「自然放射線と比べて、今回の人工放射線の量は極めて低いので心配しなくていい」
「微量の放射線であれば、むしろ人体にとっては良い影響がある」

という発言を政府やメディアに出てくる学者から良く聞きます。

また、一方で「自然放射線も人工放射線も放射線である限り同じもので、どちらも人体にとっては悪影響である」というお話も良く耳にします。

この件について、個人的には、放射線の専門家である市川教授の見解(動画や以下の著書)に非常に近い考えではあります。
キーポイントは「外部被ばくか、内部被ばくか?」「体内に蓄積するかどうか?」という点であり、その点で考えると【人工放射線】は微量であろうと体内に取り入れたらNGだと思います。


※市川定夫著「環境学」より

「人工放射線も自然放射線も、生物や人体にたいする影響は同じである」との前提は間違いである。人工放射性核種には、生体内で著しく濃縮されるものが多く、それゆえに大きな体内被曝をもたらすという、自然放射性核種には見られない特質がある。それはなぜかというと、生物の進化と適応の過程と密接な関係がある。
この地球上には、生物が現れる以前から、自然放射性核種が存在していた。その代表的なものが カリウム40である。私たちは宇宙線、地殻中からのもの、食物などを通して体内に入ったもの、合わせると、年間850マイクロシーベルト前後の自然放射線の被曝を受けている。
自然放射線のうち、体内被曝と、地殻からの対外被曝の大部分はカリウム40である。これは、生物にとって重要な元素であるから、否応なしに体内に入ってくる。しかしカリウムの代謝は早く、どんな生物もカリウム濃度をほぼ一定に保つ機能を持っているため、カリウム40が体内に蓄積することはない。生物が、その進化の過程で獲得してきた適応の結果なのである。
次に多いのはラドンであるが、希ガスであるため、体内に取り込まれたり濃縮されることはなく、すぐ体内から出ていく。
これらの自然放性物質と異なり、著しい生体濃縮を示す人工放射性物質は、いずれも自然界には存在しないものである。
例えば、ヨウ素がそうである。天然のヨウ素は、その100%が非放射性であり、生物は、この非放射性のヨウ素に適応して、哺乳動物なら、それを甲状腺に選択的に集めて、成長ホルモンをつくるのに活用する性質を獲得している。
また、ヨウ素は、海に豊富に存在するが、陸上には乏しいため、進化の途上で陸上に生息するようになった植物は、ヨウ素を効率よく高濃縮する性質を獲得してきている。つまり、現在の高等植物がヨウ素を空気中から体内に何百万倍にも濃縮したり、哺乳動物がヨウ素を甲状腺に集めるのは、いずれも、天然の非放射性ヨウ素に適応した、みごとな能力なのである。
ところが、人類が原子力によって、放射性ヨウ素をつくり出すと、進化の過程で獲得した、こうした貴重な適応が、たちまち悲しい宿命に一変し、その放射性ヨウ素をどんどん濃縮して、体内から大きな被曝を受けることになってしまうのである。
ストロンチウムも同じである。この元素の自然界での存在量はわずかであるが、この元素と科学的性質が同じカルシウムが大量に存在し、生物にとって重要な元素の一つとなっている。天然のカルシウムには、放射性のものが存在せず、それゆえ生物は、この元素を積極的に取り込んで、骨、歯、鳥の卵殻、貝殻、エビやカニの甲羅などをつくっている。つまり、カルシウムをこれら組織に蓄積、濃縮するのである。このカルシウムと化学的性質が同じストロンチウムも、これら組織に沈着、濃縮される。したがって、原子力によってスチロンチウム90をつくり出すと、28年という長い半減期をもつこの人工放射性核種が、これら組織に沈着、濃縮されることになる。ストロンチウムはベータ線をだして、骨髄などの組織に集中的な被曝をもたらす。
このように、人工放射性核種は、自然界になかったものであるため、生物をあざむき、生物が長大な進化の過程で築きあげたきた貴重な性質が、たちまち悲しい宿命に一変するのである。そして、このことこそが、原子力の最大の問題である。(転載終了)



【人工放射線】の最大の問題は、それを放射する元素が『体内に濃縮・蓄積する』ことのようです。
つまり、これは『内部被ばく』において非常にやっかいであるということですね。

【自然放射線】も放射線としての性質(α線、β線、γ線)は【人工放射線】と変わりはないようですが、人類は進化の過程で長い年月【自然放射線】と付き合ってきているので、『内部被ばく』を受ける前にその元素を自然と体外へ排出させてしまうことができるようです。
しかし【人工放射線】は、ここ数十年で初めて人類が遭遇した元素のため、自然に体外へ排出する作用が働かず、逆に「カルシウム」などと似ている元素の場合は、間違えて体内に濃縮・蓄積させてしまうこともあるようですね。

だから、冒頭の「自然放射線と比べて、今回の人工放射線の量は極めて低いので心配しなくていい」「微量であれば、放射線は浴びた方が体に良い」という発言は、それは自然だろうと人工であろうと『外部被ばく』の場合に限ってであり、『内部被ばく』が人体にとって悪影響であるならば、放射性物質は一切「体内に溜めない」ほうが良いようです。ただ、一切と言っても自然の元素は勝手に排出されるので、実際は人工の元素だけですが・・・。
また、「自然放射線も人工放射線も放射線である限り同じもので、どちらも人体にとっては悪影響である」というのも、『内部被ばく』であればその可能性が高く、『外部被ばく』であればそうとも言えないようです(※微量で効果があるならば)。

いずれにしろ、現在は【人工放射線】を放射する物質が日本中に拡散されているので、どの地域で放射線の量がどうこうよりも、微量にせよ、いかに『内部被ばく』をしないかが重要だと思います。
そして、いくら『内部被ばく』を気をつけていても、隠蔽の多い現状の世の中では、自然に食からも空気からも体内に入ってくる可能性は高いです。
そうすると次に重要になってくるのは、いかに『放射性物質を体外に排出させる』かであり、その研究をしている『ゼオライト生命体応用研究会』の活躍が、今後の日本にとっては非常に重要になってくるかと思います。


また、富士山ニニギの見解では、【自然放射線】と【人工放射線】では、放射線としての性質(α線、β線、γ線)は同じでも、中に入っている『情報』が全然違うと言います。
詳細は、スピリチュアル雑誌の「アネモネ」で情報を掲載しているので、その一部を今度ご紹介したいと思います。ちなみに来週には、久しぶりにニニギさんのところへ伺う予定です。