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2014年11月17日 (月)

宇宙探査の意義と意味

2014年11月17日


宇宙探査の意義と意味:地球の周囲も月も火星も金星もその他諸々の太陽系は「地球の宇宙産業廃棄物」だらけ

2013年7月にジンバブエに3体落下した所属不明の物体

space-debris-top.gif

▲ 2013年7月22日のジンバブエのメディア Bulawayo24 より。



彗星に定住するフィラエのこれからを考えていると

最近は、太陽や彗星などの宇宙関係の記事が多かったんですが、探査機ロゼッタがチュ…………チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に子機を着陸させることに成功しました。

しかし、着陸させるにはさせたんですが、予定していた着陸地点から跳ねてしまって、太陽の光があまり届かない場所に着地してしまい、「休眠状態」となったことを先日の記事「彗星の正体の判明はどうなる?」で書きました。

眠れる彗星上のフィラエ(名称の由来は、ナイル川のフィラエ島という島の名前だとか)は、現在は下のようなまま眠りについているようです。

rosetta-landing-machine.jpg
・ESA


この写真は、フィラエが休眠前に自身に搭載されているカメラで自画撮りしたもので、この後しばらくして、フィラエは眠りにつきます。

……と、ふと思ったのですが、仮にこの後、フィラエが眠りから目覚めることがなかった場合、

「ずっとこのチュ何とか彗星の上に居続ける?」

と思ったのです。

地球の人類の探査機を表面にくっつけたまま秒速 30キロメートルで宇宙空間を突き進む彗星……。

ちなみに、フィラエの投下以降の探査機ロゼッタのミッション予定を Wikipedia で見てみますと、

2014年11月12日:彗星への着陸機フィラエの投下および着陸。
2014年11月-2015年12月:太陽を周回する彗星の活動状況を観測。
2015年12月31日:ミッション終了予定。


となっていて、「フィラエを回収」という項目はミッションにはないようですので、眠っていようが起きていようが、フィラエは彗星に置きっ放しということになるようです。

しかし、ふと「これまで、人類は、太陽系の様々な惑星にどれだけいろいろなものを放置させてきているんだろう」と思いまして、宇宙探査機の一覧 - Wikipedia を見てみますと、1966年に旧ソ連の「ベネラ3号」という無人着陸機が、ミッション自体は金星に衝突して交信が途絶したために失敗ということになるのですが、「地球以外の惑星に衝突した初の宇宙探査機」となりまして、それ以来、どれだけの惑星に衝突したり、着陸したりしてきたことか。

初めて地球以外の惑星に接触(衝突)したソ連のベネラ3号

venera_3.jpg
NASA SSDC Master Catalog Search


なお、惑星ではなく、「天体との初の接触」であるならば、ベネラ3号より7年前に、やはり、ソ連が「ルナ2号」という月面無人探査機の着陸(というか月面に衝突)に成功しています。

初めて月に接触(衝突)したソ連のルナ2号の着陸艇

Luna_2.jpg
Luna 2


このルナ2号が「月の表面に到達した最初の宇宙船」ということになるのですが、その衝突の破壊の規模にもよりますが、機体の破片や部品は今でも月面に散らばっているのかもしれません。

月着陸に関係するミッションは歴史も古く、数も非常に多いのですが、月へのミッションのうち、

月面に衝突した機体の破片や、探査機そのものが月面にいまだに残されていると考えられるミッション


月の探査の歴史 - 月探査機より抜粋してみました。

なお、アポロ計画は含めていません。
有人月着陸計画については、先日の記事、

人類は本当に「ヴァン・アレン帯を通過して月に行ったことがあるのだろうか?」という疑問を各地で噴出させている NASA の次世代宇宙船オリオンのミッション
 2014年10月31日

を書いているうちに、どうも「有人宇宙旅行」というものへの疑念というのか、モヤモヤしたものが心の中に広がっていますので、アポロ計画については除外します。

月探査のうち、実際に月面に着陸するミッションの種類としては、

インパクター(その天体の成分などを分析するために衝突させる)
ランダー(着陸して天体を探査する)
サンプルリターン(着陸した天体の試料を採取して地球に持ち帰る)


があります。

ここに抜粋したものは、ミッションが成功しようが、失敗に終わろうが、「月面に機体そのものか、あるいは衝突などで破壊したのなら、その断片などが残っている可能性のあるミッション」だけを抜粋しています。




