昨晩寝る前に読んでわかり易かったのでhttp://ameblo.jp/nothinjapan/entry-11738340289.html
より転載します。。。。(下記のメルマガの部分含む)(動画は省いてあります)
最後の部分を読むと中国の罠に嵌ってしまったのかはたまたそのシナリオを考えたブレーンの指示に従ってのことなのかどうなんでしょうか?
そうだとすると大変危険であるのに首相自身は危険性を感じていないのでしょうか?
メディアを買収しても中国を敵に回したらお終いですよね。
http://president.jp/articles/-/3899
日本はお人好しゆえ、中国に併合されるのでは?
「外交や政策は、その動機が焦点になります。モスクワでの大学時代、教授が“国益から見るとどうか”とよく言っていた。国益とは結局、お金がもうかるか、安全確保に繋がるか。この2つに帰結させると、物事がよく見えてきます」――国際関係アナリストの北野幸伯さんは、旧ソ連でゴルバチョフ書記長が台頭してきた1980年代末、「ベルリンの壁が崩れるのを見て」ソ連入りし、モスクワ国際関係大学に入学。以来、ソ連崩壊からプーチン時代まで、生でつぶさに見てきた。
「ロシアではアメリカ・イギリスに対してタブーがないのが素晴らしい。9.11同時テロについて、日本でだったら陰謀説とかトンデモ説といわれる自作自演説を国営テレビ局が流すくらい。同じ事件に関する報道の中身が180度違う」
例えば、リトビネンコ事件は日本や米英ではプーチン前大統領とFSB(ロシア連邦保安局)が犯人とされるのに対し、ロシアではベレゾフスキー(プーチンに追放されたロシアの政商)かイギリス情報部の仕業というのが定説。先のグルジア情勢でも、「ロシアがグルジアを攻めた」に対し「南オセチアに侵攻し、ロシアの平和維持軍に空爆を加えたグルジアにロシアが反撃した」と報じられる。そんな複眼的思考を強いられるモスクワを拠点に、「ロシア政治経済ジャーナル」と題したメルマガを主宰。日本人には鬼門でもあるこのジャンルには珍しい、軽妙な筆致で人気を集めている。
- 隷属国家 日本の岐路―今度は中国の天領になるのか?/ダイヤモンド社

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3冊目の著書となる本書では、ごく最近の国際情勢の流れが簡明率直にまとめられている。軽いタッチは変わらないが、「今度は中国の天領になるのか?」とサブタイトルは挑発的だ。早くからドル=アメリカ凋落を唱えた北野さんは「日本の指導者はアメリカに代わる依存先を探しているのでは? お人好しゆえに中国に併合されるのでは?との不安を感じる」という。
その流れに抗するかのように、最終章でいかに世界が日本に好意的か、アメリカというフィルターが、いかにこれまで日本人の眼を曇らせていたかを説く。
「日本のことが嫌いな国は、中国・韓国・北朝鮮ぐらい。ロシア人も日本が好き。地下鉄で村上春樹を読む人を見かけるし、北野武の映画はインテリ好みとされている。ヤクザが乗りたがる車はベンツではなくトヨタのランドクルーザー。中央アジアでは、“自分たちと同じ顔付きなのに奇跡の経済成長を成し遂げた国民”として神様のように扱われますよ」
他国のマネは必要ない。自虐してみせても始まらない。ナショナリストならずとも勇気付けられる1冊である。
【靖国参拝】中国の罠にはまった安倍総理2013/12/28
全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
皆さまもご存知のように、安倍総理が26日、靖国を参拝されました。
私は、この記事を書こうかどうか、1日迷いました。
日本の大きな流れに乗って、「首相、ご英断すばらしい!」(^▽^)
などと、当たり障りのないことを書いておけば、私は安全な場所に
いることができます。
しかし、一日考えてみました。
満州で戦死した祖父はなんというだろうか?
靖国の英霊の皆さまは、私になんというだろうか?
きっと
「戦争を止めなさい!
