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2014年10月21日 (火)

超巨大黒点群が地球に向かってくる

2014年10月20日


超巨大黒点群が地球に向いてくる

地球を飲み込むサイズの黒点群

現在の太陽黒点は、数そのものは 60 個と、特別多くも少なくもないのですが、下の写真の左端のほうに「 2192 」と番号が書かれた黒点群があるのがおわかりかと思います。

sun-spot-1019.gif
Spaceweather


この黒点群 2192 がですね……。


でかいのです。


スペースウェザーが地球の大きさと比較した写真を掲載していました。

sunspot-ar2192.jpg
Spaceweather


地球の大きさほどもある黒点群……と書きたいところですが、地球のサイズよりはるかに大きい。それにしても、黒点っていうのは上のように近くから撮影されたものを見ると「穴」のイメージがあり、地球が黒点に吸い込まれそうな感じがしたりもします。

そして、昨日、この巨大な黒点群 2192 がXフレアを発生させました。

2014年10月19日の Xフレア

x1-ar2192.jpg
Spaceweather


スペースウェザーから記事をご紹介します。

X1-CLASS SOLAR FLARE
Spaceweather 2014.10.19

X1クラスの太陽フレア

ベヒモス級の黒点群 2192 が 10月 19日にXクラスの太陽フレアを爆発させたが、これは驚くにはあたらない出来事だ。巨大な黒点は巨大なフレアを発生させやすい傾向があり、黒点群 2192 も例外ではないからだ。

今回の爆発で、おそらく宇宙空間に CME (コロナ質量放出)が噴出されたと考えられるが、現時点ではまだ NASA の太陽観測衛星 SOHO のデータでは確認されていない。仮に CME が放出されていた場合、爆発が太陽の東の端で起きたために、地球の広範囲にまで達する可能性がある。

今後、黒点群 2192 は地球側に回り込んでくるが、Xクラスなどの巨大なフレアを発生させる可能性が高い。



上の記事に「ベヒモス級の黒点群(Behemoth sunspot )」という表現が出てきます。

「ベヒモスって、以前に記事に出てきた気がするけど何だっけ?」

と調べてみますと、2012年の記事、

夢で見た「3つめの太陽」と「笑う黒点」
 2012年06月18日

の中で、やはり、スペースウェザーの記事の中に出てきたのでした。
このベヒモスというのは、ベヒモス - Wikipedia によると、

旧約聖書に登場する陸の怪物。語源は「動物」と言う意味のヘブライ語「behamath」の複数形に由来する。

あまりの大きさのために、一頭しか存在していないにもかかわらず、複数形で数えられたとする説も存在する。一説には豊穣のシンボルであり、また悪魔と見なされることもある。


というもので、このベヒモスは、神が天地創造の5日目に造りだした存在で、同じく神に造られ海に住むレヴィアタンというものと二頭一対を成すとされているのだそうです。

そして、

世界の終末には、ベヒモスとレヴィアタンは四つに組んで死ぬまで戦わさせられ、残った体は終末を生き残った「選ばれし者」の食べ物となる。


のだとか。

世界の終末を生き残った「選ばれし者」たちは、

こちらのベヒモスか、

behemoth-2.gif


こちらのレヴィアタンか、

Leviathan.gif


の勝ったほうを食べなければならないようです(ずっとこれを食べて生きていく?)。

いずれにしましても、そのような「ベヒモス級」と比喩される巨大黒点がこれから地球方面に向いてきます。




やや緊張する今後1週間

太陽フレアそのものの脅威はともかくとして、仮に「今のような時期」に太陽が地球方面に向けて大きなフレアを発生させた場合は、「地球の磁気に大きな影響を与える」という意味では何となく厄介な感じがします。

というのも、現在の懸念として、

・エボラ
・イスラム国
・経済と市況


など、他にもいろいろとあると思いますが、どれも太陽活動と関係するものだと思っているからです。

エボラのほうは、エボラというより、インフルエンザなどを含む感染症全体の話にもなりますが、

世界中で蔓延する「謎の病気」の裏に見える太陽活動と白血球の関係
 2014年05月04日

という記事の中でふれました、

「太陽活動が活発になると、白血球減少症の患者が増加する」

という統計があります。

sww-1957-08.gif


そして、この「白血球の増減」は、人間が病気にかかりやすい体質となるかどうかと関係します。

白血球の 60 %程度を占める好中球という存在が、人間を細菌などの感染症から守ってくれているわけですけれど、そのせいかどうかはともかく、過去の統計として、

太陽活動による地磁気の増加と感染症の流行はほぼ完全に一致してきた


という歴史があります。

下はヤゴディンスキー博士という人による調査です。

各種の伝染病と地磁気活動との関係(1971年)

ss-bacteria.gif

▲ 赤痢、天然痘、猩紅熱、ポリオのそれぞれの地磁気活動との関係を示した 1971年の研究論文。過去記事「太陽活動での地磁気の乱れが誘発するもの」より。


太陽活動の増加にしたがって「白血球が減る」という傾向があると共に、太陽活動の影響での地磁気の変化と感染症の流行は、ほぼ一致したグラフを描いていることがわかります。

