異常気象と大量死の混沌の中で幕を引く2014年、そして来年はさらに
2014年12月29日
異常気象と大量死の混沌(カオス)の中で幕を引きそうな2014年。そして、この状態が2015年にはさらに拡大すると思う理由
▲ 2014年12月27日のロシア・トゥディより。
新年あけましておめでとうございます(どんな時間軸に生きてるんだよ)。
・・・ああ、まだでしたか。
昨日のジョン・レノンの記事の中に書き忘れていたことがあり、それを先ほど書き足していました。それは、
ドキュメント映画での当時のスタッフの証言では、ジョン・レノンはこれらの歌詞をあらかじめ書くということはなかったようです。
スタジオのセッションの中で「自然とこれらの歌詞が口から出てくる」のだそう。
音楽版の自動書記みたいなもののようで、確かに彼は「何か」に取り憑かれていたのか、あるいは好かれていたのかもしれません。
というもので、ジョン・レノンは、あれらの曲の歌詞の多くを、あらかじめ歌詞を書くこともなく、「スタジオで口から出るままに曲を作り上げていった」のだそう。
そういう意味では、天才というより悪魔憑きですね(悪魔かよ)。
いや違う、神がかりだったんでしょうね。
私もジョン・レノンを真似して、書く内容を何も考えずに記事を書き始めましたら「あけましておめでとうございます」となってしまった次第です。
天才への道は遠いですね。
クリスマス・イヴにメキシコに出現した「カオス」
それにしても、世界中で荒れた天候のまま年末から年始を迎える地域が多いようです。日本もそのひとつかもしれません。
今回はそんな現在の世界の天候の状況を書こうと思っているのですが、なぜ、冒頭に、メキシコに突然現れたクロップサークルの記事を貼ったのかと申しますと、
まさに「カオス」だから
です。
普通はクロップサークル(あるいは、ミステリーサークル)といえば、誰が作ったのかはともかくとして、大体は「美しい形をしている」わけです。
・Google 画像検索 crop circle より。
しかるに何ぞや、メキシコのクロップサークルは。
上空から見ますと、下のような形です。
大きさそのものは、右を走る車との比較でおわかりかと思いますが、決して小規模なものではないです。緑の薄くなっている部分が、大麦が倒れた状態となっています。
というか、そもそも「サークル(円)」でさえないので、クロップパターンというべきなのでしょうが、よくもここまで「デタラメで巨大なもの」が一夜にして出現したものだと思います。
ロシア・トゥディの記事も、タイトルに「チュパカブラ」と入れていたりしていますが、下のようなジョークめいた写真も掲載しています。
どうせなら、写真上のようなものが出現してほしかったのに、現れたのは写真下のような、よくわからないものだったと。
ちなみに、写真上にある英国のシルバリーヒル( Silbury Hill )というのは、クロップサークルの出現で有名な場所のようで、写真検索をしますと、何十種類というクロップサークルの写真が表示されますので、頻繁にクロップサークルが出現する場所のようです。
しかも、その多くが非常に美しい形をしています。
ところが、メキシコに出現した巨大なクロップパターンは、まるで規則性をつかむことができないカオス・パターンなのでありました。
しかも、これが出現したのが 12月24日の夜。
すなわち、「クリスマス・イヴに現れたカオス」だったわけです。
なお、このメキシコの町は、テスココという場所で、メキシコシティのすぐ近くにあり、また、テスココ - Wikipedia によりますと、
いわゆるアステカ王国(三都市同盟、エシュカン・トラトロヤン)を構成するの中心都市の一つであった。中央メキシコ高原地域において、アステカ帝国の都テノチティトランに次ぐ大きさであった。
という、アステカ文明( 1428年頃から1521年)の中心都市のひとつだった場所のようです。
このアステカ文明そのものも、かなりカオスな文明で、アステカ - Wikipedia には以下の記述があります。
人身御供
アステカ社会を語る上で特筆すべきことは人身御供の神事である。
メソアメリカでは太陽は消滅するという終末信仰が普及していて、人間の新鮮な心臓を神に奉げることで太陽の消滅を先延ばしすることが可能になると信じられていた。そのため人々は日常的に人身御供を行い生贄になった者の心臓を神に捧げた。
