「燃料電池車」覇権争奪レポート(5/6)
日本が勝つか?「燃料電池車」覇権争奪レポート【1】
(PRESIDENT Online ) 2014年7月1日(火)配信
ところが、FCVは、スタック部分を除けばHVとよく似た構造のため、97年にプリウスを発売して以来HV分野で先行してきたトヨタにとって、自社が培ってきた特許やノウハウの強みを大いに生かせる世界でもある。この点を小島康一・技術開発本部FC開発部部長に質すと、「HVとFCVの技術はものすごく親和性が高いんです」
と前置きして、こんな答えを返してきた。
「燃料電池車の構成は、内燃機関をスタックとタンクに置き換えただけなので、全体の仕組みはハイブリッドシステムそのものなのです。基本的に燃料電池とハイブリッドの技術はイコールですから、これまで社内で磨いてきたハイブリッド技術を十分生かすことができます」
市販を始める15年以降のFCV開発を手掛ける小島にとって、これからの課題は何なのか。その問いに対しては、
「効率化の追求がすべてです」
と語り、今後の目標を次のように話した。
「燃料電池の効率がよくなればなるほど、必要な水素量は減っていきますし、航続距離を長くすることができます。そのためには、車の空気抵抗を下げる、車両を軽くする、そういったすべての見直しが必要です。燃費を高める技術開発を今後も続けていけば、その先に燃料タンクを一本にする道筋が見えてくると思います」
考えてみると、EVもFCVも「電気」で走ることに変わりはない。ただ、航続距離でEVの200キロメートルに対し、FCVは500キロメートル以上と両者には根本的な違いがある。
と前置きして、こんな答えを返してきた。
「燃料電池車の構成は、内燃機関をスタックとタンクに置き換えただけなので、全体の仕組みはハイブリッドシステムそのものなのです。基本的に燃料電池とハイブリッドの技術はイコールですから、これまで社内で磨いてきたハイブリッド技術を十分生かすことができます」
市販を始める15年以降のFCV開発を手掛ける小島にとって、これからの課題は何なのか。その問いに対しては、
「効率化の追求がすべてです」
と語り、今後の目標を次のように話した。
「燃料電池の効率がよくなればなるほど、必要な水素量は減っていきますし、航続距離を長くすることができます。そのためには、車の空気抵抗を下げる、車両を軽くする、そういったすべての見直しが必要です。燃費を高める技術開発を今後も続けていけば、その先に燃料タンクを一本にする道筋が見えてくると思います」
考えてみると、EVもFCVも「電気」で走ることに変わりはない。ただ、航続距離でEVの200キロメートルに対し、FCVは500キロメートル以上と両者には根本的な違いがある。
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