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279413 |
ビックバン理論より古い星の発見 ~価値観による宇宙論、科学論の崩れ~ |
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「宇宙論新説‐宇宙は膨張していない」(279404)という今までの宇宙論を覆す論文が発表されたということですが、今年の3月には”ビックバンよりも前に存在していた星が観測された”という論文が発表されました。(※日本のメディアにはほとんど取り上げられていません)
つまり、ビックバンによる宇宙論では論理整合性が図られないということになります。
ビックバン宇宙論の最重要な根拠は、遠方の星から発せられる光のスペクトルが赤方偏移しているという事実だけで、それに、地球上の音波で観測できるドップラー効果を適応して、宇宙空間は膨張しているという仮説論理を組み立てました。
しかし、これらの発見により、その仮説論理が崩れはじめてきたということになります。
今回紹介する記事の筆者も述べていますが、 「価値観として」の宇宙論や科学論(※これはもとはキリスト教に基づく価値観であると想定できる)が破局を迎えているのではないでしょうか?
以下 「ビッグバン理論での宇宙の誕生より古い「 145億年前の星」が観測された報道を見た日に/In Deep」リンクより引用
―――――――――――――――――――――――――――――――――― 145億年前のものという計算が出た天体 HD 140283 。いわゆる「ビッグバン」と呼ばれている宇宙の誕生とされているのは 138億年前なので、現代宇宙論でいう宇宙の誕生より古い物体ということになります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― ~(中略)~
今回はせっかくビッグバン以前の星が見つかったということで、いい機会ですので、私の最近の考えも簡単に書いたおきたいと思います。
その私の考えとは、「価値観としての人類の宇宙は、すでに破局の中にある」ということです。
~(中略)~
オリジナル記事はものすごく長いもので、全体をご紹介できるとしても少し後になると思いますし、どのみち「そのうち年代は修正される」と思います。
というのも、今回の天体が発見された際には、最初、「160億年前のもの」として計算されたらしいのですが、計算し直すことによって、146億年前のものというところにまできています。
まあ、どちらの数値にしても、いわゆる「ビッグバン」と言われる宇宙の誕生は138億年前とされていますので、まだその理論と矛盾してしまっているわけで、あと8億年くらいを計算でなんとかできればOKということでしょうか。
というわけで、多分、一般的に報道される頃には(ヒッグス粒子が忘れられた報道となっているように)無難な報道記事となっていそうですが、科学関係のサイトではいろいろと長い記事となっています。
そういう科学記事のうちのひとつをご紹介します。
なお、記事に出てくる「メトセラ星」というのは正式名ではなく、調べてみると、メトセラというのは聖書に出てくる人名のようで、「ノアの洪水以前のユダヤの族長で 969歳まで生きたといわれる長命者」のことだとか。
※ ※ ※ ※ ※ Older Than The Universe? Methuselah Star Is 14.5 Billion Years Old IIAI 2013.03.07 リンク
■宇宙の誕生よりも古い星? この「メトセラ星」は 145億歳の可能性がある
この HD 140283 の写真(今回の記事の一番上にある写真)は、これまで観測されたこの宇宙の中で最も古い星をデジタル化したものだ。これは、アングロ・オーストラリアン天文台 (AAO) の UK シュミット望遠鏡で撮影されたものだ。
そして、NASA のハッブル宇宙望遠鏡を使っての天文学者たちのチームも、非常に長い時間をかけて、宇宙の誕生に近づく重要な一歩を踏み出す観測をおこなっている。メリーランド州の宇宙望遠鏡科学研究所( Space Telescope Science Institute )のハワード・ボンド氏は、「これは、これまでで最古の星であることを確認しました」と述べた。
この発見は大きなジレンマを生むことにもなった。この星は 138億年前とされている宇宙の誕生より古い 145億年の歳月を経ている可能性があるのだ。
しかし、この星は 2000年に発見された最初の時には「160億年前のもの」という計算が出ていた。そのため、現在の宇宙論には潜在的な矛盾が存在しているかもしれないことを感じている天文学者たちは少なからずいた。
ボンド氏は言う。
「現在の宇宙論はもしかすると間違っている可能性もあります。物理学のほうが間違っているのか距離の計測が間違っているのか、それを調査しています」。
以下引用終わり ※ ※ ※ ※ ※
参考記事 ・素人が創る科学の世界~プロローグ『科学的認識はすべて仮説、その神格化が創造の壁』 リンク |
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以上は「るいネット」より
ビッグバン理論はいずれ変更される時期が来ると思います。今の人類の知恵では距離を光の速度を基準に計算していますがこれが限界を作ってしまう原因です。現在の宇宙の果てまでは138億光年としていますがこれはここに来ると光の速度が光速を超えるために測定できないということです。したがって、その先も宇宙は広がっていることがほぼ確実であります。だから1,000億光年もあるかもしれないのです。これからも宇宙論は大きく変化するものと思われます。
以上
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