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2014年12月に作成された記事

2014年12月31日 (水)

闇の組織「黒い手」:マレーシア機MH370便とエアーアシア8501の事故を事前に予告していた人々

2014年12月30日


闇の組織「黒い手」:マレーシア機MH370便の失踪前に警告を出していたベトナム人女優と、エアアジア8501便の「事故」を事前に警告した中国人の正体


air-asia-top.gif

▲ 2014年12月29日の Epoch Times より。



お礼といっては変なのですが

今日は物騒な記事なんですが、その前に、お礼という表現でいいのかどうか迷いますが、書いておきたいことがあります。

1週間ほど前に、

純正のオリーブオイルの味の衝撃を教えてくれた瀬戸内海の小豆島の施設の人びとから「ほぼ100%」に入ることのできない子どもたちの世界を思い出す
 2014年12月22日

という記事を書かせていただきましたが、その後、この記事を見て、このオリーブオイルを作っている社会福祉法人「ひまわりの家」にお問い合わせがたくさんがあったのだそうで「突然、お問い合わせが増えた原因は?」というようなことになったのでしょうが、問い合わせされる方々が上の記事を見てらっしゃる方だったことがわかったのだそうです。

そのことについて、私がオリーブオイルを購入できたグループ展の方のひとりから、うちの奥さんにお礼のメールがありました。

extra-virgin-oliveoil2.jpg


私は関係者ではないですので、「お礼」というのは厚かましい書き方なのですが、オリーブオイルの売り上げは全額、作っている障がい者の方々本人の給料になるそうですので、施設で働く人たちの給料が少しでも増えればいいなとは思って書いた部分はあります。

なので、お礼として書かせていただきたいと思った次第です。

それにやっばり、この「ひまわりの家」の理事長さんの名前が、

岡 裕 さん

ということになっているのに対して、うちの子の名前が、

岡 裕 〇

ということにもちょっと思うところがあったりしました。

私の子どもは、〇のところに一文字漢字が入るわけですが、これは偶然とはいえ、ややシンクロを感じないわけにもいかないところでした。

しかし、このオリーブオイル、価格はややお高いですけど、この味なら普通に高級系スーパーなんかに置けば、売れると思うんですけどね。

現在流通しているエキストラバージンオイルのほとんどが「限りなく偽物に近い」ことがわかってしまった以上、「どれが本物か」を探る基準はなかなか難しいものがあるわけで、「1から生産して作っている」と証明できる、このような商品なら、福祉云々の冠がなくとも、必ず売れると思います。

というわけで、書いてよかったなと思いました。


さて、ここから物騒な話です。




2014年1年間だけで「3機」も消滅したマレーシア機

エアアジア機の失踪は、ご存じかと思われますが、今年1年間だけで、マレーシアの航空機に起きた事件は以下のようになります。

3月8日 マレーシア航空370便 消息を絶つ(乗客乗員 239名)

melaysia370.jpg

マレーシア航空370便は、マレーシアのクアラルンプールから中国の北京に向かっていたマレーシア航空の定期旅客便である。2014年3月8日、タイランド湾上空で消息を絶ち、現在行方不明となっている。

Wikipedia より。


7月17日 マレーシア航空17便 撃墜(乗客乗員 298名/全員死亡)

malaysia17.jpg

マレーシア航空17便 (MH17)は、2014年7月17日にオランダ・スキポール空港からマレーシア・クアラルンプール国際空港に向かっていたマレーシア航空の定期便。17時15分頃、ウクライナ・ドネツィク州グラボヴォ村に墜落した。

Wikipedia より。


12月28日 エアアジア8501便 消息を絶つ(乗客乗員 162名)

air-asia8501.jpg

インドネシアなど東南アジア諸国の当局は29日、インドネシアのスラバヤからシンガポールに向かう途中で消息を絶ったエアアジア 機の捜索を再開した。同機には乗客155人、乗員7人が搭乗していた。

エアアジアのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は記者会見で、「非常にショックを受けているが、まだ何が起きたか分かっていない」と語った。

ブルームバーグより。


ここに至って、もうこれは異常な出来事の連続だというように考えても構わないのではないかと感じることもあるのですが、今回のエアアジア8501便の場合は、「エアアジア機の残骸確認」(時事通信 2014.12.30)という報道もあり、墜落である可能性が高いわけですけれど、事故は事故として、本当に「通常の事故」なのかということに焦点があるような感じもします。

ウクライナ上空で撃墜されたとされるマレーシア航空17便にしても、今でも、撃墜したことを認めた国や組織はないわけで、結論が出ることもなさそうな雰囲気にもなっています。

このような異常な航空機の消失や墜落が続いている中で、冒頭に載せました記事のように、

「この出来事を予測していたような書き込み」

が、中国のインターネット上の投稿サイトに記されていたことが判明しました。
それは 8501便の失踪事件が起きる 13日前に書かれたものでした。

下がその「マレーシア航空だけではなく、エアアジアにも黒い手が迫る」というタイトルの書き込みです。

冒頭の Epoch Times の記事タイトルには「中国人ブロガー」とありますが、中国語で書かれてあるというだけで、中国人であるかどうかまではわかりません。

ch-blog.gif

▲ 2014年12月15日の BBS Ianya より。


内容は、わかりづらい部分も多いのですが、

・国際的な「黒い手」がマレーシア航空307便の失踪とマレーシア航空17便の撃墜を起こすことにより、世界第6位のマレーシア航空を崩壊させた。

・次はマレーシアのエアアジアが狙われている。

・背後にいる勢力はあまりにも強大だ(なので防ぐことはできない)。

・さらに、その勢力は極めて悪質な心を持つ勢力だ。

・中国の人々は、当面、エアアジア機に乗らないようにしてほしい。


というような感じのことが書かれてあるようです。

この書き込みの13日後の 12月28日に、エアアジア8501便が失踪します。

冒頭の Epock Times は、このことについてふれた記事でした。
先に記事の概要をご紹介しておきたいと思います。



Chinese Blogger Warned of Pending AirAsia Disaster
Epoch Times 2014.12.29


中国人ブロガーがエアアジア機に差し迫る危機を警告していた


エアアジア機が消息を絶った 13日前に、中国人ブロガーが「黒い手」と表現する組織が、エアアジア機をターゲットにしているとネット上に記していたことが判明した。

12月15日に、ブロガーは、マレーシア航空、および、エアアジア機には乗らないように警告し、「命の危機と関係することですので、注意して下さい」と書いた。

そして、12月28日、エアアジア機 QZ8501便は、乗員乗客 162人を載せたまま、午後 7時17分にジャカルタの管制塔との接触を失った。

投稿者は、失踪事件が起きた後には書き込みをしていない。
現在までに、この書き込みは 250万回以上閲覧された。

この投稿者は、マレーシアの航空会社の出来事には国際犯罪組織が関与していると主張する。その組織について、投稿者は「黒い手」と表記するが、これは、中国では一般的にはギャングやマフィアなどの組織を意味する。

投稿者は、コメントの中で、「手に負えない米国」( stubborn U.S )という言葉も残している。

この書き込みに対しては、様々な反応があるが、最も妥当な考えは「単なる偶然」という可能性が最も高いのではないかというものだ。




ここまでです。

現状では「書き込んだら、その通りになってしまった」という単なる偶然説が有力なようです。

しかし、上の Epoch Times ではふれられていませんが、実は、マレーシア機に「危機が迫っている」ことについて、今年の7月、ベトナム人女優もネット上に「警告」の書き込みをしていたのでした。




7月のマレーシア機17便の撃墜の前にベトナム人女優がネットに記した警告

mh17-prediction.gif

▲ 2014年7月21日のベトナム Sao Onlin より。7月17日にウクライナ上空でマレーシア航空17便が撃墜されたとされる事件のすぐ後の頃の記事です。


上の記事のタイトルに名前が出てくるズーン・イエン・ゴック( Duong Yen Ngoc )さんというのはベトナム人女優であり、モデルでもあります。検索すると、写真やページなどが相当出てきますので、少なくとも,ベトナムではそれなりに著名な方だと思われます。

下の方です。

Duong-Yen-Ngoc3.jpg
ngoisao.net

お美しい方ですが、この方が、 SNS に下のような「警告的な書き込み」をしていたことがわかったのです。

Duong-Yen-Ngoc2.jpg
Sao Onlin

ベトナム語で書かれていまして、内容を正確に把握することは私には不可能ですが、大体の意味としてなら把握できそうです。以下のようなことが書かれてあるようです。

ズーン・イエン・ゴックさんの SNS の書き込み

これを読まれている方の中で、飛行機で海外に行こうとしている方がいた場合、私がこれから書く内容を思い出して下さい。

それは、マレーシア航空、そして、もうひとつのマレーシアの航空会社の旅客機に乗ることはやめてほしいということです。

これは、私が1年前に諜報関係から得た情報源を元にして書いています。

(私はこのことを利益や便宜のために書いているのではありません)

あなたがたは「なぜ?」という疑問を持たれるかと思います。
しかし、私がその答えを口にすることはできないのです。

ただ、彼らが言うには、今度の出来事はさらに多くの痛みをもたらします。

そして、今月( 2014年7月)はとても不幸なムードが漂っています。

そのため、私はあなたがたに述べることにしましたが、すべての情報を共有できるわけではありません。

また、どうして私がそのような情報源を持っているかと疑問に思われるかもしれませんが、それについても私が述べることはできないのです。

神の恩寵という言葉は、たとえば、死のような悲しみに沈んでしまわないためにあると言われています。

戦争以来、死は主の特権です。


というような感じのようです。

具体的なことは何も書いてはいないとはいえ、マレーシアの航空会社の飛行機に「何か起きるかもしれない」ということを書いているようです。

そして、抽象的な表現ながら、それが「死」や「悲しみ」と関係することであることも何となく伝わります。

この場合は、中国人ブロガーのように匿名ではなく、また、彼女自身が有名人であるわけですから、コメントなどにも、営業妨害的な意味で航空会社から訴えられるのでは、というような書き込みがあったりするようですが、その「今月はとても不幸なムードが漂っています」と書き込みした7月に、ウクライナ上空でマレーシア機17便が撃墜されるということが起きてしまったわけで・・・。

うーん、どうなんでしょうかねえ。

中国人ブロガーのほうは単なる偶然の可能性はあるかと思いますが、ズーン・イエン・ゴックさんは、ベトナムでは署名な方であるようで、そんなにいい加減なことは書かない、あるいは書けないと思いますし、そもそも、彼女に何のメリットもないばかりか、マレーシアの航空会社からクレームが来ることも考えられるわけで、酔狂で書くようなものではないとは思います。

それにしても、彼女の文面にある、

どうして私がそのような情報源を持っているかと疑問に思われるかもしれませんが、それについて私が述べることはできないのです。


というあたり、いろいろと想像が働きます。

真相はわからないながらも、中国人ブロガーが言う「黒い手」と表現されている存在。

そして、ベトナム人女優が記した、「戦争以来、死は主の特権です」という意味深な言葉で締めくくられる記述。

想像だけは膨らみますが、その「本体」に辿り着くことは難しいのでしょうね。

何しろ、中国人ブロガーの言うことが正しければ、

その勢力はとんでもなく強力で、しかも非常に「悪い心」を持っている


ということですので、そんな勢力の活動が大きくなれば、まだまだ世界は荒れそうです。

今、世界では、航空機などだけではなく、「原発」でもいろいろなことが起きています。

数日前には、韓国の原発がサイバー攻撃を受けて、そのサイバー攻撃は今でも継続していたり、ウクライナの原発が緊急稼働停止となったり、何が起きているのか、あるいは偶然の連鎖なのかわからないですが、何とも、こう世界の「裏」から何か音が聞こえてきています。

もうすぐ始まる 2015年はどんなスタートをきるのでしょうかね。

「死は主の特権です」というような言葉を思い出すような年の始まりにはなってほしくないですが、「いい年になる」とはどうも考えにくいのが正直なところです。


以上は「IN DEEP」より
このような事故は偶然に起きるものではありません。計画的に引き起こされるものなのです。何故マレーシアが狙われるかといえば「9.11テロ」に原因があります。このテロはブッシュ政権の権力犯罪であるとしてマレーシアの裁判所でブッシュ氏は有罪判決を受けているのです。当然「9.11テロ」を引き起こした連中は気に食わないのです。マレーシアがこの姿勢を変えない限り今後も事故は引き起こされることになるでしょう。「3.11テロ」を引き起こしたのもこれらの極悪人です。                          以上

ウクライナ最大の原子力発電所、緊急停止

ウクライナ最大の原子力発電所、緊急停止公開日時: 2014年12月28日 14:31
編集日時: 2014年12月29日 03:48
Russia Today

ヨーロッパ最大の原子力発電所ザポリージャは、ウクライナ南東部、ドニェプル川岸にある。Wikicommons

ザポリージャ原子力発電所の原子炉の一基が、故障し、自動的に停止した。これはウクライナ南東部にあり、少なくとも、ウクライナ電力需要の五分の一を提供している原発のここ数週間で、二度目の運用停止だ。

“ザポリージャ原発の第6号ブロックは、発電機の損傷を防ぐための自動装置により、ネットワークから切断された。原子炉は公称出力の40パーセントで稼働している”原発の公式ウェブサイトは、施設の放射能は、自然バックグラウンドに等しい、8-12マイクロレントゲン時であることを強調している。

この事故は、日曜朝、現地時間05:59(03:59 GMT)に起きた。原因は依然、調査中だが、エネルギー省は、数日中に再稼働することを期待している。残り5基の原子炉は、推計4,530 MWで発電を継続している。

日曜遅く、問題は解決し、原発の第6号機はネットワークに再接続されたと、原発のウエブサイトにある。

"第6号発電ブロックは、故障の修理が終わり、再接続された...現時点では、6基すべてが稼働中である”と説明されている。

前回のザポリージャ原発の出来事は、11月28日に起きたが、アルセニー・ヤツェニュク首相が新閣僚の最初の会議であきらかにして、事実が公表されたのは、5日後だった。

更に読む: ウクライナ首相、ヨーロッパ最大の原子力発電所での事故をあかす

当時の停止は短絡が原因だった。結果的に、第3号は切り離され、12月5日に運用開始されるまで、保守体制にあった。

ザポリージャは、ウクライナ最大の原子力発電所であるばかりでなく、ヨーロッパでも最大で、世界では5番目の原発だ。反政府派のドネツク地域から約200キロ、ドニェプル川のカホフカ貯水池岸にある。

ウクライナの4つの原子力発電所は、ウクライナ電源供給の重要な部分を占めている。15基の原子炉が、ウクライナのげ全電力の少なくとも50パーセント(13メガワット以上)を発電している。ザポリージャ原発だけでも、ウクライナで発電されている全電力の22パーセントを占める。

ザポリージャ原発の原子炉二基は、30年稼働してきた為、2015年2月に全面点検の為、停止される予定だ。第1号基は、保守作業の為、129日にわたり、停止する。

ザポリージャ原発での新事故は、ウクライナの火力発電所が石炭を使い果たしつつある中、ウクライナが現在味わっている悲惨なエネルギー不足を更に激化させかねない。

国営エネルギー企業ウクレネルゴは、エネルギー維持の為、全国的緊急停電を始めた。消費者は、毎日最後の4時間、停電を味わっている。ウクライナ企業はエネルギー消費の制限や、夜間操業への切り換えを強いられている。

キエフ当局は、反対派を“支援する”のをいやがり、ドネツクとルガンスク地域からのけ石炭購入を拒否し、他の国々に頼っている。こうした取り組みは支払い能力の欠如や、外国産石炭はウクライナの発電施設に合っていないという事実からうまくいっていない。

土曜日、ロシア大統領広報官は、ロシアはウクライナに石炭と電力を前払い無しで提供すると述べた。

更に読む: モスクワは、石炭と電力をウクライナに前払い無しで提供する予定

2014中、ザポリージャ原発は、世界中のマスコミから何度か脚光を浴びた。5月、ウクライナ警察は、右派セクターのネオナチ準軍事的組織とされる武装集団が、ヨーロッパ最大の原子力発電所に侵入するのを防いだ。

更に読む: 武装集団、ウクライナ最大の原子力発電所への侵入をはかる

更に、キエフが、長年、ウクライナに燃料棒を提供してきたロシアのTVEL社ではなく、アメリカの主要核燃料製造会社、、ウェスティングハウス・エレクトリック・カンパニーと新契約を結んだというニュースが流れた。2012年、不適合ゆえの危険性から、アメリカ製燃料棒の使用が禁止されているという事実にもかかわらず、この行為がなされている。

更に読む: チェルノブイリの記憶は風化したのか? アメリカとの原子力契約における災害の危険性を見て見ぬふりをするキエフ

8月、紛争にまきこまれた場合、ウクライナのザポリージャ原発は‘直接爆撃’の対象になりやすい懸念を、グリーンピースが表明した。

更に読む: ウクライナ原発はキエフによる砲撃対象になりやすい グリーンピース専門家

記事原文のurl:http://rt.com/news/218199-ukraine-nuclear-reactor-shut/

----------

原文には様々なツイッター記事も貼り付けてあり、位置関係がわかる地図もある。

『宗主国後方支援に恒久法』。『強制帰還拠点整備に交付金』と大本営広報(太字部分は小生の脳内変換)

これから恒久的に、本物の陰鬱な情報を読まされる。

2014年12月29日 (月) NATO, アメリカ, アメリカ軍・基地, ロシア, 地震・津波・原発・核, 東ヨーロッパ・バルト諸国 | 固定リンク

 

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以上は「マスコミに載らない海外記事」より

ウクライナは大変危険な行動を取っています。チエルノブイリ原発事故は米国により攻撃されて起きた原発事故です。今のキエフ政権はそれを理解していないのです。「3.11テロ」を受けた日本も同様安倍政権も自然災害により起きた事故と思っているのです。その国の政治リーダーが能力ないと同じ道を辿ることになります。今後ウクライナも何時また原発事故が起きるのか心配です。                            以上

知らなければ殺される

  □■ 知らなければ殺される! ■□
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

・・・ I N D E X ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■ 12月二考察
|  ―― ファスティング3部作、完結のお知らせ!
|     最新刊『若返ったゾ!ファスティング』

■ 船瀬俊介 一押しイベント
| ・1月10日(土)すべてのガン患者のために
|   Tracy Gibbs博士 & 白川太郎博士 合同発表会

■ 編集後記


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

          ◆ すべてのガン患者のために ◆
      Tracy Gibbs博士 & 白川太郎博士 合同発表会

     ガン細胞が欲しがる、「ATP(細胞エネルギー)」を
     ブロックするという考え方

        http://www.pdfworld.co.jp/genepic/


━━━━━━━━━━━━━□ 12月二考察 □━━━━━━━━━━━━━


   ―― ファスティング3部作、完結のお知らせ!
       最新刊『若返ったゾ!ファスティング』

                      船 瀬 俊 介

最新刊『若返ったゾ!ファスティング』(三五館)が完成しました。
すでに書店に並んでいる頃でしょう。(税別1200円)
『3日食べなきゃ7割治る』、『やってみました!1日1食」(三五館)に続く、三部作の
完結編です。

これらの本を執筆するきっかけとなったのは『病院で殺される』(三五館)です。
タイトルがショッキングだったのか、大きな反響を呼びました。しかし、この題名は
大袈裟でも、なんでもありません。
このメルマガでも、何度か紹介しているように、人類の二人に一人は病院で“殺されて
いる”のです。(イスラエル病院ストの例)
 
現代医療の九割は慢性病にまったく無力で、薬物療法で慢性化、悪性化させて、殺して
いるのです。(医療費40兆円のうち、9割36兆円は、殺人医療費といっても過言ではない)

アメリカの死亡原因トップは、なんと病院です。米国の病院関係者にアンケートを取って、
病気や怪我のとき、自分が勤務している病院に入院したいか?
質問したら、全員がノーだった…。まさに、笑えぬブラックジョークです。

抗ガン剤を自分自身に打つか?271人の医者の質問したら、270人が断固ノーだった。
これが、現代医療の悪魔性を物語ります。
ガン治療を受けた人の平均余命は3年。受けなかった人は12年6か月。ガン患者でも病院
治療を拒否した人ほど、4倍も生きるのです。(H・ジェームズ報告)

アメリカの著名な医師R・メンデルソン博士は、現代医療の神は死神、病院は死の教会
――と衝撃事実を告発しています。(『医者が患者をだますとき』PHP文庫)
私に言わせれば、病院の別名は、有料、人間“屠殺場”です。

ここまで言っても多くの人は、病院に足を運びます。
検査・クスリ・医者・病院の四大信仰に脳髄まで、侵されているのです。
もはやゴキブリ以下の知性いです。(ゴキブリのほうがまだ生存本能、直感力はあります)
 
私の言うことが過激だと、眉を潜める人もいるでしょう。
なら、『病院で殺される』(三五館)を読んでから、反論してください。
まさに、“洗脳”とは恐ろしいものです。今や、人類全体が地球という人間牧場で飼われ
ている“家畜”なのです。

またもや、反撥を覚える方がいるでしょう。 
なら、私の書いた『日本の真相』(1、2)(成甲書房)を読んでから、反論しなさい。
『病院で殺される』(三五館)を読んだ読者から、質問があいつぎました。
「では――病気のときは、どうしたらいいのですか?」
そのアンサー本として書いたのが『3日食べなきゃ7割治る』(三五館)です。
帯には「食うな」「動くな」「寝てろ」。
さらに――犬でもネコでも知っている。医者いらずの病気治し治し――。

これが反響を呼びベストセラーに。そこで出版元が、具体的なファスティング手引書を書い
て欲しいと依頼がありました。そこで第2部としてまとめたのが『やってみました!1日1食』。
帯に注目です。「タモリも、たけしも、1日1食!」。その他、水谷豊、千葉信一、京本政樹
など、1日1食主義の芸能人やアスリートなどは、数えきれないほどです。かれらに共通する
のは、驚くほどの若々しさとエネルギッシュであること。

その医学的理由もはっきりしています。1999年に発見された長寿遺伝子(サーチュイン)が、
空腹刺激によりスイッチオンになり、1日1食主義者の若さ、健康を保証しているのです。
これも、第1作、同様にベストセラーに。

 さて――

最後に登場したのが『若返ったゾ!ファスティング』(前出)
題名で判るように、テーマは若返りです。
多くのファスティングや1日1食実践者を取材し、驚くべきことがあります。
それは、例外なく若々しく、肌が驚くほどきれいということです。
その理由は、体内の毒素が1日1食というファスティングで排毒されるからです。
さらに、メタボとは無縁の体型になり、ひき締まって、スタイル抜群になります。

そして髪は黒々。私ももうすぐ65才になります。しかし髪は真っ黒。まったく染めていません。
これだけでも周囲は驚きます。1日1食の実践者は、10~20歳は確実に若く見られます。30年来、
1日1食主義のタモリさんを見ればわかるでしょう。もうすぐ70才に見えますか?

つまり「食べたから老けた」「食べないから若い」のです。
この絶対的な真実をこの3部作は証明しています。
最後に、1日1食主義の16大効果をあげておきます。
さあ!今日から老いも若きもファスティング!

(1)持病が消える。
(2)病気にかかりにくい。
(3)身体が軽くなる。
(4)疲れにくくなる。
(5)睡眠が短くなる。
(6)肌が若返る。
(7)頭が冴える。
(8)仕事がはかどる。
(9)生き方が前向きに。
(10)体がひき締まる。
(11)不妊症が治る。
(12)寿命がのびる。
(13)食費は3分の1。
(14)買物、料理が楽。
(15)趣味を楽しめる。
(16)感性が豊かに。


1日1食、菜食ドリンクで快調!

『やってみました!1日1食』(三五館)で、ファスティングと菜食を勧めています。
朝は番茶と梅干し。空腹を楽しみ、一食は夜。一日一食で、私もショート・スリーパー。
手作り豆乳に野菜、すりゴマ、きなこ、味噌、梅干しをミキサーしたドリンクもおすすめです!
来年、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

それでは良いお年をお迎えください。


     (了)

以上は「船瀬俊介氏」ジャーナルより

常識を覆させる知らせです。良く考えてみると良いです。    以上

火星で大腿骨が発見

火星で大腿骨が発見

火星で大腿骨が発見

火星探査機の2年にわたる孤独な作業の後、理論家らによってセンセーショナルな発見が明らかになった。火星の表面に大腿骨が横たわっているのだ。骨の写真は8月14日に公開。

   これは火星を徘徊する大型動物がいる証拠だとする意見もある。恐竜かもしれない。
   これは、かつて火星に手付かずの自然が在ったことを物語っているのではないか。
   火星には生命体が存在していたが、今から6600万年前に小惑星によって絶滅したという理論を裏付ける証拠になるかもしれない。
   一方で学者たちの多くはこうした説に懐疑的な姿勢を示している。多くの事実が、火星は30億年にわたって水のない生命体の存在しない状態が続いていることを証明しているからだ。

   写真は

こちら

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ロスチャイルドのユダヤ金融支配が崩壊しても何ら変わりはありません

13:22

ロスチャイルドのユダヤ金融支配が崩壊しても何ら変わりはありません。

以下のビデオはプーチンがユダヤ金融資本を崩壊させたと伝えています。そして今後、金融システムのリセットが行われようとしています。
しかしビデオ投稿者は、プーチンやBRICSに騙されるなとも言っています。ユダヤ金融資本もBRICSも地球を支配しているサタンに操作されて動いていると伝えています。

確かに、ユダヤの金融支配が終わったとしてもイルミナティは終わりません。イルミナティの実戦部隊がユダヤ人(シオニスト)ですから、ユダヤ金融資本が崩壊したと言ってもあくまでもそれは見せかけではないかと思います。イルミナティは世界中の人々を騙して富を奪うために金融リセットを行おうとしているのだと思います。これまでの金融システムは失敗に終わりました。その原因はイルミナティの連中が欲の塊だからです。そのため、一端これまでの金融システムを崩壊させて、新たな金融システムを構築させることで、安定的に世界中の人々から富を奪おうとしているのだと思います。
世界金融システムも経済も崩壊し、世界をめちゃくちゃにしてから、新たな金融システムを構築するということは。。。これこそNWOなのではないかと思ってしまいます。何しろ中国元を準備通貨にする動きがあるのですから、信じられません。世界で起きている大きな出来事は全て偽旗であり、私たちは完全に騙されているのだと思います。欧・米側の権力者もBRICS側の権力者もどちらも同じ悪魔崇拝のイルミナティのメンバーです。彼らは悪魔サタンのゲームの駒になっているだけです。

http://beforeitsnews.com/alternative/2014/12/putin-just-brought-the-rothschilds-to-their-knees-video-3077646.html
(概要)
12月15日付け:

 

(一部のみ)
2014年10月28日:
ロシア、中国、その他の国々がやりました。何世紀も前から世界を支配してきたロスチャイルドのユダヤ金融資本が崩壊しました。彼らの世界支配はバビロン時代から続いていました。
プーチンはKGBに入り、KGBのトップに昇格しました。そして、ケネディ大統領と同じようにプーチンもロスチャイルドが支配するユダヤ金融資本を破壊することを決断しました。彼はたった数十億ドルしか持っていないのに、ケネディのように暗殺されずに勝利しました。
ユダヤ金融資本のエリートらはオフショア勘定で何兆ドルもの資金を隠し持っています。彼らはウォルマートなどの大企業や金、銀も所有しています。我々は彼らなしに食糧や他の商品を購入することさえできませんでした。
また、ロスチャイルドが支配するユダヤ金融資本のエリートらは、コンピュータや電話を含む全ての通信テクノロジー、金や銀鉱山、電話会社、電気会社、石油会社、その他あらゆる会社を所有しています。つまり我々が生活するのに欠かせない全てのモノを所有しているということです。
しかし今日、プーチンが彼らを崩壊させました。BRICS諸国がIMF,世界銀行、ロスチャイルドのユダヤ金融資本に対抗したのです。そして金融システムのリセットが行われ新たな金融システムが構築されます。

中略

ソ連が崩壊したのも全て計画通りでした。今回の金融崩壊も計画通りに進められています。全てが計画通りに進んでいます。

今、アメリカがロシアのKGBによって破壊されようとしています。
しかし。。。プーチンがロスチャイルドのユダヤ金融資本を崩壊させたのは人類救済のためではありません。これらの出来事は聖書にかかれている通り、偽の預言を実行するためのものです。
堕天使のサタンが地球に降り立ち地球を支配しています。サタンが人類を騙すためにBRICSを使ってユダヤ金融資本を崩壊させたのです。しかしユダヤ金融資本が崩壊してもロスチャイルドの力が弱体化するということではありません。(私:悪魔崇拝のイルミナティがサタンの命令通りに動いて人類を騙しているのでしょう。)
サタンはプーチンやオバマを使って世界中の人々を騙しているのです。プーチンが中心となってユダヤ金融資本を崩壊させたことで世界中の人々はプーチンのロシアや中国、ブラジルなどの国々を称えるでしょう。しかし騙されてはいけません。これらはサタンの計画の一環だからです。このような動きは我々を騙して世界を完全に支配するための策略なのです。

以上は「日本や世界や宇宙の動向」より

今は米国よりロシアのプーチン氏の方に正義がありそうです。アメリカは一度崩壊して再生したほうが良いのです。属国の日本も同時に崩壊します。      以上

政府が夫婦の免除控除廃止を本格検討へ

政府が夫婦の免税控除廃止を本格検討へ!年収103万円以下の免税規定が撤廃に!共働き世帯には年数万円の増税!

20141214184314sdofip.jpg
政府の経済諮問会議が要望している世帯の所得税と個人住民税を軽くする「配偶者控除」の廃止ですが、政府もこれを本格的に撤廃する方向で検討していることが判明しました。政府が検討している案では、現在の「年収103万円以下は税免除」という規定が完全に消滅する見通しです。控除の廃止は2015年度税制改正大綱に盛り込まれ、2016年から導入される予定となっています。

夏頃から導入の話が出ていましたが、遂に2016年から始まるようですね。この「年収103万円以下は税金免除」というシステムに助けられていた方は多いと思いますが、それも安倍政権が変えようとしています。安倍政権は「女性の社会進出を促すために行う」とか言っていますが、そんなことは無理です。
逆に働けば働くほど税金が増えてしまうため、節約の方向に動く方が増える可能性が高いと予想されます。そうなると、今以上に景気が冷え込んで、日本中が厳しくなってしまうかもしれません。


☆「夫婦控除」を検討…妻「103万円」規定撤廃
URL http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141213-00050127-yom-bus_all

引用:
政府は、専業主婦やパートの妻がいる世帯の所得税と個人住民税を軽くする「配偶者控除」を見直し、新たに妻の収入にかかわらず一定額を夫の所得から差し引く「夫婦控除」を導入する検討に入った。
 新制度は女性の社会進出を支援するのが狙いで、配偶者控除の対象となる「年収103万円以下」の規定は撤廃されることになる。
 2015年度税制改正大綱に配偶者控除の廃止方針を盛り込み、16年度以降に新制度を導入する考えだ。
:引用終了

☆首相 配偶者控除の見直しなど指示


☆2014年11月06日 東京MX 「モーニングCROSS」 -配偶者控除見直し-


関連過去記事

☆政府の諮問会議が配偶者見直しの具体案提示!妻の年収が130万円未満でも保険料などの支払い義務付けへ!安倍首相「女性の活躍を応援」
URL http://saigaijyouhou.com/blog-entry-4251.html

沖縄の翁長雄志知事が就任、普天間飛行場の辺野古移設は、米海兵隊が固執しているだけなので阻止は可能

沖縄県の翁長雄志知事が就任、普天間飛行場の辺野古移設は、米海兵隊が固執しているだけなので阻止は可能だ

2014年12月11日 06時59分06秒 | 政治
◆沖縄県の翁長雄志知事が12月10日就任し、県庁に初登庁した。日米両政府が進める米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画に反対の旗印を掲げて、11月の沖縄県知事選挙で初当選した。
 県政運営の最大の柱は、言うまでもなく「米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設阻止」である。仲井真弘多前知事が行った埋め立て承認について、「取り消して覆すための法律的瑕疵」などの発見に努める。初めての記者会見で「今日までの沖縄の事情を考えると、新しい基地をつくらせてはいけない。『基地はつくらせない』を県政運営の柱にしてやっていきたい」と述べ、公約実現に全力を投入する覚悟と決意を示したという。NHKが12月10日報じている。
 安倍晋三首相はじめ政府与党は、「日米同盟堅持の立場から米国との約束は何が何でも果たさなくてはならない」と懸命なので、数多くの県民の支持を背景にしている翁長雄志知事が、これを阻止するのは不可能と思われている。
 だが、これは安倍晋三首相はじめ政府与党の「古い思い込みにすぎない」のではないかという見方が、このごろ浮上してきている。つまり、「ジャパンハンドラーズ」(日本操縦者)と言われる知日家の間から、「辺野古」に対する捉え方に変化が見られるようになっているからだ。「ジャパンハンドラーズ」のボス的存在であるハーバード大学のジョセフ・ナイ教授(元米国務次官補)が、「普天間飛行場の辺野古への移設」に異論を述べ始めているのが、何よりの証拠である。
 朝日新聞DIGITALが12月7日午後11時31分、「辺野古移設「長期的解決策にならない」米国防省元幹部」という見出しをつけて、以下のように配信した。
 「日米両政府が進める米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設について、対日政策に詳しいジョセフ・ナイ元米国防次官補(現米ハーバード大教授)が『長期的には解決策にならない』と述べた。中国の弾道ミサイルの射程内にある沖縄に米軍基地が集中する現状を変えるべきだ、とも指摘した。今月初めに朝日新聞の取材に答えた。ナイ氏は「中国の弾道ミサイル能力向上に伴い、固定化された基地の脆弱(ぜいじゃく)性を考える必要が出てきた。卵を一つのかごに入れておけば(すべて割れる)リスクが増す」と指摘。在日米軍基地の7割超が沖縄に集中していることは、対中国の軍事戦略上、リスクになりつつあるとの見方を示した。普天間飛行場の辺野古移設については『宜野湾市での航空事故などの危険を減らすことになる』とし、短期的な解決策としては有効だと指摘。そのうえで『長期的には解決策にはならない。固定化された基地の脆弱性という問題の解決にならないからだ』と述べた」
 中国人民解放軍の「短距離弾道ミサイル(改良型DF-15)射程約800キロメート」が沖縄県をすっぽり覆い、「対艦弾道ミサイル(改良型DF-21D)射程約215キロ目―トル」が、グアムのアンダーセン米空軍基地近くまでカバーしている現状を踏まえて、「安全保障環境の変化に伴って米軍の配置を見直す必要がある」と説いているのだ。要するに、ジョセフ・ナイ教授は、「日米同盟は、変革が必要だ」と言いたいのである。
 ジョセフ・ナイ教授は、東京国際大学(倉田信靖 理事長・総長=埼玉県川越市的場北1-13-1)が10月28日午後1時半から東京都千代田区丸の内1丁目1-1の「パレスホテル東京」2階「橘」で開催した東京国際大学とハーバード大学アジアセンター共催で「国家安全シンポジウム」のなかで、同趣旨の発言をしていた。
◆「米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題については、米国オバマ政権の国務省と国防総省(ペンタゴン)の間にも、考え方の違いがあると言われている。簡単に言えば、国務省は、「辺野古への移設にこだわらず、海兵隊はグアムなどに移せばよい」という考え方であり、国防総省は「海兵隊は嘉手納空軍基地に移せばよい」と考えている。だが、国防総省のなかの米海兵隊は「独自の飛行場を持ちたい。辺野古移設は譲れない」と固執し、一歩も引かないだけなのである。言うなれば、米海兵隊の「基地確保という我儘」に日本政府、国民は振り回され続けているということだ。このことをはっきり割り切れば、辺野古移設阻止は可能となる。
【参考引用】NHKNEWSWebが12月10日午後2時1分、「翁長知事 “基地移設阻止が県政運営の柱”」というタイトルをつけて、以下のように配信した。
沖縄県の翁長雄志知事は、就任後初めての記者会見に臨み、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設阻止を県政運営の柱に据えるとしたうえで、仲井真前知事が行った埋め立て承認の取り消しが法律的に可能かどうか、検証作業を始める考えを示しました。
 この中で翁長知事は、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画について、「今日までの沖縄の事情を考えると、新しい基地をつくらせてはいけない。『基地はつくらせない』を県政運営の柱にしてやっていきたい」と述べ、県知事選挙で掲げた移設計画反対の公約の実現に全力を傾ける考えを示しました。
そのうえで翁長知事は、仲井真前知事が去年末に行った埋め立て承認について、「知事の権限で検証し、法律的なかしがあれば取り消しも視野に入ってくる。専門家の意見を聞きながらしっかり検証したい」と述べ、移設阻止に向けて検証作業を始める考えを示しました。また、翁長知事は、仲井真前知事が安倍総理大臣と約束した普天間基地の5年以内の運用停止について、「可能であるなら実現に向けて、日本政府に力を貸してもらいたい。沖縄側が移設先を考えるのは理不尽で、日本政府にしっかり対応していただきたい」と述べ、普天間基地の移設先を政府が改めて、国外や県外に探すべきだという考えを示しました。
以上は「板垣英顕氏」ブログより
民主主義は住民の意思を尊重するのが原則です。米国が民主主義を重要と思うならそれに従うべきです。                                 以上

2014年12月30日 (火)

異常気象と大量死の混沌の中で幕を引く2014年、そして来年はさらに

2014年12月29日


異常気象と大量死の混沌(カオス)の中で幕を引きそうな2014年。そして、この状態が2015年にはさらに拡大すると思う理由


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▲ 2014年12月27日のロシア・トゥディより。


新年あけましておめでとうございます(どんな時間軸に生きてるんだよ)。

・・・ああ、まだでしたか。

昨日のジョン・レノンの記事の中に書き忘れていたことがあり、それを先ほど書き足していました。それは、

ドキュメント映画での当時のスタッフの証言では、ジョン・レノンはこれらの歌詞をあらかじめ書くということはなかったようです。

スタジオのセッションの中で「自然とこれらの歌詞が口から出てくる」のだそう。

音楽版の自動書記みたいなもののようで、確かに彼は「何か」に取り憑かれていたのか、あるいは好かれていたのかもしれません。


というもので、ジョン・レノンは、あれらの曲の歌詞の多くを、あらかじめ歌詞を書くこともなく、「スタジオで口から出るままに曲を作り上げていった」のだそう。

そういう意味では、天才というより悪魔憑きですね(悪魔かよ)。
いや違う、神がかりだったんでしょうね。

私もジョン・レノンを真似して、書く内容を何も考えずに記事を書き始めましたら「あけましておめでとうございます」となってしまった次第です。

天才への道は遠いですね。




クリスマス・イヴにメキシコに出現した「カオス」

それにしても、世界中で荒れた天候のまま年末から年始を迎える地域が多いようです。日本もそのひとつかもしれません。

今回はそんな現在の世界の天候の状況を書こうと思っているのですが、なぜ、冒頭に、メキシコに突然現れたクロップサークルの記事を貼ったのかと申しますと、

まさに「カオス」だから


です。

普通はクロップサークル(あるいは、ミステリーサークル)といえば、誰が作ったのかはともかくとして、大体は「美しい形をしている」わけです。

crop-circles.jpg
Google 画像検索 crop circle より。


しかるに何ぞや、メキシコのクロップサークルは。

上空から見ますと、下のような形です。

crop-mexico-02.jpg


大きさそのものは、右を走る車との比較でおわかりかと思いますが、決して小規模なものではないです。緑の薄くなっている部分が、大麦が倒れた状態となっています。

というか、そもそも「サークル(円)」でさえないので、クロップパターンというべきなのでしょうが、よくもここまで「デタラメで巨大なもの」が一夜にして出現したものだと思います。

ロシア・トゥディの記事も、タイトルに「チュパカブラ」と入れていたりしていますが、下のようなジョークめいた写真も掲載しています。

expectativa-realidad.jpg


どうせなら、写真上のようなものが出現してほしかったのに、現れたのは写真下のような、よくわからないものだったと。

ちなみに、写真上にある英国のシルバリーヒル( Silbury Hill )というのは、クロップサークルの出現で有名な場所のようで、写真検索をしますと、何十種類というクロップサークルの写真が表示されますので、頻繁にクロップサークルが出現する場所のようです。

しかも、その多くが非常に美しい形をしています。

ところが、メキシコに出現した巨大なクロップパターンは、まるで規則性をつかむことができないカオス・パターンなのでありました。

しかも、これが出現したのが 12月24日の夜。

すなわち、「クリスマス・イヴに現れたカオス」だったわけです。

なお、このメキシコの町は、テスココという場所で、メキシコシティのすぐ近くにあり、また、テスココ - Wikipedia によりますと、

いわゆるアステカ王国(三都市同盟、エシュカン・トラトロヤン)を構成するの中心都市の一つであった。中央メキシコ高原地域において、アステカ帝国の都テノチティトランに次ぐ大きさであった。


という、アステカ文明( 1428年頃から1521年)の中心都市のひとつだった場所のようです。

このアステカ文明そのものも、かなりカオスな文明で、アステカ - Wikipedia には以下の記述があります。

人身御供

アステカ社会を語る上で特筆すべきことは人身御供の神事である。

メソアメリカでは太陽は消滅するという終末信仰が普及していて、人間の新鮮な心臓を神に奉げることで太陽の消滅を先延ばしすることが可能になると信じられていた。そのため人々は日常的に人身御供を行い生贄になった者の心臓を神に捧げた。

生贄は、祭壇に据えられた石のテーブルの上に仰向けにされ、神官達が四肢を抑えて黒曜石のナイフで生きたまま胸部を切り裂き、手づかみで動いている心臓を摘出した。シペ・トテックに捧げられた生贄は、神官達が生きたまま生贄から生皮を剥ぎ取り、数週間まとって踊り狂った。


> 神官達が生きたまま生贄から生皮を剥ぎ取り、数週間まとって踊り狂った。

うーむ。

まあしかし、文化や文明はいろいろあって当然ですので、それ自体はともかくとして、このアステカの文明も、他のアメリカ先住民文明同様にスペイン人の侵略によって滅亡いたします。

この侵略の過程でどのようなことがおこなわれたのかは、過去記事の、

虐殺の祝日コロンブス・デー:彼らは「理想的な人類像」を破壊し、そしてそれは「4回続く皆既月食」の渦中で起きた
 2014年10月14日

で、コロンブスたちがおこなったことなどから想像できる気もします。

コロンブスの航海に同行し、その虐殺を目のあたりにしたキリスト教宣教師のバルトロメ・デ・ラス・カサスという人の日記には以下のようにあります。

彼ら(コロンブス一行)はインディアンたちの手を切り落として、それが皮一枚でぶらぶらしているままにするでしょう、そして、『ほら行け、そして酋長に報告して来い』と言って送り返すのです。

彼らは刀の切れ味と男ぶりを試すため、捕虜のインディアンの首を斬り落とし、または胴体を真っ二つに切断し、賭けの場としました。彼らは、捕えた酋長を火炙りにしたり、絞首刑にしました。


話が逸れ始めていますが、いずれにしても、2014年のクリスマス・イヴに現れたメキシコのクロップ・パターンは、来年の波乱、あるいはカオスそのものを予感させるものかもしれません。

ところで、この「カオス」という言葉、現在のヨーロッパの天候に関する報道で、多く出てきます。




世界の気候パターンそのもののカオス化が進んでいる

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▲ 2014年12月27日の英国テレグラフより。


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▲ 2014年12月27日の英国 EXPRESS より。

写真上は、フランスのアルプスのスキー場に続く道路で 1万5000人余りが豪雪のため立ち往生していることを伝えるニュースです。当局は臨時避難所を設けるとともに、現地への旅行を見合わせるよう呼び掛けています。

下はイギリスでの大雪を報じるニュースですが、フランスとイギリスだけではなく、現在ヨーロッパの多くの地域が雪と寒波に見舞われています。

バルカン半島からトルコにかけても大雪被害が出ている地域が相次いでいて、やはり、交通などの混乱が発生しているようです。

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▲ 2014年12月22日のトルコの英字メディア Daily Sabah Turkey より。


そして、日本も年末年始は地域により厳しいお正月となりそうです。

年末年始も大雪の可能性 気象庁が警戒を呼びかけ
goo ニュース 2014.12.25

気象庁は25日、東北から近畿にかけて「大雪に関する異常天候早期警戒情報」を発表しました。それによると、12月30日頃からの約1週間、大雪になる確率が30%以上になるとして、警戒を呼びかけています。


としていて、気象庁は、12月30日頃からの約1週間のあいだ、

・東北地方の日本海側で、平年比 161%以上の降雪量
・長野県北部と群馬県北部で、平年比 174%以上の降雪量
・北陸地方全域で、平年比210%以上の降雪量
・岐阜県山間部で、平年比213%以上の降雪量
・近畿地方の日本海側(で、平年比273%以上の降雪量


となることを予想しています。
近畿の日本海側では、平年の3倍近い雪が降る可能性が示されています。

このような状態なのに、「過去2番目に遅い台風が発生」したりしています。

台風23号発生 過去2番目に遅い記録
NHK 2014.12.29

typhoon-23.jpg

29日午前、フィリピン南部付近で台風23号が発生しました。

12月29日の台風発生は、気象庁が台風の統計を取り始めた63年前の昭和26年以降、平成12年12月30日に発生した台風23号に次いで2番目に遅い記録となりました。


予想進路を見ますと、日本への影響はなさそうなのですが、どうもマレーシアなどの東南アジアに影響がありそうな感じです。

そのマレーシアは、過去数十年で最悪の洪水の真っ只中にあります。

malaysia-flood.jpg

▲ 2014年12月28日の TIME より。


上のタイムの報道によりますと、現在までに、少なくとも 24名の方が死亡していて、16万人が家を失ったとされています。しかも、大雨は今後数日は続くと見られている上に、台風がどうもマレーシアのあたりに接近しそうにも見えるという非常に災難なことになっているようです。

下の動画はマレーシアのクランタンの現地の人が携帯で撮影したものだと思いますが、ものすごいですよ。車が「水の上」を流されていったりしていて、その様子はすさまじく、被害の全容はそう簡単に把握できるようなものではないことが予測されます。




きたるべき地球のかたちの

マレーシアとタイ南部で過去数十年で最悪の大洪水が発生
 2014年12月28日

に書いたのですけれど、現在の世界的な異常気象(異常気象と呼んで構わないと思います)は、

地球の大気の大きな循環のシステムが変化しているためかもしれない


という感じはあります。

ジェット気流の流れも変化していて、そのために、今までは考えられなかった地域や、考えられなかった時期に、壮絶な量の雨や雪が降ったり、あるいは、地域によっては「考えられないほど降らない」ということが起きる。

実際、中国では、中国最大の淡水湖であるポーヤン湖が、消滅に向かっているかのように、水域の減少が続いています。

中国で進行する砂漠化:中国最大の淡水湖「ハ陽湖」(ポーヤン湖)がこの2ヶ月間で水面積が半分に
 来たるべき地球のかたち 2014年12月27日

あるいは、下みたいに、ハワイに雪が降ったりする現象が起きたりもしているわけで。

hawaii-snow-top.gif

▲  「ハワイ島に雪が降り、現在ブリザード警報が発令中」より。




2014年の最後まで

そういえば、マレーシアといえば、また航空機が「失踪」しています。

またミステリー、エアアジア機が消息不明に マレーシア航空で2度、今度はエアアジア
東洋経済 ONLINE 2014.12.28

またもや東南アジアのエアラインで大きな事故が発生した。12月28日、162人を乗せたエアアジア便が、出発地であるインドネシアのスラバヤと目的地のシンガポールの間で消息を絶ったのだ。(略)

2014年にマレーシアの航空会社に関連して発生した大きな事故としては3件目である。マレーシアのフラッグキャリアであるマレーシア航空のMH370便は、3月8日にクアラルンプールから北京に向かっている途中に行方不明となり、別のMH17便はウクライナ上空で撃墜され、搭乗していた298人全員が死亡している。


これが事故なのか、また3月のマレーシア機 MH370 便のような「ミステリー」なのか、今はわからないですが、年の最後の最後まで「大量死」というようなキーワードがこびりつく部分はあります。

ギリシャ沖では、乗員上記約470人を載せたフェリーで火災が発生し、現在(12月29日午前)まだ、数百人の人々を船内に残したまま、いまだに鎮火していません。

フェリー火災:船上なお300人超 救助難航、ギリシャ沖
毎日新聞 2014.12.28

greek-01.jpgアドリア海に浮かぶギリシャ西部コルフ島の沖で28日午前4時(日本時間同11時)ごろ、乗客乗員計478人を乗せ、イタリアに向かっていたフェリー「ノーマン・アトランティック」で火災が起きた。

ギリシャのテレビよると、28日夕までに140人が救出されたが、300人以上が船上に残されている。強風で現場の海は荒れ、救助作業が難航しているという。(略)

ギリシャのバルビチオティス海運相は強風と火災のため「これまでで最も難しい救助作業となる」と述べた。


間違っても「平穏」とは言えない年の瀬を迎えているわけですが、2015年の初めもこの混乱が続いていくのかどうかというと・・・個人的な予測に過ぎないですが、先日の記事、

数秘術と西洋神秘学から考えれば「2014年」は世界の終わりの年だったことに気づき、そして、来年からの2年間は「存在しない年」であることも知る
 2014年12月23日

に書きました、

2015年と 2016年は数秘術から見ると「存在しない」年


という概念から考えますと、たとえば、よく神話などに書かれてあります「世界はカオス(混沌)から始まった」という描写を持ち出せば、存在しないという状態は、神話でいうところの「世界が生まれる前の状態」であり、それは「カオスの状態」だと考えられなくもなさそうで、

2014年と 2015年はカオスの状態


であり、2017年に新しい世界が生まれるための準備期間ともいえるのかもしれません。

そんなわけで、世界のカオスはさらに拡大すると私は考えます。

本当は気候について、もう少し書きたかったのですけれど、そろそろ出なければならない時間になってしまいましたので、ここまでとさせていただきます。


以上は「IN DEEP」より
今年は大変な年でしたが、来年はさらに大変な年となるでしょう。     以上

サクソバンクの2015年「ショッキング予測」が発表される

サクソバンクの2015年「ショッキング予測」が発表

サクソバンクの2015年「ショッキング予測」が発表

デンマークのサクソバンクが11日、すっかり恒例となった来年の「ショッキング予測」を発表した。

サクソバンクの予測では、比較的安定していた2014年に比べ、翌2015年は不安定の時期に突入し、ロシアでは債務不履行が起きる。スペインでは火山が噴火し、これによって欧州の収穫高は落ちる。日本はインフレに悩まされ、中国元は平価切下げを経験し、カカオの価格は記録的に上昇し、ハッカー攻撃で電子商業は壊滅する、などなど。

いやな予測ばかりが並んだが、では昨年の予測はどうだったかというと、トップ技術の企業の株が急落、欧州で富裕層の課税が開始され、石油価格は下落(ブレント価格が1バレル80ドルの予測だった)。確かに当たったものもあり、石油は予測よりもずっと悲惨な事態となった。

コメルサント紙

日本のインフレは当たりそうです、安倍政権が無理に進めているから、インフレ下の不況になるのです。物価が上がるが収入はそれに追いつかずです。生活困窮の時代です。以上

金融システムが崩壊中!

わりはありません。 >   

金融システムが崩壊中! X22Report

どうやら米政府の財政赤字とウォール街のデリバティブ損失があまりにも巨額すぎてニッチもサッチも行かない状態になってしまったようです。その解決策としてアメリカはロシアの制裁を強化したり、中東で戦争を開始しようとしています。最近のアメリカは何をやっても失敗だらけです。アメリカを直接支配しているのはユダヤ(シオニスト)団体ですが、彼らの攻略が行き詰っています。デリバティブで失敗したグローバル銀行を救うために米国民の税金が投入されようとしています。
日本政府が、日本の年金資金をゴールドマンサックスなどの米銀行に預けて株の投資に使わせようとしているのも実際はウォール街のグローバル銀行の救済のために使われるのではないんでしょうかね。
脳タリンのユダヤ支配のアメリカのやり方は常にワンパターンです。世界中の笑われものになっています。何をやってもシラケます。なぜなら、彼らの意図がはっきりと見えてしまっているからです。
中東の戦争も、ウクライナ戦争も、サイバー攻撃も、ISISや他のイスラム過激派も、エボラも、全てが、脳タリンのユダヤ支配のアメリカとその仲間国によるへたくそな自作自演のテロ攻撃です。

http://beforeitsnews.com/economics-and-politics/2014/12/2015-crash-has-begun-this-truly-is-a-global-financial-panic-x22report-rick-rule-harry-dent-video-2471670.html
(ビデオ)
12月13日付け:
先週金曜日に投稿されたX22レポートです。

(概要)
ヨーロッパは不況の真っただ中にあります。デフレに陥った国もあります。フィッチレイティングスがフランスの格付けを引き下げましたが、現在のヨーロッパ諸国の格付け評価は高すぎます。どの格付け会社も信用できません。なぜなら彼らは中央銀行の配下にあるからです。彼らは正しい情報を提供していません。
2008年のリーマンショックのときも格付け会社がAAAの評価をしていた投資会社が破たんしました。リーマンショックは格付け会社が意図的に投資会社に対して高い評価をしたことが主な要因です。

12日に連邦議会は1兆1000億ドルの支出法案をなんとか可決しました。しかし一部の議員はこの法案に賛成するのを躊躇していました。なぜならこの法案は銀行のデリバティブの救済(税金で銀行の緊急支援を行う)も対象としていたからです。この法案はドッドフランク法と規制を緩和しています。銀行はいつもの通り必要とするものを全て獲得するでしょう。大統領は結局この法案に署名するでしょう。そして銀行救済のために再び巨額の血税を投入するでしょう。

米政府と中央銀行(FRB)は戦争を始めたくて仕方ないようです。彼らはロシアを挑発するために連邦議会はロシア(国営の武器輸出会社や他の防衛関連会社)に対し制裁を強化するでしょう。ヨーロッパもロシアに対して新たな制裁処置を打ち出したことで、オバマも制裁強化を承認するでしょう。アメリカの新たな制裁処置とは
武器を輸出しているロシア国営会社にペナルティーを課すことです。その結果、アメリカの北極での原油掘削事業に巨額の資金を投入することができるようになります。多くの国々がエネルギー資源を求めて北極の開発を行っています。北極は戦争を行う際、戦略上の位置にあり、また、北極には大量の石油が埋蔵されています。アメリカはロシアによる北極の石油掘削を必死に妨害しようとしています。

さらに米議会は今月中に承認すべきIMFの議決権改革案を承認していないため、IMFはアメリカ抜きで改革案を可決させ、BRICSや途上国の議決権を拡大することにしました。さらに、これまではIMFの理事会は欧米の代表者が大半を占めていましたが、今後は欧米の代表者の数を減らしBRICSや途上国からの代表者を加えることにしました。

既にアメリカなしで改革が進行しています。来年から中国元がさらに重要視され、準備通貨の地位を得ることになるかもしれません。そうすると米ドルは大きなダメージを受けることになります。もちろん米政府もFRBも中国元が準備通貨になるようなことは絶対に許さないでしょう。
どんなことをやってでもそのようなことは阻止するでしょう。しかし中国元が準備通貨になることを阻止することは非常に難しいでしょう。

最近、CIAによる拷問プログラムの実態が明らかになりました。しかし誰もCIA関係者を起訴しようとはしません。アメリカでは拷問は違法行為です。今後(いつもの通り)、CIAの拷問プログラムに対して何もされないまま、闇に葬られると思います。
しかしたった一人だけこの問題と戦っている人物(元CIA職員のジョン・キレク氏)がいます。彼は7年前にCIAのこのような実態をメディアに暴露した人物です。しかし彼は戦争犯罪法に違反したとして刑務所に投獄されてしまいました。アメリカではCIAや政府機関の犯罪を暴露した人物はみな刑務所に投獄されてしまいます。刑務所の投獄されるべきはCIA関係者です。しかし彼らは決して罰せられることはありません。何も起こらずにそのまま闇に葬られることになります。
中略

米議会はイラクで対ISISの戦争を始めたいようです。イラクに大量の英軍が派遣されました。彼らはイラクの兵士に対し軍事訓練を行いISISと戦わせようとしています。フランス軍もイラクに派遣されました。もうじき米軍もイラクに派遣されるでしょう。イラク軍、フランス軍、英軍、米軍はISISとの戦闘準備をしています。ISISはドローンを所有していると言っていますが。。。彼らは嘘をついています。テロリスト集団がドローンを操作できるとは思えません。これらの動きは全て単なる見せかけであり、彼らは偽旗戦争の準備をしているだけです。
欧米、イスラエル、アラブ諸国はISISとの偽旗戦争を始め、シリアを占拠しアサド大統領を追放しようとしています。そのためには、ISISが彼らにとっていかに脅威であるかを世界に示し、ISISとの偽旗戦争を正当化したいのです。

FBIやDHS国土安全保障省は様々な手法(アメリカの企業や教育機関がイランからサイバー攻撃を受ける危険性があると嘘の警告を発したり。。。)を使って偽旗戦争の大プロパガンダを行っています。しかしイランからのサイバー攻撃であると断定した理由があまりにも滑稽すぎます。ハッカーの2つのIPアドレスがイランからのものだというのです。全くナンセンスです。
さらにFBIとDHSは国内テロリストに関しても警告をしており偽旗攻撃の大プロパガンダを行っています。
アメリカではすでに国内テロリストに対応するための法律が施行されています。彼らが言う国内テロリストとは単にイスラム過激派を指しているのではありません。米政府に批判的な米国民も国内テロリストとして見なされます。

NDAA法が既に施行中ですので政府に批判的な米国民をいつでも逮捕し裁判を行わずに刑務所に投獄できる状態です。
ハリー・リード上院議員は、クライブ・バンディさん(政府が奪おうとしていた農場を守ったことで)を国内テロリストと呼びました。
政府の思想や政策に従わない米国民は国内テロリストとして扱われることになりました。
ウクライナでも親米政権に反対しているウクライナ人が国内テロリストとして攻撃されています。
同じことがアメリカでも起きています。アメリカのパペット政府であるイエメン政府やリビア政府はアサドをテロリストと呼び、彼を倒そうとしています。
米国民がテロリストとして処罰されたなら、我々は米憲法を侵害している米政府を倒さなければなりません。
・・・・・・・・・・
SGT REPORT ECONOMIC NEWSは、以下の3つの点から、金融システムが崩壊中であると伝えています。
1、米財務省がFRBの審査員に救命袋を用意するように伝えました。
2、CMEはゴールドの価格の揺れ動きに対し、400ドルの広範囲な価格暴落防止策を実施しました。
3、米納税者は、303兆ドルものウォール街のデリバティブ損失の緊急支援を行うことになってしまいました。
以上は「日本や世界や宇宙の動向」より

日本の米国支援も限界に来たようです。消費税増税も米国支援のためです。5%から8%に上げてもその大半は米国債を購入して米国に援助しているのです。安倍政権も限界です。                                            以上

 

次世代兵器、アメリカ軍が新型レザー兵器を開発

【次世代兵器】アメリカ軍が新型レーザー兵器「Laser Weapon System(LaWS)」の発射映像を公開!無人機や小型船舶を瞬時に破壊するほどの火力に!

真実を探すブログさんのサイトより
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-4799.html
<転載開始>
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アメリカ海軍が新型のレーザー兵器である「Laser Weapon System(LaWS)」の発射実験を行いました。発射実験は2014年10月に行われたもので、小型船や小型無人機などを撃墜している実験動画も公開されています。一発あたりの費用は100円程度と格安で、アメリカ軍は2020年までに他の軍艦にも配備すると発表しました。LaWSはアメリカ海軍の輸送揚陸艦に搭載され、艦内のコントロールルームから動かすことが出来ます。

他にもレールガンや音響兵器などをアメリカ軍は開発中で、こちらも少しづつ性能がパワーアップ中です。5~6年後にはいずれも実戦投入可能なレベルになっていると見られ、軍事技術が新しい時代に突入していると言えるでしょう。

☆Laser Weapon System (LaWS)


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☆指向性エネルギー兵器
URL http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E5%90%91%E6%80%A7%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E5%85%B5%E5%99%A8

引用:
指向性エネルギー兵器(DEW、directed-energy weaponの略称)は、砲弾、ロケット弾、ミサイルなどの飛翔体によらず、兵器操作者が意図した目標に対し指向性のエネルギーを直接に照射攻撃を行い、目標物を破壊したり機能を停止させる兵器である。目標物は対物用も対人用もある。DEWのうち、実戦に投入された兵器は非致死性の治安兵器で一部ある程度で大部分は未だ研究開発段階である。
:引用終了


☆Watch the U.S. Navy’s Laser Weapon System (LaWS) blow up a boat and shoot down a plane
URL http://news.nationalpost.com/2014/12/11/watch-the-u-s-navys-laser-weapon-system-laws-blow-up-a-boat-and-shoot-down-a-plane/

引用:
The U.S. Navy has long been developing a laser weapon system (or LaWS as they call it) to add to their arsenal.

The amphibious transport ship USS Ponce has been patrolling with a prototype 30-kilowatt-class Laser Weapon System since late August, according to officials. The laser is mounted facing the bow, and can be fired in several modes — from a dazzling warning flash to a destructive beam — and can set a drone or small boat on fire.

The Ponce “provides a unique platform” to deploy the new capability “in an operationally relevant region,” Vice Admiral John Miller, the 5th Fleet commander, said in an e-mailed statement. The ship is the 5th Fleet’s primary command and control afloat staging base for operations.
:引用終了


☆米海軍が1発100円のレーザー砲発射実験を公開、強力な破壊力もプレステ感覚で操作可能
URL http://gigazine.net/news/20141212-us-navy-laser-weapon-movie/

引用:
強力な破壊力を見せつけたLaWSはアメリカ海軍が4000万ドル(約50億円)かけて開発した兵器で、レーザー砲1発あたりにかかる費用は0.59ドル(約100円)と言われており、従来のロケットミサイルや爆弾に比べると破格の安さ。アメリカ海軍は2020年までにLaWSを艦隊に実戦配備する計画です。
:引用終了

関連過去記事


☆【最新兵器】軍用四脚ロボットが米海兵隊の演習に参加!近い内に実戦配備か!?電磁加速砲やレーザー兵器も試験開始へ!
URL http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2216.html

以上は「大魔邇」より
米国は戦争兵器ばかり熱心ですが平和への努力も必要です。  以上

今後沖縄の米軍基地は、新知事のもと撤退の可能性も

今後沖縄の米軍基地は、新知事のもと撤退の可能性も

今後沖縄の米軍基地は、新知事のもと撤退の可能性も

  沖縄問題の専門家篠原章(アキラ)氏は「米海兵隊普天間基地の名護への移転に反対する翁長雄志(オナガタケシ)新沖縄県知事は、実際上、この移転に抵抗できないだろうが、沖縄における自衛隊のプレゼンスが強化される事で米軍基地自体が徐々に駆逐されていくだろう」との見方を明らかにした。

  翁長新知事は、現在宜野湾市にある普天間基地の県外、あるいは日本国外への移転を主張している。

   なお普天間基地の名護市辺野古への移転に関する合意は、2006年日米間で達成された。

 

   リア-ノーヴォスチ
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_12_10/okinawa-nihon/
以上は「ロシアの声」より

そのように早くなってほしいものです。                  以上

2014年12月29日 (月)

カルフォルニアの旱魃は「過去1200年で最悪」である

2014年12月18日


カリフォルニアの干ばつは「過去1200年で最悪」であることがアメリカ地球物理学連合の調査で判明


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▲ 2014年12月16日の Epoch Times より。


米国カリフォルニア州の干ばつは、今年の夏にはすでに「史上最悪」のレベルに達していました。例えば、下は今年9月の報道からの抜粋です。

カリフォルニア州の旱魃が過去最悪のレベルに達している
THP 2014.09.24

干ばつ情報を提供するウェブサイト、アメリカ干ばつモニターが7月31日に発表したデータによれば、カリフォルニア州の58パーセントが「異常な旱魃」状態にある。これは、アメリカの国立旱魃軽減センターが定める基準のうち最も深刻な段階にあたり、州の記録史上最悪の状況だ。

「今年は旱魃の記録が次々に更新されている状態です」と、センターの気候学者、マーク・スヴァボーダ氏はロサンゼルス・タイムズに語った。カリフォルニアでこれほどの旱魃が記録されたのは、連邦政府が1990年代に旱魃状況を発表しはじめてから初のことだという。


しかし、その後も干ばつの状況は悪化し続けていて、アメリカ干ばつモニターでも下のように、カリフォルニアでは「極めて厳しい干ばつ」の地域が広がっています。

us-drought-20141209.gif
U.S. Drought Monitor


この干ばつ状況マップは、今のアメリカが、東部と西部でまったく違う気候となっていて、東部は雪と寒波、西部は干ばつ、という状況となっていることもわかります。

写真検索などをしますと、カリフォルニアの末期的な様子を示す写真が数多く見出されます。

cal-car.jpg
O’CONNELL


そして、上の THP の記事には「過去最悪のレベルに達している」とありますが、それ以降もさらに悪化を続けていまして、地球物理学分野での世界最大の学会であるアメリカ地球物理学連合(AGU)の調査によって、この干ばつが、「過去 1,200年間で最悪」のものだということが判明したことが報じられていました。

その記事を簡単にご紹介いたします。



California Mega-Drought Worst in 1,200 Years Say Scientists (And It’s Still Getting Worse)
Epoch Times 2014.12.16

カリフォルニアの大干ばつは過去 1,200年で最悪だと科学者は言う(そして今なお悪化し続けている)

南カリフォルニアの一部では最近豪雨が降ったにも関わらず、最新の研究データによれば、過去数世紀で最悪の干ばつに陥っていることがわかった。

気温の影響について研究しているアメリカ地球物理学連合( AUG )の科学者たちは、降水量などの低さや、その他の状況と照らし合わせて、この干ばつが、過去 1,200 年で最悪のものであることを見出した。

また、科学者や気候学者たちは、この最悪の干ばつは今後も続くか、あるいは将来的にまた繰り返すことがほぼ確実であるという。

研究者たちは、カシの木の年輪などから、過去の降雨、河川や貯水地の状態などを計算した。

カシの木はの年輪は、過去の雨量に対応して正確な紋様を描く。そのため、カシの木は自然の雨量計にも近いと言われている。

この研究では、過去の干ばつは現在より激しいものもあったという。

そして、研究でわかったことは、過去の歴史は、「干ばつは続く」ということだった。そのため、今回のカリフォルニアの干ばつも同じように今後も続可能性がある。

以上は「来るべき地球のかたち」より
この旱魃も「地球大異変」の一環です。今後も世界中で異常気象も続出することになります。まだ始まったばかりです。                        以上

2014年暮れの唐突な総選挙強行の裏に隠された謀略を占う

新ベンチャー革命20141215日 No.1025
タイトル:2014年暮れの唐突な総選挙強行の裏に隠された謀略を占う:来年以降、世界を再び戦争世紀に突入させたい米国某勢力が平和憲法を廃棄させて自衛隊を傭兵として利用したいためだったのではないか
1.20141214日午後、本ブログの投稿が妨害される
 昨日は総選挙があり、本ブログも最後のお願いの記事を14日午後、投稿しようとしたら、“障害発生”という画面が出て、投稿不能となりました。
 本ブログはこれまで一貫して、自民党を大勝させるのは非常に危険と主張してきましたが、それは、自民党に投票するなと訴えてきたに等しいわけで、自民党陣営からみれば選挙妨害になるのでしょう。
 ヤフーブログでは他の政治記事も昨日午後・夕方(投票所終了前)は閲覧不可となっていましたから、これは意図的な障害と思われます。
2.選挙の結果にがっくり
 事前のマスコミの予想通り、自公与党は300議席を超え、憲法改正可能な3分の2を確保しています。
 今はいかがわしい選挙マシンによって選挙不正が自由にできるので、重要選挙は日本を属国支配する勢力の思うままでしょう。本ブログではその勢力を米国戦争屋CIAネオコンとジャパンハンドラー一派および、そのロボット・悪徳ペンタゴン日本人勢力とみなしています。
なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)およびそのロボット・悪徳ペンタゴンまたは悪徳ヘキサゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログNo.816の注記をご覧ください。
 米戦争屋に牛耳られているマスコミは、日本の政治が完璧に、米戦争屋に牛耳られていることはまったく報じません。だから、国民は騙されっぱなしです。
 多くの国民は日本政治の実態を知ったら、今回のような結果は絶対に起きないはずです。
 自民党は米戦争屋の利益、悪徳ペンタゴン日本人勢力の利益、そして富裕層の利益ために存在する政党ですが、その現実を国民多数派が知ったら、絶対に政権はとれないはずです。なぜなら、国民大多数のために自民党が何かしてくれることは絶対にないからです。したがって、今回の総選挙で自民が過半数をとったのは、投票した国民の多くが自民やマスコミに騙されているということを意味します。まさに国家規模の振り込め詐欺被害と同じです。
3.安倍自民党を大勝させた後、来年、日本で何が起こるのか
 今回の選挙で国民の支持を得て、来年、安倍自民党が動き出すと、いったい何が起きるのでしょうか。本ブログでは以下のことが起こると予想しています。
(1)来年春頃、米FRBが政策金利引き上げ(金利数%)を発表します。そのとき、大量の円建て日本株を持っている外資がいっせいに売りを浴びせます、その前に空売りを仕掛けているので、年金積立金運用機関GPIFは株投資分にて数十兆円単位で大損害を出すでしょう。そして日本株は大暴落です。また外資は円を売り浴びせて、円は150円台まで暴落する可能性すらあります。日本の富裕層はあわてて円貯金をドルに替えるのでさらに円は下がるでしょう。この結果、物価急上昇が起きて、われら一般庶民は大打撃を受けます。
(2)米政府・米外資の手元に世界中に分散したドルが集まり、米ドルの独歩高となります。オバマはニクソンのように中途辞任させられ、バイデンが大統領に昇格、米戦争屋エージェント・ヒラリーが副大統領に指名される可能性がでます。中間選挙後、共和党勝利で勢いづいた米戦争屋CIAネオコンは米政府に集まったドルを配下の軍事企業に供給、兵器生産を加速させます。そして、シリア空爆、ウクライナ東部(親露地域)空爆を開始します。さらに地上軍も派遣します。
(3)安倍自民党(安倍氏は首相の座をチェンジされる可能性もあり)は憲法改正を行って、自衛隊を米軍の傭兵としてシリア、ウクライナに派遣、戦闘に参加させ、大量の犠牲が出るでしょう。この時点で国民は、なぜ、安倍氏が2014年暮れに解散・総選挙を強行したかに気付きますが、後の祭りです。
(4)シリア戦争、ウクライナ戦争が米国民の反対、もしくは欧州寡頭勢力の反対で実行できなかった場合、米軍は代替戦争のため、北朝鮮を空爆し始めるでしょう。このとき、地上戦になったら、日韓の兵士が前線に派遣され、大量の犠牲者が出ます。
以上のように今回の選挙で強引に大勝させられた自民党は、勝たせてもらったお返しに自衛隊を米軍の傭兵として提供するよう強要されるということです。この延長線上に徴兵制が待っています。
 上記の分析より、今回の唐突な総選挙は、米戦争屋CIAネオコンの企む戦争世紀突入に日本を引き摺り込むための前準備であった可能性に、われら国民は気付くべきです、もう手遅れですが・・・。
最後に一言、この流れに逆らえるのはもはや天皇のみでしょう。
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
以上は「ベンチャー革命」より
「3.11テロ」も自然災害と信じて疑わない民族に明るい未来は望めません。以上

インド、3つ目の子牛誕生で「神様の贈り物だ!」と地元民

インド、3つ目の子牛誕生で「神様の贈り物だ!」と地元民

インド、3つ目の子牛誕生で「神様の贈り物だ!」と地元民

   インド南部のタミル・ナドゥ州で奇跡が起きた。少なくとも地元住民はこれを奇跡と呼んでいる。地元のメグハルさんの農場では3つの目を持つ子牛が誕生した。

   メグハルさんはこれを神様からの贈り物と誇らしげに語っている。シヴァと名づけられた子牛は地元の観光名物となった。ミラー紙が伝えた。

   メグハルさんの話では奇跡の子牛は3つ目の神、シヴァ神の化身。ここから子牛の名前がつけられた。インドではシヴァ神は芸術、ヨガに携わる人の守護神とされている。

   メグハルさんのもとには、ありがたい子牛に触ろうと毎日おびただしい人々が訪れている。子牛に触ると幸運にあやかれるとの話。

   Vesti.ru

不思議なことがあるものです。                   以上

ロシアには、欧米のパートナーではなく、欧米の敵がいる

ロシアには、欧米のパートナーでなく、欧米の敵がいる

Paul Craig Roberts
2014年12月5日

アメリカ下院は、ロシアとプーチン大統領を悪魔化する動きで、ヒラリー・クリントン、オバマ、ネオコン、ワシントンの属国諸国や、アメリカとヨーロッパの売女マスコミに加わった。下院の対ロシア決議はウソの固まりだが、その事実とて、決議が賛成411票、反対10票で成立するのを止められなかった。

世界中が、アメリカは、わずか10人しか、知的な代表を選出することができないということに留意すべきだ。435人中10人とは、2パーセントだ。それなのに、ワシントンは、自らが、世界に対して覇権を行使する権限を持った“例外的”で“必要欠くべからざる”国だと宣言しているのだ!

ワシントンや、その売女マスコミや、ヨーロッパ属国諸国が、ロシアやプーチンに対して、イラクとサダム・フセイン、リビアとカダフィ、シリアとアサド、アフガニスタンとタリバン、そしてイランに対して利用したのと全く同じ、ウソ・プロパガンダを駆使しているのを見ても、誰一人驚くものは無い。ワシントンは、ロシアと中国の勃興を、ウラジーミル・プーチンが示している指導力、ワシントンから独立したBRICSの様な新組織の形成を恐れている。ジョージ・W・ブッシュ政権が、“6週間、700億ドルの戦争”だと言ってはぐらかしていたものは、これまで何兆ドルも費やした、13年間の負け戦と化し、プーチン大統領は、ロシアの主権を汚しているアメリカ人工作員の一部を追い出し、国を建て直した。

プーチンがアメリカが計画していたシリアとイラン侵略を阻止した際、ワシントンは、プーチンとロシアには何かしてやらねばならぬと決意したのだ。ワシントンは、ウクライナの政治家買収と、第五列NGOへの資金援助に、50億ドル費やした。プーチン大統領が、オリンピックに気を取られているうちに、ワシントンは攻撃に出て、選挙で選ばれたウクライナ政府を打倒し、自らの傀儡をしつらえた。

傀儡連中は、かつてはロシアの一部だったが、ロシアとウクライナが一つの国だった時代に、ソ連指導部がウクライナに移管したウクライナ諸州のロシア人住民を敵に回す作業に取りかかった。殺すと脅され、ロシア語の使用を禁止されたロシア人が、キエフのワシントン傀儡政権の犠牲になりたがるはずなどありえない。クリミアは、もともと所属していたロシアへの再編入賛成投票をし、東部と南部の州もそうした。

ワシントンと、その諸属国と売女マスコミはウソをつき、こうした自決の行為を、ロシア侵略と併合だと表現した。ロシアは、分離派諸州に軍隊を駐留させているとぬれ衣を着せられている。

ワシントンのインチキな非難の狙いは、ロシアと、ロシア政府の不安定化だ。ワシントンには、ロシアを不安定化させる為の様々な手だてがある。ワシントンには、アメリカが資金提供するNGOや、外国資本所有のロシア・マスコミ、下院決議は、ワシントン政府に、ロシア国内向けのロシア語プロパガンダ放送を拡大するよう要求している。ワシントンは、自分達の経済的、政治的権益を、欧米に合わせようとする、オリガルヒ、事業権益や、ロシア人政治家を養成してきた。自由は欧米にこそ存在すると思い込んで、だまされているロシア人の若者や、欧米の無道徳主義やら、ロシア政府が支持するキリスト教文化に対する背徳主義を好むプッシー・ライオットが代表する様な連中がいる。

もしワシントンが、ロシアの不安定化、あるいはプーチン暗殺に失敗すれば、欲求不満が軍事衝突を引き起こしかねない一層無謀な行動。下院決議は、ウクライナが分離主義諸州を征服し、クリミアを取り戻すため、オバマ大統領に、ウクライナに、アメリカの武器を与えるよう要求している。NATOそのものが、ロシア国境への更なる兵力配備を絶えず主張しており、NATO作戦演習が、ロシア国境付近で行われた。ワシントンは、グルジアとウクライナの元ロシア州だった部分を、NATOにとりこみたがっているが、ロシアがこれを受け入れることはできない。

ミシェル・ チョスドフスキー教授が“第三次世界大戦シナリオに向かっている”で明らかにした通り(Global Research、2012)、ワシントンは、世界をアルマゲドンへの道に向かわせている。

ロシア政府は危険性を実際より軽く扱って、ロシア政府として、協力して解決したい“欧米のパートナー”という言い方を続けている。ロシア政府とロシア国民、実際は、世界中の全員が、欧米にはロシアのパートナーなどいないことを理解すべきだ。ロシアには敵しかいない。

ロシアは、独自の権益と独自の政策を持った主権国家としてでなく、属国としてしか、欧米の一部になれないことを、ワシントンは、まざまざと見せつけた。覇権に対するワシントンの要求は、ワシントンの意志に抵抗できるほど強力な他の主権国家の存在を許容しない。覇権というイデオロギーが、ワシントンを強力に支配し、ネオコンによる極めて重要な政府役職やマスコミの支配が制度化されていれば、戦争となるのはほぼ確実だ。

ワシントンの傀儡たるヨーロッパ支配者連中は、ネオコン主戦論者をやりたい放題に放置している連中だ。全ヨーロッパ中に、ワシントンから独立した政府は存在しない。メルケル、キャメロンや、オランド等の手先連中は、人命を売り渡しているのだ。

プーチン大統領やラブロフ外相等のロシア政府幹部は、事実で対処しようとしているが、ワシントンと、ヨーロッパの属国にとって、事実は重要ではない。重要なのはロシアを不安定化させることだ。ワシントンがロシアにもたらした紛争は、事実を基にして、対処することは不可能だ。

ワシントンは、サダム・フセインが大量破壊兵器など保有していないこと、アルカイダとのつながりなどないことを知っていた。ワシントンは、アサドが化学兵器を使用していないことを知っていた。ワシントンは、カダフィがウソではめられたことを知っていた。ワシントンは、イランが核兵器を保有していないことを知っている。ワシントンにとって重要だったのは、真実ではなく、こうした政府の打倒だった。

ロシア政府が、オリンピックに気を取られている間に、ワシントンは、ウクライナに口をはさみ、傀儡政権を据えつけた。ウクライナの悪化しつつある問題を解決できる唯一の解決策は、ウクライナをロシアに再度取り込むことである可能性が高い。

傲慢さと尊大さは、えてして勢力の広げすぎに終わることが多く、勢力の広げすぎは、ワシントン帝国の崩壊をもたらしかねない。だがワシントンは、そうは考えない。マイダン抗議運動と呼ばれたもので、ワシントンがNGOをキエフ街路に展開させたのと同様、抗議行動や暴動が中国の他の都市にも広がることを願って、ワシントンはそのNGOを香港街頭に展開させた。

ロシアと中国は、欧米に対し、必要以上に自らを開いている。ロシア皇帝ニコライ2世は、自分の政府が打倒されるとは思っていなかったが、ケレンスキーがニコライの政府を、二月革命で打倒し、十月革命で、すぐにレーニンに打倒されてしまった。中国は打倒されるとは思っていないが、ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領もそうだった。

政治の世界は野心家や計略に満ちている。ロシアで、プーチンは、こうした野心家連中と直面している。ワシントンは、プーチンが大統領である限り、ロシアを属国に変えることができないのを知っている。それゆえプーチンの悪魔化と彼に対する策謀は続くだろう。

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四半期毎のご寄附のお願い

多くの皆様が御承知の通り、数年前に私が引退しようとした際に、読者の皆様は、それを受けいれてくださらなかった。私は、協賛各紙に同時に掲載されるコラムを降りて、皆様にお別れをつげた。皆様が、何千通もの電子メールで、小生の経験と知識を頼りにしておられ、それが現代の出来事を客観的に理解するのに役立っていると言ってこられたのだ。皆様の御意見には説得力があった。私は引退を止め、このウェブサイトを開設したが、皆様から強固なご指示頂いている。

これは皆様のウェブサイトだ。皆様に支持を頂ける限りは継続する。

寄付のためのページ

Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the WestHOW AMERICA WAS LOSTが購入可能。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2014/12/05/russia-western-enemies-partners-paul-craig-roberts/
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昨日翻訳した記事「アメリカ政府は世界覇権しか頭になく、ロシアは邪魔になっている - 元レーガン経済顧問」より詳しく書かれているが、趣旨は当然同じ。

新刊情報に、『続・100年予測』の著者(会長)と同じく、ストラトフォーの人が書いた本の翻訳刊行とあったので、早速購入。『地政学の逆襲 「影のCIA」が予測する覇権の世界構図』。筆者はストラトフォーの地政学チーフアナリスト。いずれも同じ翻訳者。

ウクライナ、ロシアについてもちろん書いてあるが、『続・100年予測』の方が、よりあけすけに書かれていて、現状の背景がわかりやすいように思える。
知人から頂いた古い本の方が、自腹を切った高価な新刊本より、むしろ興味深く、日本についての記述も多い。

地政学チーフアナリスト氏による、紀行文のような『バルカンの亡霊たち』をずっと昔読んだような気がする。気のせいかも知れない。読みながら、この人は、ジャーナリストというより、諜報専門家に違いないと思ったことだけ覚えている。もったいないことに、何がかいてあったかは、すっかり忘れてしまった。本そのものも行方不明。

古書を購入しようと思ったが、とてつもなく高価で手が出ない。

« アメリカ政府は世界覇権しか頭になく、ロシアは邪魔になっている - 元レーガン経済顧問 | トップページ | キエフ

以上は「マスコミに載らない海外記事」より

今の欧米には正義だの真理だの誠などの言葉がありません。あるのはウソとごまかしです。それに手を貸しているのがマスコミです。                 以上

2014年12月28日 (日)

FOMC声明で、利上げは辛抱強く?

昨日のFOMC声明 利上げは辛抱強く?

さて、昨日のNY株価はFOMC声明を受けて大幅に反発したようです。

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なんでしょう。
辛抱強く。。?

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0JV2HL20141217
米FOMC、利上げ「辛抱強さ」必要と表明


[ワシントン 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は16─17日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)に発表した声明で、事実上のゼロ金利を「相当な期間」維持するとして いた文言を修正し、利上げ決定には「辛抱強い」アプローチが必要との表現を採用した。
米経済情勢については「経済活動は緩やかなペースで拡大している」と評価。米経済に対する自信を表明し、来年中の利上げ実施の可能性を強く示唆した格好だ。

FRBは声明で、現在の評価に基づき、金融政策スタンスの正常化開始に向け「辛抱強く」あることができると表明。これまでの声明にあった、事実上のゼロ金利を「相当な期間」維持するとの文言と一致するものとの見方を示した。
ただ、FRBは堅調な成長見通しを示したものの、将来的な利上げのペースに対してはより緩やかにアプローチをとるとの立場を示した。
FRBはFOMC声明に併せ最新の経済見通しを発表。2015年の米経済成長率見通しは2.6─3.0%になるとし、前回9月に示した見通しを据え置いた。


なんだか良く分からない声明ですが。

要するに、利上げするけど、辛抱強くやるよ~というどっちだか良く分からない声明です。
だから、当分は利上げは据え置きと市場が判断して株価が上がったんでしょう。

それにしても、またおバカな報道をやってますね。

ロシアが寒くて長く、経済もガタガタの冬を迎えている。 欧米の経済制裁と原油安でロシアの通貨ルーブルが暴落を続けるなか、ロシア中央銀行は16日の午前1時、政策金を10.5%から17%に大幅に引き上げると発表した。ほとんど破れかぶれの決定だ。

原油輸出に外貨収入を依存するロシアはすでにリセッション(景気後退)にかって暴走を始めている。そして1998年のデフォルト(債務不履行)以来で最大の金利引き上げは、ロシアにさらなる混迷をもたらすだろう。

NewsWeek



こちらもロシアが国際ルールに従わなかったのが悪いと書いてます。

米大統領経済諮問委員会(CEA)のファーマン委員長は16日の記者会見で、通貨ルーブルが急落したロシアについて「非常に深刻な事態に直面しているが、(ロシアが)国際ルールに従わなかったため、自ら招いた結果だ」と述べた。

時事ドットコム




ロイターだからしょうがないのですが。
こちらもロシアがもうダメと書いてます。

http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPKBN0JU2OS20141216
ルーブル防衛に失敗、追い込まれたロシア

[ロ ンドン 16日 ロイター BREAKINGVIEWS] - ロシア中央銀行がルーブル防衛に成功したのはたった2時間ほどだけだった。中銀は16日早朝に主要政策金利を10.5%から17%に緊急に引き上げて市場 に衝撃を与え、いったんは前日約12%下落したルーブルが一段と安くなるのを食い止めた。しかしルーブルはすぐに下げ歩調に戻り最安値を更新。

そ れはあたかも中銀が何も手を打たなかったかのようだった。政策担当者にはこれでもう短期的に妥当性を持つ対応策はほとんどなくなった。さらにいえば、もは やロシアがウクライナとの対立に終止符を打って西側の制裁が解除されるか、原油価格が急反発しない限り、市場の動揺は静まらない。もちろんどちらのケース も早晩実現する公算は乏しい。



しきりにロシアが終わりかのように報道してますが。
ダメなのは実はアメリカでしよう。
最近、中国、ロシアのBRICS同盟にドイツも米ドルを捨てて加わる動きをしてます。

ワタスは米ドルの崩壊の方が近いと思うのですが。
裏では報道と真逆の動きになってます。


2015年に向けていよいよ、通貨の紙くず化が始まっている。

日月神示にあるではないですか。

第26帖 
金(きん)では治まらん。悪神の悪では治まらん。
ここまで申してもまだ分からんか。金では治まらん。
悪の総大将もその事知って居て、金で世を潰す計画だぞ。



日月神示にある、金で固めて金で潰す仕組み。

金がないと世の中が回らないように固めておいて、いっきに金の価値を雲散霧消にする。


個別のニュースを見るとやれアメリカが正しいとかロシアが正義とかの見方になってしまいますが。

もっと離れて傍観してみると良いでしょう。
そうすればバカバカしい猿芝居だとすぐ分かるのです。

株価だの原油価格だの。
一喜一憂。
こんなことをやってるのは宇宙広しと言えどこの地球だけです。
金融などというバカな概念が存在するのは地球だけ。

元々、自然界には存在しない。
通貨など自然の摂理に元々反しているから消えてゆく。

どこかのスカポンチンな詐欺師が無からお金という存在を作り出し、コンピュータ上に入力するだけ。
最初からないもの。

こんなものが消えたところで元に戻るだけ。
バカは消えなきゃ治らない。

やっとこの鬱陶しいものが消えてなくなる時が来るのです。

長野は豪雪です。
うちのテントも大暴落寸前です。

本当にありがとうございますた。
関連記事
以上は「ふぐり玉蔵氏」ブログより
米国のドルは断末魔の綱渡りです。世界経済の崩壊の引き金を他国にしようと必死なのです。どうも日本の安倍政権が捕まりそうです。アべノミクスの失敗ということです。                                以上

ロシア 独自の軌道ステーション建造へ

ロシア 独自の軌道ステーション建造へ

ロシア 独自の軌道ステーション建造へ

ロシア連邦宇宙庁(ロスコスモス)は、ロシアの軌道ステーション建造計画に関する情報を確認した。リア・ノーヴォスチ通信が、ロスコスモスのオスタペンコ長官の発言を引用して伝えた。

オスタペンコ長官によると、軌道ステーションは「異なる性質の課題を解決できる」という。

長官は、「私たちがこのような案を検討しているのは事実だ。これは、有望な方向性の一つである」と述べた。

軌道ステーションは、ロシアの月ミッションを展開するための基盤となる可能性がある。月開発は、今後数十年間におけるロスコスモスの主要課題で、月の軌道ステーション建造、月の表面に居住モジュールを設置することなどが計画されている。

初となる月への有人宇宙飛行は、2020年代後半にも実施される可能性がある。

Lenta.ruより

サウス・ストリーム・20 続くエネルギー戦争(1)

サウス・ストリーム・2.0: 続くエネルギー戦争(I)

Pyotr ISKENDEROV
Strategic Culture Foundation
2014年12月13日 | 00:00

今後数年間、ヨーロッパのみならず、ユーラシア大陸全体で、エネルギー状況がどのように展開するかという点で、サウス・ストリーム計画をやめるというロシアの決断は決定的要因となるだろう。

本質的に、我々はアメリカ合州国と欧州連合の親米派指導者連中が始めたエネルギー戦争に取り組んでいるのだ。12月始めに欧米新聞のページを埋めた、冷戦時代を彷彿とさせる陳腐なスパイ表現だらけの記事は、そうした文脈で読み取るべきだろう。

調子を設定したのは、ロンドンを本拠とする新聞フィナンシャル・タイムズで、欧州連合の心臓部における“モスクワの手”を暴露したのだ。同紙によれば、2012-2013年、中央と東ヨーロッパ(CEE)諸国中で吹き荒れたヨーロッパ諸国におけるシェール・ガス鉱床開発反対大規模デモは、ロシア、あるいはより正確に言えば、ガスプロムが費用負担していたのだ。ニューヨーク・タイムズも、同様の主張をした。記事の筆者達は、同時に、CEE諸国の諜報機関は、そうした主張を裏付けるいかなる証拠も得られていないことを認めながらも、ロシアが支払ったとする具体的金額まで書いていた。

欧米の新聞は、特にアメリカ企業シェブロンに、ブルガリア、ルーマニアとリトアニアでの活動縮小を強いたデモ行動に焦点を当てている。実際、こうしたデモは大規模で、ブルガリアとルーマニア政府に、アメリカ石油会社とのシェール・ガス鉱床開発に関する協定を終了することを余儀なくさせた。リトアニアでは、状況はいささか違う形で展開した。リトアニアでは、シェブロンの専門家は、リトアニアの課税要求に従うことも、同社が、環境上危険な作業活動を行うことを計画していた地域発展の為に資金提供することも拒否したのだ。

それより先、アメリカ企業ExxonMobilも、その効率の悪さゆえに、シェール・ガス・プロジェクトを縮小した。これらプロジェクトの金融破綻に加え、作業がもたらす環境上の脅威が、実際には、こうした国々で、アメリカにとって、惨めな結果をもたらしたのだ。ところが欧米は、ブルガリアでの、シェール・ガス計画反対抗議行動は、ロシア工作員の仕業だと宣言して、市場の大きな部分におけるアメリカ企業の損失という出来事に対し、違う説明を押し出すことに決めたのだ。2013年に、同じ親ロシア派分子が、ブルガリア首相ボイコ・ボリソフ政権の辞職を画策し、その目的で、彼らは極右ATAKA党に資金援助したというのだ。当時の反政府抗議行動の具体的な理由は公共料金高騰であったのに、これもロシアから金が出たことになっている。欧米の新聞によれば、ブルガリアが受け取った支払総額は、2000万ドルを上回る。

ルーマニアでも、“モスクワの手”はなくてはならない。ルーマニアにおけるシェール・ガス計画反対の“不思議なことに資金豊富で良く組織された抗議行動キャンペーン”にはガスプロムが関与していた、とニューヨーク・タイムズは報じている。ところが、またしても、ルーマニアの諜報機関は、水圧破砕反対抗議行動へのロシアの関与を示す文書はひとつもないと認めている。ルーマニア議会の産業委員会も、いかなる証拠も持ち合わせていないのに、ヨーロッパのシェール革命反対運動に資金提供する為、ガスプロムが1億ドル使ったとされていると主張している。こうした数値が一体どこから来たのかを正確に明らかにできるものは誰もいない。

ロシアの百万ドルを受け取ったとされる連中が、非難をきっぱり否定しているのは驚くべきことではない。ブルガリアのATAKA党幹部は、同党は法律の枠組み内で、国家補助による全面的支援を受けていると強調している。水圧破砕反対抗議行動指導者に関しては、彼らは、今起きていることは、どれだけ犠牲を払っても、アメリカのエネルギー企業権益を推進しようという取り組みだと見なしている。

ブルガリア、ルーマニアとリトアニアでの抗議行動は、2012-2013年に勃発したのに、ヨーロッパのエネルギー安全保障問題と、石油価格が下落する中、アメリカのシェール・ガス・プロジェクトが経済的に益々存続しにくくなりつつあることに関する益々緊迫した議論のさなか“モスクワの手”について、ようやく今になって言われていることが、多くを語っている。

いわゆるシェール革命に反対する人々の立場は、アメリカ自体の国内でも勢いを得ている。フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングによると、11月始めのアメリカ選挙戦で“最も注目すべき結果の一つ”は、アメリカ企業がヨーロッパでも行っている、化学薬品を使用する水圧破砕によるシェール・ガス採掘に関する、テキサス州の都市デントンで行われた住民投票の結果だ。大多数の投票者、59パーセントが、環境に非常に大きな危害を引き起こす、この方法の禁止に投票した。デントンは、アメリカ最大の石油企業ExxonMobilの事務所から自動車で、わずか45分の所にある。また1981年にシェール革命が始まった、アメリカ最大のシェール・ガス鉱床バーネット・シェールがある場所だ。地域には稼働中のガス田が280ある[3]。

つまり、極めて強力な水圧破砕反対の前例が確立されたことになる。フィナンシャル・タイムズと、ニューヨーク・タイムズの論理に従えば、テキサス州で、シェール・ガス採掘に反対する人々も、ロシアから資金援助を受けていたことは確実だ。

一方、モスクワで署名された、2029年まで、ロシア石油をスロバキアに供給する政府間協定で、CEE政府とロシアとの協力で新たな章が開かれた。世界石油市場の一見不利な状況にもかかわらず、モスクワとブラチスラバは、ヨーロッパのエネルギー安全保障を確保する方向に向けて重要な一歩を共に踏み出したのだ。

文書は、ロシア・エネルギー相アレクサンドル・ノヴァクと、スロバキア経済相パブロ・パヴリスによって署名された。“我々には、常にその義務を果たしてきたロシア側パートナーを信じない理由はなく”“信頼できる、我々が良く知り尽くしている長期間の供給業者だ”と、スロバキアの経済相は、ロシアとの契約署名時に発言した。経済相は、スロバキアにとり、エンジニアリングと生産という視点を含め、ロシア石油供給は“極めて重要だ”と確信している。“わが国精油所の装置は、化学上、生産上、ロシア石油の組成に合わせてあり。もし我々が、突然石油をどこかに輸出すると決めた場合は、わが国の精油所の稼働手順を変更する必要があるだろう。”

ロシアとスロバキアのエネルギー部門での協力は、実際に強い基盤があり、両者は1991年に、同様な契約をしたことがある。これもやはり長期間のものだが、契約の全期間にわたり、ロシアも、スロバキアも、お互いを信じない理由は一切あげなかった。新契約の条項は、二国間協力の範囲を拡大している。条項は、スロバキアそのもの向け石油量と、スロバキアを通って他のEU加盟国に送られる石油量の両方で、ロシア石油供給量の際立った増加を規定している。年間供給量は、両方の供給範疇で、600万トンに設定された。2013年末の時点で、580万トンのロシア石油が、ドルージバ・パイプライン経由でスロバキアに供給されていた。両者は、もし技術的インフラが得られ、企業間で同意した場合には、通過する石油の量が年間600万トンを超えることに合意した。

エネルギー部門における、そのような長期契約締結は、必然的に二つの疑問を生じさせる。第一は、資源基盤であり、第二は、石油価格変動についてだ。スロバキアや他のEU諸国における、長期供給源ということでは、こうした国々は、ロシアの石油埋蔵量によって守られることになる。石油価格の変動に関しては、経験上、それが周期的なものであることがわかっている。例えば現在のドル為替レートで価格を再度計算すると、ごく最近だけでなく、1980年代始めや、1860年代でさえ、一バレル、100-110ドルだったことがわかる。こうして市場は、過去150年間、価格下落から無事に回復してきたのだ。

ヨーロッパに対するロシア石油供給長期契約の健全さは、独立アナリストも支持している。イギリス企業BPの専門家は、ロシアの石油生産は、2035年までに、年間5億4800万トンに増大するだろうと計算している(現在は、5億2000万トン程)。ロシアでのガス生産も、年間8070億立方メートルへと増加する(現在、およそ6720億立方メートル)。

彼らの強い願望を阻止しようとする欧州委員会の試みにもかかわらず、ヨーロッパガス市場の業者達は、ロシアとのエネルギー協力を拡大する方法を検討している。スロバキアのガス送付システム運営者Eustreamは、スロバキアから、ブルガリア-トルコ国境までのパイプライン建設を計画しており、ロシア・ガスを、トルコ経由でヨーロッパに送る新計画への参加を急いでいる。これは、サウス・ストリーム・ パイプライン建設計画が見直されたことに対する最初の結果だ...

(続く...)
[1] フィナンシャル・タイムズ、2014年12月1日
[2] ニューヨーク・タイムズ、2014年12月1日
[3] フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイフントゥング、2014年11月6日

Foto: dailysabah.com

記事原文のurl:http://www.strategic-culture.org/news/2014/12/13/south-stream-2-energy-wars-continue-i.html
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これ死かない!
低投票率が反映し、売国者連中・大本営広報部が狙った通りとんでもない選挙結果。
嬉しい結果もある。亀井静氏当選。第三極と、大本営があおった隠れ与党の敗退。「やつら」消滅。次世代を破滅に陥れる連中も激減。

孫崎享氏、「今や日本政治の腐敗は新聞報道にあり」で、沖縄で自民党が全滅したのは、沖縄に、まともなマスコミがあるおかげだと指摘しておられる。大賛成。

おって触れたいが、今回の選挙で特筆すべきは沖縄である。自民党が全敗した、その大きな理由に沖縄には「琉球新報」と「沖縄タイムス」という権力をチェックするという新聞本来の使命を健全に果している新聞の存在がある。

亡くなられた品川正治氏も『激突の時代 「人間の眼」vs.「国家の眼」』で書いておられる。

もちろん沖縄の問題では、事実関係を報じるものとしては、大手全国紙でもしばしば一面をにぎわせています。非常に大きな紙面形成になってもいます。けれども、沖縄の二紙と本土のマスコミとでは、どこが違うかというと、「怒りを起こさせない」という本土と、「そうではない。本当の事実を知らせないといかん」という沖縄─この違いが大きいでしょう。

普天間飛行場の米軍機騒音訴訟判決当日、たまたま那覇にいあわせた。当日も、我が物顔で編隊をなして、戦闘機が上空を飛んでいるのにあきれた。沖縄の新聞は、当然ながら、一面に判決結果を大きく載せた。自宅に戻り、新聞を見て、余りに小さい扱い怒りを起こさせない記事に愕然としたことを思い出す。本土には、小選挙区制を決して批判しない立派な大本営広報部がある。

北野幸伯著『日本人の知らない「クレムリン・メソッド」-世界を動かす11の原理』読了。
大本営広報部プロパガンダ洗脳に対する解毒剤は、違うプロパガンダを読むことだとおっしる。

北野氏、マレーシア旅客機撃墜は、親ロシア派の誤射が原因という説。
それ以外の点に異論はない。

どの国の国営メディアも、当然その政権の意見を強く反映する。
この国にいると宗主国と傀儡国双方大本営広報部のほぼ一言一句同じプロパガンダしか読めない。そこで、それと違う国のメディアや、そうした意見に近いアメリカ人の意見をひどい翻訳でご紹介している。昨日も、ツイッターで「よみにくい」という評価があった。事実ゆえ異議皆無。ご指摘は100%正しい。ご自分で翻訳して下されば1000%正しい。

再読した小室直樹『消費税の呪い』「日本のデモクラシーが危ない」が副題。

裏表紙の「著者のことば」を引用させて頂こう。

消費税は全身汚物にまみれている

 税制改革には、必ず反対が起きる。これは政治学の大定理であり、反例はありえない。この猛反対を、なんとか懾伏(説き伏せる)させないことには、あるいは順従させないことには、税制改革案は実現されえない。
 デモクラシー諸国においていちばん効果的な方法は、全国民の前で何もかも公開して、根気よく反対を説得することである。
 国民の大多数が、それは合理的だと納得したことは、説得的である。税制改革で損をする者も、マア仕方がないと諦めざるをえなくなるだろう。
 なのに、そうしなかった。国民の目のとどかないところで、諸反対を各個撃破と出た。
 腐蝕の淵源は、ここに発した。
 消費税は、その生い立ちからして必然的に呪われた存在であった。
 消費税は、全身汚物にまみれ、一つ一つの毛穴から腐血を吹き出しつつ、この世に生まれてきたのであった。

固有名詞を付け加えれば、そのまま通じると思う。そもそも今回選挙、与党があげた争点、破綻しているアホノミクスだけだろう。呼吸するようにウソをつく皆様、どういう行動にでるか想像するまでもない。

      現政権は全身汚物にまみれている

 TPP、戦略特区推進、憲法解釈変更、憲法改訂、原子炉再稼働、消費税改訂には、必ず反対が起きる。これは政治学の大定理であり、反例はありえない。この猛反対を、なんとか懾伏(説き伏せる)させないことには、あるいは順従させないことには、改革は実現されえない。
 デモクラシー諸国においていちばん効果的な方法は、全国民の前で何もかも公開して、根気よく反対を説得することである。
 国民の大多数が、それは合理的だと納得したことは、説得的である。税制改革で損をする者も、マア仕方がないと諦めざるをえなくなるだろう。
 なのに、そうしなかった。国民の目のとどかないところで、諸反対を各個撃破と出た。
 腐蝕の淵源は、ここに発した。
 TPP、戦略特区推進、憲法解釈変更、憲法改訂、原子炉再稼働、消費税改訂は、その生い立ちからして必然的に呪われた存在であった。
 TPP、戦略特区推進、憲法解釈変更、憲法改訂、原子炉再稼働、消費税改訂は、全身汚物にまみれ、一つ一つの毛穴から腐血を吹き出しつつ、この世に生まれてきたのであった。

考えることというのは、ひきあわない仕事だ

考えることというのは、ひきあわない仕事だ

Paul Craig Roberts
2014年12月3日

不安な疑問を提起し、気掛かりな説明をしても大絶賛を浴びるようなことは、まずない。例えば、環境と気候に対する人間による破壊を、30年間研究しているアリゾナ大学の科学者ガイ・マクファーソンがそうだ。人間が引き起こした多くの破壊は、地方や地域の災害をもたらしているが、今や疑問は、地球そのものが、危機に瀕しているか否かだ。人間の活動が人類の絶滅を引き起こすのだろうか?

これは歓迎される疑問ではなく、そういうことを考えようとする人々は“論争好き”という烙印を押される。
ダール・ジャマイルがマクファーソン教授にインタビューして、こう質問している。“こういうことを語るあなたは過激だという人々に対する言い分は?”

マクファーソン教授はこう答えている。 “他の科学者達の結果を報告しているだけです。これらの結果のほぼ全てが定評ある雑誌に発表されたものです。NASAや、ネーチャーや、サイエンス、あるいは、米国科学アカデミー紀要に反論するような人はいないと思います . . . 私が報じている他のものも、かなり著名なもので、NOAA [アメリカ海洋大気庁]や、他のNASA情報源等々のまっとうな情報源から得たものです. . . . 私はこうした情報をでっちあげているわけではありません。私はいくつかの点をつないでいるだけなのですが、それは多くの人々にとっては困難な作業です。”

公式説明と違うことをいう連中は誰でも“論争好き”というレッテルを貼られる為、欧米では、真実は死につつある。言い換えれば、真実や、真実の探求をすることは、論争好きなのだ。真実や、公式説明に対する、代わりの説明を追い求めることに固執する人々は、真実やら、違う説明が自分達に不利益になる連中によって評判を落とされる。かつて連邦の法律によって保護されていた内部告発者が、反逆者に変えられている。

I気候変動の原因や、マクファーソン教授の予想に私は反対ではない。
私が言いたいのは、彼なり、彼が引用している専門家達が正しいということではない。要するに、非常に重要な問題である可能性があるものについて語ることは、中傷されたり、悪い知らせを伝えた人が非難されたり、阻まれている。

私も常時これを体験している。例えば、12月3日、ロンドン・テレグラフで、ハミッシ・マクドナルド記者は、“[エボラ] ウイルス蔓延へのアメリカ政府の対応”に疑問を呈したり、“9/11テロ攻撃についての公式説明に異論を唱えたり”している小生は“論争好き”だと書いた。言い換えれば、自立的思考は“論争好き”だから公式説明を信じよというのだ。

イギリス人記者が勝手に、私やイリノイ大学法律学教授フランシス・ボイルズを、論争好きブロガーの典型と決めつけるのは奇妙に思える。おそらく彼は、ドイツ人ジャーナリストのウド・ウルフコッテが、そういうことが良くあったと告白している様に、この記事をCIAから手渡されたのだろう。

思考の欠如こそが、人類をアルマゲドンへと陥れるのだ。だが我々は考えてはならず、さもなくば、我々は論争好きにされてしまう。我々は考えてはいけないのみならず、他の人々の考えについても報じてはいけないのだ。“他の科学者達の結果を報告しているだけの”マクファーソン教授と同様、三棟のWTC超高層建築の倒壊や、未熟なパイロットには困難な飛行機操縦技術に関心をもった建築家、エンジニア、物理学者、化学者、緊急救援隊員、パイロットや、元政府高官の所見を単に報じただけで、私は“論争好き”にされた。そうではなく、我々は、これら何千人もの専門家達や彼らの専門経験を“陰謀論変人”あるいは、もっとひどい連中としてはねつけなくてはならないのだ。イギリスのデービッド・キャメロン首相が、9/11の公式説明に懐疑的な人々は、イスラム国テロリスト同様に危険だと発言したことを想起願いたい。http://www.paulcraigroberts.org/2014/09/29/guest-column-peter-drew-cameron-tries-protect-us-uk-governments-truth/

言い換えれば、コペンハーゲン大ナノ化学教授が率いる科学者チームが、倒壊した超高層建築や自由落下加速度で倒壊した第7ビルの埃中に、これまで制御破壊にしか関係がなかった反応済み・未反応ナノ・サーマイトを発見したことを報じるのは論争好きなのだ。

私は確かに、9/11の公式説明には懐疑的だ。元政府幹部として、諜報機関の恩恵を受けずに活動した少数の若いサウジアラビア人達が、欧米世界のあらゆる国家安全保障機関を出し抜けたと信じるのは無理だと私には思える。しかも、もしその様な信じ難い出来事が起きたなら、ホワイト・ハウスや議会から、失敗についての徹底的調査をするようにという要求があってしかるべきだろう。ところがホワイト・ハウスは、あらゆる調査に反対し、調査の代わりに、政治委員会が、吟味されていない真実として、政府説明を書き留めた。これは“世界唯一の超大国”が味わった屈辱的な打撃に対する、もっともな対応とは言い難い。こういう主張をすると、一体なぜ論争好きということになるのだろう?

過保護な、考えない社会が、アメリカで作り出され、誰も物を考えないことになっている。何年も昔に読んだ空想科学小説を思いだしたが、成長のある時点で、子供達が、思考する遺伝子があるかどうか検査される話だ。もし、そういう遺伝子を持っていれば、社会を危険な思想から守るため、安楽死させられるのだ。

自分が受けた教育と経験を活用して、本当の説明を求めて、私はプロパガンダの先を見ている。私は常いつも正しいわけではないかも知れないが、私の疑問探求は、物質的であれ、イデオロギー的であれ、誰彼の為の下心によるものではない。私が継続する為には読者の皆様の支持が必要だ。私は、ネット荒らし連中や、レーガン嫌い連中から、絶えず攻撃されており、もし欧米諜報機関が、私を支配体制が手なずけたジャーナリスト連中の標的にしようとして活動しているのであれば、無頓着な人々を目覚めさせようとするのは楽しい仕事ではない。

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Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the WestHOW AMERICA WAS LOSTが購入可能。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2014/12/03/thinking-expensive-occupation-paul-craig-roberts/

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実にごもっとも。

ボランティア翻訳、それ以上に、全く引き合わない。そもそも金銭的利益を求めていれば、こういうブログ、作らないだろう。

とはいえ、元々の著者ご本人の文章以外の関連文書も、できるかぎり読まないと、とんでもない誤訳をしかねない。もちろん、読んでも、誤訳だらけだが。

さりとて、メタボ・知的・言語的いい加減オヤジ、腐敗した現状には、黙っていられず、しっかりした調査もせず、恥ずかしいレベルの翻訳記事を載せている。どなたか、天才的なレベルの方が、もっと素晴らしいことをしてはくれまいかと夢想している。人は、できればできるほど、体制にとりこまれる。

小生が、全く体制にとりこまれずに、生き延びているのは、もちろん、実力低劣ゆえだ。

知人には小生のインチキ英語力を遥かに越える方々がおられるが、お仕事に忙しく、こういう無益な作業への援助は、全くお願いできない。

人は理想のみに生きるにあらず。

全く無関係ながら、最近読み始めた本を挙げておこう。

『「とんでもない左翼思想」を平然と露出している』という趣旨の指摘を頂いたことに反撃する自己弁護では決してない。なぜか皆、山本七平著。

  • 日本はなぜ敗れるのか 敗因21ヶ条
  • 日本はなぜ外交で負けるのか
  • 日本人とアメリカ人

2014年12月27日 (土)

御嶽山の噴火で次に噴火するのはどこだ?

火山情報:次の噴火は箱根山、焼岳、富士山、白根山、那須岳、吾妻山、伊豆大島、三宅島の可能性

さて、御嶽山噴火で、次に噴火するのはどこだ?
と色々載っていたのでメモしときます。


以下は全国47カ所の監視中の活火山一覧。
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で、その中でも以下を読むと、箱根山、焼岳、富士山、白根山、那須岳、吾妻山、伊豆大島、三宅島が危ないとのことです。

草津、上高地、富士山、伊豆諸島…噴火秒読み7火山
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/153712
2014年9月30日 日刊ゲンダイ

 御嶽山の噴火を受け、「火山噴火予知連絡会」の緊急会合が28日に気象庁で開かれた。気象庁は、地震計や傾斜計、空振計、GPSなどあらゆる計器を使って御嶽山の火山活動を監視していたが、噴火は「想定外だった」と言う。3.11の大地震もそうだが、予測が不可能なら、何のための予知研究なのかと言いたくなる。

 噴火は御嶽山だけの問題ではない。なにしろ、日本は活火山が110もある火山国だ。気象庁は、噴火で被害が出る恐れのある47火山を24時間体制で監視しているが、御嶽山は、その中でも特に活動が活発とされる23火山のひとつだった。
 立命館大環太平洋文明研究センター・歴史都市防災研究所の高橋学教授は「前兆が観測され、御嶽山の噴火は時間の問題だと分かっていた」と、こう指摘する。

「東日本大震災の影響で、日本中の火山が爆発準備に入っていると言っても過言ではありません。現在、御嶽山と同様に周辺で地震が頻発しているのが、草津温泉の近くの白根山と、上高地の焼岳です。御嶽山は、ユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートが潜り込む南海トラフの上あたりに位置しますが、火山の下にある“マグマだまり”をフィリピン海プレートが強く押したことで、マグマが上昇したと考えられる。マグマの上昇は御嶽山だけではないはずで、3つのプレートの境界部にあたる富士山も噴火の危険が高まっています」

■人気観光地が危ない

 火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長(東大名誉教授)も、「富士山は活火山で、いつ噴火してもおかしくない」と明言している。
「富士山の下から、昨年の海底火山噴火でできた小笠原諸島の西之島新島までは南につながった同じマグマ群なので、そのエリアに連なる伊豆大島や三宅島の火山はマグマが上昇している可能性がある。他にも、日光で群発地震が起きていて、日光白根山那須岳も噴火の危険があります。これまで世界各地で発生したM9を超える巨大地震は、すべて4年以内に火山噴火を誘発している。それも、1回だけで済まないことが多い。東日本大震災から3年半。今回の御嶽山は水蒸気噴火でしたが、次はもっと危険なマグマ水蒸気噴火やマグマ噴火が起きる可能性が高いのです」(武蔵野学院大特任教授・島村英紀氏=地震学)

 そもそも温泉が火山活動の産物だから当然かもしれないが、噴火の恐れがあるのは人気観光地ばかりだ。
 それにしても、安倍政権になってからというもの、台風や集中豪雨など大規模災害による被害が後を絶たない。そこへきて、今回の御嶽山噴火。次は何が起きるのか、恐ろしくなってくる。


他の記事

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140929/dms1409291820006-n3.htm
全国危ない47火山 箱根山、富士山、那須岳など…専門家が警告!
・・・略・・・
怖いのは日本全国に分布する活火山が、御嶽山と同じような噴火リスクを抱えていることだ。
 山元氏は「特に風光明媚(めいび)で温泉も あって、という火山には多くの人が集まるため、噴火すれば大きな被害が出る。関東近辺なら、1977年に噴火した福島の吾妻山、63年に噴火した福島、栃木にまたぐ那須岳が危ない。行楽スポットとして人気の箱根山も同様だ」と警告する。

 武蔵野学院大学の島村英紀・特任教授(地球物理学) も「箱根山は昨年5月ごろに群発地震が発生しており、気になる。ケーブルカーも止まるほどの揺れで、大涌谷の近くで噴気が増えて林が枯れているスポットが あり、噴火の兆候らしきものが出ている。それと約300年も噴火が起きていない富士山にも警戒が必要だ。静穏期が終わって火山活動が再び活発化する可能性 がある。静穏期はいつ終わりを迎えてもおかしくはない」と警告する。

 火山学では噴火の周期性がはっきりしていないのが厄介で、「三宅島のように短いスパンで噴火を繰り返すものもあれば、長い静穏期を経て噴火するものもある」と山元氏。すべての活火山に噴火の恐れが伴うことを再認識しなければならない。

またこんな記事もありましたのでメモしときます。
 

御嶽山噴火パニック 登山者の生死を分けた“境界線”とは?
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/153711
2014年9月29日 日刊ゲンダイ

 週末に起きた御嶽山の噴火。ちょうど昼食時だったこともあり、山頂にいた多くの登山者が犠牲になった。これまで4人の死亡が確認され、27人が心肺停止 状態となっている。下山できた人も「一歩間違えば死んでいた」と口々に語った。“生死”を分けた境界線は何だったのか――。

「空から無数の噴石が落ちてきた」
「粉塵で真っ暗になり、息もできなくなった」
「目の前で人が火山灰で埋まった」

 これらは助かった人たちの声だ。麓の長野県立木曽病院で手当てを受けた十数人は、気道熱傷や打撲を負っていた。火山灰を吸い込み、喉をやけどしたり、呼 吸困難に陥ったり、噴石が体に当たって負傷したとみられる。「火山灰」「噴石」「火山ガス」が主なダメージの原因のようだ。

 九死に一生を得た人たちは、どんな行動をとったのか。

 噴火口は、頂上の剣ケ峰付近とみられ、近くに2つの山小屋があった。そこに逃げ込めた人は生き延びた。まず、生死を分けたのは、屋内に素早く逃げ込めたかどうかだった。

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■風上に逃げ、一刻も早く下山

 山小屋までたどり着けなかった人はどうしたか。頂上にあった神社の軒下に数十人が身を寄せ、生きながらえた。社務所の窓を割って中に避難した人もいた。

 社務所に逃げ込むことができた松戸市の女性(69)は「噴石が次々と襲いかかり、とっさに頭の上にのせたリュックに大きな石が当たった。中の魔法瓶がぺしゃんこにつぶれた」と話した。魔法瓶が命を救ったのだという。

 逃げ込める建物が近くになかった人は、どうやって生き延びたのか。

 地元のアマチュアカメラマンの男性(63)は、近くにあったハイマツの枝の下に逃げ、その後、持っていたタオルで口の周りを覆って下山したという。山岳 ガイドの女性(43)は、近くの岩陰に身を隠したという。とっさの判断で、手をお椀のようにして地面に体を伏せ、呼吸できる空間を作って生き延びたという 男性もいた。この3人は、いずれも山に慣れていた。

 災害危機管理アドバイザーの和田隆昌氏はこう話す。
「少しでも助かるには、まず噴煙がどっちに向かっているかを見て風上に逃げること。噴石でケガをするので、ザックで頭部を守ったり、帽子やタオルを頭に巻 く。御嶽山のような3000メートル級の登山では本来はヘルメットを持参すべきです。山小屋に避難するのはひとつの判断ですが、噴石で天井が抜けたりする ので、一時的に小屋に逃げても、早めに下山した方がいい。もっとも、今回のような想定外の急な噴火では、かなりの部分で運が左右することは否めません」

 十分な知識と瞬時の判断が大事なようだ。

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ワタスは箱根山が危ないと思ってますが。
いろいろ載ってたのでメモでした。

本当にありがとうございますた。
関連記事
以上は「ふぐり玉蔵氏」ブログより
安倍政権は罰当たり政権ですから今後も突然災害が発生することになるでしょう。災害を避けるには早く安倍政権を交代させねばダメです。天命です。  以上

逆効果

逆効果!

アメリカ新冷戦政策は逆効果となり、最低の悪夢を生み出した

Michael Hudson

2014年12月11日

"ICH"

1. 世界の地政学、主要貿易の様相や、軍事同盟は、先月、劇的に変化した。ガスと貿易の輸出も、軍事技術貿易も、ヨーロッパ離れし、ユーラシア向けに再構築されたのだ

結果的に、ロシアと中国を対立させ、イランを孤立化し、インドや、近東や他のアジア諸国をアメリカ・ドル圏に維持する、ユーラシア分断と支配という、過去半世紀のアメリカの狙いと逆になってしまった。アジア諸国は、アメリカの経済制裁と新冷戦政策への代替案立ち上げへの参加と、NATOの代替として、上海協力機構の会員や、 BRICSとの団結に向かい、ドル圏やIMFや世界銀行の緊縮政策に関与するのを避ける方向に動いている。

ヨーロッパに関しては、 ロシアに経済制裁を課し、ロシアのガスと石油輸出を阻止して新冷戦に加われというアメリカの主張は、ユーロゾーンの経済緊縮財政を深刻化させ、むしろ死のゾーンへと変化させつつある。今週、ドイツの主要政治家や外交官や著名文化人の集団が、アンゲラ・メルケル宛に、彼女の親米・反ロシア政策に抗議する公開書簡を送った。アメリカ合州国は、やりすぎたせいで、ヨーロッパを、アメリカ経済圏外に追い出してしまいかねない危険にさらされている。

トルコはエネルギーの供給先をロシアに切り換え、既にアメリカ-ヨーロッパ勢力圏orbitから抜け出しつつある。イランも、ロシアとの同盟に加わりつつある。オバマ政権のネオコンが計画していた「分割して統治」と逆に、彼らが、ヨーロッパとアジアから、アメリカを、孤立させつつあるのだ。ヨーロッパとアジア中で、一面で論議されているにもかかわらず、これについての認識は、アメリカ・マスコミでは、ほとんどみられない。BRICSを分裂させるどころか、ドル圏が破滅するのだ。

今週、プーチン大統領は、ガスと兵器取引の交渉の為、インドを訪問する。先週、トルコで、彼は、南ヨーロッパサウス・ストリーム・パイプラインとなるはずだったものを、から、トルコに切り換えた。そしてトルコは、もはやトルコがEUに加盟する可能性が皆無なのは明らかなので、上海協力機構の仲間となり、対アメリカ合州国防衛同盟としてのBRICSに統合しつつある。

数カ月前、ロシアは、中国とのこれまでで最大の石油・ガス貿易とパイプライン投資と、ミサイル防衛技術の移転を発表した。

2. この巨大な地政学的再編を、アメリカ・マスコミはほとんど論じていない。これが、昨年ロシアが、オバマ大統領にシリアと戦争をしないよう説得して以来ずっと、ネオコンの軍事的狙いで推進してきた、新冷戦政策の敗北を意味することがその主な理由だ。

連中の対策は、ロシアを孤立化させ、経済的に、貿易を、そして貿易収支の強みを攻撃することだった。ヨーロッパとのガス・石油貿易だ。2月に、アメリカ外交官連中がウクライナで、ピノチェット式クーデターを画策し、これを、ロシアとヨーロッパ間の貿易増大を逆転させる「てこ」として利用した。

狙いはロシア経済を懲らしめることであり、その過程で財政危機を引き起こして、プーチン政権を転覆させるよう圧力をかけ、もっとアメリカ寄りで新自由主義のエリツィン風政権をすえることだ。

この政策の根底にある前提は、ソビエト連邦が1991年に解体して以来、ロシアは自らの経済と社会を再統合しようとして、ヨーロッパに向かったということとだ。またヨーロッパも、ウクライナを迂回する新パイプライン建設によって、ロシアを、石油とガスという主要エネルギー供給者にしようとしていた。ノース・ストリームは、北海経由で、北ヨーロッパにつながっている。サウス・ストリームは、ブルガリアとセルビア経由で、南ヨーロッパ、主にイタリアとオーストリア向けに建設されるはずだった。

ドイツは、ロシアを、ロシアのガスと石油に支払うルーブルを稼ぐための輸出市場と見なしていた。他のヨーロッパ諸国は、対ロシア農産物輸出を増加し、フランスは巨大なミストラル空母建造に合意した。要するに、冷戦終結は、主にガス・パイプライン・ネットワークによって強化される、ロシアとヨーロッパの、より緊密な経済的、更には政治的統合をもたらすはずだった。

3.アメリカ冷戦戦士連中はこの貿易を妨害しようと試みた。ロシアを孤立化させ、ヨーロッパをアメリカ経済の中に組み込む計画だった。アメリカ・シェール・ガスをヨーロッパに輸出し、ロシアを締め出し、それで国債収支を悪化させるのが夢だった。

これは常に幻想だった。しかしアメリカの高圧的なロシアとの軍事対決が実際にもたらしたのは、アメリカ合州国とヨーロッパの間に政治的楔を打ち込むことだった。先週、プーチンは、NATOや、ドイツ人政治家、フランス人政治家や、他のヨーロッパの政治家に対するアメリカの圧力のせいで、連中は単にアメリカの命令に従うだけなのだから、ヨーロッパの政治家と交渉しても、ほとんど意味がないことに気がついたという演説をした。

アメリカの新冷戦対決政策に従うことで、ヨーロッパは、自らの経済利益に反して動いている。ヨーロッパ新自由主義の第三次エネルギー法は、事実上、ロシアが、更なるガスを、ヨーロッパに売って、いかなる経済利益を得ることも阻止している。

4. 不労所得パイプライン政策
アメリカ新自由主義の計画は、ロシアのガスと石油をヨーロッパに送る為のロシアが支配しないパイプラインという主張だ。ロシアがヨーロッパから得ようと願っている収入を吸い上げる料金所として、このパイプラインを利用するのがその狙いだ。

何が起きるかを理解する最善の方法はこうだ。アメリカ合州国に、ビルの所有者は、そのビルのエレベーターは、所有することができないという法律があったとご想像願いたい。これはつまり、例えばエンパイアー・ステート・ビルの所有者は、ビル内のエレベーターを所有できないということだ。誰か他の投資家達がエレベーターを購入することが可能で、ビルの店子や他の住人に、40階、50階、60階等々に上がる度に、料金を払わなければならないと言えるのだ。

その結果、家主がエンパイアー・ステート・ビルの家賃を丸ごと得るのでなく、エレベーター所有者が、不当に大きな分け前を得ることになる。店子がエレベーター料金所で料金を払わない限り昇降できなければ、エレベーターがないビルも同然で、家賃は下がってしまう。

ロシアに敵対的な組織が所有する石油パイプラインではそうなるだろう。これを避けるべく、ガスプロムは、手数料を搾り取る投資家を防ぐ為、ロシアが管理する自前パイプラインの建設を主張している。ヨーロッパが、これを阻止しようとした際 “自由市場”とは、パイプライン所有者と、ガス供給者を分離することなのだという建前で、ロシアのガス収入を吸い上げる使用料を搾り取る好機を作り上げようとしていたのだ。

昨年早くから、欧州委員会は、対ギリシャ緊縮政策を押しつける過程で、反ガスプロム政策を推進していた。欧州委員会は、ギリシャは、IMFが外国の公債保有者に救済した分を、国家資産を売却して支払えと主張している。ギリシャ最大の資産は、エーゲ海の石油利権とその商業用石油関係インフラだ。ガスプロムが最高の応札者になると、ヨーロッパは取引を止めさせた。結果的に、更に過酷な緊縮政策をギリシャに押しつけることで、ギリシャ政治を、益々反EUで、反IMFの姿勢、従って「反アメリカ冷戦」政策へと二極間させている。

5. 今起きているのは、教科書の理論によれば、本来不安定で、実行不可能な方向へのアメリカ-ヨーロッパ外交の根本的変化なのだ。

ヨーロッパは、いかに国家外交を行うべきかという教科書の基本前提を逆転してしまっている。外交を経済と商業的利益を基本にせず、こうした利益を、アメリカの支配に従属させているのだ。ヨーロッパのNATO加盟については、軍事政策を、外交政策の手段と見なすのではなく、経済外交や、貿易形態や、ガスや石油の供給や、工業・農業の輸出市場を、全てNATOの軍事目的に合わせ、従属させている。
狙いはもはや、本来NATOの論理だった安全保障ではない。ウクライナでの代理戦争の結果、軍事紛争を、ヨーロッパ大陸に直接もたらす、ヨーロッパ経済のロシアの脅威に対する再編なのだ。

国には友人も敵もなく、国にあるのは、国益だけだと良く言われる。この国益の大半は経済だ。ところが現在ヨーロッパで、ドイツのメルケル首相は、ドイツや他のヨーロッパ諸国の経済利益を無視しているように見える。彼女はいまだに東ドイツ共産党政権への憎悪にとりつかれたままで、ロシアを、経済市場であり、原料の供給国あり、ドイツ製造業と技術にとっての顧客としてでなく、敵としか見ていない。同様に、彼女のアメリカ合州国への政治的偏愛が“お前達とロシアとで戦争しろ” というアメリカの対ヨーロッパ新冷戦政策が、いかにヨーロッパ大陸の利益を損ない、緊縮経済を悪化させているかを考慮せずに、アメリカをヨーロッパの当然の友好国だと判断してしまうことになっている。

アメリカ合州国としては、戦争は極めて限定された別の形による、外交政策の延長であるフォン・クラウゼヴィッツの言葉を採用している。戦争は、アメリカ合州国が、近頃、外交政策で利用している唯一のテコの様に見える。地上侵攻する能力に欠けているので、唯一本当の脅威は、かつてイラク、アフガニスタン、リビアに対し、そして今シリアに行っている様な空爆と、ウクライナでの代理戦争支援による経済破壊だ。

マイケル・ハドソンは、長期経済動向研究所(ISLET)理事長で、ウォール街金融専門家で、カンザスシティ、ミズーリ大学の著名な経済学教授で、The Bubble and Beyond (2012)、Super-Imperialism: The Economic Strategy of American Empire (1968 & 2003)、Trade、Development and Foreign Debt (1992 & 2009) および、The Myth of Aid (1971)の著者である。

記事原文のurl:http://www.informationclearinghouse.info/article40442.htm
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「ヨーロッパ」を置き換えれば、そのまま。

アジアの某国は、いかに国家外交を行うべきかという教科書の基本前提を逆転してしまっている。外交を経済と商業的利益を基本にせず、こうした利益を、アメリカの支配に従属させているのだ。某国とアメリカの軍事については、軍事政策を、外交政策の手段と見なすのではなく、経済外交や、貿易形態や、ガスや石油の供給や、工業・農業の輸出市場を、全て同盟の軍事目的に合わせ、従属させている。
狙いはもはや、本来同盟の論理だった安全保障ではない。ウクライナでの代理戦争の結果、軍事紛争を、某国に直接もたらす、某国経済のロシアの脅威に対する再編なのだ。

大本営広報部、世田谷殺人事件、青酸カリ殺人容疑、やけに詳しい。あるいは交通事故、そして、TPP成立に強気な宗主国大統領のお言葉。素人が知りたいのは、お言葉ではなく、TPPとは一体何で、誰のどういう利権に役立つかという素朴な疑問。アメリカ記者クラブ記事など興味皆無。

おかげで、朝も夕方も、驚異的速読術が身についた。ただ読みとばすだけのこと。

いずれも悪質な犯罪だ。しかし選挙の争点と比較して、与党の果てしない悪質な大罪と比較して、わざわざ新聞や、電気洗脳箱で伝える内容だろうか?

