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2014年5月 6日 (火)

「リュウグウノツカイ」と「サンアンドレアス断層」と「カリフォルニア沖でのメタン噴出」が一本のライン上につながったとき何が起きるのか

2014年04月11日


「リュウグウノツカイ」と「サンアンドレアス断層」と「カリフォルニア沖でのメタンの噴出」が一本のライン上につながった時に一体何が起きるのだろう




再びカリフォルニアに出現したリュウグウノツカイ

正確な日付けはわからないのですが、4月 8日前後に、メキシコのバハ・カリフォルニア州にあるラ・パズというビーチリゾートで、「海岸線ギリギリの浅瀬をリュウグウノツカイが泳いでいる光景」が撮影されました。

動画も後で載せますが、下の丸で囲んだものがリュウグウノツカイです。

oarfish-top-001.jpg


驚いた現場にいた人たちはすぐに「ビデオを撮って」と叫び、水中を泳ぐリュウグウノツカイを撮影します。それが下の光景です。水面ギリギリのところを泳いでいるのがおわかりかと思います。

oarfish-top-002.jpg


リュウグウノツカイの写真は死亡したものなどを含めて、それなりに見ましたが、このように浅瀬のビーチを泳いでいる光景を見たのはこれが初めてでしたので、それなりに驚きました。

下がその動画です。

ビーチリゾートの浅瀬で泳ぐリュウグウノツカイ




人々の「オーマイゴッド!」というフレーズが聞かれます。


さらに、西海岸の別の場所でもリュウグウノツカイが発見されたことが報道されていました。

another-oarfish.jpg

▲ 2014年4月8日にアップされた YouTube Rare oarfish sighting より。



カリフォルニアでのリュウグウノツカイといえば、昨年の10月13日に体長5.5メートルのものが打ち上げられています。写真などは、 2013年10月16日の地球の記録「カリフォルニアの海岸近くで体長 5.5メートルの巨大リュウグウノツカイが発見される」などにあります。


もっとも、昨年のリュウグウノツカイの出現の本場といえば、日本で、昨年の高知県で「 80 匹以上」のリュウグウノツカイを含む深海魚が定置網にかかっています。

下は昨年の産経ニュースからの抜粋です。

リュウグウノツカイ、サケガシラ 室戸沖で深海魚多数かかる 大地震の前触れ!?
産経ニュース 2013.09.04

高知県の室戸岬沖の定置網で、7月と8月に多くの深海魚が捕獲された。専門家によると夏に深海魚が見つかるのは珍しく、地元漁師らも異変に首をかしげている。

いずれも室戸市の地元漁師が深さ約70メートル付近に仕掛けた定置網で、4回の漁で計81匹がかかった。NPO法人が調査し、カウントしている。通常は年に1回ぐらい、数匹かかる程度という。


深海魚であるリュウグウノツカイは基本的に浅瀬には来ないのですが、最近多く浅瀬に来る理由についての推測として、記事の後半に魚類分類学が専門の瀬能宏さんという方のコメントがあるのですが、その中に以下の言葉があります。


「深層から海流が湧き上がったためでは」


これで思い出したキーワードが、

深層から

湧き上がる

のふたつでした。

そして、昨年からアメリカでリュウグウノツカイが出現しているのが西海岸だけだということが、そのキーワードと関係していることに気づきました。




カリフォルニア沖の海底から大量のメタンが噴出している事実

昨年の3月2に、

アメリカ大陸周辺で何が起きようとしているのか(1) : ロサンゼルス沿岸のプレート境界の海底から大量に噴出するメタン
 2013年03月08日

という記事を書いたことがあります。

それは、アメリカでの「サンアンドレアス断層のあるロサンゼルス沖から大量のメタンが噴出していることがわかった」という報道をご紹介したものでした。アメリカの KTLA という地方局の以下のような短い報道でした。

サンタモニカの悪臭の原因は海底から噴出しているメタンが原因の可能性
KTLA 2013.03.04

ロサンゼルス当局は、サンタモニカに漂う悪臭の原因は、海からのメタンの大量放出によって引き起こされたと推定している。

サンタモニカの火災防護チームがサンビセンテ近くの沖で測定した結果、海中に大量のメタンを発見した。当局は、最近の水温の変化は、海面の下でメタンが放出されたことによってプランクトンや藻類の大量発生が引き起こされたものによるかもしれないと語った。

メタンガスは地殻プレートが移動したことによる地質現象によって噴出されている可能性も考えられるという。


報道の最後に、

メタンガスは地殻プレートが移動したことによる地質現象によって噴出されている可能性も考えられるという。


とあることと、最近のカリフォルニア周辺でのリュウグウノツカイの出現の関係を考えるのは、単純すぎる話ではあるかもしれないですが、つい最近も、

「地質の憂鬱」の中にいるアメリカ : 全土で多発する地震の中、イエローストーン火山で過去 30年来で最大のマグニチュードの地震が発生した日
 2014年03月31日

