「慢性疲労症候群」の脳内に広範囲の炎症を発見(3/3)
「慢性疲労症候群」の脳内に広範囲の炎症を発見!
“怠け”と誤解される異常な疲れとの因果関係
なりやすいのは「こだわりの強い人」
引きこもりになりやすい人と共通点も
それでは、どのようなタイプが慢性疲労症候群になりやすいのか。それは、こだわりの強い人や、ストレスに当たったときにいい加減にできず、突き詰めてしまう人だという。
やはり、引きこもり状態になりやすい人と、どこか共通していそうだ。
「そうしたストレスを抱え込みやすい人は、何かのきっかけでドロップアウトしやすいですね。重度で慢性化してくると、ちょっと動くだけでも疲れが出てしまうので、家から出られなくなっている人も多いです」
家から出られない人たちの中にも、調べてみると、当てはまる人も相当数いるのかもしれない。
とはいえ、多いケースは、調子のいい日に動きすぎて、その後2~3日に寝込んでしまうことを繰り返す人だという。
無理して動くのは、あまりよくない。
「睡眠のリズムを崩して慢性化させてしまうことは避けないといけません。まずはレベルを一旦落とし、午前中に光を浴びて、脳の中でホルモンを夜に立ち上げるようにしていくリズムからつくりだします。また、調子のいい日でも6~7割くらいにとどめて、調子の悪い日でもできる運動から始められるくらいのレベルを継続し、リハビリ的に伸ばしていくことです」(中富院長)
現在、慢性疲労症候群を診療できる医療機関は数が少なく、大阪市立大学疲労外来、九州大学心療内科、名古屋大学総合診療センターなどに限られている。もちろん、同クリニックでも受け付けている。
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(非公開)申し込み制・定員20人
申し込み先:hikikomoridaigaku@gmail.com
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