どうしても戦争になるのなら、今度は勝つようにやってくれよ!」
そんな声が、私の魂に響いてきます。
それで、決心して本当のことを書くことにしました。
少々長くなりますが、日本の現状を知るために、どうしても必要な
内容です。
年末の忙しい時期ですが、是非時間をとって、考えながら読んで
いただきたいと思います。
まず、はっきりしていること。
安倍総理の靖国参拝を世界一喜んでいる男の名前。
その名は・・・。
習近平。
▼靖国参拝、道義的立場
まず、私の立場をはっきりさせておきましょう。
安倍総理は今回の靖国参拝について、こう語っておられます。
<「本日、靖国神社に参拝をいたしました。
日本のために尊い命を犠牲にされたご英霊に対し尊崇の念を表し、
そして御霊(みたま)安らかなれと手を合わせてまいりました。
同時に靖国神社の境内にあります鎮霊社にもお参りをして
まいりました」
「鎮霊社には、靖国神社にまつられていない全ての戦場に倒れた人
々、日本人だけでなく、諸外国の人々も含めて全ての戦場で倒れた
人々の慰霊のためのお社です。
その鎮霊社にお参りをしました。
全ての戦争で命を落とされた人々のために手を合わせ、ご冥福を
お祈りをし、二度と再び戦争の惨禍によって人々の苦しむことの
ない時代をつくるとの決意を込めて、不戦の誓いをいたしました」>
どうですか、これ?↑
私は、「そのとおり!」と思います。
そう、道義的に、私は総理の靖国参拝に大賛成なのです。
私は、左翼ではなく、自虐史観の持ち主でもありません。
世界一広大な植民地をつくったイギリス、原爆で世界史上空前
絶後の大虐殺をおこなったアメリカ。
そんな国々に、日本が道義的に劣っているとは思いません。
もし私が国際関係、世界情勢を日々研究していなければ、
「総理、あっぱれ!!!」(^▽^)
と手をたたき、ビールで乾杯もしたことでしょう。
しかし、この問題は、もう一つの視点から見る必要があるのです。
▼日本は「戦時中」という視点
これは、もちろん、「中国と戦争中」ということです。
「大げさな!」と思われますか?
実際の戦闘は行われていませんが、その前段階の「情報戦」は
白熱しています。
中国のここ数年の動きを見てみましょう。
08年、リーマン・ショックから「100年に1度の大不況」がはじまる
09年、アメリカの没落が加速、中国は9%以上の成長をはたし、
一人勝ち状態に。
アメリカ一極世界は崩壊し、米中二極時代がはじまる。
10年、尖閣中国漁船衝突事件勃発。
中国は、「尖閣は中国固有の領土である!」と全世界に宣言する。
11年、東日本大震災により、ひとまず休戦。
12年、日本政府、尖閣を「国有化」。
以後、中国は、「領海侵犯」「領空侵犯」を常態化させる
13年1月、中国海軍レーダー照射事件
同年11月、中国、防空識別圏を一方的に設置。尖閣を含むことか
ら日米と対立が激化
とまあ、こういう動き。
日本人は「平和ボケ」しているので、中国がしばらくおとなしく
していると、「あれ?中国、尖閣はあきらめたのかな?」
などと考えてしまいがち。
しかし、中国政府は、わが日本政府とは違い戦略をたて、目標を
たて、計画をたて、着実に実行しています。
常に受け身で、状況をコントロールせず、ひたすら起こったことに
対処しつづける日本とはわけが違う。
そう、中国は、尖閣強奪、沖縄支配にむけて着実に布石をうって
いる。
つまり、日本と中国は、「戦争状態にある」と認識しておいた方が
いい。
これは「危機を煽っている!」という話ではありません。
実際の行動を見てそういっているのです。
ということはですよ、総理大臣の言動だって、「平時」とは違うもの
が求められるのです。
今は、「道義上」のこともそうですが、それ以上に、「私の行動は、
1、「中国との(実際の)戦争を回避するのに役立つだろうか?」