意味がないことで攪乱するために報じているのに違いない。選挙の時はいつもそう。

傀儡与党、翼賛マスコミのしわざ、数人をあやめるだけではない。国民丸ごと、そして未来の世代を永劫に地獄に落とすことを狙った確信犯の皆様。

そこで一句。

広報部、確信犯の売国奴

あの先生、『それでも、属国愚民は、更なる永久植民地化を選んだ』という本を用意しておられるのかも知れない。小生死ぬまで読まないが、結局、紙や電気媒体で、そういう趣旨のメッセージを読まされる。

ムサシがあろうと、槍が降ろうと、絶滅危惧種政党・候補に投票し、おかしな裁判官の皆様には×印を書いてくる所存だ。

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以上は「マスコミに載らない海外記事」より

今やアメリカ帝国主義も聖者必衰の理を現すところにあります。どんな国も永遠にさかえることなどできないのです。最後の足掻きなのです。「9.11テロ」が良い事例です。嘘はばれて信用が無くなります。魚は頭から腐るものです。権力犯罪を犯す国に未来はありません。                                      以上

エジプトとイスラエルの動き

エジプトとイスラエルの動き

日本や世界や宇宙の動向さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/51945888.html
<転載開始>
世界中で色々なことが起きています。世界中がめまぐるしく変化しています。どうやら主要国の政府が聖書の預言(筋書き)通りにゲームを展開しているようです。
イスラエルのネタニヤフが国会を解散しました。ネタニヤフはもう大統領にはなれないかもしれません。
イスラエル政府は自分達の主権を守るためにイランやシリアに核爆弾を投下していますが、周辺国はイスラエルによる核爆弾の投下を強く非難しています。
どうやらエジプトがイスラエルと戦争をする準備をしているようです。中東では益々きな臭くなってきました。
中東では、呆れ果てるほど、もめ事が耐えません。イルミナティの戦争ゲームの試合場です。
これは。。。100年前にヨーロッパによってオスマン帝国が崩壊し、戦後イスラエルがパレスチナ人の土地を奪ってイスラエルを無理やり建国してしまったからです。

聖書の内容を信じてやまないキリスト教徒は、世界は聖書の預言通りに動いていると伝えています。
しかし聖書は時の権力者(イルミナティ)が都合よく改ざんした可能性が大きいと私は思っています。もちろん聖書を殆ど読んでいない私が言うのですから当てになりませんが。。。
世界を牛耳っているイルミナティは、聖書で予言した通りの行動をとっているとしか考えられないのですが。。。
彼らは聖書と言う台本で演出しているような気がしてなりません。聖書に書かれていることは彼らのNWOの計画書なのではないかとついつい思ってしまいます。

http://beforeitsnews.com/prophecy/2014/12/breaking-egypt-preparing-for-war-with-israel-tick-tock-united-nations-demands-israel-renounce-nuclear-weapons-immediately-video-video-oyep-profound-prophecy-happening-2465926.html
(概要)
12月9日付け:
以下のビデオのあらすじ:
エジプトはイスラエルと対戦する準備をしています。国連はイスラエルに核兵器の廃棄を要求しています。 

1979年にエジプトとイスラエル間で結ばれた平和協定が破棄されるのでしょうか。
聖書のダニエル11:40の預言通りに事態が進行しています。
エジプトはイスラエルに奇襲攻撃を行いアラブのリーダー国となるのでしょうか。

エジプトではかつでないほど大規模な軍事演習(イスラエルを仮想敵国として)が行われています。
イスラエルはシリアを空爆し2度核爆弾を投下しています。
シリアはイスラエルに制裁を加えるよう国連に要請しています。
ロシアはイスラエルがシリアを核攻撃したことに対して説明を求めています。
イランとシリアはイスラエルがISISを支援していると非難しています
オバマ政権は(イスラエルがシリアを攻撃したという理由ではなくエルサレムにイスラエル人の住宅を建設しているという理由から)イスラエルに対する制裁を考えています。
イスラエルの現政権が倒れました。イスラエル国会が解散し、来年3月に選挙が行われます。

 

エジプトがシーシー大統領(今年6月に就任)の指揮下で1996年以来最大規模の軍事演習を行っています。
シーシー政権はエジプトの軍事力を強化しています。エジプトはイスラエルと平和協定を結んでいるにもかかわらず、イスラエルを敵国として見なしています。
イスラエルは核拡散防止条約に違反しているとして国連、アメリカ、シリア、ロシア、アラブ諸国そしてエジプトまでイスラエルを非難しイスラエルに核の廃棄を要求しています。
エジプトは何十年も前にイスラエルと平和協定を結びました。しかし、エジプトは1996年以降、イスラエルを敵国と想定した大規模な軍事演習を行ってきました。
イスラエルのシャルシェイ大佐(イスラエル安全保障会議の元副議長)は、エジプトの軍事演習は戦争に向けた準備であると認識しています。さらに、彼は、エジプトのこのような動きは、シーシー新大統領の下で軍事力を強化し、周辺地域におけるエジプトのリーダーシップを確立したいためであるとも言っています。自国民に追放されたモルシ大統領の後任のシーシー大統領はイスラエルとの平和協定を破ることはしないと言っていたのです。
しかしエジプトはイスラエルとの戦争を想定して軍事力を強化するために本格的な軍事演習を行っています。

聖書でも預言されている通り、イスラエルが核拡散防止条約に反して核兵器を保有していることに対し、アラブ諸国と国連が連携してイスラエルを非難しています。アラブ諸国は国連にイスラエルの核施設を占拠させ、核兵器を廃棄させようとしています。そしてエジトはアラブ諸国のリーダーとしてイスラエルに対抗するのでしょうか。さらに、ロシアはイスラエルがシリアのダマスカス付近で(ロシア製のミサイルが保管されいたとされる2ヶ所の倉庫)に核爆弾の投下を行ったことに憤慨しています。しかしイスラエルはそのことに関して沈黙を続けています。否定もしていません。彼らのやっていることは全て聖書で預言されています。

アラブの春の一環として、2011年にシリアでも(リビアやエジプトのように)現政権を倒す目的で内戦が勃発してから、アサド政権は政権維持と大統領の地位を守るために反政府組織と戦ってきました。
米政府はどうしてもアサド大統領を倒したいようです。
ロシアはアサド政権に大量の武器を供給しアサド政権を守っています。そしてイスラエルはシリアに大量の武器が供給されるのを阻止したいのです。
そして、今やシリアとイランはイスラエルがISISを支援していると訴えています。
ロシアはイスラエルがシリアを核攻撃したことでロシアが供給した武器が破壊されたためにイスラエルに説明を求めています。
アラブ諸国は、イスラエルが核拡散防止条約に違反したとして、国連にイスラエルの核施設を占拠させ全ての核兵器を廃棄させた後、イスラエルに二度と核兵器を開発、生産、実験させないようにしたいのです。アメリカとカナダはイスラエルと共にアラブ諸国のこのような動きに反対しています。

中略

しかしアメリカはイスラエルがエルサレムにイスラエル人のための住宅を建設しているという理由でイスラエルに制裁を加えようとしています。しかしエルサレムはイスラエルの一部です。
アメリカではオバマ以外にイスラエルに対する制裁について言及した大統領はいません。同盟国のイスラエルにこのような理由で制裁を加えようとしているのです。
同時にオバマ政権は米連邦議会にイランの核施設に対する制裁を行わないように強く推し進めています。

先週報道されたネット上のニュースによると、イスラエルの現政権が崩壊寸前であるため、イスラエル政府内部で大きな動きがあります。ネタニヤフ大統領は政府内部の反阿派勢力を容認するわけにはいかないとして火曜日に主要大臣を解任し国会を解散しました。殆どの国会議員が解散に賛成しました。彼らは選挙の準備を始めました。来年3月17日にイスラエルで選挙が行われます。ネタニヤフが解任した大臣らはオバマと連携してネタニヤフ政権を転覆させようとしていたことが分かりました。イスラエルは、オバマ国家でありゲイの主要国家だということは知られています。ネタニヤフは神によって政府から追放されようとしています。


<転載終了>

アメリカ諜報機関とアルゼンチン国内挑発のシーズン

アメリカ諜報機関とアルゼンチン国内挑発のシーズン

Nil NIKANDROV
公開日時: 2014年12月9日 | 00:00
Strategic Culture Foundation

10月25日に行われる予定のアルゼンチン大統領選挙まで、後一年もない。クリスチーナ・フェルナンデス・デ・キルチネルは、政府最高地位への戦いに、2007年と、2011年、二度勝利したので、大統領に再出馬することはできない。

アルゼンチンでは、彼女の後継者問題が益々頻繁に論じられるようになっている。1947年に、フアン・ペロンと、エヴィータ・ペロンによって創設された正義党イデオロギーの現代版であるキルチネル主義哲学の衣鉢を継ぐのは誰だろう。ルラ・ダ・シルヴァ、ウゴ チャベス、エボ・モラレスや、ラファエル・コレアと同次元に扱われた傑出した政治家ネストル・キルチネルは、2010年に亡くなった。しかしながら、クリスチーナ・フェルナンデスは、彼が導入した政策を維持することに成功した。アルゼンチンの主権強化、南米大陸へのアメリカの命令に対する抵抗と、国民の利益になる改革の推進だ。

キルチネルの政策を引き継ぐ大統領後継者として最も可能性が高いのは、元アルゼンチン副大統領で、現在、ブエノスアイレス州知事のダニエル・シオリだと思われている。シオリは、政治対立を避け、野党と妥協点を見いだすのに積極的で、それが右翼とのいかなる対話も否定する、キルチネル主義強硬派の共感を、彼がかきたてられない理由になっている。シオリは、うまい立ち回り方や節度の示し方を知っており、クリスチーナとの関係を絶つ方法を含め、絶えず提案をしてくれている金融界や実業界との協力に前向きだ。かつてネストルと親しく、現在クリスチーナ・チームの一員として、閣僚や知事や国会議員になっている他の候補者もおり、積極的に自分達の存在を知らしめようとしている。候補者は、与党、勝利のための戦線連合大統領候補全員が選択過程を経る、2015年8月の予備選挙で、最終的に決まる。

2013年10月の国会選挙結果から、クリスチーナ・フェルナンデスにとっての時機の難しさを判断することが可能だ。与党連合は決定的勝利を収められなかった。国会両院で多数派を維持したが、憲法改訂に可能な三分の二は得られなかった。連合は、アルゼンチンの24州の半分をとったにすぎない。正義党と、市民連合や、右翼の共和国提案(PRO)党が代表するその敵との間の伝統的な対立関係は、与党自身内の分裂によって、一層複雑なものになった。とはいえ、勝利のための戦線党は、依然アルゼンチンの主要政治勢力だ。

ネストル・キルチネルは、新自由主義経済モデルを放棄した後、アルゼンチンを、深刻な低迷から脱出させることに成功した。後に、世界的危機のさなか、クリスチーナは、輸入に対する国家管理の強化や為替レートを含む困難な決断を強いられた。官僚支配や、インフレ、外国通貨投機等々に対する取り締まりも行われた。これに加え、クリスチーナは、違法な資金洗浄の経路を制限すべく、銀行やアルゼンチンの外貨交換所の見直しも始めた。違法な海外資本移転の嫌疑で、アルゼンチンでの、アメリカ大企業プロクター&ギャンブルの活動は停止させられている。1976年から、1983年までの軍事政権支配時代に、治安部隊がおかした犯罪を巡る捜査も継続している。

クリスチーナには、マスコミを含め、彼女の信用を傷つける標的キャンペーンを実行している多くの敵がいるのは驚くべきことではない。クリスチーナの納税申告書や、彼女の亡夫や、二人の間の成人した子供達の納税申告書も、徹底的に精査されている。彼らは所得隠しの疑いが持たれている。クリスチーナの側近達も標的になっている。

政治評論家によれば、アルゼンチン大統領に対して現在しかけられている攻撃は、確実に、アメリカに忠実な政治勢力に政権を握らせ、政策を劇的に変化させる為の入念な計画の一環だ。

財政難に陥っている国々の国債を二束三文で買い取り、裁判を通して、債務の規模をはるかに超える支払いを要求するハゲタカ・ファンドの醜聞は、こうした文脈で考慮すべきなのだ。これこそ、まさにアルゼンチンに起きたことだ。9月、国連総会での演説で、クリスチーナ・キルチネルは、彼らの手口を強く非難し、こうした‘ハゲタカ連中’の活動を制限する為の法的措置採択を呼びかけた。

裁判に関し、主権国家たるアルゼンチンは、アルゼンチンに貸された資金に、数年取り組んだ、アメリカのトーマス・グリーサ判事と対決している。アルゼンチン政府は、現状をデフォールトとは考えていない。ブエノスアイレスは、債権者達に対する義務を進んで果たすつもりがある。現在の状況から脱出する方法はある。整理債務の所有者は、アルゼンチンの銀行、バンコ・デ・ラ・ナシオン・フイディコミソから、利子支払いの申し出を受けている。ところが、トーマス・グリーサは、新たな報復措置をすると脅している。とりわけ、もしブエノスアイレスが降伏し、‘ハゲタカ’連中に、彼らが要求しているものを支払うことに同意しなければ、アルゼンチンは、アメリカの銀行との取引禁止に直面するというのだ。それでも、ブエノスアイレスは自分の意見に固執している。アルゼンチンの債務再編に対する障害を生み出す様な、アメリカ判事によるあらゆる裁定や、アルゼンチン政府の決定に疑問を投げ掛けることは、内政干渉と見なされる。

プロパガンダによって繰り返されている差し迫ったデフォールト説で、アルゼンチン当局が苛立っているのも無理はない。2014年9月、駐アルゼンチン・アメリカ大使代理のケヴィン・サリヴァンが、現地新聞クラリンにこう語った。“安定した経済成長への道に戻り、アルゼンチンが必要としている投資を引きつける為には、アルゼンチンが出来るだけ早急に、デフォールトから抜け出すことが重要だ。”サリヴァンは、アルゼンチン外務省に召喚され、省は、“いかなる事実にも基づいておらず、ハゲタカ・ファンドの主張と完全に一致している”と彼の言葉に反対した。このアメリカ外交官は“アルゼンチン共和国の内政に更なる介入をした場合、外交関係に関するウィーン条約に規定されている通り、最も厳しい施策が実施される”と警告された。アルゼンチンのマスコミが強調している通り、ケヴィン・サリヴァンはペルソナノングラータだと宣言することを意味している。

駐アルゼンチン・アメリカ大使の地位は、2013年7月以来空席であることを指摘しておかねばならない。中南米では、こうした状況はもはや珍しいことではない。長いこと、エクアドルには、アメリカ大使はおらず、ワシントンは、ベネズエラとボリビアに大使を派遣できずにいる。

これまで一年以上、アメリカは、オバマと良い個人的関係にあり、彼とよくゴルフをし、最も重要なことに、彼の選挙戦に資金提供した実業家ノア・ブライソン・ムーメトを、アルゼンチン大使候補として考えてきた。上院公聴会でのムーメトは、アルゼンチンの現実に関する知識に満ちてはいなかった。上院の批判がマスコミに漏らされた。アルゼンチンは“経済的にも、政治的にも、危機前状態なので”素人でなく、専門の外交官をブエノスアイレスに派遣する必要がある。

国務省やペンタゴンや諜報機関から出向のアルゼンチン・アメリカ大使館職員は、“危機前”としてのアルゼンチンの状態評価という意味では既に専門家に満ちている。アルゼンチン外務省が公開したアメリカ外交官リストには、他の国々で破壊工作に従事した多くの人々が含まれている。政治部や経済部は、破壊工作の実践者であるのみならず、理論家でもあるティモシー・マードック・ステイターの様なCIA職員を擁しており、ケネス・ロイ、ヨルダンカ・ロイ、ブレンダン・オブライエン、マイケル・ランス・エッケルその他の多くの人々は特に積極的だ。アナイダ・K・ハースは、アフガニスタンで見事に仕事をこなして、国務省に転勤になったことを指摘しておく価値はあろう(ロシア局、広報文化交流職員)。ハースがアルゼンチン転勤になったのは、ロシアとアルゼンチンの貿易に関係した任務を課されたことと関係していると想像できる。クリスチーナ・フェルナンデスが、撤退したヨーロッパ産品の代わりに、アルゼンチン産品をロシア市場に進んで供給する意図を宣言した最初の中南米指導者の一人となり、言葉を行動で裏付けていることに、ワシントンは激怒している。

クリスチーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル政権の耐久力は、来年早々の数週間で明らかになるだろう。野党の中に入り込んでいるCIA工作員連中が、不安定化に熱中しているので、大統領選挙戦が平和裡に進むと期待するのは無理な様だ。おそらく、クリスチーナの早期辞任(健康上の理由で)要求が起き、‘第五列’が動員され、公共運輸労働者のストライキが勃発し、電線破壊工作が行われる可能性も排除できない。こうしたことの全てが、ワシントンが地政学的な敵と見なしている他の国々で起きている。

在ブエノスアイレス・アメリカ大使館の煽動的行為は、犯罪率の劇的な増加に触れ、人ごみを避けるよう示唆している大使館員によって配布されている(アメリカ国民のみに!)情報報告からも推定できよう。国営テレビで演説したクリスチーナ・フェルナンデスは、こうした類の‘報告’を発行為と呼んだ。

アメリカ諜報機関によるアルゼンチン挑発のシーズンは、ようやく始まったばかりだ。

記事原文のurl:http://www.strategic-culture.org/news/2014/12/09/us-intelligence-agencies-and-argentine-season-provocations.html
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トンデモ愚劣与党によるトンデモ法律・特定秘密法施行。

クリスチーナの納税申告書や、彼女の亡夫や、二人の間の成人した子供達の納税申告書も、徹底的に精査されている。彼らは所得隠しの疑いが持たれている。

という部分、小室直樹の『田中角栄の呪い』を連想する。この本、"角栄"を殺すと、日本が死ぬ と副題がついている。

『田中角栄の呪い』、1983年刊行から31年たった今、日本は死のうとしている。

本の中で、小室直樹、ジャーナリズムの政治への監視機能を強調している。現状のジャーナリズム、どう考えても、大政翼賛・大本営広報部、とんでも暴走政権ヨイショがお仕事。

アメリカ諜報機関による日本破壊のシーズンは、今最盛期をむかえている。

IWJ、本日の特別配信、興味深い。今回選挙、本当は争点てんこもり。

「第38回 ロックの会」
~テーマ~「忘年会にはまだ早い?!特定秘密保護法施行!総選挙!レイシストカウンター! 」

いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。
本日、12月9日(火)20:00頃より、「第38回 ロックの会」 を限定配信いたします。

今回は、IWJ定額会員(サポート会員・一般会員とも)向けに限定した配信となります。

※20:00~22:30頃の配信となります。
※回線の都合により、配信が不安定になったり中断したりする場合がございます。あらかじめご了承ください。
※携帯電話、一部スマートフォン・タブレット端末からのご視聴は出来ません。

☆☆☆ 岩上安身より 12月9日(火) 69(ロック)の会に寄せて ☆☆☆

今回のロックの会は、後半の90分は、私岩上安身がコーディネーターを務めるIWJ NIGHTとして開催します。

「選挙の争点山盛りスペシャル~アベノミクス、消費税増税、改憲、秘密保護法、集団的自衛権、原発再稼働、是か非か」をテーマに、ゲストの先生と、皆様と、議論を深めたいと思います。

“稀代の悪法”、特定秘密保護法の施行が、12月10日に迫りました。その前日にあたる12月9日(火)に行われる「ロックの会」では、20時30分から第2部のコーディネートを私が担当させていただき、特定秘密保護法の問題、さらには5日後の14日に迫っている衆院選の様々な争点について、IWJにゆかりのあるゲストの方をお招きし、お話をおうかがいすることになりました。

名づけて、「選挙の争点山盛りスペシャル~アベノミクス、消費税増税、改憲、秘密保護法、集団的自衛権、原発再稼働、是か非か」です。

選挙の直前ですから、一票を投じるために、これらの重大なテーマ、各争点について、皆で考えよう、という緊急企画です。

まずは、アベノミクスの評価と、その是非です。安倍総理は「アベノミクス解散」であると大見栄を切りました。アベノミクスによほど自信があるようですが、本当にアベノミクスで日本経済は好転したのでしょうか?

IWJではおなじみ、経済アナリストの菊池英博先生にご登壇いただき、「アベノミクスの正体」について、さらには、GDPが2四半期連続でマイナスとなった日本経済の停滞とアベノミクス、消費税増税との因果関係について、お話をうかがいます。

次にご登壇いただくのが、これまたIWJではお馴染みの海渡雄一弁護士、そして、11月28日に私がインタビューしたばかりの、小林節・慶應義塾大学名誉教授です。足早にはなりますが、解釈改憲による集団的自衛権行使容認、そして自民党改憲草案の怖るべき問題点について、お話をうかがいます。

安倍政権はこれら一連の問題を選挙の争点から外そうとしています。しかし、大マスコミはこぞって自民党が300議席を確保するのでは、と報じており、憲法改正の発議に必要な3分の2を超す議席獲得の可能性が出てきました。その場合、あの自民党の改憲草案が実際の改憲案として用いられる可能性が否定できません。まだ選挙まで日数があります。何がどう問題なのか、私たちは理解する必要があります。

なお、TPP問題にくわしいPARC事務局長の内田聖子氏も、21時前後に駆けつけてくださることに。公約を反故にしてTPP交渉に参加した安倍政権ですが、TPPも重大な争点のひとつ。TPPに参加したら日本はどうなるのか、お話しいただきます。

もうひとつのセクションでは、安倍政権によって前のめりに進められている原発の再稼働の問題を扱います。これも、間違いなく今回の選挙の重大な争点です。原発問題に詳しい海渡弁護士に加えて、国際環境NGO「FoE Japan」理事の満田夏花氏に加わっていただき、鹿児島県の川内原発再稼働問題などを取り上げます。

ゲストのご都合次第で、コーナーの順番がかわるなどの変更があるかもしれませんが、ご了承下さい。最後には参加ゲストの方々とともに、選挙を目前にして、私たちは自分の一票をどう活かすか、クロストークを行います。

以上は「マスコミに載らない海外記事」より

アメリカの他国への内政干渉は酷いものがあります。指示に従わないと日本の「3.11テロ」となります。強盗国家です。この地球に抑える国がない以上は自然が天罰を下すしかありません。その兆候に早く気が付かねばならない国はアメリカです。                            以上

2014年12月26日 (金)

プーチン露大統領:朴槿恵大統領と金正恩第一書記同時招待

プーチン露大統領、 朴槿恵大統領と 金正恩第1書記を 同時招待。 (3首脳が同じテーブルにつく可能性は…、ある!)

“器量”や“胆力”が試される時代
プーチンは、“器量”、“胆力”、“徳力”、いずれもズバ抜けている。世界一! いや、歴史的にもプーチンほどの指導者は稀である。
「稀(まれ)」というのは…、
「世界の構造を戦争のない平和の方向に変える!」 という明確な政治哲学と卓越した政治能力(軍や私兵や謀略部隊を統轄下においた政治力)の点では、国際政治史上初!の指導者である。
そこで来年の5月は…、
金正恩の“器量”と“胆力”が試される絶好の機会になる!…鴨。
関連記事を『てげてげ』にも書きました。
(飯山一郎)



中央日報
プーチン露大統領
朴槿恵大統領と
金正恩第1書記を
同時招待
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版 2014年12月20日08時59分

3 プーチン露大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記をロシアに招待した。来年5月9日の第2次世界大戦終戦70周年記念行事に合わせてだ。イタルタス通信は19日、「招待状を送ったのは事実」というペスコフ露大統領報道官の発言を報じた。

ロシアの招待状は韓国政府も受けたことが確認された。匿名を求めた政府関係者は「わが国にも招待状が送られてきたのは事実」と述べた。ロシアは2005年の60周年行事でも韓国に招待状を送り、当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が出席した。今回、朴槿恵(パク・クネ)大統領がロシア訪問を決定し、金正恩第1書記も出席すれば、南北首脳がロシアで会う機会が生じる。

ロシアは1995年の勝戦50周年、2005年の勝戦60年記念行事を例年より盛大に開き、10年単位で世界各国の首脳を招待してきた。
2005年には盧元大統領のほか、ブッシュ米大統領、胡錦濤中国国家主席、小泉純一郎日本首相など53カ国の首脳も招待を受けて行事に出席したが、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は参加しなかった。韓国は2005年の60周年行事に続き、また招待を受けた。ロシアは今回も50カ国以上の主要国の首脳を招待したという。しかし政府関係者は「朴大統領は昨年ロシアをすでに訪問した」とし「南北が同時に招待を受けたので戦略的に判断する必要がある」と話した。

金正恩第1書記がロシア訪問を決めれば、2011年に北朝鮮最高指導者になって以来、初めての海外訪問となる。北朝鮮は先月、崔竜海(チェ・ヨンヘ)労働党書記を金正恩第1書記の特使としてロシアに派遣した。当時、崔書記はプーチン大統領に金正恩第1書記の親書を伝え、ラブロフ外相に会った。会談の直後、ラブロフ外相は「首脳級を含む多様なレベルで北朝鮮と接触する用意があるという点を確認した」と明らかにした。北朝鮮の要請に対し、ロシアが招待カードで応じたのは、朝ロ両国が現在直面した状況と密接な関係があるとみられる。

北朝鮮は「北朝鮮人権決議案」が国連本会議を通過し、核実験に対する国際社会の圧力が強まり、窮地に追い込まれた。また、張成沢(チャン・ソンテク)処刑後、中国との関係が難しくなり、習近平国家主席との会談も不透明になっている。金正恩第1書記のロシア訪問は、北朝鮮が対外情勢を打開できる機会となる可能性がある。ウクライナ事態による経済制裁と原油価格の下落に苦しむロシアも北朝鮮の助けが必要だ。金正恩第1書記を招待し、北東アジア情勢に関する発言権を高め、北朝鮮を通過するガスパイプラインを敷設し、韓国への輸出を拡大するための協力を得るなど、政治・経済的な目標があると分析される。

北朝鮮側がロシア政府の招待に応じるかどうかは伝えられていない。行事に他国の首脳も出席するだけに、単独首脳会談を望む北朝鮮とロシアが時期や場所をめぐり隔たりを見せる可能性もある。

現在、箱根山から煙が上がっているとか!

噴火前兆? 箱根山から「不気味な煙」

さて、以下、気になったのでメモしときます。
現在、箱根山から煙があがっているとか。

箱根山とは神奈川と静岡の県境あたりにある山ですね。
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以下、現代ビジネスより

スクープ これは大噴火の前兆なのか 箱根山から「不気味な煙」が噴き出した!本誌記者が目撃、専門家も驚いた
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41336
2014年12月08日(月) 週刊現代 :現代ビジネス


東日本大震災後、体に感じる地震の回数も減り、落ち着いたかに思えた日本列島。だが、長野での地震、御嶽山・阿蘇山の噴火など、大地の動きはつづいていた。そしていま、さらなる地殻変動が—。

■70年近くいて初めて見た

「なんだ、あれは……」

11月下旬、神奈川県と静岡県の県境にまたがる金時山でのことだ。ここは、富士山麓に連なる箱根山のすぐ近くに位置する。「金太郎」こと、「坂田の金時」伝説ゆかりの地でもある。

登山が趣味の本誌記者は、この山に100回以上登っている。麓の町から山道を歩くこと1時間半ほど。山頂付近にある山小屋の人々もすっかり顔なじみだ。

しかしこの日、見慣れたはずの風景を何気なく眺めていると、奇妙なものが目に飛び込んできたのだった。

「箱根山から、煙が……出てる?」

あいにくの天気で雲も低く垂れこめているが、丸で囲んだ部分、中腹の山並みの間から白い煙があがっている。

箱根の山は、言わずと知れた温泉観光地だ。地中に溜まったマグマの熱で地下水が温められ、温泉として噴き出している。

常 に活発に噴気をあげている大涌谷は温泉たまごなども有名で、ピーク時には一日約2000人の観光客が詰めかけ、火山の生み出す特徴的な風景を楽しんでいる という。ちなみに大涌谷に向かうロープウェイの年間乗客数は世界一であり、昨年度は220万人。ギネスブックにも載っている。

世界で一番、身近な火山とも言える箱根山。そこで噴気があがったと聞いても、

「箱根ではいつでも噴気が出ているんじゃないの?」

と思われるかもしれない。

しかし今回発見したのは、大涌谷から尾根ひとつ越えた、北西側の斜面だ。しかも、その噴気は大量で、離れた場所からもはっきり目視できるものだった。

この金時山頂上の山小屋で1947年、14歳のときから働いている「金時娘」こと、小見山妙子さん(81歳)に訊ねてみた。

「あの噴気のこと?あれは私も驚いてんのよ。噴気なんか出るようなところじゃないと思ってたから。最初は誰かゴミでも焼いてるのかと思ったの。はじめは細い煙みたいに見えたけど、日が経つにつれてだんだん大きくなってきた」

67年間、日々向かいの箱根山を見つめて生きてきた「金時娘」も、今回の噴気には驚いたというのだ。

「こ こには長くいるけど、あんなところから噴気が出たのは初めて。だから心配で(箱根)町役場に知らせたんですよ。そしたら、『噴煙が200mくらいになった ら、また知らせてください』って言う。箱根は温泉観光で食べてるから、ちょっとのことで大げさになるのはイヤなんだろうね。それでも、だんだん煙の幅は広 がっているし、もう200mくらいになったんじゃないかな。

あんまり噴気があがってくるもんだから、近くにあった老舗の旅館が営業できなくて、閉めたりしているらしいですよ」(小見山さん)


いったい、何事が起きているのか。この新たな噴気の上昇が細々とはじまったのは、'11年3月の東日本大震災のあとだというが、いまではまさに、もくもくと立ち上っている。

本紙記者は早速、現場近くに向かった。

いったん麓の町に降り、車で別荘地がつづく山道を箱根山に向かう。「金時娘」に教えてもらった噴気孔の場所は、別荘や美術館などの施設にも近かった。

地図上では、道路が噴気孔にもっとも近くなる場所にたどりつく。うっそうとした薮と木立に遮られて、噴気そのものが立ち上る現場を見ることはできない。またそこから直接、噴気孔のあるあたりに近づくルートも見当たらない。

車を停めて窓を開けると、温泉独特の卵の腐ったような臭い、つまり硫化水素の臭いが感じられる。温泉場なら当たり前だろう、と感じる方もいるだろう。だが、麓の町や、この付近以外の山道では感じなかったものだ。

・・中略・・

11月22日の長野県北部での最大震度6弱の地震。そして御嶽山につづき、25日に噴火した九州・阿蘇山。

東日本大震災からまもなく4年になろうとしているが、いまだに日本列島の地殻変動は止んでいない。

新たな噴気は、大噴火の予兆と言える現象なのか。箱根山を中心に火山活動の研究を行っている神奈川県温泉地学研究所の竹中潤研究課長に、今回の噴気について問い合わせてみた。

—最近、箱根の火山活動は活発なのでしょうか?

「箱根では数年おきに群発地震が起きています。最近では昨年の1~3月で、体に感じない地震を含めて合計2000回もの地震がありました」

—新しい噴気孔ができて、噴気がかなり活発になっているようですが……。

「ここ数週間から1ヵ月の間に新しい動きがあったとは把握していないのですが……そうですか。近隣住民の方には、何かいつもと違うと感じたら、ぜひ遠慮なく連絡いただきたいです。

噴気が活発に出る場所が、有名な大涌谷ではなく、その北側の斜面にできて、さらにそれが移動していることは確認しています。『上湯場』という場所の近くですが、噴気の出る位置が、次第に西側に移動しています

上湯場の近く、西側—。まさに今回の噴気孔に一致している場所だ。移動をつづけた噴気孔が、ついに、70年間近く箱根山を見つめつづけてきた人をも驚かす意外な場所に到達したということなのか。

—噴気が活発に出ている場所では、具体的に何が起こっているのでしょうか。

「地面が温められて、湯気のようなものがモワーッと出ていることが多いですが、岩の割れ目から直接、シューッと火山ガスが出ている場合もあります」

温泉地学研究所では、地震波を利用して地中の構造を探る研究を行っており、箱根山の地下10㎞あたりに、マグマだまりらしきものがあることを確認している。群発地震が起こるたびに、そのマグマに起因すると考えられる山体膨張が発生しているという。

要はマグマが昇ってくる圧力で、山全体が膨らんできているということだ。

■富士山と連動も

竹中氏は、噴気の噴出自体は、マグマとの直接の関係はなく、より浅いところで起きる現象だとして、マグマの活動の活発化と、今回の噴気は無関係ではないかという見解だった。

しかし、異なる意見もある。日本列島の地殻変動を研究してきた武蔵野学院大学の島村英紀特任教授は、

「富士山もいつ噴火してもおかしくない状態にあると地震学者・火山学者の意見はほぼ一致しているが、その富士山より箱根山のほうが危ない、とする研究者は、自分を含めて、かなり多い」

と指摘した。

「箱 根は一大観光地ですから、地元ではなかなかはっきりと危ないとは言いにくいでしょうが……。日本の地震・噴火活動というのは、我々の知る20世紀はなぜ か、特別静かすぎる時期でした。歴史的に見ると、1世紀の間に大噴火が3~5回起こってきたけれども、1914年の桜島、1929年の北海道・駒ヶ岳の噴 火でパタリと止まってしまった。ですから21世紀には大噴火が4~5回あってもおかしくないのです」

ちなみに57人が死亡、6人が行方不明となった御嶽山の噴火も、火山学的には「規模の小さな噴火」だという。「大噴火」の定義は東京ドームの容積の約250倍、3億〓以上の噴出物が噴き出すレベルの噴火を指し、スケールの違う巨大災害を引き起こすのだ。

島村氏は、過去に起こった箱根山の噴火も、想像以上に大規模なものだったと話す。

「箱根で大噴火があったのは、約6000年前の縄文時代です。ですから文献記録には残っていませんが、地球の歴史からすればつい最近。そのときは、火砕流で周囲の低い山地が埋められて平らな仙石原になり、芦ノ湖が形成されました。

また標高911mの長尾峠という峰を越えて、静岡県側にも火砕流が流れ出している。火砕流が乗り越えてきたわけです。神奈川県側も大部分で火砕流の跡が見られて、横浜付近まで到達していた可能性もある」

さらに、観光地化している現在の箱根で噴火が起きれば、大変な悲劇になると同氏は指摘する。

「た くさんの人が集まっているけれども、観光客が知っているような箱根に入る主要ルートは2~3本しかない。いずれも狭い山道です。ロープウェイも市街地も外 輪山のなか、つまり火山のなかにある。あれだけの別荘リゾートが火山のなかにあるというのは、世界でも稀有な例です」

しかも箱根山の噴火では、富士山との連動も考えなければならないと同氏は語る。

「富士山と箱根は約25㎞しか離れていない。地球規模で見たら、すぐ隣です。数十万年前に、太平洋側から島が移動してきて本州にぶつかり、伊豆半島になった。その影響で富士山と箱根は、ほぼ同時期に形成されたのです。連動してもなんら不思議はありません」

■長野・阿蘇とも関係

立命館大学歴史都市防災研究所の高橋学教授は、箱根の火山活動の活発化は、長野での地震、阿蘇山の噴火とも関連して理解できると説明する。

「日本列島の地殻の動きというのは、左腕を使うとよく分かるのです。左手で握り拳を作って、力こぶを作るようにひじを曲げてみてください。握り拳が北海道、手首からひじが東日本、二の腕が西日本から九州あたりというイメージです。

東日本は、力こぶを作るときのひじから先のように、太平洋側から西日本の方向、つまり二の腕のほうに押しつけられている。ひじの先端にあたるのが関東で、富士山や箱根山も含まれます。

一方でひじから二の腕にかけての部分に、日本最大の断層、糸魚川—静岡構造線があります。その一部が動いたのが、11月22日の長野県北部での地震でした。東日本と西日本の境目、日本の折れ目にあたり、非常に力がかかっています」

東日本大震災をきっかけに、このパワーバランスに変化が起きたという。

「あ の大地震で力が解放されて、力こぶを作るように押し込まれていた東日本が、少し緩んだ。少し緩むとゆとりができるので、再度グッと力こぶを作ることができ ますよね。それと同じで、以前は年間10㎝程度だった太平洋側の地殻の沈み込みの速度が、現在20~30㎝に加速しています。

こうして急速に沈み込んだ地殻は、地中深くで圧力を受けて融け出し、マグマになる。小笠原沖の西之島で噴火が起こり、島がどんどん拡大しているとニュースになっていますが、あれもマグマが次々と供給されて起こっている現象です。

ひじの部分にあたる富士山、箱根山周辺にはさらに複雑に力がかかり、大きな影響を受けているのです」

・・中略・・

琉球大学の木村政昭名誉教授は、箱根の大噴火を警戒する上で次に注目すべきは、低周波地震だと話す。

「通 常、岩石が割れて起こる地震の波は高周波ですが、マグマがぬるりと動くときに起こる地震は低周波です。先日の御嶽山の噴火のあとデータを確認したら、やは り低周波地震が記録されていました。富士山でもやはり低周波地震が記録されていて、私は非常に気になっている。箱根山でもマグマの活動があれば、この現象 が起こってくるでしょう」

私たちは普段、地震や火山噴火につながる地殻変動を目にすることなどほとんどない。だが、いま箱根に行けば、も うもうと噴気をあげる、新しい噴気孔がある。日本列島の大変動期はまだつづいている。いざというとき、冷静に対処するためにも、この現実に目をつむっては ならないだろう。

「週刊現代」2014年12月13日号より


前にフォッサマグナの糸魚川-静岡構造線について書いたのですが。
長野の地震の震源が神城断層で、そのラインの先が富士山です。

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かなり前、富士山と箱根山の間には新たに活断層帯も見つかっています。


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箱根山が噴火すれば、もちろん普通に富士山も連動して噴火するでしょう。
ワタスは富士山、箱根山が噴火するのは来年だと見てるのですが。

本当にありがとうございますた。
関連記事
以上は「ふぐり玉蔵氏」ブログより
富士山の噴火は既に既定のコースですが、箱根山の噴火も危ないのです。却って富士山の噴火より箱根山の噴火の方が被害が大きいものとなるでしょう。爆発の規模が大きいようです。御嶽山の噴火も実質約5,000年ぶりに噴火していますので噴火すれば6,000年ぶりとなる箱根山も可能性は高いのです。備えあれば憂いなしです。                                         以上

シエールが先導役

シェールが先導役

低下する石油価格は市場を破壊するのだろうか?

Mike Whitney
週末版 2014年12月12-14日
"Counterpunch"

水曜日、原油価格は更に下がり、アメリカ財務省証券利回りを押し下げ、株価を大きく引き下げた。30年もののアメリカ財務省証券利回りは、大恐慌時代の2.83パーセントに下落した、アメリカの主要な三つの経済指標は全て赤になった。ダウ・ジョーンズ工業株30種平均(DJIA)は、立ち会い終了前、268ポイントも下落した。水曜日の大幅下落の直接原因は、弱化する世界的需要に合わせて、2015年にどれだけの石油を生産する必要があるかについての予想をOPECが引き下げたというニュースだ。USA Todayによればこうだ。

“OPECは、2015年の生産高予想を一日2890万バレルとした。これまで予想されていたものより約300,000少ない、12年ぶりの低さだ…。これはOPECが、3000万バレルという日産割当量を変えなかった、カルテルが先月生産したものより、一日約115万バレル少ない…

原油価格の急激な低下で、もし価格が余りに低下し続ければ、小規模な探査・生産会社は廃業しかねないという懸念を生んでいる。それは更にそうした企業に融資している連中、ジャンクボンド購入者や小規模銀行での動揺を引き起こしかねない。”(USA Today)

安い石油価格は、必ずしも消費を押し上げたり、成長を強化したりするわけではない。全く逆だ。需要の少なさは、デフレ圧力が高まっており、不況がますます強固なものになっているという印だ。また、6月にピークになって以来、アメリカ基準原油の42パーセントの価格低下は、借入金の多いエネルギー企業を、瀬戸際に追いやりつつある。もしこれらの企業が(低価格の為に)負債の借り換えができなければ、多くは債務不履行となり、広範な市場に悪影響を与えよう。アナリストのウォルフ・リヒターによる概要はこうだ。

“石油価格が急落し …アメリカのエネルギー部門のジャンクボンドは、今年頂点に達した目を見張るようなブームの後、厳しく批判されている。10月中に、エネルギー企業は、ジャンクボンドを、500億ドル売ったが、発行された全てのジャンクボンドの14%だ! ところが、古い負債の利子払いや、費用のかかる水圧破砕や、沖合での掘削事業用資金にあてる目的で、新資金を集めようとしているジャンク債便りのエネルギー企業は突然抵抗にぶつかっている。

ジャンクボンドの醜い姉妹で、かつてブームになったレバレッジド・ローンは、連邦準備制度理事会のヒステリーをおこしている。連邦準備制度理事会のイエレン議長さえも、彼らは銀行も巻き込んでおり、金融制度にとってのリスクなので、彼らに目をつけている。規制当局は彼らを調査しており、金利を上げる等の金融的な手段でなく、銀行への締めつけ等の“マクロプルーデンス”政策で縮小させようとしている。そして連邦準備制度理事会が懸念していることは、既にエネルギー部門で起きている。レバレッジド・ローンは、酷評されつつある。しかも、それは始まったばかりだ…

“もし石油価格が安定できれば、その伝染的影響は限定的だ”とRBSセキュリティーズのマクロ・クレジット・ストラテジスト、エドワード・マリナンは、ブルームバーグに語った。“しかし、もし価格が今後も低下するようであれば、問題が波及して、より多くの高利回りの分野で痛みを感じることになるだろうから、より広範な市場で反応が出るに違いない。”…即座に石油価格を建て直す奇跡が起きない限り、デフォールトがおき、それは石油分野を超えて反響するだろう.” (石油とガスの暴落はジャンクボンド、レバレッジド・ローンに広がる。次は、デフォールト、ウォルフ・リクター、Wolf Street)

連邦準備制度理事会の低金利と量的緩和が、企業負債の利回りを押し下げ、投資家は、連邦準備制度理事会も“支持している”と考えて、ジャンクボンドをむさぼるように購入した。このおかげで、目先の利益だけを考えるエネルギー会社が、たとえ彼らのビジネスモデルが、かなりいかがわしくても、歴史的な低金利で何トンものお金を借りるのを容易にしていた。石油が壊滅的になった今、投資家は臆病になり、金利が上がり、企業が借金の借り換えをするのは、より困難になっている。これはつまり、こうした企業の多くが破産することになり 、それが金融的に巧みに加工された商品という形で、彼らの負債を購入した投資家や年金基金の損失を生み出す。疑問は、こうした金融的に巧みに加工された汚物が、2008年に起こしたように、システム中でドミノ倒しを開始するほど大量に、銀行の貸借対照表上に山積みになっているかどうかだ。

この疑問には、水曜日にOPECの陰鬱な予想の後、部分的に答えが出て、株は混乱し、無リスクのアメリカ財務省証券利子が急落した。投資家達は将来最悪の事態がおきると考えて逃げ出し、手持ち株を狂ったような勢いで処分した。アメリカ財務省証券は、嵐が通り過ぎるまで隠れる安全な場所を探している神経質な投資家にとって避難所になっている。

エコノミストのジャック・ラスムスは、Counterpunchに秀逸な記事を書いており、記事は一体なぜ投資家達が神経過敏になっているのかを説明している。以下は、“グローバル石油デフレの経済的結果”と題する彼の記事の一部引用だ。

“石油デフレは、様々な金融業以外の企業での広範な破産・デフォールトを起こす可能性があり、これが更にこうした企業と関係している銀行における金融不安イベントを引き起こす可能性がある。石油に関連した金融資産の崩壊は、他種の金融資産に対する更なる‘連鎖効果’をもたらし、金融不安を他の金融市場へと広げている” (グローバル石油デフレの経済的結果、ジャック・ラスムス、CounterPunch)

石油価格が下落すると、概して他の商品価格も一緒に引き下げる。これは更に、原料の販売に大きく依存している新興国市場を傷つけることになる。既にこうした脆弱な経済は、インフレ昂進と、資本逃避によるストレスの兆しを示している。ところが、日本の様な国では、円安のおかげで、輸入石油がより高くなっているので、影響は前向きだと考えるむきもあろう。だが、そうではない。下落する石油価格は、デフレ圧力を高め、傾向を逆転させ、成長を刺激する為、更に極端な施策の実施を日本銀行に強いることになる。不況から脱出する為の取り組みとして、日本の中央銀行は一体どのような新たな不安定化政策をとるのだろう? そして、既に過去五年間で三回の不況を味わったヨーロッパにも同じ疑問を問うことができよう。ラスムスは、石油デフレと、世界的金融の不安定さについてもこう語っている。

“石油は、グローバル市場で買われたり、売られたり、取引される実物商品にすぎないわけではない。アメリカと世界が石油先物商品取引を自由化し始めて以来…石油も、重要な金融資産となった。

石油価格低下が他の実物商品の価格低下へと波及するのと同様…価格デフレも他の金融資産に‘波及し’て、‘連鎖的’効果で、そうした資産の下落をも引き起こす。

この連鎖反応風の効果は、2006-08年の住宅ローン崩壊で起きたことと異なるわけではない。当時、世界的な住宅部門(物理的資産)の深刻な攣縮が、実体経済の他部門に‘波及し’たのみならず、担保付き債権にも波及し…これら債権をベースにしたデリバティブも崩壊した。効果は他の形の金融資産にも‘波及し’て、金融資産デフレの連鎖反応を引き起こした。

もし石油価格が継続して、一バレル60ドル以下になれば、同じ‘金融資産の連鎖効果’をおこしかねない。これはほぼ50パーセントという石油価格デフレとなり、多分、アメリカのシェール生産の多くに資金を補給したアメリカの企業ジャンク債券市場崩壊と関連する、より一般的なグローバルな金融不安を引き起こす可能性がある” (CounterPunch)

これこそ、まさに今後数カ月で展開するだろうと我々が考えているシナリオだ。ラスムスが語っているのは、“伝染”、つまり、市場のあまりにひどい状態と、あまりの多額の融資がゆえの、一つの資産範疇から他の資産金融への致死的な波及だ。借金の金利がこれ以上返済できなくなれば、デフォールトは、体制から流動性を吸い上げ、更に、突然の(激しい苦痛を与える) 価格の付け替えを引き起こす。ラスムスは、シェール・ガスと石油生産の急激な縮小は、ジャンクボンドの崩壊を引き起こしかねず、それは更なる銀行閉鎖への道を開くことになると考えている。彼はこう言っている。

“これから起きるシェール業界の淘汰は、穏やかには進むまい。この部門での広範な企業倒産になるだろう。また、大半の掘削が、リスクの高い、高利回りの企業ジャンクボンドで資金を調達しているので、シェールの淘汰は、アメリカ企業のジャンク債券市場の金融崩壊をもたらす可能性があり、これは現在きわめて債務過剰になっているので、地域銀行の破産を招きかねない。” (CP)

金融市場は巨大なバブルで、破裂を待っているのに過ぎない。もしシェールが破裂をおこさなければ、何かほかのものが起こすだろう。それは時間の問題に過ぎない。

ラスムスも、現在の石油供給過剰は、政治的動機によるものだと考えている。ワシントンの黒幕が、サウジアラビアに、価格を押し下げ、石油に依存しているモスクワを粉砕する為、市場を石油であふれさせるよう説得したのだ。中央アジアで、軍事基地を増やし、NATOがロシア西部国境に配備できるようにするというアメリカの計画に従う弱体な分割されたロシアを、アメリカは望んでいる。再度、ラスムスを引用しよう。

“サウジアラビアと、友人のアメリカ・ネオコン連中達は、石油価格を押し下げる新政策で、イランとロシア両国を標的にしている。石油デフレの衝撃は、既にロシアとイラン経済深刻な影響を与えている。言い換えれば、このグローバル石油価格デフレ推進政策は、グローバルな政治目標という理由から、ロシアとイランの経済のより深刻な崩壊を引き起こしたがっており、大きな政治的利益が得られるアメリカが支持しているのだ。石油がグローバルな政治兵器として使用されたのは、これが始めてでもなければ、最後でもないだろう。” (CP)

ワシントンの戦略は極めて冒険的だ。計画が逆噴射し、株が自由落下状態になり、何兆ドルもが瞬く間に消滅する可能性もある。そうなれば連邦準備制度理事会のあらゆる取り組みは水泡と帰すだろう。

因果応報だ。

Mike Whitneyは、ワシントン州在住。彼は Hopeless: Barack Obama and the Politics of Illusion(『絶望: バラク・オバマと、幻想の政治』)(AK Press刊)にも寄稿している。同書は、Kindle版も入手可能。fergiewhitney@msn.comで、彼に連絡可能。

記事原文のurl:http://www.counterpunch.org/2014/12/12/will-falling-oil-prices-crash-the-markets/

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受験科目で日本史を選んだので、世界史には実にうとい。トルコ・パイプラインの話題を読んで、あわてて手元のオスマン・トルコに関する本を読んだ。手元にあっても関心がないと読まない。帝国地図を見て、ギリシャも、ブルガリアも、セルビアも、シリアも、帝国の一部だったのを今頃になって知った。

選挙前、本当の選択肢は何か、与党が大勝すれば、いかに悲惨な結果が待ち受けるかについて、大本営広報部の本格的報道は当然皆無だった。大本営広報部、終わった瞬間、怒濤の洗脳結果報道。

実に汚らしいたとえで恐縮だが、ふと思いついた。宴会を開こうという話しになった際に、「どういう目的で、どういう人を招き、どういう食事を、どのように作って、どのような宴会にするのか」というところの場面報道・分析は、全て抜き。宴会場トイレ・ブース実況放送を見せられているような気分。

ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』に書かれたキリスト教からきた西欧勤労哲学と、『山本七平の日本資本主義の精神』に書かれた鈴木正三以来の日本勤労哲学の違いを詳細に語る小室直樹『日本資本主義崩壊の論理』(1992/4月刊)の末尾を、一部貼り付けさせて頂こう。全く違う話題を論じていても、崩壊するところだけはともあれ一緒。

 日本の軍隊と西洋の軍隊が決定的にちがう点。日本ではいっしょに働く人びとが共同体になってしまい、陸軍が共同体になってしまう。となると、絶対的神、救済のために戦うという契機がないから、戦争をすること自体が自己目的になってしまう。
 戦前の日本がまさにそうだ。支那事変も大東亜戦争も、なんのために戦うのか、戦争の目的がなかった。
 世俗内的禁欲、つまり労働それ自体が自己目的となる日本企業。そして、企業の要請が、日本全体の要請よりも、社会全体の要請よりも、圧倒的に優先するという事実。
 この二つのことは本来は関係ないのだけれど、いっしょになるとエライことになる。
 しかも、資本主義の中にそれをチェックする機能があるべきなのに、全然ない。全く見当たらない。かかる理由から、資本主義者なんて、日本にはいない。
 したがって暴走する陸軍を止める手だてがなかったように、暴走する企業を止める手だても全くない。
 その結果、大日本帝国が大東亜戦争に突入し、崩壊したように、日本資本主義も無制限デスマッチの企業戦争に突入し、必ずや崩壊することになるのである。

オバマ大統領、CIA、イルミナテイについての情報

オバマ大統領、CIA,イルミティについての情報

日本や世界や宇宙の動向 さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/51945895.html
<転載開始>
以下にご紹介する記事内のビデオ(ハグマン&ハグマンレポート)は必見です。ただ、ちょっと長い番組ですので一部しかご紹介できません。
ただ、わかったことは。。。イルミナティの本部は(昨日ご紹介した書き込みの通りの)マイクロソフト社ではないということです。
イルミナティは18世紀にイエズス会が創設したそうです。それ以降、イエズス会は世界中を支配してきました。
500年前に日本にもイエズス会(フランシスコ・ザビエル)がやってきました。
それ以降、日本にも大きな影響を与えてきたのでしょう。戦乱が激しくなったのもそのせい?
そしてザビエルは山口でも布教を行っていたそうですから。。。後の長州藩にも影響を与えていたのかもしれません。
さらに、イルミナティの中心的な存在が、ユダヤ人でもなく、ロスチャイルドやロックフェラーでもないということです。悪魔数敗者のイルミナティのトップは、イエズス会であり、バチカンであり、ローマカトリック教会であり、イタリア人だということが分かりました。
カトリック教会=イルミナティです。トップの連中は決して表には出ません。表に出て目だっているユダヤ人は彼らの小間使いだということです。

それと。。。アメリカはやはり。。。大きな事件が起きています。かつてヨーロッパの王国を潰したのもイエズス会ですが、今回もアメリカを崩壊させようとしているのもイエズス会のようです。オバマは使い捨てで終わったようです。

http://beforeitsnews.com/obama/2014/12/obama-coup-already-in-play-os-time-in-office-coming-to-an-abrupt-end-2468990.html

12月9日付け:
サイト内のビデオでも指摘している通り、オバマ大統領を追放する動き(段階的クーデター)が既に始まっているのかもしれません。数ヶ月前からオバマはもうじき大統領職を解任されると伝えられてきました。
現在アメリカで起きている人種間紛争が米軍によるクーデターに発展するのでしょうか。
Dr.ジム・ウィリーによれば、オバマは既に大統領職を解任された可能性があります。そのためか、現在オバマは大きなストレスを受け、ホワイトハウスで孤立し、大酒を飲んでいるのです。アメリカはイエズス会によって破壊され、彼らに乗っ取られ、米国民は彼らに従うことになるかもしれません。

ハグマン&ハブマンに出演したエリック・ジョン・フェルプス氏によれば。。。(一部ご紹介)
イエズス会がイルミナティを創りました。しかしイルミナティが創設された当時はユダヤ人は一人もいませんでした。イエズス会は法王によって一端、バチカンを追放され真下が、その後地下に潜り、活動を続けていました。イエズス会が支配しているマルタ騎士団がハリウッドを支配しており、殆どの有名俳優がマルタ騎士団のメンバーです。
イルミナティを創設したイエズス会はフランスからイエズス会を追放したフランスの王室を倒すためにフランス革命を起こしました。その後、ヨーロッパの各地にも革命を広げ反イエズスの王国を全て破壊しました。
18世紀当時はロスチャイルドは単にバチカンの資金源でしかありませんでした。現在でもロスチャイルドはイルミナティ内部では何の力も持っていません。アルダレキニ、コロナス、ファルニージなど。。。イルミナティのトップ10家系が最も富と権力を持っていますがそれらはロスチャイルドではありません。彼らはギガ兆ドルの富を持っており、彼らはみなイタリア人であり、ローマカトリック教徒であり、イエスズ会のメンバーです。
ロスチャイルドやロックフェラーもイエズス会のメンバーですが、イルミナティでは何の力も持っていません。イルミナティはユダヤ人が問題なのではなく、これらの10家系を倒さない限りイルミナティの悪事は続きます。
ネット上でもイルミナティの中心的存在がユダヤ(シオニスト)のカバラ族だと伝えていますが、実際はイルミナティの中心的存在はイタリアの10家系だったのです。
彼らはユダヤ人に様々な悪事を行わせ、ユダヤ人を犯人に仕立てあげているのです。そのためアメリカでも重要なポジションにユダヤ人を置いているのです。何かが起きればユダヤ人のせいにできるからです。
最近、悪魔崇拝のバチカン(ローマカトリック)の力が益々拡大しています。彼らによるグローバリズム、社会主義、共産主義思想が拡大しています。
イエズス会の拠点(ローマ)は強力な軍と兵器よってガードされています。ローマは政治、宗教の中心地です。

http://beforeitsnews.com/alternative/2014/12/exclusive-cia-spent-40-million-hacked-senate-computers-to-suppress-torture-report-3074954.html
(概要)
12月9日付け:
米諜報特別委員会の調査で明らかになったこととは。。。
米諜報特別委員会の会長のフェインステイン上院議員が爆弾発言をしました。
CIAは自分達が行ってきた拷問を隠蔽するために4千万ドルを使って議員のパソコンをハッキングし、彼らの都合の悪い情報を削除していたのです。
CIAは、度々、議員らのパソコンからCIAに都合の悪い情報を削除し権力分立を侵害しています。
CIAは彼らに都合の悪い情報が公開されないように議員らのパソコンをハッキングし情報を抜き取っていました。
CIA長官は、テロ対策の一環として拷問を行ってきたと弁明しましたが、CIAは2011年にパキスタンでビンラディンを捕まえ殺害するためにテロリストらを拷問し情報を集めました。CIAの拷問は日常的に行われています。
中略
米諜報特別委員会は、2001年9月11日以降のCIAの活動内容が記録された大量の資料を調査した結果、CIAは取り調べを行う際、日常的に拷問を使った尋問の方法を採用していたことが分かりました。

6000ページにも及ぶCIAの活動記録のうちの525ページが公開されました。
しかしフェインステイン民主党議員がCIAに対するこのような告発をしたということは、ブッシュ政権の信用を落とすためのものに過ぎないのかもしれません。フェインステイン議員は、ジョン・ケリーからもCIAの拷問について公開しないようにと電話で要請がありました。
オバマ大統領自身の方針としても拘留者を拷問にかけるよりも殺害する方法をとっています。

http://beforeitsnews.com/global-unrest/2014/12/us-marines-on-high-alert-after-democrat-release-of-cia-report-2461624.html
12月9日付け
フェインステイン上院議員がCIAの拷問について報告したことを受け、アメリカに対する反発が強まる可能性があるため、ヨーロッパと中東に派遣されている6000人以上の米海軍を警戒態勢にしています。

us-marines-on-high-alert-after-senate-democrats-release-cia-torture-report

ヘーゲル国防長官は海外の米海軍指令部に対し警戒態勢をしくように命令しました。

危機対応チームと呼ばれる米海軍は、過激派からの攻撃に備えて防衛体制を強化しています。
さらに彼らは海外の米国民と外交官を守るための対策を練っています。

ヨーロッパや中東及び世界中の米大使館が警戒態勢に入りました。ロンドンの米大使館の報道官は、フォックスニュースに対し国務省が大使館の安全を確保するようにとの指示があったことを伝えました。

<転載終了>

”ざっくばらんなトルコの話”

“ざっくばらんなトルコの話”

オバマとEuroの指導者連中を驚愕のガス協定で不意をついたプーチン
Mike Whitney
2014年12月7日
CounterPunch

月曜日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、両国間の経済的つながりを強化し、トルコを地域におけるロシア・ガスの主要ハブにする、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領との画期的協定締結で、勝利を決定的なものにした。協定の条件下、ロシアはさらなる天然ガスを中央トルコ各所や、“トルコ-ギリシャ国境のハブ”に送りこみ、ゆくゆくは、トルコが極めて重要な仲介人の役割を果たすとはいえ、儲かるEU市場に、プーチンが裏口からアクセスできるようになる。この動きは、事実上のロシア-トルコ同盟を生みだし、モスクワに圧倒的に有利な形で、この地域の勢力均衡を変え、ワシントンの“アジア基軸”戦略にとって、もう一つの手ごわい障壁を生み出しつつある。マスコミは、計画変更を(プーチンは、ガスを南ヨーロッパに送ったはずのサウス・ストリーム・パイプライン計画を断念した)ロシアにとっての“外交的敗北”として描き出しているが、逆こそ真のように見える。プーチンは、またしても、エネルギーと地政学の分野両方で、アメリカを出し抜き、彼の政治的勝利の長いリストに加えたのだ。以下は、スプートニク・ニューズのアンドリュー・コリブコ記事の要約だ。

“ロシアは、問題の多かったサウス・ストリーム・プロジェクトを断念し、今やトルコと共にその代替物を建設しようとしている。この途方もない決定は、アンカラが、ヨーロッパ-大西洋主義を拒絶し、ユーラシア統合を奉じる選択をしたという合図だ。

これまでで最大の動きとなる可能性がある、多極化に向かうこの決定によって..トルコは、かつてのヨーロッパ-大西洋主義という大望をきっぱりあきらめたのだ。一年前、こうしたことのどれ一つとして予期し得なかったが、アメリカの中東政策と、EUのエネルギー政策の完璧な破産が、一年もしないうちに驚くほどの逆転を可能にした。トルコは依然、欧米と多少の特権的な関係を続けるものと予想されるが、トルコが公式に実際的な多極化に加わった為、関係の性格まるごと、永久に変わってしまったのだ。

トルコ指導部が、これほど微妙な政治環境の中で、ロシアとこの壮大な契約を締結して大転換を図った以上、以前の友人達との友好はもはや復活不能だ…この影響は、まさに世界的だ。” (“冷たいトルコ: アンカラは欧米の圧力に屈せず、ロシア側についた”、スプートニク・ニューズ)

この話題に対するオバマ政権の沈黙から判断して、この協定の重大さは十分に理解され始めつつあるとは言え、月曜日に、アンカラで起きたことの重大さを理解する上で、コリブコは屹立しているようだ。チェス名人ヴラドの最新の一手は、アメリカの黒幕連中の不意をつき、言葉を失わせてしまった。これは誰も予想していなかったシナリオで、適切に対処しなければ、本物の悪夢となりかねない。ロシア・トゥデイからの月曜日の記者会見に関するさらなる報道はこうだ。

“プーチン大統領は、ロシアは、トルコの増大するガス需要に対応すべく、南ヨーロッパの顧客向けのトルコ-ギリシャ国境の特別拠点をも含む可能性がある新パイプラインを建設する用意があると述べた。

とりあえずロシア・ガスのトルコへの供給は既に稼働しているブルー・ストリーム・パイプライン経由で、30億立方メートル増加する予定だ…モスクワはトルコ顧客向けガス価格を、2015年1月1日から、6パーセント引き下げる予定だとプーチン大統領は述べた。

“共同大規模事業を実施するとともに、更にガス価格を引き下げる用意がある”と彼は付け加えた”  (“プーチン: EUの姿勢ゆえ、ロシアはサウス・ストリーム計画撤退を余儀なくされた”RT)

一体どのようにしてこういうことが起きたのだろう?プーチンは、一体どのようにして、アンカラにやすやすと入り込み、数枚の紙に名前を走り書きし、主要なアメリカ同盟国をワシントンの目の前で盗み取ることができたのだろう? ホワイト・ハウスには、この様なシナリオを予想できたほど優秀な人物は皆無だったのだろうか、それとも、そうした連中全員、スーザン・ライスやサマンサ・パワーズの様な主戦論者の能なし連中に置き換えられてしまったのだろうか?

東から西へのガスの流れを支配し、ロシア-EU経済統合を損なうべく、オバマ政権は、できる限りありとあらゆる手を打ってきた。今や明敏なプーチンは、経済制裁を避ける方法を見いだし(トルコはロシア対経済制裁を拒否している)、アメリカの強要と脅迫を避け(ブルガリア、ハンガリーとセルビアに対して用いられた)、ワシントンの果てしないけんか腰と敵意も避け、同時に自分の狙いを実現したように見える。だが、またしても、プーチンの様な冷静な武道のプロに、他に一体何を期待できたろう?

“私はお前を殴らない”と悪のヴラドは言う。“自分で自分を殴らせてやろう。”

そして彼は実際にそうした。プーチンとの出会いで毎回負け続け、混乱しているオバマ大統領に質問してみるが良い。

だが沈黙は一体なぜだろう? ホワイト・ハウスは一体なぜ、全員がそれについて語っているロシア-トルコの巨大ガス協定に関する声明をださないのだろう?

私が理由をご説明しよう。一体何がおきたのか、連中が分かっていない為だ。それが理由だ。連中は、この発表で完全に不意打ちを食らって、アジア基軸や、シリアとウクライナでの戦争や、前評判が非常に高い、お分かりだろうか、何とトルコを通る予定だったカタールからEUへのガス・パイプライン等、連中の外交政策目標最上位にある諸問題に対して、一体何を意味するのか全く理解できずにいるのだ。連中のパイプライン計画は、まだ進行中だろうか、あるいはプーチン-エルドアン同盟が、それもオシャカにしてしまったのだろうか? 正直に認めよう。プーチンは、今回本当に場外ホームランを打ったのだ。チーム・オバマは、明らかに格下で、一体何が起きているかも分かっていない。もしトルコが東側に向いて、拡張しつつあるロシア・ブロックに参加すれば、アメリカの政策立案者連中は、今後一世紀のアメリカ長期戦略計画の大半を廃棄して、一から出直しさせられることになる。なんたる災厄!

水曜日のニューヨーク・タイムズに、サウス・ストリームに対するワシントンの葛藤を見事に要約する良い記事がある。以下が抜粋だ。

    “モスクワは長い間、2007年に提案した計画を、ロシアのガスをヨーロッパに送る新たな経路になるので、事業として非常に良いと主張し続けてきた。ワシントンとブリュッセルは、南ヨーロッパに対するロシアの影響力を強固にし、近年ガスプロムとの価格紛争で、ヨーロッパへの供給を二度中断したウクライナを迂回する為の道具だという理由で、計画に反対していた。”

プーチンによる突然のサウス・ストリーム・ガス・パイプライン破棄発言が、ヨーロッパを浮き足立たせている”ニューヨーク・タイムズ)

EUの人々へのガス販売は、なぜか大陸に対するプーチンの強迫的な支配を強化することになるという主張が最初からあった。何というジョーク。読者諸氏は、ガス会社に対し、連中の専制的支配に降伏するつもりがないことを証明すべく、暖房を消し、光熱費請求書をビリリと引き裂いて、闇の中で凍え死ぬ覚悟がおありだろうか?

この発想は非常識なもので、もちろん、そうではない。サウス・ストリームの阻止が非常識なのと全く同じだ。プーチンは、専制ではなく、ガスを売っているのだ。彼は、人々に両方の踵をぶつけてコツンと音をたてさせ、足を伸ばしたまま高く上げた軍隊行進で職場までゆかせたいわけではない。そんなものは、対EU燃料供給競争で敗れた石油業界連中のプロパガンダに過ぎない。お望みなら負け惜しみと呼んでもよい。それが実態だ。連中のパイプラインは破れ(ナブッコ)、プーチンが勝利した。以上終わり。それが資本主義というものだ。それを認めろ。

更にもう一つある。サウス・ストリームが利用できていたはずの国々には、増大するガス需要に見合った予備の供給業者が無い。だから、ワシントンの指揮に従うことで、彼らは要するに自ら墓穴を掘ったのだ。専門家達は、ロシア・ガスのいかなる代替も、ガスプロムに支払っていたであろう価格よりも、おそらく30パーセント高いと推定している。

アメリカに万歳! 愚かさに万歳!

主にワシントンが、ウクライナにある民営パイプライン経由で、EU市場向けガスの流れを、アメリカ大企業と銀行に支配させたかった為に、アメリカは、そもそも最初から、サウス・ストリームの妨害を固く決意していたのだ。そうすれば、彼らはrake in持ち株主達の為により大きな利益金。計画を粉砕する為にアメリカが用いた様々な方法の詳細には踏み込み過ぎない、一読に値する記事がある。以下は、Zero Hedgeからの引用だ。

“…ウクライナ政府が打倒される2カ月前、ブルガリア首相プラメン・オレシャルスキは、EUの勧告に従って、サウス・ストリームの作業停止を命じた。決定は彼とアメリカ上院議員達との会談後に発表された。

“現在、欧州委員会からの要求があり、その後、我々は現在の作業を中止した。私が命じた”オレシャルスキ首相は、日曜、ブルガリアを訪問中のジョン・マケイン、クリス・マーフィーとロン・ジョンソンとの会談後ジャーナリストに語った。“今後の手続きは、ブリュッセルと更に相談した後、決定する。”

当時マケインは状況について発言して、こう述べた。“ブルガリアは、サウス・ストリーム問題を、ヨーロッパの同僚達と協力して解決すべきだ”そして更に、現在の状況において、プロジェクトへの“ロシアの関与を減らしたい”と言ったのだ。

“アメリカは、アメリカが利害関係を有する可能性があると考える国々から、自分の気に食わない誰でも排除できる立場に着くと決めたのです。こうした全ての事において、経済的合理性は皆無です”ビジネス・ニュー・ヨーロッパの編集者ベン・アリスがRTに語った。”  (““サウス・ストリーム”パイプラインを巡る戦いが厳しさを増す中、ヨーロッパ、ブルガリア銀行制度に命綱を提供”Zero Hedge)

はっきり言わせてもらおう。狂人マケインがふらりと町にやってきて、即座に周辺の人々に、“ロシアの関与を減らし”たいのだと言って命令しはじめたが、それだけで、サウス・ストリームをキィッーと音を立てて急停止させるのに十分だったのだろうか? そう言いたいのかとお尋ねだろうか?

そう。どうやら、そのようだ。

これが、一体何が起きているか理解する手助けになるだろうか? プーチンが肝心なのではない。肝心なのはガスであり、一体誰がこのガスで利益を得るだろうかであり、ガスが一体どの通貨建てになるかだ。それが肝心なのだ。それ以外の“ロシアの関与”や、テロや、人権や、国家主権に関する戯言は全く無意味だ。この国を運営している連中(マケイン等の)は、そうした類のことなど気に掛けない。連中が関心をもっているのは金だ。金と権力だ。 それだけだ。

そこで、連中はこれからどうするつもりだろう?  ワシントンの権力者連中は一体どのようにプーチンとエルドアンが生み出した新たな脅威を巡る連中の怒りを表すのだろう?

誰にだって考え付くことができる、結局、我々は既に百万回も目にしてきたのだ。

連中は全力でエルドアン追い込むつもりだ。連中はいつもそうしているではないか?

連中が既にこれを始めていない唯一の理由は、連中はプロパガンダの準備を整える必要があり、それに通常一日か二日かかる為だ。だが準備が終わるやいなや、連中は毎回、耐え難い見出しを掲載し、レジェップ解体を開始する。エルドアンは新ヒトラーで、人類にとって、世界がこれまで目にした中で最大の脅威と化すのだ。絶対に間違いない。

ワシントンは、数年前、彼がCIAとした口論にさかのぼる頃から、エルドアンを痛めつけてやろうと思っていたと内部告発者のシーベル・エドモンズ言う。いずれにせよ、ワシントンの敵リストに載った以上、エルドアンが一体どういうことになるかを彼女はかなりうまく説明している。Boiling Frogsに掲載した彼女の記事の一部をあげよう。

“CIAと不仲に終わった傀儡が結局どうなるかは我々全員が知っている。そうではないだろうか? 不仲は、必ず賞味期限切れになる。傀儡が賞味期限を過ぎたと見なされると、驚くなかれ、突如として、これまでと逆のブランド破壊マーケティングが始まる。隠しておきたいあらゆる秘密が棚の奥から引き出され、マスコミに漏らされる。これまで見過ごされていた彼の人権侵害が見直され、顕微鏡下で精査される。テロリスト・カードが持ち出される。そしてリストは更に続く…

… 帝国が据えつけた全ての傀儡や政権は、帝国の命令に従うことを誓わねばならない…。汝帝国の命令に違反するなかれ。もし違反すれば、汝汚名を負わされ、暴かれ、引きずり下ろされ、死刑宣告さえ受けかねない。過去一世紀の歴史を振り返りさえすれば良い。しつらえられた傀儡が、余りにつけあがり、思い上がり、一つあるいは複数の命令を無視した時にどうなるかを見てみよう。彼らが独裁者、専制君主、拷問者、そう、そしてテロリストとして再生するのはその時だ。この時、彼らの裏庭が数グラムの大量破壊兵器を探すために掘り返される”…

どう考えても、エルドアンの命脈は限られている … これほど大胆に、無謀な振る舞いをした人物は誰であれ、懲らしめられ、据えつけた他の傀儡連中のみせしみにされる…”  (“トルコのエルドアン首相: 帝国傀儡の素早い変身”、BFP)

そら、言う通り。あえて独自の動きをして、ワシントン暴力団の親分連中の利益より、自国民の利益を優先させた人物エルドアンの悪魔化を、今週末までには、マスコミが全力で開始するのを我々がみる事になるだろう。過去60年間、アメリカ外交政策を見守ってきた人なら誰でもこう言うだろう。「これは絶対にやってはいけないことだ。」

Mike Whitneyは、ワシントン州在住。彼は Hopeless: Barack Obama and the Politics of Illusion(『絶望: バラク・オバマと、幻想の政治』)(AK Press刊)にも寄稿している。同書は、Kindle版も入手可能。

記事原文のurl:http://www.counterpunch.org/2014/12/05/talking-turkey/

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三本の刃 アベノミクスは「国策フィクション」である 内橋克人氏 岩波 『世界』2015年1月号 を読んでいる。

それと知らず、安倍晋三氏は、今次選挙の争点をあえて経済政策の領域に絞り込むことで、「官邸独裁」的手法をもって強行した歴史的誤謬、たとえば集団的自衛権容認、原発再稼働、沖縄基地問題、その他、次から次への民意蹂躙、独断専横の記録をかくしおおすことができると思い込んでいる。

株価が上がって、庶民裕福になっただろうか? 今日はギリシャ問題かなにかで、世界的に大きく株価が下がった。コクサイミクス、カブノミクス、ゾウサツミクス。ネンキンミクス。ただの詐欺経済。縁日のがまの油膏薬売り見せ物レベル以下。

内橋克人氏の 三本の刃 アベノミクスは「国策フィクション」である 末尾はこうだ。

三本の矢ではなく、三本の刃なのであり、その向かう先はほかならぬ私たち国民ではないだろうか。いまはそのことを恐れなければならない。

属国与党傀儡治家には、エルドアンやキルチネルのような大胆な言動、永久に期待できない。トルコやアルゼンチンが、うらやましい気分。

2014年12月25日 (木)

ハワイ島に雪が降り、ホワイト・クリスマス!

2014年12月24日


ハワイ島に雪が降り、現在ブリザード警報が発令中


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▲ 2014年12月23日のワシントン・ポストより。



「ハワイに暴風雪警報」などというのは冗談のような響きですが、上のワシントン・ポストの報道にありますように、ハワイ島のマウナ・ロア山にある観測所で積雪が確認されました。しかも、結構な積雪となっています。

ハワイ島はその全域で、クリスマスイヴから、さらに荒れたブリザードに見舞われる予測が出されていて、高所では積雪、平野部では大雨による洪水も予測されています。

下の写真は、マウナ・ロア観測所が撮影したものです。

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ちなみに、このマウナ・ロア山というのは「地球で最も体積の大きい山」であり、また、有史以来、30回を超える噴火が起こっている火山なのだそう。

そのマウナ・ロア山と、マウナ・ケア山に引き続き、暴風雪の警報が出されています。

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Wikipedia


それにしても、ハワイに雪が積もるというのも、どうにも、天候パターンの変化を感じさせるものがあります。

ワシントンポストの記事をご紹介します。



White Christmas in Hawaii? Snow falls on Big Island peaks, Blizzard Warning issued
Washington Post 2014.12.23


ハワイでホワイト・クリスマス? ハワイ島の山に雪が積もり、ブリザード警報も発令される


アメリカ 48州(ハワイとアラスカを除いたアメリカ)は、現在とても暖かい気候となっていて、積雪も少ない。クリスマスにホワイト・クリスマスの可能性があるのはミネアポリスくらいだろう。

しかし、不思議なことに、アメリカの 50番目の州であるハワイ州のハワイ島にあるマウナ・ロア山とマウナ・ケア山で降雪があり、また、クリスマスにかけてのブリザードの予測が出されており、ボストンやバッファローよりも「クリスマスらしいクリスマス」を迎えている。

ホノルルの国立観測所は、12月24日まで、吹雪を含むブリザード警報を発令した。

どのくらいの雨や雪になるのかは、はっきりと予測できないが、暴風はかなりの威力のものとなりそうで、毎時 80キロメートル程度の強風と、毎時 140キロメートルほどの突風が発生すると予測されている。

雨と強風は、ハワイ島全域に影響を与えるとされ、洪水や鉄砲水の被害も予測されるとして、国立観測所は洪水警報も発令している。


以上は「来るべき地球のかたち」より
常夏の国がハワイです。そこに雪が降るとは驚きです。     以上

世界中でイスラム過激派テロ事件勃発

タイトル:世界中でイスラム過激派テロ事件勃発:米国某勢力によるシリア戦争が準備されている証拠か、いずれ自衛隊が米軍の傭兵として動員される可能性が大
 
1.シドニーのイラン人テロ事件とパキスタン・タリバンのテロ事件の関連性
 
20141215日、オーストラリア・シドニーでイラン人イスラム教徒のテロ事件が起き(注1)、翌16日、今度はパキスタンでタリバン系過激派が学校を襲撃するテロ事件が起きています(注2)。この事件の直前、タリバン系過激派に襲撃されたマララ氏へのノーベル平和賞の表彰式が行われています(注3)。
 
 また、今年10月にはカナダでもイスラム過激派と思しきテロ事件が発生しています(注4)。
 
 これら一連のテロ事件の共通性は、いずれもイスラム教徒の過激派テロであるということです。このように、世界中でイスラム過激派テロが続くと世界の人々の脳裏に、イスラム教徒=テロリストと刷り込まれるのは間違いありません。
 
2.一連のイスラム過激派テロ事件は偽旗テロの疑いはないのか
 
 世界の人々の今の心理状態は、米軍およびNATOが近未来、イスラム国との戦争に踏み切ってもやむを得ないというものでしょう。そう考えると、これらのテロ事件には何かウラがあるとみなせます。
 
 さて、本ブログは米国戦争屋CIAネオコンをウォッチしてきましたが、彼らはすでに偽旗テロを実行する能力をもっているし、これまでもその実験らしき事件を繰り返しています(注5)。
 
なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)およびそのロボット・悪徳ペンタゴンまたは悪徳ヘキサゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログNo.816の注記をご覧ください。
 
 彼らの仕掛ける偽旗テロはイスラム過激派を敵に見立てるものが多く、中東におけるテロとの戦いを仕掛けるときに利用しようとしていると思われます。
 
 20141210日、米議会は2000年代初頭のブッシュ米戦争屋ネオコン政権時代、CIAがイラク戦争やアフガン戦争の捕虜(多くはイスラム教徒)を拷問していた事実を公表しています(注6)。
 
 この機密情報リークはオバマ政権内のアンチ米戦争屋CIAネオコン系関係者によるものと思われます、なぜなら、この情報リークは明らかに米戦争屋CIAネオコンに不利な情報の暴露だからです。
 
 米戦争屋CIAネオコンはテロとの戦いを正当化するため、イラク戦争やアフガン戦争でのアラブ人捕虜などをテロリストに仕立てて、偽旗テロ戦法を導入する研究を行ってきたと思われます。悪名高いCIAMKウルトラ研究(注7)は、イラク戦争の捕虜収容所のあるグアンダナモ米軍基地(注8)やアフガン戦争捕虜収容所があると言われるインド洋ディエゴガルシア米軍基地(注9)で秘密裏に続行されているとみなせます。
 
3.現在ではイスラム過激派テロを装った偽旗テロ技術は完成しているのではないか
 
 現在の米戦争屋CIAネオコンは、洗脳したアラブ人を使って偽旗テロを実行する技術をすでに確立していると思われます。
 
 70年代末から80年代末まで続いたアフガン紛争時代、タリバンは米戦争屋CIAネオコンの支援を受けてソ連と戦っていました。つまりタリバンは米戦争屋CIAネオコンが育ててきたと言えます。
 
 今回のパキスタン・タリバンのテロをアフガン・タリバンは非難していますが、米戦争屋CIAネオコンとタリバンの関係は深く、今回、学校を襲撃したパキスタン・タリバン実行犯がホンモノのタリバン兵士だったのか、アフガン人の誰かが何らかの洗脳をされてテロリストに仕立てられたのか、真実は闇の中です。
 
 はっきり言えることは、タリバンがいかに残虐で鬼畜かということだけが世界に印象付けられました。
 
 これらの事件によって、米戦争屋CIAネオコンは中東において、イスラム過激派との戦いを正当化するプロパガンダに成功しているのは確かです。
 
 いずれにしても、11月の中間選挙でオバマが負けたので、その勢いに乗って米戦争屋CIAネオコンが中東にてイスラム過激派との戦いという大義名分にて、シリア・アサド政権打倒の戦争を準備している可能性が高いと思われます。そして、米戦争屋に牛耳られる安倍政権は、彼ら米戦争屋の仕掛けるシリア戦争が始まれば、自衛隊をシリアに派遣し、米軍の傭兵として提供させられることになると予想されます。
 
注1:読売新聞“シドニー人質事件、テロ無関係豪首相が示唆”20141216
 
注2:毎日新聞“パキスタン:学校で銃乱射141人死亡 タリバン犯行声明”20141218
 
注3:朝日新聞“マララさんノーベル平和賞受賞演説の全文〈邦訳”20141211
 
注4:日経新聞“カナダ首相「議会銃乱射はテロ」”20141023
 
注5:本ブログNo.798米国ワシントンDC海軍施設銃乱射事件は2009年のテキサス空軍基地銃乱射事件にそっくり:偽旗テロ作戦の可能性を推論する』2013917
 
注6:毎日新聞“CIA:尋問は拷問…テロ情報取得「効果なし」上院報告書”20141210
以上は「新ベンチャー革命」より
米国議会は共和党が多数なために、今後ますますネオコンが力を増す方向になるでしょう。「9.11テロ」を再度引き起こしかねない情勢になりそうです。     以上

火山噴火の激増:インドネシアのシナブン火山で大規模な噴火

2014年12月15日


火山噴火の激増:インドネシアのシナブン火山で大規模な噴火と火砕流が発生


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▲ 2014年12月14日の THE WATCHER より。


最近、また噴火が増えていますが、インドネシアのシナブン山が爆発的噴火を起こし、巨大な火砕流が発生しています。

インドネシアのシナブン山は、400年間、噴火がなかったものが、2010年に長い眠りから目覚めて以来、噴火が何度か起きています。特に、今年2月の噴火では、発生した火砕流により 十数名の方が亡くなっています。

2014年2月のシナブン山の噴火の火砕流

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the guardian


このシナブン山が、12月14日に再び大規模な火砕流を伴う噴火を起こしました。

前回の噴火以来、警戒レベルが上がっているため、すでに周辺に住民等はいないはずで、人的な被害は報告されていませんが、写真だけで見ると、規模は前回の火砕流より激しいものに見えます。

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Twitter


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Twitter


この噴火についての報道をご紹介しておきたいてと思います。



Strong eruption and major pyroclastic flow observed at Sinabung volcano, Indonesia
THE WATCHER 2014.12.14

インドネシアのシナブン山で強力な噴火と巨大な火砕流が発生

ダーウィン火山灰状況報告センター( Darwin VAAC )は、2014年12月24日に、インドネシアのシナブン火山の高レベルの噴火を報告した。

航空に関しての警戒コードは一時、最高レベルのレッドとされたが、後に、噴火がやや沈静化したとして、オレンジへと一段階引き下げられた。

現地時間12月24日9特の時点で、火山灰の雲は高さ6キロメートルまで達し、北西に18キロメートルに広がっている。

この噴火では、巨大な火砕流が発生し、約 4.5キロメートルの距離を火砕流が駆け抜けた。

インドネシアのシナブン山の最新の連続した噴火は 2013年9月15日にスタートし、2014年現在も続いている。シナブン山は、2010年8月に目覚めるまで 400年間も眠りついていた。

2014年2月1日の噴火では2度の巨大な火砕流が発生し、少なくとも 14人の命を奪った。

以上は「来るべき地球のかたち」より
日本でも300年ぶりに富士山が噴火しそうです。世界各地のこの噴火は歴史的なものばかりです。                                   以上

海に何が起きているのか

2014年11月26日


海に何が起きているのか:世界の海水の表面温度が観測史上の130年間で最も高くなっているけれど、その理由がわからない


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・2014年11月21日 の In Deep より。


先日の、

小氷期の入口のような米国ニューヨーク州の大雪の凄さ
 2014年11月23日

などの例に見られますように、アメリカやヨーロッパをはじめとして、世界各地で今年は非常に寒い冬を早くから迎えているのですが、その一方で、

世界の海水の表面温度が観測史上最高の高さとなっている


という事実があります。

冒頭の図は、アメリカ海洋大気庁( NOAA )による9月の世界の海水温度の平年との差異です。

この図ではアメリカ周辺の高さを指摘していますが、全体して、黄色からオレンジ(平年より海水の表面温度が高い)が目立つということがおわかりかと思います。

また、 NOAA の下のグラフで見ると、2014年は、太平洋でも世界全体でも 1880年からの観測史上でもっとも海水の表面温度が高いことがわかります。

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・NOAA

特に、アメリカ西海岸側の太平洋の海水温度の上昇はすさまじく、「異常」といっていいものです。

ハワイ大学の研究では、このアメリカ西海岸の太平洋の異常に高い海水温度が、太平洋の他の海域にも影響を与えていて、それが結果として地球全体の海水温度の平均を押し上げているとしています。

しかし、なぜ、アメリカ沿岸の海の温度がこれほどまでに高いのかという理由は示されていません。

これに関してのハワイ大学の研究について記された IIAI の記事をご紹介します。



WARMEST OCEANS EVER RECORDED
IIAI 2014.11.15


観測史上最も暖かい海


「海水温の体系的な計測が開始されてからの歴史で、今年の夏は、これまで記録された地球全体の平均海面水温を更新しました。記録破りのエルニーニョだった 1998年も越えています」と、ハワイ大学 国際太平洋研究センターの気候学者アクセル・ティムマーマン( Axel Timmermann )教授は述べた。

海水温の上昇は、2000年から 2013年の間には一時停止していた。しかし、2014年になって、海水温は再び急速な上昇を店始めた。

教授は、2014年の全世界の平均海水温の上昇の主要な原因は、北太平洋の異常な海水温の上昇にあるという(下の図)。


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「これは過去のすべての観測記録を超えています。そして、これが原因となり貿易風を弱め、また、ハワイのサンゴの白化にも繋がっています」と、教授は言う。

北太平洋の海水温は 2014年1月からすでに異常な上昇を見せていた。

数ヶ月後の 4月から 5月には、西風が異常に暖かい海水を西太平洋に進め、それは赤道沿いに日が東太平洋にまで至った。

この暖かい海水はアメリカの太平洋側沿岸全体に広がっており、大量の熱を大気中に解き放ち続けている。

この記録破りの海水温度の上昇は、2000年から 2013年の間止まっていた海水の表面温度の上昇が再び始まったことを示していると考えられる。


以上は「来るべき地球のかたち」より
海の温度が高いので12月に台風が発生するのです。冬に台風が到来することもあるのです。台風22号は12月にヒリッピンを直撃しました。             以上

将来的にアフリカ大陸が分断されると予測される大地溝帯の上に新しい溶岩湖が出現

 

将来的にアフリカ大陸がされると予測される大地溝帯の上に新しい溶岩湖が出現

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▲ 2014年11月26日の The Weather Network より。


アフリカのコンゴ民主共和国にあるニアムラギラ山という活火山に「新しい溶岩湖が出現した」というニュースを見ました。

溶岩湖というのは、溶岩が湖のようにたまった状態ですが、溶岩湖で有名なのは、今回新しい溶岩湖が出現したニアムラギラ山のすぐ近くにあるニーラゴンゴ山という、やはりコンゴ民主共和国にある火山で、下のような見事な溶岩湖があります。

Mount-Nyiragongo.jpg
Boston


そして、その近くのニアムラギラ山にも新しい溶岩湖が出来たということなのですが、どうして、このニュースが気になりましたかというと、この火山は、「アフリカ大地溝帯」という地質の上にある火山だからです。

このアフリカ大地溝帯というのは、大地溝帯 - Wikipedia によりますと、

アフリカ大陸を南北に縦断する巨大な谷で、プレート境界の一つである。


ということなんですが、それに続く以下の記述との関連です。

数十万 - 数百万年後には大地溝帯でアフリカ大陸が分裂すると予想されている。


こういう「将来的に大陸を分断するかもしれない」という場所で、火山活動が活発化しているということは、あるいは、アフリカ大地溝帯の地質活動も活発化している可能性があるかもしれないと感じたのでした。

ちなみに、アフリカ大地溝帯と今回新しい溶岩湖が出現したニアムラギラ山の位置は下のようになります。

Great-Rift-Valley.gif


上の Wikipedia の説明には「数十万 - 数百万年後には」とありますが、実際には地質の変化はそのようなものもではないということが最近判明しつつあります。

英国 BBC は、2010年に、「アフリカ大陸に新しい海が誕生しつつある」という内容の報道をしました。

その記事の翻訳は、 In Deep の、

近いうちにアフリカ大陸が2つに分断されるかもしれないとの研究
 2010年06月26日

にあります。

その BBC の記事の中に以下の記述があります。

何百万年というような長い単位で地球の変化を理解してきたライト博士を含む研究チームにとって、エチオピアのアファー三角帯でのこの5年間での変化の規模とスピードは驚くべきものだった。そこでは、あっという間に大陸に断裂が走り、大地がこじ開けられたのだ。

2005年に、この地で、たった10日間の間に、60kmの長さに渡り、8メートルの幅の断裂が開いた。地球内部の奥からの溶融状態の岩石が表面に上がって、大陸の分断を促しているのだ。

地下での爆発は今も続いている。そして、結局アフリカ大陸のその部分は陥没すると思われる。そして、そこには新しい海洋が形成されるだろう。


下はそのエチオピア亀裂の写真ですが、このようなものが、「たった 10日間」で作られたのです。

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BBC


地質の変化は「何百万年」という時間で徐々に進んでいくというものではなく、実際には、「突然として起きることが多い」ということがわかりつつあります。

それだけに、今回のアフリカ大地溝帯の上にある火山に新しい溶岩湖が出現したというニュースに、やや反応したのでありました。

先日も、

米国オレゴン州に一夜にして「見渡す限りの長さの巨大な亀裂」が出現する
 2014年11月29日

という記事で、アメリカに下のような巨大な亀裂が「一晩にして」出現したことをご紹介しました。

Alkali-Lake-cracks2.jpg


いろいろな部分で地球は急激な変化に向かっているのかもしれません。

以上は「IN DEEP」より
今は地球自体が割れてきている時期にあります。            以上

2014年12月24日 (水)

安倍晋三首相と小沢一郎代表「合作」「公明党切」が失敗

安倍晋三首相と小沢一郎代表「合作」、自民党が2議席減、「公明党切り」が失敗、血税631億円がムダに

2014年12月15日 07時49分28秒 | 政治
◆総選挙は12月14日投開票され、自民党が予想通り大圧勝したものの、公示前勢力から2議席減らし、しかもマスメディアが予測していた「単独300超~320議席」に及ばなかった。自民党は、沖縄県の4選挙区とも議席を失った。生活の党の小沢一郎代表は、当選した。
しかし、公明党が公示前勢力31議席から35議席へ4議席増やした。共産党が公示前勢力8議席から21議席を獲得し倍増以上の勢力となり躍進した。低投票率が組織政党に対して、プラスに働いた。一方で、維新の党は公示前勢力42議席を1議席減らして41議席となり、勢力減退。次世代の党は公示前勢力19議席から2議席となり、17議席も減らして惨敗した。投票率は52%(前回比7%減)で戦後最低を記録した。
◆今回の総選挙は、「2015年10月1日から消費税増税の1年半延長決定」「アベノミクス政策の評価」を国民有権者に問うことが大義とされ、争点とされたけれど、「白紙委任総選挙」の色彩を濃厚にしていた。しかし、実は、まったく別の目的があった。それは、一口で言えば「公明党切り」ということであった。
 自民・公明は公示前勢力324議席(自民293議席+公明31議席)で、憲法改正発議要件である「3分の2」(317議席)を7議席上回る勢力を持っていた。総選挙の結果、
自民・公明は326議席(自民291議席+31議席)で「3分の2」を9議席上回る勢力となった。
 だが、公明党は、自民党の日本国憲法改正草案(2012年4月27日決定)が、第9条に「国防軍創設」を明記していることから、この草案には反対の姿勢を示しているので、自民・公明だけで憲法改正発議は難しい。
安倍晋三首相は、7月1日に「集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更・閣議決定」を強行した。ところが、その内容は「平和の党」を標榜する公明党により「換骨奪胎」されてしまったことから、安倍晋三首相は、失望するとともに、公明党と連立を組んでいたのでは、憲法改正は難しくなると痛感させられた。
 このため、安倍晋三首相は、自民・公明連立を解消し、安倍晋三政権から、公明党を切り離す目的で、奇襲攻撃的に今回の総選挙を断行した。これは、小沢一郎代表から「公明党が総選挙態勢を整える前に行うのがよい」というアドバイスを受けて行われたので、安倍晋三首相と小沢一郎代表との「合作」と言われた。総選挙の結果、自民・公明は「3分の2」を超える326議席を獲得したものの、自民・公明連立政権の公明党の存在感を低下させる目的は、達成されず、「合作」は失敗した。公示日12月2日直前の11月27日付け朝刊「4面」に「創価学会と平和主義」(佐藤優著、朝日新聞出版刊)の全5段広告が掲載され、公明党・創価学会が、今回の総選挙の目的「公明党切り」を見破っていることを印象づけた。この意味で、安倍晋三首相と小沢一郎代表との「合作」は、すでに失敗していた。
◆自民党は、参院で113議席を持っている。だが、過半数121議席に9議席不足するので、公明党(20議席)と連立してきた。しかし、「公明党切り」して、維新の党11議席、次世代の党7議席、生活の党の2議席と連立の組み替えを行っても過半数は確保できる。憲法改正発議に必要な「3分の2」(162議席)を確保するには、小沢一郎代表が親密にしている輿石東参院副議長が押さえている民主党参院議員58議席が魅力的だ。これと手を組めれば、参院からの発議要件を充たすことが可能となる。しかし、単独で「3分の2議席」を獲得するには、2016年7月の参院議員選挙で大圧勝するしかない。
 安倍晋三首相は12月14日に出演したテレビ、ラジオ番組で「憲法改正」について、以下のように述べた。
 「憲法改正は、自民党の悲願であり、立党の目的であった。私の大きな目標であり、信念だ。(改正発議に必要な)衆参両院で3分の2という高いハードルの勢力形成に向けて努力していく。国民的な理解を深めるためにリーダーシップを発揮したい。2分の1の国民の理解が得られることが極めて重要だ。改正の必要性を訴えていきたい」
 安倍晋三首相は、「単独300超~320議席」に及ばなかったものの、過半数(238議席)を53議席上回る291議席を獲得して、現状をほぼ維持できたことから表向きホッとした表情だったが、解散総選挙の本当の目的を達成できず、失敗したため、心底から喜んでいる感はなかった。「年の瀬やめでたさも中くらいなり、わが世の春」といったところだった。総選挙に費やされた血税631億円をムダにしたという憾みが残る。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
第3次安倍晋三政権は、「近隣外交」で実績を上げられず、政権運営に支障をきたして、大きく躓く

◆〔特別情報①〕
 第3次安倍晋三政権は12月24日に召集される特別国会で首相指名されてスタートする。せっかく「地球儀を俯瞰する外交」を展開してきたにもかかわらず、肝心な中国、韓国、北朝鮮、ロシアとの外交がうまくいかず、しかも米国との関係もギクシャクしているので、「外交の安倍晋三首相」が「近隣外交」で実績を上げられず、政権運営に支障をきたして、大きく躓く危険を孕んでいる。オバマ大統領は、「首相の顔を新鮮な顔に変えてくれ」と迫ってきていると言われている。一体、「新鮮な顔」とはだれのことを意味しているのか?
以上は「板垣英顕氏」ブログより
第三次安倍政権は長くはないようです。いずれ投げ出すでしょう。    以上

太平洋が爆発する?あるいは地球の海がデッドゾーンと化す?

2014年12月15日


太平洋が爆発する? あるいは地球の海がデッドゾーンと化す?: 海水温度の上昇で膨大な量のメタンが太平洋の海底から噴出している


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▲ 米国ワシントン州沖の海底からメタンが噴出している様子をソナーで記録した画像。ワシントン大学ニュースリリースより。


このタイトルの「太平洋は爆発する?」とは何とも派手でいい加減ですが、今回のワシントン大学の研究による「太平洋の海底からおびただしいメタンが噴出している」という記事を読んで思い浮かんだのが下のようなイメージだったもので。実際にはこういう光景とは関係のない記事です。

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ATS

上の写真は、湖での爆発なんですけれど、海よりも水深の浅い湖などでは、メタンガスや二酸化炭素などの爆発というのはないことでもないようです。

しかし、今回この「太平洋の海底からおびただしいメタンが噴出している」ということをご紹介したかったのは、上のようなイメージのようなこととの関連ではなく、最近記事にしたことのある

世界の大気温度は下がっているのに、なぜ、海水温度は上がり続けているのか


ということと関係するかもしれないからです。

その「最近の海水面温度の異常」について再び少し書いておきます。




異常に暖かい海水表面温度

少し前に、アメリカ海洋大気庁( NOAA )が発表した「世界の海水面温度の平年との差異」の図を載せたことがあります。

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▲ 2014年12月06日の記事「北半球の雪で覆われた面積が観測史上最高を記録。なのに、気温と海水表面温度は観測史上で最も高いという異常な矛盾」より。


世界全体として、今年の海水の表面温度が平年(1981年から2010年の平均値)より高いのがわかるのですが、特に、太平洋のアメリカ側の海水温の高温が際立っています。

ちなみに、世界全体の海水表面温度は、7月の時点では、平年より 0.2℃ほど高かったそうですが、1981年からのグラフで示しますと、2014年は、以下のように観測史上最高の海水温度となり、その海水温度の上昇は現在も続いています。

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Bob Tisdale – Climate Observations

しかし、この「全体が高い」という数字は、世界全体の海水温度が均等に高いというより、「太平洋の海水温度が高いことによって全体の平均値が押し上げられている」と言っていいかと思います。

もう少しわかりやすい図を見つけましたので、そちらを見ますと、この状態がはっきりとわかります。

sea-3.gif
Bob Tisdale – Climate Observations

ちなみに、日本列島の周辺はグレー(平年とほぼ同じ)かグリーン(平年よりやや低い)が多いですが、北海道の周辺の海域は黄色(平年よりやや高い)というようになっています。

そして、オホーツク海の樺太の周辺の海域は「平年より異常に高い」となっています。

japan-sea-temperature.gif


この日本の北部の海水温度の異常な高さも不気味ですが、今回の記事には、このオホーツク海域は、海水表面ではなく、海底の海水温度がもともと高いことが記されています。

そして、そのオホーツク海の暖かい海水が太平洋からアメリカ沿岸部にまで流れて、太平洋全域の深海の海水温を上昇させているというような推論が書かれています。

しかし、その推論が正しければ、海流は基本的に世界中を回りますので、

いつかすべての海底が暖かくなり、世界中の海底からメタンが放出され始める


ということになったりはしないのですかね・・・。

記事には、「いまだにメタンの最終的な行き先はわかっていない」というようにあり、つまり、放出されていることは確認できても、その膨大なメタンがどこに行っているのかは明確にはわからないのだそうですが、太平洋上での「メタンによる気泡」の目撃が確認されていて、どの程度かはわかりませんが、大気中へのメタンの放出もかなり起きているように思われます。

何よりも、「海洋表面の温度の変化は気候に大変な影響を与える」ということがあります。

エルニーニョなどを含めて、海水の表面温度の変化は、異常気象の発生に非常に大きな影響を与えているわけですが、ここ数年の異常な天候の原因のひとつに、現在の「海洋温度の上昇」というものもあるかもしれません。

西暦 1910年頃から海水表面温度は上昇する一方で、そして、今年9月には「一気に上昇」して、観測史上最高を更新しています。

1880年から2014年までの海水表面温度の推移
sea-temp-2014b.gif
・NOAA

もっとも、今回の記事で書かれていることは「海底の水温」であるわけで、深海の海流システムと表面の海流システムは違うのでしょうから、海水表面温度の上昇と、海底の海水温度の上昇の現象を同じように考えるのは間違っているのかもしれないですが、どうやら、

現在、海は表面も深海もどちらの温度も上がっている


と言えそうで、これは今後の地球環境にかなりのインパクトを与える事実だと思います。

何よりも、メタンがどんどん海中と大気中に放出され続けているというのは、どうにもいろいろと想像してしまいます。

そんなわけで、ここから記事をご紹介します。

なお、記事に出て来る「ワシントン沖」というのは、ワシントンD.C. のことではなく、ワシントン州という西海岸にある州のことです。

washington-map.gif

このワシントン州の沿岸を中心として、すさまじい量のメタンの放出が確認されているとのことです。




Warmer Pacific Ocean Could Release Millions Of Tons Of Seafloor Methane; 'We Looked At The Amounts, It's Significant'
Underwater Times 2014.12.09


暖かい太平洋は海底から数百万トンのメタンを噴出している可能性がある。「私はその量を見た。それはおびただしいものだ」


アメリカの西海岸沖では、海底の凍結層にメタンが閉じ込められている。

ワシントン大学の最新の研究によれば、その海底層の中間ほどの深さの場所の海水温度は、凍結層の炭素堆積物を溶融させるのに十分な温度があり、結果として、堆積物中にメタンを放出し、海水を取り囲む可能性があることが示された。

研究者たちは、ワシントン州沖の海水が、500メートルの深さで徐々に暖かくなっていることを発見した。海底  500メートルというのは、メタンが個体からガスへと気化するのと同じ深さだ。

この研究では、海水の温暖化は、強力な温室効果ガスの放出に繋がる可能性があることを示す。

今回の研究結果を、アメリカの地球物理学専門誌「ジオフィジカル・リサーチ・レターズ( Geophysical Research Letters )」に共著した、海洋学のエヴァン・ソロモン( Evan Solomon )助教授は、以下のように語った。

「私たちの計算では、その量は、2010年のディープウォーター・ホライゾン(2010年のメキシコ湾原油流出事故)の原油の流出が『ワシントン州の沖で毎年起きる』ほどの量と同等のメタンであることを示します」

科学者たちは、地球温暖化はガスハイドレートからのメタンの放出によって起きるだろうと確信しており、現在その焦点は北極にあてられている。

今回の論文では、1970年から 2013年まで、約4万トンのメタンがワシントン州沖からハイドレート分解物として放出されたと推定している。

「メタンハイドレートは、非常に巨大で崩壊しやすい炭素の貯留地です。そして、それは温度の変化により放出され得るのです」と、ソロモン助教授は述べる。

メタンは天然ガスの主成分であり、低温及び高い海洋圧力によって、海水とメタンハイドレートと呼ばれる結晶が結合する。

アメリカの太平洋岸北西部は、生物学的な生産性のある海域であることと強い地質活性を有するため、異常な量のメタンハイドレートの貯留地となっている。

しかし、他にも、世界中の海岸線に、同じように温暖化に影響を与える貯留地がある可能性がある。

ワシントン州沿岸の海水温度について、初めて歴史的な量のデータをとったのは、この論文の共同著者であるポール・ジョンソン( Paul Johnson )教授だ。

そのデータは、予期していなかった海水の表面温度の上昇の徴候を明らかにした。

「データが精錬されておらず、また雑然としたものだったにも関わらず、私たちはその傾向を見出すことができたのです。何しろ、それは飛び出すようなデータだったのですから」

この 40年間のデータは、深海の海水は、おそらく驚くべきほど温められ続けていたことを示唆しており、それは気候変動の一因となっていると考えられる。

暖かい海水は、おそらく日本とロシアの間にあるオホーツク海から来ている。この場所は、海水表面が非常に濃い。そして、暖かい海水はそこから太平洋に広がった。

オホーツク海は、過去 50年間暖かくなり続けていることが知られており、他の研究では、この水が大西洋からワシントン沿岸にまで到達するには、10年から 20年かかると考えられている。

そして、これと同じ深海の海流は、北カリフォルニアからアラスカまで到達しているとソロモン助教授は確信している。

ハイドレート分離により、今世紀に今後放出されるガスの量の推定値は、毎年4億トン( 0.4 million metric tons )、あるいは、メキシコ湾原油流出事故の4倍が毎年放出される量だ。

しかし、いまだに、放出されたメタンガスの最終的な行き先は不明だ。

海底堆積物中のバクテリアによって消費されているか、あるいは、その場所の海底は酸性化したり、酸素欠乏状態となっているかもしれない。

または、メタンのいくらかの部分は海水の表面にまで上昇しているかもしれない。その場合、温室効果ガスとして大気中に放出され、気候変動に影響を与えているかもしれない。

ジョンソン教授とソロモン助教授は、放出されたメタンの最終行き先を分析している。

そして、2人が示唆する点で重要なのは、上昇したメタンガスによる海面の気泡の目撃情報について注意している点だ。海底からのガスの一部は表面に達し、大気に入っていることを示唆する。





(訳者注) ちなみに、上の記事に「海底の酸素欠乏状態」というような言葉が出てきますが、この「海底の酸素欠乏状態」は、デッドゾーンと言われる、生き物が住めない「死の海」を作り出す原因となります。

また、上の記事には、 2010年のメキシコ湾での原油流出事故のことが出ていますが、これによっても、デッドゾーンが発生していて、もしかすると、現在もまだ拡大しているのかもしれません。

この事故は原油そのものより、その原油を散らすために使われたコレキシット9500 ( Corexit 9500 ) という薬剤が大量に使われたためだとも言われています。

下は3年くらい前の、

新年のノルウェーでの魚の大量死で思い出す「メキシコ湾の原油流出と海流の関係」
 2012年01月04日

という記事に載せた海流の地図です。

belt-03.jpg


どんなに小さな海流でも最終的には大きな海の循環システムである「大海洋コンベアベルト」に海流は結びついていくわけで、時間はかかっても、「どんなものでも世界中の海を回る」ことになります。

なので、メタンによる「酸素欠乏状態の海」が広がっている可能性があるのだとすれば、世界中の海がデッドゾーンだらけになるという可能性もあるのかもしれません。

参考までに、「メキシコ湾のデッドゾーン化」についてずいぶん前に翻訳して、ご紹介した記事の一部を抜粋します。

原油流出によるメキシコ湾の「デッドゾーン」が平均よりかなり大きくなると研究家たちが予測
2010年06月29日

ミシガン大学の水生生態学の教授ドナルド・スカヴィア氏らの研究グループによると、今年のメキシコ湾の「デッドゾーン」(生物が棲息しない死の海域)は、通常年の平均よりかなり大きくなると予測され、また、6億5900万ドルにのぼる米国の漁業生産を今後数十年に渡って脅かす可能性があるという。(中略)

「デッドゾーンの範囲が拡大していくことは、生態的な時限爆弾ともいえる。我々は今後、深刻な漁業被害の脅威にさらされる可能性があるということを踏まえて、デッドゾーンの拡大を制御するために、地方、地域、国家の意志決定が不可欠だ」とスカヴィア氏は語った。



ここに、

> 今後数十年に渡って脅かす可能性

とあるように、デッドゾーンが発生しますと、回復するのは簡単ではないようなのです。
海中のメタンの増加も同じようにデッドゾーンを増やす可能性はあります。

なるほど・・・。

ここ数年の「海での海洋生物の大量死」、あるいは「生息する魚類の変化」などは、確かに原因は単純なものではないとはいえ、海底からの膨大なメタンの放出がそれらの理由の一部(たとえほんの少しの要因であっても)となっている可能性はあります。

地球の海のデッドゾーン化が進行しているのかどうかは、今後起きることを見ていれば、わかることなのかもしれません。



以上は「IN DEEP」より
現在地球はポールシフト中であるために地球の地殻が割れているものと思われます。その割れ目からメタンが噴き出ている可能性がありそうです。      以上

シンガポールのリゾートビーチで捕獲された「100本の触手を持つ」奇妙な生き物

シンガポールのリゾートビーチで捕獲された「100本の触手を持つ」奇妙な生き物


ailien-sea-creature.gif

▲ 2014年10月14日の英国ミラーの記事'Alien' sea creature with 100 arms found by fisherman moves like something out of your nightmares より。


イギリスのメディア「ミラー」で上のような記事を見かけました。

シンガポールで深海漁師をしているオン・ハン・ブーン( Ong Han Boon )さんが「触手が多数ある今まで見たことのない海洋生物」を海中で見つけ、捕獲したという内容です。

sea-creature-2.jpg


これは、ミラーの記事には「悪夢の中から飛び出してきそうな」とあるのですが、写真よりも、動画のほうがそのイメージは湧くと思います。

下が動画です。



音はこちらで入れたものなのですが、むしろエイリアン的な雰囲気を強くしてしまいました(笑)。


この生き物が捕獲されたとされるシンガポールのセントーサ島はシンガポールの重要な観光ビーチで、下の位置にあります。

sentosa-map.gif


捕まえたブーンさんは 54歳で、長年、漁師をしていますが、これまでこんな生き物は見たことがなく、最初に見た時には、「エイリアンか、または何かの種類が突然変異を起こしたように見えた」と語っています。

そして、自分ではこの生き物の正体がわからないため、ブーンさんは、インターネット上に動画をアップして、見当のつく人の話を聞きたいと思っているのだそう。

ちなみに、このミラーの記事の最後には、下のようなアンケートがありました。

pot-noodle.gif

「この生物が何だと思いますか」という項目に、

・エイリアン
・汚染による突然変異体
・発見されていなかった新種の生物
・作り物
・放射性ボット・ヌードル


とありました。

この項目の最後の「放射性ポットヌードル」というのは、多分、ギャグを意図した項目で、実は、イギリスには「世界でもっともマズイ」と言われているカップ・ヌードルが存在するそうで、それが Pot Noodle (ポット・ヌードル)という名称なのでした。

このポット・ヌードルの味に津いては、ロケットニュースの「食べた人が「史上最悪のヤバさ」と断言するカップラーメンを食べてみた」などに食体験記事があります。

その話はともかく、アンケートの結果は、まだ進行中ですが、現在は下のようになっています。

new-species.gif


「新種の海洋生物」という意見が最も多いですが、「汚染による突然変異」という意見が多いです。

できれば、ブーンさんが生きたまま、どこかの海洋研究所に持ち込んでくれたのならありがたかったのですが、それについては記事にはありいませんので、現在この生物のようなものが生きているのかどうかは不明です。

以上は「来るべき地球のかたち」より
世にも不思議な生き物です。絶滅する生き物もあれば新たに発生する生き物も出てくる時代です。                                  以上

地震予知の「串田氏」M7~8の地震が来年2月中旬に近畿で発生とテレビで発表

★阿修羅♪  > 自然災害20 > 326.html      
                                                          
      
 
地震予知の「串田氏」M7~8の地震が来年2月中旬に近畿で発生とテレビで発表(秒刊サンデー)
http://www.asyura2.com/14/jisin20/msg/326.html

投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 12 月 07 日 23:51:06: igsppGRN/E9PQ

   

地震予知の「串田氏」M7~8の地震が来年2月中旬に近畿で発生とテレビで発表
http://www.yukawanet.com/archives/4766417.html
2014年10月26日20:47 秒刊サンデー

秒刊サンデーでも何度も紹介してきました地震予知の研究家「串田嘉男」さん(串田氏)がテレビの放送で、来年の2月中旬にマグニチュード7~8の地震が近畿に発生すると発表しました。この余地はかれこれ2008年ごろからチラホラ話題になっており、昨年は9月に巨大地震が来ると新聞などでも大きく取り上げられておりました。本当にくるのでしょうか。

―発生は5月に延期されました

2015年12月7日の放送で再度延期されました。

http://www.yukawanet.com/archives/4789962.html

以下は現状までの経緯をご覧ください。

―発生は来年2月中旬!

串田氏はフジテレビの番組「ニュースな晩餐会 」でこれまでの研究結果を発表。FM電波の強弱を研究・調査することにより、地震の発生時期を特定。極大期を迎えた後縮小する時期が発生するだろうという研究で、東日本大震災の発生時期を特定したとされている。

しかしどれが極大期なのか、またそれが収束するのかはまだ具体的にわかっていない。

そして現在調査中のものはM7~8クラスの地震近畿地方で発生すると発表。発生時期は2月中旬とのこと(放送時に極大期が収束した場合に限る)もちろん番組内ではあくまで「研究」というレベルにとどめたく静観したいというスタンスだが、これまで幾度と無く発生時期が延びていた。

テレビ出演するということは、発生の可能性が高まったのだろうか。

「PHP新書 地震予報」
http://www.jishin-yohou.com/index.html

―今までの経緯

串田氏の今までの経緯を紹介したい。

2013/08/31 夕刊フジが「9月6日近畿にM8級大地震」を報じる
2013/09/04 9月6日地震予知は全否定!
2013/09/06 第6ステージに突入10月頭に地震
2013/10/01 10月頭の予測は「誤解」!発生は中旬予定
2013/10/10 11月中旬に延期の可能性
2013/10/17 11月17日予定もしくは「第7ステージ」への突入
2013/11/18 外れたことを正式に謝罪。第7ステージへ移行を示唆
2013/12/09 「1月初旬」もしくは第8ステージ突入
2014/01/28 3月5日~11日
2014/10/21 2015年2月中旬にM7~8(テレビで報道)


2013年の8月に夕刊フジが報じたころから徐々に串田氏の研究は話題となってきた。
ということでこれら地震予知を信じるか信じないかは皆様しだいだ。

(ライター:Take)

   

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コメント
 
01. 2014年12月08日 01:20:25 : Z7g8NqAJ9M
近畿でM7.8の地震予知「串田氏」、発生時期2月→5月に延期と発表
2014年12月07日20:04
http://www.yukawanet.com/archives/4789962.html


    
02. 2014年12月08日 12:36:34 : nJF6kGWndY

>地震予知を信じるか信じないかは皆様しだい

まともな人は、誰もこんな無意味な予知など信じないだろう

淡々と備えるだけだ


    
03. 2014年12月09日 12:11:08 : w3M1BHSquE
ほとんどオカルトまがい としか言い様は無い まあ、こうやって ずうっと延長し続けていれば
いつかは必ず当たるのかもしれないけれど、これほどまでに徹底的に外しまくってしまったからには
たとえ当たったとしても それは唯の偶然、“下手な鉄砲なんとやら”と言う事でしょう

それにしても、タブロイド紙なんて こんなオカルトネタぐらいしか ネタが無いんですね^^;
芸能人の下半身か オカルトネタか 安っぽい陰謀論ぐらいしか扱えないんでしょうな
取材費というものが、ほとんど無きに等しい貧乏所帯が目に浮かぶなぁ。


    
04. 2014年12月09日 21:40:52 : S3zee9Xbzo


  獣医の教授が、アリの生態で地震の予知もしてる

   一ヶ月前には、巣の外に出る・・・

  牛では、一ヶ月前には、乳の量が3割ほど減る・・・

 ===
       犬や猫では、一日前にしか変化しない。カラスも一斉に消えてしまう・・・

    だから、総合的に判断すればいいのに・・・、

       こういう人たちが組合でも作れば・・・、中国は数多くの動物でデータ集めをしてる

===
    動物は、人間以上に、ラドン、電磁波、CO2、低周波・・・などに敏感なので、
    様々な行動に現れる・・・

    ・・・ところが断定できていれば、これからは震災まみれなんだから、研究費を増やせばいい

    アホノミクスで米国債を50兆円も買ってる場合じゃない・・・

   *    *    *    *    *    *    *    *    *    *   *

 ◆10回に1回も当たれば、その1回でも付近の人間は犬死、

  犬死したくなきゃ、そろそろの地域の人間は、とっくに備えが出来てなきゃ、犬の脳=犬死

 *    *    *    *    *    *    *    *    *    *   * 

  やっと、正常な気象に戻りつつある日本、過去の温順な気象こそが【異常気象】と分からないのは、

   脳が犬だから、犬死する・・・だろうに・・・、残念・・・・

 *    *    *    *    *    *    *    *    *    *   *   


    
05. 2014年12月10日 11:57:07 : nJF6kGWndY

>>04 10回に1回も当たれば、その1回でも付近の人間は犬死

実際は、死ぬような巨大地震は10回に1回どころか、100回に1回も当たらないのは

この掲示板を見ていても明らか

つまり、巨大地震が来ても、最低、死なない程度の備えがあれば十分であり

予知に怯えて、毎回、逃げるような愚かな行動は無意味だろう

とはいえ、イベントとして楽しみたい人は好きにすると良いだろう

以上は「阿修羅」より

それなりの兆候が出ており念のため注意が必要です。        以上

2014年12月23日 (火)

キッシンジャー博士の「勢力均衡論」が再び注目され始める

キッシンジャー博士が、米国共和党「中間選挙」大勝利で復活して以来、「勢力均衡論」が再び注目され始める

2014年12月18日 07時04分33秒 | 政治
◆米国の国際政治学者ヘンリー・キッシンジャー元国防長官(1923年5月27日、ドイツ国、バイエルン州フュルト生まれ、ヒトラーの反ユダヤ主義から逃れるため一家で米国に亡命、帰化し、1973年ノーベル平和賞=受賞理由・ベトナム戦争の和平交渉)の外交理論である「勢力均衡論」が、再び注目され始めている。
 キッシンジャーの外交理論は、「ソ連・欧州・日本・中国・アメリカの五大勢力が相互に均衡を保つことによって世界の安定を図る必要がある」(ハーバード大学大学院で、1954年にウィーン体制についての研究で博士学位を取得。その後の100年間 欧州で大きな戦争が防がれた国際秩序がどのようにして作られたかを論じ、その要因の一つとして、敗れたナポレオンのフランスに対して、メッテルニヒやカスルリーらが、懲罰よりも力の均衡の回復を重視)というものであった。カーター大統領時代の1979年、ソ連軍がアフガニスタン侵攻・イラク戦争を機に新保守主義(ネオコン)が台頭、レーガン政権下ではラムズフェルドやウォルフォヴィッツなどによってキッシンジャー路線は否定された。
◆日本については「経済大国である以上政治・安全保障両面でも大国として台頭しようとする欲求を持つだろう」という見方を一貫して示している。1971年に周恩来首相と会談した際、「瓶の蓋」論を披歴した。これは「日米安全保障条約に基づく在日米軍の駐留が日本の軍国主義回帰を抑えており、同盟関係を解消すれば日本は手に負えない行動を取り始める」「将来日本が政治的に台頭する」と予測。2008年1月、東京テレビ番組「日高義樹のワシントン・レポート」のなかで、「日本は10年後に強力な軍隊を保有しているだろう」「日本の憲法改正や核武装は、日本が決めることだ」と発言しながら、強い警戒感を示した。
 この杞憂は、2012年12月26日、第2次安倍晋三内閣成立以降、現実のものになってきている。安倍晋三首相が、自民党日本国憲法改正草案(2012年4月27日決定)に基づき、第9条全面改正=国防軍創設をはじめ、武器輸出の大幅緩和を目指していることが明らかになっているからだ。日本が、日米同盟を強化しようとしているばかりでなく、これを乗り越えて、独自に軍事行動を展開できる能力を充実してきているのをキッシンジャー博士は、先刻承知しているのだ。これは、北東アジアの外交軍事的均衡を打ち破る恐れなしとしていない。
◆ところで、キッシンジャー博士の「勢力均衡論」が、再び注目され始めているのに即応して、ロシアのプーチン大統領が、キッシンジャー博士を高く評価している。中国の習近平国家主席の意見と並んで、キッシンジャー博士の言うことも素直によく聞くという。
 韓国の朴槿恵大統領は、「韓国大統領直属の統一準備委員会」にキッシンジャー博士の招聘を検討しているという。キッシンジャー博士が、朝鮮半島問題にも造詣が深く、北朝鮮側も訪朝を希望したことで知られているからだ。
 北朝鮮の金正恩第1書記=元帥は、ロシア政府から2015年5月に開催する戦後70周年記念行事に招待されているという。実現すれば金正恩第1書記が2011年に事実上の最高指導者になって以降、初の外国訪問となる。
【参考引用】朝日新聞DIGITALが12月17日午前3時1分、「金正恩第1書記、訪ロの可能性 来年5月、初外遊か」という見出しをつけて、以下のように配信した。
 「2014年 ロシア政府が来年5月の戦後70周年記念行事に、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記を招待したことがわかった。正恩氏側は特使をモスクワに派遣して訪ロを打診しており、実現すれば正恩氏が2011年に事実上の最高指導者になって以降、初の外国訪問となる。ロ朝関係に詳しい複数の外交筋が明らかにした。ロシアは来年の対独戦勝利記念日の5月9日に記念行事を計画しており、正恩氏を招いたという。実現すればプーチン大統領と会談するとみられる。ロシアは、ウクライナ問題で北朝鮮の支持を得ているほか、ガスパイプライン敷設で韓国への輸出拡大に向け、経由地の北朝鮮の協力が不可欠とみて、関係を急速に深めている。北東アジア情勢での発言権を増す狙いもある。(北京=倉重奈苗)」

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
米国の世界的に有名な超大物の知日家が、自民党に「小沢一郎総理大臣の誕生」を指図とは、一体、だれなのか?

◆〔特別情報①〕
 米国が自民党に「小沢一郎総理大臣の誕生」を指図し、自民党関係者とともに実現のためのシナリオを描いているという。米国とは、第1義的には最高の地位にいるオバマ大統領のことを意味している。だが、オバマ大統領ではなく、自民党に最も政治的影響力を発揮できる「知日家たち」で、このなかに世界的に有名な超大物の知日家が存在しているという。それは一体、だれなのか?
以上は「板垣英顕氏」のブログより
歴史は左右に揺れ動きながら流れるものです。日本の極右の流れも行き過ぎ修正されつつあるようです。石原氏の落選も歴史の流れです。            以上

ロンドンの金市場が崩壊中?株式市場も崩壊中?年金は?

ロンドンの金市場が崩壊中?株式市場も崩壊中?年金は?

