横須賀市内川の核燃料加工会社「グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン」(GNF-J)で今月八日、放射性物質に汚染する可能性があるとされる「第一種管理区域」の加工工場で、外部に放射性物質を漏らさないための給排気設備の一部が停止していたことが十八日、分かった。

同社は二日後に自社ホームページで概要を掲載したが、「法令で定められた報告の対象ではない。外部に放射性物質は漏れていない」として、周辺住民への公表はしなかった。

同社広報部によると、八日午後四時二十分ごろ、大雪の影響で市内で停電が発生するなどして電気系統に不具合が生じ、粉末ウランを固めて核燃料に加工する工場内の一部の給排気設備が止まった。この設備は、事故が起きた時にウランが外に飛散しないよう、室内の気圧を外より低くしておくための装置。通常運転に戻ったのは約七時間後の午後十一時半ごろだった。

同社では停電が起きると非常用電源が作動するが、今回は一部だけが停止したため作動しなかった。

同社は原子力規制庁に報告。広報部は「復旧するまで、室内の低い気圧は保たれており、気圧管理はできていた。加工作業はしておらず、従業員のけがや被ばくはない。周辺環境への影響もない」としている。 (中沢佳子)

横須賀 核燃料加工会社 給排気設備が一部停止

東京新聞 2014年2月19日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20140219/CK2014021902000118.html
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