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2014年7月23日 (水)

福島原発、凍らないトレンチ配管の中には何か相当暖かいものが・・・

福島原発、凍らないトレンチ配管の中には何か“相当暖かいもの”が・・・規制委・検討会

2014-07-08
 昨日7月7日、原子力規制委員会が行った「第24回特定原子力施設監視・評価検討会」、東京電力による「氷の壁」作成作業の遅れについて、“規制委が強く苦言を呈した”、ということになっていますが・・・

 「規制委、東電に凍結能力強化要請 福島第1、トレンチ止水で」(47NEWS=共同通信 7月7日)
 「汚染水抜き取りに遅れ=トレンチ内凍結難航-福島第1」(時事通信HP 7月7日)

 いやいや、この会合、あぶない、あぶない!! 「ぴー」になりそうな発言、連発です。

 この会合の前半部の検討課題が、高濃度汚染水約1万1000トンが溜まっているトレンチから、この汚染水を汲み出すために、タービン建屋との接続部に「氷の壁」を作り栓をする作業の、進捗状況について、でした。

東電「氷の止水壁」
東電作成・当日検討資料から)

 すぐに凍るはずだったのに凍らない。ということで、まずは更田・原子力規制委員です。

 「たとえばS6という位置で言うと、5月29日ではいったん凍っているけれど、6月29日では10℃位に戻っている、始めた時よりも温度が高くなっている。・・・凍っているところもありますが、全然凍っていないところもある・・・温度分布の状況を見ていると、このままやっていて凍るとは考えにくい。」(youtubeから)

 東電は、“配管の周りが凍りにくいのは分かってましたが、さらにトレンチに「流れ」があって、ゴニョゴニョゴニョ”。
 しばしのやり取りの後、福島大学・渡邊教授です。

福島大学渡邊教授
(↑埋め込みコード無効設定になっていますので外部リンクさせてあります)

 「(流速計の問題なんですけど・・・)上部の方は南西方向になっていて、下の方は全体が北東方向になっていると二分化していますよね。『対流』『対流』と言っていますけど、対流じゃなくて、基本的に例えば地下の水位が上がって、地下の水位で運動量で輸送されて北東方向に全部が一様化されているという可能性はないのでしょうか。要するに何かというと漏れてる、・・・立坑の中だけで閉鎖されているのかどうかということも含めて、きちんと対応しないと凍結できないんじゃないかと・・・」

 話はあくまで「氷の壁」が出来るかどうかですから、「漏れてたら凍結できないんじゃないか」となるのですが、いやいや、いやいやいや、漏れてたらヤバイでしょ。高濃度汚染水ですよ。(ぴー)
 さらに畳みかけて「このデータを単純に見ると、プラス0.5くらいまで水位が上がって、下の流速が上がってきたと見ることもできる。漏れてないとこういう方向は出ないのではないか」とも、渡邊教授は言っています。
 で、これは序の口、この話に続けて、↓こうです。

 「管のあるところが13℃とか15℃とかになっていますよね、普通、現在の地中温度だと・・・こうはなりませんよね・・・配管の熱源なんか検討していただきたい・・・せっかく観測しているのだから、観測値を用いて熱量計算できるのだから、そんなに難しい計算ではないと思いますから、配管の中に実際にどういうものがあるのか、必ずしも外側の空気の影響だけではなくて、やっぱり相当暖かいものが入ってきているっていう可能性が十分考えられますので、・・・、そこも含めた上で、きちんとやってもらいたい。」

 う、「相当暖かいもの」って、自分で崩壊して熱を出すアレですかね、核燃料(ぴー)。

 もちろんこの後の議論展開は、「それを、どうやって冷やすか」だけで、暖かいものが何かなんて、全然、話されないのですが、さてしばしの議論の後、司会兼任の更田・原子力規制委員が再登場します。

 「最も簡単な冷却量の計算が示されていない。最も簡単なと言うのは、冷媒の入口温度と出口温度の温度差が分かっているんだから、比熱容量と流量を掛ければどれだけ除熱できているのかはすぐわかる。・・・。どれだけ除熱できているのかという数字はすぐに出てくるのに、その数字が示されないというのはとても不思議です。・・・ちょっとやそっと流れがあってもガチンガチンに固められるよう冷却能力を上げるというのが普通なのじゃないでしょうか。」

 数字なんて出して、予定外の発熱源がトレンチ内にあることになったらどうするんですか。格納容器内に留まっているはずの核燃料の行き先の一端がバレちゃうじゃないですか。もちろん、話はそっちの方には行かず、またぞろ「どうやってガチンガチンに冷やすか」ですが。
 でも、そこんところ、規制委・安井対策監が、この発言に続けてフォローしてくれています(^_^;;

規制委・安井対策監
(↑埋め込みコード無効設定になっていますので外部リンクさせてあります)

 「ほんとうに流速なんでしょうか、原因は。わずか1分間に1ミリ、1時間に6センチの水の動きですら固まらないというのは、・・・非常にゆっくりした流れで、かつ、タービン建屋から出てる配管から水が流れてるわけで、・・・、大量の水ではないのだから、配管自体が暖められているのではないでしょうか。これは深刻で、・・・、配管、ケーブルの管壁まで固まらないと閉塞が完成しないんじゃないでしょうか。もっと別のことやらないと、待っていれば凍るという問題じゃない。次元が違うんじゃないか。・・・この程度の流れで固まらないなら、凍土壁なんて全然固まらない。無きに等しい流れで固まらないとは、考え方の基本がちょっと違うんじゃないか。」

 まあ、またもや話は「固まらない」方向ですが。固まらないついでに、凍土壁までバッサリです。

 しっかし、東電の担当者、「バッカヤロー、飛散した核燃料で暖められてるのは分かってんだよ~。それをそう言えない弱みにつけ込みやがって、どこまで人を袋叩きにするんだ。お前ら人間のクズだぁ!!」と叫びたくならないのでしょうか?? ま、たとえ叫んでも、ここまでメルトアウトに口をつぐんできたやつこそが最低、としかならないことは変わりませんけど。

 それにしても、凍土壁なんて話、早くやめて、別の対策を考えないとどうにもなりません。汚染水には“なにか暖かいもの”が混じっていて凍りませんし、その汚染水は漏れています
 私も「拡散」好きのネットワーカーのはしくれですが、核燃料の拡散はひらにご容赦です。


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