河口湖の急激な水位低下について
Sun.2013.03.24
ここまでの異変-これは自然からの警告と素直に受け入れるべきでしょう。
河口湖-3月4日に一気に水が抜けた
富士五湖の河口湖の水位が下がったというニュースは、3月3~4日が第一報だったようです。
今回は、3月20日のこのニュースで約2m下がったと報じられたのが広がりました。
ちなみに、テレビ朝日の報道では3m下がったと報じています。
地震前兆掲示板には、3月4日に「河口湖異常水位」のスレッドが立っています。
下は国土交通省の「テレメータ水位 河口湖(かわぐちこ)」の3月4日から3月5日にかけてのグラフです。
画像クリックでリンク先へ
3月4日の午前9時直前までは、-3.2mくらいだったのが、たった1時間程度で-7.4mまで一気に下がっています。
その差4.2m。
3月4日の午前9時前までに、すで平均水位が基準値の0mから-3.2mまで下がっていたのですから、以前から少しずつ水が抜け出ていたのでしょう。
それが、このとき一気に抜けた。
そして、隣の西湖、精進湖、本栖湖などから水が流入し、-7.4mから-3m程度まで水位が戻り、現在は均衡状態を保っている。
マスコミは、この状態になってから報道している…。
このデータを、そのまま受け取ると(データが正しいとするなら)、こういう解釈になります。
現在、国土交通省の「テレメータ水位 河口湖(かわぐちこ)」の表示は停止しています。
これはデータを隠しているのではなく、水位計の計測限界値よりさらに下がってしまったので計測不能になってしまったものと思われます。
地元の人は見ればわかるわけですから。
富士五湖の他の湖の水位は以下のとおり。
テレメータ水位 山中湖(やまなかこ) +2.6m
テレメータ水位 西湖(さいこ) +0.4m
テレメータ水位 精進湖(しょうじこ) -0.1m
テレメータ水位 本栖湖(もとすこ) -0.4m
河口湖の湖水の平常時の標高は他の5つの湖のうち、一番低くく、約830mです。
西湖、精進湖、本栖湖は下でつながっているとされ、もともと水面の標高は同じなので、河口湖に流れ込んだとしても、三湖とも、ほぼ水面が同一なのは理に適っています。
いちばん標高の高い山中湖の水位は、逆に平均水位から2.6m上がっているので、これは標高が高い分、他の湖より大量の雪解け水が流れ込んでいるのかもしれません。
ただし、3月4日の時点の水位が分らないこと、その前の天候、気温などのデータがないとなんとも判断できません。
ということから、単純に見た限りは、3月4日に湖底に前々からあった亀裂が、突然広がって一気に-7.4mまで水が抜けものの、隣の三湖から補給されて、-3m程度まで回復して均衡を保っていると推測されます。
あくまで国土交通省の公開データが正確であるという前提の上での話です。これ以上のことは分かりません。
信頼できる専門家の意見は以下の動画で。
今後の雪解けでも水位が戻らないと、富士山噴火の可能性を疑わないわけにはいかない
河口湖水位激減!富士山噴火予兆との因果関係はあるのか?異変!
