15歳くらい)には90%以上が体外に排出されてしまう。一方、体内に残留するトリチウムを、自由水、たんぱく質、脂質、DNAなどの成分ごとに計ってみたところ、たんぱく質やDNAなど有機成分に含まれるトリチウムの割合が、時問とともに増えることがわかった。

■生物学的に長く生体内に残るトリチウムによる被ばく線量は、短い期間で体外に排出される自由水型トリチウムによる被ばく線量に較べて無視できなくなる。

■DNAに結合したトリチウムは、細胞核の外に存在するトリチウムに較べてより多くの傷害をDNAに与えることになる。


これはマウスによる実験なので生命維持年数が数十倍の人間に、更にどのような影響があるかは判っていないが、以前NHKがうっかり放送し原子力関係者からバッシングを受けた「追跡!真相ファイル」(12月28日放映)では、「アメリカでは原発から流れ出た微量の放射性トリチウムが地下水を汚染し、周辺地域でガンが急増した」という報道があった。

更にこんなレポート。

トリチウムの摂取による被曝線量は2倍になる
トリチウムはこれまで考えられていたよりも2倍危険。英国健康保護局の電離放射線諮問グループが報告書を公表。

http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/rokkasho_series6.pdf

■六ヶ所村再処理工場の海洋放出がもたらす被曝線量は約3マイクロシーベルトから約4.5マイクロシーベルトになるだろう。

■膨大なトリチウムが出ていた英国のセラフィールド再処理工場周辺で多発している小児白血病。




④「1Bq飲み込んだ場合、カリウム40との係数比較が0.003」

またこの話、バナナやナッツを食べるとカリウム40を摂取し被曝しているという話か。
原子力推進派はいつも自然も人工も放射線は同じだと言う馬鹿げた話をする。
放射性カリウム40は確かに存在するが、人間は進化の過程でカリウムを排出し常に循環させている。自然のカリウムに極僅か含まれる放射性カリウム40を取り込み濃縮させない為である。
多数の原子力関係者が、この放射性カリウム40を比較として論ずるのは「皆さん、これまでも食べてますよ」という安全論を展開しやすいからであるが、こと生態濃縮に関しては一切説明されていないのが常である。



⑤「保安規定に示された放出基準値(事故前)22兆Bq/年」

確かに原発からの放出基準は22兆Bq/年。
2006年~2008年の3年間で六ヶ所村再処理工場からは0.22京の廃液が出ていると推定されている。
しかし。

大量トリチウムの取り扱いに関わる研究成果(1)
-トリチウムの閉じ込め,安全取り扱い実績の積み重ね-
富山大学水素同位体科学研究センター、日本原子力研究開発機構トリチウム工学研究グループ

http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2010_03/jspf2010_03-173.pdf#search='%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%81%E3%82%A6%E3%83%A0+%E5%86%85%E9%83%A8%E8%A2%AB%E6%9B%9D'

このレポートを見ても判るが、これまで放射性トリチウムをどれだけ厳重に管理してきたか。

以下、一部抜粋

液体廃棄物は,トリチウム濃度に応じて高濃度,中濃度,低濃度,極低濃度に分別排水し,各々の廃液貯槽にて一次保管する.高濃度および中濃度廃液は,主にトリチウム除去設備のモレキュラーシーブ乾燥塔からの回収水であり保管管理している.低濃度廃液は,実験器具類の洗浄水,管理区域内で発生する冷水ドレン水,空調ドレン水等である.極低濃度廃液は,手洗水,管理区域内で発生する床ドレン水等である.低濃度および極低濃度廃液は,トリチウム濃度を測定し,放射線障害防止法に定められている排水中トリチウム濃度限度60 Bq/cc 以下であることを確認し,排水口へ排水している.

「放射線障害防止法に定められている排水中トリチウム濃度限度60Bq/cc」

これに対して福島第一の汚染水は2千~3千Bq/cc。
福島第一の汚染水海洋流出が法律違反なのは誰の目で見ても明かだ。

50倍に薄めて放出するのだろうか?
北九州の瓦礫もそうだが「薄めれば良い」という事であれば、放射線障害防止法なんて、あってないようなモノだろう。

これだけの事故を起こし、誰も責任をとらず、嘘をついて汚染水を撒き散らす。
相変わらず、この会社の体質は何も変わっていない。
営利企業に廃炉を任せるなんて事自体が間違っている。

政府(自民党)も同様だが、このような体質に私は腹が立つのだ。


Re: 万物の根源は水!?