2、「仮に実際の戦争になった場合、日本の勝利につながるだろ
うか?」
そういう風に考えて行動する必要がある。
今は、そうせざるをえない、極めて「ヤバイ」時期なのです。
次に、世界各国の反応を見てみましょう。
▼中韓は、毎度の反応
当たり前ですが、中国、韓国はいつもと同じ反応です。
まずは、韓国から。
↓
<「嘆きと憤りを禁じ得ない」韓国が非難声明
読売新聞 12月26日(木)19時2分配信
【ソウル=中川孝之】安倍首相の靖国神社参拝を受け、韓国の
劉震龍(ユジンリョン)文化体育観光相は26日午後、「嘆きと
憤りを禁じ得ない」との政府声明を発表した。
韓国はこれまで、日本の首相らの靖国参拝に対しては外交省
報道官らが抗議を表明してきたが、今回は抗議のレベルを格上
げした。>
中国は。
↓
<<首相靖国参拝>中国メディア 日本批判報道が終日続く
毎日新聞 12月26日(木)20時55分配信
【北京・工藤哲】安倍晋三首相の靖国神社参拝を受け、中国国内
では国営中国中央テレビ(CCTV)が26日、日本批判の報道
を終日続けるなど、中国国内で反日世論が一層強まることが懸念
される事態となった。
日系企業のビジネスや民間交流が今後さらに停滞する可能性も
あり、北京の日本大使館などの中国の在外公館は、在留邦人に
安全の注意を呼び掛けた。>
<CCTVは「安倍政権の右傾化の本質が明らかになった」と放送。
中国版ツイッター「微博」では「日本製品をボイコットしろ」
「日本人を中国に入れるな」「宣戦行為であり、戦争に備えよ」
といった過激な書き込みが相次いだ。
また、靖国参拝を「拝鬼(亡霊を拝むこと)」と書くことから、
「大陸では毛を拝み、日本では鬼を拝む」など、日本を揶揄(やゆ)
する書き込みもあった。>
↑
中国でビジネスをされている方、中国在住日本人の皆さんは、
とてもお気の毒です。
しかし、この二国は、「日本が何をしても、必ず批判すべし!」
という方針ですから。
問題は、他の国々です。
▼アメリカは、「失望」
日本と中国が「戦争状態にある」とすれば、決定的に重要なのは
アメリカの動きです。
なぜか?
日中が実際に戦うことになったとき、アメリカが動かなければ
日本は勝てないからです。
もちろん、戦闘で勝つことは可能かもしれません。
しかし、最後の最後に「核」で恫喝されたらどうします?
最悪なのは、米中が「組んで」しまうこと。
こうなると、もう日本には1%の勝ち目もありません。
だから、日本はアメリカを味方につけておくことが絶対重要
なのです。
で、アメリカの反応はどうだったか?
アメリカ大使館が声明を出しています。
↓
<<首相靖国参拝>米大使館声明(全文)
毎日新聞 12月26日(木)23時22分配信
安倍首相の26日の靖国神社参拝に関する在日米大使館声明
日本は大切な同盟国であり、友好国である。
しかし、日本の指導者が近隣諸国との関係を悪化させる行動
を取ったことに、
米国は失望している。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
米国は、日本と近隣諸国が共に、過去からの微妙な問題に対処し、
関係を改善し、地域の平和と安定という我々の共通目標を前進さ
せるための協力を推進する、建設的方策を見いだすよう希望する。
我々は、首相が過去に関する反省を表明し、日本の平和への決意
を再確認したことに留意する。>
↑「アメリカは失望している」そうです。
これ、日本人のほとんどは、「中国・韓国を傷つけたから」
と思っているでしょう?
そうじゃないですよ。
なぜ中国・韓国は、「靖国参拝」に反対するの?
そう、いわゆる「戦犯」がまつられているからですね。
(*ちなみに、私は東京裁判は「インチキだ」と思っています。)
ところで、この「戦犯」を決めた「極東軍事裁判」。
誰が主宰したのですか?