以下、専門家の解説部分のみ抜粋→まとめ
島村英紀(武蔵野学院大学特任教授)
島村英紀教授:
「湖の水位は、地殻変動などの地下の変化の状態に非常に敏感に反応する。
もしかしたら、噴火とかマグマの動きに関係しているかもしれない。
富士山の噴火をもたらすことも完全には否定できない。
ただし、富士山が噴火したのはいちばん最近でも300年以上前(1707年の宝永噴火)なので、噴火の前にどんな兆候が出ていたのかについては記録が一切残っていない」。
※宝永噴火は宝永地震の49日後に起きた超弩級の大噴火。
噴煙は高さ2万mまで吹き上がり、たった2時間で江戸まで到達したと考えられている。
木村政昭(琉球大学名誉教授)
去年5月、河口湖の湖底から気泡が出ているのが発見された。
直径1cmほどの気泡が15秒ほど湧き上がって止まり、数分後、また同じように気泡が上がる、という現象が繰り返し起こった。
木村政昭教授:
「湖底が温められている。
これは、もしかしたらマグマの上昇を示している可能性がある」。
※一昨年の9月、富士山の南西に位置する富士宮市では、湧き水が住宅街で噴出するという事象が起こった。
これは木村教授によると、マグマの上昇によってできた亀裂から地下水が噴出する現象だという。
さらに富士山の隣の箱根山では、今年に入ってから1700回を超える火山性の地震が発生。
島村英紀(武蔵野学院大学特任教授)
島村英紀教授:
「箱根山と富士山は一体のもので、下のマグマもたぶんつながっている。
もともとは、伊豆半島は約60万年前に日本列島に最後にくっついた島で、その後で箱根と富士が同時に噴火した。いわば兄弟の火山ということになる」。
では、富士山の噴火の可能性は?
「富士山噴火の可能性がまったくないとは言い切れない」ということが問題。
水位の異常な状態が今後もずっと続くのか、あるいは雪解けの水が流れこんで水が増えたりしたら、水位が戻るのかどうかがカギ。
ちょうど、3月、4月、5月は雪解けが進む時期。
そのときに雪解けの水が供給されたのに水位が上がらないとなると、それは問題」。
富士五湖の河口湖の水位が下がったというニュースは、3月3~4日が第一報だったようです。
今回は、3月20日のこのニュースで約2m下がったと報じられたのが広がりました。
ちなみに、テレビ朝日の報道では3m下がったと報じています。
地震前兆掲示板には、3月4日に「河口湖異常水位」のスレッドが立っています。
下は国土交通省の「テレメータ水位 河口湖(かわぐちこ)」の3月4日から3月5日にかけてのグラフです。
画像クリックでリンク先へ
3月4日の午前9時直前までは、-3.2mくらいだったのが、たった1時間程度で-7.4mまで一気に下がっています。
その差4.2m。
3月4日の午前9時前までに、すで平均水位が基準値の0mから-3.2mまで下がっていたのですから、以前から少しずつ水が抜け出ていたのでしょう。
それが、このとき一気に抜けた。
そして、隣の西湖、精進湖、本栖湖などから水が流入し、-7.4mから-3m程度まで水位が戻り、現在は均衡状態を保っている。
マスコミは、この状態になってから報道している…。
このデータを、そのまま受け取ると(データが正しいとするなら)、こういう解釈になります。
現在、国土交通省の「テレメータ水位 河口湖(かわぐちこ)」の表示は停止しています。
これはデータを隠しているのではなく、水位計の計測限界値よりさらに下がってしまったので計測不能になってしまったものと思われます。
地元の人は見ればわかるわけですから。
富士五湖の他の湖の水位は以下のとおり。
テレメータ水位 山中湖(やまなかこ) +2.6m
テレメータ水位 西湖(さいこ) +0.4m
テレメータ水位 精進湖(しょうじこ) -0.1m
テレメータ水位 本栖湖(もとすこ) -0.4m
河口湖の湖水の平常時の標高は他の5つの湖のうち、一番低くく、約830mです。
西湖、精進湖、本栖湖は下でつながっているとされ、もともと水面の標高は同じなので、河口湖に流れ込んだとしても、三湖とも、ほぼ水面が同一なのは理に適っています。
いちばん標高の高い山中湖の水位は、逆に平均水位から2.6m上がっているので、これは標高が高い分、他の湖より大量の雪解け水が流れ込んでいるのかもしれません。
ただし、3月4日の時点の水位が分らないこと、その前の天候、気温などのデータがないとなんとも判断できません。
ということから、単純に見た限りは、3月4日に湖底に前々からあった亀裂が、突然広がって一気に-7.4mまで水が抜けものの、隣の三湖から補給されて、-3m程度まで回復して均衡を保っていると推測されます。
あくまで国土交通省の公開データが正確であるという前提の上での話です。これ以上のことは分かりません。
信頼できる専門家の意見は以下の動画で。
今後の雪解けでも水位が戻らないと、富士山噴火の可能性を疑わないわけにはいかない
河口湖水位激減!富士山噴火予兆との因果関係はあるのか?異変!