日本や世界や宇宙の動向さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/51946114.html
<転載開始>
金融関係の記事はいつも難しいと感じます。専門家ではありませんので分からない用語だらけです。私の訳、ちょっと変かもしれませんが。。。お許しください。
金融や貴金属市場の知識が少しでもある方なら、原文を読むだけで理解されるのかもしれません。

どうやらロンドンの金取引(市場)が崩壊したようです。提供する金がないそうですから。。。
それに株式市場も怪しい動きです。最近、世界中の株価が下落しています。
ユダヤ金融資本のお気に入りの安倍総理(塩崎大臣も)は、年金資金の運営をイルミナティのゴールドマンサックスなどのグローバル犯罪銀行に委託するとロンドン金融街で約束したのです。
安倍政権下で国民にきちんと渡さなければならない年金を株投資というギャンブルに使い、ギャンブルに失敗すると大損することになるため国民に渡す年金がなくなるかもしれない状況をつくろうとしています。
何しろ政府はイルミナティのユダヤ金融資本(極悪犯罪集団であり世界から嫌われている)に日本国民の年金資金を使わせるのですから。。。これは非常に危険なことです。

そして、その株式市場が崩壊寸前です。国民の年金がユダヤ金融犯罪組織に手渡される前になんとかしなければ国民の年金が彼らに強奪されてしまいます。
日本の新自由主義者たちを日本から追放しなければなりませんね!!何しろユダヤ金融犯罪組織はもはや日本しか狙える国がなくなっているのです。BRICSも彼らを相手にしていません。
日本は今でも彼らのご機嫌をとり続けています。なぜなら日本の政治家には彼らに対抗する力も知恵もないからです。怖気づいた小心者集団が日本政府です。
政府は日本国民の年金や生活を大切にするよりも、ユダヤ金融犯罪組織の願いを叶えてあげようとしているのです。それとも年金資金の株投資がそんなに素晴らしいことだと思っているのでしょうか。
このように、世界一大馬鹿者で売国奴で似非日本人でグローバリストでNWOの悪魔崇拝者らを尊敬している洗脳ロボットが日本の新自由主義者たちなのです。
安倍総理も塩崎大臣もあまりにも無責任すぎます。外交ではうまくやっているようですが、その見返りにユダヤ金融資本に日本国民の年金資金を自由にお使いくださいと約束したのですから。。。
新自由主義者としてユダヤ金融資本の後をついて行く政治家や経済学者は数十年も時代遅れです。彼らはユダヤ金融資本に騙され続け、日本国民の生活を破壊しようとしています。
今回の選挙ではユダヤ金融資本から日本を守ってくれそうな有望な候補者が殆どいません。。。

http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E6%96%B0%E8%87%AA%E7%94%B1%E4%B8%BB%E7%BE%A9
「新自由主義
(しんじゆうしゅぎ)別名:(自然界の掟に任せた)弱肉強食主義とは、世界中に蔓延している病、政府に管理された市場経済という現状を打破するべく生まれた、真の資本主義である。

いうまでもなく全ての問題は見えざる神の手によって解決するのである。(フリードマンやハイエクなどの偏執狂による妄想)

そもそも事の発端は、20世紀初頭の大恐慌の際にニューディール派によって生み出された、資本主義を骨抜きにする政策にある。つまり、教育制度・医療制度や社会福祉の整備は国が行うべき、などの非効率的な姿勢の上にある政策が、自民党への公共事業とワイロの温床として市場経済の健全な発達を抑える障害と成っていたことに尽きる。そのケインズ主義的な現状をを打破するべく新自由主義は捏造され、BRICsなどの例外的な発展を実現する事に成ったのである。なお日本を代表する新自由主義者には、竹中平蔵小泉純一郎菅直人渡辺喜美池田信夫堀江貴文宇野常寛飯田泰之芹沢一也荻上チキなど星の数ほどの多数のお笑い芸人やピエロたちがいる。」

http://kingworldnews.com/kingworldnews/KWN_DailyWeb/Entries/2014/12/12_Maguire_-_Banks_Panicking_As_London_Gold_Hub_Implodes.html
(概要)
12月12日付け:

キングワールドニュース:
ロンドンの金属トレーダーのアンドリュー・マグワイア氏によると。。。
現在、ロンドンのゴールド・ハブ(金の取引の拠点)がついに崩壊しました。そのため、ブリオンバンク(欧米の貴金属取引を幅広く行う銀行)がパニックを起こしています。パニックを起こしているのはブリオンバンクだけではありません。

ペイパー市場(SDRのこと)は幻想に過ぎません。巨額のテコ入れにより、実物市場が思ったよりも長く維持されてきました。しかし今、重大な局面に入りました。

このような状況になることは分かっていました。ペイパー市場と実物市場はともに崩壊しています。なぜ2014年末にこのようなことが起こったのでしょうか。これまで通りのやり方(不正操作)でなんとか市場を維持することができなかったのでしょうか。今回も再び上辺だけ問題を切り抜けたように見せようとするのでしょうか。

金や銀の投資家はこれまでジェットコースターに乗っているような状況でした。たった今、部分準備金融制度が終焉したのです。
ペイパーゴールド(SDR)市場やペイパーシルバー市場は完全に崩壊し、回復不可能な状況に陥りました。

これは2週間前(12月の満期)のオプション関連の洗浄がきっかけでした。手だてがなくなり危機に瀕したのです。2015年は貴金属市場にとって「輝かしい」一年になるでしょう。

あまりにも長い間、実質供給と需要方程式が誤って伝えられてきました。その結果、この通り、取り返しがつかないほどのダメージを市場に与えたのです。
ロンドンのホールセール市場(大口取引)は$280辺りで取引されたとき(10年以上続いた上げ市場が始まる前)よりもさらに酷い状態です。

現在のホールセール市場の状況を見ても、ロンドン市場(ブリオンバンクのハブ)にはすぐに供給できる金が不足しているのです。これは2001年や2008年よりも深刻です。

中略

今後、長期にわたりシステムのリセットが起きるでしょう。巨額のネイキッドショート・デリバティブと頼みの綱の実質市場との間が切り離されつつあるためロンドン市場が崩壊しています。

ペイパーマーケットが行き過ぎたのです。ホールセールマーケットがデリバティブのポジションをバックウォッシュし始めています。これは大きすぎて潰せないブリオン銀行にとって危険な兆候です。

熔岩が町を消し去った

 




2014年12月11日


溶岩が町を消し去った : アフリカ西沖合いにあるカーボベルデ共和国の火山噴火により2つの町が完全に溶岩に飲み込まれる

Volcano-Cape-Verde.gif

▲ 2014年12月10日のスミソニアンより。


小さな島々からなっているアフリカ沖の「カーボベルデ共和国」という国のうちの島のひとつであるフォゴ島という島にあるフォゴ火山で噴火が発生し、

「噴火による溶岩が、2つの町を完全に飲み込んだ」

ことが報道されています。

上の報道では、町が残っていますが、これがどうなりましたかというと、下のようになったのです。

Cape-Verde-2.jpg
The Conversation


噴火が始まったのは、11月22日のことで、それ以来、溶岩を噴出させていたものが、ついに2つの町を完全に飲み込んでしまったのでした。

溶岩は現在も下のように、町を焼き尽くした後も流れ続けています。

Cape-Verde-3.jpg
Wired


ところで、この「カーボベルデ」という国名は、初めて聞く国名で、場所もよくわかりません。

調べますと、地球規模では下の位置となるようです。

Cape-Verde-map1.gif


そこに下のような島で構成されている国で、その中の「フォゴ島」で今回の出来事が起きました。

Cape-Verde-map2.gif


スミソニアンによりますと、このフォゴ火山が最後に噴火したのは 1995年のことだそうですが、今回は噴火の規模が非常に大きく、住民 1200人が避難した上に、溶岩が「島全体に流出していく」というおそれもあるのだそう。

現在までに2つの町が完全に溶岩に飲み込まれ、住宅、教会、学校なども「消えてしまった」とのことです。

1995年の噴火の際には、噴火は 56日間続いたそうですが、今の規模の噴火がそのように続いた場合、フォゴのような小さなコミュニティは壊滅的な影響を受けることになると報じています。

以前、

ハワイ島プナ地区でキラウエア火山噴火の溶岩による初の住宅被害が発生
 2014年11月16日

という記事で、ハワイ島にあるプナ地区パホア村へのキラウエア火山の溶岩の流出によって住宅が少しずつ焼失していることをご紹介しましたが、そちらも進行中であることが報道されています。

火山噴火による実質的な被害に関する報道が増え続けています。
以上は「来たるべき地球のかたち」より
今、世界で噴火している火山は従来の噴火より規模が違います。歴史的噴火となるケースが多くなっています。                                        以上

確証が進むパンスペミア仮設

2014年12月09日


確証が進むパンスペミア仮説 : 「DNAの大気圏突破の熱と衝撃に耐えられるか」というロケット打ち上げ実験が行われ、DNAは無事に「生還」


dna-top.jpg
CoEXIST



「DNAが宇宙から地球の大気圏内突入に耐えられるか」を確かめる実験が行われていた

先日、タイトルだけ読むと、英語だろうが、日本語にしようが、どうにも意味のわからないタイトルの下の科学論文が掲載されました。

dna-return-01.gif

▲ 2014年11月26日の科学雑誌 PLOS ONE より。

直訳といっていいのか、そういう感じなのですが、それにしても、この「地球の大気圏に突入後のプラスミドDNAの機能は活性。弾道宇宙飛行実験のための新しいバイオマーカー安定性アッセイ」という日本語は、自分で書いていて、まるで意味がわかりません。

このページにはその論文の概要が載っているのですが、それも難解ではありながらも、おぼろげにわかるのは、実験の主旨は、

DNA が大気圏突破の熱と衝撃に耐えられるか?

ということを試すための実験だったようで、そのために DNA を載せたロケットを宇宙空間まで飛ばして地球の大気圏に再突入させて、DNA を回収するという、なかなか大がかりな実験ですが、その結果、

地球の大気圏に再突入し、地上に戻った後、 DNA の何割かは生存して回収され、その後も活動を続けた。


ということ結果となったようです。

つまり、「 DNA は大気圏突破の際の熱を耐えた」ということになるようです。

日本語で記事になっていないか探しますと、ロシアの声に、内容は大ざっぱながら紹介されていました。

DNA、宇宙旅行を生き延びる可能性あり
ロシアの声 2014.11.30

チューリッヒ大の研究グループによれば、DNAは宇宙空間という過酷な環境を生き延びるばかりか、大気圏突入後も生存し、活動することが出来る。

低軌道へのロケット発射実験でこうした結果が得られた。地球の生命の起源や、地球の生命の異星への拡散の可能性といった問題に大きな影響を与える可能性がある実験結果だ。

ロケット「テクサス49」が、北極圏内にあるキルンのエスレインジ発射場から打ち上げられた。


下が実験で使われたロケット「テクサス49( TEXUS-49 )」の構造と、カプセル群のようです。

DNA大気圏突入回収実験に使われたテクサス49

dna-cupsle.jpg


論文に掲載されたグラフのひとつ

dna-recov.png
PLOS ONE

上のようなグラフはいくつかあり、細かい数字の意味はわからないですが、多分これは、ロケットの部位による DNA の回収率を示しているもののよようです。

詳しい率や部位はともかくとしても、どの部位でも、10数パーセントから20数パーセントの DNA が大気圏突入後に回収され、そして、それらは地球に帰還後に「また活動を始めた」ようです。

これは DNA のサイズを考えると納得のできることではあり、やや長くなるかもしれないですが、少し書かせていただきます。



DNA は宇宙空間を旅するのに最適な生命物質

私は「すべての地球の生命は宇宙空間から地球に侵入して進化した」とするパンスペルミア説の支持者でして、その地球の生命の「進化」もまた、宇宙からやってきたウイルスやバクテリオファージといったような、生物の細胞を根本的に変えてしまうような働きを持つものによって起きると思っています。

もちろん、これはフレッド・ホイル博士の説を代弁しているだけで、私のオリジナルの部分などはひとつもありません。

しかし、「宇宙空間から生命が地球内に入る」ためには、地球の大気圏の突破という非常に過酷な条件をクリアする必要があります。

なぜ大気圏突破が過酷かといいますと、宇宙空間は基本的に真空ですので、移動する物体は、無抵抗に加速していきますので、ものすごい速度となります。

宇宙空間を移動する物質の速度は「秒速」何キロメートルという、とてつもない速さで移動します。抵抗がないので、大きな物体でも小さな物体でも基本的には同じはずです。つまり、DNA や細菌のような微小なものでも、そのような速度で宇宙空間を移動します。

その勢いですと、まずは大気のない惑星、たとえば「月」のようなものと衝突した場合は、完全に破壊されてしまい、微生物だろうと  DNA だろうと、分子サイズまでバラバラになってしまいます。そして、惑星自身も、壮絶な速度で自転しているわけで、その衝突の破壊力はかなりのものです。

ですので、大気のない星に形が残る姿で生物が着地することは不可能だと思われます。

着陸できるとすると、地球のような大気のある惑星ですが、それでも、大気圏を突破する際には、すさまじい熱を発します。

これに関しては、4年以上前のクレアなひとときの、

地球の成り立ち:宇宙はすべて生き物からできている
 2010年05月09日

という記事の中に、1986年に英国カーディフ大学でおこなわれた「大腸菌の過熱実験」の際の風景を、私が臨場感たっぷりに小説風にしたもの(苦笑)がありますが、そこから抜粋します。

地球大気に秒速 10キロのスピードで物体が突っ込んできた場合、その摩擦熱は物体の大きさ(粒子の直径の4乗根)と比例する。

その場合、物体が針の先くらいのものでも、摩擦温度は 3000度に達し、ほとんどの物質は残らない。あるいは生物なら生き残ることができるものはいないはずだ。

可能性があるとすると、それより小さなものとなる。

たとえば、細菌やウイルスくらいの大きさの粒子なら、突入した際の摩擦温度は約500度となる。

摩擦で加熱される時間は約1秒間と推定される。

この「1秒間の500度の状態」を生き残ることができない限り、生物は彗星に乗って地球に侵入してくることはできない。


というわけで、フレッド・ホイル博士とチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士たちのチームは、「大腸菌の1秒間の、500度での過熱実験」を続けるのです。

そして、大腸菌たちはこの実験をクリアしました。

大気圏突入の際の熱の高さは、上の文章に、

> 物体が針の先くらいのものでも、摩擦温度は 3000度に達し

となり、つまり私たちが目視できるような大きさのものでは、摩擦熱が大きくなりすぎて、それに耐えうる生物は存在しないと思われます。逆にいえば、サイズが小さくなればなるほど摩擦熱は少ないですので、宇宙から地球にやってくるためには「小さければ小さいほど好都合」なのです。

ところで、大腸菌とか DNA の大きさってどのくらいなのかといいますと、そのあたり、私も曖昧でしたので、調べてみますと、下のような大きさの比較となるようです。

bacteria-dna.gif
ナノテクノロジーと医療

大腸菌が 0.001ミリくらいで、 DNA に至っては 0.000001ミリとかいう、もうよくわからない小さな世界なわけです。

実際には、DNA は 0.000002ミリくらいらしいですが、そのあたりの誤差はともかくとして、すごいのは、この非常に小さな DNA の螺旋を全部伸ばしますと「 DNA の長さは2メートルにもなる」のですよ。

イメージとして考えますと、まず、細胞と細胞核があります。

私の頭脳に応じて、ここでは「小学生のための理科の王国 - DNA ってなあに?」から説明をお借りいたしますと、

細胞の一つの大きさは、0.05 mmくらい、核の大きさは0.01 mm くらいといわれています。


ということで、下のようになっています。

cell-dna-01.gif


イメージとしては、毛のようにもわもわと描かれているのが DNA のあるあたりということでいいのだと思われます。そして、ひとつの細胞に含まれすべての DNA を繋げるとすると下のように、2メートルにも達するそうなのです。

dna-2.gif
DNA がもつれないわけとは?


つまり、DNA は非常に小さい存在であるにも関わらず、長さにすれば、細胞の数万倍の長さを持つというもので、それだけにすさまじい情報量を小さな直径の中に収められるのかもしれません。

そして、小さければ小さいほど、大気圏突入の際のダメージが少ない。
すなわち、DNA は宇宙空間の惑星の大気に突入するのに最も適した「生命パーツ」であること。

そして、それ( DNA )が私たち人間を含めた、ほぼすべての生命の根幹をなしているという事実。

何というか、もうやはりこれも一種の「奇跡」であると思います。

そして、今回、その DNA の大気圏突入実験が成功したということのようですが、このような実験を試みるということそのものに、「 DNA が宇宙からやってきた」と考える科学者の意志を感じます。

考えてみると、最近の無人宇宙探査の目的は、かなりの部分で、「地球の生命が宇宙由来である証拠を掴もうとしている」ものが多い気がしますし、報道でも、すでにそのこそが普通に語られています。




生命は宇宙からやって来た方向で固まりつつ科学界

フレッド・ホイル博士の存命中は理解を得られなかった「地球の生命が宇宙からやって来た」ことについて、今ではどのような見解になっているのかというと、それは最近の報道のタイトルを見てもわかります。

先日打ち上げられた日本の「はやぶさ2」のミッションも「生命の起源を探る」というように、明確に記されている報道が多いです。

「はやぶさ2」 生命の起源探る壮大な旅だ
読売新聞 20104.12.06

生命の起源に迫る手がかりはつかめるのか。

小惑星探査機「はやぶさ2」は、3日に打ち上げられて以来、順調に飛行を続けている。目指す小惑星「1999JU3」には、2018年夏に到達する。地球への帰還は20年暮れの予定だ。成果を期待したい。


あるいは、欧州宇宙機関( ESA )の探査機ロゼッタが着陸した彗星チュ……。

まあ、名称不明(勝手に名称不明にすな)のあの彗星にしても「生命の起源」とタイトルにつく報道が当時多くありました。

下はスイス・インフォの報道ですが、もう記者は「チュリ彗星」で済ませていますので、このあたりの表記でもOKのようです。そして、この記事の冒頭には「水と生命がどこから地球にやってきたのかが今解明されようとしている」とあります。

swiss-3.jpg

▲ 2014年11月10日の Swissinfo 「チュリ彗星に探査機着陸か?生命の起源もやがて解明?」より。


また、ロシアでも「ビアンM」という人工衛星と「フォトンM」という人工衛星に、さまざまなバクテリアを積み、宇宙のフライトから大気圏突入の実験を行っています。

vor-photon.jpg

▲ 2014年12月1日の「ロシアの声」より。


この記事には下のように、実験の詳細が記されています。

ロシアの研究グループは生命外来説の真偽に実験によって迫ろうと試みた。

昨年、宇宙に向け、「ビオンM」衛星が打ち上げられた。その外壁には様々な微生物をつめたコンテナーが備えられた。

衛星は軌道上で30日を過ごし、地球に帰還。調べてみれば、全ての微生物のうちで、生き残ったのはわずか一種類のみであった。しかしその一種類は、大気圏突入時の、摂氏数千度という高温を耐え抜いたのだ。


と、ここにも、フレッド・ホイル博士が 1989年に行った実験を裏付ける、

> その一種類は、大気圏突入時の、摂氏数千度という高温を耐え抜いたのだ

というくだりがあります。

また、上の記事には、

ロシア人科学者、アレクサンドル・スプリン氏は、長年にわたり、リボ核酸の研究を行っている。リボ核酸、それは三つある基幹的高分子のうちの一つであり、あらゆる生命体の細胞内に存在するものである。

氏は、その分子がどうやって発生し得たのか、を研究しつづけ、ついに、地球環境ではそれはどうやっても発生し得なかった、との結論にたっした。すなわち、生命は宇宙から来たとしか考えられない、と。


などというような記述もあります。

いずれにしても、多くの科学者たちが、「地球の生命」がどこからやってきたのかということについて、ほぼ「宇宙から」という方向で結論付けている雰囲気が最近はあります。

しかし必要なのは「確証」です。

たとえば、「 DNA が地球の大気圏の突破をなし得た」という結果が、「地球に宇宙から DNA が運ばれている」という推論を確証できるものではありません。

じゃあ、どのようにすれば確証が得られるのかと考えますと・・・てへッ(何だ?)

それを確証する方法は多分、「存在しない」と思います。

その確証には、

生命の発生源
生命の運搬ルート


にまで遡ることを余儀なくされることであって、そんなことを証明できるとも思えないのです。

ふと思ってみれば、晩年のフレッド・ホイル博士は、仏教にでも帰依していたのか、やたらとブッダの言葉を引用していたりしました。

もしかすると、自分が人生を賭けて研究し続けた「パンスペルミア説」というものが、ホイル博士本人が「科学的に納得できる」形で証明されるということがとても難しいことであるということがわかってしまったのかもしれません。




宇宙時代の区切り、あるいはひとつの終焉に進む中で

ホイル博士は晩年の著作で、

「無限の宇宙が存在する」

というブッダの「宇宙の無限と永遠性」について述べていますが、計算式上ではともかく、「永遠」を実験的、あるいは実証的科学で証明することは難しいことだと思います。

もちろん、私は科学とか計算式の詳しいことはわからないですが、もし「計算」でそれが可能だとしても、誰にでも現実にわかる形として証明することは難しいことだと思います。

あと、「宇宙探査の時代がひとつの節目を迎えているという感じがする」ということもあります。

最近の、

太陽系の宇宙線量が異常に増加している : 仮にオリオンが 2020年代に有人火星ミッションをおこなった場合「 300日」で宇宙飛行士たちの身体は被爆の限界値に達する
 2014年12月08日

という記事などでも書きましたけれど、今後、太陽活動が低下し続けた場合、太陽系の宇宙線の量は増え続け、有人宇宙ミッションが厳しい状態にさらされる可能性があります。宇宙線の量が極端に増え続ければ、無人探査機への影響も出て来るかもしれません。

あるいは、宇宙ミッションは、各国の経済状態とも関係します。

もしも、ですけれど、今後、先進国などで途方もない経済崩壊が起きたような場合は、もはや宇宙探査や開発どころではなくなるはずです。

そんなような経済崩壊が来るのかどうかは私にはわかりません。
でも、そのような意見は根強くあり続けます。

そういうことも含めて、あらゆる面で、私は「宇宙時代はひとつの区切りを迎えた」と感じています。
あるいは「宇宙時代の終焉」といってもいいのかもしれません。

そういう時に、次に何が大事か、ということのヒントを、最近、うちの子どもが図書館で借りて家で読んでいた子ども本の最後の1行で知りました。

それは、ロバート・フローマンという人の書いた『もっとはやいものは - スピードの話』という絵本の体裁のものでした。

読んだ後に子どもが、

子ども 「おとうさん、1番早いものは何だったと思う?」
わたし 「ま……いきなり答えを言ってしまうのも悪いが、光」
子ども 「そう思う?」
わたし 「え? そうじゃないの」
子ども 「じゃあ、読んでみて」


と本を渡され、そのページには以下のように書かれていました。
すでに「1番早いものは光」と書かれていた後の下りです。

『もっとはやいものは - スピードの話』最終ページより

宇宙船が、光ほどのはやさでとぶとしても、太陽にいちばんちかい恒星にたどりつくのに、4年以上かかるだろう。

けれども、あっというまに、その星にいける方法がある。

世界一よく見える望遠鏡でみわたせる宇宙のはしから、光がとんでくるのに、何十億年という年月がかかる。

ところが、あなたの心のなかでは、あっというまにそのくらいの距離を、それどころかもっと遠くまで、とんでいくことができる。

あなたの考える力、想像する力は、いつでも、どこでも、すきなところへ、すきなはやさで、いくことができる。

あなたの想像力は、なによりもいちばんはやいのだ。


なんという真理!

目からうなぎ(こわいわ)。

もし、物理的な宇宙時代が終わった時には「あなたの想像力は、何よりもいちばんはやいのだ」という言葉を思い起こしたいと思います。


以上は「IN DEEP」より
生命は宇宙からというのが通説です。地球も宇宙の中の一つの惑星です。  以上

2014年12月22日 (月)

ルーブル崩壊を渇望する連中が余震から免れられるわけではない

ルーブル崩壊を渇望する連中が、余震から免れられるわけではない

公開日時: 2014年12月17日 01:25


RIA Novosti / Vladimir Sergeev

ロシアは“教科書通りの”新興市場危機に耐えている。これをほくそ笑んだり、空想的な根拠を考え出したりするのは、経済に無知な連中か間抜けだけだ。残念ながら、我々は、多くのマスコミ人士や評論家連中が、この両方の範疇に当てはまるのを学びつつある。

まずは降参。ある人物が昨日、ソチでのパニックを想像したが、彼はロシア人ではなかった。この私だ。この体験は、ツイッターがどれほど非生産的かという適例としても役立つだろう。極度に活発な書き込みを読んで、ルーブルが容赦なく下落する中、恐怖が街路を襲っているだろうと想像したのだ。

私が知る限り、有名な海岸パーティ区域からそう遠くないソチの繁華街にユーロとドルで引き出せるATM装置が一台ある。過剰なツイッター情報を鵜呑みにして、長い行列か、装置が故障しているかのどちらかを予想していた。現金自動支払機は、人が一番お金を必要としている時に動こうとしないという悪習がある。ところが、この装置は動いていた。

外に行列はなかった、アイスクリームを食べている若いカップルと(温度は17度だった)、無人の自動車数台だけだった。支店内には、4人の職員と、2人の客がいた。パニックは皆無で、軽度の動揺すらなかった。

とは言え、海岸に近い両替所では、店を仕切っている男が、ユーロとドルが無くなったと私に言った。“今朝、男の人が膨大な金額のお金をもってきて、すっからかんにされました。”彼は代わりにイギリス・ポンドではどうかと言ったが、私は難色を示した。“あの人もポンドは欲しがりませんでした。誰もポンドを欲しがらないのはなぜでしょう?”

比較的平穏な理由は、ロシア人が、少なくともまだ、危機を肌身で感じてはいないからだ。何カ月もの混乱にもかかわらず、価格が大幅に上がったわけでなく、店には在庫が十分ある。もちろん、この状況は、もし下落が加速すれば変わりかねない。ロシア人は、他のヨーロッパ人以上に、経済ショックにも慣れている。過去25年間で、パニックは少なくとも3回あり、最近のものは、2008年だった。

誤解に基づく念仏や、希望的観測や、人騒がせなものを抹消すれば、ロシアが新興市場危機のさなかにあるのは明らかだ。ロシアは、成熟経済ではない。共産主義終焉から四半世紀未満の、ロシアは資本主義世界の新参者なのだ。ビジネスのやり方もドイツ等に比べ、少なくとも一世代は遅れており、経験豊富な経済専門家も数少ない。

更に、多くの '新' ロシア人達は、何十年も不安定が続いた副産物として、彼らの両親達がしていたような、しっかり貯蓄する習慣を持っていない。

1999年以来、プーチンとメドベージェフ大統領の下で、ロシアの生活水準は急上昇した。この時期に、ロシア人は、ロシアの波瀾万丈の歴史に未曾有の豊かさと繁栄を達成した。国民は祖父母達には夢見ることしかできなかった様な生活水準に慣れている。もちろん、この裕福感は今や危機に瀕しており、諸条件も低下するのはほぼ確実だ。

ツイッターで多数の人々がこのことを喜んでいる。彼らの一部は、まさにロシア国民のことを案じ、助けたいふりをしている道徳心の高い連中だ。連中の他人の不幸を喜ぶ気持ちが、連中の本当の動機を暴露している。苦境時には、えてして偽の友がばれるものだ。

ワシントン・ポストが攻撃の先頭に立っている。6年前に崩壊して、世界中を道連れにした国の首都をつとめていた、あの同じワシントンだ。

ルーブルは、石油価格が急落している為、下落している。市場は資産と負債の関係がおかしいと感じている。エネルギー価格低下は、負債を支える為のドルが減ることを意味し、元金はドルを確保しようとするので、ルーブルは押し下げられる。更にロシアに前からある資本逃避の文化が下落を悪化させている。こうした物事を結びつけるのは、実際決して難しいことではない。

モスクワの中央銀行は、通貨下落を止めるための取り組みで、金利を上げ、外貨準備を使うことを強いられた。どちらの政策も、これまでのところは成功していない。この点で、何も変わらなければ、経済は自由落下へと突進するだろう。これは悲劇的な現実だ。一般のロシア人が一番苦しむことになり、金持ちは、夕食や、他の必要なものを抜くことはあるまい。もし私を信じられないのであれば、ノーベル賞受賞者ポール・クルーグマンの意見を確認願いたい。

実に明白に、きちんとした勤勉な人々を待ち受ける苦痛は、大はしゃぎはしない十分な理由になるはずだ。ところが、ほくそ笑む連中には、そのうち、更なる個人的衝撃が待ち受けているかも知れないのだ。この危機は、モスクワ・バブルで収まったままでいると考えている人々はひどくだまされている。グローバル化した世界では、当初は局所的問題の様に見えたものが、あっと言う間に、はるかに広範な伝染病になりかねない。

危機の前、ロシア経済は世界GDPのおよそ4%で、あらゆる部門、特にヨーロッパは、ロシア向け輸出に頼っていた。しかも中央アジア諸国の財政状況は、巨大な隣国の恩恵を、心配になるくらい受けている。もしモスクワが風邪をひけば、エレバン(アルメニア)やアスタナ(カザフスタン)は肺炎になりかねないのだ。


RIA Novosti / Valery Melnikov

ウクライナ、モルドバやグルジアの様な貧困な国々は、ロシアの労働市場を、こうした国々の失業者の圧力調整バルブとして頼っており、彼らからの送金は必要不可欠だ。ヨーロッパのより豊かな国々では、数例あげれば、ドイツ自動車製造企業の一部、イタリアの服飾デザイナーや、フランスの小売業者等はロシアに支えられている。中国とて完全無罪放免になるわけではない。

ダブリン、トリニティー・カレッジの経済学者コンスタンチン・グルジエフ博士はこう言っている。"2015年、ロシアの財とサービス輸入は、12から15パーセント縮小する可能性が高いが、この効果の多くは、伝統的にヨーロッパから輸入される資本財と消費財の減少によるものだ。おまけにオーストリア、イタリア、フランスやイギリスの、ロシアへの金融リスクは高まっている。ここ数カ月、バランスシートが多少強化されたかに見えるヨーロッパ銀行にとって、自分達の資産に対する更なる不利な衝撃など考えたくもないだろう。

"もしロシアが資本規制を選び、および/あるいは、2015年早々に支払い返済期限が来る、膨大な負債の返済繰り延べをすれば、ロシアの銀行や資金調達の多くが、ヨーロッパで引き受けられていたのだから、ヨーロッパ金融体制は、もう一つの衝撃を受けることになる" グルジエフ博士はそう警告している。

ロシア中央銀行は、資本規制の導入を強いられる可能性がある。これは、少なくとも部分的には、企業が家計の、更なるルーブル処分を防ぐだろう。しかし、そのような施策は経済を更に縮小させることになろう。

国際金融に対し、身の丈にあわない影響力を持った欧米諸国による経済制裁が、依然課されたままなので、他の様々な是正措置をクレムリンはとることができないのだ。

ロシアの経済停滞は笑い事ではない。ロシア中傷する最大の連中にとってすら、浮かれ騒ぐ理由にはならない。“よく考えてから願え。かなってしまうかもしれないのだから…。”ということわざが思い出される。現在の出来事には何ら愉快なことなど皆無で、この影響を受けずに済む国など、たとえあるにせよ、ごくわずかだ。

石油価格崩壊の衝撃を感じているのはロシアだけではない。ベネズエラは騒動でかき乱され、生活必需品さえ不足で苦しんでいる。中東は、自国経済を守る為、高い原油価格が必要な国々でぎっしり詰まっている。この地域での更なる価格変動は、パンドラの箱を開けることになるだろう。

きわめて単純な経済学からして、ロシアや他の石油豊富な国々が、金融的に危険な状態からできるだけ早急に逃れることで、世界中の全員が恩恵をうけるのだ。自分は一般市民を優しく心配しているのだと言いながら、その不幸を願うほど、ロシア現政権を嫌悪してほくそ笑んでいる連中でさえも。こうした連中は、ロシアの何も、誰も、気にかけてなどいない。連中は自分の狭い狙いしか気にかけていない。

ブライアン・マクドナルドは、ロシアに本拠をおくアイルランド人ジャーナリストで、ロシアとその後背地と、国際地政学を専門とする解説者。

本コラムの主張、見解や意見は、もっぱら筆者のものであり、必ずしもRTのそれを代表するものではない。

記事原文のurl:http://rt.com/op-edge/215031-russian-ruble-crisis-aftershocks/
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小選挙区制度、二大政党には全く興味がない。次期党首選挙にもまったく興味皆無

パキスタンで、TTP(パキスタン・ターリバーン運動)が生徒を大量殺戮した。140人?

日本では、売国奴が導入するTPPによる宗主国企業攻撃が、ありとあらゆる日本人に情け容赦なくのしかかる。ほぼ永遠に。ロシア通貨下落を笑っている人々も、TPPで泣きをみるだろう。国家戦略特区も同じこと。

原文で、筆者ブライアン・マクドナルド氏は、様々なTwitterを挙げている。
残念ながら、小生、それを、このブログにうまく貼り付けることができない。
お手数ながら、皆様各自、原文確認をお願いする。

神仏の様に尊敬している知人から、最近読むようお勧めいただいた本が何冊かある。数冊は実に不思議なご教示。一つは本田靖治の『我、拗ね者として生涯を閉ず』。これは何ら不思議ではないが、他の三冊、率直に言って、お勧めいただかなければ近寄るはずが全くなかった本、読むのが恐ろしい。

小生の余りに狭隘な思考範囲を超える三冊の読了後、わざわざ勧めてくださった恩人とは絶縁せざるを得なくなる可能性極めて大と恐れている。思考形態の全くの違い、参考になる場合もあり、精神的負担になる場合もある。後者の場合は、だいせんじがけだらなよさ。小生実に了見が狭い。驚くほど許容力が広い恩人には残念ながらついて行けそうもない。

そうした本、ブログで触れるか否かもわからない。基本的に、前向き、あるいは知っていただきたいと勝手に思うことを書いている。自分でいやだと思う話題を書く気力皆無。ブログ、個人の悩み・怒りを書き散らす場でないと思う。怒りはたっぷり書き散らしているが。

『我、拗ね者として生涯を閉ず』「ジャーナリストは皆読む本」と言われた記憶がある。小生、ジャーナリストでなく、ただのメタボ・オヤジゆえ必読書でないだろうが、お勧めくださったこと自体実にありがたい。おそらく、ご教示がなければ、読まなかったろう。

子供の頃、輸血用血液は全て売血だった。千住の親戚を訪れて祖父か祖母につれられ出かけた際、不健康そうな人々が列をなしているのを見た記憶がおぼろげにある。血を売って生きる人々がいるのに驚いた。売血がなくなり、献血一本に変わったのは、彼の黄色い血キャンペーンの成果と知った。読売でさえ、大本営広報部をつとめるのみならず、社会貢献した時代もあったらしい。にわかには信じがたいことだ。

記事を書くには自ら現場に入り込まなければならない。そこで彼は変装し、売血をした。変装のくだり、ジョージ・オーウェルの『パリ・ロンドン放浪記』を思い出す。後年、肝臓癌になったのは、そのとき肝炎ウィルスをもらった為らしい。

キャンペーン最後の時点で、狡猾な企業と取引をするが、企業は巧妙にアメリカの売血に転身し、後に血友病患者の方々のエイズ感染を引き起こすことになる。

読売社会部出身の彼、マスコミ批判は強烈。特にテレビ。白装束宗教を追いかける愚についてもお説の通り。この人の本を存命中に読まなかったのは損失だと思う。

結局は、日本人そのものの劣化、正論より、周りの雰囲気にあわせる性格が諸悪の根源と把握していたようだ。『我、拗ね者として生涯を閉ず』。講談社文庫 下巻の229ページを引用させていただこう。

つまり、自民党は日本人にもっともフィットした政党なのであって、社会党が凋落して、社民党へと縮小し、いまはそれさえも消滅しかかっているのも、唯一の近代的政党といわれる共産党がいぜんとして伸び悩んでいるのも、当人たちのせいもあろうが、それ以上に、日本人らしい日本人が多数をしめているからではないか。

そして、同じく下巻の243ページ

人間社会を生きる上で、欠くことができないのが社会性だが、自分さえよければいいという「無資格者」がここまではびこってしまっては、私ごときが何を説いたところで、それこそ馬耳東風である。

危険な考え方だが、愚かな民は痛い目に遭うしかないのではないか。

痛い目に遭って、後悔し奮闘し、頑張って、いつの日か貧しくとも自立を実現できるのであれば、結果的に悲惨ではないだろう。

しかし、制度的に、二度と立ち上がれない社会に変えようとしているのが、与党、官僚、大本営広報部その他諸々の体制派。さすがの本田氏もそこまで想像はしていなかったろう。化けてでもでたいとおっしゃる本田氏、お墓の中で輾転反側しておられるだろうか?

« 遺伝子組み換え生物 (GMO): 利益、権力と地政学 | トップページ

以上は「マスコミに載らない海外記事」より

「今だけ」「金だけ」「自分だけ」の時代は過ぎました。世の移りは早いものです。以上

日本は世界の最先端

daigu2.jpg
日本は世界の最先端:(旧日本の独立を目指して)
日本民族とその文化は消滅過程にあります。この状況は世界の最先端でもあります.
このブログはその打開の可能性を探る思考実験を目的としていますのでなんでもあり。

2014/12/12
ノーベル賞は知的奴隷にあたえる勲章

どうでもいいことだが

誰が賞を与えるかで権力の構造がわかる。

最高の賞は最高の権力者しか与えられない。
信長は与える領地がなくなってくると、茶道具などの「天下名物」をでっち上げて教養のない武士どもに渡した。

反乱を起こした松永弾正なんか騙されてわたされた「天下名物の茶釜」を抱いて爆死したそうだ。

(秀吉なんかルソンのたんつぼを宝物と思っていたそうだ)

で、ノーベルは偽ユダヤである。スエーデンの王家と偽ユダヤの資本の結合物

つまり世界の支配者は西欧王家と偽ユダヤ人資本家の結合物である

知は財を与えるこのの奴隷である。ただこの奴隷は知の特質を有効利用する手段として

放し飼いしてある。知は知を自己励起して闇を切り裂く冒険者の心である

西欧が海洋に拡大していた時は最高の勲章は航海奴隷に与えられた。キャップテンクックやバスコダガマ。

経済を放し飼いすることで富を増やすのが市場という組織。知を放し飼いするのが学会。

放し飼いの餌が研究費、という構造になっている

知をうまく放し飼いにした権力が、最高の財をうる。

日本は今は偽ユダヤ軍事組織=アメリカの奴隷国家である。

ほとんどの富が奴らに、米国債購入と株の配当という形で吸い取られている

配当が取れない産業はほったらかしだ、その証拠が、漁業や、農業の衰退である。

彼らは農業漁業を衰退させることが儲かるからだ。食物を売りつけることができる

だからTPPなんである。

自民党はTPPに協力すると言いながら抵抗している。

民族の最後の資源なのでこれを渡すともう民族は消滅だ

武力弾圧と脅迫、暗殺の恐怖に怯えながら耐えている。
これが日本の政治の真実の像である


奴らはノーベル賞で浮かれるバカばかりだとほくそ笑んでいるだろう。日本人にノーベル賞を与えるときは大きく奪われた後だ。

湯川のノーベル賞は日本人大虐殺の後の勲章だ。これできぶんをなおしてくれ、ホイ、というやつ。

それでも日本民族は工夫をし続けるだろう。

なぜなら民族の生存の根本動機が工夫だからだ

我らが日本民族=日本列島に住む最果てに流れ着き混じり合った、原住民の混合物は縄文の前から工夫の塊であった。

そしてこれからもそれで生きていく

ノーベル賞が奴らが作った奴隷の証であろうと関係なく工夫を重ねて生きていく。

日本の工業、工芸製品はいつの時代も世界一である。石器時代の石器、釣り針、土器、勾玉からず~~~~~と世界一の精度だ

われわれは、そういう生き物なんです。そこに目をつけたのが、欧州王族と結託した偽ユダヤどもだということだ。

奴らは奪って支配して褒めることで、支配を強める

我らは工夫することで技術の限界=生存の限界を突破する。それを偽ユダヤと結託した連中はまた上から奪おうと誉め殺しで襲ってくる。

これが日本民族の世界との関わり方だ。

工夫は日本民族の最高資産であり、生きる糧である。

(この仕組みがわかっているのか官僚ども。下らない研究費スカートめくりをしてマスゴミに囃し立てさせて、真面目きわまりない学者の足を引っ張り脅かす。それでキミタチは何をしているつもりなんだ??脅しを食らって半分ノイローゼになった研究組織の事務担当に過剰な自己規制させて何が嬉しい??)

(元の記事)

STAP特許:理研、手続き進める

STAP特許:理研、手続き進める…「存在否定できぬ」(毎日新聞)←この記事は毎日新聞からの「要望」で削除しました。(飯山一郎)

毎日新聞社より「警告」? 「注意」?
FC2の事務局を通して毎日新聞社から「連絡」が届いた。
このブログ内で使っている記事と写真と毎日新聞社のロゴマークが「無断転載」だというのだ。

まぁ、「引用」ではなく、記事の全文掲載だからルール違反ちゃあルール違反…鴨な。
ごちゃごちゃ言っても面倒なだけなので…、
記事と写真と毎日新聞社のロゴマークは、削除します。

ま、凋落する新聞・テレビなどマスコミは、権力には甘いが、個人のブログには厳しい態度を見せる、ということでしょう。

削除した毎日新聞の記事は、2014年10月25日付の、
STAP特許:理研、手続き進める…「存在否定できぬ」
という記事です。

記事に対する私のコメントは、この下に残しました。
(飯山一郎) (2014/11/20)

虎は死して皮残す。笹井は死して特許残す
次の文章を読んでほしい。
「STAPは何度も確認された真実である!」
と、オボちゃんは何度も強調している。
「目の前でちゃんとできるということを確認した!」
と丹羽仁志博士も確言している。

理研のホープ・笹井芳樹博士も、
「それでもSTAP細胞は存在する!」
と、ガリレオみたいに居直っていた。

幹細胞の世界的な権威である笹井芳樹や丹羽仁志が「STAP細胞の実在」を証言している。STAP細胞は真実だった!のだ。

しかし! マスコミや御用学者たちは、口をそろえて「不正だ!ねつ造だ!」と些細な部分の揚げ足をとって、STAP細胞を強引に否定しようと、今でも躍起になっている。(それほど「STAP細胞」というのはオソロシイ存在なのだ!) (記事)
上の文章は、私が “STAP細胞の実在” を強く主張するために書いた。
まぁ、実在するからこそ、理研は、利権を担保するためにSTAP特許の手続きを進めるワケだ。

で、一番可哀想なのは…、
闇のなかの“秘密”を知りすぎたため“口封じ”をされた故笹井芳樹博士だ。
(“秘密”を話せば、iPS細胞陣営にリベンジできた…)。
二番目に可哀想なのは、政治的、そして謀略的に社会的生命を抹殺された小保方晴子博士だ。以上。
以上は「文殊菩薩」より
ひどい社会になりました。利権の取り合いです。     以上
(飯山一郎)

太陽系の宇宙線量が異常に増加している

2014年12月08日


太陽系の宇宙線量が異常に増加している : 仮にオリオンが 2020年代に有人火星ミッションをおこなった場合「 300日」で宇宙飛行士たちの身体は被爆の限界値に達する


太陽活動の低下によって太陽系内の宇宙線量がかつてないほど増大している

先日のスペースウェザーに、米国ニューハンプシャー大学の研究者たちが発表した論文の概要が記事となっていました。

その論文は、

「太陽系内の宇宙線量が増えている中、月や火星などへの有人宇宙ミッションは可能なのか」

という内容のものです。

先日、 NASA のオリオンという新型の宇宙船の試験飛行が成功しました。

Orion.jpg
・オリオンのイメージ図。Wikipedia より。

オリオンは、将来的に火星への「有人」ミッションのために計画が進められているものです。

新型宇宙船オリオン打ち上げ成功 米、有人火星探査照準
朝日新聞 2014.12.06

米航空宇宙局(NASA)は5日午前7時すぎ、2030年代の火星有人探査を目指して開発中の新型宇宙船「オリオン」の無人試験機を、フロリダ州のケネディ宇宙センターに隣接する空軍基地から初めて打ち上げた。地球をほぼ2周して約4時間半後に太平洋に着水した。


とあり、「乗り物」のほうは順調に計画が進んでいるようなのですが、

しかし、乗り物は大丈夫でも、「有人飛行ミッション」となりますと、中の人間のほうが無事でなければどうにもならないわけですが、ニューハンプシャー大学の研究者たちの研究では、現在の、つまり 2014年の宇宙線の状況での宇宙線からの被曝量を計算した結果、

30歳の男性の宇宙空間滞在の限界日数は 700日


と計算されました。

ここでの「限界」というのは宇宙線からの放射線被爆で生命維持に重大な影響が出るまで、という意味での限界のことです。

1960年代などでは、「滞在可能日数が 1100日」もあったのですが、現在そのようになっている理由は「太陽系での宇宙線量が増えている」ことにあるそうです。

宇宙線が増えている理由は、太陽活動がかつてない弱さを見せていることと関係します。

まずは、そのスペースウェザーの記事をご紹介します。



GROWING PERIL FOR ASTRONAUTS?
Spaceweather 2014.12.06


宇宙飛行士に危険なほど(宇宙線が)増えている?


12月5日、 NASA のオリオンの試験飛行が無事に成功した。しかし、同じ日に発刊された科学誌スペース・ウェザー( Space Weather )は、将来の深宇宙探査にとっての危険因子が成長していることを指摘している。

それは「宇宙線」だ。

この記事は、ニューハンプシャー大学のネイサン・シュワドロン( Nathan Schwadron )氏と研究チームによって書かれたもので、記事のタイトルは、

「悪化し続ける銀河宇宙線環境は、深宇宙への有人飛行探査を妨げる要因となるのだろうか?」

というものだ。

NASA の月周回無人衛星ルナー・リコネサンス・オービター( Lunar Reconnaissance Orbiter )に搭載されている宇宙線望遠鏡から送信されたデータを使用した結果、シュワドロン氏たちは、増加し続ける宇宙線の流れは、長期間にわたる宇宙ミッション(たとえば、月や火星など)のショーストッパーになるもの「ではない」と結論付けた。

銀河宇宙線は、宇宙ミッションの期間を制限し、宇宙飛行士に悪い影響を与える重要な要素だ。

下のグラフは、その論文にあるもので、30歳の宇宙飛行士が放射線の被曝量の限界に達する前に、宇宙空間で過ごすことのできる可能滞在日数を示している。


mission-duration.gif


このブロットによれば、2014年に、1平方センチメートルあたり 10グラムのアルミニウムのシールドで保護された中で、30歳の男性の場合、被曝量の限界に達するまで、深宇宙で 700日過ごすことができることを示している。

しかし、1990年代初めでは、同じ年齢の男性宇宙飛行士は、深宇宙で 1000日過ごせていた可能性をも示している。

何が起きているのか?

実は、宇宙線が激化しているのだ。

銀河宇宙線は、高エネルギー光子と素粒子の混合物のようなもので、超新星爆発のような暴力的な出来事によって、光速近くまで加速されている。

宇宙飛行士たちは、太陽の作用によって部分的に宇宙線から保護されている。

太陽の磁場と太陽風が結合すると、浸透性のある「シールド」が作られるため、太陽系外からのエネルギー粒子を避ける作用を持つ。

シュワドロン氏のチームの論文は、現在、問題が存在していることを指摘する。

「太陽と太陽風は、現在、非常に低い密度と弱い磁場強度であり、このような弱い状態は宇宙時代には観察されたことがなく、前例のない状態だ。非常に弱い太陽活動の結果として、我々は現在、宇宙時代に観測されたものとしては最大の宇宙線の流れを観測している」

宇宙線の太陽活動による遮断作用は、11年周期の太陽活動最大期には強くなり、太陽活動最少期には弱くなる。現在は太陽活動の最大期なので、本来ならば宇宙飛行士が飛行するのに最も適した時期であるはずだが、そうなってはいない。

なぜなら、2011年から2014年までのサイクル24の太陽活動最大期は歴史的な太陽活動の弱さとなっており、そのため、太陽系に侵入する宇宙線の量が異常な数値となっているのだ。

この状況に対して、一部の研究者たちは、この太陽の挙動が、太陽が長期的な太陽活動極小期への変化を特徴づけるものなのではないかと疑っている。

仮に、太陽活動と太陽磁場がさらに弱くなった場合、宇宙飛行士が地球から遠く離れた宇宙空間へ行くことのできる日数は減り、宇宙ミッションの状況はさらに悪化するだろう。





以上がその記事です。

翻訳中に「長期間にわたる宇宙ミッションのショーストッパーになるもの「ではない」」とした部分があるのですが、ショーストッパー( show stopper )の大体の意味はわかるのですが、それでは、どう訳しても、

「宇宙線はミッションの妨げにはならない」

というようなニュアンスになってしまいまして、上でもそのような感じとなっているのですが、シュワドロン教授は、「宇宙線はミッションの妨げになる」という主張を持つ人です。

それはともかく、NASA はオリオンの「有人飛行」をいつ頃行おうとしているかというと、12月6日の CNN の「宇宙船「オリオン」、初の無人試験飛行に成功」によれば、

今回の試験飛行で、オリオンは、1972年に月に到達したアポロ17号以来、有人飛行向けに設計された宇宙船としては、地球から最も遠い場所に到達した。2021年にオリオンで初の有人宇宙飛行を目指すNASAは、試験飛行の成功に自信を強めた。


ということで、

> 2021年にオリオンで初の有人宇宙飛行を目指すNASA

ということを踏まえて、上の記事に出てきたグラフをもう1度別の観点から見てみます。

cosmic-ray-2020.gif


2020年代は太陽活動の最少期に当たるため、予測では、最大のシールドを使った場合でも、300日以上、宇宙空間にいた場合は、宇宙飛行士たちは被爆による被害を免れない(「致命的」と表現されていますので、生死に関わるという意味かとも思います)という予測となっています。

それでは、もし火星に行くとした場合、その有人火星ミッションにはどの程度の時間がかかるのか。

つまり、「どのくらいの期間、宇宙飛行士たちは宇宙線に曝露され続けるのか」ということなんですが、これに関しては、とてもわかりやすい答えが、JAXA などが子ども向けに開設している「宇宙科学研究キッズサイト」の

人が乗ったロケットは宇宙のどの辺まで行ったことがあるんですか?

という質問に対しての答えにこうあります。

答え

月です。地球から月までは約38万キロメートル。月面に人類最初の一歩をしるしたアームス卜ロング船長たちをのせた「アポロ11号」では、月に着くまで、約102時間(4日と6 時間)かかりました。

人類が次に目指しているのは、火星です。NASA(アメリ力航空宇宙局)は2025年ごろを目指して有人火星探査を計画しています。

しかし、火星まではもっとも接近したときでも、約5500万キロメートルもはなれています。月の140倍以上です。現在の技術では、もっとも燃料を使わない方法で飛行すると、約250日(8ヵ月)かかります。1年くらい火星で調査を行うと、地球を出発してからもどってくるまで3年近くもかかってしまいます。


とありまして、

> 地球を出発してからもどってくるまで3年近くもかかってしまいます。

もう何をどうしても「無理」という気もするのですが……。

それに加えて、過去何度となく取り上げていることではありますけれど、過去記事、

現実化する「太陽活動の休止」 : 現在の太陽活動は「過去1万年で最も急速な減衰」を見せている
 2014年01月18日

などにありますように、現在、ただでさえ弱い太陽活動は、さらに加速度的にその活動が弱くなっていくという予測が多く出されています。

sun-sleep-2.gif
BBC

この太陽活動が、地球の寒冷期と関係するかもしれないことは、先日の、

元 NASA の気候学者が「地球はすでに今後30年以上続く寒冷期、あるいはミニ氷河期に突入した」と断定
 2014年12月04日

でふれたばかりですが、これが「宇宙計画」とも関係してくるかもしれないという話でもあります。

上にあります BBC の「太陽は眠りについてしまったのだろうか?」という記事では、英国の科学者が「現在の太陽はマウンダー極小期に向かった時のステップと似ているように感じます」と語ったことが記され、続いて、マイク・ロックウッド( Mike Lockwood )という科学者の考えが以下のように記されます。

現在の太陽活動の減少の速度は過去1万年で最も急速だという。そして、「今後 40年以内にマウンダー極小期と同じ状況となる可能性は 20パーセント程度の確率だ」と語る。

また、ロックウッド氏は、太陽活動の減少はジェット気流の動きに影響を与えると考えているという。これは長期間に渡って寒い冬が訪れる可能性を示唆している。特に、ヨーロッパ北部は暖かな大気が遮断されるため、数十年にわたって非常に寒く凍結した冬になる可能性がある。


これが、今年のはじめ頃の 2014年1月17日の記事で、そして今、実際に、寒冷化の兆しのような状況が各地で見られるわけですが、今回は寒冷化のことは置いておいて、問題は、

「今後、さらに太陽活動が弱くなる」

という可能性を指摘する科学者たちが多くなっているということです。

太陽系の外から太陽系の中に飛び込んでくる宇宙線は、太陽磁場によって、太陽系への侵入を少なくしている面があります。

現在の太陽活動がさらに弱くなっていった場合、太陽系内の宇宙線量はさらに増えることになり、宇宙飛行士たちの宇宙滞在可能期間はさらに短くなっていくということになります。

数日で到着する月ならともかく、上にありますように、火星のミッションは、「行ってすぐ帰ってきても 500日間も宇宙線の曝露を受ける」ことになり、有人火星計画というのは、ほとんど絶望的に無理なミッションなのではないでしょうかね。

火星へ向かう途中で宇宙飛行士たち全員の被爆限度量が限界に達してしまいます。

そもそも、火星より 140倍近い距離にある「月に行く」ということに関してだけでも、世の中ではいろいろな意見の対立が存在するわけです。

過去記事、

人類は本当に「ヴァン・アレン帯を通過して月に行ったことがあるのだろうか?」という疑問を各地で噴出させている NASA の次世代宇宙船オリオンのミッション
 2014年10月31日

でも書きましたが、宇宙空間に行くということは、磁場で保護されている地球表面とはまったく違う環境に行くことになり、宇宙線だけではなく、太陽からも太陽風と呼ばれる電子と陽子の嵐が、秒速数百キロメートルなどという速さで飛び交っています。

それでも、宇宙船内にいる限りは、シールドもありましょうが、「月面着陸」ともなると、大気のない月面などは、「立っているだけで即死するレベルの放射線が存在する」という意見もあります。(なので、月面に立ったアポロの乗員たちが着用していた宇宙服は現在でも開発不可能なくらい高度な技術が使われたシールドだったのだと思います

どうも、この「有人宇宙計画」というものには、すべてにおいて「無理感」が感じられるのですが、そのあたりの実際のところはどうなんでしょうかね。




オリオン計画が『カプリコン1』化するのは勘弁してほしい

この「火星ミッションは宇宙線量から考えて無理」という意見は、以前から報道で目にしていました。

今年10月に書きました、

人類は宇宙へは行けないし、異星人たちも地球には来られないことを悟る中、人々から「神の存在が消えていっている」ことも知る
 2014年10月29日

の中に、以下の記事をご紹介したことがあります。

mars-mission-radiation2.gif
Daily Mail

あれ? 今読み直しましたら、この記事で紹介されているのは、今回のスペースウェザーに出てくるニューハンプシャー大学のネイサン・シュワドロン教授その人でした。

どうやら、論文発表前に語っていたということになるようです。
上のデイリーメールでの教授の発言の内容は、

・現在、太陽活動が減少しており、宇宙放射線量が増えている。

・今後さらに太陽活動が減少した場合、その場合での放射線の推定値から計算すると、30歳の男性の宇宙飛行士を想定した場合、約 320 日で放射線量が生命に危険が及ぶレベルに達する計算となる。

・この計算から、火星に到着する前に身体が破壊される可能性がきわめて高い。


というもので、主張としては、やはり「人類は火星には行けない」となっているようです。

国際宇宙ステーション(ISS)などは、ヴァン・アレン放射線帯という、放射線帯の内側にあるわけで、地球の磁場の保護下にある場所にありますが、それでも、JAXA の放射線被ばく管理というページには、

> ISS滞在中の1日当たりの被ばく線量は、地上での約半年分に相当することになります。

とあるように、かなりの被爆を受けているのですが、ヴァン・アレン帯の外の深宇宙にいくと、こんなものでは済まないはずで、しかも「それが2年くらい続く」わけです。

そのことに関しては、当然、 NASA は知っているはずです。

そして、これは時間をかけて研究すれば解決するという問題ではないと思われます。

NASA が宇宙線の宇宙飛行士への影響を考えていないということはないでしょうし、そして今後、太陽活動が低下して、宇宙線がさらに増加していくであろうことも予測しているはずです。

しかも、太陽活動の極小期である 2020年頃から有人試験飛行をおこなうとしているわけですが、上のような「無理な条件」が重なっていくことを考えていると、 NASA は本気で火星に人類を送り込む気があるのだろうか・・・と、さすがに考えてしまいます。

それとも、それこそ私が中学2年の時に映画館で観た『カプリコン1』そのままの世界になってしまうのか。下の太字は私によるものです。

カプリコン・1 - Wikipedia

人類初の有人火星探査宇宙船カプリコン1号が打ち上げられる事になった。しかし、その打ち上げ数分前、乗組員たちは突如として船内から連れ出され、砂漠の真ん中にある無人となった古い基地へと連れて行かれた。

そこで、本計画の責任者から、カプリコン・1の生命維持システムが故障したため有人飛行が不可能になった事を告げられ、政治的な問題で計画が中止出来ないので、火星に行ったという事実の捏造を行う事を命じられた。

人々と科学を裏切る結果になる事を嫌った飛行士達は最初は拒否したが、家族の安全を人質に取られ、やむなく承服した。こうして、火星往復の間や火星探査の様子などを、この基地で収録するという大芝居が始まった。


capricorn-one.jpg

▲ 米国映画『カプリコン1』(1977年)より。砂漠に立てられたスタジオで、「人類初の火星着陸」を演じさせられている乗組員たち。


ちなみに、『カプリコン1』は、普通に面白い映画です。
中学2年の私でも楽しめたのですから、対象年齢も広いと思います。

こんなことにはなってほしくないですけれど、かといって、「生命維持不可」というようなミッションを無理矢理おこなうというのも人道的なことではない気もしますし。




宇宙線は悪いだけではないことも確かですが

しかし、ここまで「宇宙線は人体に良くない」という部分ばかり書いてきたような気もしますけれど、思い出すと、「宇宙帰りの種や植物が驚異的な成長をした」とか、そういうこともありました。

過去記事、

私たち人類も他のあらゆる生命たちも「宇宙線にコントロールされている可能性」を感じて
 2012年06月13日

では、

宇宙帰りのサクラ異変…なぜか発芽・急成長
読売新聞 2011年02月21日

sakura-3.jpg

地上350キロメートルの国際宇宙ステーション(ISS)で2008年11月から8か月半、保管した桜の種を、地上へ持ち帰って植えたところ、発芽しないはずの種が芽を出すなど、異変が相次いでいることがわかった。

原因は不明だが、無重力で放射線の強い宇宙環境で、遺伝子の突然変異や、細胞が活性化したなどの見方もある。


というニュースと、

宇宙アサガオ、異常早咲き
京都新聞 2012年06月13日

asag-03.jpg

宇宙空間を旅した種子から育った、京都産業大付属高の「宇宙アサガオ」が、通常は夏至以降とされる開花時期より大幅に早く、10日に咲き始めたことが、12日に分かった。

帰還2世代目は異常に多くの花をつけたことが確認されており、開花したのは3世代目にあたるアサガオ。同高は、宇宙放射線の影響を裏付ける事象だとみて、さらに研究を進める。


というニュースをご紹介したことがあります。

記事では全文抜粋していますので、ご興味のある方はお読み下されば幸いです。

そういう過去の出来事などの「生命力と直結した何か」を思いますと、それが宇宙線の影響なのか、他の何かの影響なのかはわからないないですが、宇宙空間には人体に有害な放射線が大量に存在していると同時に、

宇宙空間には生命力の強化と関係する何かの作用が存在する


ということは否定できない気もします。

しかし、それはそれとしても、このことと、人間の身体が放射線から受けるダメージは別のことであって、オリオンの有人飛行を始めると計画されているという 2020年頃には、

「宇宙滞在日数 300日程度で被爆の限界値に達する」

ということがはっきりとしはじめている中、今後この計画はどうなっていくのですかね。

ちなみに、宇宙空間の宇宙線量がいくら増えても、地表に達する宇宙線は、地球の磁場の保護などがあり、それほど変化するわけではないと思います。ただし、これに関しても、地球の磁極の移動などで「磁場の保護がなくなった場合」は、宇宙空間と同じように、私たち地表の人類も銀河宇宙線に直接曝露されるようなことになるのかもしれません。

ただ、先日書きました、

新たに発見された「地球を保護する見えないシールド」は私たち地球の生命の新しい保護システムなのだろうか、と磁極の逆転が迫る中で考えてみる
 2014年12月01日

にあるように、最近、「見えないシールド」が地球上空で見つかったりしていまして、案外、地球はいろいろなシステムのもとに守られているものなのかもしれないなあ、という考え方も最近はあります。


いずれにしましても、今回のシュワドロン教授の研究は、わりと長らく曖昧に考え続けてきた「人類は深宇宙には行けない」という概念について、それはかなり現実に近いということを知らせてくれるものでした。

そして、その原因が太陽活動の影響が大きいということは、太陽は「人類が深宇宙に行くことを望んでいない」のかもしれません。
以上は「IN DEEP」より
宇宙線の増加の原因には、現在太陽系惑星群が銀河系宇宙の渦の波を通過中のためにその波から宇宙線が注がれている可能性もあります。            以上

2014年12月21日 (日)

ロシアのルーブル暴落と第三次世界大戦??

ロシアのルーブル暴落と第三次世界大戦??

ロシアのルーブルも暴落しています。世界中で不穏が動きが。。。株式市場が暴落しているようです。他の市場も怪しくなっています。
私たちが知らないうちに、年が明けると。。世界経済が実は既に崩壊していたなんてことになっているのでしょうか。そうなるといくらアベノミクスを売り込んでも効果はないのではないでしょうか。
世界経済や金融崩壊が起きても、損をするのは一般の人々です。意図的に崩壊させているユダヤ金融資本や共犯者らは何の損害も受けないでしょう。次に彼らが利用するのがロシア、中国を中心としたBRICSなのです。今や、国VS国の戦いではなくなってきています。なぜなら、世界中の国々の政治指導者や権力者は裏で手を結んでおり、彼らは私たち一般人(90%の人類)を騙して利用する共犯者なのです。
既に国VS国の戦いではなくイルミナティが支配する政治指導者や権力者VS一般の人々の戦いになっています。
TPPの交渉が決別することを念じている私ですが。。。今後経済が崩壊しアメリカがデフォルトし。。。TPP交渉どころではなくなるのか、それとも呆気なくTPP交渉が妥結してしまうのか。。。どちらかになるのではないでしょうか。来年は今年以上にいろいろなことが起きそうです。

<ルーブル崩壊について>
http://armstrongeconomics.com/2014/12/16/russian-ruble-collapses-conspiracy-or-warning-of-things-to-come/
(概要)
12月16日付け:
ロシアと中国が米ドルを使わずに貿易を始めたことで世界中で反米ドルの動きが広がっていますが、これはシオニストの銀行家らの陰謀であり負債を増やすだけのシオニストのやり方に世界中が嫌になったのではないかと伝えているブロガーも多くいます。しかしこれは単に負債や銀行業の問題ではないのです。これは完全にcontrol-alt-deleteなのです。

1931-SovDebtDefault

1929年の世界大恐慌で生き残った株、商品先物、有形資産、通貨はありませんでした。それが今再び起きることになります。多くの原因が重なり、世界経済が崩壊しています。
何か一つでもおかしくなると全てが崩壊します。証券市場のチャートを見ても分かりますが、投資家は株式市場が崩壊すると債権市場で国債を購入するようになるとアンドリューメ・ロン氏が言っていましたが、国債を購入しても国がデフォルトすれば、国債は紙屑になってしまいます。米国債の価値が突然切り下げられると金の買戻しの終値が取り消されることになります。RUBLES-M cash 12-15-2014

ロシア中央銀行はルーブル崩壊を阻止するために、金利を17%まで上昇させましたが。。。効果がないと分かると、銀行の信用がなくなりR、ルーブルを売る動きが加速しました。
このような問題を政府が解決することはできません。
現在、多くの中央銀行がパニックを起こしています。政府や中央銀行ができることはもうありません。
ロシアのルーブル崩壊の原因は原油価格が崩壊したことです。中東は原油を高値で売ることに慣れてしまい予算を増加していました。
1998年には、2007年までに原油価格は100ドルまで上昇すると予測されていました。
掘削方法を改良し、代替えエネルギーを開発するために原油価格を上昇させなけらばならなかったのです。そのため2007年には原油価格が95ドル98セントまで上昇しました。原油価格は2011年に98ドル83セントで高止まりしています。
Economic Confidence Model.

SV1919-Y

世界第恐慌が起きた時、1929年までは株式市場は順調でしたが、商品先物は1919年がピークでした。株式市場が暴落した1932年に有形商品も下落しました。先物が13年間の下落し続けたことは先物に大きな打撃を与えました。
世界中で相関的な傾向があるということは、シオニストの銀行家、イルミナティ或いはサウジとアメリカによるロシアを崩壊させるための策略でないということが証明されました。
現在、世界経済が大崩壊しようとしています。これはロシアや原油価格に限ったことではありません。
なぜこのような事態になったかというと、どの国の政治家も次の選挙に勝つことだけを考えて政治を操っており、政府も完全に腐敗しているからです。彼らには長期ビジョンが一切ありません。CRUDE-M 12-15-2014

 

原油価格が年末に75ドルと57ドル辺りになると警戒しなければなりません。終値が57ドル以下になると石油産業に大きな打撃を与えることになります。そして原油価格は2016年~2017年まで低迷することになるでしょう。
原油価格が32ドルまで下落すると非常に危険なレベルになります。 そうするとデフレが進み国民は政府から社会保障の恩恵を受けられなくなります。
ロシア以外にも全ての新興国の市場が崩壊しています。ドル高と商品先物の暴落は、国家のデフォルトを招きます。
ロシアの中央銀行は火曜日の早朝に、原油価格の下落と対ロシア制裁強化の影響でロシア経済が低迷していることを受けて、ルーブルの崩壊を阻止するために緊急処置として金利を17%まで上昇させましたが効果はありませんでした。世界経済が非常に悪化しています。これは金融ビッグバンの一環です。
年明けに最新情報を更新します。

<第三次世界大戦とNWO>
http://beforeitsnews.com/home/featuredlist/featured.html
(概要)
12月15日付け:

第三次世界大戦が始まろうとしています。

ロシアVSアメリカの戦争が始まろうとしています。世界経済が崩壊する中で、世界中が危機にさらされています。これまでアメリカは嘘と腐敗により世界で独り勝ちしてきましたが、そのようなアメリカの一人勝ちを変えようとする動きがあります。
アメリカは世界で最後の自由の国であったために、アメリカを破壊しようと企む集団がいます。中国はロシアに資金を提供し米銀行カルテル(ユダヤ金融資本)は世界の政治指導者らと組んでアメリカを破壊しようとしています。
米政府や連邦議会の議員らは嘘つきの悪魔崇拝者ばかりで自分達の利益しか考えていません。彼らは選挙で選ばれたと主張していますが、実際はそうではありません。多くの米国民がそのことに気がついています。
何が真実かというと。。。ジョン・ベイナーがアメリカを他国に売却したのです。彼は我々米国民を騙したのです。なぜ彼はアメリカを売却したかというと、NSAから自分の身を守るためだったのです。何しろ、NSAはベイナーの汚い秘密を知っていますから。
アメリカの現状は。。。誰もが自分の利益のみを追求するようになってしまいました。他人のために何かをするということがなくなりました。
なぜアメリカが第三次世界大戦に向かっているかというと。。。アメリカが他国に売却されたからです。オバマは、米国民は全権を有する政府に自分達の権利を引き渡すべきだと言ったのです。つまりこの政府こそNWOなのです。NWOにより様々なことが変えられてしまいます。古い秩序は壊され、全世界が破壊されることになります。その後、NWOが人類を独裁統治することになります。
このような独裁的な体制は、世界を混乱させることで古い秩序を全て破壊することから始まります。
インターナショナルビジネスタイムズは、ロシアとアメリカの核戦争が始まる可能性があると警告しています。昨年、プーチンは核戦争はいつでも起こり得ると発言していました。
銀行カルテル(ユダヤ金融資本)は、古い秩序を破壊しているのはプーチンだとプーチンを非難していますが、実際はプーチンと銀行カルテルは仲間であり古い秩序を破壊している共犯者なのです。
古い秩序が破壊され旧ソ連のプーチンによってNWOの体制が構築されようとしています。

戦争と経済崩壊の瀬戸際

戦争と経済崩壊の瀬戸際

Paul Craig Roberts
2014年12月12日

時々読者が、何か良いニュースを伝えてくれまいかと書いてこられることがある。答えはこうだ。“みんなの”政府や大手マスコミがしているように、私がウソをつかないかぎりはあり得ない。もしニセの“良いニュース”をご希望であれば、『マトリックス』の世界に引きこもっていただく必要がある。ストレスや懸念が少なくなるのと引き換えに、読者は、知らないうちに、経済破綻と核戦争アルマゲドンに引きずり込まれるだろう。

“みんなの”政府が一体何をするつもりなのか、警告を得て、できればそれに備え、出来事の方向を多少とも変える機会を得たいとお望みであれば、このサイトをお読みの上で、支援をお願いしたい。ここは皆様のサイトだ。私はこうしたことはとっくに承知している。私は皆様の為に書いているのだ。

軍産複合体やイスラエルと親しい同盟関係にある主戦論者連中の小集団ネオコンがグラナダやニカラグアのコントラ事件を引き起こした。レーガン大統領は連中を首にし、彼らは告訴されたが、後にレーガン大統領の後継者ジョージ・H・W・ブッシュに赦免された。

シンクタンクに収まり、イスラエルに守られ、軍/安全保障複合体の資金を得て、ネオコンはクリントン政権中によみがえり、ヨーゴスラビア解体、対セルビア戦争、NATOのロシア国境への拡張を画策した。

ネオコンは、ジョージ・W・ブッシュ政権を支配していた。彼らが、ペンタゴン、国家安全保障会議、副大統領事務所、その他多くを支配している。ネオコンが、9/11と、その隠蔽工作を行い、アフガニスタンとイラクを侵略し、パキスタンと、イエメンの不安定化を始め、米国アフリカ軍を設置し、グルジアによる南オセチア侵略をさせ、反ABM条約を反故にし、違憲な、令状無しでのアメリカ国民への違法なスパイ活動をし、憲法上の保護の喪失、拷問や、法律、議会や司法に、責任を負わない行政府を実現した。要するに、ネオコンが独裁制と第三次大戦の基盤を築いたのだ。

オバマ政権は、ブッシュ政権の犯罪に対して誰の責任も問わず、行政府が法を超越している大統領を生み出した。それどころか、オバマ政権は、政府の犯罪について真実を語った内部告発者達を告訴しているのだ。

ネオコンは、オバマ政権でも、依然として、強い影響力を持っている。例をあげれば、オバマは、ネオコンのスーザン・ライスを大統領補佐官(安全保障担当)に任命した。オバマは、サマンサ・パワーをアメリカ国連大使に任命した。オバマはネオコンのビクトリア・ヌーランドを国務次官補に任命した。ヌーランドの事務所が、CIAと、ワシントンが資金提供するNGOと協力して、アメリカによるウクライナでのクーデターを画策したのだ。

ネオコン主義は、現存する唯一の政治イデオロギーだ。このイデオロギーは“世界に冠たるアメリカ”というものだ。ネオコン連中は、歴史が、アメリカ合州国を、世界に覇権を行使すべき国として選び、そこでアメリカが“例外的”で“必要欠くべからざる”国にしたと思いこんでいる。オバマ自身もそう宣言している。歴史支配階級となるべく、労働者を選んだというカール・マルクスの結論が、初期共産主義者達に確信と動機を与えたのと同様に、このイデオロギーが、ネオコンに、とてつもない確信と動機を与えている。

この確信と動機が、ネオコンを見境なくしているのだ。

自分たちの狙いを推進すべく、ネオコンは、アメリカ国民やワシントンの傀儡諸国に布教している。売女マスコミは、ネオコンのウソを、疑うことを知らない大衆に伝えている。ロシアはウクライナ諸州に侵略し、併合した。プーチンは、ソ連帝国を再建するつもりだ。ロシアは、民主主義のない暴力団国家だ。ロシアは、バルト諸国、ポーランド、そして全ヨーロッパにとっての脅威だから、ロシア国境でのアメリカ/NATO軍事力増強が必要だ。ロシアの同盟国、中国は、中国を包囲するアメリカの新海軍・空軍基地を建設して軍事的に封じ込め、中国の海上交通路を支配する必要があるのだ。

ネオコンとオバマ大統領は、ワシントンの権益から独立した経済・外交政策を持った主権国家としてのロシアと中国を、アメリカは決して受け入れないことを実に明確にした。ロシアと中国は、イギリス、ヨーロッパ、日本、カナダや、オーストラリア等と同様、属国としてのみ容認するのだ。

明らかに、ネオコンの処方箋は、最終戦争の処方箋だ。

ワシントンで権力の座に納まっているごく一握りの悪辣な男女によって、人類全員が絶滅の危機にひんしている。

反ロシア・プロパガンダは本格的に動いている。プーチンは“新ヒトラー”だ。ダニエル・ズーボフが三つのアメリカ・シンクタンクが主催した合同会議で報告している。会議は、ワシントンの外交政策の失敗を、ロシアのせいにしている。この記事をお読み願いたい。http://sputniknews.com/columnists/20141205/1015538604.html 言論を支配する為、ネオコンがどのように活動しているかを見ていただきたい。長い間ロシアの一部で、ロシアの正当な勢力圏に位置するウクライナに、ロシアは正当な利害関係があるという明白な真実を語ったがゆえに、ヘンリー・キッシンジャーでさえも攻撃されている。

クリントン政権以来、ワシントンはロシアの利益に反する動きをしている。近刊書The Globalization of War: America’s Long War against Humanity(戦争のグローバル化:人類に対するアメリカの長い戦争)で、ミシェル・チョスドフスキー教授は、ワシントンが、核戦争で、世界をどれほど終焉に近づけているかについて、現実的評価を行っている。以下は、前書きからの引用だ。

“‘戦争のグローバル化’は覇権を目指した計画だ。大規模な軍事作戦や、秘密の諜報作戦が、中東、東ヨーロッパ、サハラ以南のアフリカ、中央アジアや、極東で、同時に実施されている。アメリカの軍事計画は、戦域での主要作戦と、主権国家の不安定化を狙った秘密活動との両方の組み合わせだ。

“グローバル戦争計画で、アフガニスタン、パキスタン、パレスチナ、ウクライナ、シリアや、イラクで遂行されている欧米軍事同盟(アメリカ-NATO-イスラエル)の行動は、軍ヒエラルキーの最高レベルで調整されている。アメリカが推進しているものは断片的な軍事・諜報作戦ではない。2014年7-8月のイスラエル軍によるガザ攻撃は、アメリカ合衆国とNATOと綿密な協議をした上で実行されたものだ。逆に、ウクライナでの行動とその時期は、ガザ猛攻撃と同期していた。

“主権国家に経済制裁を課するのみならず、敵の国家経済を弱体化させることを狙った金融・通貨市場の意図的不安定化行為の実行も含む経済戦争の手順で、軍事活動は、入念に調整されているのだ。

“アメリカ合州国と同盟諸国は、人類の未来を脅かす軍事的冒険を開始した。本書刊行作業をしている今も、アメリカ軍とNATO軍が東ヨーロッパに配備されている。サハラ以南のアフリカでは人道的な口実によるアメリカ軍事介入が推進されている。アメリカと同盟国は、オバマ大統領の‘アジア基軸’という旗印の下で、中国を脅している。

“ロシアの戸口で行われつつある軍事演習は、エスカレーションしかねない。

“イスラム国を攻めるという口実で、2014年9月に開始された、イラクとシリアに向けたアメリカ空爆は、北アフリカ、東地中海から、中央そして南アジアにまで広がる軍事エスカレーション・シナリオの一環だ。欧米軍事同盟は高度な準備ができた状態にある。

“ロシアもそうだ。”

私が何度も触れている通り、アメリカ人は無頓着な人々だ。彼らは単に気がついていないのだ。国民が気がついたとしたら、全国民が危険を理解したとしたら、何かできるのだろうか、それとも、無頓着なアメリカ人は、ワシントンが作り出した警察国家の支配下に置かれてしまっているのだろうか?

アメリカ国民にはほとんど期待できないと私は思う。アメリカ国民は本物の指導者と、エセ指導者とを区別できず、支配している民間エリート連中は、本物の指導者の出現を決して許さない。しかも、ネオコンに反対する組織的運動は皆無だ。

希望は、政治体制ではないところにある。希望は、政策立案者達が、1パーセントの為に築いた、砂上の楼閣と操作された市場の崩壊だ。デイビッド・ストックマンは、そういう結果は極めて可能性が高いと見ている。ストックマンが、そこに向かう過程にあると見ている崩壊は、私が警告したのとまさに同じ崩壊だ。しかも、崩壊を引き起こしかねないブラック・スワンの数は、ストックマンが正しく特定しているものよりも遥かに多い。金融機関の中には、定収入(債券)とデリバティブ市場における流動性の欠如を懸念している人々もいる。ブラック・ロックの共同議長バーバラ・ノヴァックは、デリバティブ緊急救済の仕組みを求めて強烈なロビー活動をしている。

デイビッド・ストックマンの記事は重要だ。しっかり理解頂けるまで熟読願いたい。誰よりも良く知っていただけるはずだ。http://www.lewrockwell.com/2014/12/david-stockman/duck-and-cover%E2%80%A8/

多くの方がこう問われるだろう。もし1パーセントの富が経済崩壊の影響を受けやすいのであれば、その富を守り、アメリカ国民を飲み込む困難を、ロシア人や中国人のせいにする為に戦争が開始されはしないだろうか? 私、そしてデイビッド・ストックマンや、疑うべくもなく他の人々が予想しているような崩壊は、政府に大変な社会的、政治的、経済的不安定をもたらす為、大戦争をお膳立てすることが不可能になってしまうというのがお答えだ。

政治的に無能なアメリカ国民も欧米世界の諸属国も、ワシントンに何の制約も課せないが、経済崩壊が、革命と既存体制の終焉をもたらすのだ。

激烈な崩壊は、人々が生き延びるのをひどく困難にするだろうが、核戦争になった場合より、生き残れる可能性は遥かに大きい。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2014/12/12/brink-war-economic-collapse-paul-craig-roberts/
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冒頭で彼が触れている『マトリックス』に関する彼の過去記事翻訳には例えば下記がある。

国の名と、国民の名を、取り替えればそのまま。とんでも選挙のこの国のことになりそう。属国、益々徹底的に属国化することになるのだから、ロバーツ氏のおっしゃる通り、宗主国の崩壊を期待するしかなさそうだ。

どうやらあの「希望は戦争」トンデモ発言に似てきたようだ。「希望は崩壊」。

毎回選挙になると鬱状態になる。社会活動は我慢して通常に行っているつもり。
それに加え、個人的に考えることもあって、気分はもう最低。
気分修復は相当時間がかかるだろう。さりとて翻訳をしないと益々鬱屈する。
仕方がないので、酒を飲んで、メタボを悪化させている。

昨年メタボで保健所から呼び出され必死に痩せたのに、今年再度呼び出された。昨年痩せた分、必要量の、4分の1に過ぎなかったのだという。
メタボ・カモ知れないと思っていたのに、メタボ・ソノモノに変えないといけないか。

選挙、亀井静氏ファンなのだが、残念ながら選挙区は無関係。新刊もまだ購入していない。亀井氏で検索したら、彼らしい正論があった。
本当にパーだと小生も思う。皆様のことではない。わずか数人のおさななじみのことを思いだしただけ。自分たちを殺そうとしているのに。

「自民党は農村党だったが、今は違う。農村は票が少ないし。TPPをやったら、東城の町もアウトだ。アメリカのおっしゃる通りに全部やるという話。農業、林業、いろんな商売やられている方も規格から何まで米国の言う通りにしなければならず、病気をしても病院にかかれなくなる」と諭した。

 その上で、亀井氏はJAグループの政治姿勢に言及。「庄原、三次、尾道の農協は私を推薦してくれた。広島県はそれ以外全部、全国も全部自民党を推薦している。農協をなくし、株式会社にすると言っているのに、推薦して応援することを決めた。パーだと思う。(自分たちを)殺そうとしているのに」

以上は「マスコミに載らない海外記事」より
またしても自民が圧勝した。自殺行為である。「3.11テロ」も理解できない国民なのであるから自業自得である。                          以上

この宇宙のあらゆる存在は「黄金比」にコントロールされているのかも知れない

2014年12月10日


粒子、波動、時空、DNA 、ヒト、動物、植物 etc… 。この宇宙のあらゆる存在は「黄金比」にコントロールされているのかもしれない


space-time-top.jpg

▲ 科学誌「サウス・アフリカン・ジャーナル・オブ・サイエンス( South African Journal of Science )」掲載の論文より。



地球も宇宙も、あらゆるものは何らかの共通した制御の中にいるかもしれないひとつの証左

私自身はよく理解していないのですけれど、「黄金比」という言葉があることは知っていました。

Wikipedia - 黄金比 では、

線分を a, b の長さで 2 つに分割するときに、a : b = b : (a + b) が成り立つように分割したときの比 a : b のことであり、最も美しい比とされる。近似値は1:1.618、約5:8。


と説明されていまして、コトバンク - 黄金比 では、

線分を一点で分けるとき、長い部分と短い部分との比が、全体と長い部分との比に等しいような比率。1対1.618をいう。古代ギリシャでの発見以来、人間にとって最も安定し、美しい比率とされ、美術的要素の一つとされる。


とあり、要するに、「比率」のことのようなのですね。

golden-ratio-01.png

▲ 黄金比を説明する際によく用いられる「1対1.618」を示した図。黄金比と白銀比より。


この楕円の形は「対数螺旋」というものらしいですけれど、上の論文で示されている、この形の黄金比を持つものの例として、いくつかの写真が示されていまして、オウムガイも挙げられています。

Nautilus-shell.jpg


いずれにしても、この黄金比は単なる「数式」でしかないのですが、コトバンクの、

> 人間にとって最も安定し、美しい比率とされ、美術的要素の一つとされる。

という表現のように、建築やデザインなどに使われることも多いようです。

パルテノン神殿やミロのヴィーナスなど、黄金比から設計された美術造形なども、特にギリシャには数多くあるようです。

ミロのヴィーナス
Milo-Venus.jpg
Science Window

そして、冒頭の「サウス・アフリカン・オブ・サイエンス」の論文の内容なんですが・・・実は内容が難解すぎて、よくわからないのです。

おぼろげに伝わるのは、

「この世は非常に多くのものが黄金比の比率に依存したものかもしれない」

というようなことが書かれてある「よう」なのです。

特に哺乳類との関係が書かれてあるようなのですが、何しろ、論文の途中からは、直訳だと下のような展開になっていくんです。

現存生物種(脊椎動物と無脊椎動物)の標本からの頭蓋および他の測定値の回帰分析において、mは傾きであり、cは試料A(x軸)と同じ種の試料B(y軸)の測定値を使用した断片であり、y=mx+c との回帰式に関連付けられる。

驚くべきことに、絶対値CA1.61のSEM値平均logは、現存脊椎動物(哺乳類、鳥類、爬虫類)および無脊椎動物(甲虫目および鱗翅目)の同種対比較として得られたのだ。


┐(‘~`;)┌

言語とさえ思えないような言葉が並びます。

そんなわけで、今回はあまりにも難解な数学用語や科学用語などが出てきて、私には手に負えないもので、途中でギブアップしてしまいました。

翻訳したところまでは後で掲載しますが、でも、実際、私自身が、すごくこの論文の内容の「意味」を知りたいのです。

科学にお詳しい方が、どこかの科学ブログやサイトなどで翻訳してくださればなあ・・・というような期待を込めて、この論文をご紹介しているという部分もあります。

しかし、頭で考えるのは無理でしたが、視覚的に見ますと、いろいろなことがはっきりしましたので、この論文に掲載されている写真や、あるいは論文の文中に出てくるものを写真で示します。

まずは、論文中に掲載されている写真です。




黄金比を持つ私たちの周囲の存在

論文には上のオウムガイの他、子持ち銀河という、りょうけん座にある渦巻銀河、ハリケーン・カトリーナ( 2005年)、アンモナイトの写真が載せられています。

なお、カトリーナではなくとも、台風やハリケーンは多くが「黄金比」の形を持って襲来します。


自然界に見られる対数螺旋の例

M51-NGC5194.jpg


Hurricane-Katrina2.jpg


ammonite.jpg


その他に、文中に出てくるものとしては以下のようなものが黄金比であるようです。

クーズー(ブッシュバック属の動物)の角
Kudu_antelope_.jpg
Kudu


植物の葉の生え方
spiralleaf.jpg
全ての植物をフィボナッチの呪いから救い出す

植物は、互いの葉が重ならないように、「回転しながら生える」のだそう。

上のサイトには、

葉が重なると、上にある葉の影に入ってしまうので、「重ならない」のは、葉が光合成をすることから考えれば、有利な性質である。

では、どんな角度を取ると、この性質が得られるのだろうか?

実は、その答えが、黄金角なのである。


とあり、「植物は、黄金比で光合成に有利な葉の生え方を獲得している」ことになるといえそうです(あるいはコントロールされている)。


DNA の結晶構造
DNA-Crystal.jpg
ジェームズ・ワトソンが語る「DNA構造解明にいたるまで」


銀河系を含む多くの銀河や太陽系などの恒星システム
spiral-galaxy.jpg
There Must Be Something More


哺乳類の頭蓋骨
skull-mokey-01.jpg
こんちゅーぶより。写真はニホンザルの頭蓋骨。


原子核(の安定性)
Sciences-exacte.jpg
原子核

などが出ていました。

他にも調べてみますと、いろいろとあるもののようです。
Google 画像検索で、いろいろと見られます。

ふと気づくと、「指紋」なんてのも黄金比を描いているようですし。

fingetprint-golden-ratio.jpg
Golden Ratio


あるいは、「脳」そのものも黄金比に見えてきたり、その中にある松果体の周辺も黄金比に見えたりもいたします。

brain-1.jpg


赤ちゃんなんかも、黄金比かどうかはわからないですけど、対数螺旋的な、つまりオウムガイのような形で、お母さんから生まれてきますしね。子どもの出産に立ち会った時のことを思い出します。難産でしたねえ。

大人子ども関わらず、コタツなんかで丸くなる時も黄金比っぽい姿勢でダラーッとしたりしますね。


まあ、そういう日常的なことはともかく、この「黄金比」が、この世界の様々な「事物」だけにとどまらず、「時空」とも関係しているのではないかという議論がされているようなのです。

確かに、空を見上げても指先を見ても黄金比はどこにでも溢れていて、「 DNA の結晶」も黄金比だなんてこともはじめて知りました。

では、途中でギブアップした論文の翻訳を掲載します。

専門用語や翻訳部分で間違っている部分が多いと思いますので、本当に興味がある方は下のリンクにある原文を読んでいただければ幸いです。



Number theory and the unity of science
South African Journal of Science 2014.11


数論と科学の結合


この数千年間、ホモサピエンス(現代人類)は、好奇心の感覚から科学を探究し続けてきた。現在では、アフリカだけではなく、世界中の小学生から大学生、そして学術研究者に至るまで、様々なことに関しての疑問や興味を持っている。

それは、相対性、質量、空間、粒子、波動、時空などと、数学、物理学、化学、生物学の分野における定数の性質上の関係性などに広がっている。

最近、非合理な数学定数についての疑問が浮上している。それは、ギリシア文字のφ で示される約 1.618 の値を持つ比が、現代の哺乳類の頭蓋骨の形態学的な分析に基づくと、一定の生物種と関連している可能性があることについての議論だ。

この 1.618 … は「黄金比」と呼ばれるもので、これは、数学の態様に関連するだけにとどまらず、物理学、化学、生物学、時空とも関係し、また、位相幾何学(位置の研究・学問)とも関係している。

黄金比の宇宙での存在を想定した説得力のあるケースは、対数螺旋の遍在に基づいて行うことができ、この壮大な例には、渦巻銀河の子持ち銀河などが含まれる。

他にも、アンモナイト、オウムガイの形状、ハリケーン・カトリーナ。
そして、太陽系の惑星、衛星、小惑星やそれらのリングの分布なども含まれる。

対数螺旋はフィボナッチ数列と整数論の黄金比と強固に関連する。

フィボナッチ螺旋でわかりやすい身近な例としては、植物の葉の生え方がある。

他にも、クーズー(ブッシュバック科の動物)の角の形状、象の牙の曲がり。そして、知られているところでは、DNAの結晶構造、さらには、ナノ材料の応力パターン、原子核の安定性、さらに、原子状物質の周期性に至るまで黄金比に依存している。

黄金比に依存しているそれぞれの構造体には2つ目の共通点が存在する。
それは、これらがすべて自発的な成長パターンを示すことだ。

この驚くべき自己相似性は、湾曲した時空の本質的な特徴から生じる共通の環境制約への応答であり、これについての議論が強いられている。





(訳者注)これって、「地球も宇宙も、あらゆるものは何らかの共通したコントロールの中にいる」ということを物語っているのではないかな、と思ったりもいたします。

これまで、黄金比という概念から世界を眺めたことがありませんでしたが、今後、特に「生命に関したもの」を見たり考える時には、黄金比のことを思い出そうと思います。

そして、また、これらは過去記事の、

むしろ謎が深まる中国の落下体。そして、死者の日の祭典が行われるメキシコ・オアハカに出現したノルウェータイプの「光の渦」
 2014年05月19日

や、

私たちを取り巻く「渦」は何を意味するのか
 2010年12月18日

などに出てくる「地球に出現する渦」とも関係することのように思います。


以上は「IN DEEP」より
この世はある一定の法則により動いているのです。今の人類にはまだその法則が分からないのです。いずれ理解することになるでしょう。        以上              

北半球の雪で覆われた面積が観測史上最高を記録

2014年12月06日


北半球の雪で覆われた面積が観測史上最高を記録。なのに、気温と海水表面温度は観測史上で最も高いという異常な矛盾(あるいは矛盾ではなくともイヤな冬の予感)


2014-fall-snow.gif

▲ 2014年12月4日のワシントンポストより。



北半球の降雪面積が観測史上最大に

先日の記事、

元 NASA の気候学者が「地球はすでに今後30年以上続く寒冷期、あるいはミニ氷河期に突入した」と断定
 2014年12月04日

では、地球はすでにミニ氷河期に入っていると述べる気候学者の主張を取り上げました。

その気候学者で、元 NASA のコンサルタントのジョン・L・ケイシー( John L. Casey )氏が著作『ダーク・ウインター』で述べたことはおおむね以下の通りです。

・太陽活動の縮小による地球のミニ氷河期はもう始まっている。
・今後、地球は急速に寒冷化に入る。
・寒冷化は2020年代終わりから2030年代始めをピークとして数十年続くだろう。
・農業不振による食糧不足から社会情勢が不安定になる。
・アメリカは食糧輸出を停止するだろう。


などでした。

食糧輸出に関しては、「アメリカが輸出を停止する」とアメリカに言及しているのは、ケーシーさんご本人がアメリカ人だからだと思われます。世界的にそのような不作状態になれば、食糧輸出大国のカナダやロシアやオーストラリアなども同じような措置をとるでしょう。

ミニ氷河期には飢饉が起きやすいです。
小氷期 - Wikipedia には、

1315年には150万人もの餓死者を記録


とあり、食べられなくなりますと、体力も落ちて病気も流行しやすくなるためなのか、

疾病による死者も増加した。


ともあります。

このような状況となってきますと、自給率の低い、日本を含めた東アジアの国などはかなり厳しい状況となりそうですが、何か手はあるのかというと、数年間ならともかく、「数十年」も続くのであるならば、ちまちまと食糧備蓄をしてみても、個人ではどうにもならない面はありそうです。

さて、そんな「ミニ氷河期」の話題を書きました直後に、米国のワシントンポストの記事で、

今年の秋、北半球の雪で覆われた面積が観測史上最大になった


という報道を見つけました。

これは、ニュージャージー州のラトガース大学の降雪研究所が調査したもので、9月から11月の北半球の、「雪で覆われた面積」をデータ化したものです。

下のグラフで一目瞭然だと思います。

Northern-Hemisphere-snow2.gif

▲ 1967年から2014年までの雪で覆われた面積の推移。 ラトガース大学 全球降雪研究所( Rutgers University Global Snow Lab ) より。以下のデータも同じです。


これまでは 1976年が最も多い雪面積だったのですが、今年の秋はその記録を上回り、3500平方キロメートルを越える雪面積となりました。

下はそれぞれの年の平均との比較ですが、こちらに関しても今年は観測史上最大となっています。

snow-nov-na.gif

▲ 1967年から2014年までの雪で覆われた面積の偏差。




その一方で大気の温度と海水の表面温度も観測史上で最も高いとは、これいかに

このように、今年の秋(9月、10月、11月)は、雪の降った面積が、過去最大クラスに多いということがわかったわけで、それなら「気温もさぞや低かったのだろう」と考えるところですが、ワシントンポストの記事のタイトルにありますが、なんということか、

今年の北半球の秋の気温は観測史上で最も暖かった


のです。

私としては、むしろこちらのほうが信じられないところがありますが、下のように、アメリカ海洋大気庁( NOAA )の平年との気温の比較の図は、今年の秋の北半球は明らかに平年より気温が高いことがわかります。

2014年9月、10月の全世界の気温の偏差
201401-201410.gif

▲ NOAA が発表した2014年9月、10月の全世界の気温の平年との比較。赤が濃いほど、平年より気温が高いことを示します。


ワシントンポストによれば、

通常より少し暖かい気温は、大気中の水分含有量を増加させて、雪の量を増加させる可能性をもっている。


ということですので、「気温が高いために雪が増える」という理屈はわからないでもないのですが、しかし、何となく不思議な感じはいたします。

実は、大気温度だけではなく、「海面温度」もそうなんです。

過去記事、

冬のカオス:凍てつくアメリカ、焼け付くオーストラリア…
 2014年11月21日

で、私は下のように書いています。

現在、アメリカは強い寒波に見舞われていますが、実はアメリカ周辺の「海」では奇妙な現象が起きています。

それは「海水温が異常に高い」のです。

低いのならわかる気もするのですが、「高い」のです。
しかも、一過性のものではなく、最近ずっと高いままなのです。

下はアメリカ海洋大気庁( NOAA )による9月の世界の海水温度の平年との差異ですが、アメリカ西海岸からアラスカにかけての海域と、東海岸沿いの一部の海水温度が平年に比べて異常に高いことがわかります。

sea-temp-high.gif
・NOAA


上の記事ではアメリカについて書いていますが、記事にある全世界の海水温度の平年との差異を見てみますと、「今年の秋は全体として海水表面温度が高かった」ことがわかります。

さらに「来たるべき地球のかたち」の、

海に何が起きているのか:世界の海水の表面温度が観測史上の130年間で最も高くなっているけれど、その理由がわからない
 2014年11月26日

という記事には下の表を載せています。

1880年から2014年までの海水表面温度の推移
sea-temp-2014.gif
・NOAA

2014年は、太平洋も他の多くの海域も 1880年からの観測史上でもっとも海水の表面温度が高かったことがわかります。

しかし、秋が過ぎた 11月の終わりには、アメリカやカナダ、ロシア、ヨーロッパの一部、中国などに、「北極からの爆風(極渦」が、ジェット気流に乗ってやってきました。

これにより、アメリカでは、ニューヨーク州などで非常事態宣言まで発令されるような「異常な寒波」に見舞われたことはご記憶の方も多いと思われます。

emergency-us-cold.jpg

▲ 2014年11月22日のニューヨーク経済新聞より。


つまり、この秋の北半球、あるいはその一部は、

・観測史上で最も気温が高く暖かかった
・観測史上で最も高い海水表面温度だった


のにも関わらず、

・観測史上最も雪の降る面積が広かった

と同時に、

・北極からの寒気で100年以上の記録を更新する寒波

を経験する場所があったり、

・観測史上最大の積雪を記録する地域があった

などのムチャクチャな秋から冬の動きだったのですが、この「急変」という状態から感じることとしまして、先ほどリンクいたしました過去記事「冬のカオス…」に書きました、かつてのミニ氷河期はたった数ヶ月でその気温が定着し、その後、1300年間も続いたという調査などを思い出させてくれます。

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New Scientist

つまり、寒冷化は過去の場合には「急速にやってきた」という歴史もあるということですので、寒冷化に入る際にはあっという間にその状態になってしまうという可能性もあると思われます。




どう想像しても「荒れる」イメージしか湧かないこれからの冬

そして、世界各地から寒波と大雪のニュースが毎日飛び込んできています。

何より日本も昨日あたりから、かなり拾い範囲で雪の被害が出始めていて、毎日新聞の「大雪:四国と島根で次々車立ち往生 徳島では50世帯孤立」などを読みますと、改正災害対策基本法というものが初適用されたりしています。

ヨーロッパも、特に中央ヨーロッパはカオスじみた光景が寒気によって作られています。

オーストリア・コッテス 12月3日
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オーストリア北部のヒムブルク 12月3日
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ハンガリーの首都ブダペスト 12月3日
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DARK ROOM

ロシアも場所によっては大変なことになっているようで、ロシアの声には下のようなニュースがありました。

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▲ 2014年12月3日のロシアの声より。


この先どんな冬になってくるのか、いよいよわからなくなりますが、海水の表面温度が高いということは、海から蒸発する水分などを考えますと、世界的に大気中の水分量が高くなっているのかもしれず、「大雪」という状況はしばらく続くのかもしれません。

そこに北極からの寒気が重なってくると、

暖かい気温と高い湿度の中に超寒気が突っ込んでくる


という図式になり、これだと、やはり「荒れる」というイメージしか湧かないのですが、どうなりますかね。

そして、元 NASA のケーシー氏は「ミニ氷河期は 30年続く」とか言っていたり、1万3千年前のミニ氷河期なんてのは 1300年間も続いたりしていたりなど、いろいろと「寒い話」は尽きません。

それでは、ここから、ワシントンポストの記事です。



Fall snow cover in Northern Hemisphere was most extensive on record, even with temperatures at high mark
Washington Post 2014.12.04


この秋の北半球は気温は高い状況にも関わらず、雪に覆われた面積が観測史上最高の広さを記録


過去46年の積雪面積の調査から、今年の秋の北半球では、他のすべての年よりも雪で覆われた面積が最も多くなっていることがわかった。

これは非常に驚くべき結果と言わざるを得ない。なぜなら、北半球の気温そのものは、過去の同時期と比べて最も高いレベルで推移しているからだ。

米国ラトガース大学の全球降雪研究所( Rutgers University Global Snow Lab )のデータによれば、この秋の北半球の雪面積は、2200平方マイル(約 3540万キロメートル)以上に拡大しており、これは、1976年に記録された積雪面積を大きく越えている。

研究をおこなっているニュージャージー州の気候学者、デビッド・ロビンソン( David Robinson )氏は、以下の積雪に関しての統計情報を追加する。

・9月、10月、11月に、北半球の雪面積が記録を更新した。
・北米は観測史上で最も広範囲での積雪があった。
・ユーラシア大陸では観測史上3番目の積雪面積があった。

さらに、11月に絞ると、

・北米は観測史上で最も広範囲での積雪があった。
・ハワイとアラスカを除くアメリカ本土48州で観測史上で最も広範囲での積雪があった。(これは北極からの爆風での豪雪があったことを考えると不思議ではない)
・カナダは観測史上2番目に多い積雪面積だった。

この結果は、アメリカ海洋大気庁( NOAA )の発表した今年 9月と 10月の全世界の平均気温が、観測史上で「最も暖かかった」という結果を考慮すると、まるで、お互いに反している現象のように見えるかもしれない。

また、アラバマ大学ハンツビル校の衛星解析データによると、11月の全世界の気温も観測史上2番目に高かった。

しかし、雪の量は、気温との相関関係を持つものではない。雪が降るには、単に氷点下、あるいは氷点下近くの気温が必要とされるだけだ。

平年より1~2度高い気温は、多くの場所に降雪を与える可能性がある。

また、通常より少し暖かい気温は、大気中の水分含有量を増加させ、雪の量を増加させる可能性をもっている。

最近のモデリング研究によれば、地球温暖化のシナリオの中では、今世紀末までに雪の量は高緯度地域で 10パーセントほど増えるとされる。

降雪の条件としては、気温よりもむしろジェット気流の循環の要素が重要に関与している。ジェット気流は、中緯度へ北極からの冷たい空気を輸送することができる。この秋には北極からのジェット気流が、ふだんの秋なら降雪がないような地域に降雪をもたらした。

今年の秋の珍しいジェット気流の動きの理由については、科学研究で活発な議論がおこなわれており、現在、

1. アメリカは雪と寒さの進行中の中にいる。しかし、それはなぜか。

2. 地球温暖化がこの狂気的な冬を作り出しているという証拠が出始めている。

という2つを柱として議論が進められている。

以上は「IN DEEP」より
現在は寒冷化しつつあります。                    以上

2014年12月20日 (土)

地球が物理的に傾いています

16:35

地球が物理的に傾いています。

ポールシフトに関して、専門家ではないため以下のビデオの説明を全て理解したわけではありませんが。。。どうやら地球の地軸が物理的に傾いているようです。磁極が傾いているだけではなさそうです。以下の画像で黄色や赤くなっているエリアは地表が盛り上がっていることを示しています。青くなっているエリアは地表が沈んでいることを示しています。
青が最も濃いところで3mm沈んでおり、赤いところは3mm盛り上がっています。
例えば北米の特に西海岸が盛り上がっており、ヨーロッパが沈んでいます。日本列島は黄色いエリアですから1mm盛り上がっていることを示しています。1mm~3mmですから大したことはないと思ってしまいますが、専門家はそうは思っていないようです。今後地球は益々歪むそうです。2005年以降、歪む速度が加速しているそうですが。。。この原因はポールシフトが加速しているからだそうです。実際に地球が少しずつ傾いているということだそうです。地球の海の水が亡くなったら、地球の形は球体ではなくかなりいびつだと思いますが、今後益々いびつになっていきそうです。

http://beforeitsnews.com/alternative/2014/12/major-warning-rapid-polar-shift-literal-movement-of-the-physical-poles-video-3078580.html
(概要)
12月16日付け:
以下のデータにより、地球の表面が急激に歪んでおり、ポールシフトが加速しているのが分かりました。ここ数年間で起きているポールシフトで地球が急変しており、測地の垂直速度が影響を受けています。日本は黄色に染まっています。

この画像は2009年からサテライトがとらえた地球内部の歪みを示しています。これはポールシフトと関係しています。
黄色や赤色のエリアは地表が盛り上がっていることを示し、青いエリアは地表が沈んでいることを示しています。特にカナダ西海岸やアラスカの赤色が濃くなっています。2009年~2014年で地球は急激に変化しているのが分かります。このデータは、地球の磁極だけが移動をしているのではなく、物理的に地球の地軸が傾いていることを表しています。
これまでのデータから2015年には地球はさらに歪むだろうと考えられます。
このデータは2001年から2015年までの地球の歪みのパターンを示しています。
(1:46~)こちらのグラフは地球の北極と南極を示しています。グリーンの線は平均値を表しています。赤と黒の線はXとYの偏差値を表しています。2000年をご覧ください。2004年に25万人の犠牲者を出したスマトラ沖大地震が起きたときに地球が大きく歪みました。2011年の東日本大震災の後にも地球は歪みました。
(2:41~)こちらの表は地球の地軸が急激に傾いていることを示しています。
2005年以降、地球お歪みが加速しているのが分かります。地球がこのように変化をしているのは異常事態です。これまでになかったことです。
省略

アイスランドのバルダルブンガの噴火の火山ガスはヨーロッパの気候パターンを変えるかも知れない

2014年12月12日


アイスランドのバルダルブンガの噴火の火山ガスは、2015年にヨーロッパ全体の気候パターンを変えるかもしれない


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▲ 2014年12月11日の英国テレグラフより。


In Deep の、

「2015年は地獄の真っ只中」:デンマークの投資銀行サクソバンクによる 2015 年の「アウトレージな予測」から見る来年の世界
 2014年12月12日

という記事で、デンマークの投資銀行サクソバンクによる『2015年の大胆予測』をご紹介しました。その10の予測は、

1.ロシアが再びデフォルトに
2.火山噴火が穀物生産を直撃
3.日本のインフレ率が5%に上昇
4.ドラギECB総裁が辞任
5.ユーロ建て社債:スプレッドが倍に拡大
6.ハッカー集団がオンラインショッピングを攻撃
7.中国が人民元を20%切り下げる
8.カカオ豆先物が1トン=5,000ドルを突破する
9.イギリスの住宅バブルが崩壊
10.イギリスは 2017年にEUを離脱


となっています。

この中で、2番目に「火山噴火が穀物生産を直撃」という項目がありますが、ここではそのページを翻訳してご紹介します。

この火山というのは、具体的には、アイスランドのバルダルブンガ火山のことで、

噴火の時代:バルダルブンガ火山の噴火による「火山ガス」で多くの国民の日常生活が追いつめられてきたアイスランド
 2014年11月11日

という1カ月前の記事でも取り上げたように、噴火以来、火山ガスの二酸化硫黄ガスが絶え間なく流出し続けており、それは現在も続いています。

下は12月13日のアイスランドの大気汚染予測ですが、風向きや風力により範囲は日々違うとはいえ、アイスランドは、常に相当な面積を二酸化硫黄ガスが覆い続けています。

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アイスランド気象庁


サクソバンクの予測では、この状態が続くと、2015年には、この二酸化硫黄ガスがヨーロッパの天候を変えてしまうとしています。

そのページをご紹介したいと思います。

この噴火が、実は過去1万年などでも例を見ない巨大な影響を与える可能性のある噴火であることが改めてわかります。




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SAXO BANK


火山噴火が穀物生産を直撃


長く噴火と群発地震が続いているアイスランドの氷底火山バルダルブンガは、その大きさがマンハッタン島ほどもある巨大な火山だ。

バルダルブンガのカルデラは急速に沈み込み、ホールローン地区( Hohluraun )の火山の下のマグマ溜まりは危険な崩壊を見せている。

この崩壊が、さらに激しい噴火を招いた場合、結果として来年の気候そのものを変えてしまう可能性を持っている。それは来年だけではなく、その先も含まれる。

現在すでにバルダルブンガの噴火は、上空に有害な二酸化硫黄ガスを噴出し続けているが、2015年には、ヨーロッパへさらに有害な雲を拡大していき、噴火はヨーロッパの気候パターンを変えてしまい、その結果として、穀物生産量が低下し、それは穀物価格の上昇と関係する。

誰もまだそのことについてふれていないが、今回のアイスランドのバルダルブンガ火山の噴火は、実は、過去1万年の中で最大規模の噴火だ。

バルダルブンガ火山の噴火の溶岩量は、1783年のラキ火山の噴火以来、最大の溶岩量を記録し、放出された二酸化炭素の量も最大であり、今後のヨーロッパの環境に大きな影響を与える。

この二酸化炭素の排出量は、フランス革命( 1787年 - 1799年)を招いたほどのパン不足をもたらした時の小麦の生産低下を招く可能性がある。

以上は「IN DEEP」より
噴火はこれだけではありません。 北朝鮮の白頭山も危険です。   以上

アメリカ政府は世界覇権しか頭になく、ロシアは邪魔になっている

アメリカ政府は世界覇権しか頭になく、ロシアは邪魔になっている - 元レーガン経済顧問

公開日時: 2014年12月4日 22:07

アメリカは既にヨーロッパ、カナダ、オーストラリアと日本を属国にしてしまった。下院における、最近の対ロシア決議は、世界覇権という目標を実現する道具にすぎないと、元アメリカ財務省次官補のポール・クレイグ・ロバーツ氏は、RTに語った。

RT:アメリカは、過去数ヶ月、対ロシア言辞を激化させていますが、この決議はあなたにとって、驚くべきものでしたか?

ポール・クレイグ・ロバーツ: いいえ。ずっと前からそうなると思っていました。

アメリカ合州国は世界覇権というイデオロギーを奉じており、他国が主権国家であったり、自らの意思で行動したりする可能性を決して受けいれないということを、ロシアは理解する必要があります。ロシアはアメリカ属国でなければならないのです。アメリカ合州国が、ヨーロッパの全て、カナダ、オーストラリアと日本を属国にしてしまったと全く同様、それがアメリカ合州国が、ロシアと中国を受けいれる唯一の条件なのです。アメリカは、自らの権益を追求する、主権を有する独立国家としての両国を認めるつもりはありません。

ロシア指導者と、ロシアという国の悪魔化はこれからも続きます。状況は益々敵対的になるでしょう。この状況が消えることはありえません。アメリカ合州国は、アメリカ世界覇権というネオコン・イデオロギー、つまりロシアと中国に対する覇権を意味するものに導かれているのですから。

RT: 決議は、ロシアが、MH17便航空機を撃墜したミサイルを製造し、提供したと非難していますが、公式調査は、一体なぜ墜落したのかまだ決定していません。すると、一体なぜ議員達が実際こうした非難を盛り込まなければならなかったのでしょう?

PCR: それはプロパガンダで、こうしたものの中で、事実は無力です。

もしロシア政府が事実に頼っているとすれば、ワシントンは事実に興味は皆無なのですから、非常に驚かされることになると思います。サダム・フセインは大量破壊兵器を保有していましたか? シリアのアサドは自国民に対して化学兵器を使用しましたか? イランは核兵器を保有していますか? もちろん、そうではありません。そして、もちろんワシントンは、自分達がウソをついているのを知っていたのです。

この下院決議は、アドルフ・ヒトラーが“昨夜、ポーランド軍が国境を越え、ドイツを攻撃した”と宣言した際に言ったことと同じです。 違いは皆無です。アメリカ合州国は、ウクライナ政府を転覆しておいて、ロシアがウクライナを侵略したと非難しているのです。議論にも値しません。これはロシアを悪魔にするよう仕組まれた、見え透いた、あからさまなプロパガンダで、目的はただそれだけです。これが消えることはありません。

RT: 強い表現がある決議は、東ウクライナでの4,000人の死者を、頭からロシアのせいにしています。これについてはどうお考えでしょう?

PCR: それは単に更なるプロパガンダで、カダフィやサダム・フセインやアサドやイランについて言ったウソと何ら変わりません。グルジアが、ワシントンにそそのかされて、南オセチアを攻撃し、ロシアが参加して、連中を追い返した時に連中がついたのと全く同じウソです。あれもロシアの侵略だと言われました。

プロパガンダにとって、事実などどうでもいいのです。ワシントンはプロパガンダを駆使しているのです。ロシア人は敵がいることに覚醒しなければなりません。あなた方を破壊するつもりの敵です。それが事実です。これが何かの間違いのようなふりをしたり、我々が事実を明らかに出来、それで人々が正気を取り戻すと思ったりするのは無意味です。

アメリカ合州国は世界覇権という政策を持っており、皆さんはそれを目にしているのです。

更に読む: 下院、対ロシア決議を可決

記事原文のurl:http://rt.com/op-edge/211579-us-world-hegemony-russia/

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元記事のトップには動画があるが、例によって、なぜか貼り付けできない。あしからず。(日本語字幕はない)

読者コメントに、ごもっともなものがあった。

もしアメリカが本当に民主主義であれば、PCRは圧倒的大差で大統領になっていたろう。

「アメリカは既にヨーロッパ、カナダ、オーストラリアと日本を属国にしてしまった。」という部分、初めて当ブログをご覧になる方は、怪訝に思われる方がおられるやもしれない。ロバーツ氏、決して、ヨーロッパ諸国や、日本を理由なく属国扱いしているわけではない。これまで再三、指摘しておられる。

それで、日本が如何に属国化しているか、一例を以下に。

以下、前回記事の貼り付け。

売国傀儡が圧倒的多数を獲得する今回選挙、先進属国版マイダン・クーデターの見本。政治的・経済的・社会的徹底壊国プルトニウム爆弾。 第三の壊国、これで完結。

宗主国支配層の皆様、にこにこして選挙結果をまっている。飛んで火にいる冬の虫。ブタは太らせてから食え。

小生の恐怖、認知症メタボ・オヤジの妄想であることを心から願っている。放射能被爆と同じで、結果があらわれてから気がついても、元にはもどせない。事前に防ぐ以外、防御策はない。

閣僚でない有識者(由々しき者)が、破壊工作を推進していることを、大本営広報部は隠蔽して報じない。郵政破壊を推進した御仁、国籍は日本かも知れないが、素人には、実質的には宗主国代理人としか思われない。宗主国代表様が、実に多様な破壊工作を指示して下さっている。

以下は、『欧米文明は一体どうなったのか?』と題する2013/10/16翻訳記事に小生が加えたごまめの歯ぎしり駄文。

そのまま転載する。

転載始め。

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大本営広報部、傀儡与党の選挙公約の一部しか報道しない。意図的に。

ブログ『神州の泉』
レッドゾーン!!規制改革と投資フリーの「国家戦略特区」は日本解体作業!!でも、書いておられる。

①政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。
②自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
③国民皆保険制度を守る。
④食の安全安心の基準を守る。
⑤国の主権を損なうような I S D条項※は合意しない。
⑥政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。

②以降の項目、大本営広報部からはすっかり消されている。

ブログ『街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋』でも、2013年10月14日 (月)
国家戦略特区を読み解く 前大田区議奈須りえ氏のレジメから
で、国家戦略特区のひどさを解説しておられる。

前太田区議奈須りえ氏のレジメをあげておられるが、PDFや画像。すぐに見られない。それで、名簿部分と11-13ページを平文テキストにし、下記に貼り付ける。このひどさについては、是非、岩月浩二弁護士の記事国家戦略特区を読み解く 前大田区議奈須りえ氏のレジメからをお読みいただきたい。

産業競争力会議議員名簿(平成25年1月23日現在)

議長   安倍晋三  内閣総理大臣
議長代理 麻生太郎  副総理
副議長 甘利明   経済再生担当大臣
                兼内閣府特命担当大臣(経済財政政策)
同    菅義偉   内閣官房長官
同    茂木敏充  経済産業大臣
議員   山本一太  内閣府特命担当大臣(科学技術政策)
同    稲田朋美  内閣府特命担当大臣(規制改革)
同    秋山咲恵  株式会社サキコーポレーション代表取締役社長
同    岡素之    住友商事株式会社 相談役
同    榊原定征  東レ株式会社代表取締役 取締役会長
同    坂根正弘  コマツ取締役会長
同    佐藤康博  株式会社みずほフィナンシャルグループ取締役社長グループCEO
同    竹中平蔵  慶慮義塾大学総合政策学部教授
同    新浪剛史  株式会社ローソン代表取締役社長CEO
同    橋本和仁  東京大学大学院工学系研究科教授
同    長谷川閑史 武田薬品工業株式会社代表取締役社長
同    三木谷浩史 楽天株式会社代表取締役会長兼社長


*有識者などからの「集中ヒアリング」において提案された規制・制度改革事項

1.都市再生
都心居住促進等のための容積率の大幅な緩和【伊藤、安念、不動産協会、八代】
都心部における容積率2000%以上の象徴的開発プロジェクトの推進【伊藤】
都心部において用途地区混在地区を商業地域500%に統一し、日影規制を解消【伊藤】
都心部における附置義務駐車場制度の廃止【伊藤、不動産協会】
都市計画手続きの迅速化(自治体、開発事業者、専門家による計画裁定プラットフォームによる円滑・迅速な大規模再開発事業の推進など)【伊藤、不動産協会】
都心周辺部における国際居住区〔国際化に対応した多様で文化的な住宅市街地)の指定(容積率緩和による高層集合住宅化や、遊休地化した公有地の海外関係組織への優先的譲渡又は賃貸など)、伊藤】
プライペートジェット機専用の羽田空港第6滑走路の整備【伊藤】
リニア新幹線の整備及び品川地域の再開発等【伊藤】
カジノ等による臨海部の国際的利用【伊藤】
都市の有効利用・都心居住の推進のための「特区版法制審議会」の創設【安念】
自治体の高さ規制や景観規制への迅速な対応【不動産協会】
区分所有権法のマンション建替え決議要件の緩和(議決権方式で2/3以上など)【八代、不動産協会】
借地借家法の定期借家権法への乗り換え【フェルドマン、八代】
羽田・成田間、成田・仙台間の高速鉄道化【フェルドマン】

2.医療

外国医師による外国人向け医療の充実(特区内医療機関所属外国医師による全国往診可能化)【阿曽沼、不動産協会、八代、翁】
国内未承認の医療技術・医療機器の持ち込み・使用許可解禁【阿曽沼、フェルドマン】
病床規制の見直し(再生医療等先進医療分野での病床開設許可の推進、休眠病床に関する知事等による再配分等の地域管理の実施)【阿曽沼、不動産協会、翁】
患者負担軽減策(民間保険の第三分野拡大等)及び患者救済策(医療自賠責保険制度の開設等)を併せ、先進医療分野(再生医療のみならず難病・稀少疾病分野、小児病分野等へ段階的に範囲拡大)に関する混合診療の解禁【阿曽沼】
高齢者の自己負担率の引上げ(2割以上、年齢に応じた負担率の導入等)【フェルドマン】
健康を基準とした自己負担率の導入(基本負担を6割とし、メタボ基準以下は3割、喫煙者は7割とする【フェルドマン】
医療分野へのマイナンバー制度の早期導入【フェルドマン】
高度な診療手術の可能な病院の集中化・絞り込み(臨床研究中核病院の機能集中の加速化など)【フェルドマン、翁】

3.介護・保育
介護施設等への外国人労働者の受け入れ解禁【フェルドマン】
介護保険報酬を基準とレた質の高いサービスに関する価格の上乗せ(混合介護の解禁)【八代】
介護制度・社会福祉法人制度の見直し【翁】
保育所に関する株式会社の参入促進【八代】
認可保育所にも多様な保育サービスを容認(混合保育の解禁)【八代】

4.雇用・人材
解雇規制の緩和・合理化(金銭解決などを含む)【大竹、大内、フェルドマン、八代、製薬工業協会】
零細企業・ベンチャー企業に対する解雇規制の適用除外【大内】
有期雇用契約の自由化(6.0歳以上の労働者を対象とするなど)【フェルドマン、青木】
有期雇用契約に関し雇止めを制限する場合の、金銭解決手段の導入【大竹、大内】
労働時間規制の適用除外(一定の要件を満たす業種・職種等の労働者に関するガイドライン規定の法令整備)【大内】
労働時間規制の見直し(労働時間の上限規制緩和、休息に関する規制強化など)【大内】
労働者の権利の一部放棄の容認(個別合意における適用除外)【大内】
賃金政策の再検討(貧困対策としての在り方など)【大内】
全てのスキルレベルにおけるビザの発給要件の緩和(労働ビザの緩和)【フェルドマン】
積極的な移民政策の推進(医療、介護、農業の分野など)【フェルドマン、八代】

5.教育
海外留学(一年間)を大学卒業のための必須要件化【フェルドマン】
教育委員会の廃止・権限縮小【フェルドマン】
公設民営学校(公立学校の運営の民間委託)の早期解禁【大森、新しい学校の会】
教育バウチャー制度の創設1新しい学校の会】
複数地域にまたがる株式会社立学校(通信制高校など)の解禁(特区内での添削指導、試験の義務付けの撤廃など)【新しい学校の会】
教育基本法上の「学習指導要領」の柔軟化【楠本】

6.農業
株式会社等による農地所有の解禁【本間、フェルドマン、八代】
農地転用規制の強化(一定期間における転用、の罰則化等)【本間】
農協への独占禁止法の適用【本間、フエルドマン、八代】
減反制度の廃止【フェルドマン】
米価設定の廃止【フェルドマン】

7.エネルギー
電カシステム改革(小売自由化、発送竃分離等)の早期実施【大上、フェルドマン】
バイオマス等の再生可能エネルギープロジェクトに関する全ての規制の撤廃【大上】
環境・エネルギー分野における欧米との規制・基準の統一化【大上】
サマータイム制度の導入【中上】

8.文化・芸術・クールジャパン
世界に誇る新しい文化施設(美術館、博物館、劇場ホール、ライブハウス等)に関する容積率の緩和【青木】
案内サインや野外広告に関する規制緩和【青木】
古民家等の伝統的建築物(国宝、重要文化財等以外)の旅館・レストラン等としての活用のための総合的施策の推進(「地域再生特写物件」として、建築基準法の一部適用除外、旅館業法・消防法等に関する規制緩和など)【金野・西本】
「料理人」に対する就労ビザの発給要件の緩和(国内の調理学校卒業者及び海外での経験を有する者への対象拡大、料理の種類・料理人の国籍・就業地の紐付け撤廃)【楠本、フェルドマン】
「国際業務」ではなく「フアッシヨン産業の専門職種」として、就労ビザの発給要件の緩和(国内の大学・専門学校卒業者及び海外で同等の教育を受けた人材、並びに、海外の実務経験を有する専門家への対象拡大)【楠本、フエルドマン】
「ダンス」の風営法上の規制対象からの撤廃【青木、楠本】

9.インフラ等の民間開放PFI/PPP等

公的データベースの民聞開放(不動産等)【フェルドマン】
有料道路に関する料金徴収業務の民間開放【福田】
有料道路における、建設費のみならず維持管理費も含めた費用回収(償還)後の料金徴収の容認【福田】
水道事業に関する民間参入の推進(公共施設等運営権者が事業認可を受ける際の各種手続の整備、地方自治体と同一水準の支援策の付与、官民の役割分担など)【福田、美原・杉田】
公共施設等運営権者と指定管理者との二重適用の排除【福田】

10,その他行政改革等
公務員の給料を民間と同一基準化【フェルドマン】
マイナンバー制度に基づく行政コンシェルジュの推進【フェルドマン】
国家戦略特区推進のため特区担当部局が関係各省・自治体の人事を担当【フェルドマン】
外国法規に基づく教育・金融・法律・医療機関等の認可の推進【フェルドマン】
地方議会議員に対する選挙度毎の人口比例での議決権の配分【フェルドマン】
新聞の再販規制及び公正取引委員会からの特殊指定の廃止【フェルドマン】
官庁の記者クラブを廃止【フェルドマン】
企業業績やその他の重要情報漏洩への刑事罰適用【フェルドマン】

参考:税制関係
跡田直澄 嘉悦大学ビジネス創造学部学部長
-法人税を中心に、所得税も含め、以下の視点からの各種減税措置を提案。
-特区への内外企業の投資促進
-特区での継続的操業'再投資促進
-特区への内外の優秀な研究者の招聰・定着
-特区での先端研究の促進
佐藤主光一橋大学国際・公共政策研究部教授
-全国レベルでの法人減税を原則としながらも、
-短期的な呼び水効果
-長期的な構造改革の推進
の観点から、規制改革と一体となった特区での減税措置の意義を主張。

再三登場するフェルドマン氏、もちろん、日本人ではない。モルガン・スタンレーの御方だ。当然、所属宗主国金融機関のご希望を羅列するだろう。宗主国巨大金融機関の利益と、属国庶民の利益が一致する場合など、ほとんど一つもないだろう。金融機関に関するポール・クレーグ・ロバーツ氏の言葉を繰り返そう。

民間部門に、略奪するものがほとんど無くなったので、金融ギャング連中は公共部門に向かい、自分達の為に、自由市場経済学者に民営化を唱導させているのだ。

自由市場経済学者によって、投資と経済成長をもたらす資本家として、大いに愛され、誤魔化して表現されているウオール街とロンドンのシティー、世界二大金融センターは、実際には、合法的な、政府が支援する、略奪を行うマフィアだ。彼らの利益は略奪から得ているのだ。

妄想・陰謀論であって欲しいがメタボ中年の妄想ではない。陰謀論ではない。
非関税障壁を解除するのが本当の狙いだということは、宗主国の公文書にも明記してある。下記翻訳も是非お読みねがいたい。

(TPPでの)アメリカの狙いは、関税よりずっと重大な邪魔者であり続けている非関税施策を日本に解除させることにある 米国議会図書館議会調査局文書

「アメリカの狙いは、関税よりずっと重大な邪魔者であり続けている非関税施策を日本に解除させることにある」と明記してある。

属国支配者は、属国庶民を搾取し、宗主国権力に貢献する為に存在している。

SF『1984年』の主人公ウインストン・スミス、真理省で新聞の不都合な記述改竄担当。日々、不都合な文言・記事を削除し、メモリー・ホールに捨てるのが業務。
著者のジョージ・オーウェルは第二次大戦中、BBCの戦争プロパガンダ放送を担当したがゆえに大本営広報部の作戦・本質・威力を知り、本を書いたのだろう。

大本営広報部の皆様、ウインストン・スミスそのものでは?と思いながら毎日新聞・テレビを見ている。
『1984年』読むと気が滅入るが、今生きている世界こそ、SFそのものに思える。

日本文明は一体どうなったのか?

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引用終わり。

なお、岩月弁護士は下記記事でも、この話題に触れておられる。

以上は「マスコミに載らない海外記事」より

アメリカ主導の世界政府を目指しているのでしょう。各国平等の世界政府でないと意味がありません。                             以上

中露結束は長期化する

★中露結束は長期化する
━━━━━━━━━━━━

 10月末、米国の外交戦略を決める奥の院であるロックフェラー系のシンク
タンク、外交問題評議会(CFR)の雑誌フォーリンアフェアーズに「中露の
友好関係が長期化する理由」と題する短めの論文が掲載された。執筆者は、中
露関係を研究する社会学者で米プリンストン大学教授のギルバート・ロズマン
だ。マスコミでは「中露は国家的な野心が食い違っている。短期的な国益が合
致して結束しても長続きしない。戦後、両国は社会主義を標榜したのに、すぐ
仲違いした」といった見方が流布しているが、ロズマンはこうした見方の間違
いを指摘している。

http://www.foreignaffairs.com/articles/142305/gilbert-rozman/asia-for-the-asians
Why Chinese-Russian Friendship Is Here To Stay

 ロズマンによると、中露が協調するのは、物質的な利益が合致しているから
というよりも、両国とも、米欧に対抗する国家として自国を位置づけている点
が一致しているからだ。中露は、自分たちの地域(ユーラシア中央部)の将来
像について食い違っている(双方とも中央アジア諸国に対する自国の優位を確
保したい)が、地政学的秩序の面で「東洋(East。ユーラシアの東方諸国)」
は「西洋(West。米欧)」に対抗せねばならないと考える点で一致しており、
それが中露を結束させているという。

 ロシアは歴史的に欧州化(西洋化)が発展の源泉であり、アジア(東洋)か
らの影響はモンゴル帝国に支配された「タタールのくびき」に象徴されるマイ
ナスのものが多い。そのロシアが、今や自国を東洋(East)の一部と考えてい
るという。それはいつからのことなのか?。冷戦終結前後のゴルバチョフの時、
ソ連は米国と和解して米欧(米英)中心の組織であるG7に入れてもらうこと
を求めた。当時のソ連(ロシア)は、まだ自国を東洋でなく西洋の一部と認識
していた観がある。ロシアが自国を東洋(親中国)と認識する策を見せ始めた
のは、プーチンの時代になって再び強国をめざし、イラク占領失敗やリーマン
危機で米国覇権の弱体化が見え始めてからだ。ロシアが東洋を自称するのは、
中国と組んで米国覇権に対抗することを目的としたプーチンの策だ。(この
部分は、論文の論旨でなく私自身の分析だ)

 ロズマンの論文によると、中露の結束が長期化しそうな理由は6つ以上ある。
(1)プーチンと習近平はいずれも、過去の社会主義時代に対する誇りと、
米国に対する反覇権主義の思いを国民に抱かせる手法で自国を統治しており、
手法の同一性が中露の結束につながっている。(2)中露とも、冷戦期の米欧
との対立に象徴される、自国と米欧との違いについて自覚している。中露とも、
米欧がいまだに植民地主義を変えていないと考えている。朝鮮戦争開戦の経緯
に関し、以前の中国には、金日成(がソ連の了解のもと)韓国に侵攻したと
する説に賛同する向きがあったが、今の中国は(ロシア非難を避けるため)
米国が先に侵攻したとの説を採っている。

(3)中露とも、リーマン危機は米欧の経済政治モデルが破綻に瀕しているこ
とを示したと考えている。米欧のモデルより、中露のモデル(特に中国のモデ
ル)の方がすぐれていると考え始めている。中露は、民主化要求運動が支配体
制に脅威を与えることを許さない点でも一致している。(4)中露は、自分た
ちが結束した方が外敵の脅威に対抗しやすいと考えている。中露とも政治信条
の面で、中露の組み合わせが(日中や中印、欧露、独露など)他の組み合わせ
より同盟を組みやすい。

(5)中露は、国際紛争をめぐる(国連安保理などでの)議論において(米英
と対峙する)同じ側に立ってうまくいくことが多い。中露は友好関係を維持す
るため(反中で親露の)ベトナムのことなど対立しそうな問題について議論を
避ける一方で、米国やその同盟国(日本やNATO)からの脅威については
(中露共通の敵なので)積極的に指摘している。

(6)中露ともナショナリズムを鼓舞する統治手法や、独裁的な政治体制が一
致している。中国はプーチンの対ウクライナ政策を支持し、ロシアは習近平の
東アジア戦略を支持して、相手のナショナリズム政策を支援している。日本の
対露接近策など、中露の仲を引き裂こうとする外国勢の策は、成功していない。
北朝鮮やイランなどの国際問題で、中露は今後さらに結束するだろう。
(論文論旨紹介はここまで)

http://thediplomat.com/2014/11/time-to-take-the-russia-china-axis-seriously/
Time to Take the Russia-China Axis Seriously

 中露は来年、地中海での初の合同軍事演習を予定している。地中海は欧州の
真ん中にある。少し前まで、欧州(欧米)の軍艦が世界の海を我が物顔で航行
していた。しかし今や、欧米と対峙する中露が、欧州の鼻先にある地中海で軍
事演習を行う。これは、NATOに対する中露の挑戦状ともいえる。

http://www.ft.com/cms/s/0/74419cd6-71a7-11e4-b178-00144feabdc0.html
China, Russia and the Sinatra doctrine

 経済人や企業の力量で見ると、ロシアより中国の方がずっと上手だ。ロシア
は中国への石油ガスの輸出を増やしているが、その価格は中国に買いたたかれ
ている。ロシアは中国との協調策の一環として、シベリアや沿海州で中国企業
が事業を拡大するのを許しているが、その結果、シベリアや沿海州の経済利権
がどんどん中国人に奪われている。ロシア政府は、中国企業に嫌がらせをする
ことでしか、自国の経済利権を守れない。こうした「現場の状況」だけを見る
と「中露結束などうまくいくはずがない」という話になる。しかし中露の結束
は、両国間の経済関係の「現場」よりも一段高い、国際政治との関連で動いて
いる。両国の経済関係が現場でうまくいっていなくても、それを無視して中露
結束は進んでいる。

http://www.atimes.com/atimes/Central_Asia/NC02Ag01.html
China locked out of Russia's far east

 原油価格の下落を受け、ロシアのルーブル相場が下落している。石油ガスは
ロシア経済の大黒柱だ。露経済が崩壊寸前との主張もある。しかし今回の原油
安は、ロシアより米国にとって不利になっている。原油安で米国のシェール石
油(タイトオイル)の生産が赤字になっている。シェールの油田は枯渇が早く、
金融界から巨額の投資を受け、採掘と枯渇の間の自転車操業で進められている。
原油相場が1バレル75ドル以下になると不採算で投資が減退し、破綻する
油田が急増する。今の原油安があと半年も続くと、米国のシェール業界に破綻
が広がる。

http://nbr.com/2014/11/28/will-opec-bankrupt-us-shale-producers/
Will OPEC bankrupt US shale producers?

http://www.ft.com/cms/s/0/9e6c607a-7ae6-11e4-8646-00144feabdc0.html
Bank of Russia resumes rouble intervention

http://tanakanews.com/141130oil.php
米シェール革命を潰すOPECサウジ

 シェール業界はジャンク債の発行で資金調達しており、ジャンク債市場全体
の2割近くがシェール産業だ。今回の原油安で、ロシアは1-2年の財政赤字
をこうむるだけだが、米国はシェール産業の破綻が引き金となり、ジャンク債
市場が崩壊してリーマン危機が再来しかねない。原油安は、米国がロシアを潰
すためにサウジに頼んで行った策だという説があるが、実はロシアとサウジが
米国のシェール産業を潰すためにやった策かもしれない。

http://tanakanews.com/141016oil.php
サウジアラビア原油安の陰謀

 プーチン大統領は12月1日にトルコを訪問した際、ロシアから黒海の海底
やブルガリアなどを経て天然ガスを欧州に運ぶパイプライン「サウスストリー
ム」の建設計画を中止し、代わりにロシアの天然ガスをトルコに運ぶパイプラ
インを建設すると発表した。

http://online.wsj.com/articles/putin-says-russia-will-abandon-south-stream-pipeline-1417461666
Putin Says Russia Will Abandon South Stream Pipeline

 ロシアは、自国の大手国営ガス会社ガスプロムがサウスストリームを独占的
に運営し、サウスストリームをガスプロムのガスだけを運ぶパイプラインにし
ようとした。だがEUは、それだと欧州のガス市場に対するロシアの支配力が
強くなりすぎると考え、ガスプロムによる独占を拒否した。それでプーチンが
計画中止を言い出した。

http://blogs.ft.com/beyond-brics/2014/12/02/could-the-cancelled-south-stream-pipeline-be-revived/
Could the "cancelled" South Stream pipeline be revived?