生贄は、祭壇に据えられた石のテーブルの上に仰向けにされ、神官達が四肢を抑えて黒曜石のナイフで生きたまま胸部を切り裂き、手づかみで動いている心臓を摘出した。シペ・トテックに捧げられた生贄は、神官達が生きたまま生贄から生皮を剥ぎ取り、数週間まとって踊り狂った。
> 神官達が生きたまま生贄から生皮を剥ぎ取り、数週間まとって踊り狂った。
うーむ。
まあしかし、文化や文明はいろいろあって当然ですので、それ自体はともかくとして、このアステカの文明も、他のアメリカ先住民文明同様にスペイン人の侵略によって滅亡いたします。
この侵略の過程でどのようなことがおこなわれたのかは、過去記事の、
・虐殺の祝日コロンブス・デー:彼らは「理想的な人類像」を破壊し、そしてそれは「4回続く皆既月食」の渦中で起きた
2014年10月14日
で、コロンブスたちがおこなったことなどから想像できる気もします。
コロンブスの航海に同行し、その虐殺を目のあたりにしたキリスト教宣教師のバルトロメ・デ・ラス・カサスという人の日記には以下のようにあります。
彼ら(コロンブス一行)はインディアンたちの手を切り落として、それが皮一枚でぶらぶらしているままにするでしょう、そして、『ほら行け、そして酋長に報告して来い』と言って送り返すのです。
彼らは刀の切れ味と男ぶりを試すため、捕虜のインディアンの首を斬り落とし、または胴体を真っ二つに切断し、賭けの場としました。彼らは、捕えた酋長を火炙りにしたり、絞首刑にしました。
話が逸れ始めていますが、いずれにしても、2014年のクリスマス・イヴに現れたメキシコのクロップ・パターンは、来年の波乱、あるいはカオスそのものを予感させるものかもしれません。
ところで、この「カオス」という言葉、現在のヨーロッパの天候に関する報道で、多く出てきます。
世界の気候パターンそのもののカオス化が進んでいる
▲ 2014年12月27日の英国テレグラフより。
▲ 2014年12月27日の英国 EXPRESS より。
写真上は、フランスのアルプスのスキー場に続く道路で 1万5000人余りが豪雪のため立ち往生していることを伝えるニュースです。当局は臨時避難所を設けるとともに、現地への旅行を見合わせるよう呼び掛けています。
下はイギリスでの大雪を報じるニュースですが、フランスとイギリスだけではなく、現在ヨーロッパの多くの地域が雪と寒波に見舞われています。
バルカン半島からトルコにかけても大雪被害が出ている地域が相次いでいて、やはり、交通などの混乱が発生しているようです。
▲ 2014年12月22日のトルコの英字メディア Daily Sabah Turkey より。
そして、日本も年末年始は地域により厳しいお正月となりそうです。
年末年始も大雪の可能性 気象庁が警戒を呼びかけ
goo ニュース 2014.12.25気象庁は25日、東北から近畿にかけて「大雪に関する異常天候早期警戒情報」を発表しました。それによると、12月30日頃からの約1週間、大雪になる確率が30%以上になるとして、警戒を呼びかけています。
としていて、気象庁は、12月30日頃からの約1週間のあいだ、
・東北地方の日本海側で、平年比 161%以上の降雪量
・長野県北部と群馬県北部で、平年比 174%以上の降雪量
・北陸地方全域で、平年比210%以上の降雪量
・岐阜県山間部で、平年比213%以上の降雪量
・近畿地方の日本海側(で、平年比273%以上の降雪量
となることを予想しています。
近畿の日本海側では、平年の3倍近い雪が降る可能性が示されています。
このような状態なのに、「過去2番目に遅い台風が発生」したりしています。
台風23号発生 過去2番目に遅い記録
NHK 2014.12.2929日午前、フィリピン南部付近で台風23号が発生しました。
12月29日の台風発生は、気象庁が台風の統計を取り始めた63年前の昭和26年以降、平成12年12月30日に発生した台風23号に次いで2番目に遅い記録となりました。
予想進路を見ますと、日本への影響はなさそうなのですが、どうもマレーシアなどの東南アジアに影響がありそうな感じです。
そのマレーシアは、過去数十年で最悪の洪水の真っ只中にあります。
▲ 2014年12月28日の TIME より。
上のタイムの報道によりますと、現在までに、少なくとも 24名の方が死亡していて、16万人が家を失ったとされています。しかも、大雨は今後数日は続くと見られている上に、台風がどうもマレーシアのあたりに接近しそうにも見えるという非常に災難なことになっているようです。