以下、専門家の解説部分のみ抜粋→まとめ
島村英紀(武蔵野学院大学特任教授)
島村英紀教授:
「湖の水位は、地殻変動などの地下の変化の状態に非常に敏感に反応する。
もしかしたら、噴火とかマグマの動きに関係しているかもしれない。
富士山の噴火をもたらすことも完全には否定できない。
ただし、富士山が噴火したのはいちばん最近でも300年以上前(1707年の宝永噴火)なので、噴火の前にどんな兆候が出ていたのかについては記録が一切残っていない」。
※宝永噴火は宝永地震の49日後に起きた超弩級の大噴火。
噴煙は高さ2万mまで吹き上がり、たった2時間で江戸まで到達したと考えられている。
木村政昭(琉球大学名誉教授)
去年5月、河口湖の湖底から気泡が出ているのが発見された。
直径1cmほどの気泡が15秒ほど湧き上がって止まり、数分後、また同じように気泡が上がる、という現象が繰り返し起こった。
木村政昭教授:
「湖底が温められている。
これは、もしかしたらマグマの上昇を示している可能性がある」。
※一昨年の9月、富士山の南西に位置する富士宮市では、湧き水が住宅街で噴出するという事象が起こった。
これは木村教授によると、マグマの上昇によってできた亀裂から地下水が噴出する現象だという。
さらに富士山の隣の箱根山では、今年に入ってから1700回を超える火山性の地震が発生。
島村英紀(武蔵野学院大学特任教授)
島村英紀教授:
「箱根山と富士山は一体のもので、下のマグマもたぶんつながっている。
もともとは、伊豆半島は約60万年前に日本列島に最後にくっついた島で、その後で箱根と富士が同時に噴火した。いわば兄弟の火山ということになる」。
では、富士山の噴火の可能性は?
「富士山噴火の可能性がまったくないとは言い切れない」ということが問題。
水位の異常な状態が今後もずっと続くのか、あるいは雪解けの水が流れこんで水が増えたりしたら、水位が戻るのかどうかがカギ。
ちょうど、3月、4月、5月は雪解けが進む時期。
そのときに雪解けの水が供給されたのに水位が上がらないとなると、それは問題」。
(管理人)
箱根山の山体膨張(マグマが上がってきている、ということ)は確認されています。
富士山の頂上付近の北東方向も膨張しています。
ただし、河口湖温泉の温泉水には、今のところ異常は見られないとのこと。
噴火の場合は、突発的に火山爆発するということはない、とされています。
数日前に火山噴火警報が出されるので、落ち着いて避難できるでしょうけれど、それがどの程度続くのかということが、まったく予想できないことが問題です。
水・食料の備蓄計画、避難計画、それにともなう出費などを見積もることはできません。
都会生活者ほど、予想できないことが起こりやすいと思います。
いずれにしても、河口湖の水位については、ネットニュース、テレビの続報に注目です。
おそらく、河口湖町役場などに問い合わせても、適切な回答は得られないと思います。
富士山の地元自治体も、今度こそ富士山噴火に伴う複合被害想定のもとに具体的な計画を立てるようです。
参考:富士山噴火 twitter
以上は「kaleidoscope」より
最近の富士山周辺での異常現象は、近いうちに、大地震か大噴火が起きる前兆ととらえ、方が良いと思われます。もちろん何事もなく済めばよいのですが。しかし、今回ばかりは危険ととらえて準備をした方が良いでしょう。今の地球はそのような時期に入っているのです。原発再稼働などはもっての外です。今の自民党安倍政権はそれが分からないのです。現実に災害が起きないと理解できない体質になっているようです。国民もそんな安倍政権を支持しているので二度目の福島原発事故が起きてもそれは自業自得なのです。以上
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