 サウスストリームは、プーチンが何年間も大事に推進してきた事業だ。「計
画中止に追い込まれたのはプーチンの敗北だ」と米英マスコミが書いている。
だが実のところ、プーチンは計画中止に追い込まれたのでなく、欧露の駆け引
きはまだ途中だ。計画中止発言は、欧州に対する影響力を拡大しようとするプ
ーチンと、それに抵抗するEUとの交渉の一環だ。

http://www.nytimes.com/2014/12/02/world/europe/russian-gas-pipeline-turkey-south-stream.html
In Diplomatic Defeat, Putin Diverts Pipeline to Turkey

http://therebel.org/en/?option=com_content&view=article&id=816999&catid=376&Itemid=4054
EU Puppet Bulgaria Kills Russian Pipeline

 プーチンのサウスストリーム計画中止発言で最も困っているのは、ロシアで
なくブルガリアやセルビアといった東欧諸国だ。ブルガリアなどは、自国にパ
イプラインを通すことで通行料収入を見込み、天然ガスを呼び水にロシアと西
欧の両方から経済発展の投資を集めようとしていた。ブルガリアやセルビアは、
EUに対して、何とかロシアと仲直りしてサウスストリームの計画を再開して
ほしいと頼んでいる。プーチンは、東欧諸国を動かしてEUとの交渉を有利に
しようとしている。建設が中止されると、ロシアからのガス輸入が不可欠な
EUも困るので、EU側は「サウスストリームはまだ建設できる」と火消しに
回っている。

http://sputniknews.com/analysis/20141202/1015415559.html
`South Stream' Halts: Russia Challenges Europe's Energy Security

http://www.ft.com/cms/s/0/b44d6260-7ac6-11e4-b630-00144feabdc0.html
Serbia caught between Russia and the west

http://itar-tass.com/en/economy/765180
South Stream pipeline can be built - European Commission

 米議会下院は、プーチンを非難してロシアを敵視する法案(決議)を可決し
た。ロシアに対する米国の敵視や経済制裁は強まるばかりで、米露は新冷戦に
突入したという報道が目立つ。米国の「金融兵器」の圧倒的な力の前に、ロシ
アのルーブルは急落している。

http://rinf.com/alt-news/editorials/us-house-declares-cold-war-russia/
US House Declares Cold War on Russia

 しかし、国際政治の分野において、ロシアは米国よりうまく立ち回っている。
イラン、シリア、中央アジアなどの国際問題において、ロシアは米国よりも
問題解決に必要な策を手中にしており、米国はロシアの手助けを必要としてい
る。米フォーブス誌は、今年の「世界最強の人(世界で最も影響力のある人物)
」に、プーチンを2年連続で選出した。新冷戦における勝者は米国でなくロシ
アだという指摘もすでに出ている。プーチンの強さの背後にいるのが中国だ。
世界最大の市場であり、最大の米国債を持っている中国がロシアを支援してい
ることが、ロシア自身の経済の弱さを補い、プーチンを世界最強の人にしている。

http://rt.com/news/202527-putin-world-influential-man/
Putin tops Forbes `most powerful' list for 2nd year running

http://www.tehelka.com/us-russia-relations-cold-war-barack-obama-vladimir-putin-sanctions/
Why Putin Is Winning The New Cold War?

http://tanakanews.com/141121israel.php
◆イスラエルがロシアに頼る?

 ロシアや中国は、自国の近くで米国やその傀儡勢力が敵対的な行為を続ける
ことに対し、脅威を感じている。その脅威の存在が中露結束の一つの理由だ。
ロシアや中国が自国の影響圏と考えている近傍地域(露はウクライナ、グルジ
ア、中央アジアなど。中国は南シナ海、台湾、東シナ海、黄海、東南アジア北
部など)に、米国が介入しないようにすれば、中露の結束を防げるし、米露・
米中の対立も回避できる。しかし、こうした中露の影響圏を認めることを、米
政府は強く拒否している。米議会は逆に、ロシアや中国を敵視する法案を相次
いで出し、中露の結束を強めてしまっている。

http://www.ft.com/cms/s/0/74419cd6-71a7-11e4-b178-00144feabdc0.html
China, Russia and the Sinatra doctrine

http://tanakanews.com/141127hawk.htm
ますます好戦的になる米政界

 中露の結束や、中国やロシアの台頭は、対米従属の日本にとって好ましくな
い。最近の日本人(特にマスコミに出る人々)は、米国との戦争に負けること
が確実なのに、その事実を見たがらず「必ず日本が勝つ」と信じていた1945年
の状態に似て、中露の結束や台頭の事実を見たがらず「対米従属していれば
日本はずっと安泰だ」と思っている。中露の結束が長期化しそうな現実が、
日本では無視されている。購買力平価で測ったGDPにおいて、中国が米国を
抜いて世界一になったとIMFが発表した。1872年から世界一だった米国
は2位に転落し、2019年には中国が米国の1・2倍の経済規模になると予
測されているが、こうした不都合な事実も、日本では広く知られないような仕
掛けができている。

http://finance.yahoo.com/news/official-america-now-no-2-150936444.html
It's official: America is now No. 2

http://edition.presstv.ir/TextOnly/detail.aspx?id=388798
China beats US as world's largest econ.

 日本と対照的なのがドイツの状況だ。ドイツの政財界では「プーチンの理解
者」(Putin Versteher)が静かに増えている。NATO加盟国であるドイツ
は、国として、ウクライナ問題などでロシアを敵視する米国に追随し、プーチ
ンを敵視せねばならない立場を強要されている。しかしウクライナ問題は、も
ともとロシアの一部だったウクライナ東部を、ソ連の統合強化策としてレーニ
ンらがロシアから分離してウクライナに併合したソ連の歴史を無視して、米国
がウクライナの極右政権への転換を支援したところから起きている。

http://www.ft.com/cms/s/0/84500258-7949-11e4-9567-00144feabdc0.html
The German club of Putin understanders

http://tanakanews.com/140305ukraine.php
危うい米国のウクライナ地政学火遊び

http://tanakanews.com/141007eurasia.php
ユーラシアは独露中の主導になる?

 ウクライナ東部やクリミアが歴史的にロシアの影響圏であることを良く知る
ドイツの知識人の間には、無意味に好戦的な米国に追随してロシアを敵視する
ことに対し、強い抵抗感がある。それがドイツでの「プーチンの理解者」の増
加につながっている。ドイツだけでなく、他の西欧諸国でも、間違っているの
はロシアでなく米国の方だと考える人が増えている。米国でも、キッシンジャ
ーらが、ロシアと対立すべきでないと繰り返し述べている。

http://www.zerohedge.com/news/2014-11-18/kissinger-warns-we-need-new-world-order-ukraine-should-forget-crimea-nato
Kissinger Warns "We Need A New World Order"; Ukraine Should Forget Crimea & NATO

http://voiceofrussia.com/2014_03_07/Putins-demonization-not-a-policy-but-an-alibi-for-the-absence-of-one-Kissinger-5594/
'Putin's demonization not a policy but an alibi for the absence of one' - Kissinger

以上は「田中 宇氏」ブログより

一般のマスコミでは分からない視点から記述されていて大変参考になります。以上

2014年12月19日 (金)

全世界の海氷面積が1988年以来最大に

2014年12月17日


全世界の海氷面積が1988年以来最大に


世界の海氷面積が先月の終わり頃から急速に拡大しています。

今年に入って、南極の海氷面積についてはずっと観測史上で最高となっていることは、過去記事の、

極地の氷量の予想以上の増加にアメリカ国立雪氷データセンターが「地球は寒冷化に向かっていると認めざるを得ない」と談話
 2014年10月18日

など何度かふれたことがあります。

その一方で、全世界の海氷面積については、1978年の観測開始以来の記録から見ると、中間くらいの面積が続いていました。下は、10月30日頃までの世界の海氷面積で、赤い線が 2014年を示します。

2014年10月30日の世界の海氷量

sea-1030.gif


ところが、先月の終わり頃から急速な勢いで海氷量が増加し、平年比で高い面積となっていき、12月15日には観測史上4位の海氷量となっています。


2014年12月15日の世界の海氷量

sea-1215.gif
Sea Ice Extent – Day 348 – Highest Global Sea Ice Since 1988


そして、これは 1988年以来で最大の海氷量となります。

そのグラフもあるのですが、大きなものですので、左右を分割して表示します。

si-1988.gif


si-2014.gif
Sea Ice Extent – Day 348 – Highest Global Sea Ice Since 1988


この勢いですと、世界の海氷面積が観測史上最高になる日もそう遠くはないかもしれません。

それにしても、

海に何が起きているのか:世界の海水の表面温度が観測史上の130年間で最も高くなっているけれど、その理由がわからない
 2014年11月26日

などでも書きましたが、世界の海の温度は過去最高の高さを記録し続けているというのに、海氷は増えていくというのは、何となく不思議な感じもします。

sea-temp-2014b.gif

しかし、どちらもデータとしては事実なわけですので、このような現象も、それほど不思議なことではないのかもしれません。


以上は「来るべき地球のかたち」より
地球の寒冷化は目に見える形で現れるのです。それなのにいまだに国連では地球の温暖化について協議をしているのは滑稽です。人類の知的水準が良く分かります。これでは人類滅亡も夢では無くなりました。実現性が高まって来ています。いわゆる人類の自殺行為なのです。御用学者が多すぎます。              以上

2015年は地獄の真っ只中

2014年12月12日


「2015年は地獄の真っ只中」:デンマークの投資銀行サクソバンクによる 2015 年の「アウトレージな予測」から見る来年の世界


saxo-prediction-top.gif

▲ サクソバンク「大胆予測」表紙。ダウンロードはこちらからできます(英語)。無料です。




「ツケを払うときが迫っている」

デンマークに「サクソバンク」という投資銀行があります。

日本にもオフィスを構えていますが、この投資銀行は、毎年12月に「翌年の 10大予測」を発表していて、それを自ら「大胆予測」( Outrageous Predictions )と呼んでいます。

投資銀行ということで、予測は経済に関してのものが多いですが、「火山の大噴火による混乱」(アイスランドのバルダルブンガ火山噴火の二酸化硫黄排出によるヨーロッパの気候の変化と農作の大不作から来る混乱)など、経済だけではとどまらず、いろいろとあります。過去はそれなりに当たっていたものもあるようですので、2015年の予測も簡単にご紹介したいと思います。

ちなみに、その3番目には日本が出てきます。

「日本はアベノミクスが抑制不能なミサイルとなり、インフレ率は5%上昇」

というようにあります。

なお、サクソバンクの大胆予測のオリジナルはかなり長いものですが、冒頭部分だけが日本語にも短く訳されていて、それはこちらのページにあります。そのタイトルは、「ツケを払うときが迫っている」で、以下のような記述があります。

将来は常に不確実です。サクソバンクの「大胆予測」は、10のテーマに焦点をあて、今後起こるかもしれないことを、論争を招くことを承知で、文字通り大胆に予想するものです。

ロシアのデフォルト(債務不履行)、火山の大噴火による大混乱、インターネットの終焉であれ、最悪のシナリオや出来事を想定することは、実際に危機が発生してもうまく対応する能力の向上につながります。

2015年は厳しい1年になると予想していますが、後から振り返ると「どん底」の1年になっている可能性もあります。ウィンストン・チャーチルは「もしも地獄の真っただなかにいるのなら、そのまま突き進むがいい」と言っています。


というように、厳しい予測となっているようです。

「インターネットの終焉」などという言葉も出てきて、これはサクソバンクの予測では、主にハッカーの攻撃の増加により、インターネットサービスがかつてない混乱に陥る可能性を指しているのですが、このあたりに関しては、過去記事の、

「インターネットの終末の日」や「パーソナル端末の終末の日」が頭をかすめる秋(Bashバグとかゲームオーバーゼウスとか etc……)
 2014年09月26日

の中に、ロシアのセキュリティ専門家が、時期を明言しているわけではないですが、「全世界の通信網としてのインターネットは消滅する」という予測を立てていたりもします。

そのロシアは、サクソバンクの予測では、来年デフォルトするとなっています。

ところで、上の記事の中に、

> それにしても、今年になって「史上最悪の」という冠がついたセキュリティバグ(脆弱性)がこれで2つ目。

と書いてある部分があるのですけれど、実は現在「3つ目の史上最悪級の脆弱性」が露呈しているのですよね……。今はまだ大きく報道されていないですが、普通の個人ではあまり対応できないものです。なので、どんなものかは今は書かないことにします。

来年の春あたりまでには、その OS (パソコンの基本ソフト)の会社が解決してくれると思いますが。


それでは、ここからサクソバンクによる 2015年の大胆予測です。

オリジナルの文書はそれぞれの項目の説明がかなり長いですが、基本的には、タイトルと簡単な概要を記したいと思います。また、経済問題について私が理解していないものについては、タイトルとサブタイトルのみを記しています。

結構長いですので、先にタイトルだけを書いておきますと、

1.ロシアが再びデフォルトに
2.火山噴火が穀物生産を直撃
3.日本のインフレ率が5%に上昇
4.ドラギECB総裁が辞任
5.ユーロ建て社債:スプレッドが倍に拡大
6.ハッカー集団がオンラインショッピングを攻撃
7.中国が人民元を20%切り下げる
8.カカオ豆先物が1トン=5,000ドルを突破する
9.イギリスの住宅バブルが崩壊
10.イギリスは 2017年にEUを離脱


となります。

それでは、ここからです。




サクソバンクによる2015年「大胆予測」


1.ロシアが再びデフォルトに

russia-default-again.gif

「ロシア経済にパーフェクトストームが吹き荒れ、ロシア経済が終焉すると共に、ロシア政府は、自主選択的にデフォルトに移行する」

ロシアは西側による経済制裁以前から景気後退局面にあり、原油価格の下落、ウクライナとの対立、ルーブルの低下、1340億ドル(約 16兆円)の債務などの要因から、ロシア経済はパーフェクトストームの中に沈む可能性がある。



2.火山噴火が穀物生産を直撃

volcana-crop-01.gif

「噴火は、ヨーロッパすべての産業排出より多くの二酸化硫黄を排出している」

2014年に噴火したアイスランドのバルダルブンガ( Bardarbunga )火山は現在も活発な噴火を続けているが、2015年は、この噴火による二酸化硫黄ガスの噴出がさらに激化し、ヨーロッパ全域の気象パターンに変化を及ぼす。

そのため、ヨーロッパの穀物生産はダメージを受け、食糧価格は高騰する。

今回のアイスランドのバルダルブンガ火山の噴火は、過去1万年の中で最大の噴火だ。バルダルブンガ火山の噴火の溶岩量は、1783年のラキ火山の噴火以来、最大の溶岩量を記録しており、今後のヨーロッパの環境に大きな影響を与える。


(訳者注) この項目については、環境などとの関連として重要だと思いましたので、「来たるべき地球のかたち」の、

アイスランドのバルダルブンガの噴火の火山ガスは、2015年にヨーロッパ全体の気候パターンを変えるかもしれない

にそのページの翻訳を記しました。

また、アイスランドのバルダルブンガ火山の二酸化硫黄の排出量に関しては、11月に書きました、

西暦1750年頃に「何らかの理由」で小氷河期の入口の手前から救われた人類。しかし、今回はどうなる? 太陽と火山噴火の増加が作り出す地球冷却のシステム
 2014年11月08日

という記事で訳しました記事の中に、このような記述があります。

たとえば、現在噴火しているアイスランドのバルダルブンガ火山( Bardarbunga )が1日に排出している二酸化硫黄の量をご存じだろうか。それは、何と3万5千トンにのぼる。たった1日でだ。

これだけの量の二酸化硫黄の多くが地表よりも、むしろ上層大気で太陽の光を反射する液体粒子を形成していると考えると、この火山ひとつだけとってみても、どのくらいの寒冷化につながっていることかと考える。

もし、これからの冬が、昨年の冬より寒くなった場合、私たちは厳しい時代に突入していくことになるのかもしれない。寒冷化は食糧供給に影響を与え、世界的に重大な局面となる可能性もある。

とありまして、さらに、バルダルブンガだけではなく、世界すべての火山噴火に関しましても、

火山噴火の年間の平均数は 50から 60であり、たとえば、1990年には 55の噴火が記録されたが、 2013年は 12月5日の時点までだけで 83の噴火を記録した。この火山噴火の増加は 2014年も継続している。

というように、火山の噴火自体が増え続けているという現実があります。




3.日本のインフレ率が5%に上昇

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「日銀は麻薬中毒者のように緩和を積み続け」

アベノミクスと、安倍政権による3つの矢は、現在までに経済を復活させるための効果は出ていない。実際に、2016年までの成長見通しは下方修正されている。

外国人投資家による日本資産からの逃避などがあり、日本の状況は厳しさを増す。


(訳者注)これに関して、海外では、アルマゲドンをもじった「アベゲドン( Abegeddon )」という言葉などもよく目にします。

abegeddon-01.gif

▲ 2014年11月17日のオーストリア Kleine Zeitung より。




4.ドラギECB総裁が辞任

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「ドラギ総裁の、単に市場へ語るだけのやり方は限界に達すると考えられる」



5.ユーロ建て社債:スプレッドが倍に拡大

「高収率の信用でパーティを楽しむ時は終わりに近づいている」



6.ハッカー集団がオンラインショッピングを攻撃

「このようなハッカー攻撃は異常なほど高度な技術を必要とされる」

この数年、大企業に対してのハッキングの件数は増加し、流出する顧客名簿の数も1度のハッキングで数百万人規模といった流出被害が出るものが多い。

このようなハッカー攻撃はさらに拡大し続け、2015年は、電子商取引(オンラインショッピング)の最大手がターゲットになり、方法も攻撃的になる。




7.中国が人民元を20%切り下げる

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「中国は、2015年を通じて、自国通貨を切り下げるために迅速かつ持続的に行動する」

中国は、国内の住宅と信用のバブルが正される際に、巨大なデフレ圧力からもたらされる大崩壊に結びつかないための方法を模索している。中国の設備過剰での生産者デフレは3年間続いている。

そして、中国人民元が史上最高値となる中で、中国は 2015年に通貨切り下げをおこなうために迅速に動く。




8.カカオ豆先物が1トン=5,000ドルを突破する

「エボラの懸念から2014年初頭に突然値上がりしたカカオ」

(訳者注) このことは、2014年9月のブルームバーグ「エボラ熱の感染拡大懸念、米カカオ豆先物一時3年半ぶり高値」という記事に、

西アフリカでのエボラ出血熱感染が従来予想より急速に拡大するとの見通しが示されたことから、ニューヨーク市場のカカオ豆価格が一時上昇した。世界最大の生産国であるコートジボワールからの輸出に支障が出る可能性があるとの懸念が高まっている。

とありまして、カカオの価格はアフリカのエボラのニュースに反応するもののようです。

ちなみに、現在のカカオの取り引き価格は、2014年11月時点で1トン 3000ドル程度ですが。これが 5000ドルになるというのがサクソバンクの予測です。




9.イギリスの住宅バブルが崩壊

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「イギリスの住宅価格の急激なリバウンドは、ハウスオーナーたちの住宅売却の波を誘発する」

(訳者注) これについては、2014年7月7日の NHK 「イギリスBBC バブル?住宅価格が急上昇」など、日本でも取り上げられています。サクソバンクは、2015年にイギリスの住宅価格が 25%低下すると予測しています。

bbc-bubble.jpg




10.イギリスは 2017年にEUを離脱

uk-eu.gif

「世論調査によれば、イギリスの大部分の人々は、欧州連合( EU )からの離脱に投票している」




(訳者注) ここまでです。サクソバンクは、デンマークに本社があるため、ヨーロッパの予測が多いですが、その冒頭の概要には、

世界では、中国が台頭する一方で、アメリカ合衆国の力が後退し、大国間の順位も入れ替わるなかで、混乱と戦争が続いています。


ということや、

原油価格は、1バレル=65米ドルと、インフレを考慮すると1970年代の1バレル=20~40ドルに相当する水準まで値下がりしています。投資家は誤った安心感を抱いていますが、それこそが2015年の市場に混乱をもたらす最大の要因になるかもしれません。


というようなことも書いていて、他にも様々な混乱の要因があることを述べています。

最近の原油価格の下落は、ちょっとした「ミニ・リーマンショック」的なチャートを示していまして、仮にこれ以上、下がっていくと、本当にそっくりとなりそうです。

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Chart Park

それと、12月10日の米国のサイト、ゼロ・ヘッジの記事によりますと、アメリカの株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆のシグナルとしてチャート上に現れる「ヒンデンブルグ・オーメン」が、「7日間のあいだに6回も出現している」のだそうです。

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"Some Market Folks Are Turmoiling..." As 6th Hindenburg Omen Spotted

私はこれらのことについてはよくわからないですが、ゼロ・ヘッジには「近年の歴史でこのような頻度で出現したことは見たことがない」と記されています。

ヒンデンブルグ・オーメンが発生した場合、

・77%の確率で株価は5%以上下落する
・パニック売りとなる可能性は41%と算出されている
・重大なクラッシュとなる可能性は24%と算出されている


とされています。

最近、株式も為替も、上がるにしても下がるにしても振幅が大きいようで、何となく危険を感じさせる徴候が続いているということは素人ながらに感じます。

何にしても、2015年は誰にとっても「楽な年にはならなそう」という予測となっているようで、大変そうではあります。日本は特にそうかもしれません。


以上は「IN DEEP」より
日本のインフレ5%は可能性大です。いよいよインフレ下の不況です。アベノミクスの大失敗確定です。                                    以上

オーストリアやハンガリーで、雪でなく「氷の雨」による被害が発生

2014年12月04日


オーストリアやハンガリーで、雪ではなく「氷の雨」による被害が発生


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▲ 2014年12月1日のオーストリアの英字メディア The Local より。


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▲ 2014年12月2日のハンガリーの英字メディア Daily News Hungary より。


日本も雪の被害がすでに出ていますが、ヨーロッパでも極端な寒波が続いているようで、オーストラリアやハンガリーでは、12月の初旬、「凍った雨が降る」という現象で、交通や家屋などへの被害と停電が報告されています。

冒頭の写真は、オーストリアのヴァルトフィアテル地方が挙げられていますが、翌日などにかけて氷の雨の範囲は次第に広がり、オーストリアのかなりの地域が被害を受けたようです。そして、オーストリアと隣接するハンガリーでも首都ブダペストを含め、ほぼ全土で氷雨が降ったようです。

どうして、雪ではなく、「氷の雨」というような不思議な現象になったのかは詳しくは書かれていませんが、

「極端に低い温度と非常に高い湿度の組み合わせで起きたと考えられる」

と、オーストリアのメディアは記しています。

この氷の嵐は、強風もすさまじいものだったようで、その凄さは、たとえば、下の写真のように「横に向かってツララができている」というところでもわかります。

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現地の状況は、それぞれの写真がいろいろとアップされていますので、ご紹介します。


オーストリアの状況

地域の森はほとんどがこのような状態に

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氷が付着した標識

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電線に付着した氷を取り除いている作業員

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The Local



ハンガリーの状況

全土で相次ぐ倒木

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Daily News Hungary


この氷雨により4万世帯が停電に

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・Freezing rain hits Hungary, 40,000 homes left powerless


12月に入ったばかりですが、日本でも多くの地域で、すでに激しい雪が降っていますが、世界全体で見ても、北半球の多くの地域で、例年にはない厳しい寒さや大雪が続いています。

北極方面からの寒気の流入がさらに続くような場合、さらに北半球の非常に多くの地域が、厳しい寒さと雪、あるいは今回のような「氷の雨」のようなものに見舞われ続けるのかもしれません。
以上は「来るべき地球のかたち」より
雪でなく直接に氷になってしまった気象の「激変」があったのです。     以上

地球はすでに今後30年以上続く寒冷期、あるいはミニ氷河期に突入した

2014年12月04日


元 NASA の気候学者が「地球はすでに今後30年以上続く寒冷期、あるいはミニ氷河期に突入した」と断定

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▲ 2014年11月16日の News Max Climatologist: 30-Year Cold Spell Strikes Earth より。



地球はすでにミニ氷河期に入っていると述べる気候学者

これまで地球寒冷化についての記事はかなり書いてきたように思うのですが、今回は、かつて、 NASA のコンサルタントを務めていた気候学者が、

「すでに地球は数十年続く寒冷期に突入している」

ということを記した著作の内容と著者のインタビューがアメリカのメディアで報じられていましたので、ご紹介したいと思います。

下の写真の左側の方がその気候学者のジョン・L・ケイシーさんです。

John-L-Casey.jpg
・News Max

この方は、NASA のスペースシャトルのエンジニアを務めていたこともある方で、現在は、宇宙科学研究所というところの代表だそう。

NASA の科学者が地球の寒冷化について言及したといえば、今から3年前の記事ですが、

あらかじめ予測されていた小氷河期の到来
 2011年11月07日

で、 NASA のマーシャル宇宙飛行センターの太陽物理学者デイビッド・ハザウェイ博士のインタビューを翻訳して載せたことがあります。

もっとも、ハザウェイ博士は、「地球が寒冷化する」と言っていたわけではなく、「今後、太陽活動が大きく低下する可能性がある」ということを言っていたわだけで、決して今後の気象に言及していたわけではないのですが、今回ご紹介するケイシー氏も「太陽活動が著しく低下する」というところまでは同じで、

その結果として、地球は 2030年代をピークとする数十年続く寒冷期に入るだろう


と述べています。

ただ、ケイシー氏は、地球の気温を左右する要因のほとんどを太陽活動が占めている、というようなことを述べているのですが、このあたりは、実際には現代の科学ではわかっていない部分が多いと思われます。

たとえば、

あらかじめ予測されていた小氷河期の到来(5) 地球の天候への太陽の影響
 2011年11月14日

では、NASA のハザウェイ博士は、インタビューの質問に対して以下のように述べています。

[記者からの質問] もし、太陽活動がサイクル25から極小期に入るとすると、気候は氷河期に戻ってしまうのでしょうか?

[返答] その質問に対しては、「太陽が気候にどのくらい影響するものなのか」ということがはっきりとしていなければ答えられないのです。たとえば、太陽が気候に影響する度合いは 10パーセント程度なのか、それとも、 50パーセント以上影響するのか。

それは現在でもまだわかっていないのです。

[記者からの質問] 太陽は太陽系の中で唯一、熱を与えているものなので、地球の気候にも大きな影響を及ぼすのではないのでしょうか?

[返答] 仮にそうだとしても、その割合を誰も知りません。

現在わかっていることは、地球が受ける太陽のエネルギーの変化というのは、少なくとも、光度、温度については、1パーセントの10分の1程度しか受けていないということがあります。

このようなこともあり、現在では、地球上に与える影響として他のさまざまな要素を考えることが多くなっています。たとえば、宇宙線や高層大気の化学的変化などです。

現在では、雲の生成が宇宙線と関係している可能性が出てきており、「雲の存在」は地球の気候に大きく関係します。

太陽からの紫外線などのエネルギーがどれだけ変化しても、雲などの影響のほうが地球の天候に大きな影響を与える可能性があるということです。


ということで、地球の気候、あるいは気温の大局的な変化がどのような原因によって起きているのかということは今でもほとんどわかっていないようなのです。

・太陽活動
・宇宙線


などの他に、火山活動を挙げる科学者も多いです。

上に「宇宙線」とありますが、宇宙線の量は長期的な雲の量と関係します。
雲が増えれば、気温は低下傾向となります。

宇宙線量の変化と地球の「雲」量の変化の相関関係
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まだあまりにもわかっていないことが多く、今回ご紹介するケーシー氏のように「太陽活動が 90パーセント以上関与している」とするのは、ちょっと極端な意見の気はしますが、それでも、

「過去の太陽活動の極小期には地球は寒冷化していた」

ということは、少なくとも観測統計が存在する時代では事実です。

そして、現在の太陽活動は、最近数十年の中で最も弱いことも確定しています。

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▲ 2014年11月11日の記事 太陽活動の過去と現在のデータが示す「新しい極小期」の到来の可能性と、新しい小氷期時代の始まりの可能性 より。


さらに、過去の小氷期、あるいは、太陽活動極小期の前は、

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中世の温暖期と近世の小氷期における 太陽活動と気候変動 より。

という過去があり、そして、現在の太陽活動周期のサイクル24の期間は、13年、あるいはそれ以上となるのではないかということが、現在の活動ぶりを見ていますと確定的な気もします。

ですので、過去のデータ上では次の太陽活動は「非常に弱くなる」という可能性があります。

思えば、昨年9月にご紹介した英国デイリーメールの「地球は今、寒冷化へ」という記事をご紹介して以来、何度も記事にしてきた「地球寒冷化」の可能性。

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▲ 2013年9月7日の Daily Mail より。


今、現実に世界がその方向に動いていることが実感され始めています。

北半球の各地の常軌を逸した寒さと早い大雪の報告は、報道で多く見聞きされると思いますが、今後数十年、これがさらに激しくなるとした場合、確かに私たちは、一種の試練の時代を過ごすことになるのかもしれません。

ちなみに、今回ご紹介する記事には「地球温暖化説のあやまち」についても出てきますが、これに関して、4年前の記事ですが、カリフォルニア大学の名誉教授が、「地球温暖化という欺瞞に我慢できなくなり」アメリカ物理学会を脱退した時に理事にあてた手紙の内容を訳したものを載せています。

地球温暖化と米国物理学会のありかたを非難して学会を脱退した科学者の辞表の全内容
 2010年10月10日

そこにはこのように書かれてあります。

私はアメリカ物理学会から脱退する辞意を君に表名したい。もちろん、大きな原因は地球温暖化詐欺だ。

こいつは文字通り、何兆ものドルを産みだし、数多くの科学者たちを堕落させた。そして、物理学会もその波に飲み込まれてしまった。物理学者としての長い人生の中で、私はこれほど成功した巨大な疑似科学的な詐欺を見たことがない。


地球温暖化説というものが産み出された「メカニズム」の真実は私にはわからないながらも、その理論そのものは、もはや崩壊に直面しているといって構わないと思います。

そんなわけで、翻訳記事はわりと長いですので、あまり余計なことを書かないうちに、ここから、元 NASA のケーシー氏を取り上げたアメリカの報道をご紹介したいと思います。

なお、記事中に出てくる「 1700年代後半から 1800年代始め頃までに記録された寒冷期」というのは、ダルトン極小期といわれる期間で、ダルトン極小期 - Wikipedia によりますと、

1790年から1830年まで続いた、太陽活動が低かった期間である。ダルトン極小期は、地球の気温が平均より低かった時期と一致している。

この期間に気温が平均よりも低かった正確な原因は分かっていない。


という時期でした。

ケーシー氏は、今、地球はすでにこのダルトン極小期のような時代に突入している、と言っていると考えていいと思われます。



Climatologist: 30-Year Cold Spell Strikes Earth
News Max 2014.11.16


気候学者:30年間続く寒冷期が地球を襲う


アメリカ全土で厄介な寒冷前線により、例年にはない早い冬の到来と、厳しい寒さに見舞われている。 それは、USAトゥディ紙が「観測記録上、最も雪が多く悲惨な寒さに見舞われている」と記述するほどのものだ。

そして、現実として、地球の天候パターンが今後数十年にわたって、このような状態に留まることと考える気候学者がいる。

その気候学者は、ジョン・L・ケイシー( John L. Casey )氏で、彼はかつてのスペースシャトルのエンジニアであり、また、 NASA のコンサルタントを務めていた人物だ。

ケーシー氏は、『ダーク・ウインター:どのように太陽が30年間続く寒冷期の原因となるか』という挑発的なタイトルの著作を出した。


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この著作は、現在の地球は急激な気候変動の進行の中にあるが、それはアル・ゴア氏や他の環境活動家たちなどが述べることとはまったく反対の方向であると述べる。

ケーシー氏によれば、地球は寒冷化に入る。
しかも、急速に寒冷化に入るという。

科学者たちと政治指導者たちがすぐに行動しない限り、寒く、そして、暗い日々が迫っている。

現在の状況は、1700年代後半から 1800年代始め頃までに記録されたものと同じような低い気温の状態に向かっていることを示しているという。その時代に、太陽は、「太陽活動極小期」と呼ばれる状態が長く続き、そして、太陽活動が驚くほど低下した数十年であった。

このケーシー氏が言うことが正しければ、それは非常に悪いニュースであろう。

氏の著作『ダーク・ウインター』は、その「寒冷期の30年間」は、すでに始まっていると断じている。その上で、非常に低い気温の状態が続くことは、必然的に食糧不足へとつながっていき、結果として暴動や社会混乱が増える可能性を指摘する。

ケーシー氏は、「私たちがしなければならないことは、自然のサイクルを信用することです。太陽活動のサイクルは地球の気候を制御しており、新しい寒冷期が始まったという結論が出ているのです」と言う。

現在、ケーシー氏は、フロリダのオーランドにある宇宙科学研究所( Space and Science Research Corp )の代表を務めている。

彼のこの著作は、地球温暖化の正当性の誤りをも暴く。この 10年間、地球の海は冷却し続けられていることが報告され、そして、2007年からは、大気温度も同様に冷却されている。

「この著作にあるデータはかなり確実性の高いものです。あなたが過去 100年間の気温のグラフを見た場合、2007年から気温は急速に低下していることがおわかりになると思います。この時の急激な低下は、過去 100年で最大のものなのです」

しかし、実際にそのように地球がすでに寒冷化していたとするならば、メディアやエリート科学者たちはどのように「地球温暖化」理論を作り出せたのだろうか?

それに対して、ケーシー氏は、気候変動家たちは、単に自分たちの間違った理論に固執しているにすぎないことを示唆する。その間違った理論とは、地球の気温が大気中の温室効果ガスのレベルに対応するというものだ。

今のところ、ケーシー氏を支持する科学者の数は少なくないにも関わらず、科学者たちの多くは、ケーシー氏の理論を異端として酷評している。

ロシアの天体物理学者ハビブロ・I・アブダッザマトフ( Habibullo I. Abdussamatov )博士は、ケーシー氏よりも以前から地球がミニ氷河期に入ったと主張していた。

アブダッザマトフ博士は、地球の気候を作用するのは太陽活動、すなわち黒点だとしていて、ケーシー氏もこの点に同意している。太陽活動は、これまで 90パーセント以上の精度で地球の気温に対応してきたという。

いずれにしても、ケーシー氏は、地球温暖化の政策をアメリカ国家がとる限り、それは間違った方向に進んでおり、むしろ国を災害の方向へ導く準備をしていることを意味すると言う。

「オバマ政権の8年間は浪費の8年でした」と彼は言う。

地球寒冷化の最悪期は、2020年代の後半から 2030年代の前半になるだろうと、ケーシー氏は予測している。また、食糧が不足した場合、アメリカ政府は自国民の保護のため、農作物の輸出を禁止とするだろうとも述べた。

ケーシー氏がこの理論を見出したのは 2007年だった。

その時、ケーシー氏は、気温の上昇は3年以内に逆転を始め、そして、太陽活動の低下が始まるだろうと予測していた。現在までにその予測はすべて当たっている。

さらには、ケーシー氏は、長期間に渡る気温低下が、地球の地質上での悲惨な結果を招く効果を持つことにも言及する。

地球の大気と海洋気温の低下は、地球の地層に変化を与える始まりとなるという。それは結果として、より多くの火山活動や地震活動につながっていくだろう。

たとえば、氏は、前回の寒冷期には 1821年に、アメリカ国家史上で最悪の被害の地震となったニューマドリッド地震の例を引き合いに出した。

気候の変化はまた、人間の活動に影響を与えるのだという。この寒冷期が革命などの社会的変動の兆候となるかもしれないとも述べる。1789年のフランス革命は、太陽活動の極小期の始めに起きたことを例としてあげた。

「現在の地球に生きている人の中には、そのような深刻で長期間の寒さを経験したことのある人はいません。アメリカ人はさらに少ないのです。事態は深刻です」




(訳者注) この中に「しかも、急速に寒冷化に入る」という部分がありましたが、これは、

冬のカオス:凍てつくアメリカ、焼け付くオーストラリア、いまだに消滅し続けるヒトデ。そして「過去の小氷河期はたった数ヶ月の間に突入していた」という事実
 2014年11月21日

で、2009年のニューサイエンティストの記事をご紹介したことがあります。

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New Scientist

1万2800年前に1300年も続いた小氷河期はたった数ヶ月のあいだに起き、定着した」ということなどからも、長期寒冷期やミニ氷河期には「あっという間に入る」というもののようです。



以上は「IN DEEP」より
このミニ氷河期は長期的(2000から3000年)な温暖化下における一時期的(100から200年)な寒冷化です。これを現代人が確認することはできませんが記録をしておけば将来確認されるでしょう。                             以上

2014年12月18日 (木)

スノーマゲドン2014年

2014年12月16日


スノーマゲドン2014年 : 異常な量と早い時期の大雪に世界が見舞われている理由


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▲ 2014年12月8日のカナダ Mayerthorpe Freelancer より「スノーマゲドン」というタイトルの大雪の報道。カナダのアルバータ州にあるメイヤーソープという町。アルバータ州などでは、11月の終わり頃から激しい雪と、場所によって、マイナス 30度クラスの寒波が続いているのだそう。




「雪よ降れ!」と歌えた時代を懐かしんで

アルマゲドンをもじった言葉は「オバマゲドン( Obamageddon )」などを含めて、いろいろとありますが、最近の欧米のメディアでは、上にあります「スノーマゲドン( Snowmageddon )」とか、「アイスマゲドン( Icemageddon )」など、雪や寒さに関してのものをたくさん目にします。

そのくらい「アルマゲドン的な大雪」が早い時期から各地を襲っています。

ところで、12月25日生まれの近代物理学の祖アイザック・ニュートンの誕生日を祝う祭典として有名なクリスマスが近いですが(やめろって)、クリスマス・ソングとして有名な曲のひとつに、ヴォーン・モンローというアメリカの歌手による 1946年の「レット・イット・スノー!」(原題は Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!  )という曲があります。

確かに名曲ではあっても、やや古いこの曲が広く知られているのは、 1988年のアメリカ映画『ダイハード』と続編の『ダイハード2』の両方で、ラストシーンに流されたことが影響しています。

Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!



そんなこともあり、1980年代のアクション映画が好きだった中年世代は、ほぼ全員がこの曲を知っていて、クリスマスに暗い顔でこの歌を口ずさんだり、あるいはこの曲を聴くと、「血が騒ぐ」という人も多いです。

まあ、映画のダイハードの話はともかくとして、この「レット・イット・スノー!」は下のような感じの歌詞なんです。

外は吹雪いて寒いけれど、家の中は暖炉で暖かい
行くところがあるわけでもなし
雪よ降れ! 雪よ降れ! 雪よ降れ!


こんな歌を歌われてしまったせいなのかどうか、曲の発表後の 68年後の北半球の 12月は下のような有り様となってしまいました。ヴォーン・モンローさんにも現在の地球の光景を見ていただきましょう。

Vaughn-Monroe.jpg
・ヴォーン・モンロー(1911-1973年)


世界各地の2014年12月

トルコ

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▲ 2014年12月13日のトルコ英字メディア Daily Sabah より。



韓国

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▲ 2014年12月15日の韓国 kado より。



ロシア

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▲ 2014年12月12日のロシア Vesti より。



インド

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▲ 2014年12月14日のインド英字メディア Indian Express より。



イギリス

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▲ 2014年12月12日のイギリス Pressand Journal より。

他にもいろいろとあり、キリがないんですが、日本を含めて、とにかく「大雪の報道」は多いです。

この大雪の責任を、ヴォーン・モンローさんに押しつけるのは酷な気もしますが、それにしても今年はすごい。

何がすごいかというと、量もですけど、

時期が早い

のです。

たとえば、日本も、すでに地域的にはとんでもない大雪に見舞われていますが、特に激しい新潟の下の報道などで、今年の大雪の「時期的な異常性」がわかります。

記録的大雪で死者 16日は東京も雪の恐れ
YTV 2014.12.15

15日、積雪が全国1位となった新潟県津南町へ。町には、いたるところに大量の雪が積もっていた。道路脇に積まれた雪の高さを測ってみると、約180センチ。15日、津南町では最大で積雪190センチを記録。12月の中旬としては、最も多い積雪となった。

住民「12月中にこれだけ降るのは初めてですね」
「初雪から短い期間で、これだけ積もるのはすごい」
「(車の)ワイパーが1本折れました。こんなの初めてですよ」

日本海側を中心に各地で降った激しい雪。寒波の影響で、12月としては記録的な豪雪となった。週末から続く大雪で、82センチの積雪(平年の約4.6倍)となった青森市。

地元の住民「本当に困りますよね。今年、早くって」


この記事に出てくるような、

12月の中旬としては、最も多い積雪」とか「平年の約 4.6倍」という文字や、地元の人々の「12月中にこれだけ降るのは初めてですね」という言葉などで、今年の雪の量と早さがおわかりになると思います。

そして問題は、

「大雪が早い時期から始まったからといって、春が早くやって来るわけではない」

ということで、一般的には、北海道や東北の雪国でも、本格的な雪のシーズンは1月から2月くらいで、つまり、この冬は「平年より長い期間、雪と直面し続けなければならない可能性が高い」という状況になりそうだ、ということです。

そして、12月16日午前、気象庁は、北海道などを中心として「数年に一度の猛吹雪の恐れ」があると会見で述べています。

気象庁会見 “ 数年に一度の猛吹雪 ” の恐れ
YTV 2014.12.16

met-japan-snow.gif気象庁は16日午前、緊急の会見を開いて、急激に発達する低気圧の影響で大荒れの天気になるとして、警戒を呼びかけている。

気象庁は会見で、急激に発達する低気圧の影響で、17日にかけて北海道地方を中心に猛烈な風が吹いて、「数年に一度の猛吹雪」になる恐れがあるとしている。

車の運転が困難になるほどの猛吹雪となる他、最大瞬間風速が30メートルを超える地域もあり、交通機関に大きな影響が出る恐れもある。


気象庁によりますと、下のように、北海道に向けて2つの低気圧が進んだ後、「1つにまとまって」非常に勢力が強くなるという気象現象を見せようとしているようです。

blast-hokkaido.jpg
北海道新聞


何となく私の実家の位置を地図にマーキングしてみましたら、直撃コースですね。

うちの実家は一昨年の大雪で屋根が破壊されていて(ヒーター付きの屋根でしたが、降雪の速度に溶ける時間が追いつかず、屋根が崩壊)、そのような被害があちこちでありました。

そんな冬でも、こんな早くから「猛吹雪」なんてことはなかったわけで、東北と北海道の今回の冬にはかなりの懸念を持ちます。

そして、もし、このような大雪の状態が冬の終わりまで間断なく続くようなことがあったとすれば、いかな雪国でも、経済を含めて、必ず疲弊します。

激しい大雪というのは、流通を含めて、一時的に経済的な動きがほぼ止まる状態となるわけで、そんな状態が数ヶ月間の冬のうちに何度もやってくれば、いろいろな意味で、「ミニ崩壊」に至りかねないとさえ思います。

どうするよ? ヴォーン・モンローさんよ。(もう許してやれよ)

いや、そう簡単には許せない理由もあります。

それは、私は「この大雪の状態は多分続く」と考えているからです。





世界で大雪が続くと考えられる理由

どうして、「大雪の状態が多分続く」と考えるのかというと、それは昨日の、

太平洋が爆発する? あるいは地球の海がデッドゾーンと化す?: 海水温度の上昇で膨大な量のメタンが太平洋の海底から噴出している
 2014年12月15日

とも関係することですが、

現在、海の表面温度が高い


からです。

sea-temperature-003.gif
・Bob Tisdale – Climate Observations

吹雪のような激しい雪が降るためには、

・雪となるための水分
・低い気温
・低気圧


などの条件が必要かと思われます。

海水の温度はそれらのいくつかと関係します。

たとえば、海水温 - Wikipedia には、

海水温が水の蒸発量に非常に関わりが深いことから、気象学の観測対象とされ、気候学においても重要視される。


という記述や、

海水温は、台風などの熱帯低気圧の発生とその勢力に関係しているとされている。


などがあり、確定した学説ではないにしても、海水温が天候に大きく関係している可能性は非常に強いと思われます

そして、海水の表面温度が上がると、「蒸発によって大気中の水分量が増える」ので、雨量が多くなる傾向になるとも思われます。

実際に、ここ数年の洪水の多さはすさまじいもので、過去記事で、世界や日本の「歴史的な洪水」に関する記事を何度くらい書いたことかと思います。

また、今年は日本に関しては、特に雨の多い年でした。

気象庁に「日本の異常気象」というページがあり、そこによりますと、今年の11月から12月は平年より雨量が多い地域が大変に多くなっています。

rain-2014-11.gif
気象庁

上の分布で、白、水色、青の地域は、平年比 100%以上雨量が多かったことを示します。

これを見ると、東北の一部と北海道が平年より雨量が少なかった以外は、日本列島の多くが、平年比で 100%以上の雨量があったことがわかります。

今年の夏はもっと極端で、気象庁の「平成26年8月の不純な天候について」というページもあり、

2014年8月は、西日本を中心に記録的な多雨・日照不足になった。また、7月30日から8月26日にかけては各地で大雨が発生した(「平成26年8月豪雨」)。


と記載されています。

そんなわけで、少なくとも、日本では多くの地域で「雨が降りやすい状況」となっているということが言えるかと思います。ただし、全世界を見れば、アメリカのカリフォルニアや、ブラジルなど激しい干ばつが続いているところもあります。

そして、たとえば、台風の勢力は「海水温が高いほど発達しやすい」ということを考えても、「荒れる天気」というのは、海水温が高いほうが起きやすいと考えてもおかしくはないかとも思います。

その海水温は、過去 100年くらいの間に年々上がっていて、今年 2014年は、1880年からの観測史上で最高の海水温平均値を記録しました。下は海水面温度の平年比を示したもので、黄色、オレンジ、赤は、すべて平年より海水の表面温度が高い海域です。

sea-temperature-777.gif
Science Daily

そして、昨日の記事に書きましたように、海の表面だけではなく、海底の海水温度も高く、そのために大量のメタンが海中にも大気中にも放出されていることがわかりました。

もう、これはですね……気候に関しては荒れる要素が満載だと思います。

さらに、これに追い打ちをかける事象があるとすれば、

太陽活動が急速に弱くなる


ことがあります。

太陽活動が弱くなりますと、地球に到達する宇宙線の量が増えるため、「雲」が発生しやすくなり、すなわち、くもりの日が多くなり、日射量が減った場合は、

・雨
・低い気温


という条件がさらに整いやすくなります。

これは、「宇宙線がある場合に大気中の雲粒が大きなまま保たれる」ことをデンマーク工科大学の研究で突き止められたことなどもあり、宇宙線が雲を形成するメカニズムのほうはわからなくとも、事実として、宇宙線と雲の生成に関係があることは明確だと思えます。

cosmicray-cloud-007.gif

▲ デンマーク工科大学のヘンリク・スヴェンスマルク( Henrik Svensmark )教授の実験データ。2013年9月5日の記事「銀河からの宇宙線が直接地球の天候を変化させている : デンマーク工科大学での実験で確定しつつある宇宙線と雲の関係」より。


ですので、ただでさえ弱い太陽活動ですが、これから太陽活動が一気に弱くなっていきますと、雨や雪が今より多くなる要因となると考えられます。

地球の気候にはいろいろなものが関与していて、そのシステムは複雑であり、単純なことは決して言えないものですが、

・高い海水温度
・弱まる太陽活動


このふたつだけでも、十分に、地球の天候が大荒れになる要素となりうると考えることは、それほど的外れでもないのではないかとも思います。

そして、それに加えて、

・世界中で火山活動が増えていて、広範囲での気温の低下が予測される

ということもあります。

先日の記事、

「2015年は地獄の真っ只中」:デンマークの投資銀行サクソバンクによる 2015 年の「アウトレージな予測」から見る来年の世界
 2014年12月12日

のデンマークの投資銀行サクソバンクの大胆予測には、「火山噴火が穀物生産を直撃」という項目があり、これは、1日に3万5千トンの火山ガスを噴出し続けているアイスランドのバルダルブンガ火山の火山ガスの二酸化硫黄の影響で、ヨーロッパの天候が寒冷化していく可能性について書かれてあります。

火山の噴火は、世界でも、そして、日本でも増えています。
今年はもしかすると、近年で最多クラスの火山噴火の起きた年となっているかもしれません。

火山噴火の多発は、雪の要因のひとつである、「低温」と関係します。

これで、前のほうに書きました、吹雪などの荒れた雪模様を作り出す条件である、

・雪となるための水分
・低い気温
・低気圧


が出そろったのではないでしょうか。

そんなこともあり、もしかすると、私たちは今シーズンの冬、あるいはその先の冬も、経験したことのないような雪や、あるいは寒さを経験することになる可能性が高いと思います。

そして、春になり、雪が雨に変わる頃には、今度は洪水。

考えると気が滅入りますが、こういう時こそ、「レット・イット・スノー!」でも歌ってリラックスしたいところです(もっと降ったらどうすんだよ)。

そんなことはともかく、猛吹雪が警戒されている地域の方は本当にお気をつけ下さい。昔は雪に慣れている人々が住む雪国ではあまりなかった「吹雪による死」というのが昨年あたりから発生していて、もう今までとは吹雪の度合いが違うと考えられるとよろしいかと思います。

もはや地球は完全に変わりました。


以上は「IN DEEP」より
現在地球は寒冷化に向かっていますので、雪も大雪となります。そのために対応策を考えて置く必要性があります。食糧不足などは深刻になります。自分の食糧は自分で作るなど方策が必要です。TPPなどに加入すれば日本人は餓死続出となります。安倍政権ではその可能性が大となりそうです。これも自業自得なのです。先の総選挙で信任したのですから特に棄権した人は責任重大です。                           以上

2年前に「1ドル120円になったら危ない」と警告していた野口悠紀雄氏!アベノミクスの真の狙いを語る

【重要】2年前に「一ドル120円になったら危ない」と警告していた野口悠紀雄氏!アベノミクスの真の狙いを語る!「国債の無限買い取りで物価が数百倍に」

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2014年12月4日に一ドル120円になりましたが、これを安倍政権成立時の2年前から予測をしていた専門家の方が居ました。その方は経済学者の野口 悠紀雄(のぐち ゆきお)氏です。野口氏は2013年1月に行われた取材で、「一ドル120円くらいになったら危険水準に入る」と断言していました。

これは安倍政権の経済政策について話している番組中で野口氏が言った言葉で、他にも「出来もしない物価上昇率2%という目的を掲げるのは本当の目的を隠すため」と指摘しています。
野口氏によると、巨額の財政赤字を持っている政府はほぼ例外無くインフレを目指し、今の日本政府は法律を改正して日銀を政府の支配下に置いて、無尽蔵に国債を発行させることを考えているとのことです。

そして、無尽蔵に国債を発行させてしまうと、円の価値が暴落して物価が今の100倍くらいなると野口氏は予測しています。そこまでに到達すると、終戦直後の日本と同じように定期預金がチャラになるようです。
危険な兆候の一つの目安は一ドル120円という値で、これは消費者物価を2%上げるためには輸入物価が4割上る必要があるという値から導き出されました。

野口氏は番組の最後に真剣な顔で、「今になってから起きたことではなく、日本政府は20年間金融緩和という麻薬を飲み続けていた。本当にやるべきことをやらずに。だから、真剣に考えないと行けないのです。日本という国を捨てざるを得なくなります」と警鐘を鳴らしています。


☆野口悠紀雄氏:インフレ目標2%は達成不可能

*18分ごろから


野口氏
「無制限に金融緩和をすると言っているがそれは出来なくなる。これを突破する方法は国債の日銀引き受けしか無い。これをやれば全部解決する」

「ただし、今の政府がそれを求めてきた場合、日銀はNOといいます。日銀の独立性があるので。しかし、政府の中にはこの独立性を破って、日銀法を改正しようという考えを持っている方が居ます。
そうなると事態は一変しますね。戦前では日銀の独立性が無く、それが猛烈なインフレなどを引き起こしたことから今の日銀の独立性があります。それを踏みにじろうとしているわけです」

今の法律では政府は命令できません。それを命令出来るように、戦時立法に戻そうというのが日銀の独立性を破るという政府の考え方です

「出来もしない物価上昇率2%という目的を掲げるのは本当の目的を隠すためです。2%の物価上昇率は何時まで経って実現出来ないので、ずっと金融緩和を行うことになります。そうすると国債を買い続けることになり、金利が上がらない。財政赤字が積み上がった政府は常にそうやっている」

「巨額の財政赤字がある政府はインフレを求めています。政治家もお金をたくさん国民にばら撒き、人気取りをしたい。インフレを求めている人は多いが、負担を負うのは国民です

「国民への影響としては定期預金がチャラになる。これは終戦直後に日本が経験したことですよ。終戦直後に今と同じようなことが起きてインフレになりました。物価が120倍くらいになって、戦時中に買わされた国債が紙切れになっています」

ハイパーインフレまでにはなりませんが、百倍くらいになります。その直前には日本の資本が海外に逃げ出して、円が売られます。円安になれば輸入物価が上がって、国内のインフレが更に加速されますね。そのようなことになって、コントロールが出来なくなる危険が非常に強いです。」

「今の政府は財政出動の為に国債を買っているが、それだと反発があるから、物価を上げるんだと言っているんですね。国債の金利上昇を抑えることが出来る。国債を買っているわけだから。」

「円がある程度の水準になったら危険です。資産を海外に変える事を真剣に考えないといけません。簡単な計算をしますと、消費者物価を2%上げるためには輸入物価が4割上る必要があります。ということは、円が4割安くなるとそうなるんですよ。今は一ドル90円位なので、4割というのは一ドル120円位になります。
そのくらいになりそうだったら危険です。日本人は自国の通貨である円を安心して持てなくなりますよ。非常に悲劇的なことですね。一つの答えがそれになります」

「今になってから起きたことではなく、日本政府は20年間金融緩和という麻薬を飲み続けていた。本当にやるべきことをやらずに。だから、真剣に考えないと行けないのです。日本という国を捨てざるを得なくなります」



私は色々な経済専門家の意見を聞いてきましたが、その中で一番野口氏がアベノミクスの本質を言い当てているように感じられます。日銀の独立性を奪って、国債の無限買い取りを実行し、お金をばら撒いて人気取りをしながら円の崩壊を誘導。そして、自分たちは超インフレで借金を踏み倒して、そのまま権力を維持。

奇しくも野口氏が警告していた一ドル120円は衆議院総選挙の間に達成しました。このような流れで見ると、12月の衆議院総選挙というのはとんでも無い状況で実行された事が分かります。
もしかすると、2015年は歴史に残るような激動の年になるかもしれませんね・・・。


☆総選挙の争点「アベノミクス」うまくいってるの?実質給料減ってるし物価は上昇
URL http://news.livedoor.com/article/detail/9514272/

引用:
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)が「そもそも総研」コーナーで、「アベノミクス」ははたしてうまく行ってるのかを取り上げた。「失敗ですね」と一刀両断なのは早稲田大学ファイナンス総合研究所の野口悠紀雄顧問だ。「アベノミクスの基本は、物価が上がれば経済は好転するという考えだったが、まったく逆のことが起こっているのです」

世帯当たりの所得(収入)は、円安による物価上昇で実質ベースは消費税増税以前の昨年(2013年)10月頃から減り続けている。収入減にともなって支出も減り続けており、それが経済成長率も押し下げているという。
:引用終了

☆政府・日銀は歴史に学ばない? 国が抱えた尋常な方法では返せない借金の行方
URL http://dot.asahi.com/business/economy/2014120300082.html

引用:
 国民と政府にとってのインフレの意味は大違いだ。ハイパーインフレで富を没収できれば、増税という国民に不人気な仕事をしなくて済む。ましてやインフレは、初期段階では株も給料も上がるから、国民は喜ぶ(今年、来年の現象だ)。それに加えて“ばらまき”を行えば国民は大喜びだ。いったんばらまいても、どうせハイパーインフレで回収するのだから、政府は痛くもかゆくもない。

 消費税増税先送りは、自民党政権が積み上げてきた膨大な借金を、増税という困難な仕事ではなく、安易なハイパーインフレという方法で解消しようとしていることの表れだ。
:引用終了

☆為替チャート
URL http://info.finance.yahoo.co.jp/fx/detail/?code=USDJPY=FX

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☆日経平均(ドル建て) (INDEX:Nikkei 225 (USD))
URL http://www.marketnewsline.com/apps/market/quotes?lang=ja&r=12m&c=1010&t=large&more=&with=vma&t=large

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☆実質実効為替レートの推移
URL http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5072.html

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☆1ドル=120円 7年4カ月ぶり 急激な円安で影響が・・・(14/12/05)

関連記事
以上は「真実を探すブログ」より
インフレーションを強行するのが安倍政権の目標です。資産のある方が得する政策です。貧乏人はますます貧しくなります。格差拡大政策です。しかし貧乏人ほど投票するのですから不思議なものです。                 以上

アメリカ大陸の「西側」で今何が起きている?

2014年12月03日


オレゴンの亀裂、ネバダやカリフォルニアの群発地震 : アメリカ大陸の「西側」で今何が起きている?

連続して次々と起き続ける地質的異変

今、アメリカの西北部あたりで、いろいろなことが起きています。

たとえば、11月27日に、オレゴン州のアルカイラ湖( Alkali Lake )という湖の周囲の干潟に「一晩のうちに」巨大な亀裂ができたことが報じられました。

Alkali-Lake-cracks.gif
来たるべき地球のかたち


このことを含めて、非常に大ざっぱですが、最近のアメリカでは下の地域あたりの各所で、地質的なさまざまな出来事が起きています。

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亀裂を近くから撮影すると下のような状態です。

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Earthfiles


この、「突如として長さ数十キロメートル」の亀裂が発生したアルカイラ湖から数キロ先のオレゴン州南部では 11月中旬に突如として群発地震が始まり、それから次第に激化していっているようです。

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▲ 2014年11月17日の米国 KOIN6 より。


また、やはりアルカイラ湖に近いカリフォルニア州のセダービルというところでも、11月21日頃から群発地震が続いているようです。

さらに、オレゴン州と隣接するネバダ州のシェルドン国立野生動物保護区という地域では、7月に始まった群発地震が、11月に入り激化しています。

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▲ 2014年11月7日の CBS ニュースより。


このネバダ州の地震は、 CNN によりますと、

米地質調査所(USGS)もこれらの群発地震を定期的に観測している。小さな振動は数千回に達しているという。

今年9月にはカリフォルニア州南東部で約2日の間、約500回の小規模地震を記録。最大ではマグニチュード3.8を観測した。

ネバダ州の群発地震では10月30日以降、活動が強まっており、マグニチュード4以上の揺れは3回あった。今月4日にはマグニチュード4.6を記録した。


というように、次第に勢いを増しています。アメリカ地質調査所は、この兆候は必ずしも大地震の発生の前触れを意味してはいないとしながらも、事前の備えを講じることを勧告しています。

このネバダ州の群発地震は、ネバダ州地震学研究所のデータを見ますと、下の位置で起きていて、現在も続いているようです。

nevada-001.gif


下は地図を拡大したもので、その回数の激しさがよくわかります。

nevada-002.gif
Nevada Seismological Laboratory


そんなような不安定な地質イベントが続く中、日本時間の 12月2日、アリゾナ州のセドナという町で、マグニチュード4.7の地震が発生しました。

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▲ 2014年12月1日 U.S. News より。


マグニチュード4.7程度の地震は、日本では日常的に起きる何ということのない規模の地震ですが、アリゾナ州では珍しく、米国のメディアでは大きく取り上げています。

ここまで挙げたものの位置関係を示しますと、それぞれ大体ですが、下の位置となります。

us-earthquake-201411.gif


さて。

これらが何を意味していて、これから何が起きるのか……というようなことは何もわかることではないことは過去からの体験ではっきりとしていますが、それにしても、アメリカはここ2年ほど、本当にいろいろなことが起きています。




2012年頃から、あまりにもいろいろなことが起きているアメリカ

上のほうに、オレゴン州で「一夜にして巨大な亀裂ができた」ことをについてふれていますが、今年の8月に、メキシコでも「一夜にして数キロメートルにわたる亀裂が出現した」という出来事が起きたことを、

地球を動かしているものは何か : 一夜にして出現したメキシコの断層…
 2014年08月25日

という記事でご紹介しました。

下のような巨大な亀裂です。

mexico-f2.jpg
Expreso

そして、この出来事があった 2014年 8月15日前後から、アメリカの西海岸に沿って、様々な地質的イベントが発生しました。断層やプレートから見ると、それぞれが比較的つながりのある場所です。

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それより少し前の、

「リュウグウノツカイ」と「サンアンドレアス断層」と「カリフォルニア沖でのメタンの噴出」が一本のライン上につながった時に一体何が起きるのだろう
 2014年04月11日

という記事では、2013年から今年 4月までの「アメリカ周辺の海の異変」について書いたことがありました。

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上の図にある中で、ヒトデの大量死に関しては、最近の記事「冬のカオス…」で、2013年から現在にかけて、いまもなおヒトデの大量死が続いていることにふれていますが、とにかく、あらゆる方面で、

「アメリカはいろいろと何だか変」

な感じが続いているのです。

また、地球の磁場がどんどん弱くなっているのですが、中でも「アメリカ周辺の磁場の急速な弱まり方は異常」だということが、欧州宇宙機関( ESA )の地球磁場観測でわかったことを、

急速に消えていく地球の磁場…
 2014年07月15日

という記事などで書いています。

下のように、南北アメリカ大陸の周囲が濃い青になっていますが、これはこの地域の磁場が「急速に弱くなっている」ことを示します。

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さらに、「異常な音や振動」も、最近は規模が大きくなっています。

2014年 11月30日の英国デイリーメールの、

Mystery of the loud boom that shook homes over upstate New York AND the UK at exactly the same time despite being 3,000 miles apart
4800キロメートルも離れているにもかかわらず、全く同時にニューヨーク州北部とイギリスで家庭を揺さぶった震動と轟音の謎)

という記事。

これはそのうち詳しくご紹介するかもしれないですが、下のように遠く離れたアメリカとイギリスで同時に「大きな音と震動」を多くの人が感じた、というものです。

uk-us-boom.gif


これも今のところは何が起きたのかまったく見当がつかないようなのですが、その音(震動)を聞いた人の数があまりにも多く、

「何かはわからないけれど、実際に何か起きていた」

ということは確かなようです。

様々な観測や現象から見て、アメリカはこの2年ほどで様々な異常が集中してきているような「感じ」がしなくはないでしょうか。

もちろん、これらの現象やデータは何の異常でもなく、何の前触れでもないかもしれません。
しかし、何かの未来の現象を予兆しているものかもしれない。

それは実際に未来になってみないと、何もわかるものではないことは確かです。

それでも最近は……何というのか、地球の歪みが次第に表面に見えるようになってきているような気もしています。

もちろん異変が起きているのはアメリカだけではないですが、特にアメリカには、次第に環境的な緊張が高まっている気がします。

今回は起きていることを羅列するだけというような感じとなってしまいましたが、最近のアメリカでは、イエローストーンに絡めたものなど、いろいろな記事が出ていますので、ご紹介できる時にはしたいと思っています。



以上は「IN DEEP」より
今は78万年ぶりの「地球大異変」期にあります。したがって、米国のイエローストーンも64万年ぶりに噴火しそうになっています。大噴火すれば米国は人が住めなくなります。アフリカに移住する予定にしているようです。最近の米国の行いが悪いために天罰が下るでしょう。「3.11テロ」の罰でもあります。神様は見ています。  以上

シエ-ル革命という高貴なウソを信じる日本(5/5)

シェール革命という高貴なウソを信じる日本

インテリジェンスのプロ、原田武夫氏が大胆分析

次世代の「本命」はシェールではなく、水素

簡単に書くならば、まず前者についてひとつの「光」を先日、わが国の神奈川県・寒川にあるとあるヴェンチャー企業Q社で私は目の当たりにした。シェールガスといっても炭酸ガスは出てくる。ところがこの企業が開発した技術ではこれを「炭酸化ナトリウム」と「水素ガス」へと分離できるのである。つまり「排ガスから燃料ができる」わけで、驚愕の技術なのだ。アメリカがシェール革命を推し進めれば進めるほど、その後ろについてこれを売ることで、わが国は巨利を得ることができる代物なのである。こうした革新的な技術を私たちは大切に育て、全面開花させなければならない。

一方、後者について言うならば、アメリカにとっては実のところ宿敵であるイギリスの態度を見れば答えはすぐ出てくる。上記の拙著でも書いたことだが、イギリスは2015年までに水素エネルギーによる燃料電池車の完全商用化を公的に宣言している。そう、時代は「水素」なのであって、シェールであろうが何であろうが、化石燃料ではもはやないのである。

しかしそれを真正面から追求すると、アメリカはイギリスから何をされるかわからない。それをアメリカが最も恐れているであろうことは、中東の石油利権を争ってきたのが、ほかならぬ米英両大国であったことを思い起こせばすぐわかるのである。だからこそ「シェール革命だ」とアメリカは騒ぎ、「高貴な嘘」をついていると考えると合点が行く。

わが国にとって今必要なのはバカの壁に入ることなく、老練な米欧各国が国際場裏で公然とつく「高貴な嘘」をあらかじめ見破り、私利私欲を捨てて人知れず備えるべく全国民を指導するリーダーなのである。今夏行われる参議院選挙の本当の争点は、実のところ「この一点」なのである。そのことを私たち有権者は忘れてはならない。*5月(奈良)と6月(東京)に、原田氏の新刊記念講演会を行う予定です。くわしくはぜひ、こちらをご覧下さい。

関連記事

以上は「東洋経済」より

2014年12月17日 (水)

米国務省が「安倍晋三首相と自民党」に祝意、連立の公明党は眼中になし

米国務省が「安倍晋三首相と自民党」に「祝意」、連立を組んでいる「平和の党」公明党は、眼中にないらしい

2014年12月16日 06時57分13秒 | 政治
◆米国務省の報道官が12月14日、総選挙の結果、過半数を53議席上回る「291議席」を獲得して大勝した「安倍晋三首相と自民党」に向けて、「祝意」を示す談話を出した。ただ、安倍晋三政権は、公明党との連立政権であり、公明党は公示前31議席だったのが、35議席となり、自民・公明で326議席(3分の2=317議席を9議席上回る)を獲得したにもかかわらず、米国務省が、「平和の党」を標榜する公党である公明党の存在は、丸で眼中にないという扱いをしているかのようだった。
 米国オバマ政権の当面の最大関心事は、同盟国である日本とともに「日米防衛協力の指針いわゆるガイドラインの見直し作業を加速させる」ことである。本来は、2014年12月末までに見直し作業を終える予定だったが、日本が急遽、衆院解散総選挙に突入したことから、2015年に先延ばしになった。このため、オバマ政権としては、安倍晋三首相が安定した政権基盤を築いたとの認識の下、日米関係を一段と強化していくことに全力を上げてくれるものと期待を示している。
 しかし、現実問題で言えば、沖縄県米軍普天間飛行場の辺野古への移設をめぐって、沖縄県知事選(11月16日に投開票)で、辺野古への移設に反対の翁長雄志知事が誕生し、那覇市長選でも、翁長雄志知事と連動した選挙運動を展開していた城間幹子市長が生まれた。しかも、今回の総選挙は、沖縄県内4つの小選挙区で自民党当選者がゼロだった。このことをオバマ政権が、気にしているのは明らかである。
 米国務省の談話は、この件に触れていないけれど、安倍晋三首相が、普天間飛行場の辺野古への移設を強行すれば、現場で反対運動がますます盛り上がる可能性があり、強制執行に踏み切れば、移設阻止派と警官隊とが激突する場面も発生することも予想される。このとき、公明党は、おそらく移設強行に賛成する立場を鮮明にしなければならず、「平和の党」の欺瞞性が浮かび上がってくる。
◆日米外交の裏舞台では、「オバマ大統領は、安倍晋三首相を信用しておらず、できれば首相の顔を変えて欲しい」と伝えてきていると言われてきた。これは、「祝意」とは裏腹の本心が隠されていることを意味している。沖縄普天間飛行場の辺野古への移設が、さらに大幅に遅れる事態に発展すれば、オバマ大統領の安倍晋三首相に対する不信感は、なお一層深まり、日米関係がこじれることが予想される。
オバマ大統領は、安倍晋三首相が7月1日に集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更・閣議決定を強行し、総選挙で大勝したことによりこのテーマを含めて安倍晋三首相が国民有権者から「白紙委任」されたと思い込み、これに自信を得て、強気姿勢をさらに高めてくるのではないかと警戒している。強気姿勢とは、「右寄り姿勢」のことである。「靖国神社公式参拝」を堂々と行うのではないかと疑っているのだ。
◆米国内では、オバマ大統領のみならず、いわゆる「ジャパン・ハンドラーズ」(日本操縦者)の間では、「集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更・閣議決定と靖国神社公式参拝のパッケージが悪い」という悪評価がある。安倍晋三首相が、中国や韓国と関係改善を図ろうとする真摯な態度が見られないと憂慮しているのだ。
 国務省の談話は、表向き「祝意」を示していながら、相当本音を隠している感が強いので、額面通り受け取ると大きな間違いを犯すことになる。同盟国であるからと言って、油断していると、とんでもないしっぺ返しを食らうことになる。
【参考引用】NHKNEWSWebが12月15日午前 3時23分、「米国務省 安倍首相と自民党に祝意示す」という見出しをつけて、以下のように配信した。
 衆議院選挙の結果についてアメリカ国務省の報道官は14日、談話を出し、安倍総理大臣と自民党に祝意を示しました。そのうえで「地域や世界規模の幅広い課題で日本政府と引き続き緊密に協力していくことを楽しみにしている。日米の2国間関係は民主的な価値観の共有に基づいており、幅広く支持されている」として、安倍総理大臣が安定した政権基盤のもとで日米関係を一段と強化していくことに期待を示しました。
アメリカ政府は安全保障面で安倍総理大臣が集団的自衛権の行使容認を閣議決定したことを高く評価しており、この決定を踏まえて安倍政権と共に日米防衛協力の指針いわゆるガイドラインの見直し作業を加速させたい考えです。また、経済面では、安倍総理大臣がTPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉妥結に向けて歩み寄りを見せることに期待しています。オバマ大統領は日本のGDP=国内総生産の伸び率が2期連続のマイナスとなったことに懸念を示していて、アメリカ政府は日本に対して停滞から抜け出すためにもTPPを通じ構造改革を進めるとともに成長を重視した経済運営を行うよう求めています。
一方、アジア重視政策を掲げるオバマ政権は、地域の平和と安定のため、同盟国・日本が周辺国と良好な関係を築くことが望ましいとしています。このため安倍政権のもと戦後70年となる来年、日本と韓国や中国との関係改善が進むのかどうかも注視していく方針です。


本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
安倍晋三首相は、「公明党切り」に失敗したが、「二の手、三の手」を思案中、一体どうするつもりなのか?

◆〔特別情報①〕
 安倍晋三首相は、自民党日本憲法改正草案(2012年4月27日決定)に反対している「公明党を切る」目的で衆院解散・総選挙を断行した。だが、その意図を見破った公明党の山口那津男代表に「まんまと、してやられた」結果となり、内心は切歯扼腕している体だ。「切る」どころか、議席を31から35に増やした公明党にベッタリと抱き着かれて、「気持ちが悪い」とも言えず、公明党は「永久与党宣言」していて、「永久自民党補完勢力」を標榜しているので、身動きできない。このため自民党「奥ノ院」に精通した専門家筋によると、目下「二の手、三の手」を思案中という。一体、どうするつもりなのか?
以上は「板垣英顕氏」ブログより
これは褒め殺しの一手でもあります。アベノミクスは世界経済の崩壊の発端にされそうです。株式市場には先見性があります。早くも急激な下落が始まりました。  以上

信濃町諌言に驚いた中国人

2014年12月09日

信濃町諫言に驚いた中国人<本澤二郎の「日本の風景」(1855)

<一部に尾を引く創価学会イメージ>
 一昨日「信濃町に諫言」という、悲しい情けない評論文を発表したところ、中国人ジャーナリストなどから、驚きの声が上がった。「それは本当なのか」との素朴なものだった。「周恩来との信頼関係を基礎に友好活動をしてきた信濃町」を信じて疑わないできた一部中国人ジャーナリストの存在に、当方があっけに取られてしまった。池田大作と創価学会を、中国人ジャーナリストは、すこぶる好ましいイメージとして、ずっと信じて抱いてきたからである。
<東京との遠い距離>
 改めて、東京と北京・上海の距離を感じさせられてしまった。いま東京で起きている総選挙の内情を、正確に理解できる中国人は少ない。
 「欧米ならナチスのような極右政権ではないか。経済も落ち込んでいる。円安で市民生活も落下している。それでいて選挙に勝つという。こんなことが起こりうるだろうか」
 日本人でも選挙実態に詳しいものは少ないため、同じような疑問が付きまとっている。そのからくりを「信濃町諫言」で紹介したものである。
 それでも「小選挙区制」を理解できないものには合点がゆかない。日本最大の集票マシーンと呼ばれる信濃町のことがわからないと、この選挙の分析は出来ない。ひたすら奇跡を願うばかりだが、肝心の新聞テレビが真実を報道しない。したくても出来ない新聞テレビの内情を、これまた有権者はわからない。
 いわんや大陸の日本通でも、東京での選挙を正しく分析できないのだろう。同じようなことは、北京の様子を東京の日本人はよくわかっていない。
<腰を抜かした上海テレビ記者>
 上海テレビの若者がたずねてきたので、極右の背景や支持勢力の概要を説明したのだが、彼は筆者が本ブログに公開した「学会が極右を必死で応援している」という現実の様子に面食らった。
 「池田さんの学会という思いを今も抱いている。本当なのか。事実だとすれば、どうしてなのか」と彼は、当初、戸惑いを隠そうとはしなかった。バレーやバスケットの選手にでもなれそうな、上海テレビの長身の上海人は、くやしそうに事実を受けいれるしかなかった。
 「まったく知りませんでした」と自らの不勉強を正直に認めるしかなかった。
<元東京特派員も衝撃>
 学会の変身に驚愕したのは、彼一人だけではなかった。元東京特派員も電話をかけてきて、その驚きを口にした。
 日本の新聞テレビで日本事情を知ることが出来る彼も、同じだった。「公明党が自民党を支援していることはわかっている。しかし、創価学会が極右の自民党議員を必死で応援している?まさかと思っていた」との感想を、率直に述べてきた。
 日本の新聞テレビで日本事情を研究している専門家も、いまの総選挙の実情を知らない。日本マスコミの実態をわかっていないためである。
<国粋主義と学会>
 彼ら中国人ジャーナリストの衝撃は、実を言うと、筆者の衝撃でもあった。
 公明党は連立政権に加担すると、いち早く自民党の右翼化を阻止する、というような公約を内外に発表した。それを鵜呑みにしてしまった日本人も少なくなかった。
 木更津・性奴隷事件の取材で知り合った元教師は、被害者となった学会員・T子から送られてくる政党機関紙や学会本を読んで「特定秘密保護法や集団的自衛権を阻止する公明党」に心から声援を送っていたほどである。
 「私は学会員ではない。でもT子さんも、公明党が右翼の暴走を止めてくれると信じていた。私も。いま彼女が急死、公明党が率先してこの危険な悪法を強行した。もう公明に期待するものはありません。むろん、学会にも」といって肩を落としている。
 国粋主義下の旧治安維持法で二人の学会最高幹部が牢獄に入れられ、初代会長は獄死、2代会長の後継者となった池田、こうした史実から公明・学会の右翼化は想定さえできなかった。
<生長の家や統一教会レベルに堕した信濃町>
 現在の政権には、国家神道復活を狙う神社本庁、それに反共右翼の統一教会がまとわりついている。ここに靖国参拝が具体化する。神社本庁は「日本会議」なる極右団体を立ち上げて、国会議員の多くをメンバーに加えている。
 現政権の閣僚のほとんどが日本会議メンバーとの調査結果もある。まさに極右内閣そのものなのだ。その輪の中に公明閣僚も参加、特定秘密保護法や集団的自衛権の推進役となってきた。

 専門家でも、気がついたら公明が右翼化、それを学会が支えるという、途方もない事態が起きてしまっている。このことに驚愕するがゆえに、その過ちに警鐘を鳴らさざるを得ない筆者である。
 「大中国の真実」を執筆した際、池田と周恩来の関係を取材、紹介した筆者である。それなのに、今では中国敵視の極右政権に塩をおくる信濃町を、どうして予想することが出来ようか。
 左から、中道から、極右へと変身、戦争体制に突き進む信濃町に愕然とするばかりだ。中国人ジャーナリストの驚きも推して知るべしだろう。
<12月10日施行の世紀の悪法も信濃町の戦果>
 明日から世紀の悪法である特定秘密保護法が施行される。戦争放棄・平和国家の日本国憲法に真っ向から違反する悪法である。
 言論・表現の自由・国民の知る権利を奪う悪法である。戦前の治安維持法の再現である。ありえないはずの悪法に平和市民は恐怖を覚えている。
 それが明日から施行される。日本の民主主義・人権主義に違反する悪法である。政府の都合の悪い情報を秘密にして、それを30年も秘匿する。こんな民主国家があっていいのだろうか。
 これの推進役が公明党なのだ。創価学会は公明の方針を呑まされてしまった。公明が支配する学会へと変質、公明の暴走を受容するだけの学会に成り下がってしまった。内部で何が起きているのか。
 いえることは、今回の総選挙において、極右候補を支援する学会へと変質してしまっている。これこそが日本の恐怖を裏付けている。アジアに敵対する信濃町へと突き進んでいる。この潮流を止める責任が信濃町自身にあることを、指摘しておきたい。
2014年12月9日記

以上は「ジャーナリスト同盟」通信より
今や創価学会には宗教の哲学が存在していないといえます。崩壊の始まりです。以上

米グーグル、超高速の量子コンピューターチップ開発に着手

米グーグル、超高速の量子コンピューターチップ開発に着手

2014年09月03日 16:44 発信地:サンフランシスコ/米国

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米グーグル、超高速の量子コンピューターチップ開発に着手写真拡大
×米カリフォルニア(California)州マウンテンビュー(Mountain View)にあるグーグル(Google)本社(2014年1月30日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Justin Sullivan【メディア・報道関係・法人の方】写真購入のお問合せはこちら

【9月3日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)は2日、超高速の量子コンピューターチップの開発に着手したことを発表した。人間のように思考する機械を開発するというビジョンに向けた研究の一環だ。

 グーグルのエンジニアリング責任者ハートムット・ニーブン(Hartmut Neven)氏によると、著名な研究者のジョン・マルティニス(John Martinis)氏と米カリフォルニア大学サンタバーバラ校(University of California, Santa Barbara)の同氏の研究チームが、グーグルの量子人工知能(Quantum Artificial Intelligence)の研究チームに参加したという。

 マルティニス氏のチームの参加は、既存のコンピューターのプロセッサーよりも、飛躍的に高速で動作する亜原子レベルのチップの設計と製造を目指す「ハードウエア・イニシアチブ」の一環。「量子人工知能チームは、総合的なハードウエアグループの参加により、新デザインの試験や実装が可能になった」と、ニーブン氏は述べた。

 グーグルの人工知能研究所は昨年、量子コンピューターの研究で米航空宇宙局(NASA)と提携を結んでいる。(c)AFP

以上は「AFP bbnews」よりいよいよ量子コンピューターが実現しそうです。楽しみです。  以上

シエ-ル革命という高貴なウソを信じる日本(4/5)

シェール革命という高貴なウソを信じる日本

インテリジェンスのプロ、原田武夫氏が大胆分析

問題はアメリカにとっても、「そんなことは先刻お見通し」であるはずだという点なのだ。つまりこのとき、アメリカの真意は「シェール」にはない。そしてそうであるとき、アメリカは実のところ周囲をアッと驚かせる次世代エネルギー技術をすでに開発しているはずでもあるのだ。しかしそれをあえて出さずに「シェール革命」なる用語を“捏造”し、しかも天然ガスを今や世界中で買い漁っているわが国にこうささやきかけているのである。

「パイプライン設置のために投資をしてくれたらば、最優先でシェールガス/シェールオイルを特別に分けてあげてもいい。福島第一原発事故の余波で貴国は大変でしょう」

これに“日米同盟”という美辞麗句がつけられれば、わが国要人たちがこれに抗することはまずない。進んで資金提供し、巨大プロジェクトの完成を今や遅しと待つことになるはずだ。むろん、アメリカも日本側協力者に鼻薬をかがせることを忘れないはずだ。たとえば時代はさかのぼって第2次世界大戦後の1950年代、アメリカ国防総省の支援により設立された「日本開発会社」は、いくつかの復興のための巨大インフラプロジェクトに関与していたことが史料から明らかになっている。

しかしそのための資金としてアメリカ国防総省から捻出された資金は、戦後最大の政治プロデューサー「児玉誉士夫」を経由して、わが国政財界の闇へと消えて行ったのである(有馬哲夫『児玉誉士夫 巨魁の昭和史』(文春新書)参照)。「インフラ開発に日本を絡ませたときには駄賃がいる」。そうアメリカ側は伝統的に認識しているはずなのであって、わが国からパイプライン建設にマネーが流れれば流れるほど、その一部がわが国へと還流され、再びわが国政財界の闇に消えることは大いにありうる、と歴史家ならば断言するはずだ。むろん、私や読者の皆さんのような庶民の知らないところで。

それでは私たち日本人は、ただひたすら手をこまぬいて見ていなければならないのか。またそもそもアメリカはこの場合、いわば「捨て駒」となるシェール革命ではなく、実際のところ何を追求しているというのであろうか。

次ページなんと!シェールは「捨て駒」?では、本命は?

以上は「東洋経済」より

2014年12月16日 (火)

米国人学者、死の目前に宇宙人の存在を明言

米国人学者、死の目前に宇宙人の存在を明言

米国人学者、死の目前に宇宙人の存在を明言

  米ロッキード・マーティン社の元上級研究者、ボイド・ブシュマン氏は死ぬ前にマスコミの前で、宇宙人が地球を定期的に訪れている事実を明らかにした。その証拠としてブシュマン氏は数枚の写真を提示している。英語サイトのRTが報じた。

  ブシュマン氏のビデオが撮影されたのは死を目前にした2014年8月7日。33分におよぶビデオはYouTubeに掲載されたものの、それから3ヶ月ほどたった今頃になって注目を集め始めた。ブシュマン氏はビデオで宇宙人の存在を明言しており、それを証明する証拠をいくつか示したほか、宇宙人の様相を描写している。

  ブシュマン氏は軍部と協力を行う宇宙人らと個人的にも会っており、宇宙人が元の星に帰る前にビデオカメラを手渡し、彼らの星の生活を写してほしいと頼んだことまであった。ところが再会したブシュマン氏にビデオカメラが返されると、ビデオは感光して、何も見えなかった。

  米国のロッキード・マーティン社は軍事産業複合体分野では世界でも大企業。主な活動は航空機、宇宙機器、船舶の生産、生産オートメーションで主な得意先は米国防総省。

   russian.rt


続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_11_01/uchuujin/
以上は「ロシアの声」より

この事実を早く認めることが重要です。                     以上

新たに発見された「地球を保護する見えないシールド」とは

2014年12月01日


新たに発見された「地球を保護する見えないシールド」は私たち地球の生命の新しい保護システムなのだろうか、と磁極の逆転が迫る中で考えてみる

earth-shield-top2.gif

▲ 2014年11月26日のコロラド大学 ニュースリリースより。




地球を保護する奇跡的なメカニズムのおかげで私たちは生きている

地球という惑星は「太陽系の他の惑星には見られないようなメカニズムで生命が保護されている」ということについては、これまでも書いたことがあるかもしれません。

宇宙からはいろいろなものが降り注いでいるわけですけれど、中にはダイレクトに地表に降り注ぐと、生命に害のあるものも多いとされています。

母なる太陽にしても、太陽風プラズマという、科学的な説明では「電子と陽子が分離してイオン化したプラズマ粒子のガス」という温度 100万度のそういうようなものを常に地球に向けて吹きつけているとされています。

こういう環境の宇宙空間では、地球に何らかの「バリア」がなければ、地球の生命は維持されないのですが、「地球の磁場」が私たちを保護する役割を果たしています。

イメージとしては下のように地球は、磁場によって防護されています。

Magnetosphere_rendition2.gif
Geomagnetic storm

これらは、地球に磁場があるからこその防護であるわけで、もし地球から磁場が消えた時には、この最大の宇宙からの防御システムが消滅するわけです。

その場合、どのようなことになるのかは実は誰にもわからないのですが、それでも、何らかの影響や被害は出るものだと考えるのが一般的です。

とはいっても、地球滅亡だの人類の終わりだの、そういうような概念での何かとの関連は「ない」と私は考えています。なぜなら、かつての地球では「磁場は何度か消滅していた」という可能性があり、それでも、地球の生命は哺乳類を含めて生存し続けているからです。



過去の地球で何度も起きていたかもしれない磁場の消失

磁場が消滅していたかもしれないと考える理由は、過去の地球は何度か「磁極の逆転」を起こしていたことが現在ではわかっていることと関係しています。

下は、気象庁地磁気観測所にある表を見やすくしたもので、黒い場所と白い場所は、それぞれN極とS極を現しています。その位置が時代によって色が違うということは、過去 358万年のあいだに、何度もN極とS極が入れ替わっているとことを示します。

mag-rev-3.gif


過去の地球では比較的短い間に何度も磁場の逆転が起きていたことがわかります。

この気象庁のサイトには、

78万年前N極とS極は逆転しており、また少なくとも過去360万年の間に11回は逆転したと考えられています。


とあります。

過去 358万年でこれだけ起きているのなら、この範囲を何千万年とか何億年とかに広げれば、「地球は日常的に磁極を逆転させてきた」と言っても差し支えないかと思われます。

ちなみに、上の鮮新世とか新第三紀とかは、聞き慣れない単語ですが、地質時代の名称だそう。


この磁場の逆転と、地球の磁場の関係については、一般的に、

磁極が反転する時には一時的に地球の磁場がゼロになる


とされています。

この「されています」というのは、それは磁極の逆転が起きてみないと、そうなるのかどうかは誰にもわからないからです。

しかし、ともかく、仮にその説が正しく、「磁極の反転の際に、地球の磁場がゼロになる」のだとすれば、過去の磁極の反転の時代に地球に生きていた過去の生物たちは何らかの影響を受けていたはすです。

しかし、この地球上の記録では、6550万年くらい前に、恐竜などをはじめてとして、地球の生物の70パーセント程度が絶滅した K-T境界と呼ばれる時代の大量絶滅以降、地球の生物の大量絶滅は確認されていないという事実があります。

なので、仮に地球の磁極が逆転して(その時期はわりと近いと私は思っています)、その時に地球の磁場が消滅して、「地球の防御が消滅」という事態になっても、絶滅イベントが起きることではないはずです。

では何が起きる可能性があるのか。

それは、生命の消滅のほうではなく、「文明の消滅」の可能性です。




磁場の消失で起き得る電気文明の終焉

過去記事の、

急速に消えていく地球の磁場 : 地球の「磁場の反転」は今すぐにでも起きる可能性を示唆する ESA の科学者の言葉
 2014年07月15日

の中で翻訳してご紹介したアメリカの科学サイト「ライブサイエンス」の Earth's Magnetic Field Is Weakening 10 Times Faster Now(地球の磁場は現在 10倍の速度で弱まっていっている)という記事では、欧州宇宙機関( ESA )の地球磁場観測ミッションのスウォーム( SWARM )により、地球の磁場が、それまで考えられていたよりはるかに速いペースで減少していることがわかったということが記されていると共に、その記事には、

地球の磁場が弱められたからといって、それが地球に大量絶滅などのような終末的な現象をもたらすという証拠はない。過去の磁場の反転時に大量絶滅は起きてはいないし、地球上が放射線で壊滅的な影響を受けた形跡も見当たらない。

ただ、それでも、研究者たちは、電力網と通信システムが危険にさらされる可能性は高いと考えている。


とあります。

宇宙空間は、「地球の電気通信システムに壊滅的なダメージを与える電子やら宇宙放射線やらが無数に行き交っている」わけで、地球も常にそれにさらされ続けているわけです。

人口衛星などの宇宙の機器にはそれに対応している防御システムがある(それでも、ときにダメージを受けます)ので、宇宙空間でも稼働しているのでしょうが、地球上の電気通信インフラで「宇宙対策」などしているものなどないはずです。

もし、磁場の保護がなくなり、「地球が丸裸の状態になってしまった場合」には、現在の電気系統に頼る文明システムは一時的かもしれないですが、大きなダメージを受けるか、あるいは存続不可能になる可能性もあるように思います。

そして、上にリンクした記事でも示しましたが、現在、磁場が加速度的に弱くなっています。

下の図は、2014年 6月までの半年間の地球の磁場の強度の変化です。
青色が濃いところになるほど「磁場が弱くなっている」ことを示します。

magnetic-2014-jun3.gif
・Livescience

北米大陸の周辺の磁場の弱体化が著しいです。

また、欧州宇宙機関の観測によって、

現在、従来考えられていたより 10倍の速度で地球の磁場の弱体化が進行している


ことも確認されています。

これは、 2000年頃から磁場の弱くなる速度が加速しているという理解でいいと思われます。

下のグラフはいい加減に作ったもので、正確なものでも何でもないですが、イメージとしてはこのように、最近は以前より 10倍の速度で磁場が弱くなっているのです。

simulation-mag-2.gif


磁場が弱くなることによって、地球の電気や通信のインフラがダメージを受けるかもしれないことは、以前から指摘されていて、今年2月の、

地球の磁気圏が崩壊を始めた : 英国の科学者たちが地球の大規模な磁場の衰退と、それに伴う磁気圏の崩壊と気候の大きな変動を警告
 2014年02月05日

という記事では、下の英国デイリーメールの記事をご紹介しました。

magnetsphere-collapse.gif

▲ 2014年1月27日の英国 Daily Mail より。


上の記事で、英国リバプール大学の科学者リチャード・ホルム( Richard Holme )教授は、以下のように述べています。

「深刻な事態です。あなたの生活から数ヶ月間、電力が消え去る事態を想像してみるとよいかと思います。今の生活はどんな些細なことでも、電力なしでは成りっていないことに気づかれると思います」

そして、この現在、磁場が弱くなっていることに対して、欧州宇宙機関の科学者ルーン・フロバーガーゲン( Rune Floberghagen )博士は、ライブサイエンスのインタビューで、

「これは地球の磁場が反転する前段階かもしれない」

と述べています。

このまま地球の磁場が加速度的に弱くなり、それが「ゼロ」に近づいた時、あるいは、「磁極が逆転した時」、地球の防護はどうなるのだろうということは多くの人が考えることです。

しかし、すべては起きてみないとわからないことで、磁極が反転して、地球の磁場が何ヶ月かゼロになっても、何も変わらないかもしれないし、あるいは、「ひとつの文明が終焉に向かう」ということもあるかもしれないですし、それは多分、世界のどの科学者も明快な答えは持っていないと思われます。




そして新たに発見された地球のシールド

そんな中で、「地球に新たな防御シールドがあることが発見された」という記事が今回ご紹介するものです。

発見された「シールド」をイメージ化したのが下のイラストです。

shields.jpg


これがなぜ存在していて、どんな性質のものなのかの詳細はわかっていないですが、「キラー電子」と呼ばれる電子の防御壁になっていることについてはわかったのです。

キラー電子というのは俗称で、人工衛星や宇宙飛行士の健康などにもダメージを与えるとされている電子で、それがこの「バリア」で、すべて弾かれていることがわかったというものです。

つまり、「地球を電子から守ってくれている防御シールド」が存在したということが新たにわかったということのようです。

なお、このコロラド大学の記事のタイトルにある「スター・トレックのシールド」というのは、アメリカで 1966年から放映されていたテレビドラマ「スター・トレック」に出て来る宇宙船 U.S.S.エンタープライズ号に搭載されている「デフレクター・シールド」というバリアのことを言っているのだと思います。

enterprize-01.jpg
Trek Annoyances

これが必要な理由は、戦闘用というより、デフレクター盤 - Wikipedia にある、

宇宙空間には、デブリと呼ばれるいわば『ごみ』が無数に漂っていて、数kmの小惑星サイズから水素原子ほどの超微小なものまで様々ある。

惑星連邦の宇宙艦のように、光速を越えるスピード(=ワープ)で移動する物体にとっては、水素原子のような微小なものでも自らを破壊する脅威となる。その危険性から艦を守るための装置がデフレクター盤である。


という説明のほうが妥当だと思われます。

ちなみに、私が見たことのあるスター・トレックは 1960年代のものだけですが、小学生の高学年か中学1年くらいの時に、『宇宙大作戦』というタイトルで再放送されていたものをよく見ました。

ドラマの時代設定は西暦 2264年頃で、地球からはすべての差別が消えている時代の宇宙開拓を描いた「理想の未来」を描いたドラマでした。

オープニングの、

「宇宙、それは人類に残された最後の開拓地である。そこには人類の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない」

というナレーションで始まるこの番組をワクワクして見ていました。

この宇宙大作戦を見て以来、アメリカのドラマに興味が湧きまして、中学時代は結構アメリカのドラマを見ていました。

特に 1974年から放映された『事件記者コルチャック』は、新聞記者のドラマなのに、取材する事件が、亡霊、狼男、ゾンビ、吸血鬼、地底怪物、宇宙からやってきた謎の生物と、オカルトやスビリチュアリズムなどを題材にしながらも、それをお笑いペースで進めていくという離れ業をやってのけた傑作ドラマでした。

五芒星と悪魔の関係とか、ブードゥー教とゾンビの関係なんてのは、事件記者コルチャックで初めて知りました。

今もたまに見たいなあと思うんですが、 DVD はどうやら、ややプレミア状態で価格が下がらないのですよ。
Amazon ではいまだに中古ですら7万円以上。

Kolchak-dvd.gif
Amazon

いくら思い出の作品だとしても、購入するには躊躇する価格です。

そんなわけで、何だかとんでもない話の逸脱をしてしまいましたが、コロラド大学のニュースリリースをご紹介します。

このニュースは、科学者たちには不可解なことのようですが、もしかすると、地球の周囲には、まだ発見されていない「保護してくれている何か」が存在している可能性もあるのかもしれません。



Star Trek-like invisible shield found thousands of miles above Earth
コロラド大学 ニュースリリース 2014.11.26


地球の数千キロ上空にスター・トレックに出てくるような見えないシールドが発見される


米国コロラド大学ボールダー校が率いる研究チームは、地球上空約 7200マイル(約 1万1000キロメートル)に見えないシールドが存在していることを発見した。

これは、いわゆる「キラー電子( killer electrons )」と言われる電子を遮る役割を持っていることがわかった。キラー電子は、地球の周囲を光速に近い速度でまわっており、宇宙飛行士や人工衛星などにダメージを与えることが知られている。このキラー電子への「バリア」がヴァン・アレン放射線帯で発見されたのだ。

ボルダー大気宇宙物理学研究所( LASP )のダニエル・ベーカー( Daniel Baker )名誉教授によれば、このバリアは、地球上空に2つのドーナツ状のリングの形で存在し、高エネルギー電子と陽子で満ちているという。

ヴァン・アレン放射線帯は、地球の磁場により適所に保持され、定期的に膨張し、太陽からのエネルギーの遮断に応じて縮小する。

ヴァン・アレン放射線帯は宇宙時代の最初の重要な発見で、米国アイオワ大学のジェームズ・ヴァン・アレン( James Van Allen )教授によって、1958年に検出された。


Van-Allen-5.jpg


今回の研究を率いたベーカー名誉教授は、そのヴァン・アレン教授のもとで博士号を取得している。

2013年、ベーカー氏は、2012年に「第3層目のヴァン・アレン帯」を発見した NASA の研究チームとの調査で、ヴァン・アレン帯の内側と外側のベルトの間に、過渡的な「ストレージ・リング」( storage ring )があり、宇宙天気の強弱によって、これが出現することがあるとした。

ヴァン・アレン帯に関しての最新の謎のひとつが、地球上空の約 1万1000キロメートル付近の、外側のベルトの内側にある淵に「非常に鋭いエッジ(境界)」が存在していることだった。

これは、超高速の電子を遮断しているように見え、そして、地球の大気の方向に向かって深く移動する。

研究を率いたベイカー氏は以下のように言う。

「それは、宇宙の中でガラスの壁に電子がぶつかっていくような状態なのです。まるで、スタートレックの中でエイリアンの攻撃からエンタープライズ号を守るために使用したフォース・シールド(ディフレクター・シールド)のような透明なバリアといえるものです」

「私たちは、電子を遮断する見えないシールドを見つけたのです。これは極めて不可解な現象だといえます」

この研究の論文は 11月27日号に出版された科学誌ネイチャーに掲載された。

チームは当初、非常に帯電した電子(毎秒 16万キロメートルの速さで地球の周囲を回っている)は、ゆっくり宇宙空間から地球の上層大気まで落ちるように到達して、空気の分子によって破壊されると想定していた。

しかし、ヴァン・アレン帯の宇宙観測船から見えた光景は、電子は消える前に不可解なバリアにより止まるというものだった。


共同研究者で、マサチューセッツ工科大学ヘイスタック天文台の所長であるジョン・フォスター( John Foster )氏は、

「これは私たちが新しい装置と共に、新しい目で現象を見ているようなものです。これは私たちに”そこに固くて早い境界が存在する”ことを語ってくれています」

と述べる。



以上は「IN DEEP」より
今進行中のポールシフトは78万年ぶりの出来事です。現在の地球上の異常はすべてこのポールシフトが原因です。今の人類は初めてのことです。過去のポールシフト時の状況は生物の70~80%が入れ替わっています。今でも絶滅しつつある生物が急激に増加しています。その中に人類が含まれるのかどうかはまだ分かりません。    以上

シエ-ル革命という高貴なウソを信じる日本(3/5)

シェール革命という高貴なウソを信じる日本

インテリジェンスのプロ、原田武夫氏が大胆分析

よもや「あのアメリカがここまで正々堂々とウソをつくとは」と思うかもしれないが、それが国際場裏における現実なのだ。そして現状を見るかぎり、誰でも気づくことのできる上記のような「疑問」を踏まえれば、私には「シェール革命」が手の込んだ「高貴な嘘」に思えて仕方がないのである。

アメリカの深謀遠慮とは?

「なぜそこまで手の込んだことをアメリカはするのか。シェール革命でいちばん儲けられるのは自分なのであるから、ウソなどつく必要ないのではないか」。読者からそんな反論が聞こえてきそうだ。しかし大変失礼ながら、そう思われた読者の方は人気漫画「北斗の拳」ではないが、“お前はもう死んでいる”のである。なぜならばまさにここにこそ、アメリカの深謀遠慮が潜んでいるからである。考えられるシナリオはいくつかある。

まずいちばん単純に「シェール革命」が本当に推し進められる場合を想定しよう。実のところシェールガス/シェールオイルの鉱床は確認されているだけでもアメリカ以外の世界各地に存在している。中国や中南米などであるが、問題は現状の天然ガスや原油の価格では低すぎて採算がとれない点にある。したがってこのシナリオにおいて関係各国はいずれも、石油・天然ガスが最も産出されている中東地域が「有事」となり、そこでの生産が不可能となることを強く期待することになる。イスラエルによる対シリア攻撃をきっかけとしたイランとの本格的な戦闘開始、そして「中東大戦争」への発展がその先には見えてくる。

現状では今年秋にもありうる展開であるが、そうなった場合、世界中の株式マーケットは全面安だ。マネーは逃げ場所を求めて日本円に殺到、強烈な「円高」となるわけである。オイルショックに見舞われた世界は、アメリカに「シェール革命」の推進を要請するはずだ。一方、サウジアラビアやイスラエルは戦乱で勝ち残るため、アメリカ製兵器を続々と購入し続けるに違いない。アメリカにとっては一挙両得というわけなのである。

だがここで困るのが中東地域以外の産油国、特にロシアである。通常の天然ガスや石油をめぐる最大のプレーヤーであるロシアは「シェール革命」に反対すべく、中東開戦を阻止し続けようとする可能性が高い。その結果、このシナリオは頓挫してしまう危険性をはらむ。

次ページアメリカの次世代エネルギーの本命は、シェールではない

以上は「東洋経済」より

2014年12月15日 (月)

狂人・安倍晋三の驚くべき”抜き打ち解散総選挙”の裏側

狂人・安倍晋三の驚くべき“抜き打ち解散総選挙”の裏側

カレイドスコープさんのサイトより
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-3186.html
長野県の余震が収まる気配がありませんね!?
<転載開始>

内閣府の発表の数時間前に、ゴールドマン・サックスは「日本は景気後退に入った」というレポートを発表していた。
(以下、一部だけ公開します)


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カミカゼ黒田とマッドネス安倍のコンビは世界経済崩壊のトリガーとなるか


信じがたいことが日本で起こっています。

海外の投資家の間では、ずっと前に、日本が、トリプル・ディップのリセッション(景気後退)に突っ込んだと認識しています。
これによって、アベノミクスの輝きは、すでに失われています。

この「トリプル・ディップのリセッション」とは何か。日本のメディアは一切報道しません。
ディップ(dip)とは、「一時的な下落」のことです。
ですので、欧米メディアは、日本は「トリプル・ディップのリセッション」に、瞬間的ではあっても、突入したことがあると報じているのです。(zerohedge.com)

mag20141121-2.jpg

ですから、リーマンショック以降、今回で4回目のディップということです。

その翌日、安倍総理は衆院の解散を宣言しました・・・


これは、10月5日のゴールドマンサックスのレポートを基にした日本の景気判断です。
そして、10月7日には、「日本はトリプル・ディップ・リセッション(景気後退)に突入した」と発表しています。それが下の囲み記事です。

内閣府は、景気動向指数であるコンポジット・インデックス(CI)と一致する7ヵ月平均のサインが変化したこと、また、景気の反転において見られる一つ以上の標準偏差の変化によって今までの景気判断が揺るがされていることから、4月以降初めて「弱含み」から「景気が転換したことを示す」と下方修正した。

http://www.zerohedge.com/sites/default/files/images/user5/imageroot/2014/10/Japan%20recession%20GS.jpg

このゴールドマン・サックスの「日本、景気後退入り」レポートが出た数時間後、内閣府も、安倍晋三が圧力をかけても隠しておけなくなったのか、観念したかのように、「日本はリセッション入りした」と発表しました。

つまり、ゴールマン・サックスは、内閣府の発表の数時間前に「日本経済はゲームオーバーだ」と言っていたのです。

しかし、日本のメディアが報道する段になると、「リセッション(景気後退)」という言葉はかき消されて、「下方修正」という言葉でぼかしてしまうのです。

プロ投資家向けには、証券会社などが、「既に景気後退局面に入った可能性が高いことを暫定的に示している」(楽天証券の10月8日のレポート)と書いています。そして、「日銀の政策変更なし」を強調しています。

こんなことは、安倍内閣の御用メディアと化した大マスコミは決して書かないことです。だから、国民はまだ景気後退に入ったとは思っていないのです。

ディヴッド・ストックマンは、確かに、「日銀の精神異常者は、全力で“通貨詐欺”に飛びついた」と日銀の黒田総裁をこきおろしています。

黒田総裁は、11月12日午後の衆院財務金融委員会に出席し、維新の党の伊東信久議員の質問に対して「(10月31日に開いた金融政策会合で決めた追加緩和について)2015年10月に予定される消費税率10%への引き上げを前提に実施した」と答弁しました。

どういうことだか分かりますか?

ゴールドマン・サックスは、10月頭から「日本・景気後退入り」の発表のタイミングをうかがっていたのです。そして、とうとう10月7日に正式発表。
慌てて内閣府も、その数時間後、「景気後退入り」を臭わす発表を出したのです。

しかし、安倍晋三・黒田東彦連合だけは、消費税を10%に上げるために、アベノミクスが生きているかのような演出をさせようと、10月31日、日銀がサプライズの追加緩和を決定したと発表、日経平均株価は爆上げしたのです。
だから、欧米メディアは、一斉に、この二人を狂人だと言い出したのです。

マックス・カイザーは、banking KAMIKAZEという言葉を、安倍政権誕生と同時に使い始めました。
安倍晋三、この男が、世界経済崩壊の引き金を引くだろう、と予言していたのです。

ファウンダメンタルも何もすべて無視。海外のアナリストたちの警告もすべて無視。そして、国債を買い取り、ひたすら札束を増刷し、さらに私たちの年金基金を株式市場に突っ込んでいるのです。

この二人は、もう何も聞かないのです。これをbankig KAMIKAZEとマックス・カイザーが言っていたのです。

そこまでやっても、結果は4─6月期に続き2期連続のマイナス成長
それで、いったんは、矛を収めようと、11月18日、10%の消費増税の先送りを決めたのです。

これが「大義なき解散」の真相です。

海外の投資家たちが「景気後退入り」と断言しているのですから、日銀が量的金融緩和によって株式市場に資金(納税者の金)を突っ込めば突っ込むほど、暴落のリスクが高くなるということを示しています。

かろうじて立ち泳ぎしている日本経済に、消費税という鉛の救命胴衣を装着させようとしている安倍シヌゾー


Why Japan’s Money Printing Madness Matters
(狂気を印刷しているジャパン・マネーは、なぜ問題なのか)

この記事は、こうした見出しを掲げて
「その狂人首相は、日本経済の残されたものを破壊するため、彼の(破滅へ向けた)運動に参加させようと、より多くの支持者を集めるための“抜き打ち選挙”を指示したのだ」と言っています。

また、「安倍は、もう有権者には止められないどころか、安倍より、ずっと分別のある経済界の指導者たちでさえ止められないだろう」とも。

野村証券の金融経済研究所チーフエコノミスト、 木下智夫は、「経済の先行きに悲観的な理由は何もない」と言っていますが、果たして本当なのか。海外のアナリストたちは、こんな御用証券マンの言うことなど信用していないのです。

https://pbs.twimg.com/media/BvkUAd8CAAEA1G-.jpg:large

安倍首相のブレーン、本田悦朗内閣官房参与は、今週火曜日、レポーターにこのように言いました。
「これはデフレ脱却のまたとないチャンスだ。とはいうものの、この展望からすると、さらに消費税を上げることは危険だ」。

http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-93-0f/bestofnobu/folder/392746/71/10319671/img_1?1378067965
本田悦朗内閣官房参与

本田内閣官房参与は、「10%消費増税」を阻止するため、多くのメディアを通じて、増税の危険性を訴えていますが、どちらかというと、安倍の御用メディアと化した国内メディアより、結果論ですが、海外メディアでの活動のほうに重点を置く形になっています。

安倍=黒田の狂人コンビが、どうにかして国民と投資家の裏をかき、サープライズを仕掛けようかと画策している時期に、本田内閣官房参与は、9月9日のウォールストリートジャーナルのインタビューに応えて、こう言っています。
「アベノミクスと消費税率引き上げは逆向きの方向性を持った政策。本来思いっきりアクセルをふかしているときにブレーキをかけたらどうなるか。車は必ずスピンする」。

確かに、消費増税18ヵ月の延期は、安倍晋三という経済音痴にとって、自分自身が狂人であったこと証明できる機会を先延ばしにしたことになります。

最後に、「あるもう一つの見方」を示しておきましょう。

ゴールドマン・サックスは、世界支配層のための集金マシーンであることは疑いのないことです。
ゴールドマン・サックスの悪魔的に頭のいい人間たちが、このタイミングで「日本経済のリセッション」のレポートを出したことは、日本に撃鉄を弾かせたいのかもしれない、ということです。

そして、安倍晋三が、今でも有識者の警告を無視して、アベノミクスに執着している様は、まるで福島第一原発の瑕疵について複数の内部告発があったにも関わらず、すべてを無視し、安倍晋三と自民党が何ら措置を講じなかったせいで史上最悪の過酷事故を引き寄せた、あのときの状況に酷似しているということを忘れてはならないのです。

狂人に欠落しているもの-それは自分がそうであることを自覚する能力です。だから、何度でも国民の命を奪うでしょう。


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<転載終了>

露「ガスプロム」がウクライナ向けガス供給開始を確認

9.12.2014, 13:22

露「ガスプロム」がウクライナ向けガス供給開始を確認

露「ガスプロム」がウクライナ向けガス供給開始を確認

  ロシアガス大手のガスプロム社は9日、ウクライナ向けの日量4350万立方メートルの天然ガス供給の開始を確認した。供給は前払いを受けて開始されたもの。同社のクプリヤノフ広報担当が記者団に明らかにした。

  5日、ウクライナの「ナフトガス」社はガスプロムに対し、12月の10億立方メートルの供給分として3億7800万ドルを前払いしている。ガスプロムは振込みを確認した。ガス輸送に携わるウクライナの「ウクルトランスガス」社広報部はリアノーボスチ通信からの取材に対し、同社は、ロシア産天然ガスを12月11日より受け入れる内容の要請書をナフトガス社から受け取っていると語った。

   ロシア産ガスのウクライナ向け供給はウクライナ政府が巨額の債務支払いを行わなかったことを理由に6月半ばから停止されていた。2014年11月から2015年3月の冬季のガス供給については10月31日にようやく合意に達している。合意は、ウクライナが2014年末までに31億ドルの債務を支払い、冬季の追加的ガス供給の前払いを行うことを条件に成立している。

 

   リアノーボスチ通信
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_12_09/gasupuromu-ukuraina/
以上は「ロシアの声」より

ロシアとウクライナとの関係が良くなれば良いものです。      以上

シエール革命という高貴なウソを信じる日本(2/5)

シェール革命という高貴なウソを信じる日本

インテリジェンスのプロ、原田武夫氏が大胆分析

私の著書最新刊『「日本バブル」の正体~なぜ世界のマネーは日本に向かうのか』(4月4日刊行)でも詳しく書き、かつその新刊記念講演会(リンクはこちら)でもじっくりお話しすることなのであるが、「シェール革命」と聞くとどうしても納得がいかないことがいくつかあるのだ。思いつくままに書くならば次のとおりとなる。

◎鳴り物入りで始まった「シェール革命」だが、特にシェールガスはパイプラインがなければアメリカは輸出することができない。その肝心のパイプラインがまったく整っていないのが現状である以上、シェールガスがアメリカから世界、とりわけわが国に向かって噴き出してくるのは“今”ではなく、“将来”である。今から大騒ぎすべき話ではない。

◎つまり「シェール革命」が最盛期を迎えるまでにはまだ時間があるのだが、その間、ほかの国々が指をくわえて待っているとは考えづらい。ナイジェリアなどほかの産出国は温暖化効果ガスこそ大量に出るものの、従来型の天然ガスや原油のダンピング(廉売)を一斉に始めるはずだ。そうなった場合、採掘に費用がかかるため高めの価格設定しかできないシェールガス/シェールオイルにまで触手が伸ばされるのかは甚だ疑問である。

◎ さらには「シェール革命」と言いつつ、アメリカ自身が次世代移動体として電気自動車や水素燃料電池車の開発を加速させているのが大いに気になる。実際、オバマ政権はこの方向に具体的な形で歩み出しており、3月15日にイリノイ州で行った演説で同大統領はこれら「ガソリンを使わない自動車」の実用化のため、今後10年間で20億ドルほどを拠出すると表明したばかりなのである。「シェール革命一本であくまでも行く」という気合いは微塵も感じられないのだ。

「高貴な嘘(noble lie)」という言葉がある。「リーダーたるもの、全体利益の実現のためには時にウソをつかなくてはならないこともある」といった意味合いだ。アメリカはこれまで何度となく「高貴な嘘」でわが国、そして国際社会を翻弄してきた。2003年に行われたイラクに対する武力行使の際、「イラクで大量破壊兵器を見つけた」と国連安保理の場で生真面目な軍人・パウエル国務長官(当時)を使って一大プレゼンテーションを行わせたのがその典型例だろう(その内容はその後、同国務長官自身が吐露したように「真っ赤なウソ」であったことが明らかとなる)。

次ページアメリカは何を考えているのか

以上は「東洋経済」より

2014年12月14日 (日)

ロシアや中国から打ち上げられるミッション不明の衛星の「実際の目的」は?

2014年11月25日


ロシアや中国から次々と宇宙空間に打ち上げられるミッション不明の衛星たちの「実際の目的」は?

Object-2014E-top.gif
Satflare



ロシアの目的不明の衛星「物体 2014-28E 」のその後


少し前の、

2014年の終わりまでに開くはずだったマヤ神官の言う「時間の窓」は開かず、ロシア・ウラルの空では人びとが「天空の門」と呼ぶオレンジの光が炸裂する
 2014年11月19日

という記事の後ろのほうで、ロシアから打ち上げられた「かもしれない」目的不明の衛星「物体 2014-28E (Object 2014-28E)」について少しふれました。

この物体は、最初のうちは下のガーディアンの報道のタイトルのような捉えられ方でした。

28e-guardian.gif
Guradian

すなわち、

・宇宙ゴミなどの破片の可能性
・そもそもロシアのものかどうかわからない


などとなっていて、いろいろと不明だったのですが、その後、ロシアから打ち上げられたこと、それが自ら動力を持つ衛星であることなどが確認され、その軌道も特定されました。

現在では、サテフレア( Satflare )という、人工衛星の軌道を追跡できるサイトでの下のリンクから、この「物体 2014-28E」の軌道を確認できます。

Satflare - COSMOS 2499

冒頭に貼りましたように、北米の西海岸沖の太平洋上空から、ロシア西部などの上空を周回しているようです。

ロシア周辺のほうでの正確な軌道は下のようになります。

object-2.gif


その一方で、中国も昨年7月以来、「目的不明の人口衛星」を次々と宇宙空間に打ち上げています。




昨年から続く中国の「目的不明」の衛星の打ち上げ

つい数日前にも、中国の宇宙開発部署「中国航天科技集団公司」が「快舟二号」という、公称の目的は自然災害観測のための地球観測衛星を打ち上げています。

謎に包まれた中国の快舟ロケット、2号機が打ち上げに成功
Sorae 2014.11.23

kuaizhou-2.jpg中国航天科技集団公司は11月21日、地球観測衛星「快舟二号」を搭載した快舟ロケットの打ち上げに成功した。快舟ロケットは昨年9月25日に初めて打ち上げられ、今回が2機目となるが、その姿や性能は謎に包まれている。

衛星「快舟二号」は、災害観測を目的としているということ以外は、姿かたちや性能などは明らかにされていない。


中国はこの2機だけではなく、昨年の7月にも衛星を打ち上げています。

その頃の米国サイト Space.com は「中国の衛星の謎の行動が専門家たちに抱かせる推測」というタイトルの非常に長い記事をリリースしました。

ch-space.gif

▲ 2013年9月9日の Space.com より。


この記事には、たとえば、下の図のような現在(図は2011年時点)のアメリカと中国の測位観測システム衛星の位置状況についての図が示されています。

us-china-satellite-navigation-1.gif


この図のキャプションには、

中国の新しい衛星攻撃兵器(ASAT)のテストは、地球の中軌道に到達する能力を披露した。一部のアナリストは、これはアメリカの全地球測位システムの航行衛星の配置に対してのリスクを持つと強調するだろう。しかし、中国の測位システムも同じリスクを持つことになる。


と記されています。

このあたりのことについては、衛星攻撃兵器 - Wikipedia に、

2013年現在は、中国としても国際的非難を避けるためにあからさまな衛星攻撃兵器の実験はできず、2010年頃から、弾道弾迎撃ミサイルの実験を行っているが、衛星攻撃兵器の実験も兼ねていると考えられている。


とあり、常に「衛星攻撃」という概念を持ちながら、様々な機器の開発を進めているという面はあるようです。

ちなみに、上の写真の左上にある文字を見ますと、アメリカの方には

US GPS

とあり GPS 衛星だとわかるのですが、中国のほうは

Chinese Beidou

とあります。

「 Beidou ナビゲーション・システムって何だ?」

と思って調べてみますと、Beidou は漢字では「北斗」を意味するようです。それで探してみましたら、北斗 (衛星測位システム) - Wikipedia という項目がありました。

北斗衛星導航系統は中華人民共和国が独自に開発を行なっている衛星測位システムである。2012年12月27日にアジア太平洋地域での運用を開始している。中国はアメリカ合衆国のGPSに依存しない、独自システムの構築にこだわってきた。

第二世代のシステムはコンパスまたは北斗-2として知られ、完成時には35機の衛星で構成される全地球測位システムになる予定。



中国は方位測定システムでも、アメリカから離れた独自のものを構築していることを知りました。

私は衛星測位システムはアメリカの GPS に全世界が頼っているものだと思っていたのですけれど、グローバル・ポジショニング・システム - Wikipedia によりますと、独自の衛星測位システムを開発している国はそれなりにあって、

・ロシア(GLONASS / 2011年から稼働)
・インド(インド地域航法衛星システム/一部稼働)
・日本(準天頂衛星システム / 未完成)


などがその試みをおこなっているようです。

他に欧州連動は「ガリレオ計画」という衛星測位システムを開発しているようですが、予算などで厳しい状態のようです。

確かに、戦争をする場合、今の時代ですと、衛星からの位置の正確な把握は大事でしょうしね。

それが、現時点では、基本的に多くがアメリカの GPS に頼っているわけですから、やはり独自のシステムがほしいという考え方はわかります。

さらに、仮に大国間などの大きな戦争になった場合、

「相手の衛星を破壊する」

ということはかなり重要なミッションにもなってくるのかもしれません。

asat1.jpg
Examiner


そのあたりのことなんかもあって、いろいろと騒がしくなっているのかもしれないですね。

しかし、そういう衛星の破壊とかが宇宙空間で広がりますと、少し前の記事にも載せましたけれど、今でさえ1万2000個もの宇宙ゴミが地球の周りを飛び回っているわけで、これ以上増えると、なんだか良くない感じもしないでもないですが。

Space-debris-Objects-in-o-007.jpg


それはともかくとして、上に書きましたようなことがあるのかどうかはわからないですが、ロシアの謎の物体に関しても、中国の目的不明の衛星にしても、「衛星攻撃兵器」のたぐいなのではないかとする見方が西欧では多く述べられています。

どうにも、私たち一般人にはわからないことがたくさん裏では起きているのかもしれないですけれど、とりあえずは、謎のロシアの物体2014-28Eについてのガーディアンの記事をご紹介します。

記事は比較的軽い感じで書かれていて、兵器の可能性もあるにしても、それほど深刻なものではないのではないだろうかというような推測が書かれています。



What is Object 2014-28E – a Russian military satellite or a piece of unidentified debris?
Guardian 2014.11.18


物体2014-28Eとは何か。それはロシアの軍事衛星? あるいは正体不明の破片?


名称:物体 2014-28E( Object 2014-28E )

年代:不明

外観:不明

目的:不明

申し訳ないが、この「物体 2014-28E」についてはほとんど何もわからないのだ。そして、それを特定することは難しい。

わかっていることといえば、軍事通信衛星を展開する使命の一環として、6ヶ月前にロシアから軌道上に打ち上げられたものだということだ。

最初は破片の一部であると考えられていたが、その後、物体2014-28Eは、軌道を周回しだし、他のロシア宇宙艇を訪問し、そして、ついには先週にはロシアの宇宙艇一機と結合した。

最終的に、この物体はが核戦争への策略の一部になるのだろうか。……いや、実際には今回の出来事に悪人が関わっていると考えることは、誇大妄想である可能性が高い。

しかし、そうでない場合、この物体はたしかに戦争用かもしれないと考えることのできるいくつかの推測がある。

その場合は、これはロシアの対衛星兵器に関するもので、そして、これは今までにないまったく新しい何かなのかもしれない。

まったく新しい何かとは?

たとえば、電気系統をすべて無効にする(映画『007 ゴールデンアイ』に出る)ゴールデンアイ・パルス装置とか? それとも、支配者民族が地球の人口構成の再編を行うための準備として、神経ガスを地球にばらまく装置?

