天皇と皇族のお言葉に秘められた国家と国民への重いメッセージ(1/6)
「天皇の役割を果たそうと努力できたことを幸せだったと思う」
天皇と皇族のお言葉に秘められた国家と国民への重いメッセージ
(SAPIO 2014年3月号掲載) 2014年3月24日(月)配信
文=高森明勅(神道学者)
国民のために祈り続ける天皇陛下。それを支える皇族方。そのお言葉には深い意味が込められている。近年、そのお言葉が時に“過激”化しているという。神道学者・高森明勅氏が読み解く。
皇室の方々の「お言葉」について誤解している人が多いようだ。宮内庁の役人あたりが当たり障りのない美辞麗句を並べた儀礼的、形式的な作文をこしらえて、ただそれを読み上げているだけではないのか。記者会見でのやりとりも、あらかじめ用意された無難なシナリオをなぞっているにすぎないだろう、と。
そんな誤解があるから、取り立てて注意を払おうとせず、一々丁寧に理解しようともしないで見過ごしているように思える。だが、実際は違う。どのお言葉もご本人がじっくり時間をかけて用意されている。記者会見での当意即妙のお答えに舌を巻くこともある。それらの内容は驚くほど深く、鋭い場合がしばしばで、時にはかなり率直であり、“過激”ですらある。
もちろん天皇陛下は憲法上、「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」という極めて制約の多いお立場だ。皇族の方々も「象徴」たる天皇のご近親として、自由気ままなご発言は決して許されない。しかし、むしろそれ故にこそ、細心に選ばれ慎重に練り上げたお言葉に渾身の思いを託しておられる。
お言葉は皇室と国民を直接つなぐ、数少ない貴重な“懸け橋”である。改めて注目する必要があろう。
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- 以上は「sapio」より
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