日本嫌太郎 さん

私も東京に住んでいる時にヨウ素による水道水パニックに見舞われました。
3月の後半からでしたね。
その当時、妻と子供は九州に避難させていた為、そちらから水を送ってもらいましたが、九州でもPB不足に見舞われていたらしいです。
おそらく「危険だから買う」というより「皆が買ってるから買う」という集団心理だったのだと思います。

今現在、福島の水道水からトリチウムが出ていると聞きますが、トリチウムに関してはパニックにならないと思います。
「原発差事故は終わった」と国民の大半は考えている為、集団心理も働かないのではと思います。
政府の思うように国民は動いているので、目の前で人がバタバタ死んだりしない限りは洗脳はとけないでしょうね。

Re: 稚拙な国民意識

Junya さん

私は逆にこんな話を聞きました。

レントゲン技師の息子を持つ母親が、
「息子は何十年とこの仕事をしているけど、一度もガンになった事はないですよ」
「福島も心配ないわ」と・・・。

政府や御用学者、マスコミの洗脳は功を奏しているようですね。
残念ですが・・・。

万物の根源は水!?

怖いです、トリチウム。以前にトリチウムの危険性を指摘していた記事をどこかで読んだことがありますが、浄水場では検出も除去もできないとか・・・
セシウムばかりに話題が集まりがちですが、実はこのトリチウムがけっこう厄介モノだったりするんですよね。
自分の住んでる街でF-1爆発のプルーム降下の影響で水道水にヨウ素が混入して大騒ぎになり、給水車が出る出来事がありました。PBの水も売り切れ続出で、市民は水に対しては非常に敏感に反応するんだな、と実感しました。除染もされていない公園(自分のガイガーではかなり線量が出ていた)で子供達はゴロゴロ寝そべって遊んでいたり、校庭の除染作業中も校庭半分では子供達が平気で遊んでいたり、作業員はマスクやタイベックも着用せず作業したりと放射線に関してはかなり鈍感だったりで、矛盾を感じています。トリチウムがメジャーになれば、また
PBの水が売り切れ続出するのでしょうかね。

稚拙な国民意識

これは去年の春だったと記憶していますが、
バスに乗った時、ご婦人同士の会話が耳に入ってきました。
あるご婦人は通院中だったようですが、病院を代えたいと願って居られました。
その会話の中で重大な発見をしました。
それが
≪病院を代えたいけど、次の病院で健康診断の際にレントゲンを撮られる。
 その時に被曝するから悩んでいる。被曝は嫌だ!≫と。
これは明らかに原発事故による被曝と同じテーブルに乗せて考えている。
これが全ての国民が抱く意識ではないと思っていますが、
どうしたモノやらと悩んでしまいました。

Re: 二番煎じ?

Junya さん

レントゲン室はX線だけ出して室内は約0.5マイクロ程度。放射性物質もありません。
それより遙かに線量が高く、様々な放射性物質が飛んでいる環境をこの国に作り出したのは、
他ならぬ東電なのです。

この会社が今更レントゲンを引き合いに出す事自体、非常識かつ非人道的だと思います。

東電のPDFについて

記事で紹介されているPDFを見ました。
これは国内的にトリチウムの危険性が皆無に等しい。
それを広報する為のファイルなのだろうと思っています。
東電のHPに入って同ファイルの英語版を探してみましたが、
残念ながら発見出来ませんでした。

いつの思うのですが、国内の推進派は、
常に日本国民の国民総意を一つに纏める事に躍起になっているのではと。
しかし核を機軸に考えた場合、
単に日本の国民総意だけを構築しても世界を説得出来ないと思っています。
そこには国境も海峡も存在しないのですから。
これはある種の「視野狭窄」にも匹敵する意識ではないでしょうか。

二番煎じ?

またしても同じようなプロパガンダが浮上したようです。 

嘗て≪自然界にも放射能が存在する≫と謳ったように。
これは紛れも無い事実なのですが、
人間の手が付けられていない状態です。

レントゲンにしても放射線を一時的に浴びるだけです。
そのレントゲンが一年中、照射されているわけではなく、
内部被曝とはまったく別物なのでしょうが、
これらのプロパガンダが横行する事自体が不思議です。

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