月に人工物を残したままの可能性のあるミッション一覧

ルナ2号 ソ連 1959年9月14日
インパクター 成功 月に初衝突。

レインジャー4号 NASA 1962年4月26日
インパクター 失敗 月の裏側に衝突。データは地上に送られなかった。

レインジャー6号 NASA 1964年2月2日
インパクター 部分的成功 衝突したが、電力の問題により写真は地上に送られなかった。

レインジャー7号 NASA 1964年7月31日
インパクター 成功 衝突まで画像を地上へ送信。

レインジャー8号 NASA 1965年2月20日
インパクター 成功 衝突まで写真を地上に送信。

ここまで抜粋して、あとの数も大変なものがあることに気づきまして、ここからは羅列とさせていただきます。

・レインジャー9号 NASA 1965年3月24日 インパクター
・ルナ5号 ソ連 1965年5月12日 ランダー 月に激突
・ルナ7号 ソ連 1965年10月7日 ランダー  月に激突
・ルナ8号 ソ連 1965年12月6日 ランダー 月に激突
・ルナ9号 ソ連 1966年2月3日 ランダー 世界初の月への軟着陸
・サーベイヤー1号 NASA 1966年6月2日 ランダー アメリカ発の軟着陸
・サーベイヤー2号 NASA 1966年9月23日 ランダー 月に衝突
・ルナ13号 ソ連 1966年12月24日 ランダー 成功
・サーベイヤー3号 NASA 1967年4月20日 ランダー 成功
・サーベイヤー4号 NASA 1967年7月17日 ランダー 月に衝突
・サーベイヤー5号 NASA 1967年9月11日 ランダー 成功
・サーベイヤー6号 NASA 1967年11月10日 ランダー 成功
・サーベイヤー7号 NASA 1968年1月10日 ランダー 成功
・ルナ15号 ソ連 1969年7月21日 サンプルリターン 月に衝突
・ルナ17号 ソ連 1970年11月17日 ランダー 成功
・ルノホート1号 ソ連 1970年11月17日 ローバー 成功 10 km走破
・ルナ18号 ソ連 1971年9月11日 ランダー/サンプルリターン 月に激突
・ルナ21号 ソ連 1973年1月15日 ランダー 成功
・ルノホート2号 ソ連 1973年1月15日 ローバー 成功
・ルナ23号 ソ連 1974年11月6日 サンプルリターン 着陸時に損傷
・ルナ・プロスペクター NASA 1998年1月 オービター(水の存在を確かめるため極に意図的に月に衝突させる)
・MIP インド宇宙研究機関 2008年11月14日 インパクター 成功
・エルクロス NASA 2009年10月9日 インパクター 成功
・嫦娥3号 中国航天局 2013年12月2日 ローバー 成功



ソ連とアメリカが、それぞれ初めて月に着陸を成功させた無人探査機は以下のような形状のもののようです。

luna9-surveyor1.gif


このように形が残っている着陸機や走行機が、昨年の中国の月探査機「嫦娥3号」を含めて、そして、仮にアポロの着陸機があるなら、それも含めると十数台のこういうようなものが月面に放置されていると思われます。

他にも、月に衝突して破壊された機体も多いようで、地球の宇宙計画はいろいろな置き土産を広範囲にばらまいているようです。

それにしても、上のような探査計画すべてを合わせると、一体どれだけの費用が使われたのだろうと思うと共に、「これらの探査から人類は何を得たのだろう」とも少し思います。

果たして、これらの、特に月探査の成果とは一体何だったのか。

月の探査を何度も何度も繰り返したことが、数十年後の今の私たちの生活に何か役に立っているのかなあ……とは思います。これに関しては「いろいろな考えや想像」も湧いてきますが、しかし、その話は今回はいいです。

そういえば、11月16日のロシアの声の「宇宙の謎の前に人類はまだ無力」というタイトルの記事は「宇宙には3つの謎がある」という奇妙な記事なんですが、最初のふたつの謎は記事をお読みいただくとして、この記事に下のような奇妙な記述がありました。

「宇宙の謎の前に人類はまだ無力」より

3つ目の謎は、月の表面に送られたロシアの探査機だ。このロシアの探査機は、すでに25年にわたって活動を続けている。探査機のバッテリーの寿命は6ヶ月のはずだった。探査機は反応しなくなったが、その後、再び稼働のシグナルを発信し、未だに月の表面を移動し続けている。誰が、そして何のためにバッテリーを交換したのだろうか?