そう、「アメリカ」が主宰した。
つまり「戦犯」を決めたのはアメリカなのです。
安倍総理は、戦犯をまつっている神社に参拝し、「何をお祈り
してるんだ?」と、アメリカは当然考えます。
ひょっとして、「汚名を着せられて、成仏できないでしょう。
私がアメリカをぶちのめして、名誉挽回しますから、待って
いてください」
などと祈願しているのかもしれない。(アメリカの妄想)
少なくとも、「戦犯」を決めたアメリカから見ると、安倍総理
の行動は、
「アメリカの決定に不満をもっている」
「歴史の修正が常に頭にあるらしい」
と見える。
上にも書きましたが、私は「アメリカが正義で日本が悪」
とは全然思いませんし、「東京裁判が善」とも思いません。
しかし、ここでは、「アメリカがそう思っている」ことが重要。
なぜなら、日本はアメリカの助けなしに、中国に勝てない
のですから。
さて、安倍総理は、「アメリカが反対すること」を事前に
はっきり知っていたそうです。
産経新聞12月27日付、阿比留瑠比さんの記事から。
<この初冬、衛藤晟一首相補佐官がひそかに米国へと赴いた。
目的は米政府要人や識者らと会い、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾
(ぎのわん)市)移設問題をはじめさまざまな日米間の問題について
意見交換することだったが、同時に首相が靖国神社に参拝した場合の
米側の感触を探る狙いもあった。
「思っていたより厳しかった…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
衛藤氏が直面したのは厳しい現実だった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日米外交筋は「米側には『オバマ政権はせっかく安倍政権を評価
しているのにもったいない』という意見が多い」と指摘する。
実際、今回の首相の靖国参拝後、駐日米大使館は早速「失望」を
表明した。
これはホワイトハウスの意向だとされる。>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
↑
「失望した」は「ホワイトハウスの意向」だそうです。
このように、安倍総理は、アメリカが怒ることを事前にはっきり知り、
なおかつ参拝を行った。
平時であれば、「あっぱれ!」といえるでしょう。
しかし、「日中関係が戦争前夜」という時期に、アメリカを怒らせる
ことは賢明なのでしょうか?
日本は、アメリカ抜きで中国に勝てるのでしょうか?
日本は、アメリカと中国が組んだとき、勝つ算段はあるのでしょうか?
安倍総理には、是非その辺教えていただきたいです。
ちなみに、「実害」も出ています。
↓
<日米防衛相の電話会談中止=米が要請、靖国参拝影響か
時事通信 12月27日(金)19時41分配信
小野寺五典防衛相が27日で調整していたヘーゲル米国防長官と
の電話会談が、米側の申し入れにより取りやめとなった。
防衛省関係者が同日、明らかにした。防衛省は年明けにも行う
方向で、米国防総省と再調整する方針だ。
米側の異例の対応について、日本側には安倍晋三首相の靖国神社
参拝が背景にあるとの見方が浮上。
日米関係にさらなる影響を及ぼすことを懸念する声も出ている。>
▼親日国家群もすべて反対
次に他の国々の反応も見てみましょう。
最近ようやく関係が良好になってきたロシア。
↓
<靖国参拝は遺憾=ロシア外務省
時事通信 12月27日(金)1時22分配信
【モスクワ時事】ロシア外務省のルカシェビッチ情報局長は26日、
安倍晋三首相の靖国神社参拝に関して声明を出し、「このような
行動には遺憾の意を抱かざるを得ない」と批判した。
声明は、参拝の背景について「国際世論と異なる偏った第2次大戦
の評価を日本社会に押し付ける一部勢力の試みが強まっている」
と主張。
「歴史への正しい理解が、軍国主義と戦った近隣諸国との関係の
重要な土台となると確信する」と表明した。>
↑
ほとんど中国、韓国と同じ反応ですね。
ちなみにロシアは日本にとって、「対中国」で大事です。
アメリカが中東支配に成功したとしましょう。
米中関係が悪化したと仮定する。
アメリカは中東産油国を脅して、中国への原油輸出を止めることが
できます。
しかし、中国は、陸続きの資源超大国ロシアから、原油・天然ガス
をいれることができる。
逆にいえば、中東を抑え、ロシア(と中央アジア)が日米側にいれ
ば、
中国は戦争をするためのエネルギーがなくなってしまいます。
世界3大戦略家のルトワックさんも、
「中国包囲網でロシアは決定的に重要な役割をはたす」
「ロシアの動向で、米中どちらが勝つかが決まる」
「日本は、ロシアを中国包囲網にひきいれるのに、もっとも
たくさんのカードをもっている」
と語っていました。
せっかく良好になっていた日ロ関係。
今回の靖国参拝で、後退であります。
次。
イギリスは?