しかし、そのどちらの可能性も低い。

多分、これは兵器のたぐいではなく、宇宙ゴミを収集する目的や、あるいは、衛星の修理や補給の目的などを持っているのではないかと思われる。

しかし、ロシアがこの衛星の打ち上げを公表しなかったことは奇妙には感じる。

アメリカと中国はすでに双方が衛星を攻撃するテクノロジーを持っている。さらに、中国は昨年7月に、やや不審に感じる物体を打ち上げた。

なるほど、そういう部分から見れば、あるいは、これらはすべて、宇宙空間での大規模な戦争への準備としての機器の可能性もあるということだろうか。




以上は「IN DEEP」より
この分野では米国はすでにいろいろな衛星を打ち上げています。ロシアや中国もその後を追っているのでしょう。狭い地球なのでお互いに協力したらよいと思いますがそうはならないのが現実です。やはり人類はいまだに遅れているのです。  以上

「パパ・バンガの2015年の予言」の内容と公開

2014年11月24日


ブルガリア政府が国家機密を解除し公開された「ババ・バンガの2015年の予言」の内容と公開の背景

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▲ 2014年11月22日のロシアのメディア Zagopod より。



これまでブルガリア国家最高機密として公開されていなかったババ・バンガの予言の一部が公開へ

このババ・バンガ( Baba Vanga / 1911年-1996年)という方は、ブルガリアで、というより、現代で最も有名な予言者のひとりだといえる人で、バンガに関しては様々な予言の言葉とされるものが残されています。

そして、その言葉の多くは公開されて残っているものだと私は思っていたのです。
ところが、先日、上のニュースを見たのでした。

この記事の中には、

晩年のバンガの予言はブルガリア安全保障当局が記録し、それらの予言は「国家最高機密」扱いとされた。


とあり、バンガの多くの予言は「非公開」だったということになります。

つまり、これまで世で流布していたバンガの予言の言葉は、口頭を記録したものなどを中心として、予言の一部でしかなかったわけで、かつ、正確な記録ではなかった可能性があります。正確な予言の言葉は、ブルガリアの国家保安当局が詳細に記録して保存していたということになるようなのです。

とりあえず、上の記事の内容をご紹介します。

ブルガリア政府が、2015年のバンガ予測を機密解除し公開へ
Zagopod 2014.11.22

ブルガリアのメディアは予期せぬセンセーションに見舞われた。ブルガリア政府が、同国の著名な予言者であるババ・バンガの予言の機密指定を解除し、公表すると発表したのだ。

バンガは生前、数千にのぼる予言をなした。

晩年のバンガはブルガリア国家安全保障委員会に積極的に協力し、その後のバンガの予言は、安全保障当局が記録し、それらの予言はすべて「国家最高機密」として分類された。

先日おこなわれたブルガリアの選挙で勝利した GERB 党のボイコ・ボリソフ党首は、新政権が、バンガの予言を一部公開すると発表した。

まずは、国家安全保障委員会の保管庫に保存されている中の 2015年の予言が公開された。

それによると、2015年、アメリカの大統領が退任する(これについては、バンガは非常に混乱して、また比喩的に語ったという)。彼はその後は政治と一切関わらないが、すべての特権と保護を奪われ、裁判にかけられる可能性がある。

皮肉なことに、ロシアでも大統領が退任するという。
「ロシアは斬首される」とバンガは述べる。

しかし、それは悲劇的なものではなく、ロシア社会が混乱に陥ることもない。むしろ、ロシアはより発展し、それは現在の大統領が築き上げたものであり、その統治は継続する。

ロシアのループルは、2014年からその影響力が強まり、次第にドルより信頼のある通貨となる。ブルガリアもロシアとの関係を強化するだろう。

ウイルスの蔓延が収まらない。ワクチンが作り出され、「最悪期は脱した」とする騒がしい声明が出されるだろうが、逆にウイルスはそこから突然変異による新しいウイルスの形態を獲得し、ウイルスが勝利する。

シベリアとオーストラリア以外の全世界がウイルスで汚染される。


というのが、ブルガリア政府が公開したバンガの「 2015年の世界の予測」です。

ブルガリア政府は「一部を公開する」と表現しているので、すべてではないかもしれません。

内容をまとめると、2015年は、

・アメリカ大統領が退任して、その大統領は厳しい立場となる可能性がある。

・ロシアの大統領も退任するが、ロシア社会は、むしろ発展する。また、ロシア・ルーブルがドルの影響力を上回る通貨となっていく。

・ウイルスによる病気が世界規模で蔓延する。


というようなことで、まあ、大体、現時点でそんな感じになってきているとは思いますので、これがブルガリア政府の捏造したようなものでなければ、何となく、世界がこのようになっていくということに違和感はあまりありません。

なお、「ウイルスの蔓延」に関しては、現在エボラが西アフリカで蔓延していますので、それを想定してしまいがちですが、強毒性の鳥インフルエンザが日本をはじめとする世界各地で見つかっていることや、あるいは、マダガスカルで、腺ペストにより 40名以上が死亡しているとか、エボラ以外にもいろいろと「芽のようなもの」はあります。

plague-madagascal.gif

▲ 2014年11月21日の英国 BBC Madagascar plague outbreak kills 40, says WHO より。


それにしても、ブルガリア政府はなぜ今になってこのようなものを発表したのかな、とは思います。

予言の内容は、ウイルスを別にして、あからさまに「ロシアの栄光」的なものであるわけで、そのあたりにブルガリア政府の意図が含まれているのかもしれません。

ちなみに、今回の出来事はブルガリアでのニュースであるにも関わらず、ブルガリアよりもロシアで大きく報道されています。個人サイトや娯楽メディアではなく、メジャーな一般報道メディアでも多く報じられています。

これは多分、先日の、

ウクライナのドネツクで高高度核爆発攻撃(EMP)がおこなわれたのでは? と噂された報道を見て思う「ロシア」という肖像
 2014年11月22日

という記事の中に書いた、

現代ロシア人は「世界1のオカルト大好き人種」

という部分とも関係しているかもしれません。

もともと、ロシアのメディアにはオカルト関係の記事がわりと多いですが、「オカルト好きなロシア人」の性質を考えると、購読者を増やすためにはオカルト関連記事を多くしていくのが得策だということもありそうです。

何しろ、今回のニュースが出る前でさえ、「ババ・バンガ」をロシア語で検索すると、いくつもの報道やコラムがヒットします。

その中で「 2015年のババ・バンガの予測」を取り上げていたものがありました。
ブルガリア政府の発表より以前のものです。

prediction-2015.gif

▲ 2014年11月9日のロシア Alta Press より。


これはブルガリア政府がバンガの機密文書を公開する前の記事ですので、一般的に世の中で伝えられているものだと思われますが、以下のようなことが書かれていました。

ババ・バンガの2015年の予言

ババ・バンガの予言は、起きる年月に関して正確ではないが、しかし、その後に実際に起きた事件や出来事と、バンガの予言は驚くべき類似を示している。

バンガによれば、2015年は、世界的なカタストロフを巻き起こす出来事がある。しかし、それは地球のすべての人類文明を脅かすものではないという。

現在、バンガの予言に対して懐疑的な立場を持つ人は多いが、その一方で、バンガの予言の正確性の証拠をさらに多く見つけ出している人々もいる。

バンガは現在の世界の2つの終焉について語る。

ひとつは、最後の氷河期以前の区切りだ。

もうひとつの時代の終焉は、2015年の中盤にやってくるという。
それがどのような悲劇なのかは謎のままだが、多くの犠牲者が出る。

また、バンガは、2015年に世界は深刻な経済危機に陥るだろうとしている。これは2つの大国間の緊張の原因となる。世界的な利害関係での紛争と、人が作り出した戦争に起因される大きな地球の変化がある。

このことが地球規模での破壊につながり、世界地図は書き換えられるだろう。

バンガが晩年語ったところによると、世界は巨大な変容に包み込まれるという。ヨーロッパの半分、南米、そして、東南アジアの多くが海水に覆われる。

2015年の後半には、北米大陸の南部、カナダ、そして、ロシアから膨大な数の人々による他の地への移住が始まるだろうという。

結果として、地球の人口は、アメリカ合衆国とロシア中央部に集中する。


という内容のものでした。

この記事はタイトルの「バベル・グロバとノストラダムス、そして、バンガの 2015年の予言」でもわかる通り、ババ・バンガの他に、ノストラダムスの 2015年の予言と、バベル・グロバという人による 2015年の予言が書かれています。

しかし、ノストラダムスに関しては、

「ノストラダムスの 2015年に関しての予言?」

と、そんな概念が存在するのかどうか疑問がありますので、ノストラダムスに関しては今回はスルーしまして、もうひとり名前が挙げられている、パベル・グロバ( Pavel Globa )という人の 2015年の予言も、ついでといっては失礼ですが、記しておたきいと思います。

このパベル・グロバという人は、ノストラダムスとババ・バンガと並べて書かれてあることからもわかるように、ロシアでは有名な占星術師のようです。

Pavel-Globa.jpg
・パベル・グロバ。 Foxcrawl より。

有名な人だから当たるというものでもないでしょうが、このパベル・グロバというロシア人占星術師の予言をご紹介しておきます。

パベル・グロバの2015年の予言

世界のさまざまな国が、世界的な経済危機による失業者の増大、あるいは、ドルの切り下げなどに面している中で、ロシアは良い位置に立つことができる。ロシアの経済政策では、貿易とエネルギーがさらに構築される。

アメリカの世界への影響力が落ちていく中、ロシアは中国と共に世界への影響力を増すだろう。

しかし、ロシアの政治情勢は、当局とロシア国民の間に摩擦を生じさせる可能性があり、国民たちは革命的な感情を持ち、平穏ではない。テロの危険性も増す。

世界中で地震、火山噴火、洪水、津波が頻発する。
シベリアで深刻な火災が発生する可能性がある。
事故も増える。

しかし、良いニュースもある。
科学者が最終的な癌の治療法を発明する可能性がある。

最終的にはロシアが世界的な危機から世界を牽引し、新たな世界のリーダーになるだろう。


こちらも結局は、「ロシアの栄光」を語っていることになり、結局は現在はこういう「ロシア万歳」を唱える方向性というのがスピリチュアルの世界にまで行き渡っているということも言えるのかもしれません。




ウラジーミルの栄光

ババ・バンガの言葉とロシアの関係といえぱ、今年3月の、

「ウラジミールの栄光」や「ロシアのアラスカ編入」のキーワードから連想するババ・バンガの言葉や、お釈迦様の予言、そして、マザーシプトンの隠された予言
 2014年03月23日

など何度か載せたことがあります以下の言葉を思い出します。

「すべてのものが、氷が溶けるように消え去るが、ウラジーミルの栄光、ロシアの栄光は残る唯一のものである。ロシアは生き残るだけではなく、世界を支配する」(1979年)


putin-05.jpg
Google

いずれにしても、バンガさんをはじめとして、「 2015年は大きな節目となる」と述べる予言者は多いようです。

そして、揃って言うのが「ロシアの時代になる」と。

そのあたりはどうなのだか政治的な予測はできないですが、今年に関しては、政治や経済はともかく、「自然現象の話題では、ロシアの時代だった」ということは言えます。

ロシアでも、特にシベリア地方では、いろいろなことがありました。

ウラル地方チェリャビンスクで夏に降った極めて大きなひょう

ural-hail-top2.gif
・過去記事「気温40度の中に降った雹…」より。


この「チェリャビンスク」という場所は、2013年に隕石による被害で有名になった場所です。

また、このチェリャビンスクのあるウラル地方では、先日、「夜空に巨大なオレンジ色の光が目撃される」という出来事が起きたことも、先日の、

2014年の終わりまでに開くはずだったマヤ神官の言う「時間の窓」は開かず、ロシア・ウラルの空では人びとが「天空の門」と呼ぶオレンジの光が炸裂する
 2014年11月19日

という記事でご紹介しました。

あとは、今年の夏にシベリア各地に開いたクレーター(シンクホール)ですね。

シベリアに開いた3つのクレーター

siberia-crater-03.gif
・過去記事「ロシア国防省が報告したというシベリアの穴と地球の磁場反転の関係…」より。



またもロシアに開いた新しい巨大なシンクホール

これはまた別でご紹介できると思いますが、ロシアのソリカムスクという町に巨大なシンクホールが開いたことがつい数日前に報じられていました。

russia-sinkhole-001.jpg


russia-sinkhole-002.jpg

▲ 2014年11月20日のロシア Meduza より。

住宅と比較すると、この穴の巨大さがよくわかるかと思います。
そして、これもシベリアのクレーター同様に「まん丸に近い形状」となっています。

さわがしくなる時は、その国や場所の政治も経済も、そして自然現象も連動しながら、いろいろとその規模も大きくなっていくというものなのかもしれません。

深刻な経済危機が近いかもしれない、とか、地政学的リスクがわりとリアルに身近でありそうなことは今では誰でも何となく感じているような気もします。そして、自然災害も、増えることはあっても、減っていくような気があまりしない、というのも多くの人びとがわりと共有している感情ではないでしょうか。

そういう意味では、何が予言されようとされまいと、そこにはもはや意外感も恐怖感もなく、そして、私たちの無意識の総意が次の時代を形作るというような意味では、何が起きても案外素直に受け入れられることもできる可能性もあるのかもしれないです。



以上は「IN DEEP」より
予言が当たるかどうか分かりませんが、いずれにせよ2015年は激動の年となるでしょう。                                   以上

2014年中に「時間の窓」は開かず、ロシアでは天空の門が炸裂する

2014年11月19日


2014年の終わりまでに開くはずだったマヤ神官の言う「時間の窓」は開かず、ロシアの空には人々が「天空の門」と呼ぶ光が炸裂する

russia-sky-light.gif

▲ 2014年11月18日のロシア E1 より。



暗示的な世界に生きている

最近起きる事件の数々が何となく心を落ち込ませるようなものが多いせいだとか、あるいは、自分自身のプライベートのいろいろなんかの理由もあるのかもしれないですけれど、ここ最近は何かこう気持ちがすっきりと晴れる時が少ないです。

うつというほどのものではないですが、視界にも精神にも薄モヤがかかっている感じがします。

こういう気分の上下というものは、自分では環境とか状況に左右されていると思いがちですけれど、過去を振り返ると、それはあまり関係ない場合も多くて、状況より、むしろ「時間的な周期」の中で精神状態の上下があることを思い出します。サイクルですね。

そして、以前、これがわりと多くの人たちが同じような周期で「精神的な上がり下がり」のサイクルを持っているのだなあ、ということをある経験で知ったこともあり、似たようなグループ(?)では「心境や精神は共有されている」と感じることがあります。

読んでくださっている皆様などは最近は精神的にどのような感じですかね?

今年 2013年が始まる時には、「その先の時代がいい方向に行くか、悪い方向に行くかは、今年の方向で決まりそう」などと考えていましたけれど、良くなっている……ようには、どうにも見えない感じもしまして。

昨年の終わり頃に書いた記事、

あと一年くらいの今の世界(1):急速に拡大する新島や、中国の月面探査機のプロモーションで核攻撃を受けているヨーロッパだとか
 2013年12月26日

では、中南米のマヤ族 440部族の長老たちから構成される「マヤ長老評議会」の最高神官ドン・アレハンドロさんが 2008年に語った言葉を引用した以下の文章を載せています。

マヤカレンダーのメッセージとは、ホピ族およびマヤ長老評議会が確定した終末期の開始時期(2007年10月26日)から7年間(2015年まで)に時間の窓が開き、この期間に(再び)物理的なポールシフトが起こるということだ。


2007年 10月から 7年間というと、今はもうその時期を過ぎてしまっているのですよね。

物理的なポールシフトの方はともかく、マヤの最高神官が言っていた、

「時間の窓」

というものに興味がありました。

神官の言う通りならば、今はその「時間の窓」というものが開いているということにもなります。

しかし、そういうようなことが実感できる世界かというと……。うーん。


ところで、上にリンクしましたあと一年くらいの今の世界の中で、中国の無人月面探査機「嫦娥3号」のプロモーションの際に、嫦娥3号の模型の後ろのパネルに描かれている地球の絵の中に「キノコ雲」が上がっている場所があったのです。

nkd-3.gif


これは、黒海などの位置から考えると、ウクライナとロシアの国境あたりなんですよ。

ウクライナの 2014年の状況は、今でも決着のつかないマレーシア機の撃墜事故なども含めて、大変に凄惨なことになっていきましたが、昨年の12月の時点では、ウクライナの問題がその後あれだけ大きくなっていくとは想像もしていませんでした。

しかし結局、振り返ってみれば、この中国の当局が描いた暗示的な地球のイラストは、確かに次の年を示唆していたことを知ります。

しかも、これを最初に報道したのがロシアのロシア・トゥディでした。中国とロシアとウクライナ、という今の地政学的あれこれを代表するような国たちの「未来」を一気に予見していたような出来事だったのかもしれません。当時の記事には下のように書かれてあります。

何のためにこんな奇妙な暗示的な図柄を書き加えているのだかは不明で、それを描いた中国の関係者に対しても、また、それを見つけたロシア人にも、どちらにもやや苦笑した次第でした。


苦笑だけで終わることではなかったようです。

しかも、考えてみれば、これは「中国の国家としてのプロモーション」ですので、地球の絵を描くならば、中国を中心としたデザインで描くのが妥当だと思うのですが、インド洋とアラビア海が中心となっていて、アラビア半島や中東地域がよく目立つ描き方となっています。

やっぱり何だか暗示的ではあります。

あるいは、ここに描かれている地域すべて(東アジアから北アフリカまで)を中国にしたいとか?

この調子では、昨年の記事、

とても驚いた「中国の猫の王様」の事実。そして、そこから見える「私たちの毎日はとても馬鹿にされているのかもしれない」と思わせる今の世界
 2013年12月06日

に書きました、現在の中国の 100人民元に暗示的に描かれている下のような、「猫みたいな姿をした王様に皆がひざまづく」というような状況も現実化してしまったりするのですかね。

china-cat-100.gif


ああ、そういえぱ、上の記事にもウクライナが出てきています……。

ウクライナの通貨単位は「フリヴニャ」というものですが、500フリヴニャ紙幣に、いわゆる「ホルスの目」っぽいものが描かれているのです。

ukrane-bill-03.gif


この「目のマーク」は、アメリカの1ドル紙幣などにもあり、フリーメーソンとの関係を言われることもありますが、古代エジプト文明のシンボルのひとつと考えるのが一般的な気もします。

ちなみに、私はよく理解していないですが、ホルスの目は、「無限級数1/2 + 1/4 + 1/8 + 1/16 + ⋯」というものを現しているということを示唆する図が、ホルスの目 - Wikipedia にはあります。

Oudjat.png
・ホルスの目と無限級数の関係


また、この「ホルスの目」は、人間の松果体を表しているという説もあります。

eye-pine-01.gif


上の過去記事では、フランスの作家ジョルジュ・バタイユの『松果体の眼』という小説の下の文章を抜粋しています。

太陽から火山を経て肛門へ受け渡されたエネルギーは、異様な眼(松果体のこと)を作り出すことで再び太陽へ回帰しようとする。


バタイユは、「太陽と地球のエネルギーの循環は火山によっておこなわれ、そして、その循環しているエネルギーが人間に入ったあと、再びエネルギーを太陽に循環させる」として、それをおこなうのが松果体の役割だと記しているようです。

・太陽
・火山


はどちらもよく出てくるテーマですけれど、仮に、様々な場所で暗示的に使われている「目」の図柄にそのような意味があるのだとしたら、確かに世界は暗示的な示唆に満ちているのかもしれません。

余談となってしまいましたが、今回は「ロシアに関してのふたつのこと」をご紹介します。




ロシアの夜空の光

冒頭のロシアの「光」の記事は動画ニュースにもなっていまして、下のような現象が 11月14日にスベルドロフスク地域の広範囲で目撃されたというものです。




感じとしては隕石かもしれないですが、もしそうだとすると、非常に大きな火球だったということも言えそうですが、しかし、今回これをご紹介した理由は、これが隕石による火球かどうかということではないのです。海外のインターネットサイトで、上の動画を見た人のコメントの中に、

「天空の光の門が開いたようだ」

という表現があったことが気に入りまして、その際に、上のほうに書きました、マヤ族の「時間の窓」ということをふと思い出したのでした。

冒頭の記事をご紹介します。

なお、「爆発音」などの音は報告されていないようですので、爆発のたぐいではないようです。

「このすべては何なのか?」 スベルドロフスクの夜空を爆発のように照らした光の現象

11月14日午後5時40分頃、スベルドロフスク地域に住む多くの人々が夜空に出現した爆発的な光を目撃した。何人かの住人たちはソーシャルネットワーク上に撮影した動画をアップロードした。

光はスベルドロフスクの地域の一部を輝きで消し去るほどの明るいもので、数秒間輝いた後に消滅した。光は複数の町で目撃され、他の動画をアップロードしたユーザーは「赤い雲」と題して、「これは一体なんなんだい?」とコメントをつけた。

現在、この現象が何であったかを調査するための専門家の派遣が要求されている。


というものです。

明るさが尋常ではないとはいえ、「やはり火球かなあ」と思う部分は強く、その理由は、この頃、あるいは最近まで、「ものすごく地球上空を交差する火球が多い」ということがあります。

下は 11月 11日のものですが、この火球の軌道のラインだけで派手さがおわかりかと思いますが、この1日だけで地球上空で 66個もの火球が観測されています。

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▲ 2014年11月11日のスペースウェザーより。


これは流星群か何かの影響かとも思ったのですが、火球の内訳は、

・おうし座流星群による火球 10個
・エリダヌス座ο流星群による火球 2個
・他の流星群による火球  1個


となっていて、他の 53個はすべて流星群とは関係ない独立した火球でした。

要するに、「宇宙のいろんなところからやって来た別々の 50個以上の火球が地球上空を交差した」ということになります。

その後も、この日ほど多くはないですが、観測される火球は多いまま推移していますので、ロシアの光は、地球の大気圏内に飛び込んだ火球であった可能性もあるかもしれません。

それにしても、光が大きいですので、隕石などだった場合、爆発地点よっては、2013年のチェリャビンスク州の隕石のような被害となった可能性もあります。

まあしかし、あの光の正体はともかくとして、あの光り方の始めのほうが「いかにも光の扉が開く」的な光り方だったのが印象的ではありました。数秒で消えてしまったわけですけれど。

ロシアに関しての話題を短くもうひとつ。

地球上空の宇宙空間に「兵器の可能性もある目的も軌道も不明の衛星」が飛んでいて、それがロシアのものであるかもしれないことを英国のインディペンデントが報じていました。

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▲ 2014年11月18日のインディペンデントより。


記事は、アマチュア衛星観測家が最近発見した「軌道、目的、共に不明」の衛星についての内容です。この物体には「物体2014-28E」 ( Object 2014-28E )という名称がつけられ、観測家たちが行方を追跡しています。

ただ、「ロシアの所属」というのは推測のようで、「所属も不明」というのが実際のところだと思われます。このロシアの兵器という概念に関しては、シンクタンクなどが「ロシアによる他国衛星へのサイバー攻撃や、通信混乱を行う目的を持つ宇宙衛星かもしれない」というような分析を出したところからのものであるようです。

考えれば、今や国際宇宙ステーションへの補給などに関しても、ロシアがおこなっているわけで、地上だけではなく、「地球上空の宇宙のコントロール権」に関しても、さらにロシアが強く握っていくことになるのかもしれません。

何だかこう、なかなか、みずがめ座の時代的な様相は見えてきませんね。

私も心情的にもう少しすっきりとしたいところではあります。



以上は「IN DEEP」より
今は何が起きても不思議ではない時期にあります。今の人類には初めてのことが起きます。そういう時期にあるのです。                       以上

「がん保険」がんになってもカネが出ない!(7/7)

被害者続出、いったいどういうことだ!「がん保険」がんになってもカネは出ない——2人に1人が「がん」になる時代に、保険会社が儲かるカラクリがわかった

2014年06月23日(月) 週刊現代

週刊現代賢者の知恵

upperline

では、いったいどうすればいいのか。ファイナンシャルプランナーの内藤眞弓氏はこうアドバイスする。

「現役世代なら、万が一がんで仕事ができなくなったときのことを考えてがん保険に入る価値もあるのですが、年金生活者の場合、がんになっても年金はもらえますから関係ない。60歳以上の人が新たにがん保険に入る必要はないと思います。

高齢者の場合、体に負担のかかる治療はできなくなる可能性もありますし、70歳以降は医療費負担も下がります。預貯金が少ない場合は、定期付き終身保険を解約して返戻金を受け取り、それを治療費に充ててもいい。つまり、高齢者はがんになる確率は高まるけれど、がん保険の必要性は低くなっているわけです。保険料を支払うくらいなら、そのぶんを貯金したほうがいいのではないでしょうか」

アフラックが2010年に行ったアンケートでは、入院、食事、交通費などを含むがん治療全般にかかった費用が「50万円程度」という回答が37・5%と最も多く、「100万円程度」が31・5%。7割の人が100万円あればなんとかなったという結果だ。

ある程度の貯金があれば、わざわざがん保険に入る必要はない。「いざ」というときに裏切られることもあるのだから、がん保険に入っている人は、一度、自分の契約内容を確認してみたほうがいい。

「週刊現代」2014年6月14日号より

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シエール革命という高貴なウソを信じる日本(1/5)

シェール革命という高貴なウソを信じる日本

インテリジェンスのプロ、原田武夫氏が大胆分析

頁岩(シェール)層から採掘されるガスやオイル。エネルギーの秩序は、今後どうなるのか(JOGMEC提供)

先日、杜の都・仙台に出張したときの話だ。繁華街・国分町の片隅で設けた会食に出席された地元財界幹部の一人の方が、上気した面持ちで私に向かってこう語りかけてきた。

「原田さん、『シェール革命』ってやつはすごいね。何せこれからアメリカでは無尽蔵に採掘できて、しかも温暖化効果ガスの排出量が圧倒的に少ないっていうのだから、エネルギーの未来は、もうこれで決まりなのではないですか」

シェール革命に納得できず

同席していたわが国アカデミズムの重鎮の一人も、続いて口を開いた。「確かにそうですね。仮にアメリカがシェール革命を推し進めるとなると、今、東北大学を中心に取り組んでいる地域経済活性化のための次世代移動体研究プロジェクトがこのままでは失速してしまう危険性があるのです。なぜならばその柱のひとつである電気自動車(EV)は、現状では原子力発電が安定的に継続することを前提としていますから」

私からすれば、いずれも人生の大先輩である。普段ならば黙ってうなずくだけで、特に何も申し上げなかったはずだ。しかしこのときだけは違った。どうにもこうにも納得するわけにはいかなかったからである。「申し訳ありませんが、『シェール革命』は本当に起きるのでしょうか。私は正直言ってかなり懐疑的です」。居住まいを正して私はそう切り返した。

次ページ筆者はなぜ、シェール革命に異を唱えるのか

以上は「東洋経済」より

日本の指導層の次元の低さが良く分かります。売国奴が増えるはずです。一部の連中のみ利益を得てその付けを国民に回すのです。典型的な安倍政権の姿です。  以上

2014年12月13日 (土)

祖父、岸信介の仇討

祖父・岸信介のあだ討ち<本澤二郎の「日本の風景」(1857)

<昭和の妖怪の足跡>
 安倍・国粋主義を徹底分析すると、どうしても祖父・岸信介との深すぎる関係が露呈してくる。「祖父の無念を晴らす」という孫の野望が、国粋主義を昇華させているのである。日本のみならずアジア・国際社会への挑戦として、それが表面化する。軍国主義復活へとアクセルを踏むことになる。思えば昭和の妖怪・岸の足跡は、国粋主義の立場からすると、自立できない・雇われマダムのような哀れなものだった。

<東京帝大で国粋主義に洗脳>
 岸は東京帝国大学法学部に在学中、国粋主義にかぶれる。三木内閣法務大臣をした稲葉修が証言してくれたものだが、彼の実兄が岸と帝大の同窓生だった関係である。実兄は「岸を信用するな。近づくな」と釘をさして政界を引退したという。
 岸の戦争責任を生涯追及した宇都宮徳馬と稲葉は、碁仲間で有名だった。二人とも反岸の同士だった。岸の戦争責任を許さなかった。
 国粋主義者の政権に強く反発していたからである。
<財閥のひも付き官僚>
 帝大を卒業した岸は、商工官僚への道を歩む。政治を背後で操る財閥のひも付き官僚である。金に目ざとい岸の悪しき一面は、既に大学を卒業した時点で見られる。
 金で軍閥・政界・官界・議会・司法界など3権を動かす財閥が、岸の後ろ盾になったことで、官僚としての飛躍を約束された。
 当時、利権の宝庫となった満州国勤務で、彼は莫大な蓄財に成功したようだ。彼の帰国船を目撃した人物の証言によると、その家財道具類は山のようだった。
<満州国で蓄財>
 半島から大陸へと侵略の矛先を向けた日本財閥は、地下資源エネルギーから農産物まで手広い利権を手にして、巨万の富を得てゆく。その手先が商工官僚である。その宝庫で岸も暗躍していた。
 「世の中を動かす原動力は、すべからく金」という信念の持ち主となった岸は、官界から政界へと手を広げてゆく。まさに破竹の勢いである。財閥を背にした官僚の強さでもあった。
<東條・戦争内閣で商工大臣>
 中国からの撤兵を求めるワシントンに敵対した日本政府の選択は、日米開戦である。国際社会の反ファシズム運動に敵対する日本国粋主義の行く先は、最初から暗いものだった。
 そんな東條内閣に岸は、財閥の代表よろしく閣僚となって戦争内閣の重要な地位を占めた。戦争は武器弾薬と作戦が勝因となるものであるが、岸はその片方の代表者となった。
 結果は、最初からわかっていたのだが、利権先行の愚かな国粋主義者にはそれが全く見えなかったのだ。
<敗戦でA級戦犯容疑者>
 広島や長崎の原爆投下が無くても、日本敗戦は決まっていた。岸はA級戦犯容疑者として巣鴨の拘置所に入れられてしまった。
 この入所仲間に戦後右翼のドンと呼ばれた児玉誉士夫がいた。彼は敗戦直前、上海から、現地でかき集めた大量の戦争物資を飛行機で日本に持ち込んでいた。この資金の一部は、今の自民党の前進・鳩山自由党の選挙資金に化けている。
 岸にも流れている。児玉人脈は、岸以外に中曽根康弘・読売の渡辺へとつながってゆく。日本極右の源流である。
<CIA配下となって奇跡の政界復帰>
 岸の実弟・佐藤栄作の存在も大きな役割を果たすことになる。彼は、鉄道官僚として吉田茂内閣の中枢を占めていたからである。
 CIAと岸、CIAと佐藤、CIAと児玉という関係から、岸の政界復帰という信じがたい事態が起きる。朝鮮戦争で復活した財閥と岸のコンビ復活である。米ソ冷戦という国際政治の下で、反共主義・国粋主義の岸とワシントン右翼の連携でもあった。
<60年安保改定条件に首相の座>
 CIAは日本に再軍備・9条改悪を求めた。吉田内閣が抵抗したため、造船疑獄事件を発覚させて、吉田を退陣させ、まずは鳩山一郎内閣に指示した。同内閣が受け入れて解散を強行したが、見事失敗した。
 鳩山はCIAの意向に反して、ひそかにモスクワと交渉、日ソ国交回復を実現した。続く石橋湛山内閣は日中国交回復を目標に掲げたが、病に倒れてしまった。この病気にCIA工作がなかったのか?
 こうしてワシントンの傀儡政権として首相に就任した岸は、ワシントンの指令のまま60年安保改定を強行した。激しい国民のデモで退陣を余儀なくされた。
 財閥とCIAの雇われマダム、これが昭和の妖怪の、哀れな偽らざる姿である。岸の無念・祖父のあだ討ちが「戦後レジームの脱却」という安倍スローガンに象徴されている。
 これは民意ではない。
<あだ討ちに創価学会も協力する異様・不気味なな体制>
 祖父のあだ討ちに立ち上がった右翼勢力の骨格は、多くの宗教団体である。中核が神社本庁である。全国の無数の神社を統括している。愚かな市民を巻き込んでいる宗教組織、戦前の国家神道である。右翼団体「日本会議」の母体でもある。
 反共キリスト教団体・統一教会は、生まれは韓国である。これも不気味な団体で知られる。生長の家や霊友会なども。
 そこに新たに参画したのが、信濃町の創価学会である。極右に変身したものか。極右の集票マシーンとして、目下の選挙戦の主役を演じている。
 極右を勝利させる信濃町が、真の勝利者なのか?歴史に耐えられる勝利なのか。平和から戦争へと変質した学会を、国際社会はどう評価するだろうか。
 異様な宗教組織が、極右を支援している!
2014年12月11日記

  以上は「ジャーナリスト同盟」通信より
創価学会の哲学が変質しています。戦争か平和かが問われています。絶対平和から生まれた創価学会は今や利権で動く団体に変質です。崩壊の始まりです。以上

冬のカオス:凍てつくアメリカ、焼け付くオーストラリア

2014年11月21日


冬のカオス:凍てつくアメリカ、焼け付くオーストラリア、いまだに消滅し続けるヒトデ。そして「過去の小氷河期はたった数ヶ月の間に突入していた」という事実

異常な寒波。そして異常な熱波

昨日の早朝ドアを開けると、今期はじめて吐く息が白くなっていました。

子どもに「息が白くなってる」というと、自分でも息をして「本当だ」と確かめていました。
まあしかし、息が白いとはしゃいでいる場合ではない場所も多くあります。

日本の関東はこの程度の寒さで済んでいますが、アメリカは「全 50州(ハワイを含む)で氷点下を記録した上に、ニューヨーク州では大雪で非常事態宣言」となっていたりします。

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読売新聞


この雪の壮絶さは、11月20日の CNN の「記録的な大雪で7人死亡、さらに積雪の見通し 米NY州」というタイトルの記事の中にある、

1年分以上の雪がこの1週間で降り積もる可能性もある。


という表現でも想像がつく部分があります。
普通なら、ワンシーズンで降るすべての雪が1週間で降り積もる。

気温もすさまじいものです。

11月18日の全米の気温

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来たるべき地球のかたち


この時期にハワイも含めた全米 50州が氷点下になったことは、少なくとも近年ではなかったのではないでしょうか。

その一方で、夏に入りつつあるオーストラリアでは、「時期としては異例の猛暑」に見舞われていて、シドニーやその周辺で連日 40度近くの気温が続いている中、ニューサウスウェールズ州のカシノという町では、

44度の猛暑に見舞われた後に、5000匹のコウモリが次々と死んで木から落ち、町全体がコウモリの死臭で包まれた。


という、自然災害ではありつつも、むしろオカルトを感じさせるような出来事も起きています。

5000-bats-dead.gif
Mirror

上の出来事は熱波の中で突然、5000匹以上のコウモリが木から「死んで」落ちてきたという記事に書きました。

オーストラリアはここ数年も異常に熱い夏が続いていたとはいえ、「コウモリが暑さが原因で大量死を起こし、それが木から落ちてくる」なんてことは、これまでなかったわけで、すでに「自然の動物が生きることのできる環境を越えてきた」と言えるのかもしれません。




異常性が増しているアメリカ周辺の海域

そういえば、最近、ナショナルジオグラフィックで、

数百万のヒトデが溶ける、北米西海岸
 ナショナルジオグラフィック ニュース 2014.11.18

という報道がありまして、「まだ続いているんだなあ」と知りました。

これに関しては、ちょうど昨年の今頃から何度か In Deep の記事で取り上げたことがありました。下の記事などがそうです。

「星が消えて海が壊れる」:アメリカ周辺のヒトデの大量死の状態は「分解して溶けて消えていく」という未知の奇妙なものだった
 2013年12月05日

米国オレゴン州のヒトデは「絶滅の方向」へ
 2014年06月06日

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▲ 2014年6月4日の米国オレゴン州立大学ニュースリリース Sea star disease epidemic surges in Oregon, local extinctions expected より。


この現象が判明しだしてから、すでに1年以上経っているわけで、ヒトデの崩壊現象の原因がわかってきたからこそのナショナルジオグラフィックのニュースなのだろうと思って読みましたら、下のようなことでした。

大量死の原因はパルボウイルス科のウイルスであるという。


というところまではわかったようですが、

広く存在しているウイルスが、突如として数百万の生物を死に至らしめるのはなぜか。原因はまだ解明されていない。


ということで、結局よくわかっていないようです。

上のほうに貼りました米国オレゴン州立大学の報告では、

推定では現在、地域的に最高で 60パーセントのヒトデが消耗性疾患で死んだと考えられるが、じきに 100パーセントが死に絶える海域が出るだろうと予測されている。


とあり、それが今年の6月の報告ですので、アメリカ西海岸のいくつかの地点で、すでにヒトデは絶滅している可能性があります。

ちなみに、これは「単に死ぬ」のではなく、「溶けていってしまう」のです。

まず手足や胴体がバラバラになり、それがすべて溶けていき、最終的には下のような粘体となって海底に付着していきます。

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その過程は上にリンクしました記事「星が消えて…」の中に写真で示してあります。

ところで、その原因というわけでも何でもないのですが、現在、アメリカはこれだけ強い寒波に見舞われていますが、実はアメリカ周辺の「海」では奇妙な現象が起きています。

それは「海水温が異常に高い」のです。

低いのならわかる気もするのですが、「高い」のです。
しかも、一過性のものではなく、最近ずっと高いままなのです。

下はアメリカ海洋大気庁( NOAA )による9月の世界の海水温度の平年との差異ですが、アメリカ西海岸からアラスカにかけての海域と、東海岸沿いの一部の海水温度が平年に比べて異常に高いことがわかります。

sea-temp-201409.gif
・NOAA


さらに下の気温の比較を見ると、今年の異常さがよりわかります。これは1年前のアメリカ西海岸沿いの太平洋の海水温度と、今年の同じ日の海水温度を比較したものです。

warm-water.gif
San Jose Mercury News


華氏表示ですが、場所によっては昨年より 10度以上も海水温度が高い場所があります。

たった1年間でここまで急速に海水温度が変化すると、環境に対応できない生物が出てきても不思議ではないと思いますので、ヒトデの件も含めて、いろいろと関係している面もあるのかもしれません。

しかし、その一方で、このアメリカ周辺の急速な海水温度の変化が「新しい生物」のすみかを作ってきているという事実もあります。

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▲ 2014年11月2日の米国 San Jose Mercury News より。


上の生物は「ガラスウキヅノガイ」( Hyalocylis striata )というもので、クリオネだとか、そっち系の生き物だと思うのですが、本来はメキシコなど熱帯から亜熱帯に住むもので、今年9月に、はじめてカリフォルニアで採取されたことが確認されたのだそう。

他にも、熱帯の海域にしか生息しない海洋生物が、大型、小型を問わず、アメリカ周辺の海域に住みついていることが上の記事で報じられています。

どうやら現在、「アメリカ西海岸は海水温では熱帯地方になっている」ようなのです。

そんな中で、アメリカの大地の方は記録的な寒波というアンバランスはなかなかすごい要素が含まれているのではないかと感じたりもいたします。

なお、海域の海水温が高いカリフォルニアですが、大地でも絶望的なレベルの干ばつが続いています。

そんなカリフォルニアですが、先に記しましたように、今回の寒波は「アメリカの全州に氷点下の気温をもたらし、全土の 50パーセントが雪に見舞われた」わけで、カリフォルニアも例外ではありませんでした。

つまり、カリフォルニアでも雪と寒波を経験したようなのです。

そして、報道では下のように「干ばつで草木も枯れきった大地に雪が積もる」という、やや終末的な光景の写真が掲載されていました。

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Farm Future


そして、この雪は干ばつに関して良い方向に働くのでは? と思ったのですが、農業に関しての専門サイトの昨日の記事は、「ほとんど好転していない」ということでした。

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▲ 2014年11月20日の米国農業系ニュースサイト Farm Future より。


干ばつで農業がやられている上に雪まで降り、今度は冷害が加わるという、カリフォルニアの農家の方々は踏んだり蹴ったりの状況のようです。

こんなように、何だかとても荒れている感じが明確になっている地球の気候なんですが、最近、氷河期についての少し昔の論文の存在を知りました。




1万2800年前に1300年も続いた小氷河期は徐々にではなく「たった数ヶ月」のあいだに起きた

その論文は、2009年11月の科学誌ニューサイエンティストの下の記事です。

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New Scientist


ところが、上の記事はすでに「アーカイブ」となっていて、全文を読めるのは有料会員だけとなっていまして、私は読めないのでした。

しかし、この論文の内容についてふれた米国サイト Ice Age Now の記事に概要が出ていますので、ご紹介します。

ちなみに、ニューサイエンティストの上の見出しは「ミニ氷河期」となっていて、この言葉は一般的には中世の小氷期を指しますが、この調査でのミニ氷河期は、下のグラフにある 12800年前に始まり、約 1300年間続いた「氷河期の中のミニ氷河期」です。

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良い時代と悪い時代


この期間はヤンガードリアス、あるいは新ドリアス期と呼ばれているそうで、 氷河期時代の最終氷期の頃に約 1300年間も続いた気候寒冷期と分類されています。

ニューサイエンティストの記事の概要としては以下のようなものです。

これまで、氷河期は 20年以内の期間の中で始まり定着していくと主張する学説があったが、今回の研究を主導した地質学教授ウィリアム・パターソン( William Patterson )教授の調査結果は、実際は小氷河期はそれよりもはるかに早く定着していたことがわかった。

約 1万 2800年前、北半球は、ヤンガードリアス、あるいは「大凍結( Big Freeze )と呼ばれるミニ氷河期に見舞われた。これは、メキシコ湾流の低迷によって引き起こされたと考えられており、約 1300年間続いた。

パターソン教授は、アイルランド西部の湖から、わずか5ミリの厚さずつ泥の層を収集し、それを分析した。それぞれの層は土砂堆積の3カ月間ごとの時間を示すために、非常に短い時間の区切りでの気温変化を測定することができる。

その結果、教授は、気温がわずか数ヶ月間で下がり、湖の植物や動物たちが急速な勢いで死滅していったことを発見した。

今回のパターソン教授の発見は、気候変動に関して、地球の気候は信じられないほど急速に変化するという理論を補強することになった。


世界の気温は大体 1,000年くらいのサイクルで大きな上下を繰り返してきたようなんですが、上のグラフを見ている限り、「徐々に下がっていって、また徐々に回復していく」というように見えます

しかし、この研究は、そもそも

上のグラフのような気温変化のゆったりとした曲線は間違いかもしれない

という可能性をも示すものです。

1300年間も続いた寒冷期が「数ヶ月でその気温にまで落ちて、そのまま 1300年間続いた」ということになるわけで、本当に一瞬にして地球の気候が変わってしまった歴史がここにもあることを知らされます。

それにしても、過去がそういうことがあったのなら、

これから小氷河期に入る場合も「たった数ヶ月」で突入する可能性がある


ということにもなりそうです。

今のアメリカを見ていると、そろそろそんな感じもしてきますが、灼熱のオーストラリアを見ていると、小氷河期なんてまだまだ、とも思えますし、一体どうなっていくのでしょうか。



以上は「IN DEEP」より
この程度の異変はまだ序の口です。これからますます酷くなります。生きて行くのが大変な時期です。                                以上

「地球上の生命の素になる有機分子」がチュリモフ・ゲラシメンコ彗星から検出されていた

2014年11月20日


「地球上の生命の素になる有機分子」がチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星から検出されていた!

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▲ 2014年11月19日のロイターより。



休眠までのフィラエの戦い

個人的にはとても嬉しいニュースですが、昨日、ロイターで上の報道を見ました。

現在は太陽電池のバッテリー切れにより、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の上で休眠状態の着陸機フィラエですが、休眠までの 50時間ほどのあいだに大きな仕事を成し遂げ、その後に眠りについたようなのです。

今回は、上のロイターの記事をご紹介したいと思います。

この記事で私が読んでいて嬉しかったのは、彗星探査機ロゼッタのミッションについて、

今回のミッションの大きな目的のひとつが、炭素系化合物を発見すること


だと明記されていたことと、

どのように生命が進化したかという謎を解明するためのものでもあった。


と記されていたことでした。

これまでロゼッタに関して多くの報道記事を読みましたが、着陸に成功したとか、休眠についたとか、そういう事実関係に関しての報道は多くても、「このミッションの最大の目的」に触れているものをあまり目にしませんでした。

しかし、今回の記事で、今回の探査の目的が、「彗星が生命を運搬しているかもしれないという説に対しての検証でもあった」という可能性を含んでいることを理解しました。

ロゼッタが打ち上げられたのは 10年前の 2004年。

2001年に亡くなったパンスペルミア説の主要な提唱者のひとりだったフレッド・ホイル博士の没後3年目にして、多分はホイル博士が生きていれば望んだであろう探査を欧州宇宙機関( ESA )は今から10年も前に淡々とおこなってくれていたのでした。

日本の JAXA や欧州の ESA は、アメリカの NASA に比べれば規模も予算も格段に小さいですが、かつてはともかく、最近での宇宙ミッションの「意義」は、 NASA のおこなっていることの数倍大きいと私は思います。

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内閣府


上のように、ESA の予算は NASA の3分の1以下、日本の JAXA に至っては、NASA の 10分の 1程度の予算です。

それでも、ESA は今回のように、着陸など失敗した部分も大きかったにも関わらず、

「彗星から地球の生命の構成要素を検出する」

という、地球の生命の起源の根本に迫る可能性のあるミッションを今から 10年前から計画して、部分的に成功させています。また、この「生命の起源を探る」分野では、やはり十分とはいえない予算ながらも、日本の国立天文台が、2010年に、

「地球上の生命の素材となるアミノ酸が宇宙から飛来したとする説を裏付ける有力な証拠を発見」

という、やはり地球の生命の起源に関しての画期的な発見をしています。

このことについては、過去記事、

「生命発祥の要因は宇宙からの彗星によるもの」という学説が確定しつつある中でも「幻想の自由」の苦悩からは逃げられない
 2013年09月18日

の後ろのほうに、当時の新聞記事を記していますが、その読売新聞の記事の冒頭は、

生命の起源、宇宙から飛来か…国立天文台など
読売新聞 2010.04.06

国立天文台などの国際研究チームは、地球上の生命の素材となるアミノ酸が宇宙から飛来したとする説を裏付ける有力な証拠を発見したと発表した。


というものでした。

日本やヨーロッパの宇宙ミッションに携わる人々は「派手な喧伝やポーズのための宇宙計画」ではなく、本気で地球の生命の起源を解き明かそうとしている様子が見て取れるのです。

しかるに、それらと比べてはるかに膨大な予算を使うことのできる NASA が何がしかの人類科学の発展に貢献したことがあったかどうかときたら!

……まあ、こんなことで興奮している場合ではないのですので、ロイターの記事をご紹介します。

今回のフィラエの探査は、彗星の表面しか調査できていない可能性があり、内部を調査できない限り、いろいろと不完全なことは否めませんが、しかし、フィラエが今後再起動する可能性も残っています。いつか、フィラエが、あるいは似た何かのミッションが、彗星の「生命」の報告をもたらしてくれることを期待しています。

ホイル博士に報告と合掌まで。

Sir-Fred-Hoyle.jpg
Scientific American



Comet team detects organic molecules, basis of life on Earth
Reuter 2014.11.19


彗星チームが地球上の生命の基盤となる有機分子を検出


ヨーロッパの彗星着陸機フィラエは、自身バッテリーが切れるまでの駆動時間に、彗星から炭素元素を含む有機分子を嗅ぎ取ったとドイツの科学者たちは述べた。

この炭素元素を含む有機分子は地球の生命の基盤となっているものだ。

科学者たちは、そこにタンパク質を構成する複雑な化合物が含まれていたかどうかについては明らかにしていない。今回のミッションの大きな目的のひとつが、炭素系化合物を発見することだ。

そして、それらの発見を通して、究極的には、地球の生命は彗星たちによってもたらされたことを突き止めることにある。

フィラエは、探査機ロゼッタに搭載されて、10年の歳月をかけて地球から 67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星への着陸に成功した。このミッションは、どのように惑星が形成され、あるいは、どのように生命が進化したかという謎を解明するためのものでもあった。

11月15日、フィラエは自身のバッテリーが尽きるまでの 57時間のあいだ、データを送信し続けた。その後、バッテリー切れによりミッションは終了した。

彗星は太陽系の形成の時代にまで遡るタイムカプセルのように古代の有機分子を保ってきた。

フィラエに搭載されている COSAC ガス分析器は、大気を「嗅ぐ」ことができ、そして、彗星に着陸後のフィラエは最初に有機分子を検出したと、ドイツ航空宇宙センター( DLR )は述べる。

フィラエは着陸後、彗星の表面に穴を掘り、有機分子を獲得したが、しかし、フィラエがその試料を COSAC に送ることができたかどうかは明らかになっていない。

また、着陸船には MUPUS という熱と密度を測定する検査機器が搭載されており、これによると、彗星の表面は以前から考えられたように軟らかいものではないことがわかった。

熱センサーは彗星の表面から 40センチの深さにまで打ち込まれて計測されることになっていたが、ハンマーの設定を最強にしていたのにもかかわらず、これは実現しなかった。

ドイツ航空宇宙センターでは、表面から 10センチから20センチ下に厚い塵の層が存在していると起算し、その層が氷のように硬い物質だったと考えられる。

ドイツ航空宇宙センターで MUPUS 分析チームを率いるティルマン・スポーン( Tilman Spohn )氏は、「これは驚きです。私たちは彗星の地面が、このように硬いものだとは考えてもいませんでした」と言う。

スポーン氏は、彗星が太陽に近づくにつれて、ふたたびフィラエの太陽電池が充填されていった場合、再度、 MUPUS による熱と密度の分析を再開させられることを願っていると述べた。




(訳者注)ここまでです。

昨日の記事で、

「最近は何かこう気持ちがすっきりと晴れる時が少ない」

というようなことを書きましたが、やや鬱っぽい感じも漂う中で多少涙もろくなっているのか、今回のロイターの記事を書きながら、フレッド・ホイル博士の著作の内容を思い出していると、何だか泣けてきて、「泣きながら翻訳する」(苦笑)という珍しい経験となりました。

それはともかく、今回のフィラエは「彗星の形質」についても従来の考え方を覆す発見をしています。

たとえば、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の表面は、

彗星の表面と少なくともその数十センチ下は非常に硬い物質

であることを示唆しました。

これまでは、彗星表面は軟らかく、それが太陽などの熱でボロボロと剥がれていくのが「彗星の尾」というような感じの考え方だったのですが、それが覆され、彗星は「強固な外壁を持つ」ことがわかりました。

そして、内部からガスを常に噴出していることをロゼッタが観測しています。

この2点だけでも、

彗星が撒き散らしているものは外側のものではなく、内部から噴出しているもの

であることがわかります。

それがわかっただけでもロゼッタとフィラエの成し遂げたことは大きなことだと思います。

今回、フィラエが検出したのは、単なる炭素元素を含む有機分子ですが、フレッド・ホイル博士は基本的には、有機分子だけではなく、

・バクテリア
・ウイルス


が共に彗星によって共に宇宙にばらまかれているとしていました。

そして、大事なことは、ウイルスが「地球の生命の進化に関わっている」と強く主張していた点です。

フレッド・ホイル博士の著作『生命(DNA)は宇宙を流れる』から抜粋します。



『生命(DNA) は宇宙を流れる』 第4章「進化のメカニズム」より

動物、植物からバクテリアまで、およそ生きた細胞でウイルス感染から免れることのできるものはない。

さらに、同じ種に属する個体どうしでさえ、そんな遺伝子の組み換えが起きるのは、かなりショッキングな事態であるのに、ウイルスの中には、トリからサル、サルからヒトなど、異なった動物種への感染を繰り返すものがある。

このような感染のパターンを持つウイルスは、種の障壁を超えて遺伝子を運んでしまう。われわれが、地球の生命を進化させたのはウイルスなのだと考えるのは、ウイルスのこんな性質に着目するからだ。

生物が進化するには、遺伝子が変化する必要がある。

もともときわめて安定している遺伝子が、コピー・ミスによる突然変異を起こしたおかげで優れた形質を獲得すると考えるのは、かなり無理がある。

けれども、ウイルスなら、宿主がそれまでもっていなかったまったく新しい遺伝子を導入することができ、生物の基本的な構造を一新させることもできるのだ。ウイルス感染による遺伝子の移動は、まさに理想的な進化の原動力となりうるのだ。

ウイルスの本質は、もっぱら他の生物に感染して、これを病気にさせたり、死に至らしめることにあるように考えられている。

けれどもそれは、ウイルスが病気の原因となる微生物の一種として発見され、研究されてきたことに由来する偏見である。

ウイルス感染の影響は、細胞破壊だけではない。細胞を壊すかわりに、細胞の代謝や機能を変えたりする場合もあるのだ。

実際、大腸菌に感染するバクテリオファージというウイルスは、感染してそのまま増殖サイクルに入り、菌を殺してしまう場合もあるが、増殖を止めて DNA を大腸菌の染色体に組み込んでしまい、以後、大腸菌の遺伝子と共に、何世代にもわたって安定的に存在し続ける場合(溶原化)もある。

溶原化したファージの中には、大腸菌の形質を変えてしまうものもある。




ここまでです。

私たちはウイルスは単に病気を起こすだけの存在として見がちですが、それは「病気を起こす対象」として研究が進んだためであり、その他の役割について分かりだしたのは、最近のことです。

上のホイル博士の文章にもあるように、希に、ウイルスやバクテリオファージは、対象の生物に入り込んだ後に「 DNA を大腸菌の染色体に組み込んでしまう」というようなことをおこない、その生物の遺伝子を書き換えてしまうこともあるようなのです。

そのようなことを前提として、地球の生命の進化は、

「環境への適応によるものではなく」

「生物の遺伝子そのものがウイルスによって書き換えられる」


ということだとホイル博士らの研究では結論付けられています。

このような種の変化の場合、その生命は、まさに「突然変異的」に遺伝子が変化するのだと思われますが、多分、過去の人類もそのような突然の遺伝子変化を経験して現在に至っているのだと考えますと、これから先にもそれは起きるはずです。

人類の進化が起きるとしても、環境適応の進化ではあまりにもゆっくりとしすぎて、進化する前に地球環境崩壊や、あるいは小氷河期の突入などで、人類文明が終焉してしまう可能性さえあります。

しかし、遺伝子レベルでの「突然」の、そして根本的な人類の変化(進化)が起きるのならば、人間はこの後の厳しいかもしれない未来をも生き抜いていけるのかもしれません。

いずれにしても、今回のフィラエの「休眠前の戦い」に敬意を表し、フィラエがふたたび眠りから目覚めて稼働を始めることを祈っています。



以上は「IN DEEP」より
地球上の生命は宇宙から来たとは驚きです。               以上

1918年のスペイン風邪の世界的流行で日本人の致死率が低かった理由は

2014年11月18日


1918年のパンデミック(スペインかぜの世界的流行)で「日本人の致死率が世界平均と比べて極端に低かった理由」はどこにあったのか

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▲ 2014年11月17日の英国 BBC Egyptian woman dies of H5N1 virus より。



1918年のパンデミックと似た傾向が見られる気のする最近のインフルエンザ

昨年と今年は、病気の報道を数多くご紹介した年でした。多くが「ウイルス」によるものであったことが特徴で、アフリカの過去最大のエボラの流行、東南アジアのかつてない規模のデング熱の流行、そして、昨シーズンのアメリカなどを中心にした記録的な数のインフルエンザ患者と死者数が報じられたりもしていました。

この「病気の時代」と言えるような状態については今後も継続していくと、私自身は思っているのですが、気づけば時期も 11月ということで、またインフルエンザの流行する時期がやってきました。

そして、人間のインフルエンザの流行と時期を合わせるように世界各地で鳥インフルエンザが発見されたり、あるいは鳥インフルエンザによるヒトの死者が発生しています。

東京でも江東区で鳥インフルエンザの鳥の死骸が発見されています(報道)。

それらのことと関係あるというわけではないのですが、

「昨年からのインフルエンザの傾向として気になっていること」

があります。

それは、冒頭の BBC の記事にも示されていますので、まずはこの記事をご紹介したいと思います。



Egyptian woman dies of H5N1 virus
BBC 2014.11.17

鳥インフルエンザ:エジプト人女性が H5N1 ウイルスによって死亡

エジプト人女性が、鳥インフルエンザウイルス H5N1 型に感染した鳥と接触した後に死亡した。女性は 19歳で、エジプト南部の町アシュートの病院で死亡した。

当局の発表によると、今年になってからエジプト国内での鳥インフルエンザの感染者数は7人となり、死亡例は今回が2例目となる。これ以前に、英国、ドイツ、オランダで、エジプトのウイルスとは異なる種の鳥インフルエンザが確認されている。

エジプト保健省は、他の2人が鳥インフルエンザに感染していると発表した。そのうちの1人は3歳の子どもだが、現在順調に回復しているという。もう1人は 30歳の女性。エジプトでの H5N1 での最初の死亡例は今年6月に起きた。

鳥インフルエンザ H5N1 型は、1993年に香港で初めてヒトへの感染が確認されて以来、世界中に広がっている。世界保健機関(WHO)によると、2003年以降、全世界で H5N1 のヒトでの発症例は 667 件にのぼる。

現在までの H5N1 のヒト感染での死亡率は約 60パーセントに達する。




というものです。

上に出てきたエジプト、英国、ドイツ、オランダの他に、韓国、日本などで、鳥インフルエンザに感染した鳥が見つかっていて、世界で「同時多発的」に発生した感じがあります。

しかし、これらの鳥インフルエンザについてはともかく、上の BBC の記事の中で、先ほど書きました「昨年からのインフルエンザの傾向として気になっていること」とは何かというと、症例が1件だけでどうのこうの言うのもあれなんですが、「死亡したのが 19歳の女性」だということです。

今年2月の、

病気の時代 : 太陽活動での地磁気の乱れが誘発するもの。そして「新種」の病気の出現に震え上がるアメリカ国民
 2014年02月27日

という記事の中で、アメリカでの昨シーズンのインフルエンザ流行シーズンの特徴として、

「若い世代のほうが患者数も死亡者数も多かった」

という特徴があったことを書きました。
下はその時の CNN の報道です。

今年の米国のインフルエンザは「若い世代」を直撃
CNN 2014.02.24

米疾病対策センター(CDC)がこのほどまとめた統計で、今シーズンのインフルエンザは前年に比べて65歳未満の患者が大幅に増えていることが分かった。

それによると、今シーズンにインフルエンザ関連の症状で入院した患者は、18~64歳の層が61%を占め、前年の約35%を大幅に上回った。

65歳未満の死者も例年以上に多く、死者の半数強は25~64歳だった。昨年の死者に占めるこの世代の割合は25%未満だった。


通常なら、インフルエンザは、

高齢者や赤ちゃんが重症化することが多い

のですが、昨シーズンのアメリカのインフルエンザは、

通常だと死亡者の少ない 25~ 64歳での死者が非常に多かった

というものだったのです。

そして、この特徴は、史上最大の鳥インフルエンザのパンデミックである 1918年のスペインかぜの際の特徴とも似ているということが気になったのでした。




死亡者の99パーセントが65歳以下だったスペインかぜ(第二波の流行時)

下は、2006年の日経BPの記事からの抜粋です。

多くの若者を殺した「パンデミック」の真実
日経BP 2006.03.20

インフルエンザウイルスは毎年、慢性疾患や免疫力の低下している患者、小児やお年寄りを中心に数多くの命を奪っている。だが、1918年の「スペイン風邪」のインフルエンザウイルスでは、20歳~40歳代の若者たちが最も多く亡くなっていたことに大きな特徴があった。


とあります。

東京都健康安全研究センターにある資料「日本におけるスペインかぜの精密分析」という資料にある「日本でのスペインかぜの死亡者年齢のピーク」を見ても、そのことがよくわかります。

死亡者年齢の分布

男子
1917-19年 21-23歳の年齢域で死亡者数のピーク

女子
1917-19年 24-26歳の年齢域で死亡者数のピーク


体力的に最も充実している時、つまり普通に考えれば「最も病気に対しての抵抗力を持っている」といえる二十代が中心として亡くなっていく。

お年寄りや赤ちゃんたちは生きのびる。

特に流行第二波(1918年の秋)では「高齢者はまったくといっていいほど死亡しなかった」のです。国立感染症研究所のページに下のような記述があります。

国立感染症情報センター インフルエンザ・パンデミックに関するQ&Aより

1918年の晩秋から始まった第二波は10倍の致死率となり、しかも15~35歳の健康な若年者層においてもっとも多くの死がみられ、死亡例の99%が65歳以下の若い年齢層に発生したという、過去にも、またそれ以降にも例のみられない現象が確認されています。


この、

> 死亡例の99%が65歳以下

というのは、現在の通常のインフルエンザと比較しましても、死者の年齢の分布が極めて異質であることを示しています。

さきほど抜粋しました昨年の CNN の報道の中にある、

> 死者の半数強は25~64歳だった。

という記述からスペインかぜのことを思い出したのは、ここに理由があります。

アメリカのインフルエンザは通常のインフルエンザですが、「何かが少し変化してきている」ように感じたのです。

いずれにしても、スペインかぜとはそのような「若者を中心に殺す」インフルエンザだったのですね。
そして、そのスペインかぜは、上記の日経BP の記述によりますと、

この間、たった6カ月間の間に地球上の人類すべてに当たる20億人が「スペイン風邪」を患ったという。ところが、翌1919年の春頃から、いつの間にか消え去った。何が「スペイン風邪」を引き起こしたのか、まったくわからないままに……。


というように、パンデミックは「自然と」収まっていきました。なお、「20億人がスペイン風邪を患った」とありますが、現在では、感染者は世界で5億人から6億人だったとされています。

> 何が「スペイン風邪」を引き起こしたのか

という部分に関しては、小さな声で「彗星……」と呼応したくなりますが、今回はパンスペルミア説のことを書きたいわけではないので、そこには触れません。




何が日本のパンデミックでの致死率を大幅に低下させた?

全世界で5億人から6億人が感染したとされるスペインかぜですが、日本での流行の全期間(1918年8月から 1921年7月)の間の感染者数は 2380万 4673人で、当時の日本人口約 5,000万人のほぼ半数が鳥インフルエンザに感染したことになります。

そのうち、死者は 38万 8,727人

非常に多くの方々が亡くなった……とはいえ、ふと気づくのは、この約 2380万人の患者に対して、死亡者が約 39万人というのは、感染者の致死率が 1.6 パーセント程度という計算になることに初めて気づきました。

というのも、たとえば、スペインかぜ - Wikipedia には、全世界の死者に関して、

感染者6億人、死者4,000~5,000万人。


という記述があります。

スペインかぜの世界的な正確な統計は存在しないですので、上の数字そのものは確かに曖昧でしょうが、それでも、大ざっぱに考えても、上の「 6億人の感染者に対して、4000万人くらいの死者」ということは、感染者の 7パーセントから 8パーセントは死亡していたという計算になります。

国立感染症研究所のページでは、患者数約 5億人としていて、死亡者数に関しては、 WHO の推計で 4,000万人、その後の科学者たちの研究で約 5,000万人となっていますが、どちらの推計にしても、この 「5億人の患者に対して5,000万人の死者」というのは、

致死率 10パーセント前後にも達する

というようなことも意味しそうで、日本の 1パーセント台の致死率とは、ずいぶんとかけ離れていることがわかります。

この「日本人の致死率の低さ」は今まで気づいていなかったことですけど、しかし、なぜ……?。

たとえば、現在の普通のインフルエンザの死者数は、大まかなところでは、日本も他の主要国と同程度だと思われます。

現在のインフルエンザでの死亡者数は、直接的な死因としてだけでなく、間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する「超過死亡概念」という定義に基づいて出されることが多く、こちらの方が実態と近くなりますが、これで日本のインフルエンザでの年間の死亡者を見てみますと以下のようになります。

ちょっと古いものですが、厚生労働省の人口動態統計のグラフを数値化したものです。

2000年 13,845人
2001年   913人
2002年  1,078人
2003年 11,215人
2004年  2,400人
2005年 15,100人


2001年のように非常に死亡者が少ない年もありますが、多い時には「日本では、1年間で普通のインフルエンザが原因で1万人程度の方が亡くなっている」ということが言えます。

ちなみに、全世界のインフルエンザによる死者は、厚生労働省のサイトによりますと、25万人~50万人という非常に大ざっぱな数が記載されています。変動はあっても、毎年、世界で通常のインフルエンザだけで数十万人が亡くなっているということのようです。

こう見ると、インフルエンザの死亡者というのはかなりのものであることがわかります。




当時の日本人の生活スタイルのどこかに何かのポイントが潜んでいるような気が

それにしても、スペインかぜの日本人の致死率の低さは、どうしてなんでしょうかね。

まあ……これは関係ないことですが、世界で海藻を「常食」しているのは、日本人と韓国人くらいでしょうが、海藻、特にわかめや昆布に含まれる「フコイダン」というのがあって、これがインフルエンザ・ウイルスに対しての抗体の生産を上昇させることが知られています。

下のは「ふえるわかめちゃん」などで知られる理研の2010年のニュースリリース「メカブのねばり成分「フコイダン」のインフルエンザ感染予防作用をヒト試験で実証」から抜粋したものです。

理研ビタミン株式会社は、共同研究で、わかめのメカブから抽出したフコイダンが、ヒトにおいてインフルエンザウイルスに対する抗体の産生を上昇させる働きがあることを確認しました。(略)メカブフコイダンを摂食した人々では対照食を摂取した人々と比較し、全ての インフルエンザウイルス株に対して、抗体の産生が上昇していました。


とあり、フコイダンにはインフルエンザへの抗体を体内に作る働きがあるようですが、「抗体が増える」というのは、インフルエンザの予防とは結びつく可能性はあっても、致死率と関係するものとは思えませんので、致死率の低さとは関係ないでしょうね。

ちなみに、海藻といえば、海藻の中でも海苔に関して、海苔を消化できる酵素を腸内に持っているのは日本人だけで、日本人以外の外国人は海苔を胃腸で消化することができない、ということも思い出します。

nori1.jpg


「どうして日本人だけが海苔を消化できるのか」ということについては、2010年に、フランスの研究所の調査によって、「日本人だけが腸内に持つ微生物の遺伝子」のためだと明らかになっています。

日本人がノリを消化できる理由を発見、仏研究
AFP 2010.04.08

nori-01.jpg

▲ ノリを分解する酵素を持つ海洋性バクテリア。これと同じ働きを持つ遺伝子を持つ微生物が、日本人の腸内だけに存在しています。

日本人の腸が海草に含まれる多糖類を分解できるのは、分解酵素を作る遺伝子を腸内に住む細菌が海洋性の微生物から取り込んでいるためだとする論文が、英科学誌ネイチャーに発表された。

フランスの海洋生物学と海洋学の研究・教育機関「ロスコフ生物学研究所」の研究チームは、ゾベリア・ガラクタニボランという海洋性バクテリアが、アマノリ属の海草に含まれる多糖類を分解する酵素を持っていることを発見した。公開されているDNAのデータベースを調べたところ、ヒトの腸内に住むバクテロイデス・プレビウスという微生物が、同じ酵素を作る遺伝子を持っていることが分かった。

このバクテリアはこれまで、日本人の排泄物からしか見つかっていない。


ということは、世界の中では、韓国の人たちも頻繁に海苔を食べますけれど、韓国人は海苔を消化できて食べているわけではないということになるみたいですね。

いずれにしても、こういうような、

・海藻(ワカメとかコンブ)をかなり頻繁に食べる民族
・世界で唯一、海苔を消化できる遺伝子を体内に持つ民族


などという「海との関係性において他の国とは違う食習慣や遺伝子を持っている日本人」ですが、こういうことと何らかの関係あるのかどうか。

食べ物(日常的な食生活)はかなり関係しているような気はしますが……。

インフルエンザの療養と食べ物の関係といえば、かなり前の記事ですが、

1918年の「死のインフルエンザ」へのケロッグ博士の対処法
 2011年11月22日

では、スペインかぜの際、ジョン・ハーヴェイ・ケロッグ博士が米国ミシガン州に開いていた富裕層向けのバトルクリーク療養所という非医療機関でおこなった治療のことを書いています。

ケロッグ博士は「医薬品をいっさい使わない治療」によって、この療養所でスペインかぜの死者をひとりも出さなかったことが記録されています。細かい内容は上の記事を読まれていただくと幸いですが、その中に、

ケロッグ博士は、インフルエンザを発病している間に、砂糖、加工食品、ジャンクフードを食べることを避けるように警告している。


としています。

甘いものが悪いのではなく、果物やジュース(果樹だけのもの)以外の「砂糖を使った加工品」はとらない方がいいと記されています。



インフルエンザのシーズンに際して

ところで、今年も大流行するかもしれない通常のインフルエンザですが、日本では病院に行くことが優先されますが、欧米では「安静にしている」ことが最大の治療法だというの常識のようです。

日本で乱れ撃ち気味に処方される抗インフルエンザ薬タミフルは、薬効の基本は「発熱期間を1日短縮する」だけのものの上に、罹患後 48時間後内に服用しないと意味がありません(長く熱が引かないので病院に駆けつけた時にはもう遅いことが多いと思われます)。

大久保医院という病院のサイトでは、「日本で大量のタミフルが処方されているのは、日本の医療環境の特異性と断言せざるを得ません」として、下のように説明しています。

欧米では、「インフルエンザには安静」が常識で、タミフルのような「抗インフルエンザ薬」は、感染症などの合併症の危険性が大きくなる免疫系が弱っている人達、高齢者や慢性の病気などの要因を持つ人達以外には、ほとんど使われていません。

タミフルを服用しなくても、健康な個体では、自己免疫防御力を最大限応用すれば、1峰性または2峰性の発熱で1週間以内にインフルエンザは自然治癒します。


ちなみに、タミフルの製造元のスイス・ロシュ社の数値に基づけば、

過去5年間に日本で約2400万人がタミフルの処方を受け、この処方量は世界の75%を占め、このうち子供は約1200万人で、使用量は米国の約13倍に上ったとのことです。


とのこと。

> この(日本の)処方量は世界の75%を占め

を見ると、インフルエンザでも、抗うつ剤同様、日本は世界の製薬会社の「いいお客さん」とならされてしまっているようです。

このあたりは、過去記事の、

エボラを世界に拡大させるかもしれない神の伝道者や軍人たち。そして、ふと思い出す「世界を支配する医薬品ビジネス」
 2014年10月18日

の最後のほうで、抗うつ剤を例にとって、製薬会社が販売拡大をおこなう具体的な方法を書きました。

しかし実際には、かなり多くの病気に対して、人間は自然の治癒力を持っています。

なので、本来の「医療の方向」というのは、そのような「隠された人間の自己治癒力を高めること」にあると私は思うのですが、現代の医療はなかなかそちらの方向には進んではくれません。

もちろん、そのような試みをされているお医者さんもたくさんいらっしゃると思いますが、製薬会社の存在という「高い壁」を越えるのはなかなか難しいことなのかもしれません。

結局、病気になれば、病院に行き薬をもらうというだけの医療が続いています。

もちろん、適切に投薬しなければならない病気も多くあることは確かですが、過度な薬への依存や、「薬がお守りになっている」状況は、本来の人間の治癒力を落とすだけのような気がします。

まあ、これは自戒の意味もありますが。

それにしても、日本人……少なくとも、1918年当時の日本人の生活スタイルの中に存在していたかもしれない「インフルエンザの致死率を低下させた要素」とは何だったのか。



以上は「IN DEEP」より
日本人は特別な民族であることがこれでもいえるのです。     以上

「がん保険」がんになってもカネが出ない!(6/7)

被害者続出、いったいどういうことだ!「がん保険」がんになってもカネは出ない——2人に1人が「がん」になる時代に、保険会社が儲かるカラクリがわかった

2014年06月23日(月) 週刊現代

週刊現代賢者の知恵

upperline

「がんへの不安が広まると同時に、実際にがん患者は増えているのですから、『がんになったけど、保険に入っていたから助かった』という人は、探せば周囲に一人くらいいるはずです。それは加入を検討している人にとって、広告なんかよりずっと説得力がある。自然に販売促進活動につながっている。保険会社にとってはおいしいですね」

別の保険代理店関係者は、こう言う。

「がん保険への加入を検討する人は、その時点で健康への意識が高い人です。これまで保険を売ってきた感覚から言うと、がん保険に入っている人ががんになる確率は、普通の人の5分の1くらいでしょうか。むしろ、代理店としても『がんになりそうにない、健康な顧客を積極的に集める』というのは暗黙の了解になっています」

健康に意識が高い人ほど、保険でカネを無駄にしてしまうという何とも矛盾した仕組みが作り上げられているのだ。

60歳すぎたら必要ナシ

ちなみに、加入者にとって本当に役に立つ良い商品は、市場にはほとんど出回らないことを顕著に表すこんな話もある。

「国内の中堅生保が'10年に発売を開始したある商品は、当初、給付金の合計が最高3000万円まで出るという好条件の商品でした。人気が非常に高かったのですが、徐々に給付金の額が下げられて、現在は300万円。それでもがんと診断されたら回数に制限なく給付金が下りる点など魅力的な部分は残っていたのに、これでも厳しくなってきたのか、7月以降、新契約については保険料がかなり上がるようです」(保険代理店関係者)

あまりの人気で売れすぎ、採算が取れなくなると、保険会社は儲けを優先させて商品をどんどん「改悪」していく。結果、加入者がより損する商品しか残らない。

前述したように、がんを発症するリスクは歳を取るほど上がっていく。であれば、高齢になってからがん保険に入れば得をするのかというと、そういうわけではない。

たとえば、ある保険会社のがん保険で計算してみよう。がんと診断されたら100万円、手術をしたら1回につき20万円、入院・通院には1日1万円の保障が受けられる商品だ。男性が、30歳から加入した場合、毎月の払込額は約4000円。80歳でがんを発症すると考えると、50年間で計240万円の負担となる。

一方、この保険に60歳から入ったときは月の払込額は1万5000円。80歳までの20年間で計360万円を負担することになる。リスクが高い年代で入ると、その分、加入者の負担は大きくなる。何度も言うが、どうやっても、保険会社が儲かるようになっているのだから当然の結果だ。

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以上は「週刊現代」より

内部被爆の影響は10年後、必ず出てくる

:16人

【「特定疾患(難病)医療受給者証交付件数」が激増~カタストロフの序章】

ライター:tamikotea2さん(最終更新日時:2014/3/25)投稿日:2013/3/28

  • ナイス!:

    2

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【内部被ばくの影響は10年後、必ずでてくる】

(西尾正道・北海道がんセンター院長)

「今後、奇形児が生まれたり、がんが増えたり、そういうことは確実に起こります。」

最近の症例)

鷲塚諫氏(シャープ元副社長)進行性核上性麻痺(パーキンソン病関連)で死去(75)

真柄秀一氏(プレス工業会長)筋萎縮性側索硬化症で神奈川県内病院で死去(65)

大木伸夫氏(京都・演歌歌手)間質性肺炎で死去(88)

松井英男氏(礫川浮世絵美術館館長)進行性核上性麻痺(パーキンソン病関連)で死去(83)

酒井秀幸氏(兵庫・旧丹波農協専務理事) 間質性肺炎で死去(84)

吉村芳生氏(山口・美術家)間質性肺炎で死去(63)

鶴谷嘉武氏(群馬・前県医師会会長)間質性肺炎で死去(69)

モデル・高橋メアリージュン(26)潰瘍性大腸炎

天野祐吉氏(コラムリスト)間質性肺炎で死去(80)

村山元信氏(千葉・毎日書道展審査会員)悪性線維性組織球腫で死去(64)

白石貞雄氏(元住友電設取締役)、間質性肺炎で死去(65)

市川七奈子ちゃん(福岡市博多区)2012年10月脳幹グリオーマと診断、2013年8月他界(3)

堤俊作氏(指揮者)多系統萎縮症で死去(66)

(国内作曲界の重鎮)諸井誠氏間質性肺炎で死去(82)

作家・中村うさぎ(55)、ギランバレー症候群の疑い

山田修爾氏(「ザ・ベストテン」名物TBSプロデューサー)特発性間質性肺炎で死去(67)

土橋正幸氏(日本ハム監督)筋萎縮性側索硬化症(ALS)で都内病院で死去(77)

女優・安奈淳(65)、膠原病の再発

木下光男(トヨタ自動車元副社長)筋萎縮性側索硬化症で愛知県内病院で死去(67)

鈴木義久(元双日常務執行役員)間質性肺炎で神奈川県内病院で死去(61)

ソフトバンク・大隣憲司投手(28)腰手術へ全治1年

〔⇒昨年手術した巨人・越智大祐投手(29)と同じく「黄色靱帯骨化症」

住田良能(産経新聞社前社長)多発性骨髄腫で都内病院で死去(68)

松下陽一(元安田倉庫常務)間質性肺炎で死去(61)

菊池恵美(元西日本新聞社編集局長)間質性肺炎で福岡県内病院で死去(62)

今野東氏(前民主党参院議員、前副復興相)特発性間質性肺炎で死去(65)

女優・鷲尾いさ子(46)(数年前~)原因不明の難病〔専門医:「やがて歩行や会話も困難に」〕

タレント・菊池桃子(45)(2012年1月前~)シェーグレン症候群

〔⇒2001年10月18日に出産した長女(11)も脳梗塞を患い左手足に麻痺

タレント・山田まりや(33)難病IBD(クローン病)の疑い

〔⇒約10年前~原因不明の嘔吐や発熱、貧血〕

~参考~

IBDとは、大腸や小腸に原因不明の炎症を起こす難治性の炎症性腸疾患の総称で、

潰瘍性大腸炎とクローン病の2つの疾患を指す。

(広島県・江田島市出身)

声優・後藤 邑子(37)自己免疫疾患を理由に休養

俳優・安岡力也2006年6月ギラン・バレー症候群、2012年4月心不全で死去(64)

〔2011年2月以前〕

和田アキ子2011年2月シェーングレン症候群の可能性

女優・大原麗子2009年8月6日不整脈による脳内出血で死去(62)

〔1975年にギラン・バレー症候群〔自己免疫疾患〕⇒1999年再発〕

小松千春(女優)2009年7月2日「ギラン・バレー症候群」ブログ告白

女優・釈由美子2009年2月22日「ギラン・バレー症候群」ブログ告白

長嶋亜希子(長嶋茂雄夫人)膠原病&闘病中、2007年9月心不全にて死去(64)

安倍晋三(政治家〔自民党〕)17歳の時に潰瘍性大腸炎、2007年8月再発

川口順子(政治家〔自民党〕 )2007年3月ギラン・バレー症候群

EXILEのMATSU〔松本利夫〕(ダンサー)、2007年1月フジTV番組内でベーチェット病告白

タレント・若槻千夏2006年11月に「神経性胃炎および 潰瘍性大腸炎

女優・池波志乃2006年9月に、フィッシャー症候群

岩城宏之(指揮者)1987年頸椎後縦靭帯骨化症、2006年5月心不全にて死去(73)

絢香(歌手)、デビュー翌年(2006年)膠原病(バセドウ病)、2009年活動休止、2011年復帰

林家こん平(落語家)2005年多発性硬化症

柴田章吾投手(巨人)2004年ベーチェット病

徳田虎雄(医師&政治家)2002年4月筋萎縮性側索硬化症(ALS)〔現在も闘病中〕

佐藤寿人(サッカー日本代表FW、サンフレッチェ広島)2002年ギラン・バレー症候群

徳永英明(シンガーソングライター)2001年5月モヤモヤ病(ウィリス動脈輪閉塞症)

安奈淳(宝塚出身女優)、2000年膠原病の一種である全身性エリテマトーデス(SLE)
芦原英幸 (空手家)、1992年筋萎縮性側索硬化症(ALS)、1995年急死(51)
「ピンク・レディー」のケイ(増田惠子)、1991年頃、膠原病(バセドウ病)
女優・藤田三保子、1978年頃、膠原病の一種である全身性エリテマトーデス(SLE)
木田俊之(演歌歌手)、30歳の頃筋ジストロフィー〔現在も闘病中〕
山中登志子(編集家)、16歳の頃アクロメガリー(先端巨大症)〔現在も闘病中〕

アクロメガリー(先端巨大症)とは?~突然、顔が変わった

川島雄三(映画監督)、1944年頃筋萎縮性側索硬化症(ALS)、1963年肺性心で急死(45)

疾患名

平成22年度

増加数

件数

平成23年度

増加数

件数

ベーチェット病      -403 17,290 1,161 18,451
多発性硬化症 265 14,492 1,648 16,140
重症筋無力症 189 17,314 1,695 19,009
全身性エリテマトーデス(SLE) -999 56,254 3,299 59,553
スモン -128 1,628 -20 1,608
再生不良性貧血 -62 9,417 731 10,148
サルコイドーシス 118 20,268 1,893 22,161
筋萎縮性側索硬化症(ALS) -86 8,406 586 8,992
強皮症、皮膚筋炎及び多発性筋炎 585 42,233 3,600 45,833
特発性血小板減少性紫斑病 -633 22,220 1,571 23,791
結節性動脈周囲炎 415 7,600 1,328 8,928
潰瘍性大腸炎 4,549 117,855 15,688 133,543
大動脈炎症候群 -134 5,438 391 5,829
ビュルガー病 -444 7,147 135 7,282
天疱瘡 91 4,648 437 5,085
脊髄小脳変性症 57 23,290 1,757 25,047
クローン病 761 31,652 3,069 34,721
難治性の肝炎のうち劇症肝炎 -56 210 39 249
悪性関節リウマチ -158 5,891 411 6,302
パーキンソン病関連疾患 2,237 106,637 9,899 116,536
 1)進行性核上性麻痺 - - - -
 2)大脳皮質基底核変性症 - - - -
 3)パーキンソン病 - - - -
アミロイドーシス 86 1,505 231 1,736
後縦靱帯骨化症 356 29,647 2,396 32,043
ハンチントン病 2 798 48 846

モヤモヤ病

(ウィリス動脈輪閉塞症)

107 12,992 1,473 14,465
ウェゲナー肉芽腫症 64 1,671 163 1,834

特発性拡張型

(うっ血型)心筋症

-11 22,123 2,263 24,386
多系統萎縮症 -23 11,096 701 11,797
 1)線条体黒質変性症 - - - -
 2)オリーブ橋小脳萎縮症 - - - -
 3)シャイ・ドレーガー症候群 - - - -

表皮水疱症

(接合部型及び栄養障害型)

-14 315 23 338
膿疱性乾癬 44 1,679 144 1,823
広範脊柱管狭窄症 232 4,218 523 4,741
原発性胆汁性肝硬変 242 17,298 1,756 19,054
重症急性膵炎 -53 1,132 455 1,587
特発性大腿骨頭壊死症 160 13,476 1,204 14,680
混合性結合組織病 12 9,028 911 9,939
原発性免疫不全症候群 -15 1,147 139 1,286
特発性間質性肺炎 215 5,896 1,169 7,065
網膜色素変性症 -656 25,296 1,638 26,934
プリオン病 68 492 14 506
肺動脈性肺高血圧症 288 1,560 409 1,969
神経線維腫症 122 3,112 302 3,414
亜急性硬化性全脳炎 -8 87 4 91
バッド・キアリ(Budd-Chiari)症候群 -16 232 29 261
慢性血栓塞栓性肺高血圧症 183 1,288 302 1,590

ライソゾーム病

(ファブリー(Fabry)病含む) 

30 760 108 868
副腎白質ジストロフィー -3 173 14 187

家族性高コレステロール血症

(ホモ接合体

- 120 21 141
脊髄性筋萎縮症 - 514 105 619
球脊髄性筋萎縮症 - 686 202 888
慢性炎症性脱髄性多発神経炎 - 2,328 658 2,986
肥大型心筋症 - 2,239 540 2,779
拘束型心筋症 - 18 8 26
ミトコンドリア病 - 764 181 945
リンパ脈管筋腫症(LAM) - 335 104 439
重症多形滲出性紅斑(急性期) - 48 10 58
色靱帯骨化症 - 993 639 1,632

間脳下垂体機能障害

(PRL分泌異常症、

ゴナドトロピン分泌異常症、

ADH分泌異常症、
下垂体性TSH分泌異常症、

クッシング病、

先端巨大症(アクロメガリー)、

下垂体機能低下症)

- 11,764 3253 15,017
合計 27,385 706,720 71,458 778,178

http://www.nanbyou.or.jp/entry/1356

平成22年〔2010年〕度(平成22年4月1日~平成23年3月31日)

平成23年〔2011年〕度(平成23年4月1日~平成24年3月31日)

とほぼ全ての「特定疾患(難病)」において「医療受給者証交付件数」が激増。

(注)平成22年度(平成22年4月1日~平成23年3月31日)は
東日本大震災の影響により、
宮城県及び福島県が含まれていない。

⇔逆に言えば、

平成23年〔2011年〕度(平成23年4月1日~平成24年3月31日)

の急増は、 宮城県及び福島県の疾患数増加の寄与度が

それだけ著しいと言う事。 

更に

約6500万人~第二次大戦以後、放射線被曝により命を奪われた人の数

年間1mSv(法定の限度線量)でも2500人に1人は晩発障害で死亡

F1事故前でさえ
自然放射線に加え、広島&長崎原爆、大気圏核実験、チェルノ原発事故
等の人工放射線の影響によって、日本人全体で年間約5万人は晩発障害で死亡
しているわけで、既にF1事故に起因して何人が亡くなったか、
あるいは潜在的、深刻な被曝疾患に罹病したかお分かりになりませんかね?
あと数年後以降にマスコミも事実を隠蔽できなくなるでしょう。

5種のがんの診断から5年後の生存率を全国28の病院別に公開

F1事故前ですら

国民の2人に1人ががんにかかる時代
〔特に、男性では3人に1人、女性は4人に1人がガンで死亡〕
3分の1の患者が5年未満生存。
という厳しい現実を熟知しておかなければ
なりません。

更に、(史上最悪なレベル7クラスの)F1事故後、
今後、東日本を中心に日本国民全員に降りかかるであろう
特に慢性被曝の影響によって、
ガン罹病率は100%、ガン死亡率(特に5年未満生存)は
3分の2に急上昇するのでは?

【チェルノブイリ事故発生から25年間の健康被害まとめ】
【5人に1人が先天障害や慢性疾患~26年目「チェルノブイリ2世」〔遺伝的影響〕】

 

【現在でも200万人の子供達が放射能被害で治療を必要としている ~チェルノブイリ26年目】

(現EU議会環境委員会・副委員長コリーン・ルパージュ氏)

現実には、チェルノブイリの被害は終わっていない。
そして、今後何世代にもわたって、
私たちはその影響に悩まされ続けなければならない。

現在200万人の子供達が放射能による被害で起きた病気への治療を必要としている。
しかし(被害者の数は今後も増え続けることが見込まれることから)、
2016年までは最終的な放射能による重病患者の数を確定することができない。

これらの被曝による被害者達は、
白血病、脊柱や肺への癌、膀胱癌、腎臓癌、甲状腺癌、乳癌といった
放射線障害に苦しめられている。
また、
被曝によって通常より多くの人が亡くなっている。心臓や血管への疾患が発生するからだ。
放射能に汚染されたある地域では、80%にも上る子供達が
心臓疾患、肝臓障害、腎臓病、甲状腺疾患、抗体への異常を抱えている。

また、母親の子宮の中にいる内に被曝を受けて生まれてきた子供達の中には、
脳の発達停止、白内障、遺伝子の突然変異、先天性の奇形、
神経系異常や水頭症などの疾患が発生している。


最も深刻な影響を被っているのは、今日、汚染地域に生活する子供達である。
例えば
チェルノブイリから30キロ以内に位置するイワコフ地区では、
5600人の子供の中でチェルノブイリの放射能汚染による
健康被害を受けていない子供は40人しかいない。

【 障害に苦しむインドウラン鉱山労働者の子供達】 

【若くして老化が急速に進む早老症 「ウェルナー症候群」の原因】

〔チェルノブイリ被害実態レポート翻訳プロジェクト〕

第2章第4節 チェルノブイリ大惨事の影響で加速する老化
老化の加速化は、電離放射線による被曝がもたらす、
よく知られた影響の一つである。
この現象は、チェルノブイリ由来の放射性核種に
汚染されたすべての人びとにおいて、
程度の差こそあれ、はっきりと見てとれる。

チェルノブイリ大惨事によってもたらされた
放射線による老化の影響は、既に数十万人に及んでいる。
そして将来も、この問題は数百万人の人々に関わってくるだろう。

当代の僅かな判断ミスが、

当代のみならず数世代に渡って被害を拡大する事に
多くの日本人が気づいていないわけですよ。
(露ヤブロコフ博士によると、この傾向が約7世代〔約300年〕に渡って続く模様。)

【高線量地域でも低線量地域でも深刻な世代的遺伝子損傷】

(仏ミッシェル・フェルネクス博士)

「難病」等の遺伝性疾患が何世代目に顕在化するかが、

死角となりやすい「劣性遺伝」の最も怖い所です。

特に

【やがて訪れるカタストロフの真相】

と今回の「特定疾患(難病)医療受給者証交付件数」と

対比しながら、未来の日本を思い描いてみてください。

今後更に、

「特定疾患(難病)医療受給者証交付件数」が爆増し続ける

事は言うまでもありません。

【日本の約50年後・・・バンダジェフスキー博士の疫学的予言】

50年を待たずして、

福祉国家としての社会保障制度の破綻はもちろんのこと、

日本民族の滅亡シナリオがリアルに見えてくるでは?

【秋山豊寛氏(2012/6/14)たねまきJ】

約15分~

「ただ問題は内部被曝の問題。
これは政府もなかなか、研究も進んでいないらしいしね。
水や食物を通じて体内が汚染されている問題。
体内に取り込まれた放射性物質自体が、
射程距離は短くてもね、ずっと体内で放射し続ける。
直ちに健康に影響は起こさないでしょうけれどもね、やっぱり数十年後。


もっと怖いのは染色体〔人体設計図〕の異常

(⇒特に性染色体の転座のリピート)

が発生することですよ。
例えば、

私自身がチェルノブイリで見てきたウクライナの病院標本の所に

ものすごい数の、体内で被曝して、まともな形にならずに死産した子供達の標本ですよ。

日本では取材したけれど、そういうのは残酷だという事で放映できませんでしたけれどね、
僕の眼にはしっかり映っていますね、未だに、目をつぶれば浮かんできますよ。
これがやがて福島で起こる可能性があるという、
残酷な話ですよ。

 

チェルノブイリ写真1 

〔⇒写真2~写真7はリンク先参照〕

【米、(親族の同意なく)広島・長崎の被爆赤ちゃん1200人研究利用 ~サンシャイン計画】

『広島と長崎への原爆投下の数年後に、
被爆者の親から死産したり、生後すぐ亡くなったりした赤ちゃんのうち、
臓器標本やカルテが米国に送られ放射線研究に利用された人数が
1200人以上に上ることが4月21日、分かった。』

ABCC(原爆傷害調査委員会)は何をしたか

~2.岡村ヒサさんの証言~
「私は昭和20年当時、尾長町で産院を開業していました。
41歳でした。その頃はまだ家庭分娩が多うございましたが、
だんだん少なくなりまして、昭和30年頃には、皆産院に吸収されました。
何も記録は持っていませんが、奇形がたくさん出ました。
当時はABCCへ、皆報告しなくてはいけないシステムになっていました。
奇形が出ましても、報告するのを嫌う人もございましたので、
しなかったこともあります。

【死の灰の正体-無脳児、単眼児の出産も】

人間の形をしていない物体 昭和26年 長崎 1480m 三菱工場跡

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〔世界は恐怖する「死の灰の正体」(1957年)〕

【湾岸帰還兵251世帯中67%に奇形~「劣化ウラン」の影響でさえも】

「米帰還兵局の報告ではミシシッピ州在住の湾岸帰還兵251世帯
で湾岸戦争後に生まれた子供のうち、67%が目の奇形
あるいは目や耳が欠落して誕生しており、
その多くは血液感染症や呼吸器障害を伴っていた
と発表」

【ファルージャで激増する奇形児-BBC放送から】  (イラク)
【劣化ウラン弾でさえも凄まじい胎児&子供への影響 】 (アフガニスタン&イラク)

苦難の先住民~インド・ジャドゥゴダ・ウラン鉱山

〔ジャドゥゴダでの健康被害〕
「現地先住民たちにさまざまな疾病。
特に子どもたちの先天的障害は深刻な様相。

鉱滓池から1kmの範囲内に7つの村があり
そこでは47%の女性が月経不順に悩み
18%の女性はここ5年以内に流産あるいは死産を経験。
女性の3分の1は不妊であり、住民の間には皮膚病やガン、
先天性異常などが多発。

「顔面裂」とは:

生まれつき組織の一部が裂けた状態を裂と呼び、
母体内で受精卵から顔が形成される過程において何らかの
組織の障害や癒合の不全によって生じると考えられています。

代表的なものは唇裂ですが、これ以外にも顔では様々な裂異常があり、
これらは総じて顔面裂と呼ばれています。

しかし唇裂に比べて発生頻度は圧倒的に少なく「稀な顔面裂」とも呼ばれる。
顔面裂といってもすべてがナイフで切られたように顔が裂けているわけではなく、
単に凹んで見えるだけのものもある。
また、変形の程度も目や鼻などの微妙なズレによって判別できるものから、
顔の骨にも高度の裂が存在するものまで様々。

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「放射能雲が通った、だから福島ばかりじゃございませんで、
栃木だとか、埼玉、東京、神奈川あたり
、だいたい2、3回通りましたよね、
あそこにいた方々はこれから極力、結婚をしない方がいいだろうと。

結婚をして子どもを産むとですね、
奇形発生率がドーンと上がる
ことになっておりましてですね、
たいへんなことになるわけでございまして」
(「日本生態系協会」会長)

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以上は「yahoo,知恵袋」より

10年まだ経ていないにも拘わらず、すでに被爆の健康被害が続出しています。福島原発事故がいかに汚染が酷いかが分かります。  以上

2014年12月12日 (金)

水と空気からディーぜル燃料

水と空気からディーゼル燃料、Audi社が合成ディーゼル燃料をつくる試験工場を開設

櫛谷さえ子=日経テクノロジーオンライン
2014/11/17 17:46
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 ドイツAudi社は、スイスClimeworks社とドイツsunfire社と協力し、合成燃料を生産する試験工場をドイツのドレスデンReickに開設したと発表した。CO2と水と電気を原料に合成した燃料「eディーゼル燃料」を生産する。

 Audi社は、ドイツの連邦教育研究省から資金を得て2年の準備期間を経てこのプロジェクトを進めた。このプロジェクトには二つの重要な技術が組み合わされている。一つはClimeworks社の保有する、周囲の空気からCO2を抽出する技術。もう一つはCO2から合成燃料を作る、sunfire社の「power to liquid」技術だ。

 再生可能エネルギーにより作られた電力を使用し、水を水素と酸素に電気分解する。水素を220℃で二つの化学反応でCO2と結合させ、2.5MPaの圧力をかけて炭化水素化合物の液体を作る。この液体は「Blue Crude」と呼ぶ。

 試験工場では、1日当たり160LのBlue Crudeを生成できる。この80%が合成ディーゼルに変換できる。合成したeディーゼル燃料は、硫黄および芳香族化合物を含まない。さらに高いセタン価を有し、容易に発火する。こうした化学的性質により、化石燃料のディーゼル燃料と任意の割合で混ぜることができる。

以上は「日経テクノロジーオンライン」より

画期的な技術です。早く実用化してほしいものです。    以上

画期的な儀楡津

時期大統領選挙で世界は戦争に近づく

次期大統領選挙で世界は戦争に近づく

Paul Craig Roberts
2014年11月16日

グレン・グリーンウォルドは、ヒラリー・クリントンは悪徳銀行幹部と主戦論者連中の大統領候補であることを明らかにした。https://firstlook.org/theintercept/2014/11/14/despite-cynicism-genuine-excitement-hillary-clinton-candidacy/ パム・マーテンスとラス・マーテンスは、エリザベス・ウォーレンは一般大衆向け選択肢だとしている。http://wallstreetonparade.com/2014/10/hillary-clintons-continuity-government-versus-elizabeth-warrens-voice-for-change/ 国民を代表するような政治家が、選挙戦を行うのに必要な選挙資金を得られるとは私には思えない。もしウォーレンが脅威になれば、支配体制側は彼女をいんちきな罪にはめて排除するだろう。

ヒラリーが大統領になれば、ロシアとの戦争を意味することになろう。ロバート・ケーガンやマックス・ブートの類のネオコン・ナチスが、彼女の戦争政策を仕切り、ヒラリーは、ロシアのプーチン大統領を、アドルフ・ヒトラーになぞらえているのだから、戦争は確実だろう。ミシェル・チョスドフスキーや、ノーム・チョムスキーが書いている通り、戦争は、核戦争になる。

ヒラリーが大統領に選出されれば、金融ギャングや、不当利益を得ている戦犯連中が国家乗っ取りを完了するだろう。乗っ取りは永遠となるか、アルマゲドンまで続くだろう。

ヒラリーが大統領になったら一体どうなるかを理解するには、クリントン大統領時代を思いだして頂きたい。クリントン大統領時代は、一般には良く知られていない形で、世の中を大きく変えるものだった。クリントンは、民主党を“自由貿易”協定、金融制度規制緩和、ユーゴスラビアとイラクへの違法軍事攻撃、ワシントンが今も継続中の“政権転覆”政策を開始して破壊し、彼の政権は、アメリカ国民に対し大義無しに殺傷能力のある武器を使用して、殺戮を贋の捜査で隠蔽した。これがアメリカを、収入と富の巨大な不平等がある、軍事化した警察国家への急降下の道を辿らせた四大変化だ。

一体なぜ共和党が、北米自由貿易協定を望んでいたのかは理解できるが、それに署名し、法律として発効させたのはビル・クリントンだった。“自由貿易”協定とは、アメリカ市場で売られる商品とサービスの製造を海外移転する為に、アメリカ大企業が利用する道具なのだ。製造を外国に移転して、労務費削減で、企業収益と株価格を上げ、株主にはキャピタル・ゲインを、幹部には何百万ドルの業績手当てをもたらす。資本に対する報酬は大きいが、こうした報酬は、アメリカの製造業労働者と都市や州の税基盤を食い物にして得たものだ。

工場が閉鎖され、雇用が海外に移転されると、中流階級の雇用は消滅した。産業、製造業労働組合は骨抜きにされ、民主党の選挙運動資金を提供していた労働組合は破壊された。資本に対する労働者の拮抗力は喪失し、民主党は共和党と全く同じ資金源に頼らざるを得なくなった。その結果が、一党国家だ。

都市や州の弱体化した税基盤が、共和党が公共部門労働組合を攻撃するのを可能にした。現在、民主党はもはや、普通の人々からの労働組合員費で資金を得る政党として存在してはいない。現在、両政党とも、金融部門、軍安保複合体、イスラエル・ロビー、採掘産業と、アグリビジネスといった、同じ強力な既得権集団の権益を代表している。

どちらの党も有権者を代表してはいない。かくして、国民は、金融機関救済と戦争の経費を背負わされ、一方、採掘産業やモンサントは環境を破壊し、食糧供給を劣化させている。選挙では、もはや憲法上の保護が喪失していることや、政府の法律に対する責任といった本当の問題は扱わない。両党は、そうではなく、同性婚や連邦政府の中絶補助金といった類の問題で競うのだ。

クリントンによるグラス・スティーガル法廃止は、更なる規制の除去が続いて、金融制度が、賭けの結果は国民と連邦準備金制度理事会が負担するギャンブル・カジノに変身することを可能にした最初の動きだった。本当の結果は、これからわかるだろう。

クリントン政権の対セルビア人攻撃は、国際法の下では戦争犯罪だったが、戦犯として、裁判にかけられたのは、自国を守ろうとしたユーゴスラビア大統領だった。ランディー・ウイーバー一家を、ルビー・リッジで、ウェイコーで76人を殺害し、わずかな生存者を見せしめ裁判にかけた、人類に対するクリントン政権の犯罪は罰を免れた。かくして、クリントンは、14年間にわたる、ブッシュ/オバマによる、7ヶ国における、人類に対する犯罪の前例を作ったのだ。何百万人もの人々が殺害され、身体障害にされ、強制退去させられたことは、全て容認されるのです。

政府が、自国民を外国人に対して扇動するのは クリントン、ジョージ・W・ブッシュやオバマの成功が実証している通り余りに容易だ。しかし、クリントン政権は、アメリカ国民を自国民に対しても扇動するのに成功したのだ。FBIが、ランディー・ウイーバーの妻と若い息子を、いわれなく殺害した際の、プロパガンダ的なランディー・ウイーバー非難が、政府の責任問題を問うことの置き換えとなった。FBIが、セブンスデー・アドベンティスト教会から分派した宗教運動のブランチ・ダビディアンを、戦車や毒ガスで攻撃し、主に女性と子供、76人を焼き殺した火事を起こした際、クリントン政権は、政府が殺戮した犠牲者に対する、とっびで、裏付けのない嫌疑によって、大量虐殺を正当化した。

こうした犯罪の責任を問おうとするあらゆる取り組みは阻止された。こうした事は、法からの免責を得ようとする、行政府による上首尾の衝動の先例となった。免責は今や日常茶飯事となり、国民を路上や自宅で虐待し殺害することが、地方警察にまで広がった。

クリントン政権から始まった、ワシントンの国際的な無法さについて、ロシアも中国政府も、益々批判を強めている。サダム・フセインの“大量破壊兵器”に関するワシントンのウソは、イラクにおける“体制転覆”という目標や、ワシントンの違法な爆撃や、イラク人の子供500,000人の命を失わせた禁輸、しかもクリントンの国務長官オルブライトは、膨大な命が失われたことは正当化されると述べたことを含めクリントン政権で始まったのだ。

アメリカ政府は、過去、卑劣な行為をしてきた。例えば、米西戦争は帝国になるためのもので、ワシントンは中南米の改革主義者達から、アメリカ大企業の権益を常に守ってきたが、クリントン政権はこの犯罪をグローバル化した。体制転覆は、無謀となり、核戦争の危険をもたらしている。もはや、政権が打倒された、グレナダやホンジュラスとは話が違うのだ。現在標的となっているのは、ロシアと中国だ。ロシア自身のかつての一部、グルジアとウクライナは、ワシントン属国と化した。ワシントンが資金提供しているNGOが、抗議行動を中国本土内に広げ、政府を不安定化させようとして、香港で“学生抗議運動”を組織した。こうした核大国への内政介入の無謀さは前代未聞だ。

ヒラリー・クリントンは主戦論者であり、共和党候補者もそうなるだろう。ワシントンから発せられる、激化する反ロシア言辞や、EUの愚かなアメリカ傀儡諸国が、世界を絶滅への道へと向かわせた。アメリカは“例外的で、必要欠くべからざる”国だという傲慢な信念を持つ傲慢なネオコンは、こうした言辞や経済制裁緩和を、譲歩と見なすだろう。ジョン・マケインやリンジー・グラハムの類のネオコンや政治家が言辞を激化すればするほど、我々は益々戦争へと近づいて行く。

アメリカ政府は今や、いつか犯罪を行いそうな人々の先制逮捕と拘留を奉じているのだから、連中が人類を破壊する前に、ネオコン主戦論者集団丸ごと逮捕され、無期限拘留されるべきなのだ。

クリントン時代には、無数の犯罪や隠蔽工作を記録する多くの本が書かれた。オクラホマシティー爆撃、ルビー・リッジ、ウェイコー、FBI犯罪研究所スキャンダル、ヴィンセント・フォスターの死、麻薬密売へのCIA関与、警察の軍隊化、コソボ、その他諸々。これらの本の大半は、大変な変身が起きているのに、誰もアメリカ統治方式の変身の本性を自覚しなかったので、リバタリアン、あるいは保守的な視点から書かれている。忘れてしまった人々や、当時余りに若くて理解ができなかった人々は、クリントン時代に習熟する、あるいは再度習熟する様に、つとめるべきなのだ。最近、私は、アンブローズ・エヴエンズ・プリチャードの本、Secret Life of Bill Clinton(ビル・クリントンの秘密の生活)について書いた。膨大な証拠を載せているもう一冊の本は、ジェームズ・ボヴァールのFeeling Your Painだ。議会とマスコミは、相対的にさほど重要でない、ホワイト・ウォーター不動産取引や、ホワイト・ハウスのインターン、モニカ・ルインスキーとクリントンの情事に焦点を当てて、大規模な隠蔽工作を支援し、幇助したのだ。

クリントンと彼の腐敗した政権は、多くの重要なことにウソをついたが、モニカ・ルインスキーとの情事に関する彼のウソで、下院は彼を弾劾しようとした。弾劾に値する無数の重要な問題を無視して、ささいな理由を選び、議会もマスコミも、責任を負わない行政府の勃興に加担している。この責任の欠如が、アメリカ国内での専制と、海外での戦争をもたらしたが、この二つの悪がアメリカ全体を包み込んでいる。

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四半期毎のご寄附のお願い

多くの皆様が御承知の通り、数年前に私が引退しようとした際に、読者の皆様は、それを受けいれてくださらなかった。私は、協賛各紙に同時に掲載されるコラムを降りて、皆様にお別れをつげた。皆様が、何千通もの電子メールで、小生の経験と知識を頼りにしておられ、それが現代の出来事を客観的に理解するのに役立っていると言ってこられたのだ。皆様の御意見には説得力があった。私は引退を止め、このウェブサイトを開設したが、皆様から強固なご指示頂いている。

これは皆様のウェブサイトだ。皆様に支持を頂ける限りは継続する。

寄付のためのページ

Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the WestHOW AMERICA WAS LOSTが購入可能。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2014/11/16/next-presidential-election-will-move-world-closer-war-paul-craig-roberts/

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大本営広報部、二大政党制の(小選挙区制の?)仕組みを活用して、野党は連携せよ、と書いている。小選挙区制を止めよとは絶対に書かない。

二大政党制の仕組みが機能すれば宗主国やイギリスになるしかないだろう。

大本営広報部、しゃかりきになって小選挙区制導入宣伝を推進し、今も反省皆無。大本営広報部は、宗主国の宣伝ツールであって、国民の幸福を追求する組織ではない、と改めて、偏見に自信をもった。

地震といえば長野地震、知人どうしておられるだろう。便りがないのはよい便りと思うばかり。電話やメールで煩わせるのは申し訳ないと問い合わせを遠慮している。心配でならないが。

「次期大統領選挙で世界は戦争に近づく」は、そのまま

今回の衆議院選挙で日本は滅亡に近づく」と読み替えられよう。

孫崎享氏、「騙されることを選択する国民、いまこそ、伊丹万作著「戦争責任者の問題」を読んでみたい」と書いておられる。しかし、

○○につける薬はない。

「街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋」の最新記事家畜扱いされる国民 国債破綻織り込み済み総選挙でも、同じような懸念が書かれている。

国債の破綻が既定事項として進められているように見えてならない。
国債破綻は、想像も付かない大混乱を引き起こすだろう。未曽有の国難には挙国一致で対処することになるのだろう。
今回の選挙は、それを織り込み済みで、日本を解体しようとする集団が、4年間の権力を確実にしようとするものだろう。
仮に今回の選挙で安倍政権が維持されるなら、民主的な装いがこらされた、選挙ができるのは、最後の機会になりそうな気がしてならない。

残念ながら、これで、日本は、確実に終わり。

知人から与党政治集会や選挙事務所へのお誘いがまめにくる。一切読まずに宛て先が読めないよう細かく破って捨てている。

知人からそうした案内がくること自体悲しく思う。彼等からみれば小生も愚民。

かくいう小生、しばらく会わなかった知人に連絡し、美術展に同行し、粗餐をおごらせていただいた。

「どこに投票したらいいか全くわからない」というので、

「絶滅危惧種に投票しては?」というと、

「全くの少人数で、何もできないではないか」という。そこで、

「全くの少人数ではなくして、何かできるようにするしかないだろう」と述べた。

これは選挙違反ではないだろうと思う。果たして知人がそういう投票をするかどうか、もちろん全くわからない。

以上は「マスコミに載らない海外記事」より
理想と現実は遠ざかるばかりです。これは人類の限界か?   以上

プーチンを怒らせ大胆にする

★プーチンを怒らせ大胆にする
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 ウクライナ東部で親露派が多いドネツクとルハンスク(ルガンスク)という
2都市は、今年2月にウクライナ政府が極右主導の反露的な政権になった後、
5月に住民投票を行ってウクライナから独立して「ドネツク人民共和国」と
「ルハンスク人民共和国」になることを決めた。さる11月2日には、両「共和
国」の首相と議会議員を選ぶ投票が行われた。ドネツク市民は、今年8月から
指導者の地位にあるアレクサンドル・ザハルチェンコを「首相」に選出した。

http://www.reuters.com/article/2014/11/04/us-ukraine-crisis-rebel-idUSKBN0IO0YJ20141104
Ukraine rebel leaders sworn in, Kiev says peace plan violated

 両共和国を国家として認めている国は、ロシアを含め、世界にまだない(グ
ルジアから分離独立してロシアやベネズエラだけが国家承認した近隣の「南オ
セチア」だけは、両共和国を国家承認している)。ロシアを敵視しウクライナ
を支持する米国政府は、東部2都市の今回の選挙を、ニセモノなので認めない
と宣言した。対照的にモスクワでは、2都市の独立と選挙を支持賞賛する集会
が開かれた。ウクライナの親露派を支援するロシア人は「米欧は自分たちに都
合の良い選挙しか選挙として認めず、民主主義を踏みにじっている」と米国な
どを非難している。

http://wakeupfromyourslumber.com/memo-to-novorossiya-only-us-backed-elections-are-legitimate/
Memo to Novorossiya: Only US-Backed Elections Are Legitimate

http://edition.presstv.ir/TextOnly/detail.aspx?id=384679
US denounces Ukraine vote as 'sham'

 ウクライナ軍と親露派武装勢力の戦闘は、今年8月から親露派が優勢になり、
ウクライナ軍が事実上敗北した状態で、9月に停戦協定が締結された。ウク
ライナ政府は、ロシアが軍隊を越境侵攻させたので親露派が優勢になったのだ
と主張したが、実のところロシアは軍隊を出しておらず、ロシアの元軍人たち
が私服を着てウクライナに越境し、人材的に親露派を支援し、士気が低いウク
ライナ軍から奪った武器を使ってウクライナ軍に勝ったのが現実だった。9月
の停戦以来、東部の親露派は独立傾向を強め、それが11月2日の選挙で「議
会」と「首相」を選出する動きにつながった。

http://tanakanews.com/140905ukraine.htm
ウクライナ軍の敗北

 ウクライナ政府は11月14日、東部におけるすべての政府サービスを停止
した。公立の学校や病院の運営を放棄し、東部住民に対する年金支払いを停止
した。同時にウクライナ中央銀行は、東部におけるすべて中央銀行業務を停止
した。これらは、財政難のウクライナ政府が東部に対する行政サービスを止め
て自国から切り離す現実的な政策であり、東部の分離独立の容認だ。ウクライ
ナ政府は、法的に東部の分離独立を拒否しているが、現実策としては東部の分
離独立を容認している。

http://globaleconomicanalysis.blogspot.jp/2014/11/kiev-effectively-cedes-east-ukraine-to.html
Effectively Cedes East Ukraine to Separatists; Poroshenko Withdraws Hospital and School Funding, Bank Card Operations

http://edition.presstv.ir/TextOnly/detail.aspx?id=386139
Ukraine ends state services in east

http://www.ft.com/cms/s/0/2c168540-5dc3-11e4-897f-00144feabdc0.html
Ukraine, Russia and Europe's bloody borders

http://news.antiwar.com/2014/11/05/citing-election-ukraine-to-halt-pension-payments-to-easterners/
Citing Election, Ukraine to Halt Pension Payments to Easterners

(ウクライナ政府が東部に対する行政サービスを突然停止したことは、独立宣
言した東部の経済を麻痺させ、東部の人々を困らせようとする「制裁」の意図
がある、とも指摘されている)

http://www.zerohedge.com/news/2014-11-16/ukraine-bank-runs-begin-poroshenko-plans-sever-socio-economic-ties-separatist-held-r
Ukraine Bank Runs Begin As Poroshenko Plans To Sever Socio-Economic Ties With Separatist-Held Regions

 ロシア敵視のタカ派が席巻する米議会は、ウクライナが停戦協定を無視して
親露派との戦闘を激化することを希求している。米政府はウクライナへの軍事
支援を増やしている。米国の好戦的な姿勢が、劣勢だったウクライナの軍や極
右民兵を勢いづかせ、ウクライナ側が停戦を無視して親露派を攻撃する動きに
つながっている。

http://wakeupfromyourslumber.com/us-preparing-ukraine-for-new-offensive/
US preparing Ukraine for new offensive

http://www.thenation.com/article/183937/arming-ukraine-very-bad-idea
Arming Ukraine Is a Very Bad Idea

 11月2日のドネツクなどでの選挙の後、ウクライナ側からの攻撃が強まっ
た。しかし米欧の政府やマスコミは、ロシア敵視のプロパガンダに流され、ウ
クライナ側でなくロシア側が停戦違反の戦闘を仕掛けていると報道・発表して
いる。

http://www.bloomberg.com/news/2014-11-05/ukraine-truce-in-peril-as-russia-is-warned-on-sanctions.html
Ukraine Lurches Back Toward Open War on East Fighting

http://www.zerohedge.com/news/2014-11-06/ukraine-begins-large-scale-offensive-donetsk-war-has-resumed-rebel-leader-warns-russ
Ukraine Begins "Large-Scale" Offensive In Donetsk

 ウクライナ東部は軍事的に親露派が優勢だ。ロシアは政府軍を越境侵攻する
必要がない(東部の経済や人材を強化する支援策をやる必要はあるが)。軍事
面では、従来どおりロシアから軍人が「私人」としてウクライナに入国して親
露派を支援する(国際法の範囲内の)やり方で十分だ。最近NATOが「ロシ
ア軍と思われる戦車部隊がウクライナに越境侵攻している」と発表したが、ロ
シア軍であるという具体的な根拠を示していない。ウクライナ政府軍も民兵も
親露派も、ロシア製の戦車や武器を持っている。戦争プロパガンダの要素も加
わり、(意図的に)間違った発表や報道が飛び交っている。

http://www.theguardian.com/world/2014/nov/12/russian-tanks-troops-crossing-into-ukraine-nato-supreme-commander
Russian tanks and troops crossing into Ukraine, says Nato commander

http://www.ft.com/cms/s/0/eecc858c-6bf9-11e4-b939-00144feabdc0.html
Russia army build-up triggers guessing game over aims in Ukraine

http://www.nytimes.com/2014/11/13/world/europe/ukraine-russia-military-border-nato.html
Fears Rise as Russian Military Units Pour Into Ukraine

 10月末には、ロシアの対岸に位置するスウェーデンのストックホルム沖の
海中にロシアの潜水艦が潜行していると報じられ、スウェーデン政府が軍事警
戒を一気に強めるなど北欧に緊張が走った。ロシア政府は、当初から一貫して
自国潜水艦潜行の事実を否定し、自国でなくオランダの潜水艦だろうと指摘し
ていた。しかし欧州ではロシアの脅威を喧伝する大騒ぎが続き、何日か経った
後で、潜行していたのがロシアでなくオランダの潜水艦であることをスウェー
デン政府も認めた。この事件は、ロシアの脅威を欧州で喧伝するために起こさ
れたのだろう。

http://wakeupfromyourslumber.com/red-faced-swedish-navy-calls-off-hunt-for-mystery-vessel-in-baltic-sea-and-is-forced-to-admit-there-was-no-submarine-there-after-all/
Red-faced Swedish Navy calls off hunt for mystery vessel in Baltic Sea

http://www.haaretz.com/news/world/1.621740
Russia: Submarine in Swedish waters was Dutch, not ours

 11月15-16日に豪州で開かれたG20サミットでも、豪州のアボット
首相やカナダのハーパー首相といった右派政権の首相たちが、プーチンを相手
に「ロシア軍のウクライナ侵攻」を強く非難した。ハーパーは、プーチンとの
会談で握手を求められたとき「握手する前に言わねばならないのは、ウクライ
ナから貴国軍を撤退せよということだ」と発言した。プーチンはむっとしつつ
「もともとわが軍はウクライナにいないのだから撤退できない」と返答した。
プーチンの方が正しいのだが、米欧マスコミは「プーチンの孤立」を象徴する
出来事として報じた。

http://www.zerohedge.com/news/2014-11-15/canadas-prime-minister-vladimir-putin-i-guess-ill-shake-your-hand
Canada's PM To Putin: "I Guess I'll Shake Your Hand..." Putin's Response "Was Not Positive"

 米英豪加のアングロサクソン諸国と日本の首脳は、G20サミットの公式の
場でプーチンを非難したが、ドイツのメルケル首相はG20の傍らでプーチン
と2人で3時間も会談した。メルケルは先日、EUとしてこれ以上ロシアを経
済制裁しないとも表明している。先日のAPECで示されたとおり、中国の習
近平もプーチンの強い味方だ。実のところプーチンは孤立していない。

http://www.moonofalabama.org/2014/11/this-putin-isolated-nonsense-is-dangerous.html
This "Putin Isolated" Nonsense Is Dangerous

http://news.yahoo.com/merkel-says-eu-not-planning-sanctions-against-russia-142438464.html
Merkel says EU not planning new sanctions against Russia

 最近、ロシアの南隣にあるグルジアでは、親露的な首相が、米国に接近しよ
うとした親米的な国防相を解任し、これを機に親露派と親米派の連立政権が崩
壊する政治劇が起きている。グルジアは、サーカシビリ前大統領の時代、米国
のタカ派と結託して反露的な動きを展開する国だったが、ロシアと軍事衝突し
て敗北した後、今では目立たない形で親露的な国に転換している。こうした点
から見ても、ロシアは孤立しておらず、むしろ静かに台頭している。

http://www.reuters.com/article/2014/11/04/us-georgia-minister-sacking-idUSKBN0IO1YG20141104
Georgia's premier sacks pro-Western defense minister

http://tanakanews.com/140903russia.php
◆ロシアは孤立していない

(余談だが、G20サミットの集合写真では、中央に写っている豪アボット首
相が、両脇に日本の安倍首相と中国の習近平主席を立たせ、豪州が日中の仲直
りを仲裁することを示唆する並び方になっている。豪州は対米従属である一方、
経済面主導で中国との戦略的関係も強めている。豪中はG20を機に自由貿
易協定を締結した。豪州やその背後にいる米オバマ政権が、日本に中国敵視策
をやめさせたがっていることが感じられる)

http://www.cctv-america.com/2014/11/15/australian-pm-dedicated-to-successful-g20-summit-despite-international-tensions
Australian PM committed to a successful G20 summit despite international tensions

http://www.ft.com/cms/s/0/ddeb8f78-6e0c-11e4-8f96-00144feabdc0.html
China and Australia agree trade deal

http://tanakanews.com/141112japan.php
◆中国敵視を変えたくない日本

 プーチンをことさら攻撃する外交攻勢は、おそらく米国のオバマ政権が主導
している。プーチンのロシアは、ウクライナ問題でも対欧州関係でも、しだい
に優勢になっている。中東問題ではイラン核問題の協議において、ロシアが米
国にとって不可欠な存在になっている。イランが保有する低濃縮ウランをロシ
アが引き取って核燃料に転換し、ロシアがイランに作ってあげたブッシェール
原発の燃料として装填する協約は、今まさに交渉が進んでいるイラン核問題の
解決策の中心をなしている。

http://therealnews.com/t2/index.php?option=com_content&task=view&id=31&Itemid=74&jumival=12641
Russia's Pivotal Role in the Iranian Nuclear Agreement

 オバマがイランを許すことに猛反対するイスラエルを支持する在米右派勢力
は「ロシアの協力がないとイラン核問題を解決できないオバマは、ロシアがウ
クライナで勝手なことをやることを黙認することで、イラン問題でロシアの協
力を得ようとしている」といった見方すらしている。

http://www.nytimes.com/2014/11/11/opinion/roger-cohen-the-iran-ukraine-affair.html
The Iran-Ukraine Affair

 イラン核問題の解決は、オバマ政権8年間の集大成といえる事業だ。そして、
核問題が11月24日に交渉期限を迎える今ほど、オバマがロシアの協力を
必要としている時はない。それなのにオバマは、わざわざ今のタイミングを選
んで、ロシアのプーチンをことさら怒らせる挙に出ている。これは一見、矛盾
している。しかしよく考えると、オバマはむしろプーチンを怒らせて大胆にさ
せた方が、イラン核問題(やその他の国際問題)を解決できる。

http://www.nytimes.com/2014/11/04/world/middleeast/role-for-russia-gives-iran-nuclear-talks-a-possible-boost.html
Role for Russia Gives Iran Talks a Possible Boost

 イラン核問題は、前ブッシュ政権時代の米国が、捏造した根拠に基づいて
「イランが核兵器を開発している」と濡れ衣をかけて制裁したところから始まっ
ている。ロシアは当初、欧州や中国と同様に、濡れ衣と知りつつ米国のイラン
制裁を黙認し、濡れ衣の構図に協力していた。オバマは、濡れ衣の構図で米国
が世界を支配するやり方から脱却したいと考えてきたようだが、濡れ衣戦略は、
米政界の中でもオバマと対峙する軍産イスラエル(タカ派)が主導していた。
世界が米国の濡れ衣戦略を黙認している限り、米国の方から濡れ衣戦略を脱却
するのは無理だった。

http://tanakanews.com/120224BRICS.php
イラン危機が多極化を加速する

 しかし近年、米国の政治的影響力が低下する中で、プーチンはしだいにイラ
ンの肩を持つようになり、イランやその他の反米諸国に濡れ衣をかけて制裁す
る米国のやり方を批判するようになった。今年2月、米国のタカ派が扇動して
ウクライナの親露政権を転覆してウクライナ危機を起こし、危機をロシアにせ
いにして対露制裁を開始し、米国が濡れ衣戦略をロシアにまで広げてから、プ
ーチンの米国批判・イラン支持が一気に強まった。米国がロシアを濡れ衣戦略
で制裁してプーチンを怒らせるほど、プーチンはイランを核問題の解決を主導
して、米国の濡れ衣戦略を無効にしようと、大胆に動く傾向を強める。プーチ
ンを怒らせることは、米国に濡れ衣戦略をやめさせようとするオバマの戦略と
一致するものになった。

http://m.foreignaffairs.com/articles/142278/eric-lorber-and-elizabeth-rosenberg/dont-mistake-russia-for-iran
Don't Mistake Russia for Iran

 米国の対露経済制裁は、ロシア経済を悪化させている。プーチンは、自らの
人気を低下させる経済の悪化を放置できない。プーチンは制裁の悪影響を減ら
すため中国に接近し、経済政治の両面で中露の関係を強化している。中国の上
層部はもともと、今後何十年もかけてゆっくりとアジアの地域覇権国になる戦
略を持っていたが、米国がロシアを潰そうとするのを看過すると次は自国が標
的になると感じ、中露結束によって米国の世界支配に対抗したいプーチンの策
に協力することを決めた。

http://www.zerohedge.com/news/2014-11-07/putin-signs-secret-pact-crush-nato
Putin Signs Secret Pact To Crush NATO

 経済はロシアの弱点だ。米国がロシアを経済制裁したことで、それまで米国
の覇権をある程度容認していたプーチンは、中国の協力を得て、できるだけ早
く米国覇権と別の世界システムを作り、米国に制裁されても露経済が潰れない
ようにする速攻戦略に転換した。

 米国覇権は、米国自身でなく、世界各国の対米従属策によって支えられてき
た。米国の上層部が世界の覇権構造を変えたくてもできない。対米従属の根底
にあるのは「米国は、悪い点もあるが、軍事も経済も圧倒的に強い国だから、
米国覇権体制を容認するしかないんじゃない?」という人々の意識だ。プーチ
ンは、この世界の人々の対米従属の意識をくつがえす潜在力を持っている。そ
のプーチンの力を引っ張り出したのは、ロシアに濡れ衣をかけて制裁した米国
自身である。

http://thediplomat.com/2014/11/time-to-take-the-russia-china-axis-seriously/
Time to Take the Russia-China Axis Seriously

 今後プーチンがどこまでやれるか、まだわからない。最終的に米国のタカ派
に負けて潰されるかもしれない。半面、米金融バブルが崩壊すると、それは自
滅的な米国の覇権崩壊につながり、プーチンが大して強くなくても米国に勝て
るようになる。まずは11月24日の期限までにイラン核問題が解決するのか、
交渉延期するならどういう条件になるのかが注目される。

http://www.haaretz.com/news/diplomacy-defense/1.627029
U.S. says Iran deal 'difficult, but possible'; Israel believes talks will be extended

以上は「田中宇氏」ブログより

米国一国集中からの転換期にあります。大規模な戦争なしに転換することを祈りたいところです。                                    以上

「がん保険」がんになってもカネが出ない!(5/7)

被害者続出、いったいどういうことだ!「がん保険」がんになってもカネは出ない——2人に1人が「がん」になる時代に、保険会社が儲かるカラクリがわかった

2014年06月23日(月) 週刊現代

週刊現代賢者の知恵

upperline

たとえば、2人に1人ががんになるという中で、保険会社は実際には「4人に3人」ががんになる前提で保険を設計する。加入者たちは最初から、そのぶん相当に割高な保険料を毎月支払っているのだ。保険会社のほうは、どこまで行っても損をすることはない。

「数字のトリック」に注意

加えて、前述のように「極力、保険が下りない」ように約款を作っているので、ますます保険会社は儲かる。これが、「2人に1人ががん」の時代なのに、がん保険で保険会社がボロ儲けできるカラクリなのだ。

一般社団法人バトン「保険相談室」代表理事・後田亨氏は、こう言う。

「そもそも契約前に、健診の結果などから加入者をふるいにかけているわけですから、がん保険が役に立つ確率は、一般的ながんの罹患率データとは異なるはず。保険会社の健全な運営のために、リスクを高めに見込むのは構わないとしても、情報開示は不可欠でしょう。

代理店の手数料、保険会社の利益もわからなければ、商品ごとの支払い実績もわからない。まさにブラックボックス。それを明らかにせずに、がんの不安を煽る情報ばかり流しているのでは、怪しい壺を売る商法と大差ありません」

それでも「2人に1人ががん」が事実なら、万が一のための保険として、がん保険に入っておきたい。そう思う人も多いだろう。

ただし、この数字自体が、保険を売る側の都合のいい数字、一種の「数字のトリック」だということにも注意する必要がある。

「国立がん研究センターが出しているがん罹患リスクを年代別に見てみると、たとえば50歳の男性が10年後までにがんにかかる確率は5%。60歳の男性でも、10年後までにがんになる確率は15%。つまり、現役世代だと、がん保険は90%ほどの確率で出番がないと思われます」(前出・後田氏)

がんは老化現象だ。加齢とともに発生率は上昇していく。高齢化に伴って患者数も増加してはいるものの、がん罹患率がとくに高まるのは高齢になってからの話。80歳になってからのリスクを恐れて40歳からがん保険に加入していても、がんになるまでの40年間に払い続ける掛け金は、ほぼすべてが保険会社の儲けになっていると言っても過言ではない。

また、「2人に1人ががんになる」という数字が独り歩きすることが、テレビCMを打つことよりも大きな宣伝効果を上げているという側面もある。前出の保険会社の商品開発担当者はこう本音をこぼす。

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        以上は「週刊現代」より

日本人の癌死の4.4%は放射線検査によるもの

◆X線、CTスキャンも安全ではない

 日本人のがん死の4.4%は放射線検査によるもの

 

放射性物質が出す放射線には、γ線(ガンマ線)という電磁波もあります。

X線やCTスキャンの放射線はこのγ線です。これは、コンクリートの壁でやっと止まるくらい、

透過力があります。なので、肺がんや脳血栓の検査に使われる、X線やCTスキャンに利用されています。

 新聞やテレビに出てくる放射線の専門家はよくX線やCTスキャンと比べて、

「だから、これくらいの放射線は大丈夫」と言います。本当にそうでしょうか?