「25年前の月の探査機?」と、計算してみると、25年前は 1989年頃で、その頃はドイツではベルリンの壁が崩壊していたりして、そろそろソ連崩壊(1991年)への道を辿り始めている頃で、もはやソ連に宇宙計画などなかったのではないかと思って見てみますと、ソ連の無人月探査計画は「ルナ計画」と呼ばれていて、このルナ計画の最後の月探査計画は、 Wikipedia によりますと、

> 1976年8月にルナ24号が月の土壌を地球に送り届け、これをもってルナ計画は終了した。

とあり、38年前にはソ連の月探査計画は終わっていたことになります。

さらに、このルナ24号は「月の土壌を地球に送り届け」とありますので、地球に戻ってきているようですのでロシアの声の記事の内容には該当しません。

また、ロシアの声の記事には、「未だに月の表面を移動し続けている」という表現がありますが、月面を走行させたソ連の探査機は、月の上を10キロメートル走行したローバー「ルノホート1号」となると思いますので、ロシアの声はこのことを言っているのかなあ……。

ルノホート1号 - Wikipedia

ルノホート1号は、ロシア語で「月面を歩く者」という意味を持つ、ルノホート計画の一環としてソビエト連邦により史上初めて月に送られた2機の無人ローバーのうちの1機である。ルナ17号によって月に運ばれた。ルノホートは、史上初めて他の天体の上に到着した遠隔操作可能なロボットである。


とありますが、「ルノホート1号が今でも動いている」というようなニュースは、自分で探した分には見当たりませんでした。

ロシアの声の奇妙な記述は一体何を指しているのですかね。

ただ、このルノホート1号に関して、 NASA の 2010年 6月のニュースで、下のような記事を見つけました。この写真の昔のSF映画に出てきそうな、あるいは未来のベビーカーみたいな乗り物が、無人走行機ルノホート1号です。

Lunokhod1-laser-beam.gif

▲ 2010年6月3日の NASA サイエンスニュース Old Moon Rover Beams Surprising Laser Flashes to Earth より。


これは、40年経った今でもルノホート1号がレーザー光線を発している……という意味ではなく、「反射光」のことなのですが、

> 驚いたことに、月面上のどの部位よりも高い反射率を測定した。

というほど激しく月の上で反射光を発し続けているようです。

まあしかし、いずれにしても、ミッションが終わったこれらの探査機たちは、科学的な過去の資料としての意味は大きくても、その多くは廃棄物ではあります。

回収できるものではないし、これらの月探査機も、あるいは火星のローバーたちにしても、その星で朽ちるまで放置されているということになりそう。

でも、最近の探査機は頑丈に出来ていて、下手すると数千年単位で残るものもありそうです。

そんなわけで、チュ……(がんばれ)チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の上の無人着陸機フィラエの「これからの人生」を考えているうちに、いろいろと変な展開となってしまいました。

ところで、冒頭のニュースもそうですが、この宇宙からのゴミというのか、場合によっては正体不明の落下物は地球の上でも非常に多く見られます。




地球へ落ち続ける宇宙ゴミ

2011年12月にはアフリカのナミビアで奇妙なものが空から落ちてきたというニュースを記事でご紹介したことがあります。

2011年にナミビアに落下した物体

1-namibia-3.jpg


そして、2012年の 2月には、ブラジルで同じような形のものが落下してきました。
そのことについては、

ブラジルで謎の物体が爆発音と共に落下
 2012年02月27日

という記事でご紹介させていただいたことがあります。

このような形状をした落下物は、多くが、人工衛星などに搭載されている「複合外装圧力容器」 (COPV)いうものだと思われています。COPV の形状は様々ですが、下のような丸い形のものが落下すると、上のナミビアのような物体になるのかもしれません。

copv-circle.jpg
・NASA


COPV の落下例は多く、普通は落下すると下のような感じとなることが多いようです。

copv-brazil.jpg


このような例が、COPV だけではなく、世界では非常に頻繁に起きています。

不思議なことに、宇宙からの落下物での負傷などの報道を聞かないですが、今回は過去に実際にあった「宇宙からの落下物」の写真を英国ガーディアンOobject などの記事からご紹介します。

基本的に場所と写真だけとなりますが、本当によく落ちています。

南アフリカ ケープタウン 2000年

Space-debris-A-metal-ball-001.jpg


米国ユタ州 2004年

Space-debris-The-Genesis--006.jpg


米国テキサス州 2003年

Space-debris-Spherical-ob-003.jpg


フランス領ギアナに落下した宇宙ロケットの破片

alphasat2.jpg


サウジアラビアに落下したCOPVっぽい物体

space-debris-star-48-pam-d-desert.jpg


まあ、キリがないんですが、どうしてこういう落下物が気になるかといいますと、今、地球の周りには宇宙ゴミが下のように、無数なようにも見えるほど地球の周囲を飛び回っているのです。

Space-debris-Objects-in-o-005.jpg
Guardian


欧州宇宙機関によればその数は1万2000個とのこと。人工衛星などの、日々の生活に重要なもののための宇宙ゴミも多いとはいえ、よくぞここまで増やしたものだと思います。

地球とか太陽系とかの「重力」が何かおかしなことになった場合、上の写真のような浮遊物体たちが「雨あられと降ってくる」……なんてことはないですよねえ。

今でも降ってはいるわけですけれど。
以上は「IN DEEP」より
宇宙ごみは対策が必要になってきています。そろそろ規制すべきです。以上

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