「燃料電池車」覇権争奪レポート(3/6)
日本が勝つか?「燃料電池車」覇権争奪レポート【1】
(PRESIDENT Online ) 2014年7月1日(火)配信
「08年にFCVのリース販売を開始しましたが、それに至るまでに水素や高電圧の電気の漏れがないことを確認するため、数十項目にのぼるテストを実施しています。来年に発売する新型モデルは、燃料スタックを車のセンタートンネルに搭載して背の低いセダンタイプにし、前のモデルより重量も200キログラム以上軽量化、航続距離の延長をより実現できる工夫をしました」
13年7月、ホンダは燃料電池システムで米ゼネラル・モーターズ(GM)と提携し、20年を目途に量産型を共同開発する予定だ。小型設計など生産技術に強みを持つホンダと、スタック部品の開発に1日の長があるGMが手を握ることで、豊富な特許を利用し合う「シナジー効果」が期待できる。実は、FCVの開発で、トヨタ自動車とGMが提携寸前までいっていながら、それが破談になったあと、ホンダとGMの提携が電撃的に発表された経緯がある。
ホンダの狙いについて守谷は、
「アメリカの力は、非常に重要だと思っています。アメリカを巻き込んで進めないと。独善的に日本だけでというわけにはいきません。オープンイノベーションの時代でもあり、そこは力の強いアメリカと組んで開発や市場開拓をやっていくところに、大きな価値が生まれると考えています」
と、日米連携に大きな期待を寄せた。
■HVとFCVの技術は、ものすごく親和性が高い
トヨタは、13年11月に開催された東京モーターショーで、15年に市販予定の「FCVコンセプト」を、会場のメーンに置いて展示した。
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- 以上は「president online」より
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