 しかし、X線を年に何度も浴びたり、同じ部位のCTスキャンを数年間に渡って何度も

取ったりすることは、その部位の発ガンリスクを非常に高めます。

エジソンはX線画像を見ることができるX線透視装置を発明しましたが(1886年)、

その実験台に助手のC.ダリーを使いました。

ダリーは実験のために、両手、両足に何度もX線を浴びました。

 

彼は、皮膚がんを発病し、結局、手術で両手両足を切断後、がんが原因で死にました。

エジソンは「X線が私の助手のダリー氏に有害な影響を与えた……」と気づいて、

すべてのX線の研究をやめました。

その後、学会は、X線の量を少なくし、X線技師が年間に浴びてもいい被ばく線量を決め、

X線をとるときはX線技師は鉛の部屋に避難することが義務づけられるようになるのです。


日本人はヨーロッパの多くの国の人々に比べ、X線、CTスキャンの受信率が非常に高いです。

イギリスの7倍もの頻度です。日本のすべてのがん死のうち、4.4%はこのγ線による検査

(X線、CTスキャン)によるもの、というイギリスの報告もあります。

(A・べリングトン 2004年 『医療用X線による発ガンリスク』)

 

X線検査やCTスキャンは、本来、肺がんが疑われる人、脳の血栓ができている兆候がある人が受けるべきものであり、人間ドッグで健康な人が受けるべき検査ではありません。

ここまで転載元:http://portal311.jimdo.com/2011/06/25/%E4%BB%8A%E7%A7%81%E9%81%94%E3%81%8C%E5%8F%97%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E8%84%85%E5%A8%81-%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%AE%E8%AA%AC%E6%98%8E%E6%96%87%E3%81%A8%E5%9B%B3/

ここから転載元:http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/363.html

07. 2011年3月17日 11:44:35: MiKEdq2F3Q

レントゲン検診での発ガンを疑う例

乳がん検診のくじ引き試験
Can Med Assoc J, v147,p1459,1992

カナダでの乳がん検診の効果を確かめるくじ引き試験
対象:40~49歳の女性5万人、試験期間平均8.5年
触診だけの放置群、触診+マンモグラフィ、年3回の検診群

            放置群   検診群
     総死亡    :156人 - 159人
     乳がん死亡: 18人 ー  29人
           検診群のほうが60%増
http://www5.ocn.ne.jp/~kmatsu/gan.htm

以上は「脱原発・放射能」より

日本は確かにレントゲン検査が多すぎます。必然的なものと思われます。以上

2014年12月11日 (木)

眠りにつく太陽

2014年11月16日


眠りにつく太陽:過去1万年で最も速く太陽活動が低下していく現状に、マウンダー極小期の再来を予測する英国の科学者たち

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▲ 2014年1月17日の英国 BBC Has the Sun gone to sleep? より。


彗星着陸艇フィラエのその後

前回の記事、

彗星の正体の判明はどうなる?:彗星に着陸した探査機ロゼッタの着陸機フィラエが電力不足により稼働できなくなる可能性
 2014年11月14日

で心配されたロゼッタの着陸機フィラエですが、その後、欧州宇宙機関から「休眠状態」となったことが発表されました。

電池切れ…彗星着陸機「フィラエ」が休眠状態 観測・通信ストップ、太陽光乏しく充電できず
産経ニュース 2014.11.15

欧州宇宙機関(ESA)は15日、世界で初めて彗星に着陸した探査機「ロゼッタ」の着陸機「フィラエ」の内蔵電池が切れ、休眠状態になったと発表した。太陽光発電による充電を試みるが、再稼働できるかは不透明。

観測機器やシステムが停止、通信も途絶えた。彗星の内部物質を調べるため表面を約20センチ掘るなどした初期観測のデータは地球に届いており、今後詳しく分析する。


ということで、通信も途絶えてしまったようです。

現在のフィラエの予想される位置

Rosetta-Philae-LandingSite.jpg


ところで、フィラエの親機であるロゼッタも今年1月まで「3年間」休眠していました。
当時の CNN の報道からです。

彗星探査機「ロゼッタ」が再起動に成功、3年ぶり地球と交信
CNN 2014.1.21

宇宙空間で冬眠状態に入っていた欧州宇宙機関(ESA)の彗星探査機「ロゼッタ」が1月20日、約3年ぶりに再起動し、地球に信号を送信した。8月にはチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)に接近して探査を開始する。

ロゼッタは2004年に打ち上げられ、現在は太陽から約8億キロ、木星の軌道を通過した付近にある。かすかな太陽光しか届かない区間での電力を節約するために、2011年6月以来、ほとんどのシステムの電源を落としていた。



このような「休眠」は NASA の探査機や観測衛星ではあまり聞かないですが、その理由は NASA は動力に太陽電池ではなく、原子力電池を使っている探査機が多いためで、欧州や日本は基本としては原子力電池を使用していませんので、こういう可能性は常にあるようです。

太陽電池は、文字通り太陽頼みの動力ですが、今回の記事は、その太陽自身が「休眠」に入ったかもしれないということについてです。




過去1万年で最も速く太陽活動が低下している

現在の太陽活動周期であるサイクル24が異常なほど弱いということ自体については、たとえば、過去記事の、

太陽活動が「過去200年で最も弱い」ことが確定しつつある中で太陽活動は復活するか
 2013年10月21日

など何度か記したことがあるのですが、今度は 200年というような単位ではなく、「1万年」という大きな単位が出てきています。これは冒頭の BBC の記事の中で、イギリスの科学者たちなどが「現在の太陽活動は過去1万年で最も速く低下している」というようなことを言っているのです。

この BBC のニュースは動画ですので、言っていることを正確に書けているかどうかわからないですが、マイク・ロックウッド(Mike Lockwood)教授という方や、英国ラザフォード・アップルトン・ラボラトリーという科学研究所の宇宙物理学部門局長のリチャード・ハリソン(Richard Harrison)という方などが、現在の太陽活動の状況は過去1万年で最も速く低下し続けているとして、

「今後、40年以内にマウンダー極小期と同じような活動状態となる可能性は 20%」

と述べています。

さらに、

「太陽は異常な小康状態にあり、眠っていると表現してもいい」

として、そのことに多くの科学者たちが戸惑いを見せているというものです。

これらの主張は現在の太陽活動そのものが過去1万年で最も弱いという意味ではなく、「低下する勢いが異常に速い」ということを述べているのだと思われます。

下の図は、太陽黒点の正確な観測が始まった 1755年から 2013年までのすべての太陽活動周期の太陽活動の強さを比較したものです。

ss-1-24-com-03.gif
太陽活動が「過去200年で最も弱い」ことが確定しつつある中で太陽活動は復活するか


過去の約 260年間では、1823年から 1833年までの太陽活動周期サイクル6が最も太陽活動が弱かったことを示していて、現在のサイクル24は 1800年代の初めころから 200年ぶりほどの活動の弱さを見せている(黒点が少ない)ということになっています。

つまり、現在の黒点活動だけからいえば、「過去1万年で最も弱い」というようなことはまったくないのですが、「活動の低下の速度が過去1万年で最も急激だ」ということのようで、このままのペースでいくと、マウンダー極小期のような、太陽活動が極めて弱い時代が訪れても不思議ではないということのようです。




マウンダー極小期の時代を改めて振り返る

ちなみに、マウンダー極小期という言葉は、 In Deep に、わりと頻繁に出てくる単語ですが、私本人も年代とか起きたことを忘れがちですので、 Wikipedia の説明を抜粋しておきます。

マウンダー極小期とはおおよそ1645年から1715年の太陽黒点数が著しく減少した期間の名称で、太陽天文学の研究者で黒点現象の消失について過去の記録を研究したエドワード・マウンダーの名前に因む。

マウンダー極小期中の30年間に、観測された黒点数は、たった約50を数えるだけであった。通常であれば4万~5万個程度が観測によって数えられるであろう期間である。


というもので、もしこの研究者の名前がエドワード・マウンダーでなく、チュリュモフ・ゲラシメンコとかいう名前だった場合、大変に覚えにくい極小期となっていた可能性があります。

それはともかく、その 30年間の地球の気候がどのようなものだったかというと、

> この時期のヨーロッパ、北米大陸、その他の温帯地域において冬は著しい酷寒に震え、暦の上では夏至であっても夏らしさが訪れない年が続いた。

日本の場合は、

> この時期の日本(江戸時代初期)は周期的に雨が多い湿潤な気候であった。

というような曖昧な説明しかないのですが、北半球の平均気温は、通常より 0.1 ~ 0.2度低下したとされているようで、この 0.1度などという小さな数値を見るかぎりは、そんなに激しい寒冷期でもなかったようにも感じます。

というより、実は「地球の気温は太陽活動と関係なくあがったり下がったりしているのではないか」というような、やや暴論気味のことも言えるのではないかと思える部分もあるのです。

それは、最近の記事、

西暦1750年頃に「何らかの理由」で小氷河期の入口の手前から救われた人類
 2014年11月08日

に載せました「 2000年間の気温の推移(加重平均)グラフ」を見ても、そう思える部分があります。

1750-up-001.gif
Climate Audit


西暦が始まって以来、何の影響によるものなのかはわからないですが、1700年代にかけて、どんどんと気温は落ちていき、そして、1700年代中盤に「突如」として気温は上昇を始めるのです。

その一方で、マウンダー極小期には「地球の受ける日射量は非常に少なかった」ということも、過去記事の、

太陽活動の過去と現在のデータが示す「新しい極小期」の到来の可能性と、新しい小氷期時代の始まりの可能性
 2014年11月11日

に載せました東京大学宇宙線研究所の科学者の書かれた論文の中にあるマウンダー極小期の地表の日射量のグラフを見ると、確かにこの時期の地球は、通常に比べて受ける太陽光量が非常に低かったことがわかります。

maunder-sun-beam1.gif
中世の温暖期と近世の小氷期における 太陽活動と気候変動


この論文では、気候変動(10年変動)の要因として、

・日射量 0.1%
・紫外線 3%
・宇宙線 15%


となっていますが、他の部分が示されていないことからもわかるように、結局のところ、「気温の変動の理由はよくわかっていない」という面は強いようです。

火山噴火の影響もありますでしょうし、あるいは地熱の変化や海水温の変化などの関係もあるかもしれないですし、地球の気温の変化の仕組みを完全に解明するのは不可能に近いことのように思えます。

ただ、天候の話としては、

「宇宙線が増えると、雲が増える」

ということは理論はともかく、データでは科学的に間違いないはずで、そうなると、自然に、

「宇宙線が増えると、雲が増え、雨が増え、晴天が減る」

ということになり、上のマウンダー極小期の時代の説明にあった「この時期の日本は周期的に雨が多い湿潤な気候であった」というのも納得できます。湿潤というと、農作には良さそうな響きですが、マウンダー極小期は日照が決定的に少なかったのですから、農作は大変だったと思われます。

それは当時の飢饉の多さなどでもわかります。




当時の飢饉と気温の関係

江戸時代の飢饉のうち、マウンダー極小期(1645年から 1715年)に起きたものとしては、

寛永の大飢饉 1640年から 1643年
元禄の飢饉  1691年から 1695年


がありますが、ただ、江戸四大飢饉と呼ばれる、

寛永の大飢饉 原因は全国的な異常気象(大雨、洪水、旱魃、霜、虫害)
享保の大飢饉(1732年) 原因は冷夏と虫害
天明の大飢饉(1782年~1787年) 原因は浅間山、アイスランドのラキ火山の噴火等による冷害
天保の大飢饉(1833年~1839年) 原因は大雨、洪水と、それに伴う冷夏


のうち、寛永の大飢饉以外は「マウンダー極小期の後に起きている」ということもあり、太陽活動の著しい減少と冷夏の関係、あるいは、それによる飢饉の関係は必ずしもシンクロしているというものでもないようです。

ただ、上のほうに載せました加重平均による気温の推移のグラフを見ますと、江戸の四大飢饉の時期は、「過去 2000年間の気温の最低期間」のあたりであることがわかります。

area-average-2.gif


この江戸四大飢饉の中でも、天明の大飢饉は本当に凄まじいものだったようで、Wikipedia によりますと、最も被害が多かった東北他方を中心として、

飢餓と共に疫病も流行し、全国的には1780年から86年の間に92万人余りの人口減をまねいたとされる。


とあります。

ちなみに、当時の日本の人口は、

・1780年 2,601万人

・1786年 2,509万人
(6年間で約 100万人減)


となっていて、当時なら通常増え続けていたはずの人口が「6年間で 100万人減る」ということになっているのですが、飢餓と病気の流行による死者が多く含まれていると思われます。

また、上のグラフに西暦 500年代の中頃にマルをつけていますが、この時期は、過去記事、

21世紀も「太陽が暗くなる時」を経験するのか? : 全世界が地獄の様相を呈した6世紀と酷似してきている現在に思う
 2013年07月15日

などで記したことがある、西暦 535年から数十年に渡って続いた世界中での飢饉と感染症の流行の時期です。

英国のジャーナリスト、ディヴィッド・キースの著作『西暦535年の大噴火―人類滅亡の危機をどう切り抜けたか』は、その時期の地球に何があったのかを追求した著作ですが、当時の地球上は、この著作から引用すれば、

資料、年輪、考古学資料のすべてが6世紀中期は、異常な悪天候に見舞われた時期だったことを指し示している。日光は薄暗くなり、地球に届く太陽熱は減少し、干ばつ、洪水、砂嵐が起こり、季節外れの雪と特大のひょうが降った。


これがほぼ世界中で起きていたようです。

そして、この現象は徐々に起きたのではなく、記録では西暦 535年を境に唐突に始まったという感じがあり、その理由として、

・インドネシアのクラカタウ火山の大噴火
・小惑星の地球への衝突
・彗星の地球への衝突


のどれかではないかということを上げていて、中でも西暦 535年のクラカタウ火山の大噴火が原因だったのではないかと著作では述べられています。

この時期の太陽光の様子がどのようなものだったのかは当時の東ローマ帝国の歴史家の記述からもわかります。

歴史家プロコピオスの西暦 536年の記述より

昼の太陽は暗くなり、そして夜の月も暗くなった。太陽はいつもの光を失い、青っぽくなっている。われわれは、正午になっても自分の影ができないので驚愕している。太陽の熱は次第に弱まり、ふだんなら一時的な日食の時にしか起こらないような現象が、ほぼ丸一年続いてしまった。月も同様で、たとえ満月でもいつもの輝きはない。


それでも、気温の推移を見る限りは、西暦 1200年頃からは「そんな6世紀よりも寒い時代になっていった」ということになりそうで、中世というのはなかなか厳しい時代だったのかもしれません。

それにしても、マウンダー極小期の気温の低下が 0.1度などのものだったことを考えますと、「本当の氷河期」というのはやはりすごいと思います。下のグラフは、フレッド・ホイル博士の著作『生命はどこからきたか』にあるものです。

iceage-2000.gif
・過去記事「良い時代と悪い時代」より。


1万年前より先の氷河期は平均気温として今より 10度以上も低いという時代だったようで、こうなると、「生きるか死ぬかという時代」というフレーズも馴染みます。




約1,000年のサイクルで大きく上下にふれる平均気温

ところで、上のグラフで、氷河期が終わった1万年前から現在に至るまでは、約 1,000年の周期で平均気温が5~6度近くも上下していることがわかります。

マウンダー極小期の 0.1度などの変動を考えると、これは大変な気温の変動ですが、フレッド・ホイル博士は、この原因に「彗星」を挙げています。

著作より抜粋します。

『生命はどこから来たか』 エピローグより

氷河期が終わった紀元前八〇〇〇年(一万年前)頃からの地球の気温の変遷を調べてみると、約一〇〇〇年周期の変動があることがわかる。図に示すように気温は三~六度Fの間で変動している。

地球だけ考えていてこのパターンを説明するのは難しいが、彗星の衝突を考えるときれいに説明できる。地球上空もしくは地球の近くでバラバラになった彗星は成層圏に塵をまき散らし、太陽光線を錯乱するようになる。

その結果、太陽光線の届く量が減少し地表温度が下がる。計算によると温度を五〇度F(※ 摂氏で約10度)下げるために必要な塵の量は現在の一〇〇〇倍も必要ではなく、これは今まで述べてきた彗星の衝突を考えれば可能である。


そんなわけで、地球の気候の変動の要因というのは、複雑でそのシステムはいまだに多くのことがわからないわけですが、しかし、現在の太陽活動が、英国の科学者たちが言うするように、「過去1万年クラスでの低下を見せ続ける」というようなことになっていった場合、それなりに社会生活に影響は出るものだと思います。

太陽活動が長く弱いままだと、地球へ到達する宇宙線が太陽からの磁気などに遮断されずにどんどんと地球へ到達するので、とりあえず、曇と雨天が増えると思うのですよね。

晴天の日が減っていく。

そんな時代が何十年も続けば、まず農作が厳しくなります。

農作はいつの時代でも基本的にすべての食糧の根源、つまり「人間が生きていく根幹」ですので、そこに問題が生じると、それだけでも社会は混乱するように思います、

そして、「病気」も増えると思います。

病気に関しても、人間の感染症への抵抗力を牛耳っているものは数多くあるでしょうけれど、代表的なものに、ビタミンDと白血球(好血球)があります。

その中でも、ビタミンDは、

ヒトにおいては、午前10時から午後3時の日光で、少なくとも週に2回、5分から30分の間、顔、手足、背中への日光浴で、十分な量のビタミンDが体内で生合成される 。

ビタミンD - Wikipdia


というように「太陽だけで」人間に必要な分が作られ、ビタミンDの感染菌への抵抗力は侮れないほど強いものだとされていて、太陽が人間に与えてくれた「病原菌への対抗物質」だと言えると思います。

風邪やインフルエンザが冬に流行しやすいのは「冬は紫外線量が少ないためヒトの体内のビタミンDが減る」ということもひとつの原因であることが最近の医学でわかってきたことが、医療ニュースなどにも普通に掲載されるようになってきています。

ですので、太陽光が減ると、人間は感染症にかかりやすくなると言ってもいいのかもしれません。

ただ、白血球(好血球)と太陽の関係は逆となり、「世界中で蔓延する「謎の病気」の裏に見える太陽活動と白血球の関係」という記事などで書いたことがありますが、データでは、「太陽活動が活発になると、白血球が減少する傾向にある」ということになりまして、その原因はともかくとして、データだけを見ると、太陽活動が強い時には、免疫をつかさどる好血球が減少気味になり、病気が流行しやすいことが示されています。

ちなみに、現在の太陽活動は、全体としては弱いながらも、ある程度強い黒点活動が続いているといえる時ですので、今年はずっと「病気の時代」的な状態が続きましたが、これから紫外線が減っていく中で「さらに感染症が増えそう」というような可能性もあります。

風邪とかインフルエンザとか、あと、いろいろな感染症が世界中で流行した今年でしたが、これからの冬もそれは継続、あるいは拡大しそうです。

そして、少し長いスパンで見た場合、これからの地球が、マウンダー極小期の時のような、あるいは、江戸時代の飢饉の時代のような天候となっていった場合、私たちは今とは少し違う生活をしていかなければならない未来を迎えるかもしれません。



以上は「IN DEEP」より
今の異変は今の人類にとっては初めてとなる78万年ぶりの「地球大異変」期にあります。
太陽活動もその一環です。その視点から観察する必要があります。以上

アメリカ・ビジネス界のユダヤ人の実態・世界で成功するユダヤ人が多いのは何故か?

 

■■おまけ情報 2: 世界で成功するユダヤ人が多いのはなぜか?

●これもオマケの話である。

世界で成功するユダヤ人が多いのはなぜか?

ユダヤ人のラビ(ユダヤ教指導者)であるマーヴィン・トケイヤーは、著書『ユダヤ人の発想』(徳間書店)の中で次のように述べている。

長くなるが、参考までに紹介しておきたい。

 

 
ラビ・マーヴィン・トケイヤー

1936年にハンガリー系ユダヤ人の家庭に
生まれる。1962年にユダヤ神学校でラビの資格
を取得。1967年に東京広尾の「日本ユダヤ教団」の
初代ラビに就任。1976年まで日本に滞在し、ユダヤ人と
日本人の比較文化論を発表。早稲田大学で古代ヘブライ
文化を教えたこともある。アメリカに帰国後、ユダヤ人
学校の校長を歴任。現在ニューヨーク在住。

 

◆「ユダヤ人の人口は、世界人口に対して0.38%にしかならない。それなのにユダヤ人は人類のエリートとなっている。ノーベル賞をとってみれば、1901年以来今日まで、経済で60%以上、医学で20%以上、物理で20%以上、化学で10%以上、文学で10%近くの受賞者がユダヤ人である。本来ならば、1600万人しかいないのだから、人口比からいけばノーベル賞を一つも取ることができなくてもおかしくはないはずである。」

◆「ユダヤ人というと、日本では一般的に『金儲けがうまい』というイメージが強い。しかし、ユダヤ人は世界の中で最も知的生産力が高い人間であるといえよう。それだから、ユダヤ人は知的な努力を通じて、ほとんどあらゆる分野において上の下か、中の上以上の地位を占め、そうした生活を楽しんでいる。ユダヤ人はただ努力するだけではなく、適応性が豊かで、創造力に富んでいるのだ。

〈中略〉

ユダヤ人は物質的に恵まれることのない社会制度のもとで長い間暮してきた。それにもかかわらず、ユダヤ人は成功する例がきわめて高かった。それは、なぜだろうか。いうまでもなく、その原因はユダヤ人がまず自分を創造するからである。ユダヤ人にとっては、自分をつくり出すことが最も大きな財産となる。そして、このようなユニークな創造力は、ユダヤ的な物の見方や、生活の仕方から生まれてきたのである。もしユダヤ人がいなければ、今日の現代世界はなかったとすら言ってもよいだろう。ユダヤ人は近代に入ってから世界を改革するとともに、科学、政治、芸術などあらゆる面で新しい世界を生み出す原動力となってきた。」

◆「ここで思いつくままに、ユダヤ人の名前をあげてみよう。

まず政治関係のグループとしては、1878年から1880年にかけてイギリスの名宰相といわれたベンジャミン・ディズレーリ。ドイツの近世社会主義者のエドアルド・ベルンシュタイン。ドイツの経済学者であり、社会主義者であったローザ・ルクセンブルク。1954年にフランスの首相を務めたピエール・マンデス・フランス。あるいは日本でも過激派学生の信仰の的となっているキューバの革命家エルネスト・チェ・ゲバラ。ロシア革命に戻ればレオン・トロツキー、グリゴリー・Y・ジノビエフ、レオ・B・カーメネフがユダヤ人であった。

ビジネス界で私の頭にすぐ浮かぶ名前といえば、まずイタリアの『オリベッティ社』の創立者であるカミロ・オリベッティ。フランスの自動車会社『シトロエン』の創立者であるアンドレ・G・シトロエン。アメリカであれば、音と電波の帝王といわれ、『RCA』の創立者であり、『NBC』に長く君臨したデービット・サーノフ。有名な化粧品会社『ヘレナ・ルビンシュタイン社』の創立者であるヘレナ・ルビンシュタイン。一流広告会社の『グレイ社』を創立したローレンス・バレンシュタイン。

学者について何人か列挙していけば、結核菌、コレラ菌の発見者ロベルト・コッホ。フランスの哲学者アンリ・ベルグソン。エスペラント語を創り出したポーランド人のラザロ・ザメンホフ。ストレプトマイシンの発見者であるアメリカのセルマン・ワクスマン。心理学者、社会哲学者あるいは作家として有名なエーリッヒ・フロム。物理学者で原子爆弾の父といわれるロバート・オッペンハイマー。経済学者で合衆国連邦銀行の理事長を務めたアーサー・F・バーンズ。同じように経済学者としては、今日活躍しているミルトン・フリードマン、ポール・A・サミュエルソンといった名前が頭に浮かぶ。

マスコミの世界では、イギリスの『ロイター社』をつくったT・J・バロン・ロイター。『ニューヨーク・タイムズ』を保有してきたザルツバーガー家。また、コラムニストとして有名なウォルター・リップマンをはじめ多くの者がいる。

音楽家であればメンデルスゾーンをはじめ、ブルーノ・ワルター、アルトゥール・ルービンシュタイン、ヤッシャ・ハイフェッツ、ジョージ・ガーシュイン、ウラジミール・ホロビッツ、レナード・バーンスタイン、アイザック・スターンなど多数。ほかに、ベニー・グッドマンやアービング・バーリンがユダヤ人である。

アービング・バーリンについては、皮肉なことがある。今日キリスト教徒の間でクリスマスの歌として最も親しまれている『ホワイト・クリスマス』の作曲者は、ユダヤ人であるアービング・バーリンなのだ。もちろん、ユダヤ人はキリストを神として認めていないので、クリスマスを祝うことはない。

いずれにしろ、歴史上、各界で活躍したユダヤ人のリストをつくれば、膨大な人名録が出来上がるだろう。ここであげたのは、私がいま思いついた名前にしかすぎない。」

◆「日本ではしばしばユダヤ人は『ずるい商売』をするといわれている。これは終戦後、まだ日本がお土産用のライターとか、竹で作ったクマデといった雑貨類を輸出の中心としていたころの経験に根ざす偏見である。占領下の日本にはじめて乗り込んできたのは、ユダヤ商人たちであった。彼らユダヤ商人たちは容赦なく買いたたいた。これは、日本人とユダヤ人のビジネスにおける正直さ、あるいは正当さをめぐる考え方のちがいが原因となっている。

商人ができるだけ安い値段で買いつけ、できるだけ高い値段で売りつけたいとするのは、当然のことである。これは、ユダヤ人だけに限ったことではない。日本の会社でも、営利事業である以上は変わるところがないはずである。 〈中略〉 ユダヤ人にとっては、物をできるだけ高く売り、そして買うときはできるだけ安く買うことは、少しも悪いことであるとは考えられていない。もし相手が、高く買うのが嫌だったり、あるいは買いたたかれるのが嫌だったら、それを主張すればいいのだ。」

◆「誰だって富──財産を残したいと思っている。ところがキリスト教徒や日本人は、それを口にしない。一方ユダヤ人は、金のことを口にするのを恥じない。どちらが自然だろうか。

ユダヤ人は金を道具だと思っている。道具に支配される者はいない。だから道具はできるだけ多く持っていたほうがよい。これはユダヤ人の金に対する態度を物語っているよりも、ユダヤ人の自然な、無理のない考え方を示しているといったほうがよいだろう。

金をたくさん持っているというのは、誰にとっても愉快なものである。ユダヤ人は金を、キリスト教徒のように汚いものとして蔑んだりしない。金はよいものであると考えている。」

◆「日本ではどちらかというと、金について気前のよい人間が喜ばれる。清貧とか、あるいは江戸っ子は宵越しの金を持たないといったように、金に全く執着を持たない人間が美化されることが多い。

しかし、ユダヤの伝統の中には、日本人が好む『清貧』といった考え方は全くない。貧しいということは、蔑みの対象とはならないが、自慢できることではない。また、ユダヤの伝統の中には、金を汚いものだとする考え方も、全く存在しない。金に対する健全な考え方があるのだ。これはまた、ユダヤ人の現実主義にもかなうものである。」

 

以上、ラビ・マーヴィン・トケイヤー著『ユダヤ人の発想』(徳間書店)より

 

 

 以上は「ユダヤ人の発想」より


核戦争の可能性

核戦争の可能性

Paul Craig Roberts
2014年11月11日

大半のアメリカ人は、神話の中で暮らしているが、こうした神話は事実の影響を受けない。アメリカ人には、自分の先入観に合わない情報に出くわすと激怒する連中がいる。私は、新聞社で働いていた頃、読者からの手紙で、こうしたことがわかりはじめたが、同じ 譴責は、電子メールや、ウェブサイト・コメント欄でも続いている。

郵便や電子メールは、読者が筆者を酷評し、うっぷんをはらせるようにする手段だが、コメント欄では、集団で攻撃して、筆者を誹謗するだけでなく、ウェブサイト読者全員に私憤を読ませることが可能なのだ。

私が、このコラム記事転載を承認している、OpEdNewsやInformation Clearing House等のウェブサイトでは、荒らし連中や、様々な変人や、レーガン憎悪者や、無知な連中が、コメント欄で、私を誹謗し、評判を傷つけ、私が書いたものを歪曲し、私が読者に提供している情報を潰す為、最悪のことをしでかしている。荒らし連中やその同類は、真面目な欧米マスコミの不在を補おうとする様々な筆者達に対し、同じことをやっている。誰が攻撃されているか、お考え願いたい。売女マスコミのニューヨーク・タイムズや、ワシントン・ポストや、Fox Newsではないのだ。例えば、ジュリアン・アサンジや、グレン・グリーンウォルドだ。一人は強姦者だとされ、もう一人は文書窃盗の共犯者にされた。

私にはコメント欄の意味が全くわからない。コメントは、相も変わらず、筆者を称賛したり、くさしたりする投書か、あるいは、自分達が余り良く知らない主題を巡り、読者間の言葉で殴りあうような論争だ。

サイトにコメント欄があるのは、読者を引きつけて、ビジット、あるいは“ヒット”を増やし、サイトを広告主に売り易くする為だという主張を聞いたことがある。とはいえ、例えば、Information Clearing Houseは広告を掲載しておらず、OpEdNewsの記事に対して投稿されるコメントの率はごく僅かで、記事を読んだ読者の1パーセントでしかない。そこで私は、コメント欄をおいておく理由なる主張は、不合理だと結論づけている。

コメント欄は、新聞編集者への手紙のようなもので、読者が意見を言えるようにするためだという向きもある。だが印刷媒体の編集者は、手紙をよく読み、何か意義のあるものだけを公表している。ウェブサイト・コメント欄で、ありとあらゆる阿呆や、荒らし連中が、筆者の記事を読む人々に対して、意見を言っているのは、それとは違う。

新聞編集者達の解決策が完全だったと申しあげたいわけではないし、この発言で、コメントされる方々全員を、一派ひとからげで非難するつもりもない。言いたいのは、コメント欄に書きこむ為には、筆者より遥かに多くの知識や、学問や、より開かれた精神が必要だということだ。新たな情報や、分析、あるいは主流意見と異なる視点を、読みやすい記事でご提供するには、時間も思慮も大いに必要だが、中傷や、とんでもないことなら瞬時で書ける。

荒らし連中は、偽名やペンネームを使って、自分の正体を隠すことが多い。良くある手法は、著者が言っている内容でなく、著者個人を攻撃することだ。例えば、荒らし連中は、進歩的な左翼サイトで、悪のレーガン政権で働いた人物で、それゆえ信用できない人物だと、私の“正体を暴いている”。保守系サイトでは、私は、CounterPunchに記事を書く左翼だと“暴露”されている。筆者の正体を暴く、こうした行為は、そうした情報を無視したいので、先入観と合わない情報は聞きたくない連中の役にたつ。

サイトの中には、筆者も書き放題、攻撃もし放題にしているものもある。RTに、サイト報道に対する、荒らし連中による反論のし放題にしているコメント欄があるのは不可解だ。自己否定をするサイトの意義は、一体何だろう? コメント欄があるサイトは、実際、政治的な既得権集団が、そのサイトの報道や、筆者達をおとしめるのを認めていると同じことだ。サイトを評価するだけの実績が明らかでない匿名読者に、記事の評価を認めるサイトもある。ごく少数の読者しか参加しないので、サイト評価は、きわめて少数の正体不明の連中によって、決められかねない。

大統領や、政府高官や、売女マスコミ連中や、警官やら、強欲銀行幹部の不正の責任を、私が問うているのと同様、荒らし連中や、その同類の責任を、私は問うているのだ。

今年、いくつかのコラムで、ロシアやプーチンの意図に関する、ワシントンによる一貫した攻撃的なウソや、選挙で選ばれたウクライナ政権を打倒し、ワシントンの傀儡を据えつけたワシントンによるクーデターや、戦争を引き起こしかねない、無謀で危険な行為である、ロシアに対する軍事的熱狂に、NATOをワシントンが追い込んでいるのを指摘した。

荒らし連中は、こうした懸念を、破滅の予感やら、自国政府に対する不信の餌食となった常識を失った人物がわめき立てていることにしてしまう。連中は、核戦争は、不合理で、それゆえ、起こり得ず、社会の大惨事を予言する人など無視すべきだと言うのだ。ネオコンが、核兵器と、その使用を擁護し、大多数のアメリカ人が、プーチンは“暴漢”で“ヒトラーよりひどい”というプロパガンダを真に受け、ニューヨーク・タイムズが“アメリカ、核兵器の本格的更新を計画”と報じている事実にも関わらず。http://www.nytimes.com/2014/09/22/us/us-ramping-up-major-renewal-in-nuclear-arms.html?_r=1

理性的で洞察力ある人物で、アメリカの良心役を長らくつとめてきたノーム・チョムスキーが、ワシントンが、世界を核戦争に追いやりつつあると感じる、社会の大惨事を予言する人々の一員に加わってくれたことを嬉しく思っている。

チョムスキーの意見はここで読める。http://rt.com/news/203055-us-russia-war-chomsky/

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2014/11/11/prospect-nuclear-war-paul-craig-roberts/
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郵便や電子メールは、読者が筆者を酷評し、うっぷんをはらせるようにする手段だが、コメント欄では、集団で攻撃して、筆者を誹謗するだけでなく、ウェブサイト読者全員に私憤を読ませることが可能なので、ポール・クレーグ・ロバーツ氏を見倣って、コメント公開は慎重にしている。コメントが「公開されない」とご不満の方は、ご自分のサイトに掲載頂くよう、お願いする。

先日知人から『続・100年予測』という本を頂いた。「面白いですよ」ということだった。この知人の推薦にウソはない。

ただし「面白い」というより、「不快」といった方が、正しいかも知れない。
宗主国の施政方針が、きわめて具体的に書かれている。
頂いた本は、2014年9月刊のハヤカワ・ノンフィクション文庫だが、元々は、2011年6月に『激動予測』という書名で刊行されたもの。

筆者ジョージ・フリードマン、ストラトフォーのトップなのだから、宗主国支配層の考えとかなり重なるだろう。

彼等が、国内や、外国で実行している作戦の背景が何となく見えてくるような気がする。

185-186ページに、こういう文章がある。

アメリカは旧敵が息を吹き返さないよう、心臓に杭を打ちこむべきだった。分離独立運動を支援するか、経済的圧力を加えるなどして、ロシアの体制に負荷をかけるべきだった。こうした措置を講じていれば、ロシア連邦のすべてが崩壊し、かつての従属国がその残骸をすべて吸収して、ユーラシアで新たな勢力均衡を築いた可能性が高い。

204ページには、こういう文章がある。

ポーランドは、昔からドイツとロシアの喉につき刺さった小骨であり、しっかり刺さったままにしておくことは、アメリカの利益になる。ドイツと手を組めばロシアの脅威になり、ロシアと手を組めばドイツの脅威になるポーランドを、両方にとって脅威にしておかなければならない。どちらの国にも安泰だと思わせるわけにはいかないからだ。

その章のまとめには、こういう文章がある。

次ぎの10年に、アメリカはロシアとドイツの接近を阻止し、対抗勢力としてポーランドの強化を図る。

ポーランド、宗主国の走狗となって、両側の大国の憎まれ役を演じているわけだ。

2014年7月 1日の翻訳記事、ポーランド外務大臣のアメリカに関するオーラルセックス発言は'彼の政治的現実主義を示している' ? モスクワ
訳しながら不思議な記事と思っていたが、この本を読んで意味がわかった。

『来るべき日本との戦争』という強烈な題名の本を、1991年に書いている。なぜか翻訳は出ていない。

小室直樹氏、既に、1980年12月の時点で『アメリカの逆襲 宿命の対決に日本は勝てるか』を書いている。

まえがきに、

日本こそアメリカ最大の敵国になりつつあるのだ。

カバーの著者の言葉にはこうある。

日本を支えてきた二つの柱、日米安全保障条約と自由貿易体制が崩れようとしている。安保条文にある恐るべき落とし穴、国連憲章にある〝敵国条項〟に気づいている日本人がいるだろうか。
 そして、自国のために構築されたはずの自由貿易体制が、結局、日本を利するだけだとアメリカが悟ったら。
 太平洋の両岸にある二つの先進国は、現在、きわめて微妙で危険なバランスの上にあるのだ。

彼の指摘通り、自国のために構築されたはずの自由貿易体制が、結局、日本を利するだけだとアメリカが悟ったので、アメリカの大企業だけが自由に日本で活動できる仕組みとして、TPPを押しつけるに至ったのだろう。

第ニ次太平洋戦争でも完敗。

どちらも絶版なのが、残念。

以上は「マスコミに載らない海外記事」より
すでに日本は「3.11テロ」で攻撃を受けています。自然災害ではありません。第二の敗戦です。                                    以上

英国で増え続ける突然変異の「耐毒性を持った巨大ネズミ」


最近の記事





2014年06月30日


英国で増え続ける突然変異の「耐毒性を持つ巨大ネズミ」: 今年末までにその数は1億6千万匹まで増えると試算


イングランド・ケント州のグレーブセンドで発見された巨大ネズミ

rats-1.jpg

▲ 英国デイリーメールより。以下、写真は同じ。


現在、英国の多くの州で、突然変異した「巨大ネズミ」が大繁殖していることが報じられています。

英国では、1950年代からネズミの駆除には同じ毒性のある駆除剤を使い続けていたのですが、最近になって、突然、ネズミたちはこれらの毒に耐性を示し始めました。

つまり、駆除剤がまったく効かない上に、どんどん巨大化しているのです。



▲ リヴァプールで捕らえられた巨大ネズミ。大きさは約 60センチ。もはや、「ネズミ」というカテゴリーの生き物とも思えない大きさです。


現在、英国でこれらの耐毒性の突然変異したネズミが確認されている州は 17州にのぼります。そのうちでも下の地域は、「試験をしたネズミのすべてが耐毒性を持っていた州」で、ほとんどのネズミが耐性を持っている可能性があるとされます。

uk-rat-map.gif

上のは少し文字が読みにくいかもしれませんが、次の10州です。

・ダンフリース・アンド・ギャロウェー州
・ノーフォーク州
・オックスフォードシャー州
・バークシャー州
・ケント州
・グロスターシャー州
・ウィルトシャー州
・ハンプシャー州
・サリー州
・イースト・サセックス州


このあたりの州では、下のようなネズミに占領されているというような状態といえるようです。

rats-3.jpg

▲ コーンウォールで捕獲された体長 50センチメートルのネズミ。


そして、さらにすごい話としては、このままのペースでネズミが増え続けると、2014年の終わりまでには、英国全域で、ネズミの数は、1億6千万匹にまで増えるだろうと、英国のデイリースターは試算しています。

ちなみに、英国の人間の人口は約 6300万人ですので、それをはるかに凌駕した数となるようです。

また、このような巨大で耐毒性を持つネズミは、英国だけてはなく、スウェーデンやアイルランドなどでも見つかっていて、欧州で一種の「広がり」を見せているようです。

sweden-rat.jpg

▲ スウェーデンで捕獲された巨大ネズミ。 VOR より。


研究者たちは、突然変異によって、今後このネズミが今後さらに巨大化していくのではないかと危惧していることが記事にき書かれています。
以上は「来るべき地球のかたち」より
人間に変わる次の時代の主役は「巨大ネズミ」かもしれません。    以上

「がん保険」がんになってもカネが出ない!(4/7)

被害者続出、いったいどういうことだ!「がん保険」がんになってもカネは出ない——2人に1人が「がん」になる時代に、保険会社が儲かるカラクリがわかった

2014年06月23日(月) 週刊現代

週刊現代賢者の知恵

upperline

些細なことであっても、調査で告知義務違反が発覚すれば、その時点で契約は解除される。保険金が出ないだけでなく、これまで払い続けてきたカネも戻ってこない。加入するのは簡単で、保険金を出すときに審査を厳しくすれば、得をするのは加入者ではなく保険会社。保険のシステムそのものが、加入者の都合をまったく無視して作られているのだ。

(5)再発したらアウト

今年3月、国民生活センターに相談が来たケースに、こんなものもあった。

「60代の男性でした。6年前にがんと診断されて、そのときに、がん診断給付金と手術給付金を受け取ったそうです。この方が最近、別の部位にがんが見つかった。そこでまた保険金が受け取れると思ったら、『診断給付金と手術給付金は一度限りという条件なので、支払えません』と保険会社から言われたそうです。

でもこの方は、同じがんの再発でなければ保険金をもらえるものだと思っていた。だからこそ、1度目のがんを患ったあとも、保険を辞めずに掛け金を支払い続けていたのにと困ってらっしゃいました」(前出・国民生活センター担当者)

がんが再発したときにこそ、治療費が重くのしかかってくる。それを頼りに保険を継続していたのに、いざというときに出ないとなれば、もはや入っている意味はない。再発したときの支払い条件も、商品によってさまざまだ。

「診断給付金については、2年に1度を上限とする商品も多いですが、ある外資系大手生保のがん保険では、初回の診断から5年以上経過した場合という条件となっている。すぐに再発転移した場合、再び保険金が出る5年後までに亡くなる方のほうが多いでしょうし、現実的ではない」(前出・吉川氏)

このように、とにかく保険会社は、あの手この手でカネを支払わずに済まそうとする。当然、そうすればするほど儲かるからだが、じつは、保険会社ががん保険で儲かるカラクリにはまだ裏がある。

「2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死ぬ」時代だと言われる。さらに言えば、国立がん研究センターの最新データでは、男性の場合、生涯でがんを患う人は5人に3人。そもそも保険とは、保険金を受給する人より、掛け金を支払う人が多いことで成り立っているはず。それなのに、がん保険の場合は、がんになって保険金を受け取る確率が50%以上になるはずだ。いくらカネを出し渋っているとはいえ、なぜ儲けられるのか。

ある保険会社で商品開発を担当する男性が、その裏事情を明かす。

「保険商品を発売するには金融庁の許可が必要です。ただし、金融庁が認可する保険料が、契約者にとって妥当かどうかは別問題。金融庁としては、契約者が損するかどうかよりも、保険会社を破綻させないことのほうが重要なんです。金融庁のお墨付きをもらって、確実に儲かる保険商品を作っているということです」

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以上は「週刊現代」より

ダウン症も放射線が原因

ダウン症も放射線が原因

ジョンズ・ホプキンス大学医学部の研究によって、レントゲン検査で医療被曝を経験した女性は、レントゲン未経験者の同年齢の女性に比べると、ダウン症児が生まれる確率が7倍も高いことが明らかになっている。

この報告の正確さは、他の研究によっても裏付けられている。 高齢出産で障害児などが生まれた場合、その原因のひとつは、出産するまでに母親が何度も不用意に浴びてきた(浴びせられてきた)必要もないX線にあったのだ、
とロバート・メンデルソンによって指摘されている。
http://20120901.blog.fc2.com/blog-entry-347.html

これだけですべての原因が明らかになったわけではないが、つまり遺伝病というのも先天性奇形というのも、元々は存在しない病気であるというのは同じ話になる。遺伝子が先天的におかしいのではなく、遺伝子は後天的に狂わされ染色体も後天的に狂わされる。原則が同じであることに気付くといろいろみえてくる。

  • Seki Masamichiさん、小池 誠さん、上山 レイコさん、他1,475人が「いいね!」と言っています。
  • 千葉 映林 は!今、原則に気付きました!!
    どうして先天性や生まれつきを無いと内海先生は断言できるのか?今まで不思議だったのですが、私なりに理解しました。
    一気にみえちゃった(☆∀☆)
    削除
  • Ez Masataka ま、レントゲンの外部被曝じゃねぇけど、今の福島駅前こんな線量。
    かなり、かわいそうな事になりそうだよね。
    何とかみんなが助けたいのに、住んでるヤツが放射線の害を認めん限り、どうしようもない!
    ・・・もっと見る
    Ez Masatakaさんの写真
    削除
  • 沼部 正浩 エロ林良かったね♪
    削除
  • Ez Masataka こんなプロパガンダやってんだぜ! 何がハッピーだよ。クッソ野郎ども。
    これ見てから心が苦しいんだよ。
    http://goo.gl/PMKCoZ
    削除
  • Chie Kobayashi 
    Ezさん、こんばんは^ ^、内海先生、こんばんは^ ^
    ・・・もっと見る
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  • Ez Masataka いっその事、1F4号燃料プールへの空爆が行われてたら、どんな馬鹿でも氣付いたはずだよ。
    東北関東3000万人急性被曝でおさらば寸前だったんだぜ。
    電源車の到着が少しでも遅れていたら。4号燃料プールの隔壁がヘボい工事でぶっ飛ばなかったら使用済み燃料棒1535本の冷却は不可能で核の冬到来。それぐらいの地球規模の危機だったんだぜ。
    ・・・もっと見る
    Ez Masatakaさんの写真
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  • 以上は「内海聡氏」ブログより
  • 生物には放射線は良くないのです。何ベクレルまでは良いなどというものではありません。少ないほど良いのです。多ければ当然危険も増えるわけです。以上

2014年12月10日 (水)

なんとアップルITVができていた!

なんとアップルiTVができていた!→ソニー、サムソンと心中ですナ!?

みなさん、こんにちは。

日本の電機メーカーではソニーが一人負けの感があるらしい。が、起死回生の一発がないというわけではない!ソニーが復活するには、かつてのウォークマンのような世界標準を生み出せばよろしい!たったそれだけのことである。

スティーブ・ジョブズがまだご存命なら、100%ソニーは崩壊しただろうが、幸いにもジョブズが死んだからである。ここにチャンス到来の芽がある。

というのは、ジョブズが最後にやっていたのは「MacTV」という極秘プロジェクト。つまり、これまでの既存のテレビ番組配給システムなるビジネスモデルを変えることだった。それゆえ、ジョブズの死とともにこの計画が頓挫したようにみえるからである。

したがって、ソニーはこれを踏襲拡大する路線で行けば、復活できる可能性があると見た。

はて、いったいジョブズがどのような「MacTV」を思い描いていたのか?

ここが問題である。

これまでのMac製品の進展を見れば、おおよその見当がつく。

iMac

→iMacBook

→iPod

→iPhone

→iPad



とみれば、その先には、オブコース

→iTV

であろう。

つまり、ジョブズが念頭に置いていたはずの世界は、

iMac→iMacBook→iPod→iPhone→iPad→iTV→

のシナリオである。

つまり、iPadのさらに高級な備え付けiPadのような45型iPadのようなシロモノだろう。

しかも50型とか巨大TVともなれば、その内部スペースは十二分にあるわけだから、その家全体の家電システムのコアとなるベースステーションになれる。

このITVを経由して、家の内部のすべてを制御コントロールできるような、巨大なiTVだろうということになる。


さて、その場合には、テレビ自体がMacBookやiPadのようなコンピュータ化しているわけだから、もはやチャンネルなるものは必要ない。なぜなら、大半のテレビ番組は、YouTubeやにこTVなどにだれかがアップした番組を経由して入手できるからである。

つまり、今後のTVなるものがあるとすれば、それはソーティング(割り振り)と検索機能が命ということになる。

今現在のMacBookのような一台のパソコンの中で行われているようなことをテレビの中で行えば、外部であろうが、内部であろうが、すべて検索し、必要な映像や番組を入手してみることができる。文書なら、ネット文献をテレビで読める。音楽もいながらにしてインターネットサイトにアクセスできる。

もちろん、テレビの操作は、自分のスマホやiPadで操るから、いわゆるリモコンが必要ない。

とまあ、こういう感じのテレビということになる。


私個人の想像では、おそらくスティーブ・ジョブズはこんなことを考えていたに違いない。


というわけで、今現在のテレビの概念のテレビ=リモコンで操作してチャンネルを操る形式のものはすぐになくなるし、売れなくなる。携帯電話で操れるような、インターネット型のテレビのみが生き残る。

したがって、ハードの面よりは、やはりジョブズが主張していたように、基本的に今の電化製品はソフト製品なのである。ソフトウェアこそ命なのである。

はたしてこんなものをソニーが生み出せるかどうか?

それは私は中にいる人を見たことないから知らないが、そういうものを作れない企業は滅ぶ。残念なことに、こういう事業に一番大事なのがパソコン技術だったのだが、ソニーはすぐれたVAIOを売りに出した。

ということは、ソニーはもうじき倒産ということだろう。iTVを作る力がない。

はっきり言って、もう私のMacBookでYouTubeを見るだけで、この世界の大半のニュースや情報が得られるのである。いまテレビに釘付けなのは、70過ぎて半分以上頭がボケたジジババだけである。脳タリンになってしまった残念な人たちだけだ。いわゆるB層である。

つまり、いわゆるテレビ局は確実に衰退し潰れる運命である。テレビ番組はこのネット世界にある無数の映像提供者の1つにすぎないのである。


したがって、今後は、YouTubeのようなコンテンツソフトメーカーから、今のグーグルのような新しい巨大産業が生まれてくるだろう。

なぜなら、ITVができれば、それ自体がその家の視聴者に合わせた番組を全世界のサイトから勝手に入手していつでもレディーの状態になるからである。

また、かたや映像を提供する方も、いまではバカッターのように、携帯スマホを持った個人個人から直接ネット世界に提供されるわけだから、テレビ局のカメラマンが不必要になるわけだ。オリンピックを見るのに、わざわざテレビ局の番組を見なくても、グーグルストリート

ストリート富士山登頂

のように、適当に契約した人が専用カメラ背負って、現場で一般人のひとりとして撮影していれば、全世界がそれを見ることができる。そういう時代になったのである。

ところで、今まだITVはできていないんだろうなあと調べたら、なんともうiTVができていたようですナ。これ。

(残念、もうできちゃってたね)



というわけで、もはやソニーは死ぬほかないようですナ。


さて、そんなITVが手に入ったら、どんなものが番組として見ることができるかというと、普通のテレビ局からは絶対に出てこない番組である。そんなものを一応メモしておこう。以下のものである。

【通貨スワップ】 麻生が吼えた!


韓国を切り捨てた従軍慰安婦の黒幕!反日工作はもう限界!味方からも迷惑がられる韓国人


従軍慰安婦の嘘を証明した超有名アメリカ人記者!慰安婦の強制連行は作り話!韓国の捏造を米国メディアが近日公開



まあ、要するに、いまYouTubeがやっているようなことを自動的にテレビがやってくれるというようなテレビがあれば良いということである。


おまけ:
仮にソニーがITV作りでアップルに負けたとしても、ルッキング・グラステクノロジーを開発して、過去や未来を見ることができるテレビ、Looking-TVを作ることができれば、生き残ることは可能である。時代はもうそういうレベルに来ているのだがナ。(ルッキング・グラスでブログ内検索)




以上は「井口和基氏」ブログより
初心に帰ることです。                          以上

彗星の正体の判明はどうなる?

2014年11月14日


彗星の正体の判明はどうなる?:彗星に着陸した探査機ロゼッタの着陸機フィラエが電力不足により稼働できなくなる可能性

史上初の彗星への着陸を果たした欧州宇宙機関の探査機ロゼッタの子機が着陸したチュラメシンコ・グラメサテ彗星・・・・・ああ何か違う、と資料を見てみると、ああ惜しい。

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星でした。

ところで、この難しい名前の彗星、「漢字だけの中国語ではどう書くんだろう」と思い、香港のメディアを見てみますと「楚留莫夫 格拉希門克 彗星」と書くようです。こちらも覚えるのに苦労している中国人が多いと見ました。

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▲ 2014年11月14日の香港メディア apple.nextmedia.com より。


この記事のタイトルの「探査機が停電に陥る可能性」については後のほうで書きますとして、この「彗星への着陸」という(多分)記念すべき出来事に際して、これまでの In Deep の「彗星との関わり」をしみじみと思い出します。

見たり観測する対象としての彗星ではなく、「地球に生命をもたらした天体としての彗星」として、何度も書かせていただいたことがあります。

それにしても、上の香港の報道の写真のキャプションにある「生命の起源の謎の解明へ」というようなものを見ますと、結局は「彗星と地球の生命の関係」は、現代宇宙学の「隠れスタンダード」になっているのだなあと改めて思います。




彗星の意味を改めて振り返る

このブログの初期からのメインテーマのひとつに、

地球の生命は彗星が運んできた。


という説に対しての理論的な追求というものがありました。

しかし、長らく、その証明法は地球上からの観測と分析によるものでしかなかったのですが、この数年の間に状況は変わってきました。

2010年 11月4日には、NASA の探査機ディープインパクトが、ハートレー第2彗星( 103P/Hartley 2 )の中心核から約 700 キロメートルまで近づき、史上初めて「彗星の中心核の正確な写真」を撮影することに成功しました。

103P-Hartley2-7.jpg
Spaceweather


このハートレー第2彗星は、地上から観測すると、下のように青く光って見えます。

hertley2.jpg
GITZO


この青い光の「核」はさきほどのような不思議な形をしたものだったのでした。

彗星が実際にはどのようなものなのかということに関しては、核の形状も、その組成も含めて、長い間、正確なところはわからないままでした。

しかし、科学者たちの推測としての「何か無機的な氷のかたまり」というような考え方が長く主流で、たとえば、彼らが彗星を「汚れた雪だるま」という呼び方をしていたこともそれをあらわしていると思います。

どうしてそのように呼ばれるかという理由は、国立天文台の彗星とはどのような天体かに下のようにあります。

彗星の主成分は水(氷)で、表面に砂がついた「汚れた雪だるま」にたとえられます。太陽に近づくと、その熱で彗星本体(核)の表面が少しずつとけて崩壊します。


しかし、これはあまり正しい表現ではないことが、今回、チュ何とか彗星(省略すな)に着陸した欧州宇宙機関( ESA )の探査機ロゼッタの過去の観測でわかってきていました。

下は、2005年、つまり今から9年前の ESA のサイトの記事です。

comet-2005.gif

▲ 2005年10月12日の欧州宇宙機関ウェブサイトより。


ロゼッタは 2004年に打ち上げられましたが、上の記事では、2005年にロゼッタが、テンペル第1彗星という彗星から放出された「ダスト(塵)と水の質量の比率」の計測について記されています。

その観測結果は、ダストの比率が氷より多いことを示し、「汚れた雪だるま」というより「凍った泥の玉」というほうが適していることを示していました。

ちなみに、英国カーディフ大学の研究チームのハレー彗星の観測と分析により、「彗星のダストの成分は、大腸菌と近い性質」だと判明しています。

fred2-025d7.jpg

▲ チャンドラ・ウィクラマシンゲ博士らのチームによる 1986年のハレー彗星の際のスペクトル分析データ。2011年05月07日の記事「宇宙塵自身が生命であることに言及した 100年前のノーベル賞学者の実験」より。


しかし、このことは書くと長くなりますので、上にリンクした記事をご参考いただければ幸いです。

その5年後、さきほどご紹介しましたように、NASA は、彗星の「核」に撮影に成功します。科学者たちは、その時に初めて彗星の核の詳細な画像を目にしたのでした。

過去記事の、

NASAの探査機ディープインパクトがハートレー彗星の中心核の近影に成功
 2010年11月05日

には、NASA の担当者たちの会見の内容を以下のように記しています。

彗星は、ダンベル形をしており、端側には起伏が多く、中央部分は滑らかになっていることに注目した。起伏の多い部分は、地球での間欠泉などが噴射している特定の地形などと似ているような感じだ。

比較的滑らかな表面の彗星の中央部は、広い地形の上に何かほこりのような細かい物質が集まり、それで覆われているかのように見える。

研究者たちは、彗星が活発な活動を継続し続けていることに驚きを表明した。彗星は、夜側の面でさえガスが激しく噴出しており、氷が太陽の熱から彗星を保護する役割を持っていた。


上の説明からわかるのは、彗星は「激しい活動を続ける天体」であり、「動的」で「生命的」である天体であるということです。そこが小惑星との決定的な違いです。




地球の生命は彗星が運んできた

この「地球の生命は彗星が運んできた」という説は今はそれほど特別な説ではなく、ここ数年で数多くの研究論文などが出されていまして、たとえば、米国エネルギー省が所有するローレンス・リバモア国立研究所の科学者たちは、2010年に「原始の地球に衝突した彗星がアミノ酸を生産した可能性」についての論文を発表しました。

このことは、

[彗星が地球に生命の素材を持ってきた]米国ローレンス・リバモア国立研究所でも地球の生命が宇宙から来たアミノ酸だという研究発表
 2010年09月16日

という記事に、デイリーギャラクシーの記事を翻訳していますので、ご参考いただければ幸いです。

この記事には、パンスペルミア説(地球の生命は宇宙に由来するという考え方)研究の第一人者だったフレッド・ホイル博士(2001年に死去)と共に 1980年代から彗星と生命の研究を続けた人物で、現在は英国カーディフ大学の教授であり、アストロバイオロジーセンターの所長であるチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士の以下の言葉が掲載されています。

「彗星に関しての驚くべき発見が続いているが、これらは、パンスペルミア説に対しての議論を補強している。我々は、それがどのようにして起きるのかというメカニズムも解明しつつある。土、有機分子、水 、の生命に必要な要素がすべてそこにある。数多くある彗星たちは確実に地球の生命に関与している」

2013年9月には、英国シェフィールド大学の研究チームが、「上空 25キロメートルの成層圏に気球を上げ、生物の存在の有無を確かめる」という実験をしました。上空 25キロという高さは、地上から上昇される生物の存在を考えがたい高さとなります。

この実験の報道については、

パンスペルミア説を証明できる実験が数十年ぶりにおこなわれ、成層圏で宇宙から地球への「侵入者」が捕獲される
 2013年09月23日

という記事を書きました。

その実験では上空 25キロメートルの成層圏で、下の写真の珪藻(ケイソウ)という単細胞生物などを回収しました。

keisou-2013.jpg


この上空25キロメートルというのは、火山噴火でも、そこまで気流を浮上させるのは無理な高さで、シェフィールド大学の分子生物学者のミルトン・ウェインライト教授は、

「このような大きさの粒子が地球から成層圏まで運ばれることが可能なメカニズムは地球には存在しないため、この生物学的存在は宇宙由来であると結論付けることができます。私たちの結論は、生命が絶えず宇宙から地球に到達しているということです」

としています。

この時は上空 25キロメートルの実験ですが、実は 1960年代にはアメリカで、そして 1970年代には旧ソ連で、「さらに高い上空において微生物を回収」しているのです。

下の図が示しますように、地球の大気構造は下から上へは上がりにくいということを考えますと、上層大気で「生きたバクテリア」が回収されるという理由は、当時の科学的定説(宇宙から地球に生命などは来ていない)では説明が難しいところです。

kousou-bacteria-03.gif
過去記事より。


アメリカは高度 40キロメートルの上空で回収実験を行い、ソ連は高度 50キロメートルの上空で回収実験を行っていますが、そのうちのアメリカ NASA の実験について記されているフレッド・ホイル博士の著『生命(DNA)は宇宙からやってきた』から抜粋します。

『生命(DNA)は宇宙からやってきた』 第2章「地球大気へ侵入する彗星の物質たち」より

1960年代には、アメリカの科学者たちが高度 40キロメートルまで気球を飛ばして、成層圏にバクテリアがいるかどうか調査した。その結果、ごく普通のテクニックで培養できる生きたバクテリアが回収され、実験者を当惑させた。

さらに問題だったのは、バクテリアの密度分布だった。成層圏の中でも高めのところでは、1立方メートルあたり平均 0.1個のバクテリアがいて、低めのところでは 0.01しかいないという結果になったのだ。

高度が高いほど多くのバクテリアがいるという結果は、バクテリアが地上から吹き上げられたと考える人々が期待していたのとは正反対の傾向だった。不思議な結果に、研究資金を出していたNASAはこれを打ち切ってしまった。


これは、要するに、

高度が高くなればなるほど(宇宙に近くなればなるほど)バクテリアが多く回収された

上に、

それらは生きていた

ということを示し、今思えば、その時代の科学的概念を覆すような実験結果だったのにも関わらず、

> 不思議な結果に、研究資金を出していたNASAはこれを打ち切ってしまった。

のでした。

当時の NASA が、科学的な新しい発見よりも、「当時確立されつつあった既成観念(生命は地球の原始の海で偶然発生した)」を優先していたことがわかります。

この NASA の態度は今でも続いているように思います。

ただ、これに関しては陰謀論で語られることも多いですが、まあ、それもあるのかもしれないですけれど、私自身は、陰謀というより「保身」という面を強く感じます。 NASA に在籍している多くが科学者という「職業」を持つ人たちであり、学会的常識に逆らう結果は出したくないはずです。

まあしかし、その話はいいとして、上記した英国シェフィールド大学の高層大気圏での生物回収実験の少し前、米国カリフォルニア大学バークレー校の化学者たちが、「生命の分子などの構造は、宇宙の星間での氷の塵の中で形成された後、地球へともたらされたかもしれない」という観測結果を発表し、

「彗星は、複雑な分子の温床となりうる。そして、彗星は地球に衝突した際に、これらの分子、あるいは「生命の種」を地球にばらまいている可能性がある」


と発表しました。

カリフォルニア大学の科学者たちが「星間雲で形成され得る可能性がある物質」としたものは以下の通りです。

dnablock.gif
Daily Galaxy

それぞれ文字に起こしますと、

メチルトリアセチレン
アセトアミド
シアノアレン
プロペナール
プロパナール
シクロプロペノン
メチルシアノジアセチレン
ケテンイミン
シアノメチレン


となり、何がどういう作用の物質だかわからないですが、これらはアミノ酸を作り出すために必要なものらしいです。

これらを含めた様々な「生命の部品」を彗星が運んでいるという学説が、最近では亜流ではなく、主流となってきているのが現実ですが、教科書が書き換えられるところにまでは至ってはいません。

それには「明確な証拠」が必要です。

今回のロゼッタのミッションはその可能性を「多少は」帯びたものだと思います。「多少は」と書いたのは、「彗星の内部深くまでは調べられないため」です。

彗星にバクテリアなどが生きた状態で存在するとすれば、凍結した上に温度変化の少ない彗星の内部でなければ無理です。基本的に微生物は、絶対零度(マイナス 273℃)などの超低温になっても死にませんし、むしろ長く保存されます。

これは、たとえば、精子の保存を考えるとわかりやすいと思います。これは動物の精子の保存についでてすが、高知大学農学部のサイトの、

細胞や組織を-196℃の液体窒素の温度に冷却すると、(略)生存させたまま半永久的に保存することができます。


というように、大型生物は無理でしょうが、気温が低い中では微生物なら事実上永久に保存されます。

幸い宇宙空間はそのような気温(マイナス 270℃)の場所で、「小さな生命の保存場所としては最適」の空間ですが、太陽などの近くを通る時には、彗星の表面温度が激しく変化しますので、彗星の表面は生命の居場所としては適しません。

そんなこともあり、表面だけの調査は、パンスペルミア説の証明にとってはそんなに意味があるわけではないというのが正直なところですが……それでも、探査機ロゼッタをチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に向かわせたミッションに、彗星と生命の関係の調査が含まれることは確かだとは思います。

もっとも、昨日の、

探査機ロゼッタがチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星から受信した「謎の信号」をめぐり展開する様々な説
 2014年11月12日

の中でご紹介した Examiner の記事のように「彗星から発信されている信号とエイリアンの存在に関しての陰謀論」的な話もあるわけですが、そういうことについては私には何ともわかりません。

ただ、彗星というのは、一般的に秒速30キロメートルという途方もないスピードで飛行しているわけで、30キロメートルを1秒間で進んでいるような小さな物体の表面で高等生物がどうのこうのしようとするのは難しいかなとも思います。

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星は直径が最長部分で4キロメートルしかなく、そのように小さな天体ですので、重力は「地球の10万分の1」しかなく、ロゼッタの子機もそんなところによく着陸などできたなあと思いますが、日本のはやぶさが 2005年に着陸した小惑星イトカワはさらに小さな天体だったわけですし、できるものなのだなあと。




しかしミッションがうまくいかない懸念が発生

さきほど、パソコンに「ちゅ」と打ち込めば、「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」と変換される単語登録をしまして、順調に彗星の名前も書くことができていますが、こういう便利な機能を使えば使うほど、「本質的にはいつまでも覚えない」ということもわかってはいます。

さて、いずれにしても、無事、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に子機を着陸させたロゼッタですが、最初のほうの香港の記事にありますように、太陽電池の充電がうまくいかず、探査に影響が出る可能性が出ています。

ロゼッタは、フィラエという名前の子機を着陸させたのですが、フィラエの着陸の際、機体がバウンドしてしまって、そのため、機体は崖状になったクレーターの縁に着陸してしまいました。

予定していた着陸点と、現在の位置としては下のような状況になっていると考えられています。

Rosetta-Philae-LandingSite.jpg
Earthfiles


この位置は陰に入る時間が多いため、現状、太陽電池で十分に発電できていないということのようです。 ESA によりますと、本来、このロゼッタの子機フィラエは、毎日6~7時間の太陽光を必要とするらしいのですが、現在の位置では日に1時間半程度の太陽光しか受けられないのだそう。

フィラエのオペレーション責任者のコーエン・ゲウルツ( Koen Geurts )博士は、会見で、

「現在、私たちはこれが近い将来のミッションにどのように影響するのかを計算しているところです。今のところ私からは多くを語ることはできませんが、ただ、残念ながら、これは私たちの期待していた状況ではありません」

と語っています。

フィラエがチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星からデータを送信できなければ、彗星の表面の詳細な分析データは得られない可能性もあります。

この彗星の成分に関しては、過去記事にも書きましたように、匂いなどでも多少想像つく部分がありますが、その詳細がわかれば、彗星という存在に対しての考えが変わる転換点になる可能性もあると思うのですけれど、多少、微妙な状況となってきているようです。

それとも、人類という存在は、「自然摂理の真実」を知らずに生きていたほうがいいと考える「見えざる力」が、フィラエにかかったりしたのかもしれませんけれど。



以上は「IN DEEP」より
宇宙は深く謎だらけです。地球の生命が宇宙から来たとは驚きです。今までの常識が覆ります。                                    以上

アメリカ・ビジネス界のユダヤ人の実態・ユダヤ人の名前について

 

■■おまけ情報: ユダヤ人の名前について

●これはオマケの話だが、

「ユダヤ人の名前」に関して面白い話を紹介しておきたい。

加瀬英明氏の著書『ユダヤ人の力』(三笠書房)には、「ユダヤ人の名前」について次のような説明がある。

「日本では明治維新とともに四民平等となり、庶民がはじめて姓を名乗ることを許された。同じくユダヤ人もこの時期に、ヨーロッパではほとんどの者が姓を持つようになった。

ユダヤ人は姓を所有できるようになるまでは、自分の職業によって、シュナイダー(洋服屋)、カンター(歌手)、ラビノビッツ(ラビ)、シュピーゲル(鏡屋)、サンドラー(靴屋)、ゴールドシュミット(金細工師)とか、住んでいる場所によってワルシャフスキー(ワルシャワ)、トケイヤー(ハンガリーのトーケイ)、とか、あるいは外見上の特徴からクライン(ちっぽけ)、グロス(大男)、シュバルツ(浅黒い)といった言葉が姓の代わりを務めていた。自分の父親の名の下に『息子』を表わすSONをつけたサミュエルソン、メンデルスゾーン、ヤコブソンといったものもあった。

あれはユダヤ人の名前だ、ということがしばしば言われているが、それはこのかつての時代の名残である。

また、姓を持てるようになったとはいえ、誰もが自分の好きな名前を名乗れたわけではない。一部の国は、ユダヤ人から収奪することに熱心だったから、名前を売ったのである。当然、よい名前は高く、悪い名前は安かった。高価な名前には、花や貴金属の名がついた。

ローゼンタール(薔薇)、ゴールドシュタイン(黄金)、ゴールドバーグ、グリンバーグ(緑)、シルバーバーグ(銀)、シュタール(鋼鉄)、アイゼンバーグ(鉄)といった名が高価だった。

当時、ユダヤ人のほとんどは貧しかった。そこで安い名前が用意されていたが、ウォルフ(オオカミ)とか、ウォルフソンなど、動物名がついたものがそれである。

しかし、それすら買えない者もいた。これらの人々には、さらにひどい名前がつけられた。今日では、こういった名前──エゼルコフ(ロバの頭)、フレッサー(脂肪)、ヒンターゲシッツ(尻)──の者は改名しているから、なかなか見当たらない。ロバは、英語やヨーロッパ諸語では『阿呆』を意味する。」

 

 以上は「ユダヤ人の発想」より

日中開戦が現実味・・・これは「抑止力」という名の「挑発」だ(3/3)

日中開戦が現実味…これは「抑止力」という名の「挑発」だ


 東シナ海上空では5月から6月にかけて、中国軍のスホイ27戦闘機が自衛隊機に異常接近する事態も起きた。国営通信は今度の閣議決定に対し、警戒感をあらわにした記事を書いている。習近平国家主席は韓国の朴槿恵大統領と3日、会談し、「全面的戦略的パートナーシップ」を表明するとみられている。もちろん、反安倍連携である。政治的に危うい習近平・中国がひるむわけもなく、「目には目を」の緊張がエスカレートしていくのは間違いない。

「おそらく、今後、自衛隊内では交戦規則を定めるでしょう。こういう事態であれば、ここまでできるというものです。積極的な指揮官であれば、相手の挑発にじれた時に前のめりになる懸念があります」(前田哲男氏=前出)

 尖閣での中国の挑発に自衛隊が出ていく方針が固まった今、外交が機能していない日中の開戦はすぐそこの現実なのである。

以上は「日刊ゲンダイ」より

「がん保険」がんになってもカネが出ない!(3/7)

被害者続出、いったいどういうことだ!「がん保険」がんになってもカネは出ない——2人に1人が「がん」になる時代に、保険会社が儲かるカラクリがわかった

2014年06月23日(月) 週刊現代

週刊現代賢者の知恵

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再発がんにも払いません

(3)入院しないと保険金が出ない

他には、こんなケースもある。埼玉県に住む会社員の男性(55歳)の話。

「今年、人間ドックを受けて前立腺がんが見つかったんです。主治医の先生に相談したところ、手術か放射線治療を提案された。仕事もあまり休みたくなかったので、通院治療が可能で、比較的体に負担が少ない放射線治療を受けることにしました。手術をすると男性機能障害のリスクもあると聞いたので、放射線のほうがいいだろう、と。

私は、10年前にがん保険に入りました。友人ががんになったとき、がん保険があって助かったと言っていたのを聞いて、入っておこうと思ったんです。ところが、いざ申請してみたら、私の入った保険は、入院しないと診断給付金が出ないものだと言われた。ちゃんと医師の診断書もあるのに、納得できないですよ。かといって、カネをもらうために入院が必要な手術に変える決断もできない。向こうの都合のいいように、これまで騙されていたんです」

このように、「がんの治療を目的とする入院をしたこと」が保険金支払いの条件になっている商品もある。治療法が進歩し、多様化したいま、必ずしも「がん=入院」というわけではなくなっている。保険の商品は、保障内容も条件もさまざまで、あまりにもわかりにくく、一律に比べられない。こうしたところに思わぬ落とし穴が潜んでいるのだ。

(4)病歴告知をミスすると保険金が出ない

がん保険に入る前には、過去の病歴や現在の健康状態を申告しなければならないが、後に申告漏れが発覚すると、「告知義務違反」とされてしまう。

「胃がんになって保険金を請求したら、過去に胃潰瘍でクスリを処方されていたことを指摘され、契約が解除されたんです。手術をしたわけでもなく、胃潰瘍ぐらい大丈夫だと思っていました。加入時にそんな注意も受けなかった」(54歳男性)

加入前の申告はごく簡単な質問項目しかないため、こうしたことはよく起こる。

「保険会社にもよりますが、項目はたとえば、3ヵ月以内に通院したことがあったか、2年以内に健診で何らかの指摘があったか、5ヵ月以内に7日分以上のクスリを処方してもらったことがあったか、など。問われていることだけに答えればいい。でも、加入してから2年以内に保険金を請求した場合は、必ず保険会社の調査が入ります。健康保険の情報から、その人の通院歴などを調べるのです」(医療コンサルタント・吉川佳秀氏)

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以上は「週刊現代」より

「米中安保」の現実を直視せよ(6/6)

歴史教科書は子供たちに「卑劣な日本人像」を刷り込んでいる

「米中安保」の現実を直視せよ アメリカの傘の下から脱し、自主防衛に舵を切れ

SAPIO 2014年7月号掲載) 2014年6月12日(木)配信

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 もちろん、日本が核武装すれば国際社会から非難と経済制裁を受ける可能性があるだけでなく、「予防措置」として中国から核開発施設を攻撃されることが考えられる。米国にとっても日本の核開発は脅威となるため、これを是認せざるを得なくなるだろう。

 では、核武装が現実的選択肢でないとしたら、日本はどう自主防衛を実現すべきか。

 筆者は中国や北朝鮮の核弾道ミサイルを完全にシャットアウトする「レーザー砲」の自主開発を推進すべきと提言している。SFの世界のように思われるかもしれないが、既に米国では実証試験が繰り返され、韓国でさえもイスラエルの支援で50m先の標的を破壊することに成功している。将来的には「ノドンを撃ち落とす」と鼻息も荒い。

 現在、弾道ミサイルの迎撃にはMD(ミサイル・ディフェンス)が運用されているが、迎撃率は50%程度だ。秒速3万kmで飛翔する弾道ミサイルをPAC-3ミサイルで撃ち落とすことは容易ではない。

 一方、自由電子レーザーやフッ化クリプトンレーザーは水平照射すれば5000km先まで光を収束させたまま到達する特性を持ち、光速と同じ秒速33万kmの速度で確実に弾道ミサイルを迎撃することができる。世界の最先端を走る日本の民生用レーザー技術を活用すれば、遅くとも10年以内にMDに代わる世界最強のレーザー砲が完成するだろう。運用には早期警戒衛星と「Xバンドレーダー」の装備が不可欠だが、これも2~3年あれば国産化は可能だ。

 仮に日本が射程500kmの長距離レーザー砲を開発し、全国15か所ほどの自衛隊駐屯地に配備すれば、日本列島をすべてカバーできる。米軍なしでも確実に国家の安全保障を達成できるのだ。

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以上は「sapio]より

2014年12月 9日 (火)

探査機ロゼッタが彗星から受信した「謎の信号」をめぐる展開するさまざまな説

2014年11月12日


探査機ロゼッタがチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星から受信した「謎の信号」をめぐり展開する様々な説

rosetta-signal-top.gif

▲ 2014年11月11日の Examiner より。



クリム・チュリュモフさんとスヴェトラナ・ゲラシメンコさんのお二方に恨みはないですが

最近、物忘れが激しくて、今回の「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」なんてのも、今までに何度も記事でその名前を書いているのに、どうしても覚えることができません。

チュリ……くらいまで覚えるのに数日かかっているのが現状で、こんなことになったのも、「彗星は第1発見者の名前がつけられる」という決まり事のせいでもあるんですね。この彗星を 1969年に最初に発見したのが2人の天文家で、その2人の名前が、

・クリム・チュリュモフさん
・スヴェトラナ・ゲラシメンコさん


という、どこの国の人だかしらないですが、もともとが難解な名前を持つふたりが発見したせいで、このようなことになっています。

もうこうなったら、2人のフルネームを全部くっつけて、

「クリム・チュリュモフ・スヴェトラナ・ゲラシメンコ彗星」

とでもしたらどうだ? ああ?(誰に怒ってるんだよ)

……とかも思ったりもいたしますが、まあしかし、この「発見者の名前がつけられる」ということで、オーストラリアのアマチュア天文家のテリー・ラヴジョイ( Terry Lovejoy )さんが見つけた4つの彗星はすべてラブジョイ( Lovejoy )彗星」なんて素敵な名称がついたという過去もあります。

love-joy-12-15-01.jpg


ラブジョイ彗星に関しては、

史上最大の太陽接近型彗星「ラブジョイ」の太陽からのサバイバル
 2011年12月16日

など何度か取り上げたことがあります。
ラブジョイ彗星は興味深い動きをするものが多かったです。

しかし、今回の主役は、エコエコアザラク系の名称を持つチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星です。

まあ何度も書いていれば、覚えるかもしれないですしね。

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星

(意地にならなくていいから)




「歌」をうたっていたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星

欧州宇宙機関( ESA )の探査機のロゼッタが、そのチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の軌道に到達した頃、

「彗星は強烈な悪臭を放っている」ことが観測されたことから改めて思う「宇宙塵も彗星の母体も生き物」で、さらに言えば宇宙はすべてが生き物かもしれないという感動
 2014年10月27日

という記事を書いたことがあります。

comet-smell-002.gif

▲ 2014年10月14日の米国ニュー・サイエンティストより。



このチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星は、名称も難解ですが、形も難解というか奇妙で、下のような形をしています。

Churyumov-Gerasimenko-003.jpg
・ESA


この彗星は形状も興味深いですが、上の過去記事にあるように「強烈な匂い」を放っているということもロゼッタに搭載されている ROSINA と呼ばれ分析計のデータによりわかりました。

このチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星は、

・硫化水素
・アンモニア
・シアン化水素
・ホルムアルデヒド
・メタノール
・二酸化硫黄


などが混合した「すさまじい悪臭」を発しているのです。

そして、無機物と有機物が混合しているという点で、「ただの無機的な氷のかたまりなどではない」ということもわかります。

そして、今度は、匂いだけではなく、この彗星は「音」を発していたことがわかったのでした。

正確にいうと「信号」です。

そして、探査機ロゼッタは、今日 11月12日に、人類史上初めてとなる「彗星への着陸」を試みます。以下は、ITmedia ニュースの記事です。

人類初の彗星着陸へ 探査機「ロゼッタ」、12日に着陸機投下
ITmedia ニュース 2014.11.11

欧州宇宙機関の彗星探査機「ロゼッタ」は日本時間の11月12日午後5時半ごろ、着陸機「フィラエ」をチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に向かって投下する。成功すれば人類史上初の彗星着陸となる。

ロゼッタは2004年3月に打ち上げられ、途中で電力を節約する「深宇宙ハイバネーション」に入り、今年1月に2年7カ月ぶりに再起動。総距離60億キロという旅を経て8月に同彗星に到着した。

ロゼッタは周回しながら同彗星の観測を続け、いよいよ着陸機・フィラエの投下に挑む。着陸ポイントは公募によって「アギルキア」と名付けられた。


さて、着陸に関してはともかく、この「信号」なのですが、欧州宇宙機関は、ロゼッタから送信されたデータを受信して、すぐにこの音を、サウンドクラウドというインターネット上で音楽などを公開するサイトにアップしました。

欧州宇宙機関は、アップした音源にに下のように「歌う彗星( A Singing Comet )」と名付けています。

singing-comet.gif
Soundcloud

上に書いてある内容は以下のようなものです。プラズマ・コンソーシアム( Plasma Consortium )というのが何かわからなくて、そのままカタカナにしています。

歌う彗星

探査機ロゼッタのプラズマ・コンソーシアム装置( RPC )は、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星が宇宙空間に向けてミステリアスな「歌」を放っていることを明らかにした。この「歌」の原因だが、彗星の環境での磁場の振動により「歌」が作られているように考えられる。

それらの音は、人間が一般的に聞き取ることができる 20ヘルツから 20キロヘルツよりはるかに下の周波数である 40から 50ミリヘルツの周波数だ。今回アップしたものは、人間の耳にこのサウンドが聞こえるようにするために、録音の際に周波数を増している。


というわけで、ここにアップされている音はそのままのものではないようですが、どんなものか興味のある方もいらっしゃると思いますので、欧州宇宙機関がアップしたものをそのまま貼っておきます。

左上のボタンを押すと再生が始まります。




聴いてみますと、「音程」も「音質」もかなり頻繁に変化していて、欧州宇宙機関が「歌」と表現した気持ちもわかります。

それで、その音の原因は、欧州宇宙機関は、

「磁場の振動により起きているのではないか」

ということを書いています。

この彗星は地球から「4億キロメートル」離れた場所を飛んでいて、そこがどんな環境なのかを想像することは難しいですが、「磁場の振動」という表現が出てくるということは、「磁場が存在する」ということでいいのでしょうかね。

しかし……巨大とはいえ、たかだか4キロ程度の天体に、クリアな信号を出すほどの磁場が存在し得るのですかね。そのあたりの科学的なことはさっぱりわかりませんので、とりあえず、ESA の言うことを素直に聞いておくことにします。




地球や宇宙の音や信号の正体

こういう「音」や、あるいは「信号」、「電波」は巨大な天体ならどこでも発生していて、たとえば地球そのものも様々な周波数の音や信号を発しています。

木星からの信号も有名です。

木星電波 - Wikipedia

1955年、バーナード・バーグとケネス・フランクリンは、木星から発せられた断続的な22.2メガヘルツの電波信号を検出した。研究によって、木星は3種類の電波を発していると判明した。


あるいは、さらに「遠くからの宇宙の信号」といえば、

110億光年の彼方の宇宙から 10秒ごとに正確なサイクルでシグナルが発信されている


ということが判明したこともありました。

これについて、マンチェスター大学での調査が始まったことについて、

銀河系外の宇宙から 10秒周期に発信されている電波信号の存在の探査が始まる
 2013年07月08日

という記事に書いたことがありますが、わりといろいろなところから「信号」は来ているようです。

しかし、そま発生源が生じる原因について、正確にわかったことはないようで、いろいろと「謎だらけ」というのが宇宙というもののようでもあります。

今回のチュ…………(考えるんじゃない、感じるんだ)……チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の音に関しても、磁場で説明できるものなのかどうかは今のところ何ともいえないわけで、諸説出てくることかと思います。

謎の音……というと、「地球」の謎の音についても、

世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える
 2012年02月21日

をはじめとして、過去にずいぶんと書きました。

最近はブームも去ったようで、 YouTube などへの投稿は減ったようですが、しかし報道ベースでは、特にカナダとアメリカでは一貫して「謎の音の報道」が常になされています。

insane-noise-top2.gif
Extinction Protocol


しかし、地球の「音」については今回は余談ですので、ここまでとしておきます。

そんなわけで、冒頭の Examiner の記事をご紹介します。

この記事は一種の陰謀論系の内容で、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星彗星から発信されている音は自然のものではなく、この彗星に知的生命体がいる可能性について書いています。

そのあたりの考え方はは人それぞれですので、それもまたひとつの閑雅だとは思いますが、「磁場のない宇宙空間での生物と生命の関係性」についての私の考えは、われと最近の記事、

人類は本当に「ヴァン・アレン帯を通過して月に行ったことがあるのだろうか?」という疑問を各地で噴出させている NASA の次世代宇宙船オリオンのミッション
 2014年10月31日

に書いていますが、やはり、強力な磁場と大気を持たない天体に生命が滞在するということは大変に難しいことではないかと思ってはいます。

それでも、彗星にそのような、知的生命のようなものがいるかもしれないというロマンを持つことも決して悪くないと思っています。



Mystery signal from Rosetta comet confirmed by European Space Agency
Examiner 2014.11.11

探査機ロゼッタが着陸する彗星から謎の信号が発せられていることを欧州宇宙機関が確認

欧州宇宙機関(ESA)は本日、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星( 67P/Churyumov-Gerasimenko )から謎の信号を受信したことを確認した。その音はライブストリーミングサイトで公開され、記事で、ESA は、この信号を「謎の歌」と表現した。

以前から探査機ロゼッタには「本来のミッションがある」という噂があった。そのミッションとは、20年前に地球で受信した信号を確認するために、ロゼッタを彗星に派遣したというものだ。

11月12日にロゼッタは彗星への着陸を試みる。この模様はライブストリーミングで世界に公開される。

しかし、今回の ESA の「信号」に関しての発表は、人類初の彗星への着陸ということ以上に驚きであったといっていい。

ESA は以下のように記事で述べている。

「探査機ロゼッタのプラズマコンソーシアム装置( RPC )は、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星が宇宙空間に向けてミステリアスな「歌」を放っていることを明らかにした。この「歌」の原因だが、彗星の環境での磁場の振動により「歌」が作られているように考えられる」

メディア「 UFO サイトニング・デイリー( UFO Sightings Daily )」は、9月29日に「 NASA はチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星から 20年以上にわたって、ラジオ信号を受信していた!」と題する記事を掲載した。

記者のスコット・ワリング( Scott Waring )氏は、探査機ロゼッタの本当のミッションは、この NASA が 20年前に検出した信号の調査だと ESA の匿名の内部告発者が語ったことを記している。

ワリング氏と同じような主張をする人たちは他にもいたが、彼らは多くのメジャーメディアから非難された。ハフィントン・ポストの記者、マイケル・ランドル( Michael Rundle )氏は、以下のように述べる。

「もし、彗星が電波を発しているのならぱ、なぜ、これまで誰もそれを拾うことができなかったのか。そして、それが NASA によって傍受されたのなら、なぜ、 NASA は自ら宇宙の調査ミッションを行わずに ESA がそれを行ったのか」

今回、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星から信号が出ていることが確認されたことによって、ワリング氏が正しかったことになる。

ESA はこの信号は、磁場の振動によって起きるとしているが、大きな問題は、この音が ESA が主張するように、自然現象として作られたものなのか、それとも、あるいは知的生物によって作られた可能性があるのか、ないかだ。

ロゼッタが 9月10日に撮影した写真には、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の表面に、無線タワーのようにも見えるものや、 UFO といえる可能性がある物体が写っている。 ESA の匿名の内部告発者はこの彗星の写真の背後にはいくつかの謎があることを示した。

もし、今回の彗星からの信号が、20年前に NASA が検知したもので、そして、探査機ロゼッタがその調査のために向かったのだとすれば、 NASA も ESA も、その信号を自然現象を越えたものだと確信していたと考えることもできなくはない。

もし、知的生命体がこの地球に彼らの存在をアナウンスしたいと思っているのならば、遠く離れた彗星から放たれる美しい歌は「ファースト・コンタクト」の優雅なフォームを現している。




異常は「IN DEEP」より
宇宙は広く謎がいっぱいです。以上

アメリカ・ビジネス界のユダヤ人の実態第7章

■■第7章:学問の世界や知的専門職で活躍するユダヤ人 (+アートの世界)

●さて、この章では、ビジネス界で成功したユダヤ人の話題から離れて、学問の世界や知的専門職で成功したユダヤ人に目を向けてみたい。(簡単にリストアップ)

 

■ガーシェンクローン …………

1920年に黒海北岸の町オデッサのタバコ工場を経営していた父とともにルーマニア領に逃がれる。その後、渡米しハーバード大学に入学。ソ連経済とヨーロッパ経済の権威となった。

■マルクシャーク ………………

ウクライナでポグロムと差別の青春時代を過ごす。1919年にドイツに移住し、その後渡米。ニューヨークの新会社調査学院、シカゴ大学やロサンゼルスのUCLAなどで計量経済学の中心人物となった。

■バラン …………………………

オデッサ生まれで、後にポーランドに移住。その後、ロシア、ドイツなどの国々をめまぐるしく移動し、1941年に渡米。アメリカ政府の戦略局に職を得て欧州問題の専門家となった。1951年から1964年まではスタンフォード大学の経済理論教授を務め、アメリカでは珍しいマルクス経済学者として学生の人気を集めたという。

■ロマン・ヤコブソン …………

モスクワ生まれで、1920年にプラハに移住。1941年にスウェーデン経由でアメリカに亡命。1982年に亡くなるまでコロンビア大学、ハーバード大学、MITなどで研究を続けた。彼は6ヶ国語を話し、25ヶ国語を読みこなす異能の学者であった。

■バーンズ ………………………

ウクライナ西部のガリチア地方で生まれ、1934年にニューヨークのコロンビア大学で経済学の博士号を取得。のちにアイゼンハワーからニクソン、フォード、カーターにいたる歴代大統領の経済顧問を務め、1970年から8年間、FRB(連邦準備制度理事会)議長としてアメリカ経済とドルの守護神となった。

■ノーバート・ウィーナー ……

ロシア系ユダヤ移民2世。父親はイーディッシュ語の権威でもある言語学者だった。15歳で神童の名を欲しいままにした。その後、サイバネティクスの創始者として有名になる。

■ピーター・ドラッカー ……

ウィーン生まれのユダヤ人。ナチに追われて、イギリスを経てアメリカに亡命。現在、
ビジネス界に最も影響力をもつ思想家として知られ、「企業経営の神様」と呼ばれている。

 


ピーター・ドラッカー。世界で初めて
企業の経営理論(マネジメント)を体系化。

現在、ビジネス界に最も影響力をもつ思想家
として知られ、「企業経営の神様」と呼ばれている。
ウィーン生まれのユダヤ人。1937年にアメリカに亡命。

 

●アメリカのシカゴ大学の経済学者で、「マネタリズム」の教祖ミルトン・フリードマンもユダヤ人である。

両親は東欧から移民してきたユダヤ人で、彼は1912年にニューヨークで生まれた。1976年にノーベル経済学賞を受賞し、レーガノミックス(レーガン政権)やイギリスのサッチャー政権の経済政策の理論的支柱を提供した。

 


シカゴ学派の重鎮
ミルトン・フリードマン

1976年にノーベル経済学賞を受賞

 

●ところでシカゴといえば、「シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)」の名誉会長を務め、シカゴで世界初の「金融先物市場」を作り上げ、「先物の父」と呼ばれているレオ・メラメドもユダヤ人である。

彼は1932年にポーランドのユダヤ人教師の家に生まれたが、8歳の時にナチに追われ、日本のシンドラー杉原千畝(すぎはら ちうね)の発行したビザで両親とともに日本に逃れ、九死に一生を得ている。(その後、彼は渡米しシカゴで成長した)。

 

  
(左)「金融先物市場の父」であるレオ・メラメド
(中央)彼の著書『エスケープ・トゥ・ザ・フューチャーズ』
(右)大戦中、6000人のユダヤ人を救った杉原千畝

レオ・メラメドは少年時代、杉原千畝に発給してもらったビザで
ナチスの魔の手から逃れ、シベリア・日本経由でアメリカに渡った。

彼は著書『エスケープ・トゥ・ザ・フューチャーズ』の日本語版の
序文に「日本の人々は私の両親と私の命の恩人です」と記している。

 

●ちなみに、1980年代前後、日本経済に対するアメリカの風当たりが強くなる中で、日本を礼賛する本を書いた著者の多くはユダヤ人であった。

有名な『ジャパン・アズ・ナンバーワン』(1979年)の著者エズラ・ヴォーゲル、「日本の大躍進」を予言した『それでも日本は成長する』(1978年)の著者ハーマン・カーン、『第五世代コンピュータ 日本の挑戦』(1983年)の著者エドワード・ファイゲンバウムなどは皆、ユダヤ人である。

 

  
左から、エズラ・ヴォーゲル、ハーマン・カーン、エドワード・ファイゲンバウム

彼らは日本を礼賛する本を書いたユダヤ人学者である

 

●先に紹介した「企業経営の神様」であるピーター・ドラッカーも、親日ユダヤ人で、彼は著書『新しい現実』(1989年)の中で次のように述べている。

「20世紀も終わりに近づいて、無数の独立国ができたが、それは全部日本の真似であった。これらの独立国の共通点は、全部自分たちで政治をやりたいということ、そして外国の優れた技術、制度、法律をいれようということであり、それは日本の明治維新の真似である。だから、20世紀に本当に政治的に成功したのは日本だろう。」

 


ピーター・ドラッカー

1966年に彼は日本政府から「勲三等瑞宝章」を
授与されている。日本文化に強い関心を持ち、
日本画を集めるのが趣味であるという。

 

●未来学者として有名なアルビン・トフラーは、1980年に出した著書『第三の波』で、「高度情報化社会」が到来することを“予言”したが、彼もユダヤ人である。

 

 
(左)ユダヤ人未来学者、アルビン・トフラー。
ロックフェラー財団、未来研究所、アメリカ電信電話会社
などの顧問を務めている。 (右)は彼が1980年に
出した『第三の波』(日本放送出版協会)。
世界中の人々に大きな影響を与えた。

 

●世界的にみると、ユダヤ人の哲学者・思想家・心理学者は数多く存在する。

有名なところでは、スピノザ(オランダ)、モーゼス・メンデルスゾーン(ドイツ)、ジクムント・フロイト(オーストリア)、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン(オーストリア)、マルチン・ブーバー(イスラエル)、クロード・レヴィ=ストロース(フランス)、アンリ・ベルクソン(フランス)、ジャック・デリダ(フランス)などがいる。

 

  
左から、フロイト、ウィトゲンシュタイン、マルチン・ブーバー

  
左から、レヴィ=ストロース、アンリ・ベルクソン、ジャック・デリダ

 

●アメリカに関係するのは以下のユダヤ人(心理学者)たちである。

■アルフレート・アドラー ………

オーストリア生まれのユダヤ人。フロイトやユングと同時期に活躍し、「劣等感」という概念を発見。世界で初めての「児童相談所」を作り、「人間教育」に力を入れた。欧米ではフロイト、ユングと並んで心理学の三大巨頭と呼ばれるが、日本での知名度は低い。大戦中にアメリカに亡命。(同じユダヤ人であるフロイトはイギリスに亡命した)。「アドラー心理学」はフロイトの学説のような「性」に偏向することもなく、ユングの学説のような「神秘主義」に偏向することもなく、人間の常識(アドラーは「人間知」と呼んだ)に基づいて理論を発展させているのが特徴。


■アブラハム・マズロー …………

ニューヨーク生まれのユダヤ人。アメリカの心理学者。フロイトの精神分析が、人間をネガティブな面から捉えたのに対して彼は「自己実現をする存在」と捉えた。人間の欲求自体を否定しなかった。それは階層的に高まっていくと考えたのである。下部の欲求が満たされれば、成長を続け、ますます健康になると考えたのである。マズローは「トランスパーソナル心理学」の源流を作った人である。


■エーリッヒ・フロム
 ……………

フランクフルト生まれのユダヤ人。アメリカの心理学者。(ナチに追われて1933年にアメリカに亡命)。精神分析的方法を社会現象に適用する「新フロイト主義」の立場にたち、精神分析学を社会心理学の領域に押し進めた。


■フリッツ・ハイダー
 ……………

オーストリア生まれのユダヤ人。1930年代にアメリカに亡命。クラーク大学付設の聾唖学校に職を得て聾唖者の心理学的研究を行なう。「ゲシュタルト理論」と同じ立場で、対人関係の知覚問題を解明した。

 


アルフレート・アドラー

フロイトやユングと並ぶ心理学の
 三大巨頭の一人であるユダヤ人。
 「劣等感」という概念を発見した。


  
        (左)アブラハム・マズロー。「トランスパーソナル心理学」の源流を作った。
        (中央)エーリッヒ・フロム。精神分析学を社会心理学の領域に押し進めた。
        (右)フリッツ・ハイダー。アメリカの社会心理学者でゲシュタルト学派に属する。

 

●そのほかにも、アメリカで「学者」として成功したユダヤ人には、

ロシア系ユダヤ移民で「ストレプトマイシン」を発見してノーベル賞を授与されたセルマン・ワクスマン、ロシア系ユダヤ移民で「避妊用ピル」の発明者グレゴリー・ピンカス、ロシア系ユダヤ移民2世で世界で初めて小児麻痺(ポリオ)のワクチンの開発に成功したジョナス・ソーク、

ドイツ生まれのアメリカ物理学者で干渉計の考案と光速度の研究でノーベル賞を授与されたアルバート・マイケルソン、ドイツ生まれのアメリカ人類学者で「文化人類学」を確立したフランツ・ボアズ、ポーランド生まれのアメリカ生化学者でビタミンBにあたる物質(← 鈴木梅太郎が前年に発見した「オリザニン」と同じ物質)を発見して「ビタミン」と命名したカシミール・フンク、

ロシア系ユダヤ移民の血をひきヘリウム3の「超流動」を発見してノーベル賞を授与されたダグラス・オシェロフ、ドイツ生まれのアメリカ物理学者で「ニュートリノ」を発見してノーベル賞を授与されたジャック・シュタインバーガー、超弦理論において「M理論」を提唱し数学と素粒子物理学に関する多大な業績を上げたエドワード・ウィッテンなどがいる。

(このほかにもまだいるが、きりがないのでこれぐらいにしておこう)。

※ 歴代のノーベル賞受賞者を調べてみると、経済で60%以上、医学で20%以上、物理で20%以上、化学で10%以上、文学で10%近くの受賞者がユダヤ人である。

 

  
(左)「ストレプトマイシン」を発見したセルマン・ワクスマン
(中央)「避妊用ピル」の発明者グレゴリー・ピンカス
(右)「ポリオワクチン」を開発したジョナス・ソーク

  
(左)「光速度不変の原理」を発見したアルバート・マイケルソン
(中央)「文化人類学」を確立したフランツ・ボアズ
(右)「ビタミン」の命名者カシミール・フンク

  
(左)ヘリウム3の「超流動」を発見したダグラス・オシェロフ
(中央)「ニュートリノ」を発見したジャック・シュタインバーガー
(右)「M理論」の提唱者エドワード・ウィッテン

 

●アメリカで作家として成功したユダヤ人もいる。

ノーマン・メイラー     『裸者と死者』
ハーマン・ウォーク     『ケイン号の反乱』
アーサー・ミラー      『セールスマンの死』
ジェローム・サリンジャー  『ライ麦畑でつかまえて』
ソール・ベロー       『宙ぶらりんの男』   1976年ノーベル文学賞受賞

アイザック・アシモフ    『われはロボット』
アーウィン・ショー     『富めるもの貧しきもの』
アイン・ランド       『肩をすくめたアトラス』
アイラ・レヴィン      『ローズマリーの赤ちゃん』
アイザック・シンガー    『愛のイエントル』   1978年ノーベル文学賞受賞

ポール・オースター     『孤独の発明』
フィリップ・ロス      『ポートノイの不満』
ハイム・ポトク       『ゼブラ』
バーナード・マラマッド   『ユダヤ鳥』
ヨシフ・ブロツキー     『ヴェネツィア』    1987年ノーベル文学賞受賞

 

  
(左)ピュリッツァー賞作家のアーサー・ミラー。20世紀で最も傑出した劇作家といわれる。
彼の2番目の妻はマリリン・モンローである。 (中央)ジェローム・サリンジャー。
32歳で『ライ麦畑でつかまえて』を発表し、大人の世界に反発する
若者の心を見事にとらえ、全世界の若者たちを魅了した。
(右)ソール・ベロー。ロシア系ユダヤ移民の子。
1976年度のノーベル文学賞を受賞。

  
(左)アイザック・アシモフ。ロシア系ユダヤ人として生まれ、3歳の時に家族
とともにアメリカに移民した。作家として成功し、その著作は500冊以上を数える。
(中央)アイン・ランド。ロシア生まれのユダヤ人女性。20歳の時にアメリカに移民。
アメリカの「リバータリアニズム」という政治思想潮流形成に大きな影響を与えた。
アメリカの一般読者が選ぶ「20世紀の小説ベスト100」で、彼女の小説は
第1位と2位と7位と8位を占めた。 (右)アイザック・シンガー。
1978年度のノーベル文学賞を受賞。

  
(左)ノンフィクション作家の巨匠ノーマン・メイラー。ピュリッツァー賞作家。
太平洋の孤島で日本軍との戦闘を描いた『裸者と死者』で知られる。彼は
後に「日本は私が見た国のうちで最も美しい国でした」との印象を述べている。
(中央)フィリップ・ロス。ユダヤ系移民の家庭を描いた 『さようならコロンバス』で
作家デビューし、全米図書賞を受賞。ニューヨークに住むユダヤ人の若者とその母親
との屈折した関係を描いた長編『ポートノイの不満』は年間ベストセラーの1位に輝いた。
(右)ハイム・ポトク。アメリカの作家でありユダヤ教のラビでもある。ローティーンの
少年少女の成長を描いた短編集『ゼブラ』は日本でも人気がある。

  
(左)ピュリッツァー賞作家ハーマン・ウォーク。ロシア系ユダヤ移民の子
としてニューヨークで生まれた。 (中央)バーナード・マラマッド。ロシア系
ユダヤ移民の子としてニューヨークで生まれた。ベロー、メイラー、ロスらとともに、
1950~60年代のユダヤ人作家隆盛の一角をなす。全米図書賞を2度受賞。
(右)ヨシフ・ブロツキー。ロシア生まれのユダヤ詩人。1972年に亡命して
アメリカに渡り、詩とエッセイを発表。1987年にノーベル文学賞を受賞。

  
(左)アメリカのユダヤ人作家アイラ・レヴィン。23歳の
時に処女作『死の接吻』を発表。この作品は大評判となり、
翌年のアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の新人賞を獲得。

第2作『ローズマリーの赤ちゃん』も大ヒットし、映画化されて
オカルトの一大ブームを巻き起こした。1976年にはスリラー小説
『ブラジルから来た少年』を発表し、これも映画化された。1991年に
出した『硝子の塔』もヒットし、映画化された
(シャロン・ストーン主演)

(右)
1978年に映画化された『ブラジルから来た少年』(DVD)
この作品はナチス復興とクローン計画の恐怖を描いたSFサスペンスで、
日本では劇場未公開に終わったが、現在はDVDで観ることができる。

ヒトラーのクローンを再生させようとするナチスの科学者メンゲレ博士と、
それを阻止しようとするナチ・ハンターのユダヤ人リーバーマンとの対決が
見どころ。名優グレゴリー・ペックがメンゲレ博士を不気味に怪演。

 

●『ゲームの達人』や『真夜中は別の顔』など世界的ベストセラーで知られるアメリカの作家、シドニー・シェルダンもユダヤ人である。

彼は小説家になる前は脚本家として活躍しており、映画『独身者と女学生』(1947年)でアカデミー賞の脚本賞を受賞。ブロードウェーでミュージカル脚本も手掛け、『レッド・ヘッド』でトニー賞を受賞している。ある時のブロードウェーでは3ヶ所の劇場でシェルダン作の劇を演じていたほどの人気だったという。

50歳を過ぎてから小説を書き始め、これが大ブレーク。発行部数の記録はギネスブックに載るほど。(全作品の売上げ総数は3億部を越えている)。

彼は日本では、英語学習教材「イングリッシュ・アドベンチャー」(アカデミー出版社)に小説を提供しており、日本での知名度はかなり高い(多くのファンがいる)。

 


シドニー・シェルダン

10歳で既に詩を書き始めていた。
        脚本家として活躍した後、50歳を
過ぎてから小説家に転じ、日本を含む
 世界各地でベストセラーを連発。

 

●コミック作家として成功したユダヤ人もいる。

例えば、「スーパーマン」の生みの親であるジェリー・シーゲルとジョゼフ・シュスター、「スパイダーマン」や「X-MEN」の生みの親であるスタン・リー、「バットマン」の生みの親であるボブ・ケインなどである。彼らの成功によって、新しい文学ジャンルをベースとする新産業=「コミックブック産業」が栄えた。

(余談になるが、これらコミックヒーローの名前は「~マン」で共通しているが、「~マン」という名前はもともとユダヤ人に多い名前である。その他に「~バーグ」「~スタイン(シュタイン)」もユダヤ人に多い名前である)。

 

  
(左)「スーパーマン」の生みの親であるジェリー・シーゲルとジョゼフ・シュスター
(中央)「スパイダーマン」や「X-MEN」の生みの親であるスタン・リー
(右)「バットマン」の生みの親であるボブ・ケイン

 

●ついでにアートの世界では、1960年代のポップアートの先駆者で、コミックを題材にしたポップな色彩でインパクトの強い独特の表現方法を確立したロイ・リキテンシュタインもユダヤ人である。

抽象画家として有名なマーク・ロスコもユダヤ人(ロシア系ユダヤ移民)で、同じく抽象画で有名なピエト・モンゴリアンは、ナチの迫害を逃れて戦時中アメリカに渡ったユダヤ人である。「色彩の魔術師」と評されるマルク・シャガールは、ロシア生まれのユダヤ人だが、彼もナチの迫害を逃れて戦時中アメリカに渡った芸術家である。

 

 
(左)ポップアートの先駆者、ロイ・リキテンシュタイン
(右)「色彩の魔術師」と評されるマルク・シャガール

 

●現代彫刻家を代表する一人、ジョージ・シーガルは、1961年に、石膏をしみこませた包帯を体に巻きつけて型を取る手法を編み出し、等身大の人体像を巧みに配置したリアルな作品を作り出したことで有名であるが、彼もユダヤ人である(ユダヤ移民の子でニューヨークで育つ)。

 


現代彫刻家を代表する一人
ジョージ・シーガル

生身の人体から直接型を
取った石膏像で知られている

 

●20世紀アメリカを代表する画家の一人、ベン・シャーンもユダヤ人である。

彼は1898年、リトアニア(当時は帝政ロシア領)に生まれ、7歳の時にユダヤ人の両親とともにアメリカに移民。その後、石版画の職人になり、肉体労働者や失業者などアメリカ社会の底辺にいる人々を見つめ、社会派リアリズムの芸術家として、戦争、貧困、差別などのテーマを扱い続けた。

彼は壁画、ポスター、挿絵、写真など、グラフィックアートのあらゆる分野に手を染めたが、自ら「石に刻む線」と呼んだ筆の線は、アメリカはもとより日本のグラフィック・デザイナーやイラストレーター、画家、彫刻家などにも大きな影響を与えた。

代表作は、アメリカの水爆実験で被爆した「第五福竜丸事件」(1954年)に触発された「ラッキードラゴン」シリーズや、フランスの「ドレフュス事件」を題材にしたシリーズである。

 

 
(左)アメリカ美術の巨匠ベン・シャーン
(右)彼の作品「愛に満ちた多くの夜の回想」

        晩年、彼は、自らの独特な線描に触れて、
        「線の力が、もはや自分の一部になり、毛筆で
描く時でも、私は石に刻む線を描いている」
と述べている。1969年に死去。

 

●このベン・シャーンは約6000枚の写真を撮影し、「写真家」としての評価も高いが、「写真家」で有名なユダヤ人といえば、アメリカ生まれのファッション写真家で芸術家のマン・レイがいる。彼はロシア系ユダヤ移民2世である(本名はエマニュエル・ロドニツキー)。

20世紀を代表する報道写真家であるロバート・キャパ(本名はアンドレ・フリードマン)もユダヤ人である。彼はハンガリー生まれで、27歳の時にアメリカ永住権を得た。

(※ アメリカとは関係ないが、ドイツ生まれの有名なファッション写真家ヘルムート・ニュートンもユダヤ人である)。

 

 
(左)ファッション写真家で芸術家のマン・レイ
(右)報道写真家のロバート・キャパ

 

●ところで、ショー・ビジネスの世界で、20世紀初頭に“アメリカの魔術師”として圧倒的な人気を博したハリー・フーディーニも、ユダヤ人(ハンガリー生まれ)である。現代の“アメリカの魔術師”で、壮大なイリュージョンの世界を築き上げたデビッド・カッパーフィールドもユダヤ人である(ロシア系ユダヤ移民の子)。

(※ ちなみに、永年、マジック界で「プロフェッサー」という尊称で呼ばれていたのはアメリカ・マジック界の巨匠ダイ・ヴァーノンだったが、ヴァーノンが亡くなった今、デビッド・カッパーフィールドが「プロフェッサー」と呼ばれている)。

 

 
(左)ハリー・フーディーニ (右)デビッド・カッパーフィールド

 

●音楽家として成功したユダヤ人もいる。

アメリカ音楽界で人気を誇ったレナード・バーンスタイン、アメリカという新大陸でスウィングジャズを開花させたジョージ・ガーシュインとベニー・グッドマン、戦時中アメリカに渡った作曲家アルノルト・シェーンベルクと指揮者ブルーノ・ワルター、アメリカのブロードウェイを代表するミュージカル作曲家ジェローム・カーン、天才バイオリニストのユーディー・メニューインとアイザック・スターン、ハリウッド映画音楽の巨匠ジェリー・ゴールドスミス、「ピアノの王様」と呼ばれたアルトゥール・ルービンシュタインなどがいる。

 

   
左から、「スウィングの王様」と呼ばれたクラリネット奏者ベニー・グッドマン、
アメリカのブロードウェイを代表するミュージカル作曲家ジェローム・カーン、
アメリカ音楽界で人気を誇ったカリスマ指揮者レナード・バーンスタイン、
天才バイオリニストのユーディー・メニューイン

 

●また、ビリー・ジョエル、ポール・サイモン、ボブ・ディラン(本名はロバート・ジマーマン)、バリー・マニロウ(本名はバリー・アラン・ピンカス)もユダヤ人である。

ヘヴィメタルバンド「キッス(KISS)」のジーン・シモンズ(本名はチャイム・ウッズ)もユダヤ人であり、ヘヴィメタルバンド「メガデス」のマーティ・フリードマンもユダヤ人である。(彼は日本語を流暢に話し、親日家としても知られる)。

 

   
左から、ボブ・ディラン、ポール・サイモン、ビリー・ジョエル、マーティ・フリードマン

  
ヘヴィメタルバンド「キッス(KISS)」のジーン・シモンズ(中央はメイクした顔)

彼はイスラエルのハイファ出身で、母親はナチ収容所の
生存者。若い頃は正統派ユダヤ教の家庭環境の中で育ち、
相当敬虔だったという。(彼はアメリカに移民後、ニューヨークの
ユダヤ系テクノロジーセンターでラビになるための勉強をしていた)。

1972年にニューヨークで結成された「KISS」は、8000万枚以上のレコードを
売り、エルヴィス・プレスリー、ビートルズらが持っていたコンサートの観客動員記録を
いたるところで塗り替え、ゴールドレコードの数はビートルズに続き、現在世界第2位である。

ジーン・シモンズなしで「KISS」の成功はあり得なかったといわれている。また、日本の初期の
ヘヴィメタル・ファッションに多大な影響を与えており、「KISS」がなければ「聖飢魔II」や
「X JAPAN」以降のヴィジュアル系バンドは存在しなかったともいわれている。

 

●一般にユダヤ人は、実力一本でやっていける医者や弁護士などの知的職業を選ぶ人が多い。アメリカ医学界に占めるユダヤ人のパーセンテージはきわめて高い。

現在アメリカのユダヤ人弁護士は14万人、ユダヤ系法律事務所は2万2000に達するといわれる。

教師もユダヤ人が多い。ニューヨーク市の学校教師の半分はユダヤ人で、同市の学校ではユダヤ教の祭日は休みになるほどだ。

●今日、アメリカ・ユダヤ人の実業界の指導者たちが懸念していることは、あまりにも多くの優秀なユダヤの若者が、学問の世界や知的専門職へと進路を目指していくために、ビジネスの分野へ進む優秀な人材が年を追うごとに減少していく事態であるという。そのことは実業界におけるユダヤパワーの相対的低下を招くからだという。

●なお、次のようなデータを載せておくのも賢明だろう。

現在、アメリカのユダヤ人は約600万人だが、そのうち80万人は貧困階層で、とくに高齢者では年間収入4000ドル以下の者が44%もいる。ニューヨーク市で生活保護を受けているユダヤ人は25万人にのぼり、黒人その他のグループについで、同市では3番目に大きな貧困者群を構成している。これなどは、ユダヤ人は金持ちだという伝説を、まっこうからひっくり返す例となっている。

アメリカのユダヤ人は、富める者と貧しい者含め、実にさまざまな人間がいるといえよう。ダイナミックである。

 

─ 完 ─

 


 以上は「ユダヤ人の発想」より

公明山口代表独占インタビユー、腰砕け批判に反論(9/9)

公明山口代表独占インタビュー 腰砕け批判に反論 連立離脱「心配でできない」

週刊朝日 2014年07月25日号配信掲載) 2014年7月16日(水)配信

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 なかなか光明を見いだせない山口代表。悩みのタネは関西にもある。日本維新の会の橋下徹共同代表(45)だ。

 肝いりの大阪都構想の議論の進め方をめぐり、協力関係から対立関係に転じた公明党市議団を橋下代表は「人生最大の裏切りを受けた。都構想の住民投票までは協力すると約束したのに。人の道に反する行為」と厳しく批判。公明党の現職衆院議員がいる全9選挙区に対立候補を擁立すると、7月3日明らかにした。

 橋下代表は佐藤茂樹衆院議員(55)がいる大阪3区、松井一郎幹事長(50)は北側副代表がいる大阪16区の支部長に就くことも発表した。

「橋下さんはまだ大阪市長職に意欲があるし、国会議員には向かないとまでテレビで発言している。本当に出馬するかは疑問。ただ、維新が代役を立てれば、関西を地盤とする公明の衆院議員は軒並み苦戦する。3区の佐藤議員は完全にしり込みして『早く橋下さんとトップ会談をしてくれ』と山口代表に泣きついているようです。いずれどこかで手打ちをしないと、公明のほうが深手を負います」(在阪ジャーナリスト)

 集団的自衛権の議論では「珍しく寝付けなかった」と周囲に心情を吐露した山口代表。眠れない日々が、まだしばらく続きそうだ。

本誌・一原知之、原山擁平、撮影=松永卓也

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バックナンバー記事


以上は「週刊朝日」より

日中開戦が現実味・・・これは「抑止力」という名の「挑発」だ(2/3)

日中開戦が現実味…これは「抑止力」という名の「挑発」だ


「想定問答集は質問に答えていないのです。なぜかというと、『戦争に巻き込まれる』のが答えだからです。だから、正面から答えられない。ごまかさざるをえないのです」

 安倍首相は会見で集団的自衛権を行使することが「抑止力」になるとも言った。米国との軍事同盟を強めれば「尖閣の実効支配を狙っている中国もひるむだろう」という理屈だが、これも違う。

「抑止力と挑発は紙一重なんですよ。こちらは抑止力になると思っていても、相手は挑発と思うかもしれない。冷戦時代の核のように、相手も撃ち合う怖さを納得、了解していなければ、抑止力にはならないのですが、日本の場合はどうでしょう。政府は今回、従来は警察や海上保安庁が担っていた離島警備において、武力行使には至らないグレーゾーンの侵害でも自衛隊が出ていけるようにする。当然、尖閣諸島を念頭においているのでしょうが、抑止力というより、挑発に受け取られる可能性がある。日中間はすでに空域では中国軍が自衛隊や米軍機にスクランブル発進をかけるなど緊張が高まっている。それが海域にまで広がることになります」(軍事評論家・前田哲男氏)
以上は「日刊ゲンダイ」より

「がん保険」がんになってもカネが出ない!(2/7)

被害者続出、いったいどういうことだ!「がん保険」がんになってもカネは出ない——2人に1人が「がん」になる時代に、保険会社が儲かるカラクリがわかった

2014年06月23日(月) 週刊現代

週刊現代賢者の知恵

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「実際に相談を受けている現場の感覚としては、がん保険に関するトラブルはとくに目立っています。具体的には、保険勧誘時の説明不足から生じるものが多い」(国民生活センター相談情報部担当者)

保険金の支払い条件などは約款に細かに記されているが、契約時にすべての内容を担当者から直接説明されることはほとんどない。説明を受けたとしても、到底一度で把握しきれる情報量ではないため、がんと診断され保険金を請求してはじめて、自分が保障の対象外であることを知るのだ。

がんの保険金が出ないケースは、大きく次の5つに分けられる。

(1)保険金が支払われない種類のがんがある

冒頭で紹介した男性は、発見されたがんが、そもそも保障の対象外だった。

「新しいがん保険では、どんながんもカバーする商品がほとんどですが、『上皮内新生物』には保険金が出ない、もしくは一時給付金が減額される商品があります」(アイリックコーポレーション・山本裕氏)

上皮内新生物とは、「上皮内がん」と呼ばれることもあるが、粘膜のような上皮内に留まっているごく初期のがんのこと。胃や子宮頸部、皮膚など、どの部位にもできる可能性はある。

さらに問題なのは、この判断があいまいだということだ。

「上皮内新生物かどうかは、最終的に病理医が区別しますが、じつは、その判断は医師によってまちまちなんです。診断する病理医によって、保険金が出るか出ないか異なる可能性もある」(医療コーディネーター・石橋大氏)

そもそも我々は、健康で長生きしたいという思いから健康診断や人間ドックを受けている。定期的に検査をしていれば、がんになってもごく初期で見つかるのは当然。そうした早期発見のがんにはカネが払われず、進行がんになってようやく保険金が出る。そんなバカバカしい話はない。

(2)加入後、すぐにがんになったらアウト

もしあなたが、初期のがん(上皮内新生物)でも保険金が下りるタイプのがん保険に加入していたとしても、「責任開始日」の存在があることを忘れてはならない。

多くの場合、加入後90日以内にがんが発覚したときは、保険金が出ない。がんの初期では自覚症状がないため、健康だと思って保険に入った翌月に、会社の健康診断で異常が発覚。すでに保険料の払い込みは始まっているのに、責任開始日前だからカネがもらえない、という事態に陥る。

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「米中安保」の現実を直視せよ(5/6)

歴史教科書は子供たちに「卑劣な日本人像」を刷り込んでいる

「米中安保」の現実を直視せよ アメリカの傘の下から脱し、自主防衛に舵を切れ

SAPIO 2014年7月号掲載) 2014年6月12日(木)配信

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守ってくれない日米安保
よりも自主防衛の道を

 米国の対日基本政策は「日本の封じ込め」にあり、戦後70年近く経った現在も日本を「敵国」と見做していることに変わりはない。日米同盟を押しつけ在日米軍を駐留させ続けているのは、日本列島が戦略的に不可欠という理由だけではなく、依然として日本に強い警戒心を抱き続けているためだ。米国には「日本に軍事力を持たせれば強力な軍隊を復活させ、核兵器を保有して復讐するのではないか」という潜在的恐怖心がある。

 そうした対日認識は米歴代政権に受け継がれてきた。米中が国交回復交渉を行なった71年、ニクソン大統領の特使として訪中したキッシンジャー大統領補佐官は、周恩来首相と「日本が独立した外交・軍事政策を行なう国になることを阻止する。日本には核戦力を持たせない」とする密約を結んだ。また、80年代に沖縄の海兵隊司令官だったヘンリー・スタックポール中将は、中国要人から日米同盟の脅威を指摘されると「米軍駐留は日本が軍事大国化しないための『瓶のフタ』の役割をしている」と述べて中国側の疑念を払拭した。米国と中国は折に触れ「日本に自主防衛をさせないこと」を確認し合ってきたのである。

 多くの日本人は「日米同盟さえあれば日本は安泰」と考えているが、甘いと言わざるを得ない。米国は「瓶のフタ」が外れないように一定の軍事力は日本に残しつつ、不足分を日本に補わせる戦略をとっているのが実情である。

 すでに米国は中国が早晩グアムまでの太平洋に進出することを既定のことと認識している。そうなれば日本は中国から軍事的圧力を受けることになる。日本に求められているのは米軍依存からの脱却であり、自主防衛だ。中国は通常兵器の分野においても既に日本の数倍の戦力を保持しているうえ、核も保有している。

続きを読む : もちろん、日本が核武装すれ…

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以上は「sapio」より 

2014年12月 8日 (月)

新しい小氷河期時代の始まりの可能性

2014年11月11日


太陽活動の過去と現在のデータが示す「新しい極小期」の到来の可能性と、新しい小氷期時代の始まりの可能性

サイクル23とサイクル24の「期間」のデータが示すこと

太陽活動のレポートを更新して掲載し続けている Solen.info に興味深いグラフがありました。

下のグラフです。
日本語はこちらで入れています。

cycle-comparison.gif
Solar Terrestrial Activity Report


約 11年ごとに繰り返される太陽活動周期(サイクル)の直近の4つのサイクルの黒点数を時系列を同じくして比較したものです。

それぞれのサイクルは以下のようなものです。

サイクル21 1976年6月から1986年9月まで(期間は10年3ヵ月)
サイクル221 1986年9月から1996年5月まで(期間は9年7ヵ月)
サイクル231 1996年5月から2008年12月まで(期間は12年6ヵ月)
サイクル241 2008年12月から現在進行中



上のグラフを見て、まず明らかにわかるのは、現在のサイクル24が、直近の活動の中で、全体として最も黒点数が少ない、つまり活動の弱いサイクルだったということです。

しかし、そのことについては、過去記事、

太陽活動が「過去200年で最も弱い」ことが確定しつつある中で太陽活動は復活するか
 2013年10月21日

など何度か記したことがあり、現在の太陽活動が最近の数百年では例を見ないほど弱いものだということは、2013年の時点で確定的な事実となっていました。

なので、太陽活動が弱いことはすでに明らかなことだとして、そのこととは別に、グラフの曲線に「興味深い他との違い」が見られるのです。

太陽活動周期は、約 11年のサイクルで黒点数が増えていき、また減っていくということを示すサイクルですが、新しいサイクルのスタートは「最も太陽活動が弱い時(太陽極小期)が確認された月」からカウントが始まります。

約 11年とはいっても、1755年に「サイクル1」として番号がつけられ始めてからの太陽活動の周期の時間にはバラツキがあり、最も期間の短かったのは、1766年から 1775年までのサイクル2で、この時には「9年ちょうど」で太陽活動周期が終了しました。

そして、最も長かったサイクルは、1784年から 1798年までのサイクル3で、このサイクルは 13年 7ヵ月も続きました。

なお、前回の太陽活動周期のサイクル23は「それ以来長い活動周期」で、12年 6ヵ月も続きました。

そして、上のグラフを見ますと、次のことに気づきます。

通常のサイクルだと活動周期開始後から 50ヵ月くらいまでに最も黒点が多い活動最大期に達し、そこから徐々に黒点数は減り、60ヵ月頃から加速度的に黒点は減っていく。


しかし、現在のサイクル24は通常だと活動が落ち始める 50ヵ月目あたりからさらに上昇を続けていて、60ヵ月を越えてもまだ上昇し続けている。


他のサイクルのグラフを見ますと、黒点の最大期間が 20ヵ月間くらいの間続いた後に、活動は減少に転じていますので、もし、現在のサイクル24がいまだに太陽活動の最大期に向かっているとすれば、黒点数が落ち始めるまで、もう少し時間がかかることになりそうです。

どうも、このグラフを見る限りは、今回のサイクル24という太陽活動周期は、1784年から 1798年まで、13年 7ヵ月続いたサイクル3のように「長い太陽サイクル」になる可能性があります。

ここで、

昨年 2013年 12月の、

地球は黙示録モードに突入:ヨーロッパに「史上最大級の暴風雪」が近づく中で、各地に出現するVサインは何への勝利の意味か
 2013年12月04日

という記事でご紹介した、東京大学 宇宙線研究所の宮原ひろ子さんという方が 2008年に書かれた「中世の温暖期と近世の小氷期における 太陽活動と気候変動」という資料的論文の中にある下のフレーズを思い出します。

cycle-22.gif


つまり、

前回のサイクルの期間が長いと、次のサイクルの太陽活動が弱くなる。


という傾向が過去にはあったのです。

現在のサイクルの前のサイクル23は上にもありますように、「 12.6 年」という長い期間続きました。そして次のサイクル、つまり現在のサイクル24は、宮原ひろ子さんが「長いサイクルの次のサイクルは弱い太陽活動となる」と予測された通りに「過去数百年で最も弱い太陽活動」のまま進行しています。

そして、さらに、過去の小氷期とも重なった、太陽活動極小期もその直前には「サイクルが長かった」と記されています。

下のグラフは 1790年から 1830年まで 40年間続いた「ダルトン極小期」と呼ばれる黒点の数が少なかった際の活動周期で、この極小期の間は、やはりサイクルが 13年に伸びていた時期が続いていたことがわかります。

Dalton-Minimum.gif


そして、東大宇宙線研究所の宮原ひろ子さんは下のように書かれています。

11-13.gif


何が言いたいかと申しますと、前回のサイクル23の期間は 12.6年と、過去 200年ほどの間で最も長い活動周期でした。そして、現在のサイクル24が、もし現在のグラフが示しているように「期間が長くなる可能性がある」とした場合、さきほどあげました、

「ダルトン極小期のような過去の極小期と似たサイクルの連続となる」

ということになります。

これはつまり、

再び太陽活動の極小期に入る前ぶれといえる可能性がある


ということです。

過去の太陽極小期には、地球上の平均気温は数十年にわたり低下したのですが、ダルトン極小期の場合、その途中で、1816年にインドネシアのタンボラ山の大噴火があり、そのためだけなのかどうかわかりませんが、1816年は「夏のない年」と言われました。

この年に関しては、夏のない年 - Wikipedia で説明されています。

世界中で異常な寒さが観測されただけではなく、

・穀物価格の急騰
・飢餓や伝染病の発生
・死亡率が上昇


などが世界中で起きたことが書かれています。

現在の太陽活動のサイクル24が終了するまでは、あと何十ヵ月もかかりますので、最終的に現在のサイクル24がどうなるのかはわからないですが、サイクル24が 13年間、あるいはそれ以上の長いサイクルになった場合、過去の極小期のパターンとかなり一致していくることになります。

そして、太陽活動と加えて、先日の、

西暦1750年頃に「何らかの理由」で小氷河期の入口の手前から救われた人類。しかし、今回はどうなる? 太陽と火山噴火の増加が作り出す地球冷却のシステム
 2014年11月08日

という記事での、アメリカのマーク・サーカス医師のブログの「なぜこんなに早く寒くなり続けている?」という内容についての記事。

記事の大まかな概要としては、

・ロシア科学アカデミーの科学者たちが 2006年に「地球は 2012年から 2015年の間に寒冷期に入るだろう」という予測をプレスリリースで発表したこと

・その地球の寒冷期の主な要因は太陽活動の縮小にあり、寒冷期は 2055年頃まで続くとしたこと

・しかし、そこには、寒冷化の要因として「火山噴火の増加による太陽光の遮断の影響」は含まれていないこと


などが書かれており、サーカス医師は、最近の大気中への火山灰の分布についての研究結果から、「最近の火山噴火の増大も地球の寒冷化に大きく関係するのではないか
ということを述べていました。

このことについては、米国エネルギー省が所有する国立研究所であるローレンス・リバモア国立研究所
の気候科学者も、地球の成層圏のエアロゾル(大気中に浮かんだ微粒子)の最近 10年間の増加により、「すべての温暖化の要因を打ち消して、地球を寒冷化に導く可能性がある」というようなことを述べていたということも書かれていました。




太陽からの放射量そのものは過去からほとんど変化していないという事実

さきほど掲載しました、東大宇宙線研究所の宮原ひろ子さんによる「中世の温暖期と近世の小氷期における 太陽活動と気候変動」の中に下のようなページがあります。
赤いカコミと赤い文字はこちらで入れたものです。

sun-beam-01.gif


気候の変動に関係しているのは、宇宙線が 15パーセント、紫外線が 3パーセント、とあり、日射量はなんと 0.1パーセントの関与しかないことがわかります。

紫外線も太陽からのものですので、それが 3パーセントありますが、合わせても、太陽からの直接的放射の影響というのはその程度のようなのです。

太陽の日射量の変動が気候の変動に関わる率は低いということ?

