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2014年2月10日 (月)

氷の王国と化したスロベニアと雪のため物資不足のイラン

2014年02月06日


ディズニー映画の「氷の王国アレンデール」と化したスロベニアと 1000の村が雪で覆われ物資が不足しているイラン


slovenia-01.gif

▲ 2014年2月3日のロイターより。



今日は、「寒いニュース」となりますが、前例のない寒波と大雪がわりといろいろなところで続いています。






想像上の国の光景をかもし出す寒波と吹雪

スロベニアという国があるのですが、とんでもない吹雪と寒波に見舞われていて、あとで写真をいくつか載せようと思いますが、上のロイターの報道のように「何もかも凍りついた状態」となっているようです。

スロベニアは小国ですし、私たちには位置的に馴染みのない場所ですが、下の位置にあります。

map_slovenia-01.gif

▲ 日経ビジネスオンライン「知られざる欧州の素顔」より。


イタリアやクロアチアなどと隣接している国で、位置だけを見ると、そんなすさまじい吹雪や寒波が訪れるような場所にも見えないですが、現在、国土の多くが「氷」と化していて、その光景は、下の記事のように、「氷の王国と似ている」というような書かれ方をしている記事もありました。

kingdom-01.gif

▲ 2014年2月4日の Buzz Feed より。


上の Arendelle という単語がわからなかったのですが、調べてみると、ディズニーの『アナと雪の女王』という映画の中に出て来る「アレンデール王国」という氷の王国のことのようです。

その映画に出て来るどうやら下のような国のようです。

disneys-frozen.jpg

Turn The Right Corner より。


しかし、これだと、実際のスロベニアの方が見た目に過酷かもしれません。
下が現在のスロベニアのボストイナという街などの様子です。

slovenia-2b.jpg



slovenia-03.jpg



slovenia-05.jpg

Buzz Feed より。


吹雪そのものは雪の降るところでしたら、どこでも起きるでしょうけれど、このように、「そのまま何もかもがその表面に氷となって厚く付着してしまう」という光景はあまり見られるものではないです。

BBC の報道によりますと、今回の吹雪は欧州全域レベルで見ても、過去数十年で最悪のもので、現在、スロベニアでは国土の4の分の1が停電中。学校も半数近くが閉鎖されているそうです。

この吹雪では、クロアチアとセルビア、そして、ドイツの一部も激しい影響を受けた模様です。





イランも雪の王国へ変貌し

先日の、

久しぶりの雪の中で思う 21世紀の預金封鎖とか、気候の近い未来とかの「厄介で具体的な現実」のこと
 2014年02月04日

で、イラン全土での大雪について記したのですが、その後、さらに大変なことになってきているようです。

iran-secondsnow-01.gif

▲ イランのメディア alalam より。


上の記事を概略を訳しますと、

イラン政府の危機管理組織の代表によると、現在、イランでは20の都市と、972の村が雪に包囲されている。このうち、312の村では雪による水や物資の不足などの問題の解決の目処が立っていない。

しかし、都市部においては、90パーセントで水や物資の不足は起きていない。

イラン北部の州での救援活動については、大雪の範囲が非常に広いことと、過去 60年で前例のない量であることから、厳しい状況にもなっている。

救援活動及び、物資の供給は、イラン軍の参謀総長と革命防衛隊と、その最高司令官と内務大臣が直接当たっているために、状況は改善している。

現在、北部のほとんどの都市での水、電気、ガスの不足は解消した。


というような感じのようです。

後半の、「状況は改善している」というあたりは、政権に対してのややヨイショ的な表現にも感じられますが。


そして、イランとその周辺は気温もなかなか激しいようで、下は気温の予測です。

tem-iran.gif

Temperature Outlook for Central Asia より、2014年2月5から14日までの中央アジアから中東エリアにかけての予想気温。


イラン、アフガニスタンからロシアの南部にいたるあたりは、大変に低い気温となっていることがわかります。

また、これを見て思うのことは、インドなどでも全土的にあまり気温が高くないように見えるということです。これは最低気温だと思うので、最高気温はそれなりに高いのでしょうけれど、全体的にアジアも冷え込んでいる感じがします。

今は日本の多くの場所の気温も似たようなものですけれど。






アメリカの2014年1月は歴史的な低温の記録更新ぶり

今年のアメリカは寒波の話題が多いですが、気温の「観測記録の更新」のデータを見ましても、東部などを中心に、1月はとても低い気温だったようです。

下は、今年1月3日から2月1日まで、アメリカで「観測史上の記録が更新されたポイント」を示しています。

us-map-01.gif

record-cold-31Jan.gif


4406地点で低温の記録を更新したということになっています。

いろいろな色のドットがありますが、紫が低温の新記録が観測された地点です。
薄い水色は降雪記録を更新した地点です。


もっとも、西海岸のほうでは、赤いドットが目立ちますが、これは「高温の記録」もかなり破られていることを示しています。アメリカは広いですので、いろいろです。

このアメリカ西海岸の「赤いドット」、つまり異常な高温は、先日の、

地球の水をめぐる話題 : 過去 100年で最悪の干ばつにより「ついに水の供給が不可能」に至った米国カリフォルニア州と、過去 20年で最悪の洪水に見舞われ続ける英国
 2014年02月02日

とも直接関係することかもしれません。

us-ca-drought-23.gif

▲ 水が干上がったカリフォルニア州アルマデン貯水地。底に沈んでいた車が姿を現しています。 2014年2月1日の英国 BBC より。



あと、南極の氷も順調に過去最大レベルを更新し続けています

下は 2月 4日の時点の南極の氷の海氷の面積です。

ant-2014-02-03.gif

sunshine hours より。


あまり見やすい図ではなく、申し訳ないのですが、これは要するに「今年は観測史上のどの年よりも海氷の量が多い」ということを示しているようです。

この状態は昨年からずっと続いています。


まあ、このような例だけで、地球が寒冷化しているというようなことを言えるわけではないですが、北半球に限れば、現在は「雪と寒波の問題」が膨らんできている地域が圧倒的に多いはといえそうです。


昨日の記事の「地球の磁気圏が崩壊を始めた」のようなことが事実だとすれば、気候そのものや、そのサイクルも急激に、しかも極端に変化する可能性はあるかもしれないとは思います。


まだ春までは少しありますが、どのような春を迎えるのでしょうかね。




以上は「IN DEEP」より
寒いのは日本だけではありません。世界中で異常です。            以上

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