屈従:ウクライナ国会議員と暴漢、国営TV局会長を殴打し辞任させる
2014年3月21日 (金)
屈従: ウクライナ国会議員と暴漢、国営TV局会長を殴打し辞任させる
Russia Today
公開日時: 2014年3月18日 23:58
編集日時: 2014年3月20日 12:27
ウクライナ民族主義国会議員と助っ人集団が、ウクライナ国営TVの暫定会長に乱暴し、脅した。
彼らは、暫定会長を反ウクライナ的だと非難し、自分たちは新マスコミ規制当局のメンバーだと主張し、暫定会長に辞表を書くよう強制した。
ウクライナ国営テレビ会社暫定CEOアレクサンドル・パンテレイモノフの事務所が、言論と情報の自由委員会委員だと主張する連中に襲撃された。襲った連中の中には、ウクライナ・スヴォボダ党国会議員イゴール・ミロシニンチェンコや党の理論家、アンドレイ・イリェンコがいた。
大声の言い合いで始まったが、間もなく争いと化した。
出来事のビデオはオンラインに投稿された。
スヴォボダ党によるビデオからの静止画
NTUは国営で、ウクライナ最大の公共放送ペルシー・ナツィオナリニーを運営している。
スヴォボダ(自由)党員は、暫定CEOを怒鳴りつ、顔を殴り、局は愛国心が欠如していると非難し、激しく辞任を迫った。
“辞表を書け!” 座れ! 座れと言っただろう!”と連中の一人が怒鳴り、パンテレイモノフにパンチを浴びせ、押しつけた。
“ウクライナで、うまい汁を吸いやがって!…紙とペンはここだ。直ぐ辞表を書け、けだものめ…お前はモスカル(ロシア人を意味する軽蔑語)くずだ!”
会長は男にこう答えた。“私はロシア人ではない、私はウクライナ人だ。”ところが、それに対し、連中はこう対応した。“おまえがウクライナ人だと? このくず野郎! お前は俺たちの金で、モスクワの為に活動し、ウクライナ国民に嘘をついてきたんだ!”
スヴォボダ党によるビデオからの画像
facebook.com画像/oleksandr.aronets
スヴォボダ党報道官アレクサンドル・アロネツは自分のFacebookページで、自分達が“ペルシー・ナツィオナリニー会長パンテレイモノフに辞表を書くよう強いた。”と書いている。証拠として、辞表の画像を添付している。
“ヤヌコビッチ[大統領]時代、彼は情報政策でエゴール・ベンケンドルフ[元NTU CEOで、現在、TV局 'インテル'会長]の代理で、つまり彼は直接、ウクライナ人を洗脳し、改善が既に実行されつつあると説得し、人々が殺されていた時に、ロシア軍に関するTV番組を放送させていた。昨年、彼は会長だった”と声明にある。
スヴォボダ党は極右ウクライナ民族主義政党で、現在ウクライナ最大5政党の一つだ。ウクライナ政治におけるこの極右集団の存在感が広く高まるさなかこの出来事が起きた。
一方、多数のロシア語放送局がウクライナでは禁止されており、RTにサービスを提供していた衛星プロバイダーは、正体不明の武装集団に脅迫された。
つい先週、プロバイダーの50パーセント以上が、既に“国家の安全保障と主権の確保”目的としているとされる命令に従ったと、監視組織が報じた後、ロシア語TV局の放送マスコミを閉鎖するというキエフの“抑圧的な”動きを、欧州安全保障協力機構が批判した。
“3月11日 11:00 GMTの時点で、ウクライナ全国のプロバイダーの50パーセントが、外国放送局を放送不可能にしており”残る業者もそれに続くよう準備中だと、ウクライナ・テレビ・ラジオ放送評議会は、ウェブで述べている。
民族主義過激派が、暴力と脅しで、個人に辞表への署名を強要したのはこれが初めてではない。先週、こん棒とハンマーで武装した覆面の極右過激派が市議会を急襲した。
記事原文のurl:rt.com/news/ukraine-forced-resignation-nationalism-674/
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昨日翻訳記事末尾に置いた衝撃的なyoutube映像、会長恫喝の光景、見えなくなっている。
調べてみると、まさに(スヴォボダ党報道官)アレクサンドル・アロネツ本人が著作権侵害を主張し、削除させている。(そう明記されている。)
22:00現在、別のソースのものとして、見られるようになっている。わけがわからない。少なくとも映像そのものはデッチアゲではないだろう。
Russia Today原文では、記事冒頭に、そのビデオが入っているが、うまくリンクが貼り込めない。
Russia Today元記事、rt.com/news/ukraine-forced-resignation-nationalism-674/ でビデオが見られる。是非ご覧になられるよう。わずか3分46秒。
この国では、暴力で脅さなくとも、会長や経営委員の皆様、首相の意を受け、自らウクライナ・スヴォボダ国会議員のような高邁な理想を推進してくださっている。つまり、宗主国ジャパンハンドラー様に不都合な情報は決して流さない。
こういう深刻な事実を全く報じることなく、「プーチン大統領が言う、ウクライナのロシア人に対する脅威など存在しない。」というのは、スヴォボダ国会議員が言う通り、報道ではなく、洗脳だろう。
“おまえが日本人だと? このくず野郎! お前は俺たちの金で、ワ○○○○の為に活動し、日本国民に嘘をついてきたんだ!”
クーデター後のウクライナ、70年の占領後のこの国のレベルに、急速に追いつくため、無理が重なっているのではと思えるのが、メタボ・オヤジの妄想であって欲しいものだ。
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以上は「マスコミに載らない海外記事」より
今回のウクライナのクーデターは欧米の資金で動いたネオナチ主導のテロです。そのために偽新政権はまた欧米の言うことを聞かない方向になり混乱に陥る可能性が高いものとなりそうです。 以上
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