しかし、少し考えまして、この意味を私が取り違えていることに気づきました。

上の「日射量の変動」というのは、「太陽からの地球への日射量そのものの変動」についてのことで、これは「太陽変動」と呼ばれていて、 Wikipedia には、

太陽変動とは、太陽からの放射量の変化を指す。

(長期間の太陽変動について)解釈可能な変化も近年の議論の結果、現在から2000年前まで0.1パーセント前後の幅でしかないことが判明した。


と書かれていて、太陽からの放射量そのものは、長期間で見てもほとんど変化していないものだということがわかってきています。

同時に、2006年に科学誌ネイチャーに発表された報告書によれば、

1970年代の半ばから、太陽の輝度について純増が見られず、太陽の熱出力の変化が過去400年に渡って地球温暖化に対する影響をほとんど与えていない。


という研究結果も出されてもいます。

結局、太陽の放射量そのものは、ずっと過去に遡っても、ほとんど変化していないということのようです。

しかし、地球(地表)が受ける太陽の放射量は確かに変化しているのです。

たとえば、1600年代後半に約 30年間も太陽に黒点がほとんど出なかったマウンダー極小期に地球が受けた太陽の放射量は異常に少ない状態が続いていたことが、先の資料にある下のグラフでわかります。

maunder-sun-beam.gif


Wang とか Lean というのは研究者の名前のようですが、マウンダー極小期は、30年間も日射量が少ない状態が続いていたことが、どちらの研究結果でもわかります。

そして、それらの中でも「影響の大きなもの」として、さきほどの東大宇宙線研究所の資料には、

「銀河宇宙線 15%」

とあります。

宇宙線の量の変化の方が、太陽変動よりも地球の気候に大きな影響を与えているということのようです。これはどうしてかというと、やはり、同じ資料にある下のグラフでわかります。

宇宙線量の変化と地球の「雲」量の変化の相関関係
cosmic-ray-clouds.gif


つまり、

「宇宙線が増えると、地球の雲が増える」

のです。

くもりの日が増えれば、必然的に気温は下がる傾向に向かいます。それに加えて、火山噴火などで大気中の汚染が進めば、さらに気温に影響するはずです。

この「宇宙線と雲の関係」は過去に何度か記事にしたことがありますので、ご参考いただけると幸いです。

「銀河からの宇宙線が直接地球の天候を変化させている」 : デンマーク工科大学での実験で確定しつつある宇宙線と雲の関係
 2013年09月05日

「宇宙線が雲を作るメカニズム」の一部を欧州原子核研究機構 CERN が解明
 2011年08月26日

この「雲と宇宙線」のことに興味を持ったのは、宇宙線が地球の雲を作り出すことに関係しているとした場合、「地球の天候が、宇宙からの直接的なコントロール下にあるということのひとつの証となる可能性がある」からです。

そしかし、この宇宙線の発生源はどこかというと、

「それはわからない」

のです。

宇宙から地球に来ているものや観測されるものの発生源は多くがわからないです。

天文学分野で知られている中で最も明るい光の現象である「ガンマ線バースト」というものがあります。

このガンマ線バーストの発生源の研究はかなり進んでいますが、それでも、2011年の時点では下の通りです。

fermi-g5.jpg

▲ 2011年09月11日の記事「ガンマ線バーストの発生源の3分の1は完全に不明」より。


ガンマ線バーストはともかくとして、宇宙線は「地球を通り抜けていくほど微小な物質」であるけれど、「物質」ではあり、だからこそ、雲の生成の他にも、地球の多くの現象に影響を与えているのではないかという説は数多くあります。

しかし、それを証明するのは並大抵のことではないと思うと同時に、「宇宙線がどこからやってくるのか」ということも多分ずっとわからないと思われます。

しかし、地球の天候は、確かに太陽と宇宙からの直接的影響を受けて変動していくものであり、たとえ、私たち現在の人類が「宇宙のことを何もわかっていないのも同然の状態」であるとしても、数千年の(地球規模で見れば短い)データを見るだけなら、この先の地球は、多分、極小期や、それに近い太陽活動に近づいていることが見てとれます。

そして、それは結果的に小氷期を含む地球寒冷化に向かっているかもしれないという可能性がかなり高いことを示唆しているのかもしれません。



以上は「IN DEEP」より
地球に注ぐ宇宙線の多くは、現在通過中の銀河系宇宙の渦の波から来ているものと思われます。この渦への突入は78万年ぶりになります。現在の地球上のいろいろな異常はこのためにおきているのです。現在の異常を理解するには銀河系宇宙規模の視野から見ないと理解できません。                     以上

アメリカ・ビジネス界のユダヤ人の実態第6章

■■第6章:その他のビジネス界で活躍するユダヤ人

●婦人服小売の全米第1位のメーカー「ギャップ」、第2位の「リミテッド・ブランズ」は、いずれもユダヤ人が創業した会社である。

 

 
1969年に「ギャップ」を創業したユダヤ人、ドナルド・フィッシャー。
「ギャップ」の由来は、「ジェネレーション・ギャップ」である。
当初はリーヴァイスのジーンズの販売を行なっていたが、
        1974年に業界で初めて自社ブランドを加えた。

 

●ジーンズを発明し、世界で最初のジーンズ製造会社「リーヴァイス社」を創業したのは、ドイツ系ユダヤ移民のリーヴァイ・ストロース(本名はロブ・シュトラウス)である。彼がサンフランシスコへやってきたのは1853年のことであった。この時、彼は24歳の若者であった。

 

 
リーヴァイ・ストロース。ジーンズを発明し、世界で最初の
ジーンズ製造会社「リーヴァイス社」を創業した。

 

●同じくドイツ系ユダヤ移民の子であるアイザック・メリット・シンガーは、1850年に現在とほぼ同じ構造のミシンを発明。翌年特許をとり、「I.         M. シンガー社」(のちのシンガー社)をつくった。

高価なミシンを売るため、世界で初めて「割賦(かっぷ)販売方式」を発案した「シンガー社」の拡販方式は、当時としては絶大なる販売戦略となった。

 

 
アイザック・メリット・シンガー(初代シンガー社長)

 

●1968年に、有名なアパレルメーカー「ポロ・ラルフ・ローレン社」を設立したのは、ロシア系ユダヤ移民の子であるラルフ・ローレンである。彼は現在、世界的デザイナーとして活躍し、個人資産19億ドル、全米90位の大富豪でもある。

そして、ラルフ・ローレンにとって最大のライバルであるカルバン・クラインも、ユダヤ移民家庭の出身者である。「カルバン・クライン社」が設立されたのは1967年である。

 

 
(左)ラルフ・ローレン (右)カルバン・クライン

 

●ラルフ・ローレンやカルバン・クラインらと共に、アメリカを代表する人気デザイナーで、自らの名を冠したブランドを持つダナ・キャランもユダヤ人(ユダヤ移民の子)である。

 


ダナ・キャラン

 

●ところで余談になるが、今や水着の常識である「ハイレグ水着」を考え出したのは、イスラエルのユダヤ人である。

1978年、イスラエルのユダヤ人デザイナー、ギデオン・オバソンが、「ハイレグカット」の斬新なデザインのスイムウェアを発表。世界的に大ヒットしたのである。(イスラエル最南端の町エイラットは「ハイレグ発祥の地」と呼ばれている)。

現在、彼の水着ブランド「ギデオン・オバソン」は、総生産の3分の2以上を世界各国に輸出しており、特にアメリカ、カナダ、西ヨーロッパでは高い評価を得ている。(現在、欧米の水着はイスラエル製が主流であるといわれている)。

 

 
「ハイレグ水着」を生み出した、ギデオン・オバソン

現在、彼のブランドメーカー「ギデオン・オバソン」は、イスラエルを拠点に飛躍的な
勢いで進出を続けている。彼はイメージ通りの作品を生み出すために、素材
となるファブリックをもデザインするという、稀に見ない手法をとっている。

 

●さて、話を戻そう。

アメリカにおいて最初に「メール・オーダーによるカタログ販売」を始めたのは、世界一の通信販売会社「シアーズ・ローバック社」のユダヤ人ジュリアス・ローゼンウォルドである。

テレビ通販専門のケーブルテレビ局「QVC」の創業者で、テレビ通販の生みの親、ジョゼフ・シーゲルもユダヤ人である。

 


「QVC」の創業者でテレビ通販の生みの親、
ジョゼフ・シーゲルもユダヤ人である

※ 「QVC」は1985年に誕生したTVショッピング
専門チャンネルで、「QVC」とは、Quality(品質)、
Value(価値)、Convenience(便利)の略である。

 

●ウォルマートに代表される郊外型巨大ディスカウント・ストアの原型を1953年に世に送り出したのは、ブルックリン育ちのユダヤ人ユージン・ファーコフである。

ショッピングモールの王様、フランク・ロウイもユダヤ人である。彼はチェコスロバキア出身のユダヤ難民で、ホロコースト体験者である。

1979年に、世界最大のホームセンター「ホーム・デポ」を創業したのは、ロシア系ユダヤ移民の子バーナード・マーカスとアーサー・ブランクである。現在、「ホーム・デポ」は、小売企業としては全米第2位、世界でも第4位の巨大企業である。

 


「ホーム・デポ」を創業した
アーサー・ブランクとバーナード・マーカス

 

●小売業の一部門、外食産業においてもユダヤ人は先駆的役割を果たしてきた。

世界初のファストフード店「ネイサンズ・フェーマス」は、1916年にブルックリン区のコニーアイランドで創業された老舗であるが、その売りもの、ホットドッグはユダヤ料理の伝統の中から生み出されたものである。

1950年に、「ダンキン・ドーナツ」を創業したウィリアム・ローゼンバーグは、ボストン出身のユダヤ人である。

 


「ダンキン・ドーナツ」を創業した
ウィリアム・ローゼンバーグ

 

●1978年に、アメリカで人気のアイスクリーム製造・販売企業「ベン&ジェリー」を創業したのは、2人のユダヤ人、ベン・コーヘンとジェリー・グリンフィールドである。

日本でも有名な「スターバックス社」が、わずか20年たらずの間に、シアトルの小さなコーヒー店から全世界に直営店舗7500を擁する世界最大手のコーヒー飲料小売業へと驚異的成長を遂げたのは、ユダヤ人ハワード・シュルツの力によるものであった。

 

 
(左)「ベン&ジェリー」を創業したベン・コーヘンとジェリー・グリンフィールド
(右)「スターバックス社」を育てたハワード・シュルツ

 

●次に、玩具業界についてだが、ユダヤ人が創業した有名玩具メーカーは枚挙にいとまがない。

アメリカ玩具業界の第1位のメーカー「マテル社」を創業したのは、ユダヤ人女性ルース・ハンドラーである。彼女は「バービー人形」の生みの親でもある。

第2位のメーカー「ハスブロ社」を1920年に創業したのは、ヘンリー・ハッセンフェルドとヒレル・ハッセンフェルドという、ウクライナ出身のユダヤ移民の兄弟である。彼らは動く兵隊人形「GIジョー」の生みの親でもある。

 


「バービー人形」の生みの親
ルース・ハンドラー

ポーランド系ユダヤ移民の家庭で育ち、
夫とともに「マテル社」を創業。材料の残りで
「ドールハウス」などを作ったのをきっかけに人形
ビジネスに進出。1959年、大人の女性の体形を
した「バービー人形」を発売、たちまち大ヒットした。

150ヶ国で10億個が売れ、世界で最も有名な人形
の1つとなった。ちなみに、「バービー」は娘の
名前「バーバラ」からつけたものである。

 

●世界の鉄道模型ファンなら誰でも知っている電動鉄道模型の老舗「ライオネル社」は、ポーランド系ユダヤ移民の子であるジョシュア・ライオネル・コーエンにより、1902年に設立された企業である。

ルービックキューブのライセンス生産により、世界的ヒットをとばした「アイデアル玩具社」はユダヤ人のウェイントラウブ家が創業した企業である。キャベツ人形で一世を風靡した「コレコ産業」も、世に知られたユダヤ系玩具メーカーである。

全世界に1000店舗以上、日本国内でも100店以上を擁す「トイザラス」は、ユダヤ人チャールズ・ラザラスが創業した企業である。

 

 
「トイザラス」は1923年生まれのユダヤ人、チャールズ・ラザラスが創業した
企業である。社名は自分の名前ラザラスと「TOY(おもちゃ)」を絡ませたもので、
子供用家具を販売したのが始まりである。そのユニークな販売スタイルは
またたく間にアメリカ全土から世界中へと拡がっていった。
(日本への上陸は1989年)。

 

●ゲーム業界もユダヤ人の成功者が多い。

例えば、ゲームメーカー「セガ」の生みの親の一人デビッド・ローゼンはユダヤ人である。

 

 
「セガ」の生みの親の一人デビッド・ローゼン

彼は1934年にアメリカで生まれたユダヤ人で、若い頃
米軍に入隊し、朝鮮戦争がきっかけで来日。日本に滞在中、
日本びいきになった彼は、朝鮮戦争が終わった翌年(1954年)、
アミューズメント機器会社「ローゼン・エンタープライゼス」を設立。
(この会社がセガの母体の一つとなる)。1965年に他社と
合併して「セガ・エンタープライゼス」が発足すると、
日本で社長に就任。数多くのゲームを世に送り、
「セガ」の発展に大きく寄与した。


 

ちなみに、ゲームメーカー「タイトー」の創業者は
満州出身のユダヤ人ミハエル・コーガンである。
        彼の会社は「スペース・インベーダー」を生み
出し、日本の文化史に大きな足跡を残した。

※ 「タイトー」は「セガ」に次ぐアミューズメント
機器メーカーの老舗であり、「セガ」と並ぶ
最大手であり、「セガ」と共にビデオゲーム
 を出した日本最古のメーカーでもある。

 

 以上は「ユダヤ人の発想」より


公明山口代表独占インタビユー、腰砕け批判に反論(8/9)

公明山口代表独占インタビュー 腰砕け批判に反論 連立離脱「心配でできない」

週刊朝日 2014年07月25日号配信掲載) 2014年7月16日(水)配信

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「いまの太田昭宏国交相をはじめ、この10年間、わが党からは毎回1人しか入閣していません。でも細川政権時代は4人、羽田政権のときは6人が入閣していました。今回の集団的自衛権では自民に協力したのだから、閣僚増でもバチは当たらない。軽減税率も公明の党是のようなもの。消費税が8%に上がったときには見送られたので、年末に総理が10%の判断をする際は、是が非でも導入してもらいたい」(同党衆院議員)

 こうした“お願い”は一部の党幹部を通じて、官邸サイドにも伝わっているという。だが、自民党のベテラン議員は冷ややかだ。

「衆院当選5回以上、参院当選3回以上のいわゆる入閣待機組は自民党に約50人もいます。とてもじゃないが公明に2大臣を配分する余裕はありません。そもそも安倍首相は、集団的自衛権で山口代表に譲歩したとさえ思っています。首を縦には振らないでしょう」

 頼みの軽減税率についても、自民・公明で協議会を作り、経団連や消費者団体からヒアリングをしているが、線引きの難しさもあって慎重論が出ている。

「そもそも首相は消費税10%を見送るかもしれない」と指摘するのはベテラン政治ジャーナリストだ。

「2年後の夏には参院選が行われる。衆院選とのダブルの可能性だってあるのに、来年10月に消費税を10%に上げるでしょうか。見送る公算は高い。統一地方選に向けて是が非でも実が欲しい公明ですが、どちらも実現は厳しいと思います」

続きを読む : なかなか光明を見いだせない…

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バックナンバー記事

以上は「週刊朝日」より 

日中開戦が現実味・・・これは「抑止力」という名の「挑発」だ(1/3)

日中開戦が現実味…これは「抑止力」という名の「挑発」だ

 憲法の解釈変更に踏み込んだ安倍首相が1日の会見で強調していたのが、「平和国家としての歩みは変わらない」ということだ。「戦争をする国にはならない」と言うのだが、てんで信用ならない。日本は間違いなく、戦争する国になる。そのための法整備だと断じていい。日中開戦の懸念は高まるばかりだ。

 安倍政権がまさしく、集団的自衛権行使に備えて設立した国家安全保障局では、秋以降の国会答弁に備えて、すでに想定問答集を作っている。

 そこに「武力行使に歯止めがないのではないか。戦争に巻き込まれるのではないか」という質問が出てくる。答えはこうだ。
「実際の行使には国内法が必要。個別的自衛権と同様、国会承認も求める。民主主義国家の我が国では慎重にも慎重を期して判断する」

 安倍首相は会見でも、この“模範回答”を棒読みしていたが、弁護士の伊藤真氏はこう言った。

「がん保険」がんになってもカネが出ない!(1/7)

被害者続出、いったいどういうことだ!「がん保険」がんになってもカネは出ない

——2人に1人が「がん」になる時代に、保険会社が儲かるカラクリがわかった

週刊現代
upperline

なりたくてがんになったわけじゃない。だからこそ、「いざ」というときのために備えてきた。それなのに「保険金は支払えません」なんて、あまりに理不尽じゃないか—そんなトラブルが頻発している。

「お客様のがんは対象外です」

「先生からは、確かに『がん』だと告知されました。まだ初期だから心配ないと言われましたが、まさか自分ががんに罹るとは思ってもいなかったのでショックでした。不幸中の幸いだったのは、がん保険に入っているから治療費の心配はしなくていいということ。

ところが、保険会社に申請すると、『お客様のがんは、保険の対象外です』と突き返されたんです。がんだと診断されたのにがん保険が下りないなんて、どういうことですか?これまで20年以上、万が一のためにと思って、保険料を払い続けてきたんです。いざというときの備えだったのに、肝心なときにカネが出ないなんて、保険ではなく詐欺じゃないか」

東京都在住の68歳の男性は、こう憤る。昨年、健康診断で大腸に異常が見つかり、内視鏡手術で切除した。医師からは、「早期の大腸がんです」と告げられた。

男性は、45歳からがん保険に入っていた。会社の上司が肺がんを患い、長期入院の末、退職せざるを得なくなったことがきっかけだ。加入したのは、がんと診断されたら一時金として200万円、入院1日につき1万円がもらえる保険。月に8000円弱の出費となったが、「収入が無くなり、治療費で貯金が取り崩されることを考えれば必要経費。安心をカネで買ったようなもの」だった。

それから23年。ついに「その日」が訪れた—と思ったら、自分のがんは「対象外」と冷たく見放されたのである。がんを患ったという事実に加え、保険金が支払われないという二重の衝撃に、当初、絶望するしかなかったという。

「保険会社に抗議の電話をすると、『お客様のがんは、ごく早期のがんで、ご加入のがん保険では対象外となります』と取り付く島もない。約款にはきちんと書いてあるというんです。でも、そんなこと加入当初に説明された覚えはありません。これじゃ保険会社にこれまで支払い続けてきたカネは、ドブに捨てたも同然です」

早期がんには払いません

がん保険に入っていたのに、がんになってもカネは出ない。そんなこと、あり得ないと思うだろう。だが、この男性が経験したような事態は珍しくない。病気になっていざ保険金を請求したら、保険会社からさまざまな理由を並べたてられて支払いを拒否されるケースが、いま増加しているのだ。とくに顕著なのはがん保険。これまで知られていなかった問題が、徐々に表面化している。

昨年度、国民生活センターに寄せられた医療保険に関するトラブルは1035件にも上っている。

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以上は「週刊現代」より
このようなケースは外資系保険会社に多いようです。契約時に良く説明を聞くことと条件を良く確認することが重要です。現在加入の癌保険を良く確認することです。福島原発事故による放射能汚染が起きてからはガン保険を引き受けない保険会社が多くなりました。または別条項を追加して除外する方向にあります。             以上

「米中安保」の現実を直視せよ!(4/6)

歴史教科書は子供たちに「卑劣な日本人像」を刷り込んでいる

「米中安保」の現実を直視せよ アメリカの傘の下から脱し、自主防衛に舵を切れ

SAPIO 2014年7月号掲載) 2014年6月12日(木)配信

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 空爆計画は航空機の航続距離の問題などから頓挫したが、こうした事実を見れば、日本は「ハル・ノート」を突きつけられる以前から開戦を余儀なくされていたことが理解できるだろう。

 戦後の東京裁判で判事を務めたインド代表のラダ・ビノード・パール氏は、「欧米諸国は日本が侵略戦争を行なったと非難することで、自らのアジア侵略の正当性を誇示するとともに、日本のアジアにおける17年間のすべてを『罪悪』であったと烙印することが目的であった」とし、「欧米こそが憎むべきアジア侵略の張本人だった」と喝破した。

 慰安婦問題も同様だ。かつて筆者が第2次世界大戦を経験した退役米兵に慰安婦問題について意見を求めると、彼らは平然とこう言い放った。

「慰安婦は日本だけでなく米軍をはじめとする欧米の軍隊にもあったし、恐らく中国軍にもあった。金銭で女性を集めた国もあれば、強制的に集めた国もあったはずだ」

 では、なぜ彼らはその事実を米国のメディアに伝えようとしないのか。改めて問うと、退役米兵の1人は苦笑いしながら答えた。

「そんなことできるはずがない。事実を明かせば全米の幸せな家庭は崩壊してしまう」

 呆れたものである。戦後、日本を占領統治したGHQがまず日本政府に求めたのは米軍人のための「慰安所」設置だった。米国はそうした事実を一切明かさず、慰安婦問題で日本をスケープゴートにしてきたのだ。

 日本は名誉回復のためにもこうした米国の謀略や欺瞞を国際社会に強く訴え、判断を仰ぐ必要がある。

続きを読む : 守ってくれない日米安保より…

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以上は「sapio]yori 

2014年12月 7日 (日)

太陽と火山噴火の増加が作り出す地球冷却のシステム

2014年11月08日


西暦1750年頃に「何らかの理由」で小氷河期の入口の手前から救われた人類。しかし、今回はどうなる? 太陽と火山噴火の増加が作り出す地球冷却のシステム

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▲ 2014年10月31日の Dr Sircus より。



予測を上回る「異常に早い冬」が世界各地に到来している2014年の北半球

冒頭の記事は、アメリカの東洋医学の医師として著名であるというマーク・サーカス( Mark Sircus )医師のブログの記事で、通常は、薬学や鍼灸などの題材の記事が多いサーカス医師の記事で、唐突に、

「なぜ(今年は)こんなに早く寒くなっているのか?」

というタイトルの記事が出されました。

この「なぜ、こんなに早く寒くなっているのか」という感覚は、日本は今のことろ季節感の崩壊はない感じですので、私たちにはあまり実感がないかもしれないですが、ヨーロッパやロシア、アメリカなどの一部などでは現在かなりの範囲で「記録破りの早い雪と寒さ」を迎えているのです。

11月としては73年ぶりの早い大雪の記録を塗り替えたロシア

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▲ 2014年11月7日の英国テレグラフより。


50年前の寒波の記録が各地で破られている米国フロリダ州

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▲ 2014年11月2日の Naples News より。南フロリダなどの温暖な地域の各地で、 1950年台に記録された最低気温を更新し続けています。


猛吹雪により数万世帯が停電となっているフィンランド北西部

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▲ 2014年11月6日のフィンランド・タイムズより。ポフヤンマー県という場所にある地域が広範囲で猛吹雪に見舞われ、気温も氷点下3度を下回ったのだそう。


他にも例を挙げればキリがないですが、すべての地域というわけでは決してないにしても、地球(北半球)全体として見ると、「今年は非常に冬が早い」という傾向が見られます。

冒頭の記事では、サーカス医師は、ロシア科学アカデミーの科学者たちが 2006年から予測していた

「太陽活動の縮小がもたらす地球寒冷化が 2012年から 2015年の間に訪れる」

という説を紹介すると共に、そこに、ロシアの科学者たちが寒冷化の原因としては加えていなかった「火山の噴火の増加による寒冷化」について記述しています。

もちろん、地球が寒冷化していく理由は、過去の寒冷化や小氷期も含めて原因は複雑で、さらにそれは周期的でもあるわけで、複合的な要因によるものであり、決して火山の噴火で説明できるようなものではないですが、「さまざまな要因の中のひとつの大きな原因」とサーカス医師は述べています。

今回はそのサーカス医師の記事の内容の概要をご紹介したいと思います。

オリジナルの記事は、『罪と罰』でも読まされているような感覚に陥るほど果てしなく長いものですので、要点をわかりやすく訳したいと思っています。

ところで、タイトルに入れました、

1750年頃の「何らかの理由」で氷河期入りから救われた人類


というフレーズは意味がわかりづらいかと思います。
これも気候と関係したものですので、ちょっと記させていただきます。




1750年頃の地球に何があったのか

このことは、米国の気象サイト「クライメイト・オーディット」の Warmest since, uh, the Medieval Warm Period (中世の温暖期以来、今が最も暖かい)という記事にあった下のグラフを見て思ったものでした。

1750-up.gif
Climate Audit


これは加重平均で西暦 2000年間の気温をグラフ化したものだそうです。

加重平均というのは、金融用語として使われるもので、コトバンクによりますと、

平均値の算出方法のひとつ。平均する各項の条件の違いを考慮に入れ、対応する重みをつけてから平均すること。また、その平均値。ダウ平均株価の類。


とのことで、あまりよくわからないですが、そういう平均値の算出方法があるということです。

そして、その算出方法で出された気温の推移を見ると、西暦 1000年頃から西暦 1750年くらいにかけて気温はどんどんと下がっていっていることがわかります。

このまま下がり続けると、いよいよ人類社会に影響が出るほどのレベルに突入する……と思われた 1750年くらいから「突如」という感じで気温が上昇しています。

これについて、やはり気象や海氷の状況を記事にしている sunshine hours という(人為的な原因による地球温暖化説を強固に批判している)ブログの記事で記者は、

1750年頃に地球に何が起きたにせよ、これは地球の人類を凍死から救ったことになる。それが、(ありえないが) CO2 によるものだとか、自然変動によるものだとかの理由が問題なのではない。この時、人類が凍死から救われたことを私たちは素直に感謝すべきだ。


と書いています。

そんなわけで、グラフにある通り、現在も含めて、西暦 2000年以降の地球は、西暦 400年代に迫るほど暖かい時代だということになっています。

それにしても、1750年頃に地球に何があったのでしょうかね。

その頃、日本は江戸時代。

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NAVER


あるいは、文献などを丁寧に調べれば関係する現象のような記録が残っているかもしれないですが、見つけ出すのはなかなか難しそうです。

ちなみに、その少し前までの地球は、太陽黒点数が著しく減少した期間であるマウンダー極小期と呼ばれる時代で、それは、1645年から 1715年のおよそ 30年間でした。

そのマウンダー極小期が終わって、わりとすぐに地球は「温暖化」へと向かっていき、しかも、その温度上昇の曲線はものすごい急カーブを描いていたことがわかります。

ちなみに、このマウンダー極小期の黒点の数なんですが、「 30年間でわずか 50個」の黒点のみ観測されたという時代ですが、当時の10年ごとの黒点観測数の表を見ると、1645年から 1715年までの 30年間の黒点の少なさの異常さが、よりハッキリとします。

mounder-sunspot.gif
Wikipedia

10年ずつの単位でこれです。

ちなみに、最近は黒点に関して記事にすることも多かったですが、マウンダー極小期の「 30年で 50個」という黒点は、今現在なら「1日分にも及ばない」ものです。

sunspot-2014-1107.gif
NICT 黒点情報


30年間は 10950日ですので、マウンダー極小期の時代は、最近の太陽の「2万分の1ほどの活動しかしていなかった」ということになりそうです(計算が適当な点についてはお許し下さい)。

いずれにしても、1750年頃に何があったのかはわからないにしても、それまで一方的に下がり続けていた気温が、突如として反転したということは事実のようです。

この 1750年頃に地球の気温が上昇に転じず、その時よりもさらに気温が下がり続けていた場合、凍死はしなくとも、農業生産の衰退による極端な飢饉や飢餓で人口そのものが減っていった可能性はありますし、それは地球の文明の発達とも関係していたかもしれません。

要するに、人口が減る上に、大雪や寒波は活動範囲を狭くします。その上、黒点活動が弱いと「情熱そのもの」が人から消えていくと思いますので、文明が発達していかなかった可能性があると思います。

いわゆる「現代人類の文明」といわれるものも氷河期が終わった1万年前頃から始まったような部分もありますし、基本的に「寒いと人間文明は進まない」という面はあるのかもしれません。

そういう意味で、今後の展望として懸念として思うことは、これから先の気温が下のような状況にならないかどうかということです。

2014-ice.gif


いずれにしましても、「地球」という単語を頭に付けないでという条件でしたら、確かに「寒冷化」は世界各地に拡がっています。そして、昨年も一昨年も日本を含めていろいろな場所で「大雪」に見舞われましたが、それは今年も続くのかもしれません。

ちなみに、記事に出て来るロシア科学アカデミーの科学者は「寒冷化は西暦 2055年まで続く」と予測しているそうです。

では、冒頭の記事をご紹介します。



Why is it Cooling So Fast?
Drsircus 2014.10.31

なぜこんなに早く寒くなり続けている?

volcano-01.jpg


ロシア科学アカデミーの宇宙研究セクションの局長を務めるハビブロ・アブダッサマトフ( Habibullo Abdussamatov )教授は、2006年のプレスリリースの中で、これから訪れる世界的な寒冷化に備えて、世界は準備すべきだと述べた。

教授の 2006年の予測では、「世界寒冷化」は 2012年から 2015年の間頃から始まるだろうとしていた。そして、2055年までそれは続くと予測した。

しかし、このロシア人科学者たちの予測は、太陽活動の縮小による寒冷化を想定したもので、彼らの予測には、現在、記録的な量に達している火山の噴火による火山灰と塵が地球の冷却化を促進することについては含まれていなかった。

過去 14年間、火山の噴火による大気中への灰の噴出は増加し続けており、これは地球寒冷化の原因のひとつとなり得ることを最近の科学的研究は示唆している。

研究者たちは、1998年から 2012年までの間の 17の噴火の後の、地球の上層大気の二酸化硫黄の分子の分布状況を調べた。

結果は、火山灰の分子は、むしろ地球の表面よりも、太陽光の背後に液体粒子を作っていることがわかったのだ。これは、火山灰の分子が、太陽光の地球への到達を遮っていること示唆している。

そして、地球全体での火山噴火の数は着実に増え続けている。

火山噴火の年間の平均数は 50から 60であり、たとえば、1990年には 55の噴火が記録されたが、 2013年は 12月5日の時点までだけで 83の噴火を記録した。

この火山噴火の増加は 2014年も継続している。

そして、過去 10年間で、成層圏のエアロゾルの量は増加し、太陽光の反射に影響を及ぼしている。

ローレンス・リバモア国立研究所の気候科学者のベンジャミン・サンター(Benjamin Santer)博士は、プレスリリースで「この現象は、地球の自然変動としての寒冷化を作りだしている。そしてこれは、地球表面の気温上昇と人間の影響による気温上昇のどちらをも相殺している」と述べている。

もし、これからの冬が、昨年の冬より寒くなった場合、私たちは厳しい時代に突入していくことになるのかもしれない。寒冷化は食糧供給に影響を与え、世界的に重大な局面となる可能性もある。

たとえば、現在噴火しているアイスランドのバルダルブンガ火山( Bardarbunga )が1日に排出している二酸化硫黄の量をご存じだろうか。それは、何と3万5千トンにのぼる。たった1日でだ。

これだけの量の二酸化硫黄の多くが地表よりも、むしろ上層大気で太陽の光を反射する液体粒子を形成していると考えると、この火山ひとつだけとってみても、どのくらいの寒冷化につながっていることかと考える。




以上は「IN DEEP」より
現在の地球は長期的(2000から3000年間)な温暖化下の一時的(100から200年)な寒冷化に突入しつつある時期です。したがって当面は寒冷化になります。以上

アメリカ・ビジネス界のユダヤ人の実態第5章

■■第5章:情報・通信産業で活躍するユダヤ人

●TCP/IPインターネット・プロトコルを含むインターネットの基本は、ユダヤ人であるビントン・サーフとロバート・カーンによって発明された。

 

 
(左)ビントン・サーフ (右)ロバート・カーン

彼らはインターネットの基本的なアーキテクチャの
設計に関わり、「インターネットの父」と呼ばれている

 

●コンピュータ業界の幹部に占めるユダヤ人の比率は高い。

コンピュータ業界の事情に詳しいジャーナリストのフレデリック・マクスウェルは、コンピュータ業界の企業取締役のおよそ30%はユダヤ人であると指摘している。

また、ユダヤ人企業家はインターネットにより生み出された市場にも深く食い込んでいる。アメリカのビジネス雑誌『フォーブス』は、「新世界の支配者たち」というタイトルで、インターネットブームの中で脚光を浴びている13人の企業家の素顔を特集としてとりあげたが、そのうちの4人までがユダヤ人であることが確認されている。

●1977年に、企業向けソフトの大メーカー「オラクル社」を創業したのは、ユダヤ人ラリー・エリソンである。

彼は全米第4位の大富豪である。同時に全米最大のユダヤ人大富豪でもある。また、大の親日家で、安土桃山時代風の武家屋敷に住み、日本の兜(かぶと)を集めるのが趣味であるという。

 


「オラクル社」を創業した
ラリー・エリソン

 

●世界第1位のパソコン・メーカー「デル社」を創業したのは、ユダヤ人マイケル・デルである。

「デル社」の最大のライバルである世界第2位のパソコン・メーカー「コンパック社」を創業した、ベンジャミン・ローゼンもまたユダヤ人である。

 

 
(左)「デル社」を創業したマイケル・デル
(右)「コンパック社」を創業したベンジャミン・ローゼン

 

●半導体世界最大手の「インテル社」をゴードン・ムーアとともに1968年に設立した共同創業者アンドリュー・グローブもまたユダヤ人である。彼はハンガリー出身のユダヤ難民で、ホロコースト体験者である。

なお、ビル・ゲイツが「マイクロソフト社」を創業してから、ずっと彼の右腕として活躍しているスチーブン・バルマーもまたユダヤ人である。2人は非常に仲のよいパートナーで、マイクロソフト社は「2人の合体したDNAから成り立っている」とさえいわれている。

また、「Macintoshの生みの親」であるジェフ・ラスキンもユダヤ人である。
(Macintoshといえばスティーブ・ジョブズが構想したものと思われがちだが、Macintoshインターフェースの実質上の生みの親はジェフ・ラスキンであり、「Macintosh」というネーミングも彼のアイデアから生まれた)。

 

  
(左)「インテル社」の創業者アンドリュー・グローブ
(中央)「マイクロソフト社」のスチーブン・バルマー
(右)Macintoshの生みの親、ジェフ・ラスキン

 

●通信技術開発の分野で大きな注目を浴びているのが「クアルコム社」である。この会社を創業したのはアーウィン・ジェイコブズで、彼はカリフォルニア大学のコンピュータ工学教授からベンチャー企業家へ転身したユダヤ人である。

この会社が開発し、特許を取得したデジタル通信技術「CDMA」は、次世代携帯電話の世界標準規格に採用された。

 


「クアルコム社」を創業した
アーウィン・ジェイコブズ

 

●金融情報サービスの分野で目覚しい活躍をしているのが「ブルームバーグ・LP」である。

世界82都市の支局に配した1000人のレポーターが集めた独自の金融情報を世界100ヶ国、15万人以上の投資家に配信する企業である。ユダヤ人マイケル・ブルームバーグが創業者である。彼は目下、個人資産48億ドル、全米第32位の大富豪である。

 


「ブルームバーグ・LP」を創業した
マイケル・ブルームバーグ

 

 以上は「ユダヤ人の発想」より


公明山口代表独占インタビユー、腰砕け批判に反論(7/9)

公明山口代表独占インタビュー 腰砕け批判に反論 連立離脱「心配でできない」

週刊朝日 2014年07月25日号配信掲載) 2014年7月16日(水)配信

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山口代表3つのハードル
「統一地方選」「安倍」「維新」

 来年春の統一地方選挙に立候補を予定している公明党の男性区議は、本誌の取材にこう嘆いた。

「集団的自衛権の行使容認はやはり痛手です。(創価学会員の)支援者からは『平和の党のはずだったのに、ガッカリした』と言われてしまいました」

 自民党と並ぶ約3千人の地方議員を抱え、幅広いネットワークを売りにしている公明党にとって、地方選挙はある意味、国政選挙より重要だ。

 山口代表は「閣議決定に至った経緯を、全国の支援者に丁寧に説明していく」というが、内容が複雑なだけに党への信頼をすぐに回復させることは難しい。別の立候補予定の女性市議も「6月20日の西日本新聞で、『行使の新3要件案は北側副代表が作った』と報道されたことも痛い。読んだ人は自民ではなく、公明が行使容認を主導したと思ってしまった」と頭を抱える。

 統一地方選まで半年以上あるとはいえ、吹き荒れる逆風。全員当選が当たり前の公明党でもし落選者が相次げば、山口代表の進退問題にまで発展しかねない。

 この悪い流れを何とか変えようと、一部の同党国会議員の間で“秘策”がささやかれている。ズバリ、「2大臣入閣」と「軽減税率の導入」だ。

続きを読む : 「いまの太田昭宏国交相をは…

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以上は「週刊朝日」より

深刻化する人手不足

深刻化する人手不足

●急激な雇用情勢の変化はなぜ起こったのか?
 日本全土で人手不足が目立ってきています。公共投資の発注では建設会社が人手を確保できず入札が不調になる、牛丼チェーンではアルバイトが集まらず、深夜営業を閉鎖する。またコンビニエンスストアでも、アルバイトが集まらず、出店計画を見直すなど、特に建設業、外食業、小売業での人手不足が深刻な状態となり、ビジネス全般に影響が出ています。

 景気回復を喜んでいたのは束の間、今度は人集めに頭を痛める事態となりました。
 数年前までは人手が余っている、働き先がない、と雇用促進が叫ばれていたのですが、あっという間に様変わりです。
 何故これほどまで急激に雇用情勢が変わってきたのでしょうか?

 アベノミクスで景気回復がなされ、状況が変わってきたことはわかりますが、この雇用情勢のひっ迫は今後も続くものでしょうか? 急激な変化は何故起こったのか、日本経済には何が生じているのでしょうか?

 すでに全国的な人手不足を反映して、パートやアルバイトの報酬は記録的な水準にまで高騰してきています。求人情報大手のリクルートジョブスによれば、4月の3大都市圏の募集時平均時給は、前年同月比0.4%高い947円となりました。一部深夜営業の外食店などでは時給1500円でも人が集まらなくなっています。
 元々、賃金などは基本的に需要と供給の関係で決まってきるわけです。正社員の給与の場合は、企業側も継続的に支払うこととなりますから、当然、長期的な戦略に沿った賃金体系を提示することになります。しかしパートやアルバイトなどは、一時的な雇用体系ですから、その時の情勢において、人が足りなければ時給は上がりますし、足りていれば時給は下がるという具合に、その時々の経済情勢を反映したものになっていきます。このパートやアルバイトの時給が、現在10ヵ月連続して上昇中で、記録的な勢いで伸びているとことです。
 短期でこれほど人手不足が顕在化してきたのは、実は根本的な要因があります。
 それは元々、日本では人口が少なくなってきているという現実です。これは誰でも知っていることですが、この減り方も尋常ではないのです。日本の労働人口の推移をみると、1998年の6808万人でピークをつけ、その後減少しています。2014年1月の段階では6583万人となり、16年間で225万人、3%強減少しています。
 中でも注目すべきことは、働き盛りの15歳から34歳までの労働人口の激減状況です。
 この年代をみると、同じくこの期間2279万人から1757万人まで522万人、約23%も減少しているのです。若年層が減少しているということは、今後基本的に、日本の労働人口が減り続けるということに他なりません。しかもこの数字がわずか16年間で23%も減っているのですから、単純に考えても日本はこれから労働力が短期間の間に極端に減少してくるということなのです。

●日本は完全な労働力不足時代に突入した!?
 特に一昔までは人が余り、多くの労働者が従事していた、建設業や農業や小売、トラックやタクシーの運転手など、極めて一般的な職種とされていた職業に全く人が集まらない状態になりつつあるのです。高学歴化した日本社会は主に事務職を求める傾向が強く、かつてのような体を使う仕事は敬遠されてきています。
 職業の選択は自由だし、各々が思う通りの仕事をしたいのは当然ですが、その結果として、若い人が特に旧来の体を使った職業につかないために、一部の業種で極端な人手不足が起き始めているわけです。これら農業やトラックの運転手や建築の現場労働者などは、平均年齢が55歳から65歳なのです。
 このような状態なのに、若い人もこれらの職種につかなければどうなるか、いずれ建設も農業従事者もトラックの運転手も全く見つからない状態になってもおかしくありません。
 人がいなければ仕事が進むはずもありません。今後、団塊の世代が相次いで70歳に到達してきますが、これらの増え続ける老齢化世代に対して、介護する人を見つけるのも至難の業となっていくのです。

 なんとなるさ、と思っている人が多いと思いますが、すでに数字の変化を見る限り、そんな悠長な状態でいられないのは明らかです。6月27日、厚生労働省は5月の有効求人倍率を発表しました。
 それによると、5月の有効求人倍率は1.09倍です。改善は18ヵ月連続で22年ぶりの高い水準になったのです。有効求人倍率は求職と求人の比率を現しているものですが、1を超えてきたということは、求職よりも求人の方が多いわけで、今の日本は急速に変化、雇用情勢は完全に労働者の売り手市場となってきたのです。
 問題は、この有効求人倍率の短期間の間の激しい上昇ぶりです。多くの人達の実感として、つい最近までは人が余っているという感じだったと思います。現にこの有効求人倍率はリーマンショック直後の2009年には0.4倍台で、実際に日本では求職者が溢れ、求人はほとんどなかったのです。ところがこの5年であっという間の激変です。
 ちなみに、6月27日の有効求人倍率と同時に発表になった、日本の5月の失業率は3.5%です。これも16年半ぶりの水準です。先進国を見渡してこんな低い失業率の国などありません。
 欧州では失業率は11.7%、これでも最近は悪化傾向がやっと止まってきたのです。
米国経済の好調ぶりが伝えられていますが、その米国でも失業率は6.3%です。日本のような3.5%なんていう失業率は先進国ではありえない数字です。
 それほど日本は景気がいいわけでもありません。アベノミクスによってやっとデフレからインフレへの転換が始まったものの、経済成長率を見る限り、お隣の中国の7.5%なんて数字は日本ではあり得ない数字であって、日本においてはやっと2%程度の経済成長がいいところなのです。

 問題はこの低成長にもかかわらず、すでに労働環境がタイト化、いわば人手不足が顕在化してきたという事実です。
単純に考えればわかりますが、人がいなければ当然、人の取り合いにあり、賃金は上昇し始めます。しかし通常はそのような状態が訪れるのは、好景気が長く続いた結果として起こるのが普通なのです。

 ところが日本では、アベノミクスでデフレからインフレへの転換が叫ばれ始めて、多少変化が起こってきたと思われたこの瞬間に、このような人手不足が起こってきてしまいました。問題はこの事実なのです。
 このようなことが起こるのは、元々、人口減による労働力減少という素地があったから、その問題が顕在化したにすぎません。いわば日本では根本的に労働者の数が少なく、歴史上、かつてないほどの勢いで労働者数が減っている現実を前にして、一気に景気回復が起こり始めたから、人手不足が表面化したわけです。
 そしてまだ景気回復が本格化していない、この時点で人手不足となってきたことは、今後の日本における深刻な労働環境の悪化を懸念しないわけにはいきません。

 要は、圧倒的な人手不足という現状の前に、経済が前に進めなくなる、ないしは極端に高い給料を提示しないと人が来なくなって、その結果として、仕事の遂行が難しくなるという将来が待っている可能性があるわけです。

 牛丼チェーンのすき家は深夜営業を停止しました。人が確保できないのです。異常に高い賃金を提示しては経営が成り立ちません。やむなく店舗の閉鎖です。和民も60店舗、店を閉めることになりました。これも同じで、人が確保できないからです。このように人がいない、従業員を確保できない、ということが直接的に仕事の運営を妨げることになってきたのです。
 牛丼チェーンや飲み屋ならまだ構いませんが、医療現場や介護となると、事はもっと深刻です。
 高齢者が増え、若者の人数が減っていく現状を考えれば当然、医療や介護の現場でも、圧倒的な人手不足という深刻な事態が迫ってきていると思うしかありません。

 人口が減っているということを多くの日本人は知っていますが、その深刻さをわが身のこととして真剣に考えてこなかったと思います。
しかし人口が減少する社会というのは、様々なひずみが生じてくるものなのです。しかも今の日本の場合は、歴史的な高齢化と同時に、人口減少が加速していますから、ことは重大です。
 産業界や学界の有識者などで国のあり方を議論する<日本創成会議・人口減少問題検討会>は日本の896の自治体のうち、523の自治体が人口減により消滅するという衝撃的な推計を出してきました。

 有効求人倍率が1.09になり、日本中、景気回復と喜んでいるかもしれませんが、この段階での有効求人倍率の極端な伸び方をみると、この時点で、日本は完全な労働力不足時代に突入したと思うしかありません。ということは、これから賃金は一気に上昇してくる可能性が高いと思っていいでしょう。
 何故って? 賃金は需要と供給の関係で決まるわけですから当然です。しかも今まで指摘したように、若者の労働者が鋭角的に減少していくのですから、ことは急激に収まることなく加速していくのです。
 1.09にまで上昇した有効求人倍率はもう下がることなどありません。天井知らずで上がる一方となるでしょう。
 建設の専門職である鉄筋工とか型枠工などは有効求人倍率が9倍です。これでは人の奪い合いは当然で、これが建設コストに上乗せになりますので、もうマンションも含めた日本の建築物の値段は下がることなどないでしょう。

●現在は、大インフレになる過渡期!?
 このような状態で、ついに物価の上昇が政府や日銀の思惑通りに始まってきたのです。6月27日に発表になった5月の消費者物価は、前年同月比で3.4%の上昇、これほど物価が上昇するのは32年ぶりのことなのです。
 元々物価上昇は、政府や日銀の目指してきたところですから、これで多くの人は良かったと思っているかもしれませんが、この物価上昇は始まったばかりであることを忘れてはいけません。
 政府も日銀も、物価は「継続的に2%上げる」ことを目標にしています。
 いわば今年の場合は、2%上昇してプラス消費税増税分の3%を足して5%の上昇、来年も2%上昇してその後、消費税の再引き上げで2%の上昇分が加味されますので、4%の上昇、今年の分と合わせると2年で9%の上昇、さらにその次ぎの年も2%、その次の年も2%と、毎年年中行事で物価が上がっていくことを目指すのです。

 そして現実にはどのようなことが起こるかというと、この政府目標に限りなく近づいて物価が上がり続けているうちに、多くの人々がこれからは物価が上がり続けるのだな、と信じるようになっていきます。その多くの人々が、そのような政府や日銀の目指す物価の「継続的な上昇」を信じた瞬間から、物価上昇はあっという間にロケットのごとく勢いを増して上昇し始めることとなるでしょう。

 それは本当の物価上昇、止まらない物価上昇、真正のインフレが生じてくる瞬間です。
 景気回復がいいことには違いありません。しかし日本は、巨大な国債という借金と圧倒的な人口減少で、労働力不足に陥りつつあることを忘れてはならないのです。
 アベノミクスは、インフレの到来と共に日本に景気回復をもたらしましたが、反面効き過ぎて大きな反動をもたらしてしまうのです。
 こうして日本は現在、大インフレに向かう前の過渡期となっているのです。
 有効求人倍率も失業率も、そして消費者物価上昇率も、かつてないほどの変化をみせてきました。これら経済指標の変化を一時的なものと侮ってはなりません。いよいよ止まらないインフレへの助走が開始されたのです。

★2013年9月、朝倉慶さんの最新刊『2014年 インフレに向かう世界 だから株にマネーが殺到する!』(徳間書店)が発売!

★2013年2月、朝倉慶さんの新刊『株バブル勃発、円は大暴落』(幻冬舎)が発売!

★2013年1月2日より、ラジオNIKKEI 第1にて、「朝倉慶の実践プロ相場!」(毎週水曜日16:45~17:00)開始。(「radiko.jp( http://radiko.jp/# )」からダウンロードすると、パソコンやスマホから、バックナンバーなどもお聴きいただけます。)

★2012年10月1日に、朝倉慶さんの公式ホームページがオープンしました。
http://www.asakurakei.com
以上は「朝倉慶氏」ブログより

人口の自然減に加えて最近は放射能汚染による被爆死が急増しています。20代30代40代と比較的若い世代が急死しています。これも影響しているものと思います。以上

「これは酷い」茨城県・取手市議会、市民の被爆検査陳情を拒否

【これは酷い】取手市議会、市民の被ばく検査陳情を事実上の拒否!市民「放射能検査を!」議員「費用がかかって無理」 new!!

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茨城県取手市で市民の提出した放射能被ばく検査の充実を求める陳情書が、市議会に「予算などの面で実現不可能」とされていたことが判明しました。市民が提出したのは「市民の放射能被ばくに対する措置を求める陳情」で、放射能検査への支援などを要望する内容となっています。6月20日に市議会で採決が行われ、賛成多数で「願意は認められる」とする趣旨採択になりました。
ただ、願意が認められただけで、放射能検査の拡充については「陳情は全市民を対象に長期にわたる検査を求めており、億単位の費用がかかって実現は無理。市には、できる範囲で対応するよう申し入れる」と述べ、市議会側は認めなかったとの事です。

今までも「前向きに検討する」というような事を言い続けて、既に3年が経過していることを考えると、このまま放射能検査の拡充は実行されずに放置されることになると予想されます。やはり、国家規模で放射能検査の義務付けなどが必要不可欠ですね。茨城ではこの前も臨海公園で除染作業が行われていますし、県が総力を挙げて放射能検査をするべきだと私は思います。


☆取手市民の被ばく検査陳情、実質葬られる 市議会が「趣旨採択」
URL http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20140621/CK2014062102000148.html

引用:
 再び市の行動を促した今回の陳情は、建設経済常任委員会で採択された。だが、本会議で「予算面、技術面において実現する可能性が低い」として、賛成多数で「願意は認められる」とする趣旨採択になった。趣旨採択では、市は陳情採択の際に課せられる処理状況の議会への報告義務を免れることになる。

 趣旨採択の動議を提出した金沢克仁議員は「陳情は全市民を対象に長期にわたる検査を求めており、億単位の費用がかかって実現は無理。市には、できる範囲で対応するよう申し入れる」と説明。市健康福祉部は「国が実施主体となって健康調査を実施するよう、守谷市などと、県を介して国に要望してきた。市としても、できる範囲の健康調査は検討していきたい」としている。 (坂入基之)
:引用終了

☆2012年に提出された放射能被ばく陳情書
URL http://www.toride-gikai.net/pdf/1309/chinjo44.pdf

20140622204942ssudao.jpg

☆茨城県取手市 地図
URL https://www.google.co.jp/maps/place/%E8%8C%A8%E5%9F%8E%E7%9C%8C%E5%8F%96%E6%89%8B%E5%B8%82/@36.2139128,139.7023067,8z/data=!4m2!3m1!1s0x602277198d9dc4b9:0x2c103eb888df6427?hl=ja

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☆2011.9.26 井野公園放射能測定3:放射能汚染から子どもを守ろう@取手


☆2011.9.26 井野公園放射能測定1:放射能汚染から子どもを守ろう@取手


「放射能汚染地図」の今
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「米中安保」の現実を直視せよ(3/6)

歴史教科書は子供たちに「卑劣な日本人像」を刷り込んでいる

「米中安保」の現実を直視せよ アメリカの傘の下から脱し、自主防衛に舵を切れ

SAPIO 2014年7月号掲載) 2014年6月12日(木)配信

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慰安婦問題で日本を
スケープゴートに

 1941年12月7日の真珠湾攻撃で日本海軍機動部隊は20隻以上の米軍艦船を大破撃沈し、米陸軍航空部隊と海軍などの航空機188機を破壊した。日本海軍の攻撃で死亡した米国人は民間人を含め約2300人に上る。

 第2次世界大戦初期から対日開戦の道を模索していたルーズベルトはこれを絶好の参戦機会と捉え、「真珠湾への騙し打ち」「スニーキーアタック(ずる賢い攻撃)」「ジャップ」といった言葉を繰り返し、厭戦ムードにあった米国民の対日憎悪を一気に燃え盛らせた。現在でも米国の歴史教科書には、「日本軍の奇襲により戦端が開かれた」と記述され、いまなお多くの米国人に「卑劣な日本人」像が刷り込まれている。

 だが、真珠湾攻撃がルーズベルトによる「謀略」だったことは明白だ。10年に米・ウィスコンシン大学外交文書図書館で発見された公電がそれを裏付けている。

 公電は1941年1月25日、東京に駐在していたジョセフ・グルー駐日大使がコーデル・ハル国務長官に宛てたもので「日米関係が縺れた場合、日本海軍は総力を挙げて真珠湾を奇襲攻撃するという驚くべき情報を得た」という内容だ。米国側は情報を元に、太平洋周囲に配置した25か所の通信傍受施設と暗号電報解読技術を駆使して奇襲攻撃の概要を正確に掴んでいたはずだが、ルーズベルトは対日開戦の端緒とするためこれをあえて聞き流した。被害が想像以上に甚大だったのは、白人優越主義から日本海軍の実力を侮っていたルーズベルトの誤算である。

 ルーズベルト政権が真珠湾攻撃以前から対日開戦の謀略を巡らせていたことは数々の史料から判明している。91年3月には、米国と中国国民党が練り上げた「日本空爆」の作戦計画書が米・国立公文書館で発見された。この計画は、中国軍機に偽装した計300機の米軍機が日本列島を空爆するもので、ルーズベルトは41年7月23日に許可の署名をしている。その2日後には在米の日本資産が凍結され、8月1日には石油の対日輸出が全面禁止された。

続きを読む : 空爆計画は航空機の航続距離…

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以上は「SAPIO」より

2014年12月 6日 (土)

地球はさらに厳しい自然の二極化への扉を開ける

2014年11月09日


観測史上最強のスーパー台風ハイヤンから1年。「忘れ去られた被災者」は増え続け、地球はさらに厳しい自然の二極化への扉を開ける

人は自分と関係の薄いことについては、相当大きな出来事でも本当に忘れやすいものだなあと昨日の海外の報道を読んで、つくづく思いました。

その報道は下の 11月 8日のエポックタイムズのトップ記事です。

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Epoch Times


この写真は 2013年の台風「ハイヤン」の犠牲者の方々の集団埋葬地で被災1年目の祈りを捧げるカトリックの司祭の姿です。

台風ハイヤン(あるいはハイエン)というのは、日本では、「平成25年 台風第30号」にあたるもので、 2013年 11月初旬に発生した、国際基準でカテゴリー5の「スーパー台風」でした。フィリピンにおいては死者行方不明者が 7,000人を越えた東南アジアでの台風被害としては最大級のものでした。

中心気圧は勢力最大時で 895パストヘクトル、最大瞬間風速は90メートルという、観測史上でも最大クラスの台風でした。

ハイヤンは下のルートを進み、「赤」の色が部分がカテゴリー5の勢力を持っていた時を示しますが、ちょうどそのカテゴリー5の最大勢力の時にフィリピンを通過したため、想像を絶する被害が発生しました。

Haiyan_2013_track.gif


日本にはまったく影響がない台風でしたので、日本では当時もそれほど大きく報道された記憶はないですが、1年経った今は、私もこの壊滅的な台風を忘れていたほどでした。

しかし、当時の海外メディアの報道の見出しなどで、その惨状を改めて知ります。

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▲ 2013年11月11日の英国メディアミラーより。


平成25年 台風第30号 - Wikipedia の記述でも、この台風の壮絶な勢力と被害がわかります。

11月10日、レイテ州の警察は台風の進路にあった住宅や構造物の約70~80%が破壊され、死者が1万人に達するとの推定を発表。また、レイテ島西部のオルモックでも建物の90パーセントが全半壊するなどの被害が出た。被災地を訪れた国連関係者は、2004年スマトラ島沖地震以来の被害と述べた。


最終的な被災者数は、1,600万人以上にのぼった未曾有の大災害でした。

昨日、海外の多くのメディアで、冒頭のような「台風ハイエンから1年後のフィリピン」の特集を組んでいて、20万戸の復興住宅の建設が予定されている中、着工はまだ約2千戸(計画の 100分の 1)にとどまっているなど、かなりの地域でいまだに再建が進まない現状などが記されていました。

下の写真は 11月 6日のアルジャジーラの記事にあったものですが、冒頭の集団墓地の十字架は近くで見ますと、ひとつひとつに、犠牲者の名前と共に「RIP」と書かれています。

Requiescat-in-Pace2.jpg
Aljazeera


RIPは、ラテン文字の「 Requiescat in Pace 」の頭文字で「安らかに眠れ」という意味で、英語圏では Rest in Peace の表記で同じ意味でよく使われます。こんなに多くの「RIP」文字が並んでいるのを見たのは、これが初めてのような気がします。

どんな災害でもそうですけれど、同じ国での災害でも、関係のなかった人たちの頭の中からはわりとすぐに消えていきます。海外での出来事ともなると、さらにその傾向は強いはずです。

そして、災害の種類は関係なく、今後、仮に災害が多くなった場合、その「忘れられた人」の数は多くなり、そのうち、「忘れ去られた人の数のほうが多くなる」という時代が来ないとも限りません。




北極から「黙示録的な寒波」がアメリカにやって来る

ところで、In Deep の記事では上のハイヤンのことは、2013年12月の、

地球は黙示録モードに突入:ヨーロッパに「史上最大級の暴風雪」が近づく中で、各地に出現するVサインは何への勝利の意味か
 2013年12月04日

の中で少しだけふれたのですが、その記事を久しぶりに読んでみましたら、記事の冒頭は、「北極からの嵐によるヨーロッパの寒波」のことにふれていました。

ちょうど昨日の記事、

西暦1750年頃に「何らかの理由」で小氷河期の入口の手前から救われた人類。しかし、今回はどうなる? 太陽と火山噴火の増加が作り出す地球冷却のシステム
 2014年11月08日

でも、ヨーロッパやロシア、アメリカなどの「異常に早い寒さの到来」について記しましたが、今年のこれらの地域の寒さの原因も「北極からの冷たい大気の流れ」なのです。

この現象は、北極や南極の上空にできる大規模な気流の渦のことで、正式な名称は「極渦」(きょくうず、きょくか)などと呼ばれるものらしいですが、あまり一般的な言葉でもないですので、ここでは「北極からの嵐」というような表現にしています。

現在、ロシアや中国北部の多くの地域が、時期としては異常な寒さに見舞われているのも、この北極からの寒気の影響で、このことは、

モスクワで10月に入ってから続く 30 年ぶりの異常な寒波
 来たるべき地球のかたち 2014年10月25日

に書いたことがあります。

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▲ 2014年10月23日のロシアメディア ヴェスチ より。


そして、それらと比較しても「特大の北極からの嵐」が今週、アメリカの多くの地域に影響を与えることが予測されています。

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▲ 2014年11月8日の Accu Weather より。


上のようなメカニズムで北極の冷たい空気が北米大陸に流れ込むわけですが、すごいのは、

今週のアメリカ東部の気温の「下がり方」の急激さ

そして、

アメリカの東部と西部でまるで違う気温分布

です。

下の図は、 NOAA (アメリカ海洋大気庁)の天気予報センターが出した来週からのアメリカの気温予測です。紫になればなるほど、平年より低い気温となり、赤は平年より気温が高くなる予測が出されている地域です。

アメリカの2014年11月16日から11月22日の気温の予測

814temp.gif
NOAA

見事にアメリカ東部と西部では、気温の傾向があからさまに違うのがわかりますけれど、東部では大半の地域が濃い紫色となっていて、これは下の分布の色分けから見ますと、「平年より 80パーセント以上気温が下がる」ことを意味しているのだと思われます。

皮肉なことに、歴史的な干ばつが続くカリフォルニア州は相変わらず平年より気温が高いままとなっていて、西海岸の干ばつが解消する気配はなさそうです。

カリフォルニアでは一昨年以来続いている過去数十年で最悪の干ばつの改善の兆しが見えていません。

11月3日のブルームバーグの記事では、いよいよ農作物価格に影響が大きく出始めていることが報じられています。

カリフォルニア州では3年間にわたって降水量が過去最低水準にとどまり、82%が極度の干ばつに見舞われている。このため、米最大規模の農業地帯への給水が制限されている。米農務省によると、かんがいができず一部の農地で農産物が栽培されていないため、干ばつの影響で全米の食料価格が上昇する可能性が高い。


アメリカで現在最も北極からの冷たい風と「雪」を欲しているのは西海岸だと思うのですが、NOAA の予測では、11月になっても、カリフォルニアを含めた西海岸の気温は高止まりしたままとなりそうで、干ばつと極度の水不足の解消はまだ先となってしまうのかもしれません。

実際、11月3日には「ロサンゼルスに熱波の予測」なんていうニュースも見かけましたし。
いくら西海岸でも 11月に「熱波」と入るタイトルの記事には驚きました。

los-angels-heat.gif

▲ 2014年11月3日の laist.com より。


それにしても、広大な面積を持つとはいえ、アメリカという一国の中だけでも上のように「まったく別の気候」が混在しているわけで、こういう極端な二極化は世界的にも進むのかもしれません。

自然災害もそれに応じて、各所でまるで別のタイプの災害が発生する……というような。




いろいろな方面で異常は進行しているのかもしれません

何だか、前後の脈絡のない記事となってしまいましたが、最近、シベリアで「相次いでフラミンゴが発見された」という報道を、

氷点下30度のシベリア地方で相次いで発見された「フラミンゴ」と地球の磁場の異変の関係
 2014年11月09日

という記事でご紹介しました。

フラミンゴが発見された場所は氷点下 30度という、とてもフラミンゴがまともに生息できる場所ではない上に、最も近いフラミンゴの生息地であるカスピ海周辺からも 1,000キロメートル近くも離れた場所であり、どうしてそんなところまで飛んできてしまったのか……と考えてしまいました。

下が、フラミンゴの生息地と、シベリアでフラミンゴが発見された場所を示した地図です。

flamings-map.gif


考えるうちに、ふと、ほぼ4年ほど前の記事、

鳥と魚の大量死をめぐる報道より(3) 世界に拡大する大量死と磁場変動説
 2011年01月06日

の中で、中国のメディアの記事をご紹介したことがあり、その中にある、

渡り鳥が長い期間の間、磁場を感知できることには2つの主要なポイントがある。1つはくちばしだ。鳥のくちばしの細胞は地球の磁場を感知することができる。くちばしは、脳と神経系を介してメッセージを渡す役割をなす。

もう1つは、光受容体細胞の中にある鳥の目で、この目は磁場を「見る」ことができ、この情報伝達の脳への別ルートは「Nクラスター」の光処理領域と呼ばれている。

渡り鳥の眼の特定のタンパク質「クリプトクロム」は、光の刺激により地球の磁場の特殊な性質を認識することができるのだ。


という記述を思い出しました。

鳥は磁場を「見て」いる


のです。

鳥たちが長距離を飛ぶ際に磁場を頼りにして飛んでいるのだとすると、渡り鳥たちの行動に異常が出るということは、磁場の異常とも繋がっている可能性もあるかもしれません。

磁場の異常は、太陽の影響でも起きるでしょうけれど、地球の磁極が移動していることとも関係しているのかもしれません。

最近、北海道で起きた謎のイワシの大量打ち上げなども含めて、動物たちの行動の異常は、磁場だけではないでしょうけれど、何か地球の大局的な異常をも示しているものなのかもしれません。

この「磁極の移動」については、最近、あらたな興味深い研究発表がされていまして、いつかご紹介したいと思っています。

今年の冬は「寒さだけ」で済むのか、そうではないのか。
そのあたりは、予測するより、時間の流れに身を任せて経験していくしかないのかもしれないです。
以上は「IN DEEP」より
この異常気象は78万年ぶりの「地球大異変」の影響からおきているのです。今の人類は始めての事です。                                 以上
この異常気象は
この異常気象は

アメリカ・ビジネス界のユダヤ人の実態第4章

■■第4章:新聞・雑誌などの出版業界で根強い力を持つユダヤ人

●次に新聞・雑誌などの出版業界についてみていきたいが、この分野は東欧ユダヤ人より早くアメリカに渡来したドイツ系ユダヤ移民(西欧ユダヤ人)が先に進出していた。

例えば『ニューヨーク・タイムズ』が、1896年にドイツ系ユダヤ人アドルフ・オックスによって買収された出来事はこれを象徴している。アメリカ社会の主流への「同化」を強く希求してきたドイツ系ユダヤ人にとり、普遍性を追及するジャーナリズムの世界は恰好の活躍場所であった。

このドイツ系ユダヤ移民より遅れてアメリカに渡来した東欧ユダヤ人も、積極的に新聞・雑誌などの出版業界に進出していった。

アメリカのビジネス雑誌『フォーブス』が1985年に発表した「長者番付」によると、「ユダヤ人大富豪20傑」のうち、首位のニューハウス兄弟、第2位のウォルター・アネンバーグ、第14位のウィリアム・ジフが、この出版業界の雄である。

●1970年頃のアメリカには1748紙の日刊紙が存在したが、そのうち3%をユダヤ人の社主が所有していた。これを総発行部数でみると、全体の8%をユダヤ人所有の新聞が占めていて、この8%のうち半分以上を「ニューハウス社」系列の新聞が占めていた。

この「ニューハウス社」の創業者サミュエル・ニューハウスは、貧しいロシア系ユダヤ移民2世として育ち、彼独自の経営哲学を駆使して、買収につぐ買収を重ねて事業を拡大し、ユダヤ人の新聞王(大衆紙の帝王)としての地位を築いたのである。

このサミュエル・ニューハウスは、『ヴォーグ』 『グラマー』 『マドモアゼル』 『ハウス・アンド・ガーデン』を含む一流雑誌を30近くも所有している。彼はその他にも、ロングアイランドの有力紙『ニューズ・デイ』をはじめとして49の新聞、12のテレビ局、ケーブル・テレビ・システム87を擁する「ニューハウス放送」、数多くのラジオ局のオーナーでもある。また、2200万近くの部数をもち、実際にはその2倍の読者をかかえているといわれている日曜新聞の付録雑誌『パレード』のオーナーでもある。(※ なお、面白いことに、彼が所有している新聞の中には、彼自らが設立したものは、ひとつとしてない。全て「買収」によるものである)。

 

 
(左)1962年7月27日号の『TIME』の
表紙を飾ったサミュエル・ニューハウス
(右)サミュエル・ニューハウス・ジュニア

 

●新聞の発行部数、収益性、財力といった点ではニューハウス家に遠く及ばぬものの、全米で最も世論に影響力を持つ新聞『ニューヨーク・タイムズ』を所有する一族として有名なのがユダヤ人ザルツバーガー一族である。

彼らの父祖アーサー・ザルツバーガーは、『ニューヨーク・タイムズ』の社主、アドルフ・オックスの娘婿であり、1935年のオックスの死後、その遺言によりザルツバーガー一族が代々、同紙を所有・経営し続けた。株式は1969年に公開されたものの、いまだに社の支配権はザルツバーガー一族の手に握られている。

 


『ニューヨーク・タイムズ』を所有する
アーサー・ザルツバーガー

 

●その他、『ワシントン・ポスト』や『セント・ルイス・ポスト・ディスパッチ』は、ハンガリー系ユダヤ人一族のピュリッツァー、そしてユダヤ人ユージン・メイヤー(元初代「国際銀行」総裁)と彼の娘キャサリン・グラハムがオーナーである。

裕福なメイヤー家の三女として生まれた彼女は、『ワシントン・ポスト』を支配していたユダヤ人、グラハム家の長男と結婚、やがて夫が自殺して彼女が事実上の支配者となる。彼女は『ニューズウィーク』のオーナーでもあり、「メディアの女王」と呼ばれている。

なお、日本でも有名な「ピュリッツァー賞」は、イエロー・ジャーナリズムの手法を駆使して、今日の大衆紙の原型を築き上げたユダヤ人ヨセフ・ピュリッツァーの遺産をもとに設立されたものだ。

 

 
(左)『ワシントン・ポスト』や『ニューズウィーク』のオーナーである
キャサリン・グラハム。「メディアの女王」と呼ばれている。
(右)アメリカの新聞王ヨセフ・ピュリッツァー

 

●日本の日本経済新聞にあたる『ウォール・ストリート・ジャーナル』は、ユダヤ人ウォーレン・フィリップスがオーナーであった。

彼は「親イスラエル」の姿勢を明確に示すユダヤ人で、湾岸戦争の際には最も強硬な主戦論を張った。現在のオーナーはユダヤ人ピーター・カーンである。『ニューヨーク・ポスト』は、ルパート・マードック(別のユダヤ系新聞のオーナーでマスコミ大財閥)に売られるまで、ユダヤ人銀行家ヤコブ・シフの孫娘、ドロシー・シフの優れた手腕のもとにあった。

 


『ウォール・ストリート・ジャーナル』の
オーナーであるピーター・カーン

 

●アメリカで有名なニュース雑誌は、『ニューズウィーク』 『タイム』 『USニューズ・アンド・ワールド・リポート』の3誌しかないが、『ニューズウィーク』は先に触れたようにユダヤ人キャサリン・グラハムがオーナーで、『タイム』はユダヤ人スティーヴン・ロスが経営する「タイム・ワーナー・コミュニケーションズ」の下部組織が発行している。

『USニューズ・アンド・ワールド・リポート』は、ユダヤ人の不動産開発業者モーティマー・ザッカーマンがオーナー兼発行人である。彼はさらに『アトランティック・マンスリー』も所有している。

 


『USニューズ・アンド・ワールド・リポート』の
オーナーであるモーティマー・ザッカーマン

 

●雑誌『タイム』 『ライフ』 『フォーチュン』 『スポーツイラストレイティッド』をつくり、ことごとくアメリカの雑誌文化の原点を築き、「一代でアメリカの雑誌ジャーナリズムを築いた男」と評されていたのは、ヘンリー・ルースというユダヤ人である。

中国山東省で生まれ育った彼は、大戦中、在米「チャイナ・ロビー」のボスとして、その資金源となって懸命に中国を支援した。蒋介石夫妻を「自由中国」の象徴として絶賛し、蒋介石夫人の宋美齢をアメリカに呼んで一大ヒロインに祭り上げるなどして、親中反日のキャンペーンを大々的に展開し続けたのである。

 


ヘンリー・ルース

中国で生まれ育った改宗ユダヤ人で、ラジオ・
映画ニュースにも大きな影響力を持っていた彼は、
1930年代から、親中反日の一大キャンペーンを張り、
アメリカのアジア外交、特に対中国外交に
大きな影響を及ぼした。

 

※ 彼が1923年に創刊した『タイム』はアメリカの週刊誌であり、世界初の「ニュース雑誌」としても知られている。また彼が創業した「タイム・ライフ社」は、1989年に「ワーナー・ブラザーズ」を吸収合併し(「タイム・ワーナー」の誕生)、世界最大の総合メディア企業になった(売上高268億ドル、社員数7万人)。

●全米の雑誌出版の分野で、最大級の王者といえるのが、ニクソン大統領のもとで駐英大使を務めたユダヤ人ウォルター・アネンバーグである。

彼は1944年に、世界の若者雑誌の源流となるファッション雑誌『セブンティーン』を創刊した。また、1953年には、本格的な「テレビ時代」の到来に先駆けて『TVガイド』を創刊。これは今日の全米で4番目に発行部数の多い雑誌となった。

この他に彼は『ザ・モーニング・テレグラフ』『フィラデルフィア・インクァイアー』、それに幾つかのテレビ局を持っている。彼の一族が所有する「トライアングル出版」は、1980年代初めにおいて全米の雑誌出版社中、年間総売上高で第2位を占めた。

 


アメリカの雑誌王
ウォルター・アネンバーグ

 

●またその他の出版社関係では、「ランダム・ハウス」 「サイモン・アンド・シャスター」 「クノプフ」 「ホルト・リヴァーライト」 「ヴァイキング・プレス」 「ヴァン・ノストランド・ラインホルド」、及び「ライル・ステュワート」などの大手出版社が、オーナーがユダヤ人であるか、ユダヤ人に直接もしくはユダヤ人の管理する出資によって運営されている。

地方のより小さいコミュニティにおいても、ユダヤ人の所有、もしくは運営になる『サン』や『カロライナ・イズラェラィト』などがあり、いずれも大きな影響力をもっている。

●たとえオーナーがユダヤ人でなくても、主任編集者や取締役、広告責任者がユダヤ人である新聞・雑誌はたくさんある。有力雑誌のすべて、たとえば『コメンタリー』 『エスクワイア』 『レディズ・ホーム・ジャーナル』 『ニューヨーク・レヴュー・オブ・ブックス』 『ニューヨーカー』は、発行責任者、編集長、編集局長といった主要地位にユダヤ人を据えている。

「マクミラン」や「グロセット&ダンロップ」のような他の会社においても、編集主任や社長がユダヤ人である。これら一般書、雑誌、新聞などの流通部門の管理、本の卸業でもユダヤ人は活躍している。ニューヨークにおける新聞配布業をほとんど独占しているのが、「ヘンリー・ガーフィンケル・コーポレーション・ナショナル・サーヴィス」である。この会社は「ユニオン・ニューズ・カンパニー」を所有している。

●ところで、こういうデータを一気に並べると、いかにもアメリカの全てのメディアがユダヤ人に直接支配されているかのように錯覚してしまうだろう。

しかし先述したように、1970年頃のアメリカには1748紙の日刊紙が存在したが、ユダヤ人のオーナーの割合は3%である。これを総発行部数でみると、全体の8%をユダヤ人所有の新聞が占めていたことになるが、この数字を多いとみるか少ないとみるかで判断が分かれてくるだろう。あと、オーナーがユダヤ人であっても、編集者が非ユダヤ人である場合が少なくないというデータもある。

また、1986年には、3大ネットワークの全てが新経営者に乗っ取られた。「CBS」の新経営者、ラリー・ティッシュはイスラエル支持のユダヤ人だったが、「NBC」を親会社ごと買収した「GE」の会長ジャック・ウェルチと、「ABC」を買収して傘下に加えたメディア会社「キャピタル・シティズ」の会長トム・マーフィーの両者は、ユダヤ人ではない。3大ネットワークを追いこす勢いの「CNN」を一部門とする「ターナー放送システム」のオーナー会長テッド・ターナーも、やはりユダヤ人ではない。(※注意: テッド・ターナーはユダヤ人だという情報もある。現在、調査中)。

 


CNNの創設者である
テッド・ターナー

 

●しかし、やはりユダヤ人がアメリカのメディアに与える影響力は無視できないものがあると指摘するジャーナリストは多くいる。

特に中東問題関係を扱う際に、どうしてもイスラエル寄りの報道になってしまうという。アメリカ国内で、パレスチナに有利な情報、真実の情報が流されることは非常に少ないという。

アメリカの裏事情に詳しい著名な女性ジャーナリストのグレース・ハルセルは次のような指摘をしている。

「日刊新聞は、マスメディアとしてはテレビにつぐ影響力を持っている。総計すると、毎日6300万部が全米で売られている。新聞の内訳は約1700紙になるが、世間が思うほど、これらが全て独自性を保持して、互いにしのぎを削っているわけではない。まず往々にして、広告主側が編集陣に口をはさんでくる。たとえ新聞社自体はユダヤ系オーナーではなく、またユダヤ系の影響力がない場合でも、編集陣は親アラブ的な記事を掲載するのをためらう。ユダヤ系がオーナーである企業が、報復処置として、広告を引き上げるからである。」

「アメリカのメディア総体を通じてイスラエルの影響力は群を抜いているので、何百人もいる重要な論説記者やコラムニストのうち、湾岸戦争に異をとなえた全米的知名度を持つコラムニストは、パット・ブキャナンただ1人だった。パット・ブキャナンは過去2人の大統領の演説草稿を書いた多くの著作を持つ保守系のコラムニストだが、1990年にこう書いている。『湾岸戦争遂行の太鼓を叩いているグループは2つしかない。イスラエル国務省、そして合衆国内におけるイスラエルの〈アーメン・コーナー〉である。イスラエルがこの戦争に躍起になるのは、戦争マシーンにまで自らを研ぎあげたイラクの軍備を、合衆国の手で破壊してもらいたいためである。イスラエルはわが国に、イラクにとどめを刺してもらいたがっている。わが国とアラブ諸国との関係がどうなろうと、イスラエルの知ったことではないのだ』。

パット・ブキャナンのコラムに憤慨した『ニューヨーク・タイムズ』のローゼンタールは、彼を〈反ユダヤ主義者〉だときめつけた。これはシオニストからすれば、もっとも軽蔑的な呼称である。イスラエルの有力な味方として有名な『ニュー・パブリック』誌は、パット・ブキャナンを〈性根のねじまがった〉〈恥知らずな男〉と非難した。」

●反シオニズムのユダヤ人ジャーナリストであるアルフレッド・リリアンソールも、次のような指摘をしている。

「アメリカのメディアにおけるユダヤ人の影響力を考える場合、決定的なことは、誰がどの企業を『所有』しているかではなく、どんな影響力がアメリカのメディア界を支配しているかである。恐れと圧力こそが支配の張本人である。出版社や編集者は絶えず広告に関心をもっている。それはユダヤ人であろうが非ユダヤ人であろうが変わりはない。彼らはADL(ユダヤ名誉毀損防止連盟)から電話がかかってくることを心配し、非常にしばしばホロコーストによって培われた心理的強迫観念によって自らの行動を決めている。だから、AP、UPI、『ワシントン・ポスト』『ニューヨーク・タイムズ』、ニュース雑誌、放送網、2つの世論調査機関『ギャラップ』と『ハリス』が中東問題に関して同じような一般的見解に達したならば、自分の意見などは忘れることに努めてしまう。メディアには何をおいても広告を失ってはならないという最優先の関心事がある。広告は出版事業にはたいへん重要な財源であるから、ときにはこれがご自慢の『報道の自由』を物笑いの種にする。権力はかくてその場にいない人々によって行使される、というわけだ。」

「ユダヤ人が圧倒的に支配する娯楽、広告産業から成長した主要3大ネットワークの『NBC』『CBS』『ABC』は、多数のアンカーマン、解説者、アナリストに非ユダヤ人を配しているといわれる。しかし彼らは自分たちの出世におおいに関心をもち、自分たちの報道を注意深く観察しているユダヤ人の反感を買うようなリスクは冒さない。こうして彼らのニュースは終始一貫、圧倒的に親イスラエル、反アラブとなり、反シオニズムを思わせるいかなる表現も事実上、禁止されているといってよい。」

 

 
ユダヤ系アメリカ人のアルフレッド・リリアンソール。
反シオニズムの気鋭ジャーナリストであり、中東問題の
世界的権威である。(国連認定のニュースレポーターでもある)。

 

●非ユダヤ系で、中東報道においては一番公平な姿勢をとってきたジャーナリストの1人で、『ABC』のアンカーマン、ピーター・ジェニングスはこう言っている。

「まことに遺憾だが、アメリカには反アラブ的風潮が歴然としている」

●また、『TVガイド』のジョン・ワイズマンもこう言っている。

「合衆国のネットワークは、パレスチナの窮状よりは、イスラエル人の声のほうを、遥かに多く報道している」

 

 以上は「ユダヤ人の発想」より


公明山口代表独占インタビユー、腰砕け批判に反論(6/9)

公明山口代表独占インタビュー 腰砕け批判に反論 連立離脱「心配でできない」

週刊朝日 2014年07月25日号配信掲載) 2014年7月16日(水)配信

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 我々から見ると、集団的自衛権に関心があるのは世論調査で1割あるかないか。優先順位が低いのに、新聞・テレビで四六時中載っている。これがずっと続くのはかなり異様です。国民が関心を持っていないテーマに、莫大(ばくだい)な政治的エネルギーを使うことがいいことなのか。

 政府の出した事例の説明が袋小路になってまずいなとも思いました。だから、解釈改憲させないという結果を早く出して、国会の議論にさらしたほうがいいと。5月の与党協議が始まってまもなくのことです。

 集団的自衛権の問題は終わっていない。来年の通常国会に関連法案が一括で提出される見通し。その具体化はこれからだ。安倍首相は集団的自衛権の議論を踏まえ、憲法改正への意欲も隠さない。

 国民には、外国の領土・領空で自衛隊の武力を使うべきではない、というコンセンサスがあると思います。これを変えようというときには「憲法改正するしかない」ということまで今回決めた。たぶん国民はもうこれでいいと考えるでしょう。

 そういう環境の中で、(安倍首相や自民党が)自分たちの意見が受け入れられないから、憲法改正だ、改正だとのろしをあげても、国民はついてこないんじゃないでしょうか。よほどの国民の合意と覚悟がなければ、簡単には憲法改正できないと思いますね。

構成 本誌・一原知之

続きを読む : 山口代表3つのハードル「統…

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以上は「週刊朝日」より

福島県の死者数の1ー5月は5.5%増だが!

福島県の死者数の1-5月は5.5%増(対2010年)、でも増えていないところある

 福島県のホームページに2014年5月中の人口動態が掲載していました(1)。(=^・^=)なりに1から5月の死者数(震災犠牲者を除く)を集計したら
 原発事故前の2010年 10,059 名
 最近の5ヶ月2014年 10,610 名
で約5.5%増えていました。偶然に起こる確率を計算したら約0.01%なので偶然とは思えません。一方、地元産産米を給食に使用していない地域(会津地方を除く)では
 原発事故前の2010年 1,888 名
 最近の5ヶ月2014年 1,980 名
で4.9%増えていますが、偶然に起こる確率は約14%なので偶然の可能性もあります。
以下に福島県の毎年1~5月の死者数を示します。
brg140628a.gif
※(1)を集計
 図―1 福島県の毎年1から5月の死者数推移

大幅に増えています。偶然に起こる確率を計算したら0.01%なので偶然とは思えません。
でも死者数が増えていないところもあります。福島県では福島県産米を給食つかわない市と村がります。西郷村といわき市は地元産を使っていません(2)。
brg140621a.gif
 ※(2)を引用
 図―2 福島県各市町村の給食での地元産米利用状況(会津地方を除く)

この場所の1-5月の死者数を同じように集計してみました。以下に様子を示します。
brg140628f.gif
 ※(1)より作成
 図―3 給食に地元産米を使わない地元産のお米を使わない地域の死者数

少し増えていますが、偶然に起こる確率は40%程度なので偶然といいてもさ使えない数値です。

<余談>
まず偶然に起こる計算結果から示します。
表―1 偶然に起こる計算結果
(a)福島県全体                        (b)地元産を使わない場所(会津地方を除く)
brg140628c.gif  brg140628g.gif
  地元産米を使うには、保護者の理解が必要です。地元産を使わない地域(いわき市、西郷村)は保護者の拒否感が強いと思います。当然ながら給食だけでなく、親御さんも地元産は食べないはずです。

集計に一部誤りがあるとのご指摘があり7月3日に数値および図表を1部を修正しました。誤りをご指摘いただきありがとうございます。
  1. 以上は「めげ猫「タマ」の日記」より
  2. 県外に移住している方は10万人以上もいてその中で亡くなる方を含めればもっと多くなりますので放射能汚染の影響は隠し切れません。今後ますます増えます。以上

吉田調書を通じて見えるもの、小出裕章

吉田調書を通じて見えるもの 小出裕章



石井:
今日は以前、朝日新聞にいらした、現在ジャーナリストで、現在デモクラTV代表の山田厚史さんにも加わっていただきます。

山田さん:
よろしくお願い致します。


小出さん:
山田さん、よろしくお願いします。

石井:
今日は、先月5月20日付の朝日新聞が朝刊の1面に掲載した独占スクープ「吉田調書」についてお伺いしたいと思うのですが。この吉田調書は簡単に説明すると、政府事故調査検証委員会が東京電力福島第一原発の最高責任者だった吉田昌郎元所長。

残念ながらお亡くなりになりましたけれども、を聴取した聴取結果書を巡っていろいろな問題が指摘されているという状況です。この吉田調書について、まず小出さんはどんな風にご覧になってらっしゃいますか?


小出さん:
はい。私自身は、あの当時の事故の経過をそれなりに注意深く情報を集めながら判断をしてきましたので、吉田さんが書かれたというか、調書に応じて話されたということの内容自身は、特別不思議なことでも何でもないと思います。

ただ、今改めて吉田さんの調書を読むとですね、当時がもの凄い緊迫した状態だったんだなと。何かもう3年経って皆さんすっかり忘れてしまっているように私には思えるのですが、ほんとに酷い事故があの当時起きていて、吉田さんも含めて生きるか死ぬかの瀬戸際で何日もの苦闘を続けていたということが改めてひしひしと伝わってきました。

石井:
なるほどね。現実に、所員の9割が福島第二原発に逃げていて、現場には約1割ぐらいの人達しか対応ができない。その時に、1号機・2号機・3号機でいろいろなことが全部起きてくる。当然、対応ができない。つまり、吉田さん自身がこの調書の中で、「チェルノブイリ級ではなくてチャイナシンドロームだ」というような感想ももらしているという風に朝日は報じています。

チェルノブイリよりさらにひどい事が起きる。つまり、もはや自分たちでは制御できないものに私達は手を付けてしまったという事がこれを読むとよく私は分かると思うんですが。


小出さん:
はい。吉田さん自身はおそらくそうなるかもしれないという危機感の中で、どうすれば所員を少しでも被ばくから守れるか。

そして、一方では何としても事故を終息させなければいけないという、本当に二律背反ですね。その中で、一刻一刻どうすればいいかとか考えていたのだと思いますが、東電本社が全然頼りにならないという中で、彼はやらざるを得なかったという立場だと思います。

石井:
なるほどね。山田さんから、ご質問があれば。

山田さん:
あの時に、東電の本社では撤退するって話がありましたよね?


小出さん:
そうでした。

山田さん:
結果的に、あの時に吉田さんは頑張ったんですけども、くじけちゃって浮き足立ってみんな逃げちゃったら、どんな事になったんでしょうかねえ?


小出さん:
はい。吉田さんの確か調書の中にあったと思いますけれども、ずーっとあの時、注水をしなければいけないということで、1号機・2号機・3号機、あるいは4号機に水を入れようとしていたわけです。

なんとかその作業をずーっと維持できたからこそ、今の段階でとどまってるわけですけれども、あの段階で、福島第一原発の作業員がみんな逃げてしまうということになれば、注水自身が全くできなくなるわけですから、これまででも出てきた放射性物質は大量ですけれども、それ以上の放射性物質がたぶん吹き出してきたということになったと思います。

石井:
なるほどね。それと、もうひとつ小出さん、そのドライベントを準備せざるを得なかった。格納容器の圧力が高くなったために、高濃度の放射性物質を3号機から空中に出そうとしていたと。しかも、この格納容器の中の圧力が上昇していたことを公表することを規制したということが、この調書の中で明らかになりましたね。


小出さん:
はい。私の言葉で聞いて頂こうと思いますけれども、当時、事故の進行の最中で日本の政府が恐れたことは、住民達がパニックに陥るということだったのだと思います。住民たちを被ばくから守るというよりは、むしろパニックを恐れるというのが日本政府の基本的な方針だったように私には当時も見えましたし、今ふり返ってみてもそうなんだと思います。

そういう時には、住民がパニックを起こすような情報というのは、できる限り抑えなければいけないということになるわけですし、実際に当時も彼らはSPEEDIという計算コードの結果を隠したりして、とにかく住民にパニックを起こさせないというように行動していました。

石井:
そうですよね。

山田さん:
事故が起きた時の情報の出し方というのは凄く難しいわけですね。これだと、完全に情報統制をして知らせないまんま、その高濃度のガスを生出ししようとしたわけですよね?


結果的には、なんか下の方で爆発したから、その事もしなくて済んだでしょうけど。あの時に生出ししてたら、これ大変な話になりましたよね?

小出さん:
はい。住民達も不安にはなったでしょうけれども、でも例えばSPEEDIの情報を政府が隠してしまったというために、住民たちは逃げることもできないまま、大量の被ばくをしてしまったという人達だっているわけですし、やはり、情報というのは限りなく公表して、住民たちにも知らせた上で、どんなことができるかということを選んでいくということは私はいいのだと思います。

石井:
小出さん、なんとかそういう形のなるべく隠そう隠そう、なかったことにしようということに対して、せっかく吉田さんがここまで答えている中で、そのことから学ぶべきことというのは、多分小出さん沢山ありますよね?


小出さん:
当然です。吉田さんという方は、お亡くなりになった方に矢を放つようで申し訳ありませんが、福島第一原子力発電所の所長だったのです。

幸いなことにというか、大変豪胆な気質を持たれた方で、最後まで自分の責任を全うしようとして戦って下さった方であって、私は吉田さん自身は優れた方だとは思うけれども、それでもきちっとした責任のある立場な人なわけですから、その人が公表を望まなかったから、公表しないということはあり得ないと思います。

現在、たくさんの人々が被害者として存在しているわけですから、責任のあった立場の人の調書として、きちっと公表すべきだと思います。

石井:
ありがとうございました。またよろしくお願い致します。


小出さん

http://www.rafjp.org/koidejournal/no76/
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ドン・キホーテ・デ・京都 @Don_Quixote_kyo

福島原発事故何が見えましたか?日本の無責任、隠蔽体質、命軽視… 20140621「小出裕章ジャーナル」【吉田調書を通じて見えるもの】 http://m.youtube.com/watch?v=-2uzH8j5qF0&feature=youtu.be 吉田調書/朝日新聞 http://www.asahi.com/special/yoshida_report/

以上は「とある原発のメルトスルー」より

今の日本のリーダー連中の腐敗と堕落は救いようのないまでに深刻な状況です。そうすどっかえが必要な時期にあります。人民革命が必要であります。それも期待できないのであとは自然災害で一掃してもらうほか方法がありません。            以上

「米中安保」の現実を直視せよ(2/6)

歴史教科書は子供たちに「卑劣な日本人像」を刷り込んでいる

「米中安保」の現実を直視せよ アメリカの傘の下から脱し、自主防衛に舵を切れ

SAPIO 2014年7月号掲載) 2014年6月12日(木)配信

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 そもそも米中は基本的に過去100年に亘って友好関係を保っており、朝鮮戦争やベトナム戦争はあっても直接干戈を交えたことはない。米国は「日米安保」の建前上、尖閣を巡る中国側の動きを牽制しているが、軍事対決するつもりなど毛頭ないのだ。

 尖閣や竹島問題以来、米国では中韓の反日政策を支持する動きが強まっている。米政府が靖国や従軍慰安婦問題で中韓と歴史認識の歩調を合わせているのは、日米戦争における自国の不都合を隠蔽し、日本の台頭を封じ込めるのに好都合だからだ。戦前から今日に至るまでの謀略史を紐解けば、米国が基本的に中韓と同じスタンスの対日感情を有していることが理解できる。

 米国は過去の日米戦争における真珠湾奇襲攻撃や特攻隊の玉砕などを「非人道的行為」として批判し続けてきたが、自分たちが行なった原爆投下や日本本土への無差別爆撃に関しては一切口を閉ざしたままだ。

 それどころか多くの米国人は、「日本が卑怯な奇襲攻撃をしたのだから、米軍による非人道的行為は当然許されるべき」と考えている。一般人だけではなく、政治家や対外政策を立案するオピニオン・リーダー、有識者と呼ばれる人々も同様だ。01年9月11日の米・同時多発テロを受け、当時のジョージ・W・ブッシュ大統領が「これは戦争だ。真珠湾を奇襲した日本海軍を思い起こす」と述べたことがそれを物語っている。

続きを読む : 慰安婦問題で日本をスケープ…

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以上は「SAPIO」より

2014年12月 5日 (金)

フランスの原子力発電所に「正体不明の謎の無人機」が飛来し続けるのは?

2014年11月10日


フランスの原子力発電所に「正体不明の謎の無人機」が飛来し続ける中、メキシコの原発上空にも謎の無人飛行体が出現

fr-drone-top.gif

▲ 2014年11月6日の WPSU より。



フランス原発上空を1ヶ月にわたり旋回する飛行体の正体

この、「フランスの原子力発電所の上空に正体不明の無人機が飛来し続けている」というニュースは、日本でもいくつか報道されているので、ご存じの方も多いかもしれません。

下はその内容を報道した AFP の記事です。

仏原発にまた謎の無人機、東部のビュジェ原発
AFP 2014.11.09

フランス東部ビュジェの原子力発電所は11月8日、正体不明の無人機が6日に同原発上空を飛行したと明らかにした。

同原発のホームページに掲載された発表によると、「原発の監視担当チームが、無人機に類似した機体が原発敷地の境界付近の飛行禁止空域に侵入しているのを確認した」という。

同原発の周辺ではこれ以前にも4機の飛来が確認されているが、これまでのところ原発の稼働への影響は出ていない。

今年10月19日以降にフランス国内の原発周辺で飛行しているのが見つかった正体不明の無人機は、これで19機となった。同国は原発依存度が高く、19か所の原子力発電所で、58基の原子炉が稼働している。


と、10月以来、19機の謎の無人機がフランスの原発の上空に飛来してきているのですが、実はこれはもう少し前からあったことかもしれず、例えば、冒頭に載せました記事の写真は 9月 9日にフランス南西部のペサックという場所で撮影されたものなのですので、比較的以前から飛び回っていたものかもしれません。

私はこのニュースを知った時、

同型機か、あるいは同じような無人機が、複数回飛来しているのだろう

ということと、

原発当局は無人機の形式やタイプをすでに把握しているのだろう

と自然に思いこんでいたのですが、フランスのメディアに掲載されている写真を見て、何が何やらわからない感じとなってきました。

というのも、今回の報道で使われている多くは、実際に現場で撮影されたものではなく、「イメージ的なもの」だと思うのですが、記事で使われる無人機の形状が「パラパラ」なのです。

ということは、目撃情報が曖昧なのか、あるいは、当局は飛行している無人機のタイプを把握していないのか、それとも、いろいろなタイプの無人機が来ているのか、それさえよくわかりません。試しにフランスのメディアの記事をいくつかご覧になっていただきたいと思います。

報道の内容そのものは上のAFPと同じようなもので、無人機の所属や目的は不明のままのようです。

ビュジェ原子力発電所の上空に飛来するフランスの報道の数々

fr-drone-red1.gif
BMF TV


fr-drone-white1.gif
L'union-L'Ardennais


fr-drone-black3.gif
Jeanmarcmorandini


などいろいろな色や形状のものが記事として使われています。

なお、ここでは「無人機」という言葉を使っていますが、英語やフランス語の記事では「ドローン( drone )」という単語が使われています。

そして、上の報道の写真がイメージ的なものであったとしても、ある程度、目撃情報などから、それらの写真を使っているのだとすれば、どうやら、フランスの原発の上空を飛行しているのは、円形の無人機のようです。

日本でいうと、マルチコプターというのが、それと同じようなものとなるでしょうか。

このマルチコプターを含めた「無人機」は、娯楽用としても使われますが、実際には、社会的にも、非常に多くの用途で使われていて、たとえば、今年8月には、 Google が物流や災害地での物資運搬などのための無人機プロジェクトを起ち上げたことが記事になっていました。

Google、小型無人機(ドローン)プロジェクトを発表 オーストラリアで配達テストを公開
THP 2014.08.29

google-wing-project.jpg

Google が物流用の小型無人機開発計画 Project Wing を発表しました。オーストラリアで実施された公開試験に登場した試作機は、重さ10kg程度の小型ドローン。

Project Wing は、Googleの先端技術研究所 Google X で2年前から秘密裏に開発が進められていた計画。Google X といえば自動運転ロボットカーや、メガネ型端末 Google Glass を開発した組織です。

Project Wing の目的は、災害で孤立した地域など通常の手段では物流が難しい場所に、医薬品やバッテリー、修理部品、道具などを迅速に届けること。


また、アマゾンも物流用にマルチコプター型の無人機での配送システムの開発をおこなっています。

2014-08-29-primeair-thumb.jpg

▲ アマゾンのデモ無人機。


そして、今回調べていてわかったのは、少なくともフランスでは、原子力発電所のメンテナンスなどにこの無人機が大活躍しているもののようです。

下は、フランスの電力会社が原子力発電所のメンテナンス用に、無人機を活用していることが記載されているページです。

fr-drone-tool.gif
L'union-L'Ardennais


そんなわけで、無人機で原発のメンテナンスができる・・・という事実は、

逆メンテもできる


ということになる可能性もあります。

「逆メンテ」という日本語は存在しなさそうですが、つまりは、メンテナンスの反対のことをおこなうことで、「部分的に機能を破壊したり、部分的に誤作動を起こさせる」ことくらいは無人機だけでもできそうです。

そして、何より、フランスは「世界で最も原発依存度が高い国」です。

ダントツといってもいいかと思います。

plant-nuke.gif
主要国の電源別発電所電力量の構成比

上の表は 2007年のものですが、現在もあまり変わらず、フランスの発電のうち約 75%が原子力だそうです。

そんなフランスの原子力発電所に飛来し続けるドローンの目的は……。

ところで、これらのマルチコプター的な形状の無人機で思い出すのが、今年2月の、

4月5日に実行される「全世界での偽UFO出現」計画
 2014年02月24日

という記事です。



無人機のUFOの関係の歴史

この記事は、イギリスの「ミスター・ジャイロ」というマルチコプターでの撮影を趣味としているグループが、

「マルチコプターに LED を搭載して UFO のようなものを作れないだろうか」

ということを実験するために、下の自作機を作り、2013年 10月4日の午後7時、英国グロスターシャーの上空に飛ばしたのでした。

mrgyro-ufo-007.jpg


そうしましたら、これが「UFO事件」として、下のように地元紙に掲載されたのをキッカケに、英国で 20近くの新聞雑誌に、この「グロスターシャーの UFO 事件」が大々的に報じられたのでした。

uk-ufo-7.gif


これに味をしめた(?)グループは、次に「世界」をターゲットにします。
すなわち、

「全世界で同時にこれを飛ばそう」

という計画です。

ミスター・ジャイロは、この計画を「ビッグ UFO プロジェクト」と命名、インターネット上で参加者を募り、2月の終わりの時点では、20カ国ほどの人びとが参加を表明していました。

この計画の実行日は「2014年4月5日 世界時午後8時」と決まりました。

ところが……ある時を境に、このサイト自体が消えてしまっていたのでした。

参加表明をするためのページが表示されていた URL も消えていました。

自主的にやめたのか、何らかの圧力があったのかはわからないですが、4月5日には何も起きませんでした。

しかし、この世で目撃される未確認飛行物体として世に出る写真や映像の中には、無人機「的」なものは大変に多く、UFO サイトなどを見てみますと、最近 10日間くらいの間の写真だけでも、以下のような無人機やマルチコプター的なものが撮影されています。

すべて、UFOs Sightings というサイトからのものですが、ここは日付け以外の説明がないので、場所はわからないですし、本当にその日に撮影されたものかどうかはわかりません。

あくまで参考としての写真です。

2014年11月6日

ufo-drone-1.jpg


2014年10月31日

ufo-drone-2.jpg


2014年10月28日

ufo-drone-3.jpg


3枚目のはドローンというより、ギャオスっぽいですが、これらには何となく「ドローン性」が身とてれないこともないです。

そういえば、今から4年前の 2010年 10月13日、ニューヨークのマンハッタン上空に多数の飛行物体が現れ、テレビなどのメディアを含めて大きく報道されたことがありました。

その時のことは、過去記事、

10.13 ニューヨーク UFO 騒動:予告通り? マンハッタン上空に続々と UFO が登場
 2010年10月14日

という記事に書いたことがありますが、下のような光る物体がマンハッタン上空に多数出現しました。

ny-ufo.jpg


この出来事は、マンハッタンの午後6時頃に起きた、つまり、会社帰りの人が多い時間帯であったために目撃者が多かったことも特徴でした。

下のように、各局のテレビレポーターが現地に駆けつけても、まだ間に合うほど長時間、ニューヨークの上空に光る飛行物体は飛び続けていたようです。

ny-2-10-13.jpg
・アメリカ abc テレビ


これらの一連のものが、何かはわからないとしか言いようがないのですが、先に書いた「ビッグ UFO プロジェクト」のように、ごく一般人でもフェイク UFO を作り、それをメディアで取り上げさせることは比較的簡単なことですので、もう少し大きな団体なり組織なら、いろいろできるのではないかとも想像します。

このあたりの話は過去記事の、

ミスター・スノーデンが示唆する米英政府機関の「 UFO での大衆マインドコントロール作戦」
 2014年03月19日

で書きました、このタイトル通りのことを連想させますし、あるいは、

「アメリカ国家はエイリアンの支配層にコントロールされている」と全世界で報道された 2014年 1月 14日に
 2014年01月15日

という記事でご紹介したものですが、

イランの国営メディアが「アメリカ政府はエイリアンに支配されている」と報じた


ことがありました。

iran-003.gif

そのことに対して、米国の経済紙フォーブスの記者は、そのイランの国営通信の報道に対して、

> これは狂気的な陰謀論であると思われる。そして、自然に考えれば、その背後にはロシアが関与している。

と断じました。

上の記事で、フォーブスのその記事を全文翻訳していますので、ご興味のある方はお読みいただければ幸いですが、フォーブスの記事の中には、

「良く出来た陰謀論には納得性のある色つやのついた真実が必要だ。狂気の部分をカムフラージュするために知的な覆いが必要なのだ」

という記述があります。

この

> 色つやのついた真実

という部分に「現実に起きているいろいろなこと」が含まれているのだとは思うのですが、それと「狂気的な陰謀論」との関係性の「実態」は、私たち一般人にはわかりようのない部分であるとも思っています。




メキシコの原発にも現れた無人機

そして、フランスの原発に続き、11月5日には、メキシコのベラクルスにあるラグナ・ベルデ原子力発電所( Laguna Verde Nuclear Power Station )の周辺を「謎の飛行体が周回する」という出来事が、こちらは正式な報道ではないですが、いくつかのミステリアス系サイトなどで報じられています。

Laguna-Verde.jpg

▲ ラグナ・ベルデ原子力発電所。Wikipedia より。


その様子は、YouTube に動画もアップされています。

それを短くしたのが下の動画です。




まあ、いろいろとわからないものが世界の空を飛んでいるわけですが、これまでのように、ただ単に現れるのではなく、「原子力発電所の周辺に出現する」ということがどんなことを意味しているのか……ということがわかれば苦労しないわけですが、仮に単に攻撃などをしたいだけなら、目立つ昼間に出現せずに、夜中に飛来すればいいことで、理由はともかく、フランスの場合などにしても、

「見せている」

ことは感じます。

これからこの世の中にさらにどんなものが出現するのか予測できないですが、何が現れても、それまでの各々のご自身の価値判断で考えれることが最も大切なはずです。

そして、それが真実に結びつくのだと思いたいです。

以上は「IN DEEP」より
これは人間の作った物のようなので他国のスパイなのでしょう。撃墜して調査する必要があります。                                    以上

アメリカ・ビジネス界のユダヤ人の実態第3章

 

■■第3章:テレビ放送を築いたユダヤ人

●映画産業と同じく「ラジオ」という新興産業も、やがて国民生活の一大変革を引き起こすものになろうとは、大方のアメリカ人にとっては思いもよらぬことであった。この産業が持つ将来的可能性をいち早く予見し、産声をあげたばかりのラジオ放送の買収・経営に積極的に乗り出したのが、進取の気性に富む東欧ユダヤ人企業家であった。

この産業のその後の展開は、実際、彼らの予見通りとなっていった。1922年に民需向けに大量生産が開始されたラジオ受信機は、1929年までにアメリカの全家庭の40%が所有するほどの飛躍的普及をみせたのである。

●1924年には、アメリカ史上最初の全国ネットのラジオ放送系列「NBC」が誕生した。

この会社は、ロシアから移民の子として渡ってきたユダヤ人デービット・サーノフが経営を掌握し始めていた。1939年に全米で最初のテレビによる定時放送を開始したのは、彼がラジオ時代に創立した「RCA」であった。

デービット・サーノフは、「RCA」を最大級の電機メーカーに、その子会社である「NBC」を最大級のマスコミ企業に育て上げ、両社をこの分野で世界最初の複合企業(コングロマリット)にしたてあげた。サーノフの複合企業は、世界中のエレクトロニック企業のモデルとなった。

 


アメリカのテレビ放送の父
デービット・サーノフ

「RCA」を創立し、「NBC」を
最大級のマスコミ企業に育て上げた

 

●1928年には、ウクライナ出身のユダヤ移民2世であるウィリアム・ペイリーが、小さなラジオ放送局を40万ドルで買収し、後にこの小さなラジオ局は「CBS」と呼ばれる3大ラジオ放送系列のひとつへと発展していった。彼は「CBS」の会長を1990年に亡くなる直前まで務めた。

「ABC」創立の中心となったレオナード・ゴールデンセンもユダヤ人である。

「NBC」「CBS」「ABC」、これら3大ネットワークはいずれも、特定の人物(ユダヤ人)が32年ないし55年という長期にわたってワンマン社長として君臨した。

 

 
(左)「CBS」の育ての親、ウィリアム・ペイリー
(右)「ABC」創立の中心となった
レオナード・ゴールデンセン

 

●現在もアメリカのテレビ業界では、多くのユダヤ人が活躍を続けている。

「NBC」のブランドン・ターティコフ、「CBS」のジェフ・サガンスキー、「ABC」のステュアート・ブルームバーグ、この3人のユダヤ人プロデューサーは、各自のネットワークで放映する芸能番組を決定している。

プロデューサーだけでなく、解説者、ニュース・リポーター、編集者、及びニュース番組のディレクターの多くもユダヤ人である。有力な全国ネットのトーク・インタビュー番組に目を向けると、そこではとりわけ、デイビッド・サスキンド、マイク・ウォーレス、ローレンス・スピバク、アービング・クプチネットなどのユダヤ人が頂上をきわめてきた。長い間、「NBC」のステュワート・シュルバーグは、ヒュー・ダウンズ、次いでバーバラ・ウォルターズのもとで、人気のある「トゥデイ」ショーのトップに君臨してきた。

●ところで、現在、世界第2位のメディア企業である「バイアコム社」の社主・会長を務めているのは、ユダヤ人大富豪サムナー・レッドストーンである。この「バイアコム社」は典型的なユダヤ系メディア会社で、経営首脳陣はユダヤ人で占められている。

サムナー・レッドストーンの得意技はメディア関連企業の買収である。彼が買収したメディアは主なものだけでも、「CBS」 「MTV」 「ニッケルオデオン」、映画会社「パラマウント社」、ラジオでは186のラジオ局を運営する最大の放送局「インフィニティ・ラジオ」、そしてレンタルビデオ最大手、全米業界シェアの30%を占める「ブロックバスター」などがある。メディア大手の中では目下、「バイアコム社」の独り勝ちが続いている。

 


積極的なメディア戦略を展開する
ユダヤ人大富豪サムナー・レッドストーン

 

●なお、世界屈指の娯楽・メディア企業である「ディズニー社」は、創業者のウォルト・ディズニーが存命中はユダヤ人を雇用から排斥し続け、「ワスプの王国」との悪評を得ていた。

しかし、1980年代初めに放漫経営の結果、倒産の危機に見舞われた時、創業者の甥ロイ・ディズニーが経営立て直しの切り札として招き入れたのがマイケル・アイズナーというユダヤ人である。彼はそれ以後、今日にいたるまで20年近くもCEO(最高経営責任者)の座を務めている。

現在、「ディズニー社」は、マイケル・アイズナーを含め、3人のトップ・エグゼクティブの全てがユダヤ人によって占められている。

 


「ディズニー社」の最高経営責任者
マイケル・アイズナー

 

 


 以上は「ユダヤ人の発想」より

公明山口代表独占インタビユー、腰砕け批判に反論(5/9)

公明山口代表独占インタビュー 腰砕け批判に反論 連立離脱「心配でできない」

週刊朝日 2014年07月25日号配信掲載) 2014年7月16日(水)配信

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首相と意思疎通
できています

 公明党の地方議員の中には、党本部が行使容認に動いたことに不満がくすぶっている。これまでに約200の地方議会が行使容認に反対もしくは慎重な議論を求める意見書を可決した。公明党議員が関わったものも少なくない。福岡県宇美町議会でも先月20日、慎重な審議を求める意見書案が可決された。提案したのは公明党の町議2人だった。

 国会議員ですら議論の合意を作るのに苦労しました。まして地方議員は日常活動の中に、安全保障と外交は入っていない。情報量も少ない。これからは地方議員に説明責任を果たすところにエネルギーを使っていきます。

 6月末と7月5日の2回、各都道府県の代表に党本部まで来てもらってヒアリングをしました。1回目は不安や怒りなど厳しい意見が多かったのですが、2回目は閣議決定した後で私も北側一雄副代表も記者会見を開いて説明したということもあり、だいぶみなさん落ち着いていました。今週の14、15日には予算委員会が開かれます。我々の決めたことが、質問を受けてきちんと答えることによって、伝わっていく部分もあるでしょう。こういう場も大切にしていく。

 ただ、いずれにしても公明党の「平和の党」のイメージが損なわれたのは間違いない。やはり押し切られたのか、それともなにか違う戦略があったのか。

続きを読む : 我々から見ると、集団的自衛…

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以上は「週刊朝日」より

経験のない凝りは危険な兆候

経験のない凝りは危険な兆候

知人の整体師は来院者が増えているという。

何十年も前のむち打ち症が原因の凝りが生じたりする人もいるらしい。

比較的収入の多いサラリーマンの来院者が多いというから、能率向上を迫られて無理をしている人も多いのだろう。

よく言われるが、心筋梗塞の前兆で左胸から肩にかけての筋肉が凝ることはやはりあるらしい。

普段、肩凝りなどを感じていない人は、そのような 凝りが出ても放置しがちだという。

今までに経験のない凝りを感じたら、その筋肉の近くだけではなく、離れた部分の異常ということのほうが多いので、軽く考えないほうが良いと言われた。

経験のある整体師は原因に思いが及ぶことがあるらしい。だが、診断は下せないのでやはり医院にかかる必要がある。

凝りをしこらせないための運動は、ラジオ体操やウォーキングで足りると。金があるが時間のない人は整体へ、時間はあるがカネのない人はウォーキングという住み分けらしい。後者は私のことだ。
以上は「ずくなしの冷や水」より
今は特に放射能汚染による被爆もありますので余計に注意が必要です。以上

植物の放射性セシウム光らせて可視化

植物の放射性セシウム 光らせて可視化

原発事故によって植物に蓄えられた放射性セシウムを特殊な検出薬を使って光らせ、目で見て確認する方法を、茨城県つくば市の研究機関などの研究チームが開発しました。専門家は「植物を使った有効な除染方法の開発に期待ができる」と話しています。

この方法を開発したのは、茨城県つくば市にある独立行政法人、物質・材料研究機構と、横浜市にある独立行政法人、理化学研究所環境資源科学研究センターの共同研究チームです。

研究チームでは、セシウムイオンを取り込むと光を放つ性質がある検出薬をおととし開発し、そのあと半年間にわたってセシウムを含ませて育てたシロイヌナズナの葉にかける実験を行ってきました。

その結果、植物の細胞内で不要なものをためる「液胞」とみられる部分が青緑色に光り、セシウムが蓄えられている様子を目で見て確認することができました。

研究チームによりますと、この方法を活用することで、植物がセシウムを吸収するメカニズムを詳しく解明できる可能性があり、原発事故で拡散した土の中の放射性セシウムを効率よく吸収する植物の開発に期待が持てるということです。

物質・材料研究機構の有賀克彦主任研究者は「どのような植物がどういうメカニズムでセシウムを吸収するか見ることができ、植物を使った有効な除染方法の開発に期待ができる」と話しています。

この研究成果は近く、アメリカの化学系の学会が出している雑誌に掲載される予定です。

植物の放射性セシウム 光らせて可視化

NHK NEWSWEB 動画あり 6月16日 19時51分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140616/k10015261721000.html
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Twitterで画像を見る

他の核種も光らせて欲しい 植物の放射性セシウム 光らせて可視化 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140616/k10015261721000.html

「米中安保」の現実を直視せよ (1/6)

SAPIO 最新号表紙 SAPIO

歴史教科書は子供たちに「卑劣な日本人像」を刷り込んでいる

「米中安保」の現実を直視せよ アメリカの傘の下から脱し、自主防衛に舵を切れ

SAPIO 2014年7月号掲載) 2014年6月12日(木)配信

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文=(財)ディフェンスリサーチセンター専務理事・杉山徹宗

今年4月に来日した米国・オバマ大統領は「尖閣諸島は日本の施政権下にあり、日米安全保障条約第5条の適用範囲にある」と言明した。しかし、財団法人「ディフェンスリサーチセンター」専務理事の杉山徹宗・明海大学名誉教授は「中国に軸足をシフトさせつつある米国には日本を守る意思も覚悟もない」と警鐘を鳴らす。

21世紀に入り、アフガンやイラク戦争で財政が悪化した米国は国防費の大幅削減を強いられ、「世界の警察官」から「地域の警察官」へと規模を縮小しつつある。一方の中国は、米国との経済関係を緊密化しながら「A2/AD」(米軍の接近阻止・領域侵入拒否)と呼ばれる海洋軍事戦略を着々と推進してきた。2025年までに原子力空母6隻、原潜20隻を配備し、米軍に東アジア防衛を諦めさせるのが狙いで、将来的に米国と太平洋を分割支配することを画策している。そうなれば、中国は「米中安保」を呼びかける可能性が極めて高く、米国も中国との同盟関係を模索せざるを得なくなるだろう。

 かつて米国は中国を「戦略的コンペティター(競争者)」と呼び、同国の軍事膨張に警戒の目を光らせていた。ところが現在では中国を「ステーク・ホルダー(利益共有者)」に格上げし、まるで同盟国のように扱っている。

 昨年4月に初訪中したケリー国務長官は「米中という世界最強の2か国が国際社会の隅々まで目配りすれば相乗効果が生まれる」と述べ、中国要人から喝采を浴びた。近い将来を見据え、「今から米中両国で世界を仕切っていこう」というメッセージを中国側に発信したのである。

続きを読む : そもそも米中は基本的に過去…

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以上は「SAPIO」より
安倍政権は視野が狭くて幼稚なので、このような思考はとてもではないが想像も出来ません。米国の政治詐欺に騙されるのがオチです。その程度の次元にあるということです。哀れは日本国民です。                            以上

                                                      

2014年12月 4日 (木)

2600年前のブッダが語った「無数の宇宙/パラレルワールド」が現代の量子論で蘇る中で感じること

2014年11月05日


2600年前のブッダが語った「無数の宇宙 / パラレルワールド」が現代の量子論の中で蘇る中で感じること

Parallel-Worlds-Top.gif

▲ 2014年11月3日の英国インターナショナル・ビジネス・タイムズより。


今回は、昨日の記事「私たちの宇宙から「時間」が徐々に消えている?」でも少しふれたのですが、「パラレルワールドは存在する」とオーストラリアの物理学者たちが明言したことが様々なメディアで報じられているので、ご紹介したいと思います。

実際には、パラレルワールドの存在も含めて、この世の中の真実なんてことは結局わかりようがないわけなんですが、真実はともかくとしても「この世のことを他の人々はどのように考えているのだろう」ということについて、興味深い記事がありました。

やや余談となってしまいますが、ご紹介したいと思います。


アメリカ人が信じるもの

それは、米国ワシントンポストの、

Study: Americans are as likely to believe in Bigfoot as in the big bang theory
(研究:アメリカ人たちは、ビッグバンを信じる人たちとビッグバンを信じる人の割合が同じ程度のようだ)

という10月 24日の記事でした。

カリフォルニア州にあるチャップマン大学による調査で、全米 2500人の成人男女の「いろいろな超常現象を信じる割合」というものを調査したものでした。

ワシントンポストの記事には、その詳細なグラフが載せられているのですが、そのグラフを日本語にしたものが以下のものです。

us-belief.gif
Washingtonp Post


水色()と紫()の色分けは、

・水色が現代の科学などで「真実」とされていること
・紫は「確認されていないか、あるいは事実ではないとされること」


を表しているとのことです。

つまり、上の図を文字にしますと、アメリカの人々は、おおむね以下のように考えているという傾向があるということになりそうです。

約 70パーセントの人が「ポジティブな思考を通じて物理的な世界に影響を与えることができる」と信じている。


約 63パーセントの人が「かつて、アトランティスのような文明が存在した」ことを信じている。


約 58パーセントの人が「夢が未来を予言できること」を信じている。


約 52パーセントの人が「家や部屋が幽霊に取り憑かれること」を信じている。


約 52パーセントの人は「ワクチンは安全かつ効果的である」と確信している。


約 47パーセントの人が「この世の悪の原因はサタンにある」と信じている。


この次あたりからは、信じているほうが少なくなっていきます。

約 40パーセントの人が「UFOは宇宙船だ」と信じている。( 60パーセントは信じていないということ


約 32パーセントの人が「人為的な活動が地球温暖化の原因」だと確信している。( 68パーセントの人たちはそれを信じていないということ


約 30パーセントの人が「地球の生命は自然選択を通して進化してきた」と確信している。( 70パーセントの人は進化論を信じていないということ


約 26パーセントの人が「地球の年齢は45億年だ」と確信している。( 74パーセントの人はそれを信じていないということ


約 20パーセントの人が「宇宙はビッグバンによって始まった」と確信している。( 80パーセントの人はビッグバンを信じていないということ


約 20パーセントの人は「ビッグフットは実際にいる生物」だとは信じている。( 80パーセントはビッグフットの生物としての存在を信じているということ


約 17パーセントの人は「占い師が未来を予見することができる」と信じている。( 83パーセントは占い師による未来の予見を信じているということ


約 12パーセントの人は「占星術は真実」だと信じている。( 88パーセントは占星術を信じているということ


となっています。

ワシントンポストの記事のタイトルの「アメリカ人たちは、ビッグバンを信じる人たちとビッグフットを信じる人の割合が同じ」の意味は、

・ビッグバンを信じる人が約 20パーセント
・ビッグフットを信じる人も約 20パーセント


ということで、アメリカ人にとっては、昔はいわゆる「雪男」などと言われていた未確認生物のビッグフットも、宇宙物理学の基本とされるビッグバン仮説を信じる人も「どちらも少ない」ということを、多少揶揄してのもののようです。

それにしても、

「夢は未来を予言できると信じる人」が 60パーセント近くいるのに、「占星術を信じる人」は 12パーセントくらいしかいないというあたりは不思議な感じもいたします。

ともかく、多くのアメリカ人がアトランティスのような古代文明を信じている一方で、

・進化論を信じていない
・地球の年齢 45億年を信じていない
・ビッグバンを信じていない


という傾向が顕著にあるようです。

そういえば、上の質問の項目に

神の存在

に関しての質問が含まれていないことに気づきました。

「神の存在」を超常現象といっては怒られるということもあるのでしょうけれど、アメリカ人の「神への信仰度」も知りたい気がします。

先日の記事、

人類は宇宙へは行けないし、異星人たちも地球には来られないことを悟る中、人々から「神の存在が消えていっている」ことも知る
 2014年10月29日

では、イギリスでおこなわれた調査を載せました。

alien-uk-02.gif
The Herald


成人 1,500 人と、子ども 500 人を対象としてイギリスで行われた「信じている超自然的存在」に関する調査の詳細な内訳は成人と子どもでそれぞれ下のような結果となりました。

英国の成人が信じる超自然的な存在トップ5

1位 幽霊( 55 %)
2位 エイリアン( 51 %)
3位 UFO( 42 %)
4位 天使( 27 %)
5位 神( 25 %)


英国の子どもが信じる超自然的な存在トップ5

1位 エイリアン( 64 %)
2位 幽霊( 64 %)
3位 UFO( 50 %)
4位 神( 33 %)
5位 天使( 27 %)


のように「神」の存在が日々薄れていっているようなのですが、そういえば、このイギリスの調査では「天使」は出ていても、「悪魔」はトップ5にはないですね。

アメリカの調査では、45パーセント近くの人が「悪い出来事は悪魔の存在によって引き起こされていることを信じている」となっていて、超常現象では「悪魔」は幽霊に次いで5位にあります。アメリカの結果も英国と同じようにまとめてみますと、

アメリカの成人が信じる超常現象のトップ5

1位 ポジティブな思考が現実を変える( 67 %)
2位 アトランティス( 62 %)
3位 夢は未来を予言する( 57 %)
4位 幽霊( 52 %)
5位 悪魔( 45 %)


このようになります。


というわけで、これらは今回の話とは関係ないながらも、この調査には「パラレルワールド」というものは出てきていませんが、最近、この説が大きく報道で取り上げられています。

それをご紹介したいと思います。

パラレルワールドの簡単な説明としては、パラレルワールド - Wikipedia から抜粋しますと、

パラレルワールドとは、ある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)を指す。並行世界、並行宇宙、並行時空ともいう。

「異世界(異界)」、「魔界」、「四次元世界」などとは違い、パラレルワールドは我々の宇宙と同一の次元を持つ。


とのことで、

パラレルワールドは異次元や4次元の世界とは違う

と記されています。

ところが、昨日の記事「私たちの宇宙から「時間」が徐々に消えている?」では、4次元という概念が語られているわけで、つまり、

・「同一の次元」にある複数の宇宙としてのパラレルワールド

・「異次元」、あるいは4次元にある複数の宇宙としてのパラレルワールド


というふたつのパラレルワールドの概念が噴出してきたようで、何が何やら、よくわからないですが、しかし、アメリカでは、ビッグバンで宇宙が始まったと信じている人は 20パーセントしかいないわけで、宇宙の在り方も人の考え方と同じほどあるような感じさえします。

それでは、ここからインターナショナル・ビジネス・タイムズの記事です。

なお、記事に「エヴェレットの多世界解釈」という言葉が出ますが、これは Wikipedia によれば、

量子力学の観測問題における解釈の一つである。 プリンストン大学の大学院生であったヒュー・エヴェレット3世が1957年に提唱した定式を元に、ブライス・デウィットによって提唱された。


というもので、内容は難解でよくわからないですが、このような、パラレルワールドの先駆け的な理論があるのだそうです。



Parallel Worlds 'Exist and Interact' and Help Explain 'Weird Phenomena' of Universe
IBT 2014.11.03


パラレルワールドは「存在し、相互に作用」する。そして、これは宇宙の「奇妙な現象」を説明するのに役立つ


パラレルユニバース(平行宇宙)は、存在するだけではなく、それらは互いに相互作用を与えていると物理学者のグループは述べている。

オーストラリアのグリフィス大学の研究者たちは、我々が存在する宇宙は「数限りなく存在している無数ともいえる数の宇宙」の中のひとつの宇宙であるに過ぎないと言う。その中には、私たちと似た宇宙もあり、また、非常に違う宇宙もある。

パラレルユニバースの考えは、50年以上にわたって存在している。

たとえば、他のパラレル・ワールドの理論「エヴェレットの多世界解釈( Many-Worlds Interpretation )」は、理論を実現させる可能性のあるあらゆるシナリオが出された。

しかし、グリフィス大学の研究者たちの新たな理論の「相互多世界( Many Interacting Worlds )」 は、すべてのパラレルワールドがお互いに相互作用しているとする。そして、それらのパラレルワールドの存在をテストすることが可能なのだだと言う。

最近発表された論文では、科学者たちは、パラレルユニバースはそれぞれが独自に進化し、近くの他の宇宙との反発力によって、お互いに影響を与えると述べられている。

科学者たちは彼らの理論が量子力学を説明するのに役立つと考えている。

グリフィス大学の量子ダイナミクス・センターのハワード・ワイズマン( Howard Wiseman )博士は、「量子力学におけるパラレルユニバースの考えは 1957年以来続いています」と述べる。

量子論は、どのように宇宙が微視的なスケールの働きを持つかを説明するのに必要とされている。しかし、原因と結果の法則を満たさないと、原因と結果の法則に従わない奇妙な現象を示し、それを理解することは極めて難しい。

理論物理学者のリチャード・ファインマン( Richard Feynman )はかつて、こう言った: 「誰も量子力学を理解できないと言えると私は考えます」 。

ワイズマン博士たちが唱えるパラレルワールドは、「無数の宇宙が存在する」ことを示唆すると共に、私の宇宙と似た宇宙とそうではない宇宙があることをも示している。

それらの宇宙はすべて「現実」( real )であり、時間を通して存在する。そして、すべの量子現象は、近くの宇宙の普遍的な反発力よりもたらされる。

共同研究者のマイケル・ホール( Michael Hall )博士は「ただひとつの宇宙の存在の場合は、ニュートン力学に帰着しますが、莫大な数の宇宙の存在は、量子力学を再生させるものなのです。その合間に、ニュートンの理論でもなく量子論でもない、新しい何かの予測があります」と語った。




(訳者注) この「膨大な数の宇宙」という概念は、量子論が出るより 2600年位前に言われていたことでもあります。

おっしゃっていたのは、お釈迦様ですね。

何度か抜粋したことがありますが、過去記事「「宇宙は人間そのもの」という結論を夢想するとき」という記事に載せましたフレッド・ホイル博士の『生命はどこからきたか』 の記述を掲載しておきます。

『生命はどこからきたか』 より
フレッド・ホイル 1995年

紀元前六世紀に、ブッダの世界観はすでにコペルニクス革命以後に入っていた。彼は宇宙が、各々がわれわれの惑星系と似た数十億の ”小さな宇宙” から成り立っていると記している。ブッダの対話形式になっている古い仏教の教典のなかに無限の宇宙について述べられている。

「無数の太陽、無数の月、・・・、無数のジャムブディパス、無数のアパラゴヤナス、無数のウッタラクラス、無数のブッダビデバス」

ジャムブディパスとは当時の北インドの人々が知る限りの人の住んでいる地域を表す単語である。この対話から、ブッダが生命と意識が宇宙の構造に全体として結びついていて別々にできないものと捉えていたことは充分に明らかである。


とあり、ブッダは、今回のオーストラリアの大学の科学者たちと同様に、

「この宇宙は、われわれの惑星系と似た数十億の小さな宇宙から成り立っている」と述べていた

ようです。

このようなブッダあたりの話が現代科学の結末とシンクロしてきた……というあたりにも、何となく概念的に「この世の最終段階」という想いを持ちます。

もちろん、これは悪い方の意味での「最終段階」ではないです。



以上は「IN DEEP」より
昔も今も人間の考えることには余り違いはありません。          以上

アメリカ・ビジネス界のユダヤ人の実態第2章

■■第2章:映画産業を築いたユダヤ人

●文学・美術・音楽・演劇などの芸術分野では、古くからそれぞれの民族の伝統があって、国際的な活動・評価がなされる近代以降でも、ユダヤ人がその芸術家として華々しく登場することがあっても、いわばそれぞれの歴史の中途からであった。だが、「映画」という分野は、最初の頃から東欧ユダヤ人の参画をもってスタートした。

初期の映画産業は、貧しく、無学な労働者層を観客とするもので、一般には「低級な娯楽」とみなされていた。そのため、当時、この未成熟産業が大方の予想を裏切って主要産業へと急成長することを予測しえた者は極めて少なかった。

 

 

●この映画産業が誕生する前は、「演劇」が娯楽の中心だった。

ユダヤ人民衆にとって最大の娯楽は「イーディッシュ語演劇」だった。1900年にはバワリーには3つの「イーディッシュ劇団」が活躍しており、約80人のプロの役者を雇い、約12人の劇作家の作品を上演していた。一夜に6000人前後が劇場に出かけると推定された。ユダヤ演劇は栄え、1918年にはニューヨーク市内にほぼ20の「イーディッシュ劇場」があった。

しかし娯楽の王座は、演劇から映画へと移っていったのである。

●当時の映画上映場は「ニッケルオデオン」と呼ばれた。5セント貨の通称「ニッケル」と、ミュージックホールを意味する「メロデオン」を組み合わせて縮めた名称である。入場料金はニッケル、つまり5セントの場合が多かったのである。

「ニッケルオデオン」は急速に普及した。ニューヨーク市では1910年に450館あり、1913年には800館に増えた。

ユダヤ移民の多くが住んでいた「ロワー・イーストサイド地区」には「ニッケルオデオン」が著しく集中していた。1908年にマンハッタンにあった123館のうち42館は「ロワー・イーストサイド地区」にあった。映画の最初の観客が大都市の貧しい移民労働者階級だったということは、映画史の研究者が一致して認めているところである。

 


ニッケルオデオン (1913年)

大衆娯楽の王座は演劇から映画に移った。
主婦も子供も居住地域の映画館に出かけた。
5セント(ニッケル玉1個)でみることができた。

 

●映画は入場料が安かったし、また当時の映画が「サイレント」であり、英語の字幕がつく場合も非常に単純なものだったため、英語を知らなくても楽しむことができた。それに当時の映画は1本が15分か30分ほどの短いものが多かったから、気楽に立ち寄ることができた。

映画の中身は、風景や催し物、工場の様子などを撮影したニュース映画的なものも多く、風景を紹介する「旅行映画」は人気があった。フィクションの映画は、伝統的なメロドラマ、西部劇、文芸物、史劇、聖書物語、戦争物があったが、コメディが特に好まれ、「追いかけもの(チェイス)」がなかでも一番の人気だった。

●企業としての映画産業は東欧ユダヤ人をひきつけた。

1903年頃までに、数多くの東欧ユダヤ人企業家が映画製作業への参入を本格的に開始していた。

1913年頃にはユダヤ人所有の映画製作会社は、アメリカ国内で作られる全映画の20%を製作するまでになった。彼らの占有率は1920年代には更に高まっていった。

映画史上、1920年代という時代は、それまで零細資本が乱立していたこの業界において、「ハリウッド・メジャー」と呼ばれる8大映画製作会社の寡頭支配体制が確立される過程でもあった。この業界再編を加速したのが、1927年における「有声映画」の出現であった。音声再生装置には多額の設備投資が必要であったからである。

