毎年うっかり食べちゃって健康被害や死者をも出すという毒キノコ。わかっちゃいるけどついつい手がでてしまうのは、そこに魅了される何かがあるに違いないのだが、今月13日にも、岩手県中部保健所管内の4人が、山で採った毒キノコ(ツキヨタケ)を食べて食中毒を発症したと岩手県が発表した。
地球を揺るがす災害が頻発している昨今、いつサバイバルなアドベンチャーゲームのメンバーになるやもしれないわけで、森に迷い込んでも、これだけは食べちゃダメという森のキラー・キノコをいくつか見ていくことにしよう。
▼がんばれ森のキノコたち: *数字のついた掲示板の「がんばれ街の仲間たち」ってコピペの改変記事を、そのまま引用させていただいたが、数字のついた掲示板言葉、DQNに違和感を感じているおともだちもいたので、一部訂正して掲載するよ。オリジナルバージョンが見たい人は上記ソースのリンク先で見てね。
1.ドクツルタケ 新聞紙上で毎年戦歴を並べる最強の戦士。「殺しの天使」の異名を持つ。エレガントな姿からは想像もできない凄まじい毒性を持ち、肝臓、腎臓をスポンジ状に破壊、数日間から約1週間苦しみを与えた末、死に至らしめる。体重60?の人間の場合、ドクツルタケ約1本分(8g)が致死量に相当する。必殺技は「天ぷらによる一家全滅」
2.クサウラベニタケ 有名な食用きのこである「ウラベニホテイシメジ」と同じ時期、同じような環境に互いに混じりあって発生する毒キノコで、ベテランキノコハンターでさえこの2種の判別は難しい。 まさにゲリラ戦の勇士である。 かつてカストロから、チェ・ゲバラと並んで勲章を授与されたこともある。嘘である。 胃腸系の毒を装備し、嘔吐、下痢、腹痛などを引き起こす。
3.ツキヨタケ ブナの樹幹に群生し、食用のヒラタケ、シイタケ、ムキタケに形状に似せキノコハンターを誘惑。誤食を誘う。 食すると嘔吐し続け、手の先がしびれ、数日間七転八倒の苦しみを与える血も涙もない仕打ちは、正に毒キノコならでは。
4.カエンタケ 僅か5センチの真っ赤なボディーに洗練された毒機能を秘めるニューフェイス。40度以上の発熱、毛髪の抜け、運動機能障害、言語障害でキノコハンターをを撃退させる。 小脳を萎縮させ、更には後遺症をも残す小粒でニクイ奴。
5.ヒトヨタケ 単体では全く攻撃性のない「感じのいいキノコ」を演じるも、ひとたびアルコールと同時摂取を確認すると、キノコハンターに激しい悪酔いアタックをしかける。 この効果は数日間有効であるため、後日のアルコール摂取にも有効。ただし名前のとおり、一晩で溶解してしまうのでなかなか活躍の場は少ないのが現状。
6.ドクササコ 攻撃の陰湿さは異常。体内潜入後じっと息を潜め、潜伏4~5日後からの攻撃は正に「トロイの木馬」! まったくの不意打ちにキノコハンターたちもなす術がなく痛みを甘んじて受け入れる他はないだろう。 手足の先、陰茎のみを執拗に攻撃。激痛を1か月以上継続させる特異な攻撃は有名である。 絶対に敵に廻したくない相手である。
7.シャグマアミガサタケ まるで脳みそのような風貌で見るからに危険そうなキノコだが実際に猛毒。こいつに手を出すと、食後7~10時間して吐き気、嘔吐、下痢、痙攣、腹痛を起こし、更に体内のいたるところから出血。ひどい場合は2~4日で死に至る。煮沸すると気化し、調理中にこれらを吸い込んだだけでも中毒を起こすバイオテロなキラーキノコ。
8.ニガクリタケ 食後3時間程度で症状が現れる。消化器系の症状が中心で強い腹痛、激しい嘔吐、下痢、悪寒など。重症の場合は、脱水症状、アシドーシス、痙攣、ショック、手足の麻痺などを経て神経麻痺、肝障害などを引き起こし、最悪の場合死に至る。しかし、一部には毒抜きをして食べる習慣のある地域もある。青森県で佃煮にして食べた6人家族のうち、子供4人が死亡するという痛ましい事件があった。食後6-8時間後に舌の痺れ、激しい嘔吐、その後意識不明、腹部から首にかけての紫斑などが現れ、急死したという。
9.ニセクロハツ クロハツとそっくりなのでニセクロハツという胡散臭い名前がついたこのキノコも猛毒。致死量は2~3本とも言われる。 潜伏期は、数分~24時間。嘔吐、下痢など消化器系症状の後、縮瞳、呼吸困難、言語障害、筋肉の痛み、多臓器不全、血尿を呈し重篤な場合は心停止する。
10.コレラタケ 細菌性感染症のコレラに似た症状を呈し、致命的な毒性を持つことから、社会に対して毒キノコとしての注意を喚起するため、「コレラ」の称号を得た猛毒キノコ。中毒症状は、その名のように食後概ね10時間(摂食量により、6–24時間)後にまずコレラの様な激しい下痢が起こり、1日ほどで一度回復する。その後4–7日後に肝臓、腎臓などの臓器が破壊され、劇症肝炎や腎不全症状を呈し、最悪の場合死に至る。尚、毒性分は、加熱によっても失われない。
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