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2013年4月24日 (水)

「北京の窓」(友好の旅)その8

本澤二郎の「北京の空」(友好の旅)8回目

<王府井は大繁盛>
 胡さんと別れて再び5号線地下鉄に乗り、1号線に乗り換えた。まだ午後3時前だ。それでもホームが膨れ上がっていた。やむなく1列車をやり過ごすしかなかった。休日のせいなのか。王府井駅で下車して翆明庄賓館に向かった。土曜日のせいであろうが、王府井の歩行者天国は、地方からの観光客で賑わっていた。欧米や日本からの観光客の代わりに、地方の中国人が十分すぎるほど埋め合わせていた。

<食事注文の失敗>
 夕食にとホテル前の庶民食堂に足を向けた。蘭州ラーメンの看板を確認していたからだ。以前、上海で蘭州麺を食べたことがある。その時のいい味を覚えていた。店内に入ってみて、そこがムスリム食堂であることを悟らされた。
 店員は、イスラム人特有の白い帽子をかぶっていた。家族経営であることも、何となく感じることが出来た。先客は1組3人、常連のようで店主と会話が弾んでいた。息子と思われる店員がメニューを持参してきた。残念ながら写真が出ていない。文字だけだ。10元から20数元のものばかりだ。一番高い値段のものを指さして注文した。
 蘭州麺特有のスープを期待して待つこと5分、出てきたのはスープのない麺だった。湯で揚げた麺に、羊肉の揚げたものがぶっかけたものだった。注文失敗だ。だからといって、そっくり返上するわけにはいかない。必死で食べた。お腹が膨らんでくれた。それで満足するほかなかった。
 最近のレストランは写真付きメニューが増えてきている。言葉も味もわからなくても、相応の注文が可能だが、筆者などは次回からそうした食堂に入る必要があろう。失敗は成功のもとである。
<重厚な住宅群>
 食後の散歩にと、いつも気になっていた、ホテルの窓外風景の現場に立ってみたくなった。灰色にくすんだ重厚な甍屋根のある住宅群である。北京の1等地だ。故宮を挟んで西側は、中国権力の中枢である中南海、ここはその反対の東側だ。明代や清代は大金持ちの住宅地だったというのだが。
 数百年経てもびくともしない重厚な住宅である。平屋もあるが、2階屋もある。今は高級官僚の住み家なのか。細い路地の街路灯は、何となく長安街のまんまるい街路灯に似ている。やはり平民の住み家ではないらしい。
 周囲の胡同(フートン)は取り壊されて、その後に次々と高層の建造物が建っている。だが、この一角はたとえ不動産屋がいくら金を積んでも開発されないだろう。権力に守られている感じなのだ。
 路地には沢山の高級車が駐車してあった。突然にギーッという音がした。木製の分厚い扉が開いて、中から住人が出てきた。夜のせいだろうか、異様な感じだ。間もなく車のエンジン音がしてきた。確かに地震の少ない北京では、住宅の寿命は長いことがわかる。内装をいじれば、何世代も住めるだろう。
<春節は空気清浄>
 ホテルに戻って肖さんの自宅に電話した。観光会社勤務のはずだ。超微粒子PM2・5のことについての感想を求めてみた。あっさりとした返事である。
 「マスクする人は増えてきている、しかし、もともとあったもの。昔も。冬は暖房に石炭を今より沢山燃やしていた。現在は石油を多く使用、そのため暖房費が値上がりしている。大きな変化は車が増えたことだ」
 自動車が増えすぎたこと、それも大きな車ばかりの北京である。「新聞テレビの報道では、都心への車を制限するしかない。ローマやパリのように」と訴えた。これは誰でも考え付く方法である。都心はバスと地下鉄の利用にすればいい。

 今の平壌はどうだろうか。93年だったと思うが、超党派の訪朝議員団と一緒に北朝鮮に行ったことがある。清浄な空気に感動した。車が少なかったからである。どうしても車が、というのであれば、電気自動車に切り替えればいいのだ。知恵を出せば済む話である。
 「旧正月・春節の北京は市民が田舎に帰るため、道路はガラガラ。空気もよくなる」という。それは東京の正月にもいえることだ。PM2・5を吐きだす車を止めれば、北京も上海もすばらしい大都市に生まれ変わるだろう。
 北京市の戸籍人口は1200万人、出稼ぎ労働者など外からの人口が2000万人。春節には、この2000万人が故郷に帰る。北京の空が清浄になるのも当然だろう。
<中国人観光は海外主流>
 北京市民の観光はというと、石原慎太郎のせいで日本旅行は激減した。その代わりに韓国や台湾・香港・ASEANそして欧米へと移行したという。韓国旅行は割安のため、急増しているという。韓国は中国で工業製品だけでなく、観光でも稼いでいる。石原さまさまというのだ。
 不人気な国内観光地というと、これがチベットや海南島などだという。こちらは「海外への費用よりも高いからだ」という理由だ。北京に日本人観光客は少ない。不況の欧米人も多くはない。経済危機が人々の往来を少なくさせている。
<問題起こす2世>
 日本でも見られる現象だが、中国でも2世が社会問題を起こしている、と肖さんは教えてくれた。1世は真面目に必死で働いてきた。その恩恵を受けた1人っ子は甘やかされて、さまざまな問題を起こしているという。
 「有名な歌手の子供が女性を虐待して話題になった。金持ちや官僚や芸能界の2世が次々と麻薬事件を起こしている」という。そういえば安倍晋三も若いころ、米国留学中に同じような事件を起こしている、と複数の福田派関係者から聞いている。国家主義のドラ息子が権力を握ると、どうなるのか。日本もこの点で、要注意であろう。
 人間は甘やかせて育てると、まともな人間になれない、ということなのか。
<厳しい就職戦線>
 中国経済も欧米の経済危機を受けている。そのトバッチリを若者が受けている。この点で、日本は中国の先輩である。小泉―竹中路線によって、多くの若者は正規社員になれなくなっている。いつでも会社の都合で首にされる運命に置かれている。それどころか仕事に就けない者が沢山いる。
 肖さんも、大学を卒業させた息子の就職のことで悩んでいる、というのだ。これも辛い。いい仕事に就こうとすると、なおさらだろう。
 改めて石原と野田の責任を問いたい気分だ。二人は本当のワルである。日中友好は人と物の交流を活発化させる。そこに働く場所が沢山生まれるだろう。紙幣を刷りまくることで、円の価値を下げることではない。これは蛇道である。円安の副作用がこわい。
<安倍内閣の恐怖>
 安倍内閣は日中友好の流れに反して、次々と改憲軍拡へと舵を切っている。武器輸出3原則をなし崩しにしている。F35の部品を例外にするとの方針を打ち出した。岸信介の孫には、隣国との友好観念が微塵もみられない。
 この3原則とは、共産圏諸国、国連決議による武器禁輸国、紛争当事国への武器輸出を1967年の佐藤内閣で禁じた。76年の三木内閣で閣議決定した。これが日本の平和国家の証しとなった。それが国家主義の中曽根内閣から崩壊してゆく。近隣との友好をぶち壊すことで、若者の職場と夢を奪ってしまっている。
 天皇制国家主義の恐怖に怯えるアジアでいいはずがない。
2013年3月8日記

jlj001 at 02:36 この記事をクリップ!
以上は「本澤二郎氏」ブログより

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