という記事で、アメリカの西海岸で地震が多く起きていることを書いています。

他にも、この1年ほどのアメリカの周辺の海ではいろいろなことが起きています。


2013年にアメリカの海岸近くで起きたいくつかのこと

fl-map-05.gif

▲ 2013年3月8日の記事「アメリカ大陸周辺で何が起きようとしているのか : ロサンゼルス沿岸のプレート境界の海底から大量に噴出するメタン」より。


us-sea-map-23.gif

▲ 2013年12月2日の記事「東の海ではイルカの大量死、西の海ではザトウクジラの狂乱の渦中にあるアメリカ」などより。


それらには原因がわかっているものも、まったくわからないものもありますが、それらが、もし、

サンアンドレアス断層の異変

というものに結びつくとすると、厄介な話ではありそうです。




サンアンドレアス断層とは

このサンアンドレアス断層というのは、アメリカ西海岸に 1,300キロメートルにわたって続く巨大な断層のことで、下の2つの矢印の間のラインのあたりです。

san-andreas.gif

▲ サンアンドレアス断層。


この場所は、マグニチュード 8.7から 9.2と推定される、アメリカ大陸の過去数百年の中で最大の地震を起こしたとされている場所です。それは、西暦 1700年のことでした。まだアメリカ合衆国がなかった時代のできごとでした。過去記事には、アメリカの CBS テレビの報道について、以下のように記しています。

「もし」ですが、仮に現在、また、 1700年と同じようなサンアンドレアス断層の地震が起きた場合、それはもう CBS の報道にあるように「アメリカ西海岸の文明自体が消えてしまう」 というようなことになる可能性はあるようです。

建物が崩壊したり、津波での人的被害はもちろんなのですが、アメリカでは多くの主要なインフラが地下にあり、たとえば、 CBS の記事には、

世界とアメリカの通信をつなぐ光ファイバーの3分の2はサンアンドレアス断層を横断している

アメリカの天然ガスのパイプラインはサンアンドレアス断層を横断している

とあり、このようなことだけでも、「文明が消滅する」というような意味合いは少しわかるような気がします。


とあり、サンアンドレアス断層での大地震は、アメリカ合衆国という国家で想定できる自然災害としては最大のもののひとつというそうです。

ここで思い出すのは、2012年「 911 」に起きた「カリフォルニアの異臭騒動」です。




カリフォルニアで異臭が起きると、群発地震が発生する

これは以下の記事でご紹介した出来事でした。

赤く染まるユーラシア大陸最大の川と、カリフォルニアの周囲 100キロに漂う「 9月11日の腐臭」
 2012年09月12日

ca-smell.gif


▲ 2012年9月10日のロサンゼルス・タイムズの記事 Rotten smell reeks havoc across Southern California をご紹介したもの。画像は、テレビ局 KTLA5 からのものです。


その後、この異臭の原因は、カリフォルニア州にあるメッカという町(アメリカに「メッカ」という町があるのです)にあるソルトン湖からのものと報道されたのですが、私はやや疑っていました。

そのあたりは、

カリフォルニアの異臭は「アメリカのメッカ」から放たれたものか、あるいは違うのか
 2012年09月13日

という記事にありますが、「風の方向と、異臭が漂っていた範囲とソルトン湖の位置関係に整合性がない」と思ったのです。

結果として、その後、さきほど書きましたように、カリフォルニア沿岸の海底から大量のメタンが噴出していることがわかり、2012年9月の異臭も、このメタンの噴出と関係している可能性があると思われます。

そして、異臭騒動の2週間前、カリフォルニアでは尋常ではない数の群発地震が起きていました

下の表は群発地震が始まった 2012年 8月 26日の「たった1日」のマグニチュード 2.5以上の地震のデータの一部です。

eq-100-03.jpg


この規模の地震が「数分おきに発生していた」もので、アメリカ地質調査所のリアルタイム地震サイトには、上の何倍もの地震のデータが並びました。


そして、今、アメリカ西海岸はまた群発地震が起きています。

余震が 100回を越えた米国ロサンゼルスの地震は「サンアンドレアス断層」を刺激したかもしれないと専門家たちはいう
 地球の記録 2014年03月30日

今回のリュウグウノツカイの出現との関係はともかくとしても、ロサンゼルス・タイムズ は、3月 29日にロサンゼルスで起きたマグニチュード 5.1の地震について、その発生場所から、

「この地震はサンアンドレアス断層を刺激したかもしれない」

という専門家のコメントを載せています。

la-0329.gif

▲ 2014年3月26日のロサンゼルスの地震の震源とサンアンドレアス断層の位置関係。


ここにきて、2012年頃から現在に至るまでアメリカの西海岸などで起き続けている「不思議な現象」だと思っていた様々な出来事が、

ひとつのライン上で繋がってきたかもしれない

と感じます。

そして、それらの関係のなさそうなそれぞれの出来事は、太平洋での海底の異変を示しているということなのかもしれませんし、あるいはまったく違う何らかの変動の予兆なのかもしれません。

現時点では、予測も何もできるような段階ではないですが、これからも海の異変が続くような場合だと、さすがに気になります。

以上は「IN DEEP」より
予想されるのはやはり巨大地震があります。あとは時間の問題です。  以上

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