要するに、

現在の状況下で太陽活動が活発になり地磁気が増加すると、エボラを含めた様々な感染症の増加がさらに拡大する


というような可能性はあり得ると思います。

ところで、エボラに関しては最近、興味深い記事を見かけました。



病気の感染と発症を振り分けているものの正体

ebola-immune-top.gif

▲ 2014年10月18日のエポック・タイムズより。


これは、10月 17日に、テキサス大学オースティン校のスティーヴ・バレン( Steve Bellan )博士が医学誌ランセットに発表した論文を紹介した記事で、

・エボラ患者と密接な関係を持ったうちの 71 %は病気を発症していない

・エボラ患者と密接な関係を持ったうちの 46 %がウイルスに感染していた証拠があるにも関わらず病気を発症しなかった


という調査結果から、ある程度の割合で「あらかじめエボラに対しての免疫力を持っている人たちが存在する可能性」について書かれたもので、エボラに対する免疫力を持つ人たちと持たない人(エボラを発症した人)たちのお互いを研究することによって、エボラを制圧するための何らかの機会が見出させるかもしれないというものです。

まあしかし、これはどんな病気にも言えることではあるとは思います。

かつて、ペストが黒死病といわれていた時、治療薬などなかった西暦 500年代や中世でも、全員が感染したわけでもないし、天然痘が猛威をふるったときも全員が感染したわけではないです。

もう少し身近な例では、風邪がどれだけ流行しても、「現在、日本人全員が風邪を引いています」というようなことは起こりえないわけで。ウイルスが人々に平等に体内に入り込んでいるとしても、感染して発症する人たちがいる一方で、感染も発症もしない人たちがいる

どんな病気に対してでもそうでした。

だから、人類はとりあえず現世人類が登場して以来、十数万年を生き残ったのだとも思います。

ウイルスが全員が感染して発症するものならば、どこかの時点で人類は絶滅しています。

そして、この、

・ある病気にかかる
・ある病気にかからない


の差が何によって決められているのか明確な答えを出した医学や科学はありません。

日本では「2人に1人が感染した」 1918年のスペイン風邪のような非常に強力なウイルスによるパンデミックでも、やはり「2人に1人」なんです。半数は感染していないか、あるいは感染しても発症していない。

上に出てきました「ベヒモスを食べることになる」世界の終末を生き残った「選ばれし者」たちは、少なくとも、病気で死んだりすることもなさそうな感じです。

免疫の弱い私は真っ先にウイルスに駆逐される対象っぽいですが、あんまりベヒモスは食べたくないのでそれでもいいかな、と。最近、四つ足(哺乳類)の肉を食べることに次第に抵抗感が強くなっていて、食べられないかもしれないですし。

まあ、食べ物としてのベヒモスの話はともかくとして、病気ひとつとっても、私たち人類が「見えないところで生死を選別されている」ことを感じます。



社会の混乱は増大するか?

話がそれましたけれど、「太陽活動と病気」の他に、例えば過去記事の、


太陽と暴動。そして、太陽と戦争
 2014年03月04日

や、あるいは、

太陽と社会混乱 : 直近2年半の中で最も強い太陽黒点活動だった時に起きていたウクライナ紛争、タイのクーデター、イラクへのISILの侵攻……
 2014年06月20日

などに書きました、

太陽活動と社会混乱

の関係性も相変わらず昔から現在に至るまで続いています。

何度も登場していただいている、 20世紀初頭に「地球上の生命現象が宇宙の物理的な現象とつながっている」ことを発表したロシアのアレクサンドル・チジェフスキー博士(1897 - 1964年)は、

「大衆の興奮も太陽の周期に従っている」

と述べています。

嶋中雄二著『太陽活動と景気』 第6章より

チジェフスキーによれば、太陽の影響力は、個体から集団、群生に至る生物系のすべての組織レベルに及んでいるとされた。そして彼は、動物の血液、リンパ液、原形質等のコロイド電気変化が、太陽活動の変化やバクテリアの成長と平行関係にあることを突きとめた。

こうして、チジェフスキーは、地球上のあらゆる生物の発達は、太陽宇宙因子の直接的影響下に進んだものであり、人類もその例外ではないと考えた。彼は、戦争や革命など人間の不穏状態に関する徴候、あるいは「大衆の興奮も太陽の周期に従っている」とした。


経済や市況にも同じことが言えるはずです。

つまり、突然の為替や株式市場の崩壊的局面なども「人間によって引き起こされる」ものですので、上のチジェフスキー博士の理論を当てはめると、上に行くか下に行くかは別として、「相場の大きな変動も起きやすい」とは言えそうです。

最近、株式相場の上下の動きも荒いようですし。

太陽活動は関係ないですが、山の事故(ヒマラヤ山脈の遭難死者43人に、トレッキング中の災害で過去最悪)や、あるいは、短絡的な殺人なども含んで、相変わらず「大量死の時代」のイメージが続く最近の状況の中、これから数日の間、地球は「巨大な黒点群」の影響下に入ります。

sunspot-ar2192-2.jpg

NOAA (アメリカ海洋大気庁)の、10月 19日(日本時間 10月 20日)からの 48 時間の太陽フレア発生予測を見ると、Mクラスは 60 %、Xクラスは 20 %になっています。

noaa-forecasts-1019.gif
Spaceweather


しかし、この黒点群は先に書きましたように、すでにXクラスのフレアを発生させていて、規模はともかく、今後、地球方面にダイレクトにフレアを発生させる可能性も高いと思われます。

もちろん、X10 などのとんでもない規模のフレアが発生すれば、「直接的な影響」(停電や通信インフラなどの損傷等)のほうも懸念されますが、とりあえずは、太陽フレアの直接的影響より「間接的な影響」による社会混乱の拡大が懸念される感じもいたします。
以上は「IN DEEP」より
今は運良くフレアーが地球を直撃していませんが、今後巨大フレアーが直撃する可能性も十分あります。被害は想像もできません。ないことを願うだけです。  以上

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