↓
<フィナンシャル・タイムズ、安倍政権の右傾化を指摘
朝日新聞デジタル 12月26日(木)23時32分配信
【ロンドン=伊東和貴】英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は
26日、「日本の首相による靖国参拝は(小泉純一郎氏の参拝から)
7年間、非公式に凍結されてきたが、それが破られた」と指摘。
反対論の根強い特定秘密保護法が成立したことにも触れ、これまで
「アベノミクス」による経済浮揚に軸足を置いてきた安倍首相が
「右翼の大義」の実現
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
に焦点を移しつつあるとの見方を示した。>
↑
安倍総理は、「右翼の大義の実現」を目指しているそうです。
「大げさな!」と思われるかもしれませんが、アメリカと共に、
世界の情報を牛耳っているイギリスが、
「そう見ている」ことを知っておくことは大事です。
日本が大好きな台湾は?
↓
<<首相靖国参拝>台湾「近隣国民感情を傷つけてはいけない」
毎日新聞 12月26日(木)20時49分配信
【台北・鈴木玲子】安倍晋三首相の靖国神社参拝について、台湾
外交部(外務省)は26日、声明を出し「歴史を忘れず、日本
政府と政治家は史実を正視して歴史の教訓を心に刻み、近隣国や
国民感情を傷つけるような行為をしてはならない」と批判した。
さらに東シナ海の尖閣諸島(沖縄県)の領有権を巡って、緊張が
高まる中、関係各国に対して対立的な行動を高めないよう、冷静な
対応を呼びかけた。>
↑
世界一の親日国家(あえて国家と書きます)台湾もこの反応。
EUは?
↓
<首相靖国参拝>「建設的でない」…EUが批判毎日新聞
12月27日(金)10時13分配信
【ブリュッセル斎藤義彦】安倍晋三首相の靖国神社参拝について、
欧州連合(EU)のアシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)
は26日、日本と近隣諸国との緊張緩和に「建設的ではない」と
批判する声明を発表した。
アシュトン外相は、日本と近隣諸国が長期的な地域の安定のため、
信頼を醸成し緊張を和らげる努力を傾けるよう促した。>
挙げただけで、靖国参拝に反対なのは、
アメリカ、イギリス、EU、ロシア、中国、韓国、台湾。
平時だったら問題ないでしょうが、中国と戦争前夜で、
一国でも味方を増やさなければいけない状況。
靖国参拝が、親日国家にも批判されているのは、重く受け止める
必要があるでしょう。
▼国際世論は重要じゃない?
私はネットで、人々の反応をチェックしてみました。
ほとんどが総理の「靖国参拝」を歓迎しています。
そして、その気持ちはわかります。
さらに、中韓および、アメリカが反対している件について、
「安倍総理がやっていることは正しいのだから、世界が反対
しても関係ない!」
という意見がとても多いです。
しかし、「国際世論」は、特に戦争の「勝敗」に決定的役割
をはたします。
思うに、日本はいままで、「そこまでやらなくとも」というほど、
「国際世論」を気にしていました。
ところが、ある時期、突如として、「国際世論なんて、関係ないね!」
となることがある。
そう、たとえば「満州国建国時」。
国際連盟で、42か国が建国に反対。
賛成は、日本一国。
全世界から孤立した日本は、国際連盟を脱退した。
日本国民は、世界で完全に孤立したことはまったく気にせず、
松岡全権代表を「英雄」と崇めまつった。
しかし、結果はどうでした?
1937年に日中戦争がはじまった。
中国は、アメリカ、イギリス、ソ連3超大国から支援をうけ、
日本と戦っていました。
この時点で、すでに「日本の敗北は決まっていた」のです。
政治家さんも日本国民も、再び「国際世論」をあまくみるよう
になっています。
日本は愚かにも「いつか来た道」を進みだすのでしょうか?
