下山事件前後の時代に付いて回顧
下山事件前後(34)
第077回国会 参議院予算委員会 第5号 昭和51年4月27日
○上田耕一郎君 どうも外務大臣がお読みになっていないようで、
この「CIAの外国指導者暗殺計画 米上院調査特別委員会レポート」という、
こういう膨大なものが出ているわけです。これはぜひ読んでいただきたいと
思いますけれども、これを読みますと大変なことが書いてある。
たとえば、1961年に死亡したコンゴのルムンバ首相の暗殺は、どうも
アイゼンハワー大統領が指示したものである。で、アレン・ダレス長官が
実行させたという疑いがきわめて強いと、政府の役人の証言がずらっと並んで
おります。
カストロ首相の暗殺計画は、1960年から1965年にかけて8件行われた。
これもアイゼンハワー、ケネディ両大統領の暗黙の承認のもとに進められたと。
毒入りの葉巻を送ったり、病源菌で汚損された――カストロ首相が好きなので、
ダイビングのスーツに皮膚病のあれをつけたり、くわえるものに結核菌を
つけたり、ボールペンに毒をつけたり、さまざまなことをやっている、
そういう事実であります。
また、アジェンデ大統領の就任阻止のチリの問題、これもニクソン大統領の
命令でやったという事実が書かれております。
その他その他、もうこれは全編、驚くべき暗殺計画、殺人計画を大統領が
行わせているというのがCIAの、これはアメリカの上院の委員会の正式の
レポートであります。こういうものがCIAで、世界最悪の謀略機関であり
スパイ機関であり殺人機関と言うことができる。
それは日本でも活動していたという疑惑が生まれつつあります。
たとえば下山事件について、松川事件についても
CIAや児玉(誉士夫)の名前が浮かび上がり始めております。
有名なあのペンタゴン・ペーパーという国防総省の秘密報告がありますが、
この中には1954年に北ベトナムに日本にいるCIAの鉄道破壊特別班を送った、
それで成功したということが書かれている。
そうすると、日本にはCIAの鉄道を爆破する特別の部隊がいたんですよ。
松川事件と関係があるとわれわれが疑惑を持つのも当然ではありませんか。
そしてまた、先ほども出ましたけれども、ニューヨーク・タイムズは
1958年(昭和33年)の岸(信介)再選に多額の資金を出したということを
述べられております。
(略)
○国務大臣(宮澤喜一君) わが国において、組織としてのCIAの活動は
私ども許しておりませんし、従来からそれはさようでございます。
したがって、わが国においてCIAが組織的にそういう活動をしていると
いうふうには考えておりません。
◎まとめ 下山事件エントリのインデックス その1 その2
○上田耕一郎君 どうも外務大臣がお読みになっていないようで、
この「CIAの外国指導者暗殺計画 米上院調査特別委員会レポート」という、
こういう膨大なものが出ているわけです。これはぜひ読んでいただきたいと
思いますけれども、これを読みますと大変なことが書いてある。
たとえば、1961年に死亡したコンゴのルムンバ首相の暗殺は、どうも
アイゼンハワー大統領が指示したものである。で、アレン・ダレス長官が
実行させたという疑いがきわめて強いと、政府の役人の証言がずらっと並んで
おります。
カストロ首相の暗殺計画は、1960年から1965年にかけて8件行われた。
これもアイゼンハワー、ケネディ両大統領の暗黙の承認のもとに進められたと。
毒入りの葉巻を送ったり、病源菌で汚損された――カストロ首相が好きなので、
ダイビングのスーツに皮膚病のあれをつけたり、くわえるものに結核菌を
つけたり、ボールペンに毒をつけたり、さまざまなことをやっている、
そういう事実であります。
また、アジェンデ大統領の就任阻止のチリの問題、これもニクソン大統領の
命令でやったという事実が書かれております。
その他その他、もうこれは全編、驚くべき暗殺計画、殺人計画を大統領が
行わせているというのがCIAの、これはアメリカの上院の委員会の正式の
レポートであります。こういうものがCIAで、世界最悪の謀略機関であり
スパイ機関であり殺人機関と言うことができる。
それは日本でも活動していたという疑惑が生まれつつあります。
たとえば下山事件について、松川事件についても
CIAや児玉(誉士夫)の名前が浮かび上がり始めております。
有名なあのペンタゴン・ペーパーという国防総省の秘密報告がありますが、
この中には1954年に北ベトナムに日本にいるCIAの鉄道破壊特別班を送った、
それで成功したということが書かれている。
そうすると、日本にはCIAの鉄道を爆破する特別の部隊がいたんですよ。
松川事件と関係があるとわれわれが疑惑を持つのも当然ではありませんか。
そしてまた、先ほども出ましたけれども、ニューヨーク・タイムズは
1958年(昭和33年)の岸(信介)再選に多額の資金を出したということを
述べられております。
(略)
○国務大臣(宮澤喜一君) わが国において、組織としてのCIAの活動は
私ども許しておりませんし、従来からそれはさようでございます。
したがって、わが国においてCIAが組織的にそういう活動をしていると
いうふうには考えておりません。
◎まとめ 下山事件エントリのインデックス その1 その2
以上は「ぴゅあ。ぴゅあ1949」より
米国CIAによる暗殺などは昔から現在でも行なわれているのです。怖い国なのです。「3.11テロ」も米国とイスラエルにより攻撃されたのです。自然災害ではありません。以上
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