下の動画はマレーシアのクランタンの現地の人が携帯で撮影したものだと思いますが、ものすごいですよ。車が「水の上」を流されていったりしていて、その様子はすさまじく、被害の全容はそう簡単に把握できるようなものではないことが予測されます。
きたるべき地球のかたちの
・マレーシアとタイ南部で過去数十年で最悪の大洪水が発生
2014年12月28日
に書いたのですけれど、現在の世界的な異常気象(異常気象と呼んで構わないと思います)は、
地球の大気の大きな循環のシステムが変化しているためかもしれない
という感じはあります。
ジェット気流の流れも変化していて、そのために、今までは考えられなかった地域や、考えられなかった時期に、壮絶な量の雨や雪が降ったり、あるいは、地域によっては「考えられないほど降らない」ということが起きる。
実際、中国では、中国最大の淡水湖であるポーヤン湖が、消滅に向かっているかのように、水域の減少が続いています。
・中国で進行する砂漠化:中国最大の淡水湖「ハ陽湖」(ポーヤン湖)がこの2ヶ月間で水面積が半分に
来たるべき地球のかたち 2014年12月27日
あるいは、下みたいに、ハワイに雪が降ったりする現象が起きたりもしているわけで。
▲ 「ハワイ島に雪が降り、現在ブリザード警報が発令中」より。
2014年の最後まで
そういえば、マレーシアといえば、また航空機が「失踪」しています。
またミステリー、エアアジア機が消息不明に マレーシア航空で2度、今度はエアアジア
東洋経済 ONLINE 2014.12.28またもや東南アジアのエアラインで大きな事故が発生した。12月28日、162人を乗せたエアアジア便が、出発地であるインドネシアのスラバヤと目的地のシンガポールの間で消息を絶ったのだ。(略)
2014年にマレーシアの航空会社に関連して発生した大きな事故としては3件目である。マレーシアのフラッグキャリアであるマレーシア航空のMH370便は、3月8日にクアラルンプールから北京に向かっている途中に行方不明となり、別のMH17便はウクライナ上空で撃墜され、搭乗していた298人全員が死亡している。
これが事故なのか、また3月のマレーシア機 MH370 便のような「ミステリー」なのか、今はわからないですが、年の最後の最後まで「大量死」というようなキーワードがこびりつく部分はあります。
ギリシャ沖では、乗員上記約470人を載せたフェリーで火災が発生し、現在(12月29日午前)まだ、数百人の人々を船内に残したまま、いまだに鎮火していません。
フェリー火災:船上なお300人超 救助難航、ギリシャ沖
毎日新聞 2014.12.28アドリア海に浮かぶギリシャ西部コルフ島の沖で28日午前4時(日本時間同11時)ごろ、乗客乗員計478人を乗せ、イタリアに向かっていたフェリー「ノーマン・アトランティック」で火災が起きた。
ギリシャのテレビよると、28日夕までに140人が救出されたが、300人以上が船上に残されている。強風で現場の海は荒れ、救助作業が難航しているという。(略)
ギリシャのバルビチオティス海運相は強風と火災のため「これまでで最も難しい救助作業となる」と述べた。
間違っても「平穏」とは言えない年の瀬を迎えているわけですが、2015年の初めもこの混乱が続いていくのかどうかというと・・・個人的な予測に過ぎないですが、先日の記事、
・数秘術と西洋神秘学から考えれば「2014年」は世界の終わりの年だったことに気づき、そして、来年からの2年間は「存在しない年」であることも知る
2014年12月23日
に書きました、
2015年と 2016年は数秘術から見ると「存在しない」年
という概念から考えますと、たとえば、よく神話などに書かれてあります「世界はカオス(混沌)から始まった」という描写を持ち出せば、存在しないという状態は、神話でいうところの「世界が生まれる前の状態」であり、それは「カオスの状態」だと考えられなくもなさそうで、
2014年と 2015年はカオスの状態
であり、2017年に新しい世界が生まれるための準備期間ともいえるのかもしれません。
そんなわけで、世界のカオスはさらに拡大すると私は考えます。
本当は気候について、もう少し書きたかったのですけれど、そろそろ出なければならない時間になってしまいましたので、ここまでとさせていただきます。
以上は「IN DEEP」より
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