習近平の笑い声が聞こえてくるようです。
▼中国の罠にはまった安倍総理
すでにかなり長くなってしまいましたが、もう一つ、最重要のこと
を書かなければいけません。
安倍総理は「中国の罠にはまった」ということ。
もうかなり疲れてきましたので、「日本自立のための
プーチン最強講義」から転載します。
長いですが、重要ですので、是非熟読してください。
【転載ここから▼】
<中国は、米ロ韓を巻き込んで反日包囲網を作ろうとしている
次に中国の動きを予測してみましょう。
これを知ることは、それほど難しくありません。
中国政府が何を言い、何をやっているのか調べてみればいい。
まず、こちらをごらんください。
これからあげる二つの記事は、「それでも中国が黒幕と確信
できない人」の参考にもなるでしょう。
<「韓ロと共同で日本に対処を」=尖閣にらみ、領土問題で中国紙
【北京時事】中国共産党機関紙・人民日報系の国際問題紙・環球時報
(かんきゅうじほう)は一一日、李(イ)明博(ミョンバク)韓国大統領の
竹島訪問とメドベージェフ・ロシア首相の北方領土訪問をめぐり、
「中国は領土問題でロシアと韓国の立場を支持し、共同で日本に
対処すべきだ」
とする社説を掲載した。>(時事通信二〇一二年八月一二日配信)
「対日本で共闘しよう」と提案しています。
<中国の立場として「日本の釣魚島(ちょうぎょとう)への危機転嫁
を防止するために中国がロシアと韓国の指導者の島への上陸に反対
することはできない」と指摘。
むしろ「中国は釣魚島問題でロシアから中国への支持を取り付け、
韓国世論の中国への同情を集め、米国の中立的立場を勝ち取るべき
だ」とし、「そうなれば、日本が釣魚島問題で騒げる空間は小さく
なる」と主張、日本側の尖閣諸島国有化の動きをけん制した。>
尖閣問題で、
1 「ロシアから支持を取りつけ」
2 「韓国から同情を集め」
3 「アメリカを中立化させる」
ここに、中国の方針が明確に示されています。
●日本には沖縄の領有権もないとして、沖縄も支配下に置こうと
している中国
もう一つ、今度はロシア国営ラジオ「ヴォイス・オブ・ロシア」
のHPからの転載。(太線筆者)
< 中国の著名な専門家は、中国と同様、日本と領土問題を抱える
ロシアと韓国に対し、反日統一共同戦線を組むことを呼びかけた。
この共同戦線は日本の指導部に対し、第2次世界大戦の結果を認め、
近隣諸国への領土要求を退けさせることを目的としている。>
(The Voice of Russia 二〇一二年一一月一五日)
このように、中国が主導し、ロシア、韓国を巻き込み、
「反日統一戦線」を作ろうとしている。
ロシアが中韓に呼びかけるとか、韓国が中ロに呼びかけるという話
はなく、中国が「主導国」「黒幕」であることが、はっきりわかる
でしょう。
で、「反日統一戦線」って何?
「第二次世界大戦の結果を認め、近隣諸国への領土要求を退けさせる
ことを目的としている」
つまり、中ロ韓が一体化して、日本に「尖閣」「北方領土」「竹島」
の領土要求をあきらめさせようと。
< 14日モスクワで行われた露中韓の三国による国際会議「東アジアに
おける安全保障と協力」で演説にたった中国外務省付属国際問題研究所
の郭宪纲 (ゴ・シャンガン)副所長は、こうした考えを明らかにした。
郭氏は、日本は近隣諸国との領土問題の先鋭化に意識的に対応し、
第2次世界大戦の結果を認めないことを見せ付けたと強調している。
郭氏は対日同盟を組んでいた米国、ソ連、英国、中国が採択した一連の
国際的な宣言では、第2次世界大戦後、敗戦国日本の領土は北海道、本州、
四国、九州4島に限定されており、こうした理由で日本は南クリル諸島、
トクト(竹島)、釣魚諸島(尖閣諸島)のみならず、沖縄をも要求しては
ならないとの考えを示した。>(同前)
なんと、日本には「沖縄の領有権もない」そうです。
ここに中国の本音が見えますね。
中国は、尖閣のみならず、沖縄も支配下に置こうとしているのです。
<こう述べる郭氏は、中国、ロシア、韓国による反日統一共同戦線
の創設を提案している。
日本に第2次世界大戦の結果を認めさせ、近隣諸国への領土要求を
退ける必要性を認識させるために、この戦線には米国も引き入れ
ねばならない。>(同前)
驚きです。
中国は、日本と領土問題を抱えるロシア、韓国のみならず、
「アメリカ」も一緒に「反日統一戦線」を作ろうというのです。
ロシア、韓国はわかるとして、どうやってアメリカも自陣営に
入れようというのでしょうか?
