核融合研究進展、プラズマ Ⅰ億度に迫る
核融合研究進展、プラズマ1億度に迫る
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April 6, 2014 核融合研究には毎年200億円以上が投じられているが、成果がわかりにくい。自然科学研究機構の核融合科学研究所(岐阜県土岐市)は、大型ヘリカル装置(LHD)で1億度に迫るイオン温度9400万度を達成した。4月2日から4日まで同研究所で開かれた「平成25年度プロジェクト成果報告会」で発表した。LHDは、核融合実験炉で主流のトカマク型と違うヘリカル型。ヘリカル型としては世界最大の装置で、1998年から実験を積み重ねており、その進展が注目されている。 昨年10月2日から12月25日にかけてプラズマ実験を実施した。水素やヘリウムの制御が進んでプラズマの性能が上がり、運転領域を拡大し、2つの新記録が出た。まずイオン温度は、昨年の8500万度を超える9400万度に上がった。この時の密度は1cc当たり10兆個だった。定常運転では、1200キロワットの加熱電力で48分間、プラズマ保持に成功した。この定常プラズマに注入された総エネルギー量はこれまでLHDが持つ世界記録の1.6ギガジュールの2倍以上の3.4ギガジュールに達した。将来、核融合が実現する際には長時間の定常運転が欠かせないだけに、総注入エネルギーの拡大は意義がある・・・ 昨年10月2日から12月25日にかけてプラズマ実験を実施した。水素やヘリウムの制御が進んでプラズマの性能が上がり、運転領域を拡大し、2つの新記録が出た。まずイオン温度は、昨年の8500万度を超える9400万度に上がった。この時の密度は1cc当たり10兆個だった。定常運転では、1200キロワットの加熱電力で48分間、プラズマ保持に成功した。この定常プラズマに注入された総エネルギー量はこれまでLHDが持つ世界記録の1.6ギガジュールの2倍以上の3.4ギガジュールに達した。将来、核融合が実現する際には長時間の定常運転が欠かせないだけに、総注入エネルギーの拡大は意義がある。 |
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以上は「national geographic」より
地球上に太陽が出現すれば新たなエネルギー源として有効な手段となります。安全第一で進める必要があります。 以上
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