ヒントは、「日本に第二次世界大戦の結果を認めさせ」という
言葉にあります。
確かに、竹島問題、北方領土問題は、第二次世界大戦の結果と
して発生しました。
しかし、尖閣問題は、一九七〇年代に起こったので、これだけは
「第二次世界大戦の結果」と無関係です。
しかし、中国はこの言葉を利用し、日本を追い込もうとしている
のです。
つまり、
「日本は第二次世界大戦で負け、北方領土、竹島、尖閣、沖縄の領
有権を失った。
しかし、日本は図々しくも中国固有の領土である島々の占領を続け、
ロシアや韓国に領土を要求している。
これは、日本が全然過去の過ちを反省していない証拠だ。
日本はまたもや『右傾化』し『軍国主義』の道を歩もうとしている。
世界はこれを止めなければならない」
とまあ、こういう論理。
日本とアメリカは現在同盟国。
しかし、第二次世界大戦時、アメリカ、中国、ロシア(当時ソ連)
は、一つになって日本と戦った。
つまり中国は、「領土問題を歴史問題にすりかえること」で、
米中ロ韓による「反日統一戦線」を形成しようとしているのです。
日本はこのことをはっきり知っておく必要があります。>
【転載ここまで▲】
昔からの読者さんはご存知ですね。
私は、中国にこういう戦略があることを書き、
再三警告してきました。
中国の戦略が成功するかどうかは、日本の政治家、
特に総理の言動にかかっています。
ようするに、日本の総理が、
・東京裁判史観に疑問をとなえる
・日本は侵略国家ではないと叫ぶ
・歴史の修正を求める
・靖国に参拝する
・アメリカ製憲法を改正する
(集団自衛権は、「歴史」と関係ないので、OK)
などをすれば、中国の罠にはまる結果になります。
なんども書きますが、
私は東京裁判史観を認めていません。
アメリカ製憲法を神聖視もしていません。
しかし、今はそんなこといってる場合じゃないのです。
中国と熾烈な情報戦が行われている現状で、「罠」に
はまったらいかんのです。
そう考えると、残念ながら安倍総理の靖国参拝は、
「見事に中国の罠にはまった!」といわざるをえません。
習近平が大声で笑い、共産党の幹部たちと宴会に興じている
光景が目に浮かびます。
怒ったふりをして、笑いをこらえきれない彼の顔も・・・。
結果、中国、韓国ばかりでなく、日本の勝利に決定的に重要な
・アメリカ
・イギリス
・EU
・ロシア
・台湾
などとの関係にも、ダメージを与えてしまったのですから。
このままでは、アメリカ、イギリス、ソ連、中国を一度に敵に
まわし、破滅した2次大戦と同じ結果になってしまいます。
総理は、是非とも2次大戦の敗戦理由を研究され、慎重な言動を
とっていただきたいと思います。
でなければ、日本は再び「孤立して破滅」します。
だって、今回の靖国参拝、アメリカ、イギリス、ロシア、中国
が反対。
これって、みんな、二次大戦の敵国、戦勝国ですよね?
また、同じ過ちを繰り返すのは愚かです。
以上、
日本の真の国益のために、本当のことを書かせていただきました。
ちなみに、「日本が中国に勝利し、なおかつアメリカからの自立を
成し遂げるパーフェクトな方法」。
この本を読めば、一日で全部理解できます。
今回の話、よく理解できなかった方、是非ごちらをご一読ください。
↓
【北野の新刊でました!】
(☆アマゾン政治部門 1位!外交・国際関係部門 1位!)
●日本自立のためのプーチン最強講義
~ もし、あの絶対リーダーが日本の首相になったら
(詳細は→
http://tinyurl.com/nkam4c9 )
北野幸伯 ロシア政治経済ジャーナル よりhttp://archive.mag2.com/0000012950/20131228140549000.html中国の罠にはまった安倍総理
大東亜戦争の敵国、戦勝国が安倍晋三に対する疑念を象徴しているロシア外務
省の遺憾の念「世界が共有している第二次世界大戦の結果に関する評価と異な
る日本社会の傾向性を拡張しようとする一部の勢力の試みが加速していること
が背景にあるため、日本の首相のこうした行為は憂慮を呼ばないではいない」
北野幸伯は、中国にこういう戦略があることを書き、再三警告してきた。中国
の戦略が成功するかは、日本の政治家、特に総理の言動にかかっている。よう
するに、日本の総理が、「東京裁判史観に疑問をとなえる」「日本は侵略国家
ではないと叫ぶ」「歴史の修正を求める」「靖国に参拝する」「アメリカ製憲
法を改正する」(集団自衛権は、「歴史」と関係ないので、OK)などをすれ
ば、中国の罠にはまる結果になる。安倍晋三・チャンネル桜・バカ保守・ニコ
動・2ちゃんは、国際世論やプロパガンダの脅威を甘く見ている。靖国参拝が
「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」のレベルまで大きくなろうとしている「ピンときた」首相の靖国参拝、8月15日に直感2013.12.27 15:30
安倍晋三首相が靖国神社に参拝しました。首相から事前に相談や連絡は全くありませんでしたが、就任1年という時間軸の中で、首相は自身との約束を必ず果たすと信じていました。
一国のリーダーとして、国のために命を落とした英霊たちに尊崇の念を表すことは当然です。本殿参拝の前に鎮霊社を参拝された。日本人だけでなく外国人も含め、合祀(ごうし)されなかった人も含めて全てが不戦の誓いにつながっています。
首相は就任後、春と秋の例大祭で真榊(まさかき)を奉納し、8月15日には玉串料を奉納しましたが、ギリギリまで考え抜いた結果でしょう。首相という立場では、国益を優先させなければいけないし、国際社会でバランスも考えないといけない。その時の判断としては、やむを得なかったと思います。
私は安倍自民党総裁の代理で玉串料を奉納しましたが、この時、首相から「今日は行けないから頼む」と言われました。「首相は年内に必ず行く」とピンときましたね。現職首相としては、小泉純一郎元首相が平成18年に参拝してから誰も行っていない。国民の皆さんも「それを元に戻すのは安倍さんしかいない」という期待があったはずです。
だけど、最大の配慮をしたにもかかわらず、中国などは「本人が参拝したことと変わらない」ということを言っている。いよいよ堂々と参拝していいと感じたのではないでしょうか。
産経新聞http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131227/plc13122715310016-n1.htmロシア外務省、安倍首相の靖国参拝に「遺憾の念」27.12.2013, 10:38
ロシア外務省は日本の安倍首相の靖国神社参拝に遺憾の念を表した。外務省のアレクサンドル・ルカシェヴィチ報道官は26日、「靖国参拝が第二次世界大戦で日本の侵略を受けた国々の国民に深刻に受け止められることを、東京は知悉していた筈だ」と指摘。
「世界が共有している第二次世界大戦の結果に関する評価と異なる日本社会の傾向性を拡張しようとする一部の勢力の試みが加速していることが背景にあるため、日本の首相のこうした行為は憂慮を呼ばないではいない」とした。
The Voice of Russiahttp://japanese.ruvr.ru/2013_12_27/126531624/情報戦で中国に負けたのか?「自立」と「孤立」は違う!「自立」を国家の目的として捉えがちですが、実は「自立」も手段なのです。
国家の目的は、安全保障を高めて経世済民を実現する事です。北野幸伯の表現
を借りれば、「力」と「金」を増すことです。「自立」の反対は「隷属」です
が、現実には、100%自立した国だったのは、第二次世界大戦終了直後のア
メリカ位です。世界で唯一の原爆所有国で国土は無傷、GDPは一国で世界の
50%以上とスーパーパワーな覇権国だったのです。この状態であれば、完全
な自立国家と呼べるでしょうが、実際は、外国に隷属(依存)している分野が
存在するのです。外国に隷属している割合とか重要分野の自立度合いが問題に
なるのです。安全保障や生存の為には、外国に隷属割合を増しても「仲間」を
増やす戦略を取ったのが、蒋介石の国民党軍と毛沢東の中国共産党でした。反
対に、自立を目的に「孤立」の道を突き進んだのが、日本でした。最終的に四
面楚歌となり大日本帝国が滅亡したのは皆様、ご存じのとおりです。北野幸伯
は、主張します。自立を目的に「孤立」の道を突き進み、滅亡の濫觴は、いつ
からだったのか?政治の本質http://archive.mag2.com/0000012950/20131226044809000.html 以上は「マイケルは愛のメッセンジャー」より
以上は「多摩湖畔日誌」より
犯人が外国へ行ってしまえば仲々逮捕できずらくなります。これは国際的に解決すべき問題です。どこの国にも良い人もいれば悪い人もいるのは事実です。世界共通です。以上