映画製作業は、既に1926年までにアメリカ国内で第5番目の大きな産業に成長していた。1930年代の中頃には、劇場経営まで含めた映画産業全体が吸収した雇用総数は32万5000人に達していた。映画製作に積極的に乗り出したユダヤ人は、映画産業を成熟させていく過程で、先行していたワスプ系の競争相手を負かし、成功を収めることができたのであった。

●映画産業について特筆すべきは、ハリウッド・メジャーの創業者となったユダヤ人のうち、かなり多数の者が、東欧ユダヤ移民のエスニック・ビジネスからの転業者で占められたという事実である。

ロシア生まれのユダヤ人ルイス・B・メイヤーは、アメリカに渡ってクズ屋からスタート、ついに最大の映画会社「MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)」を創立した。1927年に、彼の呼びかけで「アカデミー協会」(正式名称=映画芸術科学アカデミー協会)が設立され、1929年にアカデミー賞の授与がスタートした。アカデミー賞のトロフィー(オスカーの黄金像)は「MGM」の美術監督にデザインさせた。

ハンガリー生まれのユダヤ人ウィリアム・フォックスは、ソーダ水とサンドウィッチを売り歩く最底辺から身を起こし、被服製造業者を経て、最終的に「20世紀フォックス」を創立して映画王となった。彼はユダヤ教信仰を強制する父親を憎み、父親の葬儀の席でその棺につばをはいた。

 

 
(左)「MGM」を創立したルイス・B・メイヤー
(右)「20世紀フォックス」を創立したウィリアム・フォックス

 

●ポーランド生まれのユダヤ人ベンジャミン・ワーナーは、まずボルティモアで靴の修理屋を始め、馬車に安雑貨を積んで行商した。彼の息子たちが、自分たちの稼ぎをためこみ、映写機を購入、映画上映の行商を開始、最終的に映画会社「ワーナー・ブラザーズ」を創立した。

 

   
「ワーナー・ブラザーズ」を創立したワーナー兄弟たち (左から、ハリー、アルバート、サム、ジャック)

この4兄弟は、父の経営する靴修理屋を手伝いながらそれぞれの趣味と才能を伸ばし、
長男ハリーは店を拡大、ジャックは歌手として修行に励み、サムは職業を転々とするが、
  映画の創生時、その魅力に取り憑かれて映写技師となる。その後サムは、兄弟を説得して
1919年にハリウッドに映画スタジオを構え、1923年に「ワーナー・ブラザーズ」を創立した。

 

●同じくハンガリー生まれのユダヤ人アドルフ・ズーカーは、わずか40ドルの所持金を手にアメリカへ渡り、毛皮卸売商で儲けた20万ドルを元手に映画製作へ乗り出し、映画会社「パラマウント社」を創立した。

被服製造業者経て、「ユニバーサル映画」を創立したカール・レムリもユダヤ人である。警官の制服を専門とする洋品店の家庭で育ち、「コロンビア映画」を創立したハリー・コーンもユダヤ人である。(父親はドイツ出身、母親はロシア出身のユダヤ移民)。

8大メジャーのうちわずかにひとつ、「RKO」だけが、ずっとあとの1929年にユダヤ人の力を借りずに設立されたものである。

 

  
(左)「パラマウント社」を創立したアドルフ・ズーカー
(中央)「ユニバーサル映画」を創立したカール・レムリ
(右)「コロンビア映画」を創立したハリー・コーン

 

●ジョージ・ワシントン大学の政治学助教授ロバート・リクターが発表した調査結果によれば、1965年から1982年の間に大手映画会社の中で働いていたプロデューサー、ライター、ディレクターの実に62%が「ユダヤ教を宗教とする家庭で、ユダヤ人として育てられた人物」であることが明らかにされている。

●アメリカの映画監督、俳優、歌手、コメディアンなどにも、東欧ユダヤ人は多い。

ロシア系ユダヤ移民2世、イスール・ダニエロヴィッチ・デムスキーは、その自叙伝『クズ屋のせがれ』の中で、廃品を回収してまわる父の馬車に乗りこの仕事を手伝った少年時代のほろ苦い想い出を語っている。彼は後にカーク・ダグラスと改姓し、「チャンピオン」「スパルタカス」「エンテベの勝利」などに出演し、アメリカを代表する俳優となった。

 

 
(左)カーク・ダグラス。両親がロシア系ユダヤ移民だった。
(右)彼の自叙伝『クズ屋のせがれ』。とても貧しい家庭だったため、
プロレスラーやホテルのボーイ、劇場の案内係など
40もの職業に就きながら大学に通ったという。

 

●このように、貧しい移民の子として育ち、のちに芸能界で才能を発揮し、大成功を収めたユダヤ人はいっぱいいる。もちろん、今の時代は2世3世としてアメリカで育ち、裕福な子供時代を体験している俳優も増えた。

また、氏名をワスプ化して「非ユダヤ人」としてふるまう俳優も多くいる。

●とりあえず以下に、有名なユダヤ人監督・ユダヤ人俳優を少しだけ載せておきたいと思う。(※ 東欧ユダヤ系に限定しない。出身地はバラバラ。ダスティン・ホフマンはアメリカ生まれのロシア系だが、ナタリー・ポートマンはイスラエル生まれである)。

 

  
左から、スピルバーグ、キューブリック、ウディ・アレン

※ 映画監督としては、世界最高のヒットメーカーの一人として挙げられる
        スピルバーグは、アメリカ生まれのロシア系ユダヤ移民3世である
(彼は日本漫画のファンであり、親日家としても有名)

ジョージ・キューカー     映画監督。「スタア誕生」「マイ・フェア・レディ」など
ウィリアム・ワイラー     映画監督。「嵐ケ丘」「ローマの休日」「ベン・ハー」など
ビリー・ワイルダー      映画監督。「昼下がりの情事」「アパートの鍵貸します」など
ロバート・ワイズ       映画監督。「ウエストサイド物語」「サウンドオブミュージック」
エリア・カザン        映画監督。「紳士協定」「欲望という名の電車」「エデンの東」など
ミロシュ・フォルマン     映画監督。「カッコーの巣の上で」「アマデウス」など
カレル・ライス        映画監督。「熱い賭け」「フランス軍中尉の女」など
シドニー・ポラック      映画監督。「トッツィー」「愛と哀しみの果て」など

ロマン・ポランスキー     映画監督。「ローズマリーの赤ちゃん」」「テス」など
ロバート・アルトマン     映画監督。「ザ・プレイヤー」「ショート・カッツ」など
ロブ・ライナー        映画監督。「スタンド・バイ・ミー」「恋人たちの予感」など
マイク・ニコルズ       映画監督。「卒業」「心の旅」「ウルフ」「バードケージ」など
バリー・レビンソン      映画監督。「レインマン」「わが心のボルチモア」「トイズ」など
スタンリー・キューブリック  映画監督。「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」など
スティーブン・スピルバーグ  映画監督。「ジョーズ」「ET」「シンドラーのリスト」など
スティーブン・ソダーバーグ  映画監督。「セックスと嘘とビデオテープ」など

コーエン兄弟         映画監督。「バートン・フィンク」「ファーゴ」など
メル・ブルックス       映画監督。「プロデューサーズ」「珍説・世界史パート1」など
オリバー・ストーン      映画監督。「プラトーン」「7月4日に生まれて」「JFK」など
フィリップ・カウフマン    映画監督。「存在の耐えられない軽さ」「ライジング・サン」など
ブライアン・シンガー     映画監督。「ユージュアル・サスペクツ」「ゴールデンボーイ」など
デヴィッド・フィンチャー   映画監督。「エイリアン3」「セブン」「ファイト・クラブ」など
アイヴァン・ライトマン    映画監督。「ゴーストバスターズ」「ツインズ」「ジュニア」など
エドワード・ズウィック    映画監督。「レジェンド・オブ・フォール」「戦火の勇気」など


ウディ・アレン        出演するだけでなく、脚本も書き監督もこなす才人
マルクス兄弟         トーキー初期のドタバタ喜劇映画で活躍
ダニー・ケイ         「虹を掴む男」など、TV番組「ダニー・ケイ・ショー」
トニー・カーティス      「お熱いのが好き」「パリで一緒に」「グレート・レース」など
ポール・ニューマン      「明日に向かって撃て!」「ハスラー」「スティング」など

エリザベス・テーラー     「家路」「クレオパトラ」「じゃじゃ馬ならし」など
ナタリー・ウッド       「理由なき反抗」「ウエスト・サイド物語」など
ジューン・アリスン      「若草物語」「グレン・ミラー物語」など
ドリス・デイ         「知りすぎていた男」「夜を楽しく」など
リタ・ヘイワース       「ギルダ」「上海から来た女」「血と砂」など

ディーン・マーティン     「キャノンボール」「ザッツ・ダンシング」など
チャールズ・ブロンソン    「機関銃ケリー」「ブレイク・アウト」「狼よさらば」など
ウォルター・マッソー     「恋人よ帰れ!我が胸に」「おかしな二人」「JFK」など
ジェームズ・カーン      「雨の中の女」「遠すぎた橋」「イレイザー」など
ハーヴェイ・カイテル     「バグジー」「アサシン」「フェアリーテイル」など
リチャード・ドレイファス   「グッバイガール」「陽のあたる教室」など
エイドリアン・ブロディ    「わが街セントルイス」「エンジェルス」など

ダスティン・ホフマン     「クレイマークレイマー」「パピヨン」「卒業」など
ビリー・クリスタル      「恋人たちの予感」「地球は女で回ってる」など
ジーン・ハックマン      「フレンチ・コネクション」「許されざる者」など
ピーター・フォーク      「刑事コロンボ (TVM)」「カリフォルニア・ドールズ」など
ジェリー・ルイス       「底抜け大学教授」「キング・オブ・コメディ」など
ハリソン・フォード      「スター・ウォーズ」「インディ・ジョーンズ」など
リバー・フェニックス     「スタンド・バイ・ミー」「旅立ちの時」など

ジェフ・ゴールドブラム    「ザ・フライ」「ジュラシック・パーク」など
デイヴィッド・ドゥカヴニー  「Xファイル ザ・ムービー」など
レナード・ニモイ       「スター・トレック」「SF/ボディ・スナッチャー」など
ベン・スティラー       「メリーに首ったけ」「ケーブル・ガイ」など
アダム・サンドラー      「ビリーマジソン」「ハッピーギルモア」など
ロブ・シュナイダー      「ジャッジ・ドレッド」など
スティーブン・セガール    「沈黙の戦艦」「暴走特急」「グリマーマン」など

メリル・ストリープ      「クレイマークレイマー」「ソフィーの選択」など
ゴールディー・ホーン     「永遠に美しく」「世界中がアイ・ラヴ・ユー」など
ベット・ミドラー       「フォー・ザ・ボーイズ」「殺したい女」「ステラ」など
バーバラ・ストライサンド   「ファニー・ガール」「マンハッタン・ラプソディ」など
アリシア・シルバーストーン  「ダリアン/美しき狂気」「クルーレス」など
ローレン・バコール      「プレタポルテ」「マンハッタン・ラプソディ」など
サラ・ジェシカ・パーカー   「エド・ウッド」「マーズ・アタック」など

キャリー・フィッシャー    「スター・ウォーズ」「メイフィールドの怪人たち」など
ナタリー・ポートマン     「レオン」「ビューティフル・ガールズ」など
ウィノナ・ライダー      「恋する人魚たち」「エイジ・オブ・イノセンス」など
ソーラ・バーチ        「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」など
クリスティーナ・リッチ    「アダムス・ファミリー」「キャスパー」など

※ まだまだいるが、これぐらいにしておきます。

 

 以上は「ユダヤ人の発想」より

公明山口代表独占インタビユー、腰砕け批判に反論(4/9)

週刊朝日

公明山口代表独占インタビュー 腰砕け批判に反論 連立離脱「心配でできない」

週刊朝日 2014年07月25日号配信掲載) 2014年7月16日(水)配信

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 はっきり、そういう発言をしたわけではありません。ただこの問題は重要で、大げさに言えば、「私自身、政治生命をかけてやっている。重い責任を持ってやっている」。そういう趣旨を党内に発信したことはあります。代表を辞める覚悟と受け取った人も、いたかもしれません。

 山口代表は前自民党総裁の谷垣禎一氏(69)とは司法修習同期ということもあり昵懇(じっこん)の間柄だが、タカ派の安倍首相とは「水と油」と言われている。実際のところ、どうなのか。

 谷垣さんは自分より年齢も政治経験も豊富で、信頼のおける兄貴分という感じ。政策もかなり近いものがありました。

 安倍さんとは実はこれまであまり接点がなく、一昨年総裁になられてから関係を深めています。政策の優先順位を決めてしっかり進めるんだと、強いパワーを発揮される方だと思います。

 お互い野党党首として一昨年、政権奪還を勝ち取ったので、共通意識を持っているし信頼関係もあります。メールや電話で意思疎通を図っています。「不仲」と言われるのは、そういうレッテルを貼って連立政権にきしみを与えようという意図があるのではないでしょうか。それは挑発でもあるので、かわすことに努めています。

続きを読む : 首相と意思疎通できています

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以上は「週刊朝日」より

                                                

         


                        
                                         

最近亡くなる方が急増していますが、放射能被爆が原因です

「最近死んでる 放射能のせい?」「被ばくと突然死は関係あるの?」「今年は人がたくさん死ぬの?」

このような問いには、間違いありません、と絶対的な自信をもって答える。

検索エンジンで「放射能」や「健康被害」を検索してこのブログに見える方が続いている。2014/6の検索ワードは7,825種(5月9,416種、4月8,371種、3月10,637種)、33,493件(5月50,270件、4月36,996件、3月62,185件)にのぼった。

主要な検索語彙と検索件数。2014/6は白血病の検索件数が増えている。





医者も行政も頼りにならないから、やむを得ずインターネットで検索して調べている方が多いのだろう。検索エンジンは、「放射能」や「健康被害」で検索すると、「今日の放射能 健康被害が広がっている!」などの記事を上位に表示する。

特定の検索語彙の増加は、現実に起きている事象を反映するとGoogleが認めている。
Google インフル トレンドから
Google は、インフルエンザ関連のトピックを検索するユーザー数と、実際にインフルエンザの症状を示す患者数との間に密接な関連性があることを発見しました。検索件数と従来のインフルエンザ発生動向調査のデータを比較したところ、インフルエンザの流行時期に合わせてインフルエンザ関連の検索件数が増加することがわかりました。

2012年12月半ば以降の検索語彙のうち深刻な状況を示していると見られるもの。原文のまま。最近は、眼の障害や歯痛など幅広い障害に関する検索が増えている。

「白血病、3日で亡くなる」
「52歳 くも膜下出血」
「朝起きて急に死ぬ」
「突然意識がなくなる 寒い」
「心筋梗塞 突然倒れてそのまま死亡」
「朝起きたら兄が死んでいた」
「脳内出血で恋人が死んだ」
「突然死の時どうすればいいのか」
「最近死んでる 放射能のせい?」
「被ばくと突然死は関係あるの?」
「職場の人が、次々倒れた」
「10代 脳腫瘍」
「心不全成人男性20代30代」
「年寄りがたくさん死ぬのはなぜ」
「痛い痒いで泣き叫ぶ」
「元気な人が突然白血病の原因」
「兄弟が一年の間に次々と亡くなるのは、どうし…」
「子供を作るのが怖い」
「主人の突然死 くも膜下出血」
「最近夫も放射能を気にしだした」
「失明 幼児」
「角膜に穴 茨城」
「目の異常放射能健康被害」

「放射性物質 歯が痛む」
「ぶらぶら病でつらい人」
「このまま関東に住んでたら被曝で死ぬ? 」
「北関東 火葬場 3週間待ち」
「放射能 どういう死に方」
「リンパ性白血病 放射能 松戸市で大量発生」
「知り合いが急に顔色が無くなって冷たくなった」
「大人になった息子が突然身体障害者に」
「悲鳴をあげて突然死」

「一関市 白血病 6歳」
「関東被曝鼻血脱毛歯が抜ける」
「5歳児突然死」
「足の母子球の痛み」
「白血病なのに無菌室がない」
「喉仏の場所にたまに激痛が走る場合どうしたら… 」
「持ったつもりがよく物を落とししまう」
「筋肉痛のような症状で歩けなくなった」
「三郷 突然死 小学生」


今まで放射能問題に関心のなかった若い女性も、自分の身の回りで起きている異変について、何かおかしい、どこかおかしいと思っているのだろう。誰も教えてくれないから仕方なく調べる・・・。できればもっと早く気づいてほしかったが、仕方がないことだ。

チェルノブイリ原発事故後のウクライナの人口変化を見ると、翌年から出生率が下がり始め、死亡率は当初3年間は小幅な上昇だが4年後辺りから上げ方が大きくなっている。

被曝後短期間で生ずる致死性の健康障害は、心筋の障害、脳血管の障害と考えられ、日本の事例情報では、これまでのところ心筋梗塞がもっとも多く目に付く。脳梗塞、くも膜下出血の情報も見られるが相対的に少ない。白血病の発症例が増え始め、間質性肺炎、肺がん、白血病、脳腫瘍による死者も増えているようだ。

初期の被曝は今となっては取り返しがつかないが、だからといって被曝回避をしなければ、発症が早まる。あなたを頼りにしている人たちのためにも、被曝回避、特に飲食物による内部被曝の回避に気をつけて欲しいと願う。
posted by ZUKUNASHI at 10:40| Comment(41) | 原発事故健康被害
この記事へのコメント
こんばんは はじめまして
放射能を被害を調べていてこちらがヒットしました。
放射能の健康被害って難しいです・・・
劣化ウラン弾の被害を調べていても、ウランの放射能健康被害はほぼゼロと言い切る人もいますよね。
私には調べても調べても答えがわかりません。
健康被害のグラフを見て驚いたのですが、原発事故前から元々冬は月別死亡率でも多いようですね。
ホームページアドレスのところにリンクしました。
放射能は難しい・・・
Posted by ポンポン at 2013年01月27日 19:02
青森のものですが、新聞のお悔み欄を見ると
毎日平均50人亡くなっています。
いったい何なのでしょうか?
将来、地球規模の天変地異がおきるのでしょうか。 不安です
Posted by けんこ at 2013年02月24日 04:17
福島第一原発事故は地球規模の災害でしたが、ロシアに隕石が落ちたり、アウターライズの超大地震が起きるとの説もありますので警戒は怠れませんね。
ただ、青森県では、ここ3年ほど冬には月1500人から1600人の方が亡くなっていますから、1日当りでは50人のお悔やみ情報があっても異変ではないでしょう。
隕石が当る心配をするより、青森県の日本海側なら北陸などから飛んでくる放射性物質、太平洋側なら再処理施設から恒常的に排出される放射性物質に気をつけたほうが良いのではないかと思いますが。
Posted by ずくなし at 2013年02月24日 05:37
神奈川県民です。
311のあと、玄関が黄色くなりました。
あれはなんだったんだろう、3月15日から九州へ4週間非難したのですが、ここのところ、心臓にずっと違和感。フワフワした感じがしています。
夜中にそれで目が覚めるのです。
放射能が原因であればどうしようもないので
とりあえず、何かあっても周りの人に迷惑をかけないように、身辺整理はしておこうと思います。
Posted by or at 2013年04月03日 11:52
福島第一原発事故の後、神奈川県では黄色い降下沈着物が観察されていますね。放射能が高かったという情報もあったように記憶します。
ただ、玄関が黄色くなるほどであれば、粒子は大きく、肺の奥までは入らなかったのではないでしょうか。
心臓の違和感、心配ですね。医師の診察を受けると同時に飲食物から放射性物質を徹底排除することをお勧めします。体内に入ったセシウムは排泄される部分もありますから、新たに摂取することを防ぎ、排泄を促すことが今個人にできる唯一の対策です。
Posted by ずくなし at 2013年04月03日 13:56
東京在住です。ここにきて、周りで健康被害を被害を訴える人が多くてとても怖いです。実家の岩手県でも母や兄弟が不調を訴えています。先日は、主人が扁桃炎で入院しました。私自身も目の異常がひどく、仕事に支障が出ています。5種類の目薬を使っていますが、直接の原因がよくわかりません。
ちなみに、311の後はくしゃみや鼻水が止まらなくて体の違和感はずっとありました。やっぱり被爆でしょうか。不安です。
Posted by seiko at 2013年04月06日 20:42
私も一時、眼が不調でした。眼は三重の被曝リスクがあります。①体内に入った放射性物質の影響、②眼球の表面に付着する放射性物質の影響、③目の中に飛び込んでくる放射線の影響です。
①は飲食物からの放射性物質の取り込みを徹底的に防止する、②はゴーグルの使用、清潔な水による眼の洗浄が効果があるでしょう。読者の方に伺ったところでは、水道水で顔を洗うだけで眼が腫れる方もおられます。③は線量の高いところに行かない、眼を向けないことです。
私は、ウォーキングなどの外出時には必ずゴーグルを使っています。歯医者が使っているような形のものでこれは目立ちますが、サングラスのようなコンパクトで目立たないものも出ていますね。
仕事をしておられるようですが、職場でメガネを使っておられないなら伊達めがねも考えたほうが良いでしょう。
なお、眼の洗浄については眼科医と相談してください。
Posted by ずくなし at 2013年04月06日 22:53
今年になって産まれ初めて急性扁桃炎になって、22日間寝込みました。
14日以上38℃以上熱が出て、微熱が引き、喉の膿が完治するのに22日もかかりました。
こんな事今までになく、睡眠も食事もちゃんと取っていたのに、免疫が凄く落ちているのを感じで、放射能の影響かと心配しています。
Posted by Rinko at 2013年05月25日 23:50
Rinkoさん こんにちは
38度の熱は大変でしたね。日本の芸能人、特に伝統芸能の関係者に亡くなったり体調を崩す方が増えています。私は、食べ物を疑っています。伝統的な食生活は特にリスクが高いです。寿司や刺身は全般的に、汚染地域産の野菜は控えることをお勧めします。
リンパ腺が腫れるのは危険な兆候です。仕事柄、食べ物の選択が限られることもあるでしょうが、そこは何とか工夫してください。さもないとシンガーとしての活動に重大な支障が出かねません。
東京を始めとして関東は今でもセシウムが舞っています。ステージが終わったらすぐマスクを。喉の不調を訴える声は続いています。
ご活躍を願っています。
Posted by ずくなし at 2013年05月26日 08:58
関東に住んでいて(埼玉) 命の危険を感じています。全身がやられてきている感じです。明け方、毎日のように心臓の違和感があります。動き始めると感じなくなるのですが、夜が怖いです。
私自身は移住しかない。と思っています。
今、大分にいて、違和感ありません。夜も大丈夫です。関東に戻りたくありません、
Posted by 佐竹恵子 at 2013年06月21日 08:11
埼玉県は千葉県に比べて汚染状況が強くないと見られていますが、初期被爆は大きく土壌汚染も決して低くありません。人口動態で比較すると健康被害は楽観できないと思います。
埼玉に住めば、どうしても地元産の野菜などを食べることが多くなりますから、今大分におられて症状が軽減されているのなら速やかに移住されることをお勧めします。
移住によって社会関係など失うものも多いでしょうが、命を失ったらあなたを慕う人も多くのものを失います。埼玉の住む私の知り合いも心臓に違和感があると言っており心配しているところです。
Posted by ずくなし at 2013年06月21日 10:06
東京で脳梗塞になりました。子供がまだ就学前です。
詳細に調べた血液は健康で、血栓の含有量だけが多かったのです。
セシウムのせいではと考えています。
Posted by すず at 2013年08月11日 23:41
一日も早い回復を願っています。軽度の脳梗塞は、ウロキナーゼなど血栓を溶かす薬を点滴で投与して比較的短期間の入院で治療できるようです。昨年、私の実姉が脳梗塞で入院しました。車に乗ると酔うようになったのがきっかけで検査を受けて見つかりました。

バンダジェフスキー博士の「人体に入った放射性セシウムの医学的生物学的影響」の論文には、「セシウムは血管壁の抗血栓活性を減退させる」とあります。http://inventsolitude.sblo.jp/article/54348635.html
血液の塊である血栓は、主に血管壁が傷害されることにより起こるとされています。体内に入った放射性物質は血管をはじめとしてあらゆる器官に損傷を与えますから血栓ができやすくなるはずです。
内部被爆は怖いです。特に体内に入ったアルファ線核種、ベータ線核種の影響は計り知れません。
しかし、アルファ線核種、ベータ線核種による汚染の度合いはテータがありませんから、どう防御すべきか悩みますが、海産物の汚染はこれからも進みますから回避、セシウム汚染の強い地域の農産物は回避、を徹底していくしかないのかとも思います。牛乳・乳製品も警戒が怠れないと思っています。
Posted by ずくなし at 2013年08月12日 07:00
>アルファ線核種、ベータ線核種による汚染の度合いはテータがありませんから、どう防御すべきか

一応こんな方法もあるようですので、参考程度に。

http://insidejobjp.blogspot.jp/2012/01/blog-post_09.html
(※かなり下の方の記述)
>カルシウム800mgとマグネシウム300mgを毎日一回」は当然成人を基準にしていますから(外国人男性が基準かもしれないが)、子供はその半量を=体重に合わせて計算

>「プルトニウムを作った者たちが誤って、それが入った注射器を自分に打ってしまった等で汚染したときにカルシウム剤をとって、健康で長生きした」という件
>実際にプルトニウムを誤って自分に入れてしまった人たちが
>プルトニウムやアメリシウムが骨を目指して動く性質を逆手にとって、キレーション・セラピーとしてカルシウムを使っていたのは事実で、
>当時実際に体内のプルトニウムの「数値が下がったのだから効果はあった」と述べています。

>何らかの副作用はあるのかもしれないので、各人が納得できるだけ調べたうえで決断なさればいいと思います。
Posted by 流しの at 2013年09月03日 03:36
関連というかもののついでに、こんなのもあったみたいです。ご存じないようなら。

http://pfx225.blog46.fc2.com/blog-entry-1951.html
平成 23 年 12 月2日福島第一原子力発電所 原子炉建屋上部における空気中放射性物質のSrと Pu 分析結果
>3号機の湯気の問題を追いかけていたらこんなものを見つけた。記者会見資料をすべて過去に遡って調べたがこのたった一つのデータしかなかった。
>原子炉の上の空気中のプルトニウムとストロンチウムの濃度。それもご丁寧に揮発性と粒子状と二つも調査されていた。

>揮発性というガスに注目だ。チャコールフィルターがないと測定できない。
>東京都は粒子だけで揮発性のガスは測定できていない。全国の環境センターも同じだ、原発施設のあるところだけがガスの測定までしている。

>ヨウ素ガスは粒子の2~10倍になるらしいが、ストロンチウムもガス体があったのだ、さらにプルトニウムのガスもいたのだ。
>このような状況で被ばく線量をうんぬんかんぬんしても始まらないではないか。
Posted by 流しの at 2013年09月04日 04:05
私は今までアメリカの大学に留学しており、今年の1月に東京に一時帰国しました。(次の便は来年の8月)
帰国してから、体調が悪化。右足のこむら返り、頭痛、関節痛、喉の痛みが現れました。被曝量を減らすため関西に避難したら、2か月くらいでこれらの症状は消失しました。
恐らく瓦礫焼却が影響でしょう。人口密集地で放射能で汚染された瓦礫を燃やすなんてキチガイでしかない。
Posted by シマウマ at 2013年11月19日 13:38
ガレキ焼却もありますし、今なお福島第一原発からは毎時1千万ベクレル放出しています。東京都内はビルが林立し、地面も舗装されているために放射性物質の落ち方は特異的です。食べ物も汚染が続いています。もはや東京は以前のような利便性が高く快適な都市ではありません。特に外国から事故後の日本に来た方は、放射能防護の要領も身についておらず、多忙な中思いがけない被曝を重ねることが多いのではないかと思います。症状が出たのなら、早く米国に戻られたほうがいいですが・・・。私は、近く、身近な人間が日本に帰ってきそうなので、心配しています。
Posted by ずくなし at 2013年11月19日 14:12
黄色い粉?降着物の件が出てますが、どうやら原子炉に海水を入れたため、核反応で発生した硫黄35のようです。硫黄温泉と同じ硫黄が放射能を持った物です。半減期88日程度。セシウムと同じ程度の注意が必要ですね。
Posted by 箱入り老人 at 2013年11月20日 13:49
核反応については専門ではないのですが、Cl-35から、S-35が生成するのは理屈に合わないように思います。
Cl-35の放射化は[Cl-35(n,γ)Cl-36]です。
Cl-36は半減期30.1万年もの長い半減期で、β-崩壊かECのいずれかで壊変し、Ar-36もしくはS-36となりここで硫黄が生じます。本来タブーである海水注入により、通常あり得ない量のCl-36が生じた可能性はありますが、何せ超長半減期核種ですので、Bq数的には大したことないのかもしれません。
いずれにしてもS-35なり、S-36なりが目に見えるほどに降灰するようには思えないですし、どちらかというとCl-36が問題に思えるのに全く話題にならないようですね。
理屈上、CTBTの監視対象にもなりませんし。
Posted by 西京の放射線科医 at 2013年11月20日 17:58
箱入り老人さん、西京の放射線科医さんコメントありがとうございます。この件で改めて記事を書いてみました。
Posted by ずくなし at 2013年11月21日 11:02
九州在住の40代二児の母です。放射能汚染による健康被害を免れるために本州から移住して来ました。小学校高学年の息子は東北に里帰りする度に洗面器いっぱいもの鼻血を出すことがこれまでに2度ありました。よく田んぼで見かける大きなヒルのような血の塊がこれでもかというほどに短時間に洗面器をいっぱいにします。小学校1年の下の子は同じ状況で肘より先、膝より下の皮膚がびっしりとじんましん様のぽつぽつで埋め尽くされます。兄とほぼ同時のタイミングです。
もともと薬は極力摂らない、なるべく自然のものを食卓に出す生活をしていますので、二人の子供の症状はまさに原発事故ゆえのものだと感じています。
この3週間で東京在住の知り合いが3人急死されました。3人とも男性、46歳、56歳、62歳。朝、いつもの時間に起きてこないため、様子を見に行ったら冷たくなっていたそうです。3人共にです。56歳の方は常に健康に気を遣われていつも元気にされていた方です。
東京東部の汚染がひどいことをよく耳にしますが、この度亡くなられた方々はみなさん東京西部にお住まいでした。山手線に近いエリアです。

私どもは食事に配慮していてもなお、本州にいたころは常に家族の誰かが喉の調子が悪かったり、声枯れが起こったりしていました。九州に住まいを移してからはみな、健康に過ごせているこの半年です。

マスコミから流れてくる情報の裏側を推測しながら生きていく力がこれからはますます必要になって来ますね。
日本国民の健康被害が放射能汚染のせいではないと言い切る、半ば何かに操られているいわゆる権威のある方々にはそれならばこの蔓延している健康被害が汚染のせいではないという証拠を明確に提示していただきたい…!!と思う一主婦です。
Posted by あかとうがらし at 2013年12月10日 13:20
あかとうがらしさん こんにちは
引越されて幸いでした。子どもさんにそんなに障害が出るのなら里帰りは見合わせたほうが良いと思いますが、そうも出来ないのでしょうか。
突然死の方の情報に改めて戦慄を覚えます。
「マスコミから流れてくる情報の裏側を推測しながら」何が正しいかを問い続けなければならない大変厄介な世の中になってしまいましたね。でも、ほんとに重要な情報は一般国民には伝えられないと言うことはいつの世にもありました。身を守るためには、自分で調べ、考えるという市民社会の原則に引き戻されただけだとも考えられます。でも、世の中には善意の人もいるのでそういう人の発する情報をどう掘り当てるか探り当てるかが鍵ですね。
Posted by ずくなし at 2013年12月10日 15:45
震災後生まれた孫が、1円玉ぐらいの脱毛で生まれて来て、今も髪の毛が生えてきません。
震災後1カ月位から、体がだるくなって、5歳の孫は、鼻血がちょくちょくありました…今は大丈夫です‥
肌があちこち、チクチクして、今は、アチコチ痛い。
病院に行っても、何でもないと。
頭が痛くて、MRIでも、何でもないと。
家族が全員そうです。
ズキズキと、後頭部、左上が痛くて、頭痛薬を飲んでも治らない。フワフワ感があったり、喉も痛い。
甲状腺が、段々大きくなってる‥
膀胱炎と、今でも血尿が…
白斑が、膝下に出てきております。
娘は、体中、痣のように、紫っぽい色になって痒く、顔に、白斑のように、白く脱色したようになっております。
主人は、咳がしょっちゅう、2年も続いている。
孫も、中耳炎の繰り返し、ポツポツと白く脱色したように、肌の色が抜けている‥
手足口病にもなっております。
考え過ぎ、煽ってる‥

当時から、言われてるので、ブログに独り言として、書き残してました…
自分の体のおかしい所は、わかりますが、病院に行っても、嘘を言ってるようなとらわれ方をするので、行きたくなくなっております。
でも、突然死にたくないから、あちこちの病院へ行っておりますが、考えると、頭が変になりそうです‥
Posted by ビックママ at 2013年12月12日 08:11
ずくなし様
一昨日書き込みさせていただきましたあかとうがらしです。ずくなし様が体調不良だったことを書き込みをしてしまった後に知りました。今は普段の体調に戻っておられるのでしょうか。どうぞ、本当に無理のない時間をおすごしください。

また、そんな中での早速のお返事、感謝しております。そうですよね、身を守るために、自分で調べて考える・・・必要あらばアクションを起こす。自分や家族がマイナスな事象のデータになる前に冷静に考えて動かなければいけませんね。

九州といえども油断をするとすぐに被曝の嵐の中に引き込まれてしまいます。息子たちが通う小学校はいわゆる被災地の小学校との交流がさかんで、数ヶ月前の給食には交流先の小学校の畑で採れたという菜っ葉が調理されて出されました。家庭へのその給食の報告はもちろん事後。時すでに遅しでした。
地元では高級とされるスーパーの鮮魚コーナーにも関東でとれたあさりのようなしじみ(大きく育っていて奇妙です。ぞっとします)が安い値を付けられて並んでいます。まだ、正直にラベルが貼られているだけマシなのかも・・と考えています。


ビッグママ様
こんにちは。私ども移住先で知り合った移住仲間(隠れキリシタンのようにひそひそと情報交換することを余儀なくされていますが・・)の
ご家族も関東のある地域で生活していたころはビッグママさんの訴えておられる症状と似た苦しさを常に抱えていたようです。
移住してからは、スーッとそれらの症状も消えたと。ただ、元住んでいた地に数日戻るとまた体調不良になるようです。
人数は本当に少ないのですが、放射能による健康被害に理解があり、アドバイスをくださる医師もおられます。
そんなクリニックを探されてまずは気持ちを楽に持てるようになられたら・・と願いにも似た気持ちでいます。私も自分や家族の体調不良はそれゆえのものなんだ!!と周囲の方々からいただいた知識、知恵も合わせて自分の中で答えがはっきり出た瞬間、気持ちが楽になり、更には経済的なことを筆頭に移住するならハードルが多すぎる・・と懸念していた事柄が一気に吹っ飛び、行動に移すことができました。
移住してみると実際には細々とした問題が出てきましたが、そんなものは体調不良で苦しんでいたことと比べたら何てことはないと感じています。
ビッグママ様とご家族が今の状態から少しでも早く良い方向に進まれますように祈っております。

長々と失礼いたしまいた。
以上は「ずくなしの冷や水」より
本当に身近な方が健康を害したり亡くなっています。放射能汚染が原因です。以上

集団的自衛権解釈改憲で際立つ、御用三紙の堕落

文字通りの「暴挙」である。
安倍晋三政権が憲法を「なしくずし改定」して、集団的自衛権行使を容認する閣議決定を行った。
権力の暴走を防ぐために存在する憲法を、権力が破壊するときに、主権者にはどのような手段が残されているのか。
主権者の「力」によって、この政権=政治権力を取り除くしかない。
問われるのは、主権者の「力」である。
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メディアの反応は二つに割れた。

最後の良心を残して、安倍政権の暴挙を糾弾するメディアが多数存在する一方で、こうした暴挙にさえ賛意を示す、堕落メディア、腐敗メディア、御用メディアが存在する。

16社体制のなかで、辛うじてメディアの良心を失わずにいるのが、
中日、北海道、西日本の地方ブロック3紙である。

安倍政権の暴挙を明確に批判した。

中日:9条破棄に等しい暴挙 集団的自衛権容認
北海道:集団的自衛権の行使容認 日本を誤った方向に導く
西日本:安倍政治を問う 試される民主主義の底力

西日本のタイトルは安倍政権糾弾とは読み取れないが、本文では、安倍政権の対応を厳しく批判した。

地方紙のなかには、政治権力に対する批判精神を失っていない社がいくつか存在する。
その代表が琉球新報、沖縄タイムズの沖縄2紙である。
琉球新報:解釈改憲閣議決定 日本が「悪魔の島」に 国民を危険にさらす暴挙
沖縄タイムズ:[集団的自衛権容認]思慮欠いた政権の暴走

ほかにも、河北新報(宮城)、信濃毎日新聞(長野)、京都新聞、徳島新聞、愛媛新聞などが、安倍政権の暴走を厳しく批判した。

河北新報:集団的自衛権/重い選択、あまりに軽く
信濃毎日:安保をただす 閣議決定へ 独断に異議申し立てを
京都:自衛権閣議決定  9条空洞化の責任は重大だ
徳島:自衛権閣議決定(上) 将来に禍根を残す暴挙だ
愛媛:集団的自衛権閣議決定 平和国家を危うくする暴挙

誰もが、常識の判断で、安倍政権の対応が言語道断の暴走であることが分かるから、さすがに、平時は御用報道を展開するメディアの多くが、今回の安倍政権対応を「暴挙」だとして批判している。

ところが、こうしたなかにあっても、安倍政権を絶賛してやまない報道機関が存在する。

読売:集団的自衛権 抑止力向上へ意義深い「容認」
産経:集団的自衛権容認 「助け合えぬ国」に決別を
日本経済:助け合いで安全保障を固める道へ

と、この3紙が安倍政権迎合の姿勢を隠さない。

5つある全国紙のうちこれ以外の2紙は、
朝日:集団的自衛権の容認―この暴挙を超えて
毎日:歯止めは国民がかける

全国紙では、朝日だけが安倍政権批判で、読売、産経、日経の3紙は安倍政権礼賛毎日は腰の引けたタイトルを提示し、安倍政権批判でない。

毎日は経営危機に直面した際、創価学会の機関紙である聖教新聞の印刷を委託されて窮地をしのいだと言われる経緯があり、公明党の方針に反する記事を書くことができないのだろうと思われる。

16社体制の悪徳の中心に位置するNHKは、7月2日午前零時からの「時論公論」で、偏向解説者の島田敏男氏が、
「憲法解釈変更 その先は?」
と題して偏向解説を示した。政府の決定に対する批判的分析を提示せず、政府決定を紹介。論評ではなく、基本的に単なる政府広報である。

「あべさまのNHK」の傾向が一段と色濃くなっている。

国民の過半数が反対している「なしくずし憲法改定」は憲法破壊行為である。

この憲法破壊行為を、読売、産経、日経の御用三紙と系列テレビキー局が絶賛するから、日本の言論空間では、主権者の声がかき消される。

安倍政権が閣議決定についての記者会見を行ったときに、首相官邸前では1万人以上の市民が集結して怒号をあげた。

しかし、日本のマスメディア情報空間を御用勢力=権力迎合勢力=堕落勢力が占有しているため、主権者の声がかき消されているのだ。

日本の民主主義の危機、日本の危機である。
この危機を打開するには、安倍政権を打倒して、安倍政権を退場させるしかない。

そのための、主権者による運動を拡大、拡散していかなければならない。

放射能を除去あるいは無害化できる技術

放射能を除去あるいは無害化できる技術

以下は,るいネットさんからの引用です。

=========================================================
放射能(放射性物質)を除去あるいは無害化できる技術

放射能(放射性物質)を除去あるいは無害化できる技術はあるようなので紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以下
明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記から引用
http://blog.goo.ne.jp/capitarup0123/e/f996b7f655e2c9a456a175ced124e2a3

このblogでも何度か紹介しましたが、放射能(放射性物質)を除去あるいは無害化できる技術は既にいくつか現実にある様です。

例えば一般財団法人テネモス国際環境研究会の飯島式による、汚染水の浄化や、汚染土壌の浄化方法の有効性は、既に3.11が起きてからわずか一ヶ月後に確認されている訳です!
http://ai-yuuki-kansha.com/tenemos/index.php?shiken

また、水に特殊な振動を加えながら電気分解することで得られるHHOガス(オオマサガス)発生装置に放射能汚染水を入れて処理したところ、「 おおまさガス振動発生装置でセシウムがバリウムに!無害化に成功!」との報告もあります!

そして、ケッシュ財団は、既に昨年2012年11月02日に、放射性物質を重力地場で封印する技術を日本政府に対して供与しています!
https://www.youtube.com/watch?v=jQzQuRIH1xo

当然、飯島さんの(財)テネモスにしても、オオマサガスの日本テクノ(株)にしても、当然、検証した実績をもとに日本政府にアプローチしていることは、まず間違いないことでしょう。

しかし、なぜか日本政府も官僚も、これらの技術を一切、国家ぐるみで、握りつぶしている様です。

日本の政治家達と官僚組織が、実質、エネルギーメジャーの傀儡にすぎないことが、ここからも自ずと証明される訳です。

さて、今日は、以上の3つの他に、MMS(Mineral Miracle Supplement)で知る人ぞ知るジム・ハンブル氏が、「水と汚泥と土から100%近い状態で放射能の除去が可能」であり、しかも、「それらは、金やレアメタルやダイヤモンドに変わる」という驚愕の放射能除去技術を実践するための組織を立ち上げた、との情報が!!!
http://blog.livedoor.jp/genkimaru1/archives/1791762.html

ケッシュの技術は、重力と磁気の関係を解明し、物質、半物質、暗黒物質のいずれもプラズマ的な動的システムであることを解明することで、物質とエネルギーと重力の生成とコントロールを可能にした、と主張しています。

もっと判りやすく言うと、ケッシュは、物質とエネルギーと重力磁気の謎、メカニズムを解明したので、物質とエネルギーと重力を自由に創り出し、あるいはコントロールことが出来るようになった、と主張している訳です。

これを昔風に言うならば、錬金術(つまり元素転換)も可能になった!と言っているのです。

自由に水でも食糧でも創り出すことが出来る! と言っているのと同じです。

重力をコントロールし、光の何倍ものスピードで安全に移動することが出来る、そして、完全クリーンなエネルギーを空間から自由に取り出せる!・・と言っている訳です。

そして、同じ原理を用いることによって、放射性物質を恐らく別の安全な物質に元素転換できる、ということなのです。

ジム・ハンブル氏の技術も、「放射能を取り除くことで、金やダイヤモンドに変わる」と言っているのですから、当然、元素転換と考えられます。

オオマサガス発生装置でも、セシウムがバリウムに変わったのですから、元素転換です。

おそらく、テネモスの微生物を活性化させる技術も、同じ原理が流れているハズです。

・・・つまり、時代は今、人類は自由に元素転換する技術を手に入れた! ・・ということなのです。

たまたま、バラバラな技術が、元素転換=錬金術によって放射能を除去することが出来る、と主張している訳です。

重要なのは、単に主張しているダケではなく、実際に、放射能を除去するために具体的技術を提供することが出来る、という事実です。

しかも、おそらくそのためにかかる費用はこれまでの常識から比べれば「驚くほど少ない!」のではないか、と私は推測する訳です。

ついでに言えば、ケッシュのテクノロジーが実用化されれば、今、どうしようも手のつけようがない福島原発の核燃料さえ、無害化できるハズです。

ruinet

14/06/17 PM08
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=291413&g=131207
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cosmos @cosmos115

えっ!? 放射能を除去あるいは無害化できる技術 がこんなにあるの!? http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=291413&g=131207 ★全てが信用できるとは思わないが、全く無視する政府や学会もどうかと思うよ。科学的に説明できないって事かも知れないけど、効果だけは確かめて欲しい。

植物繊維のすごい健康効果(2/2)

栄養管理/食物繊維(ファイバー)

食物繊維のすごい健康効果

食物繊維には、糖尿病、心筋梗塞、痔、高血圧、大腸の病気などを予防する効果があります。不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の働きと、食物繊維を多く含む食べ物を紹介します。

この記事の担当ガイド

「不溶性」食物繊維でカラダのコンディショニング!

パンはホールグレインがおいしい。白パンの代わりにどうぞ!

パンはホールグレインがおいしい。白パンの代わりにどうぞ!

不溶性食物繊維は、便秘を防ぎ排便時の血圧コントロールに役立ちます。便秘を防ぐことで痔や憩室炎(腸に小さな窪みができて炎症を起こす病気)などにも効果があります。この繊維は便のかさを増やして、便が動くスピードをアップさせるので、何らかの毒素などがある場合はそれを早く体外に出すことができます。全粒粉などの精製されていない炭水化物は、消化酵素が働き始めるスピードが遅れるのでその分消化がゆっくりになります。また腸内の環境を保つことで、ガンの原因になるような病原菌から守ります。食物繊維が大腸がんに効果がないというリサーチも出ていますが、「長期」に渡って摂取した場合の効果は期待できるともいわれています。大腸がんに効果がないという理由で、不溶性食物繊維の摂取を減らしてしまうのは、全体的な効果をみればもったいないことだと思います。

■不溶性食物繊維が多く含まれる食品
押麦、玄米、大麦めん、オートミール、全粒粉、ライ麦、りんご、キウイ、西洋なし、きんかん、アボカド、インゲン豆、うずら豆、そらまめ、あずき、納豆、テンペ、大豆、さつまいも、なめこ、甘栗、アーティチョーク、キャベツ、ブロッコリー、えだまめ、オクラ、ごぼう、千切り大根、茎ニンニク、ふきのとう、芽キャベツ、にんじん、モロヘイヤ、海藻など
*可食部100gあたりに、食物繊維が1.2g以上含まれるものを選びました。

■期待できる効果のまとめ
  • 便秘
  • 高血圧
  • 血糖値改善
  • 憩室炎
  • がん予防


十分な食物繊維を摂取するコツ

日本人の食物繊維の摂取目標は20~25gなので、きちんと考えて食べなくては不足してしまいます。食物繊維が特に多く含まれる、雑穀類と豆類を毎日の食卓に取り入れなければ必要な食物繊維の摂取が難しいことを覚えておきましょう。現代人の食生活では、野菜、果物、きのこなどのみから十分に食物繊維を摂取するのは容易ではありません。効果的に十分な食物繊維を摂取するコツは以下の通りです。

■白米の代わりに押麦、玄米などを食べよう
■白パンの代わりに、ライ麦パン、全粒粉パンなどを食べよう
■大豆、納豆などの豆製品をを毎日食べよう
■おつまみには、えだまめや栗もおすすめ
■野菜や果物は必ず食べよう


いかがでしたか?食物繊維を十分に摂取できる食事は、バランスの良い食事です。健康的な食事で病気を予防しましょう!

更新日:2009年09月16日

(公開日:2007年05月22日)

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以上は「all about」より

2014年12月 3日 (水)

スイスの金国民投票、一体本当は何を意味しているのか

スイスの金国民投票: 一体本当は、何を意味しているのか

Paul Craig Roberts
2014年11月24日

数日後、スイス国民は、スイス中央銀行が準備金の20%を金という形で保有することが必要か否かを決定する国民投票に行く。世論調査では、金要求は、あまり裕福でない人々が賛成しており、株に投資した金持ちのスイス人は反対している。http://snbchf.com/gold/swiss-gold-referendum-latest-news/ こうした世論調査結果から、連邦準備金制度理事会と欧州中央銀行による量的緩和の本当の理由について、新たな洞察が得られよう。

最初に、こうした階級に依存する世論調査結果の理由を検討しよう。スイス国内での考え方は、金の裏付けがあるスイス・フランは、より価値があがり、より価値があるフランは給料生活者の購買力を増し、彼等の生活費を引き下げる。裕福な株所有者にとって、より強いフランはスイス輸出を減らし、輸出が減れば、株価格と金持ちの富みが低下する。

投票は、明らかに、金持ちと貧乏人の間での収入分配に関する投票だ。ワシントンがそうであるのと同様、スイス支配層は、金に裏付けされたフランには反対だ。

数年前、スイス・フランの安全性を求めるドルとユーロが流入した結果、スイス・フラン交換価値の大幅な上昇を経験したスイス政府は、フラン上昇を止める為、外国通貨流入に合わせて、スイス貨幣供給を増すことに決めた。新フランを印刷することで中央銀行が供給した流動性がフラン上昇を止め、輸出と株価を維持した。金の裏付けがあるフラン支持の投票は、エリートにとって利益にならないので、投票が公正なものになるかどうか明らかではない。

アメリカの連邦準備金制度理事会による、膨大な額の新ドル札印刷の婉曲表現である量的緩和政策について、これは一体何を意味するのだろう?

量的緩和の公式理由は、ケインズ経済学フィリップス曲線で、経済成長には、2-3%という穏やかなインフレーションが必要だというものだ。このエセ理論は、レーガン政権のサプライ・サイド政策によって処刑されてしまったのだが、レーガン政権の政策を、支配層が意図的に歪曲しているおかげで、インチキなフィリップス曲線理論が維持されている。http://www.paulcraigroberts.org/2014/11/14/global-house-cards-paul-craig-roberts/翻訳記事

間違っていることが論証されたフィリップス曲線理論に基づいた、連邦準備金制度理事会の政策は、全体的な経済を支援する為なのだという主張は、アメリカ政府当局が推進しているペテンの、もう一つの例だ。量的緩和の本当の目的は、株や債券等の金融資産価格に流入する流動性を与えて、1パーセント連中の富みと収入を押し上げることだ。

2008年のアメリカの景気後退以来、アメリカ経済を支持する為だという連邦準備金制度理事会の量的緩和説明に対する懐疑論者達は、アメリカ経済政策の目的は、連邦財政赤字を、低金利コストで助け、銀行の貸借対照表上にある借金に関係しているデリバティブ価格を押し上げて、経営難にある銀行の貸借対照表を助けることだと強調した。

こうしたものも重要な目的だが、今や主目的は、金持ちを、より富ませることのように思える。それこそが、ファンダメンタルなものに基づくのでなく、連邦準備金制度理事会による、ありあまる流動性に基づいた高い価格の株式市場が、一体なぜ存在しているかという理由だ。アメリカの経済政策は、完全に金持ちの手中にあるのだから、金持ちが自分達以外の全員を犠牲にして、自らを富ませるためにそれを利用するのは驚くべきことではない。株と債券の価格を押し上げ、金持ちを富ませるという連邦準備金制度理事会の通貨政策は、退職者達から、貯金利子収入の喪失で、何千億ドル、おそらくは何兆ドルも収奪している。http://www.lewrockwell.com/2014/11/bill-sardi/how-10000-in-a-bank-in-2008/

ノミ・プリンズと、パム・マルテンスが明らかにした通り、量的緩和はまだ終わっていない。連邦準備金制度理事会は、4.5兆ドルの在庫債券の利子と償還された元本を、新債券購入に再投資しており、今や連邦準備金制度理事会から現金2.6兆ドルを注入された銀行が、連邦準備金制度理事会の量的緩和による購入になり代わって債券を購入している。

最新のニュース報道によれば、欧州中央銀行総裁マリオ・ドラギは、金融資産価格を維持するのに必要なだけ紙幣を印刷するつもりだ。http://www.marketwatch.com/story/draghi-says-ecb-will-do-what-it-must-on-asset-buying-to-lift-inflation-2014-11-21?dist=beforebell ドラギは、連邦準備金制度理事会同様に、金持ちを富ませる彼の政策を、経済成長を維持する為に、インフレーションを押し上げるという、フィリップス曲線の言葉で覆い隠している。もちろん本当の目的は、株価を押し上げることだ。

連邦準備金制度理事会同様に、欧州中央銀行は、彼等が印刷する紙幣が経済に流れこむ振りをしている。しかし、銀行や潜在的借り手のひどい状況を考えれば、融資額は少ないのだ。そうではなく、中央銀行が生み出したお金は、紙の金融資産価格へと流れ込む。かくして、欧米世界の通貨政策は、金持ちの富みを維持し、収入と富みの配分の不平等を悪化させることに向けられている。

金持ち連中は、決して強奪を終えてはいない。政治献金と引き換えに、州知事連中は、国家年金基金を、退職者の虎の子貯蓄を守るより、自分達の手数料収入を最大化することにたけている、手数料が高く、リスクの高い、民間の年金基金マネージャーに管理を任せている。http://www.informationclearinghouse.info/article40287.htm

欧米世界中で、経済政策は、それ以外の全員を犠牲に、ひたすら1パーセントが恩恵をこうむるために運営されている。金持ちの強欲と愚鈍さが、暴力革命用の理想的条件を生み出しつつある。カール・マルクスは、まだ勝てる可能性があるのかも知れない。

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四半期毎のご寄附のお願い

多くの皆様が御承知の通り、数年前に私が引退しようとした際に、読者の皆様は、それを受けいれてくださらなかった。私は、協賛各紙に同時に掲載されるコラムを降りて、皆様にお別れをつげた。皆様が、何千通もの電子メールで、小生の経験と知識を頼りにしておられ、それが現代の出来事を客観的に理解するのに役立っていると言ってこられたのだ。皆様の御意見には説得力があった。私は引退を止め、このウェブサイトを開設したが、皆様から強固なご指示頂いている。

これは皆様のウェブサイトだ。皆様に支持を頂ける限りは継続する。

寄付のためのページ

Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the WestHOW AMERICA WAS LOSTが購入可能。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2014/11/24/swiss-gold-referendum-really-means-paul-craig-roberts/
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サプライ・サイド政策が素晴らしかったかどうかは議論の余地があろう。

しかし量的緩和政策、アベノミクスの狙い、筆者のおっしゃる通りだろう。

トリクル・ダウンで金持ちが得た収入のおこぼれが、やがて庶民に廻るので、待っていろ等、駄法螺。庶民はしぼりとられるトリックでダウンされる。

わからずに実施していれば、知的に、わかって実施していれば、倫理的に大問題な政策。

アベノミクス、本物の経済学者によって、徹底的に批判されている。
アベノミクス批判 四本の矢を折る』固い本なのに書店で平積み。

与党も、えせ野党も、大本営も、もっぱらアホノミックスのみ、あるいは庶民の代表を減らす為の定数削減を争点にしたがっているが、要点は、完全植民地化に賛成か否か。

選挙が本当に公正なのかどうか、個人的には大いに疑問をもっているのだが。

この国の政治シナリオ、宗主国らか下賜された筋書き通りに動いている。
どの党に投票するかの判断、下記をじっくり読んでからにしていただきたい。

【IWJブログ】「第3次アーミテージレポート」全文翻訳
以上は「マスコミに載らない海外記事」より

アベノミクスは1%の金持ち優遇の政治です。だまされてはいけません。以上

私たちの宇宙から「時間」が徐々に消えている?

2014年11月04日


私たちの宇宙から「時間」が徐々に消えている?

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▲ 2014年11月3日の Daily Galaxy より。



「時間の絶対性の崩壊」が招くかもしれない現代宇宙モデルの終わりの時

宇宙関係の大御所サイトのデイリーギャラクシーで上のような「宇宙から時間が消えているという新しい学説」を紹介している興味深い記事を見ました。

ちょっと読んでみましたら……長い長い。

その上に、異常なほどの専門用語の飛び交う大変難解な記事だったのですが、今回はその中から自分である程度わかる部分を翻訳しました。

それにしても「どうしてこんなに長い記事となったのか」と考えますと、過去のデイリーギャラクシーの記事の例では、「現代宇宙論やビックバン仮説の崩壊につながりかねない理論については長い記事になる」という傾向があります。

たとえば、今年2月の記事、

「暗黒物質は存在しないかもしれない」 : 王立天文学会の総会で発表された科学界にとっては衝撃的な新学説
 2014年02月13日

では「暗黒物質の存在の否定」に関してのデイリーギャラクシーの記事をご紹介したのですが、この時もあまりにも長い記事の上に極めて難解であり、その時には記事の翻訳そのものを諦めました。

この暗黒物質という仮想上の物質にについては、後の方でも少し書きます。

しかし、今回は暗黒物質の否定よりも、さらに過激といえば過激な、

時間の絶対性の否定

ということがテーマとなっていて、これはもう、物理学の基本中の基本に「時間の流れは不変」という大前提がありまして、この「時間」というものの絶対性が崩れますと、つまり、時間が変幻自在なものであった場合、すべての物理法則は「崩壊」します。

もちろん、宇宙論もです。ビッグバン仮説から「宇宙の膨張と終焉」、あるいは「星や銀河の成り立ち」の理論に至るまで宇宙論「すべて」崩壊しかねないほどのインパクトを持っていると思われます。

ちなみに、この「絶対的時間」を確立したのは、近代物理学の祖であるニュートンでした。

principles.jpg

▲ ニュートンが絶対的時間なども含めたニュートン力学体系を記した著作『自然哲学の数学的諸原理』(1687年)の英語版の扉。


なお、ニュートンは敬虔なクリスチャンでもあったのですが、「イエスの教えと絶対的時間の関係」について、アイザック・ニュートン -Wikipedia の「キリスト教徒として」というセクションに以下のような記述があります。

絶対的時間や絶対的空間などを確立したニュートンではあるが、彼自身はそれらがキリスト教の教義と矛盾するとは考えておらず、『自然哲学の数学的諸原理』にて宇宙の体系を生み出した至知至能の「唯一者」に触れ、それは万物の主だと述べている。


というようなことなんですが、今回のデイリー・ギャラクシーの記事には、2011年にスロベニア科学研究センターというところの科学者たちが、ニュートンの「絶対的時間」は「間違っている」とした研究発表をおこなったことなどにもふれられています。

しかし、「時間が絶対的ではない」となった場合はどうなるのかというと、時空を4次元的にとらえるしかないわけで、どうやら現在の最先端物理学は「4次元の世界」への理論へと少しずつ変化しているようです。

そういえば、アメリカの科学系メディア PHYS.ORG の10月 30日の記事にも下のようなものがありました。

para-universes.gif
PHYS.ORG


パラレルワールドとは「複数の宇宙が存在する」というようなことなのでしょうけれど、どうやら最先端物理学の世界ではそれらの存在を認めることと、それらの「様々な宇宙」の相互の作用を研究するという機運が高まってきているようです。

4次元の世界とか、パラレルワールドなどの響きは、かつては映画やコミックだけの幻想の世界だったような概念ですが、現実の科学がそちらに向かって進んでいっているという時代になったようです。

実際、今回のデイリーギャラクシーの記事は「時空連続体」( space-time continuum )という少なくとも私は聞いたことのない言葉から始まります。

これは、時空連続体 - Wikipedia によりますと、

時空連続体とは、時空を4次元多様体としてとらえることを指す。連続体という考え方は古典的であるので、時空の量子論を論じる際には多様体という幾何学的物体を量子化して考えなければならない。


とのことですが…………この説明では、何だかさっぱりわかりません。

そうしましたら、 Yahoo! 知恵袋に「時空連続体ってなんですか?過去・現在・未来はすでに存在しているって事ですか?」という質問があり、そのベストアンサーは下のようなものでした。

通常私たちが存在する世界(空間)は3次元とされています。

しかし、この「縦」「横」「高さ」の概念だけでは状態の変化を説明する事ができないため、4番目の次元である「時間」と3次元空間をひとまとめにしたものが時空連続体です。


つまりは「時間と3次元空間をミックスさせたもの」ということでいいのですかね。

そして、デイリーギャラクシーの記事には、「暗黒物質」のことも出てきます。
というより、「暗黒物質の存在の否定」が主要なテーマとなっているのです。




暗黒物質の存在は風前の灯火

この「暗黒エネルギー」とか「暗黒物質」というものが何かといいますと、ダークエネルギー(暗黒エネルギー) - Wikipedia の説明では、

宇宙論および天文学において、宇宙全体に浸透し、宇宙の拡張を加速していると考えられる仮説上のエネルギーである。

2013年までに発表された観測結果からは、宇宙の質量とエネルギーに占める割合は、原子等の通常の物質が4.9%、ダークマターが26.8%、ダークエネルギーが68.3%と算定されている。


というものです。

なお、 Wikipedia の「暗黒物質」の説明は以下のようなものです。

暗黒物質とは、宇宙にある星間物質のうち電磁相互作用をせずかつ色電荷を持たない、光学的には観測できないとされる仮説上の物質である。そもそも本当に存在するのか、もし存在するとしたらどのような正体なのか、何で出来ているか、未だに確認されておらず、不明のままである。


ちなみに、私は、

「暗黒物質や暗黒エネルギーというものの存在への疑念」

をずっと持っていまして、記事もよく書いていました。

上のほうにもリンクしました「暗黒物質は存在しないかもしれない…」 という記事に載せました現在の物理学での考えでの宇宙の分布図は以下のようになっています。

dark-energy-03.gif

この図が示す意味は、

現代の宇宙論では「この世の中で、人間が存在を認識できる物質は4パーセントしかない」


ということになります。

つまり、この宇宙……というか「この世」は「人間に見えもしない、存在を確認することもできない物質に 96パーセントも占められている、というのが現代物理学の考え方なんですね。

なぜ、そんな訳のわからない理論を打ち立てなければならななかったかというと、

「こうしないと現代の宇宙論モデルの計算のつじつまが合わなくなる」

からです。

こういうもの(暗黒物質など)で計算上の矛盾を補足しておかないと、宇宙の急速な膨張だとかビッグバン仮説さえも崩壊してしまい「現代宇宙論が窮地に陥る」からだというのが最も妥当な説明だと私は思っています。

しかし、だからといって、「この世の 96パーセントが認識できないモノで作られている」なんてのは、やはり納得できるものではないような気がするのです。

上の表では、「通常の物質」、つまり人間が認識できる物質はこの世界にたった 4パーセントしかないということになっているのですが、私の頭の中の宇宙論は下のようになっています。

my-uchu-01.gif


人間はこの世に存在するすべての物質を認識できると私は確信していますし、何より、「この世は計算で作られている訳じゃない」と思うのです。

まあしかし、実際、そんなに強く主張せずとも、この暗黒物質や暗黒エネルギーといったものの存在は、「否定に向かって一直線」の傾向を見せています。

2012年 4月の、

「そこに暗黒物質は存在しなかった」:従来の宇宙論を否定する観測結果を欧州南天天文台が発表
 2012年04月20日

という記事では、宇宙の観測結果が現代宇宙論に反する観測結果を出したことを取り上げていて、この頃から多くの科学者たちの間に、

「暗黒物質とか暗黒エネルギーって本当はないんじゃね?」

という雰囲気が漂って、現在に至っています。

そんなように、いろいろと急激に変化していくかもしれない物理学や宇宙論なわけですが、ここからデイリーギャラクシーの記事をご紹介します。




"Time is Slowly Disappearing from Our Universe" (Or, is It Timeless?)
Daily Galaxy 2014.11.03


「時間がゆっくりと我々の宇宙から消えている」(それとも、それは永遠?)


もし、時空連続体の数式から「時間の部分」が尽きた場合はどうなるのだろうか。

おそらく時間はゆっくりと消滅し続けており、そして、いつか、時間は完全に消え去ることを現在の科学的証拠は示している……という長年、科学者たちを悩ませて続けているラディカルな理論がある。

かつて、科学者たちは、宇宙が加速度的に拡大していることを示すために、宇宙の遠い場所にある爆発した星(超新星)からの光を測定した。 科学者たちは、これらの超新星が宇宙の年齢のように、より速く広がっていくと仮定した。

また、物理学者たちは、反重力のような力が離れた銀河を駆動させていなければならないと仮定し、この正体不明の力を「暗黒エネルギー」と呼ぶようになった。

そんな中、宇宙の急速な膨張や暗黒エネルギーの存在を確認する方向ではなく、「時間そのものが何十億年の中でその存在がなくなる」という考え方が提唱されたのだ。

この理論は 2009年にスペイン・サラマンカ大学のホセ・セノブィラ( José Senovilla )教授により提唱された。時間が消えると、すべてのものは完全に停止するまで粉砕する。

この「時間そのものの終焉」という推論は暗黒エネルギーの代替えの説明ともなりうる。神秘的な反重力の力の宇宙現象であるとの示唆をされている、この暗黒エネルギーについては、多くの科学者たち頭を悩ませてきた。

しかし、今日に至っても、実際に暗黒エネルギーが何であるかを知る者はいないのが現実で、あるいは存在するとしたら、それはどこから来たのかも誰も知らない。

セノブィラ教授と彼の同僚たちは、それに対して驚くべき代案を提示した。教授らは、暗黒エネルギーというようなものは一切存在しないとし、時間がゆっくりとしたペースで遅くなっているという理論を提唱したのだ。

教授の主張は、私たちは「宇宙の膨張の加速」に関しての考え方に騙されていたわけで、実際には時間そのものが遅くなっているというものだ。

日常の日々のレベルでは、その変化を私たちが知覚することはない。しかし、数十億年にわたる宇宙の進路を追跡しての宇宙規模の測定から、このことは明らかになるだろう。

この変化は、人間の視点からでは無限に近くゆっくりとした変化だろうが、宇宙論での視点の観点からは、数十億前に地球を照らした太陽からの古代の光の研究によって、それを簡単に測定することができる可能性がある。

セノブィラ教授は、「私たちは、宇宙の膨張そのもののが幻想だとは言ってはいません。私たちが言っていることは、膨張が加速しているということが幻想だという可能性についてです」と言う。

現在、天文学者たちは、いわゆる「赤方偏移」(観測対象からの光のスペクトルが、可視光で言うと赤に近い方にずれる現象)の技術を用いることで、宇宙の膨張速度を識別することができる。

しかし、これらの測定の精度は「宇宙の時間が絶対的であること」に依存している。もし、セノブィラ教授たちの新しい理論のように、時間が減速していっているとした場合、私たちの独立した時間は新しい空間次元に入っていくことになる。

2011年には、スロベニア科学研究センターの科学者たちは、ニュートンが提唱した「絶対的時間」は間違っているとの理論を発表した。

このスロベニアの科学者たちは、時間は4次元の時空にあるという考え方に基づいている。これまでの時間というものに対しての視点を置き換えることにより、物理の世界は、事物により正確に対応させることができると彼らは主張する。




(訳者注)このあたりまでとしておきます。

オリジナルは、本当にとてつもなく長い記事なのですが、その長い記事の1番最後の文章は、

What is time?

すなわち、「時間とは何なのか?」という文章で締めくくられていました。

ちなみに、科学的な事柄とは関係ないですが、未来予測プロジェクトのウェブボットの代表のクリフ・ハイが、2008年のエッセイで、「変容する時間」について記していたことを思い出しました。

こちらは上の記事のように「時間が遅くなる」のではなく、「時間が加速する」ことを書いています。

今回の記事とは関係ないながら、一部抜粋して記事を締めたいと思います。

ALTA レポート 909 パート5
ウェブボット 2008年12月7日

E=MC2、これはアインシュタインの周知の公式だが、時間という概念はこの公式にあるほど客観的な存在ではないと私は考える。時間というものは人間の感じ方によって、加速したり減速したりスピードが変化するものなのだと思う。

どのような状況でも変化することのない尺度としての客観的な時間のような概念というものは見いだしにくい。

時間の速度はあくまで人間の主観的な実感が決定している。そうした意味で、多くの人間の時間感覚は根本的に変化するとのデータが強く出ている。時間感覚が一気に加速するのである。

われわれのデータでは、時間が加速している実感は、まず個人のレベルで起こることを示している。多くの普通の人達が、説明のつかない奇妙な出来事や気分を体験するというのだ。

もちろん、こうした変化は誰でも体験するというわけではない。
こうした体験を一切しない人々もいる。

しかし、時間の新しい実感をもつ人間の数は一気に増えてゆく。それら個々人の体験や意識変化は、人類全体の集合意識に次第に浸透する。そして最終的には人間の意識を根本から変えてゆく。


このようにクリフ・ハイは書いていましたが、どうなることなのでしょうね。

今の私の個人的な感覚でいえば、時間は加速しているように感じます。



以上は「IN DEEP」より
宇宙の仕組みはまだまだ分からないことだらけです。            以上

アメリカ・ビジネス界のユダヤ人の実態第1章

■■第1章:逆境の中でビジネス開拓していった東欧ユダヤ人

●ユダヤ人のアメリカ移住は5波にわたっており、それぞれ出身地と性格を異にしている。

最初にやってきたのは、カトリック教国のスペインとポルトガルから追放されたユダヤ人(スファラディム)だった。ユダヤ移民の第2波は、1820年から1870年頃まで、主にドイツからやってきた25万人のユダヤ人である。特に1848年の革命の敗北によってアメリカに避難したものが多かったので、彼らは「フォーティエイター」と呼ばれている。彼らの多くはアメリカで巨億の富を築き上げた。

1880年代初頭から1924年頃まで、ロシア国内のポグロム(ユダヤ人迫害)が原因で、280万人の東欧ユダヤ人(アシュケナジーム)がアメリカになだれ込んだ。これが今から詳しく紹介するユダヤ移民の第3波である。(第4波と第5波については別ファイル「ユダヤ人のアメリカ移住史」をご覧下さい)。

 

 
大型の蒸気船に乗って大西洋を越えるユダヤ移民たちの群れ

20世紀初頭までに総数280万人に達する莫大な数の
東欧ユダヤ人が、アメリカに流れ込んだ。これにより、
世界で一番ユダヤ人が多い国は、徐々にロシアから
アメリカにバトンタッチされていくことになる。

 

●アメリカのビジネス・エリート社会において、先着のドイツ系ユダヤ人(西欧ユダヤ人)は、そのたぐいまれな国際的金融コネクションを駆使して投資銀行業界で威勢をふるい、更に同化主義的でユダヤ教色が希薄であったことから、準ワスプ(WASP)的な“好ましいユダヤ人”としての待遇を獲得していた。(WASPとは、アングロサクソン系アメリカ人プロテスタント教徒の略称である)。

一方、後からやって来たユダヤ教色の強い東欧ユダヤ人は、ワスプから蔑視された。第1波の貴族的なスペイン系ユダヤ人や、第2波のドイツ系ユダヤ人と違い、ロシアの寒村やゲットーからやってきて、ニューヨークに住み着いた第3波の東欧ユダヤ人たちは、いかにも異様だった。

20世紀初頭のアメリカでは、平均的なワスプ系の人々は、移民の大半を占めていた東欧ユダヤ人を、文化的・生物学的に劣等な輩と見下し、アメリカ社会に同化困難な異質な存在とみなしていた。心の奥でそう思うだけでなく、それを態度であらわし、露骨な差別行為を行なうことさえ、当時としては珍しくなかった。

 

  
(左&中央)20世紀初頭のニューヨーク市「ロワー・イーストサイド地区」
の風景。この地区に東欧系のユダヤ移民の多くが住んでいた。
(右)同じくニューヨークのユダヤ移民たち (1905年)

貧困、過労、貧弱な食事に加えて、過密で不潔な住居、
新鮮な空気と日光の不足など、ここには病気を蔓延させる
あらゆる条件が揃っていた。最も恐れられたのは結核だった。
それは「ユダヤ病」とか「仕立て屋病」として知られるようになり、
1906年の「ロワー・イーストサイド地区」のユダヤ人の1000人中
12人が結核におかされていた。(病人の90%は家で看病されて
おり、貧しい人々はなかなか病院に行こうとはしなかった)。

 

●アメリカの歴史に詳しい野村達朗氏(愛知県立大学外国語学部教授)は、次のように述べている。

「東欧系ユダヤ人はドイツ系ユダヤ人とは著しく異なっていた。中産階級化し、宗教的には改革派ユダヤ教を奉じ、英語を取得して急速なアメリカ化を遂げていたドイツ系ユダヤ人はアッパーイーストサイドやアッパーウェストサイドの優雅なアパートメントに住んだ。これに対して、東欧系はイーディッシュ語を話す正統派のユダヤ教徒で、極めて貧しかった。

両者は風俗習慣も異なり、この時期には別々のコミュニティーを形成した。2つの種類のユダヤ人はそれぞれ『アップタウン・ジュー』、『ダウンタウン・ジュー』と呼ばれるようになった。」

●東欧ユダヤ人は、ドイツ系ユダヤ人のような国際的な金融コネクションを持ち合わせていなかったため、ドイツ系ユダヤ人のような投資銀行業界へ進出することができなかった。また、既存の主要産業は古くからワスプに支配されていて、東欧ユダヤ人の参入は非常に困難な状態であった。

結局、東欧ユダヤ人の多くは、当時の経済の本流から外れた周辺的かつ未成熟な産業分野に進出していった。エリート白人が就きたがらない「格下の仕事」とみなされた産業にも積極的に進出していった。

零細な廃品回収業から発展した産業廃棄物処理産業は、1929年に3億ドル産業に成長し、東欧ユダヤ人はこれをほぼ支配した。またクズ鉄産業は5億ドル産業へと成長し、東欧ユダヤ人はその90%を支配した。

 

 

●1899年から1910年の間にアメリカへ入国した3つの主要な移民集団(東欧ユダヤ系、アイルランド系、イタリア系)に関する比較研究によれば、入国時に熟練技術を持っていた労働者の割合は、アイルランド系の13%、イタリア系の35%に対して、東欧ユダヤ系は67%と格段に高い数値を示している。このように高い割合で熟練技術を持っていた東欧ユダヤ人は、母国、東欧に在住していた頃から慣れ親しんでいた「伝統的職業」(蒸留酒製造、被服産業、宝石産業など)を引き継いで成功する者も増えた。

1934年度のアメリカ国内第3位のメーカー「シーグラム社」(ブロンフマン家所有)をはじめ、大手メーカーの約半分はユダヤ系企業であった。被服産業は、東欧ユダヤ人がこれをほぼ独占した形となった。1930年代には紳士服の85%、婦人服の95%、毛皮製品の95%をユダヤ人企業が生産した。宝石産業については、東欧系ユダヤ人にとり、被服産業に次ぐ重要な産業であった。

●また、家内工業から出発した「軽工業」(家具、靴、化粧品など)にも多くの東欧ユダヤ人が進出した。

家具製造は、ユダヤ人は業界シェアの50%を占めた。靴産業は、第二次世界大戦前の業界シェアの40%を支配した。

●化粧品では、20世紀中頃に全米の三大化粧品メーカーの地位にあった「マックス・ファクター」(1909年設立)、「ヘレナ・ルビンシュタイン」(1928年設立)、「レブロン」(1932年設立)はいずれも東欧ユダヤ移民が設立した企業である。

1946年に誕生した「エスティ・ローダー社」は、現在、全米のデパートにおける化粧品市場の実に45%を掌握し、世界118ヶ国でその製品を販売するグローバル企業である。

 


マックス・ファクター1世

ポーランド生まれのユダヤ人で、世界初の
        メークアップアーティスト。アメリカに渡った後、
ハリウッド映画の黎明期に美容アドバイザーとして
活躍し、女性を美しくするための様々な化粧品を作った。

        大きな目になりたいという女優フェリス・フェイバーのために、
        「つけまつげ」を発明。リップブラシなど今ではなじみ深い
化粧品の多くは、彼によって生み出されたものである。

        彼は「メークアップ」という言葉の生みの親でもあり、
        貴族などの裕福な人に限られていた「化粧」は、
        彼により大衆にも広まったのであった。


  
        (左)ポーランド系ユダヤ移民のヘレナ・ルビンシュタイン
(中央)リトアニア系ユダヤ移民のチャールズ・レヴソン
(右)ハンガリー系ユダヤ移民のエスティ・ローダー

彼らは高級化粧品メーカーを創業した

 

●東欧ユダヤ人の企業家的才能が最も開花した分野は不動産事業であった。

この業界は製造業とは異なり、多額の設備投資は必要なく、知的専門職のように、高い学費を払いながら、何年も高等教育機関で学ぶ必要もなかった。更にこの業界は、自己資金もわずかで済んだし、エリート度の高い産業に存在したようなユダヤ人を排除する社会的障壁がほとんど存在しなかった。

このため不動産業は、貧しい東欧ユダヤの移民家庭に育った野心的な若者にとって、文字通り理想的な天職となった。その結果、早くも1920年までに、ニューヨーク市内の不動産開発業者、建設業者の実に40%までを彼らが占めるようになっていた。

そして、大戦後にアメリカ国内で不動産ブームが起きると、多くのユダヤ人が巨富を築いた。これら幾多のユダヤ人不動産王の中で、浮き沈みの激しいこの業界を生き抜き、今日、全米最大の不動産王として君臨し続けているのが東欧ユダヤ移民2世のティッシュ兄弟である。1997年度の兄弟の個人資産は48億ドルである。

(※ 兄のローレンスは強いユダヤ意識の持ち主として有名で、「ユダヤ名誉毀損防止連盟(ADL)」の最高幹部である。また、1989年から1995年までCBSの会長を務めた)。

 

 
全米最大の不動産王であるティッシュ兄弟
(左が兄のローレンスで、右が弟のプレストン)

以上は「ユダヤ人の発想」より

祖国のない放浪の民のために知恵を使って生きて来たために能力が付いたのです。  以上

公明山口代表独占インタビユー、腰砕け批判に反論(3/9)

公明山口代表独占インタビュー 腰砕け批判に反論 連立離脱「心配でできない」

週刊朝日 2014年07月25日号配信掲載) 2014年7月16日(水)配信

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 安倍首相は9月に内閣改造と党役員人事をすると示唆した。そのため自民党内から集団的自衛権についての批判的な声はほとんど上がらない。山口代表は苦言を呈する。

 自民党のことにふれるのは失礼かと思いますが、以前の自民党であれば多様な意見がどんどん出てきて、議論が深まっていったでしょう。今回は正直、ずいぶんとおとなしいなと思いました。逆に自民党の議員から「公明党頑張ってよ」とか、「絶対に引いてはだめだ」とか色々な激励を頂きました。そんなことを言うなら党内で自らおっしゃったらどうですかと言いたくもなりましたが(笑)。

 また、説明する政府側も十分ではない場面がずいぶんありました。こんな説得力の乏しい政府の説明では、とても国会論戦は耐えられない。もっとしっかり考え直せと。そうした状況も見ていたので、「こんなことではとても心配で、連立離脱なんかできるわけがない」と言ったこともあります。

 与党協議は安倍自民党のペースで進んでいった。山口代表は6月中旬、責任を取る形で「代表を辞める」と周囲に漏らしたと、一部メディアに報じられた。

続きを読む : はっきり、そういう発言をし…

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以上は「週刊朝日」より

公明山口代表独占インタビユー、腰砕け批判

「3.11テロ」後の棄民政策の動機

3.11後の棄民政策の動機

日本のために @izimo_ssp

被曝除去製薬を、被曝させたGSから三倍の値段で買い取ると契約した殺人鬼の経団連。しかも天下り中。東京地検はいい加減に経団連を逮捕したらどうかね?放射性セシウム体内除去剤「ラディオガルダーゼ®カプセル500mg」はドイツ製なのに米国経由して買い取る計画だ。いちいち米国の利益誘導


最初の頃は避難にかかる金が惜しいのかと思っていました。

その後,金だけでは説明のつかないことがあり,命を奪うことが目的かとも考えるようになりました。

でも,これでやっと棄民政策の動機が理解できました。

意図的に被曝させて,薬を高く売る。

つまり,命と金の両方を欲しがっているのです。

国際金融マフィアは。

photo_radio

Radiogardase(ラディオガルダーゼ) - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2130498213301471601

経団連会長の異常な愛情。またはなぜ原発を心配するのを止めて東電を愛するようになったか
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-ce9d.html

手回しが良すぎるGEの子会社・rocket(福島原発メーカーと経団連会長企業はまるで3・11を見越していたかのようです)
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/249.html

追伸
浅井秀和 不正規労働者 @hidekazuasai

経団連会長が、原発再稼働を早くと述べているが、冷静に考えれば、経済界は火力であろうが原発であろうが電力があればいいわけで、だのに原発に経団連がこだわるのは、原発という国家施策に協力することによる見返りを期待しているからだろう?

植物繊維のすごい健康効果(1/2)

栄養管理/食物繊維(ファイバー)

食物繊維のすごい健康効果

食物繊維には、糖尿病、心筋梗塞、痔、高血圧、大腸の病気などを予防する効果があります。不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の働きと、食物繊維を多く含む食べ物を紹介します。

この記事の担当ガイド

「食物繊維がカラダによい」と聞いたことがある人がほとんどだと思います。では、なぜ食物繊維がカラダによいかご存知ですか? 実は、食物繊維には糖尿病や心筋梗塞などの予防をはじめ、多くの健康効果があります。

食物繊維摂取がとても不足している日本人

色々な雑穀を混ぜてみるのも楽しい。まずは白米に少し加えるとよいかも。

色々な雑穀を混ぜてみるのも楽しい。まずは白米に少し加えるとよいかも。

食物繊維には、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があり、糖尿病、心筋梗塞、高血圧、痔、便秘、大腸の病気などを予防する効果があります。厚生労働省によると、食物繊維の摂取量は成人で20~25gとすることが望ましいとされています。残念ながら、平成15年の国民栄養調査によると、日本人の平均摂取量は14.3gとなっています。15~50才の平均はわずか12.9gです。これでは病気の予防は期待できません。食物繊維の働きと、食物繊維を含む食べ物の紹介をします。

「水溶性」食物繊維で健康な血液を保つ!

この組み合わせで炊くと紫色になる。もち米をちょっぴり加えるともちもち感が。

この組み合わせで炊くと紫色になる。もち米をちょっぴり加えるともちもち感が。

水溶性食物繊維には脂質や炭水化物の吸収を遅らせる働きもあります。よって、炭水化物がゆっくり吸収されるために血糖値の上下が緩やかになります。これは特に糖尿病・糖尿病予備軍の人には嬉しい効果です。また、水溶性食物繊維は腸内でコレステロールやコレステロールから作られる胆汁酸とくっついて体外に排出されます。結果として悪玉コレステロールを改善することができます。水溶性食物繊維には保水性があるため、食物の腸内滞留時間を延ばすことで、腹持ちをよくする効果もあります。残念ながら日本人の主食である白米には、この水溶性食物繊維は含まれていません。

■水溶性食物繊維が多く含まれる食べ物
押麦、大麦めん、オートミール、全粒粉、ライ麦、きんかん、アボカド、うずら豆、インゲン豆、そらまめ、あずき、納豆、テンペ、さつまいも、なめこ、甘栗、アーティチョーク、えだまめ、オクラ、ごぼう、千切り大根、茎にんにく、ふきのとう、芽キャベツ、にんじん、モロヘイヤ、海藻など
*可食部100gあたりに、食物繊維が1g以上含まれるものを選びました。

■期待できる効果のまとめ
  • コレステロール改善
  • 血糖値改善
  • 糖尿病改善
  • 心筋梗塞予防
  • 体重コントロール

更新日:2009年09月16日

(公開日:2007年05月22日)

  • 以上は「all about」より
  • やはり食べ物は健康に直結ですね。料理の大事さが良く分かります。以上

2014年12月 2日 (火)

東ウクライナ:発見された286人の女性の遺体


捕虜を連行するアゾフ大隊

◆11月4日

 日本でも欧米でも報道されていないようだが、東ウクライナではネオナチ・グループによると思われる残虐な戦争犯罪行為が明らかになりつつある。クラスノアルメイスク市で286人の女性の遺体が発見されているし、約400人が失踪中だという。

 これらの遺体は強姦され、更に手足を切断されているという。これほど無残なことを実行しうるには、よほどの憎しみがなければできないであろう。反ロシアを掲げるネオナチ勢力であるアゾフ大隊やアイダル大隊などの極右民族主義民兵集団の所業と判断できる事柄である。このアゾフ大隊が所謂「強姦収容所(Rape Camp)」を作っているグループである。


アゾフ大隊の旗

 しかもこれら極右勢力は、自分達のアジェンダがいつまでも実施されないのならば、第二のマイダン運動ではなく、軍事クーデターで政権を取ってでも実施すると語り、それは今後6か月以内の話である、と語っている。
(http://news.antiwar.com/2014/10/31/ukraine-militias-warn-theyll-launch-coup-in-six-months/)

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●東ウクライナ:発見された286人の女性の遺体
http://en.ria.ru/world/20141031/194885628/Bodies-of-286-Women-Discovered-400-Listed-Missing-in-East.html
【10月31日 RIA Novosti】

 東ウクライナのクラスノアルメイスク市で286人の女性の遺体が発見され、更に約400人に上る数の18歳から25歳の女性が失踪中のリストにあると31日、ドネツク人民共和国首相を自称するアレクサンダー・ザハルチェンコが語った。

 「約400人の18歳から25歳までの女性がクラスノアルメイスクで失踪中である。遺体で発見された286人の女性らは強姦されていた」と、ドネツク国営技術大学の学生らとの会合でザハルチェンコは語った。クラスノアルメイスク市はドネツクの45km北西に位置している。

 2月のキエフでのクーデターに反発する独立派の者たちに対し、ウクライナ軍が軍事行動を起こしたことで、ウクライナの南東地域で4月に武装闘争が勃発した。

 両者は三者コンタクト・グループの会合で9月5日に停戦に合意した。9月19日にはコンタクト・グループの別の会合で停戦実施を明記した覚書が採用された。

 両者はしかし停戦に違反しているとお互いを非難しあった。ヨーロッパ安全保障協力機構(OSCE)特別モニターグループは砲撃などの状況の報告をしている。

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以上は「rockway express」より
ネオナチ勢力を利用する欧米は正義の名に恥じる行動です。口先では良いことを言いつつもやることは極悪非道な行いです。自由民主の名においてこのような極悪非道な行いはやがては天罰が下ることになるでしょう。それは自然が下す天罰です。以上

ユダヤ教の十戒

ユダヤ教の十戒


モーセの十戒

1.私はあなたの神、主であって、あなたをエジプトの地、奴隷の家から導き出したものである。あなたは私のほかに、何者をも神としてはならない。

2.あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。上は天にあるもの、下は地にあるもの、また地の下の水の中にあるものの、どんな形をも造ってはならない。それにひれ伏してはならない。それに仕えてはならない。

3.あなたは、あなたの神、主の御名をみだりに唱えてはならない。

4.安息日を覚えて、これを聖とせよ。六日の間、働いてあなたの全ての業をせよ。
あなたもあなたの息子、娘、僕、婢、家畜、またあなたの門のうちにいる他国の人々もそうである。
あなたはかつてエジプトの地で奴隷であったが、あなたの神、主が強い手と、伸ばした腕とをもって、そこからあなたを導き出されたことを忘れてはならない。それゆえ、あなたの神、主は安息日を守ることを命じられたのである。

5.あなたの父と母とを敬え。これはあなたの神、主が賜る地で、あなたが長く生きるためである。

6.あなたは殺してはならない。

7.あなたは姦淫してはならない。

8.あなたは盗んではならない。

9.あなたは隣人について偽証してはならない。

10.あなたは隣人の家をむさぼってはならない


ユダヤ教徒は、これを決して破ってはならない
十戒を破る者には死が与えられた
イスラエルは十戒を破った破戒者である

だが同じユダヤ教のタルムード教典に書かれていることは?
http://itisyugyousya.dousetsu.com/yudayatarumudo1.html

「タルムード」は絶対に人を殺してはいけないと教えている、というのである。だが、それを裏付けする様に、「タルムード」には次の様な言葉も書かれている。

 「ユダヤ人を攻撃する異邦人は死に値する。ユダヤ人を攻撃する事
 は神の前で聖所を襲撃する事である」(Sanhedrin 58b)

 「異邦人に律法(この場合はタルムード)を教える事は禁じられて
 いる」(Hagigah)

 「律法(この場合はタルムード)を研究する異邦人は死に値する」

今、イスラエルの暴走を批判するユダヤ人達は前者を信奉し
パレスチナ人を皆殺しにしているユダヤ人たちは後者を信奉している

以上は「twitlonger」より

どの宗教も自分のところが一番としています。いくつも宗教が存在すること自体矛盾しています。                                      以上

公明山口代表独占インタビユー、腰砕け批判に反論(2/9)

公明山口代表独占インタビュー 腰砕け批判に反論 連立離脱「心配でできない」

週刊朝日 2014年07月25日号配信掲載) 2014年7月16日(水)配信

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 与党協議では当初、様々な有事にどう対処するのか議論されたが、次第に集団的自衛権発動の前提条件にテーマが移っていった。

 最終的に、発動の新要件の三つが決まり、うち一つは「我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合」となりました。当初は「明白な危険」が「おそれ」、「密接な関係にある他国」も「他国」でした。あいまいなままだと、時の政府が勝手におそれを抱いて拡大させる可能性もある。公明党としてある程度のイメージができるものにしたのです。

 こう胸を張る山口代表だが、「明白な危険」も「密接な関係にある他国」も、時の政権によって恣意的に判断できてしまう──。そう指摘する専門家も多い。また自衛隊の活動範囲についても、制限を設けていない。

 そのあたりは国会でどう判断するかの議論を掘り下げていきます。憲法の基本的な考えをもとに、できる限り規定していくべきだと思っている。

 安倍首相は通常国会召集の1月24日、施政方針演説で集団的自衛権の行使容認に強い意欲を見せた。これに対し山口代表は「政策的な違いだけで連立離脱は考えられない」。大切な“離脱カード”を早々に封印した。結果として首相を揺さぶることができなくなり、党内から批判を浴びた。

 政党が異なれば当然、政策の違いもあります。でもそのたびに離脱、離脱と言っていたら、連立政権の信頼を失ってしまう。昨年の参院選でねじれを解消しましたが、国民は我々に何を期待したかというと、経済の再生、被災地の復興、社会保障の充実です。その期待を裏切って、全く関係のないテーマで離脱したら目的が実現できない。これは国民に対する裏切りです。 離脱すれば政権も不安定になるでしょう。苦し紛れに他の勢力と、安全保障について制約されない決定をしてしまうかもしれない。むしろ「離脱をしない」ということが、タガをはめることになって、公明党の主張にきちんと耳を傾けざるを得なくなる。お互いが真剣に合意点を探って議論するようになる。(安倍自民党と)真正面から向き合うという意味も含め、「連立離脱はありえません」と申し上げたんです。

続きを読む : 安倍首相は9月に内閣改造と…

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以上は「週刊朝日」より

赤ちゃんの「先天性風疹症候群」東京でデモ行進

赤ちゃんの「先天性風疹症候群」、風疹撲滅求め、東京港区でデモ行進(7/3 NHK)

おととしから去年にかけて風疹が大流行した影響で、妊婦が感染して赤ちゃんに障害がでるケースが相次いだことから、障害が出た子どもの親などが参加し、風疹などワクチンで防げる病気の撲滅を求める街頭パレードを都内で行いました。
パレードを行ったのは、風疹などが原因で子どもに障害が出た親や、医師など80人で、「麻しんや風しんを広めないで」などと書かれた垂れ幕やプラカードを掲げて、東京・港区の公園から厚生労働省までパレードしました。
風疹をめぐっては、おととしから去年にかけて大流行した結果、全国で44人の赤ちゃんが目や耳、心臓などに障害が出る「先天性風疹症候群」と診断されています。
パレードで、参加者らは、東京オリンピックが開かれる6年後までに風疹の流行をなくすために、国は、子どものころにワクチンを接種していない人が多く、感染拡大の大きな要因となっている成人男性へのワクチンの無料接種など、対策を急いでほしいと訴えていました。
パレードを主催した団体のひとつ「風疹をなくそうの会」共同代表で、「先天性風疹症候群」で長女を亡くした可児佳代さんは「私たちと同じような思いをする人が二度と出ないよう、予防接種の大切さを知ってもらい、国に対策を急いでもらいたい」と話しています。
関連記事
以上は「東京江戸川放射線」より
これは基本的には自己免疫力の低下が原因とみられます。放射能汚染による被爆が原因です。そのために病気になりやすくなっています。    以上

放射性セシウム体内除去剤」の緊急承認

beltixさん

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放射性セシウム体内除去剤「ラディオガルダーゼ」の緊急承認

【セシウム除去剤の緊急承認①】住友化学とGEヘルスケアの折半出資である日本メジフィジックス社が昨年11月に「ラディオガルダーゼ(プルシャンブルー:放射性セシウム体内除去剤)」の国内販売認可を獲得している。その背景は何だったのか?

【セシウム除去剤の緊急承認②】2010年7月に日本保健物理学会が厚労省に提出した「放射性物質による体内汚染の除去剤の早期承認に関する要望」によれば、同学会では来るべき六ケ所村再処理施設の本格稼働、核テロ対策に向けたセシウム除去剤の緊急認可を提言している。

【セシウム除去剤の緊急承認③】日本保健物理学会などの要望を受けて、厚労省が「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」において導入を検討。検討会議の情報は参考資料参照。

【セシウム除去剤の緊急承認④】先の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」(第6回:2010年11月10日)時点では、既に日本メジフィジックス社からの「ラディオガルダーゼ」は11月4日に承認済みとなっている。第5回会議(10月6日)以前の記録では討議された形跡がない。

【セシウム除去剤の緊急承認⑤】つまり、厚労省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議での検討結果を受けて開発企業の募集又は開発要請を行った医薬品のリスト」に同薬が収載されてから承認までのプロセスが、異例なほど迅速に処理されたことを物語っている。

【セシウム除去剤の緊急承認⑥】また、「ラディオガルダーゼ(プルシャンブルー:放射性セシウム体内除去剤)」の承認を獲得した日本メジフィジックス社は、厚労省から同薬以外に他に2つの放射性物質の体内除去剤の開発依頼を受けている。

【セシウム除去剤の緊急承認⑦】恐らく早晩厚労省が認可すると思われる放射性物質体内除去剤は、「Ca-DTPA」「Zn-DTPA」という2種類の「DTPA」薬で、これはプルトニウムに代表される放射性重金属の体内除去を目的としたもので、国際的には標準薬として普及しているものだ。

【セシウム除去剤の緊急承認⑧】まとめ:昨年7月から11月という短期間に、放射性物質体内除去剤が緊急承認されたという事実は、何を意味しているのだろう。その時点で何か重大な放射能汚染を予測する事象が懸念されていたのか? まるで、福島原発事故に備えたような「先見の明」が気にかかる。

体内汚染の軽減を効能・効果とする国際的標準薬剤の国内初導入

報道関係者各位
2010年11月4日
日本メジフィジックス株式会社

放射性セシウム体内除去剤「ラディオガルダーゼ®カプセル500mg」承認取得のお知らせ
〜体内汚染の軽減を効能・効果とする国際的標準薬剤の国内初導入〜

日本メジフィジックス株式会社(本社:東京都江東区 代表取締役社長:三上信可)は、放射性セシウム(137Csなど)による体内汚染の軽減を効能・効果とする医薬品「ラディオガルダーゼ®カプセル500mg」(以下、「本剤」)について、10月27日付で製造販売承認を取得しましたのでお知らせします。

 本剤は、開発者であり、また諸外国において製造供給実績のあるドイツのハイル(Heyl)社との提携により、弊社がわが国において本剤を輸入販売するもので、販売体制が整い次第発売する予定です。

 放射性セシウムは、原子力関連施設における廃棄物などに含まれているために、災害時において被ばく原因となるリスクがあります。また、医療用(癌治療の放射性線源)や工業用(滅菌や測定)などに広範に使用されている放射性同位元素のひとつです。放射性セシウムによる被ばくが発生した場合の体内汚染軽減のためには、出来るだけ短時間の内に本剤を経口投与することが望ましいことから、今後、国内各地域の緊急被ばく医療対応機関、災害拠点病院等での備蓄の推進が期待されます。

本剤は、国際的には、米国において Strategic National Stockpile の制度に基づき国家備蓄が開始されているほか、世界保健機関(WHO) においても Essential Medicine の一つとして備蓄推奨のリストに上げられるなど、標準的な放射性セシウム体内除去剤として位置付けられています。
 一方国内では、厚生労働省による「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」において、関係する学会等からの導入要望を受け、今回迅速な承認取得に至りました。今後適切な備蓄体制を推し進めるための制度的な枠組みについて、原子力災害対策あるいは国民保護計画の観点から新たに整備されていくことが望まれます。弊社は、本剤に対する社会的なニーズを認識し、本剤の供給を通じて、わが国における原子力災害対策に貢献したいと考えています。


 日本メジフィジックス株式会社は、疾病の早期診断に有用とされる核医学診断に用いられる高品質な放射性医薬品の開発、製造、供給に取り組んでまいりました。今後もわが国の医療のさらなる発展のために貢献を続けてまいる所存です。日本メジフィジックス株式会社は、住友化学株式会社とGEヘルスケア(英国)の合弁企業で、放射性医薬品のトップメーカーです。

本件に関するお問い合わせ先
日本メジフィジックス株式会社(URL: http://www.nmp.co.jp) 総務部(広報担当)
本社 東京都江東区新砂3-4-10 電話 03-5634-7006 FAX 03-5634-5170
関西事務所 兵庫県尼崎市潮江1-2-6 電話 06-4300-5541 FAX 06-6492-2549

放射性セシウム体内除去剤「ラディオガルダーゼ®カプセル500mg」の概要

製品名: 和名 ラディオガルダーゼ®カプセル500mg  洋名 RADIOGARDASE®
一般名: 和名 ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)水和物
効能または効果: 放射性セシウムによる体内汚染の軽減
用法・用量: 通常、1回6カプセル(ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)水和物として3g)を1日3回経口投与する。なお、患者の状態、年齢、体重に応じて適宜増減する。

上記は、Radiogardase(ラディオガルダーゼ)を日本で輸入販売することとなった、日本メジフィジックス社のプレスリリースです。

ラディオガルダーゼ®(カプセル500mg)の特徴

1.放射性セシウムによる体内汚染を軽減させます。

本剤は、放射性セシウムの体外排泄を促進(注1)することにより、生物学的半減期を約1/3に短縮させます。放射性セシウムの生物学的半減期が短縮することにより、内部被ばくに起因する骨髄抑制等の急性放射線症候群(注2)のリスクを低下させることが期待されます。

(注1)放射性セシウムは呼吸器官または消化器官を介して体内に吸収された後、その大部分が腸肝循環することにより、長期間にわたり体内に留まるとされている。本剤は放射性セシウムの腸管からの吸収・再吸収を阻害し、糞中解説を促進すること及びその作用は長期投与においても持続し、かつ投与開始時期に依存しないことが示唆されている。

(注2)全身に約1Gy以上の放射線を被ばくすると、身体の各臓器にさまざまな障害が現れる。これら一連の症状を呈する病態を急性放射線症候群という。具体的には、高線量かつ全身被ばくにより骨髄障害、消化管障害、皮膚障害等を起こし、免疫能の低下や感染症、出血傾向、下痢、下血、湿疹、びらん、潰瘍等の症状を呈する。これらの症状が重篤になれば、生命の危機を来たし、死に至る場合もある。

2.副作用

本剤は副作用発現頻度が明確となる臨床試験を実施していません。(注3)

(注3)国内での申請にあたり、Cs137で体内被ばくを生じさせる臨床試験の実施は倫理的観点から適切ではないと判断し、新たにヒト被験者における臨床試験は実施していません。米国承認時における資料に医学薬学上公知と考えられた文献等を追加し、製造班美承認申請を行ないました。

開発の経緯

セシウム137(Cs137)は、1941年にSeaborgらによって発見された核分裂反応生成物であり、原子力発電所の廃棄物や核実験からの降下物等に含まれる。一方で、ガン治療のためのガンマ線源、ガンマ線滅菌の線源や水分密度計等、さまざまな分野で用いられている。

体液に可溶性であるセシウムは、呼吸器官又は消化器官を介して吸収され、全身にほぼ均一に分布し、腎臓から排出されるが、その大部分が腸肝循環することにより、長期にわたって体内に留まる。Cs137等のセシウムの放射性同位元素(以下、放射性セシウム)による体内汚染は、被ばくにより重篤な疾患又は死亡をひきおこす可能性があるため、放射性セシウムを体内から除去する薬剤の開発が期待されていた。

ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)水和物(Prussian Blue Insoluble:以下、PB)は、放射性セシウムによる体内汚染患者において、イオン交換及び結晶構造内への吸着の原理に基づいて放射性セシウムと結合し、腸管からの再吸収を妨げることによって体外への排泄を促進する。1966年にMadshusらは、PBによるヒトでのCs137体内除去を評価し、Cs137を摂取した人ではPBが治療選択肢となることを示唆した。

本PBを有効成分とするカプセル剤(本剤)は、1997年9月にドイツで(製剤名)「Padiogardase®-Cs」として、また、2003年には米国で(製品名)「Radiogardase®)として承認されている。1987年にブラジルのゴイアニアで発生したCs137による放射線事故(以下、ゴイアニア事故)時の治療において、Cs137の体内汚染除去剤としての効果がみられたこと、及び重篤な副作用は認められていないことから、国際的に緊急被ばく時に安全に使用できる薬剤としてガイドライン等に盛り込まれている。

一方、我が国では、1999年9月にウラン加工工場において発生した臨界事故を契機に、原子力安全委員会において緊急被ばく医療体制の全面的な見直しが行なわれた結果、2001年に「緊急被ばく医療のあり方について」がまとめられた。2008年10月、本報告書の改訂に伴い、内部被ばく治療法の具体例とともに薬剤を併記した一覧が追加され、PBは放射性セシウムによる体内汚染に対する薬剤としてこの一覧に含められた。こうした国家体制の整備、日本医学放射線学会、日本核医学会、日本中毒学会及び日本中毒情報センターからの早期承認に関する要望、Cs137体内汚染された患者の緊急被ばく医療の重要性に鑑み、当社は本剤を「ラディオガルダーゼ®カプセル500mg」の班売名で、「放射性セシウムによる体内汚染の軽減」を効能・効果として開発・申請し、2010年10月に製造販売承認を取得した。

以下は参考資料

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カテゴリ一覧

以上は「NAVER まとめ」より

これは「3.11テロ」が起きる直前に承認されたものです。事前に「3.11テロ」を見越していた動きです。このように事前に知らされていた公務員が存在しているのです。この口封じもあり安倍政権は「特定秘密保護法」を制定しました。            以上

MERS:ウイルス発見の医師「直後に解雇」 サウジ

MERS:ウイルス発見の医師「直後に解雇」 サウジ

毎日新聞 2014年06月14日 09時36分(最終更新 06月14日 14時41分)

MERSウイルス発見の経緯を説明するアリ・ムハンマド・ザキ医師。現在、カイロの大学で教壇に立つ=カイロで、秋山信一撮影
MERSウイルス発見の経緯を説明するアリ・ムハンマド・ザキ医師。現在、カイロの大学で教壇に立つ=カイロで、秋山信一撮影

 ◇「封じ込めには世界的な協力が必要だ」 保健省の圧力疑問視

 【カイロ秋山信一】サウジアラビアを中心に世界各地への感染拡大が懸念されている中東呼吸器症候群(MERS)ウイルスを2012年に最初に確認したエジプト人ウイルス専門医、アリ・ムハンマド・ザキ医師(60)が毎日新聞のインタビューに応じた。ザキ医師は「封じ込めには世界的な協力が必要だ」と強調。MERS確認直後にサウジアラビア保健省の圧力で病院を解雇されたことを明らかにし、サウジ政府の感染症対策に関する姿勢に疑問を呈した。

 ザキ医師はサウジ西部ジッダの私立病院で1994年からウイルス専門医として勤務していた。2012年6月に高熱や肺炎の症状があるサウジ人男性(当時60歳)を診察。男性は腎不全も併発し、入院から11日後に死亡した。ザキ医師は男性の痰(たん)から新種とみられるコロナウイルスを検出。確認のため、サウジ保健省とオランダの研究機関に検体を送った。

 オランダの研究機関の検証で、新種だと確認されたため、ザキ医師は12年9月に世界共通の感染症情報ネットワーク「ProMED」を通じて報告した。同様の症状の患者を診察していた英国の病院から問い合わせがあり、MERS感染が確認されるなど、感染の実態調査にも寄与した。

 だが報告から4日後、サウジ保健省は、ザキ医師が無許可で検体を海外に送ったことを問題視し、病院への監査を開始。ザキ医師は「検体を海外に送るのに保健省の許可は不要だ」と反論したが、数日後に病院から解雇を通告された。病院からは「保健省の意向に沿った判断」との趣旨の説明があったという。

 ザキ医師は「不当な行為は何もしていない。保健省には問題を海外に広げたと捉えて、快く思わない人たちがいたようだ。サウジに残っていれば、感染源の確認などの研究を継続できたはずだ」と話した。

 毎日新聞は5月下旬、ザキ医師の解雇の経緯やMERSへの対応についてサウジ保健省に文書で問い合わせたが、今月12日までに回答がなかった。元勤務先の病院も取材に応じなかった。

 世界保健機関(WHO)は世界中からサウジを訪れるイスラム教徒の巡礼者らにも注意を呼びかけている。

写真特集

  • MERSウイルス発見の経緯を説明するアリ・ムハンマド・ザキ医師。現在、カイロの大学で教壇に立つ=カイロで、秋山信一撮影

以上は「毎日新聞」より

正直で正義の人を排除する国は悪い国と言えます。米国のスノーデン氏も同様です。日本も米国同様です。無実の罪で罰せられている人が如何に多いことからも正義の通らない国となっています。安倍政権になってから余計にその傾向があります。 以上

2014年12月 1日 (月)

イラン:アメリカの反「イスラム国」政策の矛盾を指摘


アメリカのイスラム国にたいする姿勢の矛盾を突くイランのアブドライアン外務副大臣

◆11月6日

 イランの外務副大臣が日本の外務省高官にイスラム国と戦う、というアメリカとその同盟国のやっている矛盾を説明したようだ。そのような見方がある、ということくらいはいくら日本の外務省だといっても知っているであろうが、それが言いがかりである、と判断するのか、事実はまさにその通りである、と内心でもいいから理解して納得しているのか、が問題である。

 以前から指摘しているように、この世界はヤクザやマフィア、それ以上の大国同士の戦いのアリーナだから、ヤクザの親分が言いがかりをつけて、他国に乗り込んでくるというようなことが何度も起きている。戦後の平和憲法やその他のアメリカの占領政策の残した遺物で出来上がった現在の日本は、現実ではない妖しい幻想の論理の上に生存を維持している。

 もしもシリアが日本の平和憲法をノーベル賞ものの憲法だとして、採用でもしていたら、今頃はシリア国家は破壊され、シーア派の住民は男子は全員虐殺され、婦女子はイスラム国のテロリストの餌食となっているであろう。シーア派ばかりか、ドゥルーズ派、キリスト教シリア人、アルメニア人、クルド人、それに穏健派スンニー派教徒も同様の扱いをうけたであろう。

 この世が正義も正論も通じない、弱肉強食のアリーナであることを片時も忘れてはいけない理由が、このシリア情勢で理解できるはずだ。イランはシリア情勢の中に、次は我が身、という運命を感じながら見ているし、まただからこそシリア支援に真剣なのだ。それはロシアも同様である。これらの勢力が存在して初めて、世界はなお、バランスが微妙に取られている現実がある。

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●イラン:アメリカの反「イスラム国」政策の矛盾を指摘
http://www.rferl.org/content/under-black-flag-islamic-state-iran-abdollahian/26672019.html
【11月3日 Radio Free Europe】

 イランのメディアは、ペルシャ語と英語で、イランの外務副大臣であるホセイン・アミル・アブドライアンの、イランがアメリカのイスラム国(IS)グループに対する戦闘とシリアにおける意図を疑惑の目で見ているという発言を大きく取り上げている。

 アブドライアンは、イランはアメリカとその同盟国の「テロとの戦争とイスラム国」との対応にひどい矛盾を感じていると語ったと、11月2日イランのメディアが報じた。

 イランの外務副大臣はこの発言をイランを公式訪問している日本外務省のヨムラ・ツカサ総合外交政策局局長との会談で行った。

 アブドライアンは、アメリカとその同盟国は過去の過ちから学ぼうという意識は明らかに持っていない、というアヤトラ・アリ・ハメネイ師の、アルカイダとタリバンは中東におけるイランの対抗勢力にするため欧米が作り上げた存在である、という非難を引用して語った。

 イランとアメリカはISに対し両者共に戦っている。イランはロシアと共にシリアのアサド大統領の最強の同盟国だが、アメリカ主導の反IS同盟に反対している。反面、ロシアのこの同盟に対する反対はこの同盟勢力が国際的組織、とりわけ国連安全保障理事会と、アサド政権の合意を度外視して行動している点を主に非難しているが、イランは、この地域でアメリカが勢力を獲得するための口実としてISに対抗する同盟勢力を利用している点を非難している。  

 イランのいくつかのメディアはこれらの非難と共に陰謀論の領域に入りだしている。イラン軍と連携しているデファ通信社は、11月3日の記事で、アメリカはISに対する攻撃をシリアの油田を破壊するための口実に利用しているのでは、と指摘している。

 彼の最近のコメントでアブドライアンは、ロシアとシリアのシリア問題に対する姿勢と同調し、アサド政府に対する武装反乱とISの脅威を一緒に見ている。シリアの問題を解決する唯一の手段は、「テロリズムに対する真剣で実践的な闘いを進めること、国際的は支援を送ること、難民となった人々を故郷に帰すよう支援する努力をすること、シリアの領土を確保すること」と彼は語った。

 ロシアとシリアは武装反乱に対するテロとの戦争の意味でシリア問題を見ている。

 シリアは国営通信を通じて、シリア軍が「テロリスト」-ISとその他のグループ、と戦っていることを強調し、この「国際的」テロリストの脅威に対するシリア国民の一体性と領土の統一を強調している。

 11月2日、シリアの情報大臣であるオムラン・アル・ズビは、シリアの危機的状況を解決するのは統一的姿勢であることを主張した。

 かつてないほどに、シリア人は国家のアイデンティティーを維持する決意であり、生に対する彼らの意思はテロリストらが拡散しようとしている死の文化を圧倒している」と大臣は語ったと、シリア国営通信(SANA)が報じた。

 シリアは更に、アメリカ主導の同盟勢力のやっていることは、アサド政府とシリアの国家主権を危うくせんとするものである、と指摘した。

 同様にズビ大臣は、イラクのクルド人部隊であるペシュメルガがコバニ市でISと戦っている同胞の支援に向かうため国境を超えることを許可する、トルコの最近の決定について、トルコは「オスマン帝国の思想的継承者」だとし、つまりトルコ政府は帝国主義的野望を抱いている、と批判した。

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以上は「rockway express」より
今のアメリカの政策には矛盾が多すぎます。政策に手詰まりがおきているのです。うそにうそをつく政策を採ったために矛盾しているのです。          以上

便利でも不安要素だらけ!管理栄養士が絶対食べないNG食品4つ

283569 便利でも不安要素だらけ!管理栄養士が絶対食べないNG食品4つ
 
がっちゃん ( 52 大阪 ) 13/11/20 AM08 【印刷用へ
管理栄養士という国家資格があります。

主な業務は、
・個人の身体の状況、栄養状態等に応じた高度の専門的知識及び技術を要する健康の保持増進のための栄養の指導
・特定多数人に対して継続的に食事を供給する施設における利用者の身体の状況、栄養状態、利用の状況等に応じた特別の配慮を必要とする給食管理及びこれらの施設に対する栄養改善上必要な指導等

いわば、食事を通して健康管理するプロです。
そんな管理栄養士が便利だけど、絶対食べない食品が有るそうです。

以下、『美レンジャー | 美人が「キレイ」で世界を救う!』リンク より引用です。

 皆さんが今口にしているその食品は、どんな理由で選びましたか? カロリーが控えめでダイエット向きだから? 体によさそうと感じたから? 実はその食品選び、間違っているかもしれません。

今回は、管理栄養士が食べない NG食品をご紹介したいと思います。

■1:○○の素
 管理栄養士の高橋さんが警鐘を鳴らすのが、身近な食品である“○○の素”です。カレールーや、鍋の素、炒め物の素など、便利な調味料には落とし穴がいっぱいだそう。

 それぞれの原材料を見てみると、カレールーで一番多いのは脂、鍋の素は果糖ぶどう糖液糖というコーンシロップ、そのほか添加物も多数。いくら簡単に出来るとはいえ、脂のカレーやコーンシロップ鍋は食べたくないですよね?

■2:ドレッシング
 ドレッシングに脂が多いのは皆さんご存知かと思いますが、意外な落とし穴は“ノンオイルドレッシング”です。ノンオイルならヘルシー!と思ったら大間違い。実は、鍋の素と同じ果糖ブドウ糖液糖が一番多く使われているのです。

せっかくノンオイルでも、シロップをサラダにかけていたら、ヘルシーではないですよね。

■3:ゼロカロリー食品
 これは、一番気をつけていただきたい食品です。ゼロカロリーでも太ります。まず、ゼロカロリーと言っても「5kcal以下であれば0kcalと表示してよい」という食品表示法のルールがあるので、厳密にはゼロではありません。

 しかし、そんなに低カロリーなのにしっかり甘さを感じるのは、人工甘味料の力です。人工甘味料は、砂糖の何百倍もの甘みがあるので、低カロリーにすることが出来るのですが、カラダは砂糖と人口甘味料の区別がつきません。

 人工甘味料を摂ることで、砂糖を摂ったときと同じように大量のインスリンを出してしまいます。すると、カラダは低血糖状態になり、また甘いものが欲しくなります。インスリンで下げた血糖は、脂肪としてカラダに蓄積されるので、低カロリーなはずなのに太ってしまうという訳です。

■4:コンビニの食品
 24時間いつでも食べ物を買う事が出来るのはとても便利ですが、常温又は冷蔵でも、何時間も腐らない食べ物っておかしいですよね。常温コーナーのパンやお菓子はもちろん、おにぎりやお弁当にも、腐らせないためにたくさんの保存料が使われています。

 一番怖いのは、ほとんどのパンやお菓子に使われているショートニングやマーガリン。これは、“食べるプラスチック”とも言われ、自然界には存在しない脂のためカラダに入ると悪さをします。便利である事は間違いありませんが、健康にとってどうなのか?ということを、少し考えてみてはいかがでしょうか。


いかがでしたか? 管理栄養士の方が指摘する食品の意外な落とし穴。皆さんは、知らぬうちに落とし穴にはまってはいませんでしたか? これを機に、食生活を今一度見つめ直してみてくださいね。
 

 

以上は「るいネット」より

意外に知らないで食べているものがあるのです。注意しましょう。   以上

公明山口代表独占インタビユー、腰砕け批判に反論(1/9)

週刊朝日

公明山口代表独占インタビュー 腰砕け批判に反論 連立離脱「心配でできない」

週刊朝日 2014年07月25日号配信掲載) 2014年7月16日(水)配信

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山口那津男・公明党代表 やまぐち・なつお 1952年生まれ。弁護士から90年衆院選で初当選(2期)。2001年から参院に転じた(3期)。09年9月に党代表就任 [拡大]

他国が武力攻撃を受けた際に助太刀する集団的自衛権。安倍内閣は7月1日、行使容認の閣議決定をした。「平和の党」を掲げながら、安倍晋三首相(59)の執念に押し切られた公明党。切り札の「連立離脱カード」を早々に捨て、なぜ賛成へと舵を切ったのか。不仲とされる安倍首相との本当の関係は? 山口那津男代表(62)が全てを語った。

 公明党は昨夏の参院選でも「行使容認に断固反対」と言っていたのに、なぜ変わったんだとの批判を受けています。私が反対していたのは、外国の防衛を目的とする全面的な集団的自衛権の行使。今回の閣議決定ではそれを認めていません。あくまで自国防衛のための武力行使で、限定的なものになっています。いわゆる集団的自衛権は認めていない。個別的自衛権に毛が生えたものと、そう理解しています。

 永田町きっての政策通で、党代表の前は政調会長だった山口代表は、こう語った。細川連立内閣では防衛政務次官を務めてもいる。今回の集団的自衛権の協議では安倍首相の勢いに押されながらも、閣議決定に至るまでに様々な歯止めをかけたと主張する。

 まず今回の協議に入る前に、我々は首相にメッセージを発信していました。「個別的・集団的自衛権を問わず、武力行使には制限がない」という考え方は採用しませんよ。「国連の集団安全保障など国際法上合法となったものは憲法の制約が及ばない」という考えも採用しませんよと。これらは第1次安倍政権後、首相の諮問機関である安保法制懇が示したものですが、過去の政府解釈を大きく変えてしまう。だから公明党は反対と言い続けました。これに対し首相は5月15日の記者会見で「どちらも採用しない」とはっきりおっしゃった。まず議論の入り口で、これまでの政府解釈の大枠は守られたのです。

続きを読む : 与党協議では当初、様々な有…

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以上は「週刊朝日」より

集団的自衛権行使容認で公明党が、党是である平和の党から戦争も許容する党へ転換したことは、歴史的に重要な節目であったことは誰もが認める転換点です。どんな屁理屈も受け付けません。今後の政治が結果を証明するでしょう。平和から戦争への転換です。公明は戦争を嫌う創価学会という宗教集団の支持を受けている政党です。他の宗教団体では明白に集団的自衛権行使に反対を表明しています。真の宗教団体であれば当然なことです。日蓮宗の日蓮が今回の公明党の政治行動を見れば何と言うことでしょうか結果は歴然としています。今の公明党はもはや日蓮の宗教観からは離れた遠い存在になっているようです。破門に相当します。 崩壊の始まりです。       以上

インド最高裁「女性は持参金禁止法を乱用」と判断

インド最高裁「女性は持参金禁止法を乱用」と判断

2014 年 7 月 4 日 11:44 JST 更新

インドの花嫁(6月15日、ニューデリー) Associated Press

 インドの最高裁判所は、女性は夫や姻戚による嫌がらせから守るために作られた法律を乱用していると批判した。

 1983年に施行された持参金禁止法は元来、夫や姻戚による、時に殺人にまで発展する虐待から女性を保護することが目的だった。しかし最高裁は3日、同法は今では「不満を抱く妻たち」によって「武器として使われている」との判断を示した。

 最高裁の2人の裁判官は21ページから成る命令書の中で、「夫やその親戚を苦しめる最も簡単な方法は逮捕させることだ」と指摘した。裁判長はチャンドラマウリ・クマル・プラサド裁判官が務めた。

 命令書は、一部のケースでは「夫の寝たきりの祖父や祖母、何十年と海外で暮らしている姉妹たちが逮捕されている」としている。

 インド国家犯罪記録局(NCRB)によると、2012年に同法違反で逮捕された人は4万7951人の女性を含めて20万人近くに上るが、このうち裁判で有罪となったのは15%にすぎなかった。

 2人の裁判官は、当局は同法違反の告訴を受理する前に、同法の一部であるいわゆる9チェック項目を調べなければならないと指摘した。その上で、警察が逮捕した場合でも、容疑者をさらに拘留するには裁判所の許可が要るとしている。

 結婚に関連して物品を贈ったり受け取ったりする、いわゆる持参金は、インドのほとんどの家庭で行われている昔からの伝統。嫁の両親は現金や衣類、宝石などを夫側の家族に贈る。夫側の要求が次第に高まると、十分な持参金を出せない女性は嫌がらせを受けたり殴られたり、時には焼き殺されることもある。

 持参金は1961年に違法とされたが、その後もインドの一般的な風習として行われている。83年になって改正法ができると、告訴があれば直ちに容疑者―しばしば夫とその家族―が逮捕できるようになった。

 法律は女性への嫌がらせの抑止効果を狙って導入されたものだが、持参金関連の殺人は逆に増え続けた。11年には持参金関連の嫌がらせで女性が死亡する事件が8600件以上あり、前年の8391件を上回った。02年はまだ6000件強だった。

 女性活動家や法律の専門家は最高裁の判断を非難している。人権問題を扱っているニューデリーの弁護士ナイナ・カプル氏は、最高裁は「社会の均衡を図ろうとして、女性を定型化している」と述べた。社会研究センターのランジャナ・クマリ氏は「最高裁の言うように法律が乱用されているなら、責められるべきは法執行当局であり、社会の中の女性ではない」とし、「この判決は無用だ」と語った。

以上は「the wall street journal」より
どこの国もいまいちですね!理想的な国がすくなくなりました。  以上

政府や大手メデイアの被爆リスク矮小化のトリック

政府や大手メディアの被曝リスク矮小化のトリック

以下は,X(ペケ)code Programmingさんからの引用(一部)です。

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放射線濃度と癌罹患率の関係
   
WHO 国際ラドンプロジェクト - (独)放射線医学総合研究所 山田 裕司氏

『100Bq/m3レベルという比較的低いラドン濃度環境においても肺がんのリスクが有意に高い。しかも、その線量-効果関係は例えば図1に示すように、閥値無しで直線的な関係にあるという衝撃的な結果が明らかになってきた(ref. Darby2004)。統いて発表された北米の統合解析においても、100 Bq/m3レベルにおいて肺がん゛リスクの有意な値が報告されている(ref. Krewski2005)。』

我々が平均的に受ける自然放射線 2.4mSv/年のうち、1.2mSv/年は空気中に存在する放射線源で、そのうち最も影響の大きい放射性物質が希ガス類のラドンです。日本の場合、屋外におけるラドンの平均濃度は 0.0074Bq/ℓで、呼吸により平均毎時4.9ナノSv 被曝しているそうです。

空気中の放射性ラドンが0.1Bq/ℓという比較的低濃度の環境でさえ、肺がんの発生率が上がり、しかも、ここから下は安全という閾値が存在せず、単純に濃度に比例して肺がんの発生率が上がっていくという事が、2004年の上記の研究で発表されました。

気になるヨウ素131、セシウム134, 137についてはどうなのでしょうか? 物質の化学的特性によって体内での経路が異なったり、生物学的半減期が異なるため一概にこうだということはできないのでしょうが、ガン罹患率と濃度の関係においては、ラドンと同じ線形を示すのであれば、閾値はなく、濃度に比例すると考えるのが自然です。

長期に渡る低放射線被曝の生体実験例があまりないらしいので、グレーは黒と見なす、安全にシフトしたリスクヘッジをすべきではないでしょうか。

最近の傾向をみますと、政府や大手メディア等に、『外部被曝』と放射性物質を体内に取り込む『内部被曝』を恣意的に混同して、事を矮小化しようとする傾向が見られますので、注意が必要です。

プルトニウムが崩壊してα線
腎細胞内で長崎のプルトニウム型原子力爆弾由来のプルトニウムが崩壊してα線(2つのヘリウム原子核)を放出した軌跡を捉えた。(長崎大)

60年以上もプルトニウムが体内に残るという証拠ですね。

http://iphonia.exblog.jp/14565127/
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Twitterで画像を見るTwitterで画像を見る

政府や大手メディア等に、『外部被曝』と放射性物質を体内に取り込む『内部被曝』を恣意的に混同して、事を矮小化しようとする傾向が見られますので、注意が必要です。http://iphonia.exblog.jp/14565127/ "@pecko178 :pic.twitter.com/jy4VBboEeA"

「鼻血問題」こそ放射能問題の核心だった!

『鼻血問題』こそ放射能問題の核心だった!ホットパーティクルの危険性を今こそ世に出さねばならない!!

 みなさん、長い旅にお付き合いくださりありがとうございます。
目指すトンネルの先の光景が見えてきたようです。
 が、引き返すことだけはなんとしてでも食い止めなければなりません。

ともに、抜け出られるよう、最後の戦いが始まります。

   ************

 ガン治療の第一人者「北海道がんセンター名誉院長:西尾正道氏が
5月23日に議員会館での記者会見で
「甲状腺がんは内部被ばくによるものだ。」
「原因物質発見はノーベル賞に値し、全ての研究はここから始めれば
チェルノブイリ(広島長崎も?)の状況など全て解明できる。」
と講演しました。

拙ブログ記事
http://mak55.exblog.jp/20745879/
http://mak55.exblog.jp/20746645/

 私もウクライナ視察に行き 空間線量が0,1μSv/hを下回り
事故後12年たって生まれてきた高校生の95%以上にのう胞,結節が見られ
250人の高校で毎年複数のがん患者がでて その母親たちが今甲状腺がんになっ
ている現状を見てきました。 

 2カ月で消えるヨウ素は母親たちが子供の時に経験したものでしょうが
現在の高校生には関係ありません。

空間線量ではなく内部被ばく。
食事は給食。
年に3週間以上、スイスに保養に行って守られている子供たち。


空中浮遊のエアロゾル=ホットパーティクル吸引による
内部被ばくで甲状腺がんや鼻血に。
_________引用開始__________
「人間は環境化学物質の83%を空気(肺)から取り込み
食品からは7%
飲料からは8%に過ぎない
私たちが一日に呼吸する空気は約20キロ
食べ物や水の摂取量の およそ10倍」

村上周三・東京大学名誉教授
「住まいと人体、工学的視点から
(臨床環境医学 第9巻第2号、pp.49-62)

______ここまで__________

となれば、除染しない山林や農地からの原因物質の舞い上がりが
長期化する放射能被害の原因だということになります。

_________________
 ○○学者との「鼻血」対論
被ばくの身体換算から
局所換算。
そして『原因物質換算』へ
http://togetter.com/li/670446
_____________________
上記と異なる観点=放射線をとりあえず無視し
化学的特性で健康リスクを推論してみます。



原因物質「ホットパーティクル」はあらゆる原子の集合体です。

たまたま気象庁発表のパーティクルがセシウム含有5%だったのだと私は思います。
http://mak55.exblog.jp/20744348/

素人の私の心配は パーティクルがたった1ミクロンであっても
微細爆弾ではなかったか?ということです。

http://pds.exblog.jp/pds/1/201405/10/89/d0180289_20341686.png

「鉄、亜鉛、マンガン、酸素が、均一に分散」

鉄は微細で火をつければあれば燃えます。
http://www.youtube.com/watch?v=RIQs8ss8thM
亜鉛は自然発火。
http://www.youtube.com/watch?v=54rRFbE2tHU
酸化鉄の酸化アルミの粉末は高温を発します。
http://www.youtube.com/watch?v=Fy105vIdS8Y

そして、拙ブログ記事http://mak55.exblog.jp/20734814/
でも紹介した
セシウムの水との爆発的反応性
https://www.youtube.com/watch?v=8PPsQojK94Q
【簡単な内容説明】
アルカリ金属には反応性が低いものから順に
リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウ­ム、セシウム、フランシウム。

カットすると金属光沢が見られるが、
空気中の酸素と反応して次第に光沢­が失われていく。

ほかのアルカリ金属も同様であるが、カリウム以降のものは
一瞬で光沢­が失われてしまって、観察できない。

また、全て、常温で水と反応して水素を出すが、
カ­リウムやルビジウムでは反応が激しすぎて
発生した水素が反応熱により発火してしまう。­

セシウムに至っては容器が割れてしまうほど激しい。
_____________________
酸化反応はセシウムは強烈。
【地獄玉】は「発火剤」と「燃料」の団子。
酸や酸素との出会いが引き金になって
爆発、発火、発熱、放電の作用があるのではないか?


*********************

写真の白い表面は
パーティクルの酸化膜。

初期プルームのキセノンガスに包まれ、還元状態を保って
いる状態では金属表面むき出しではなかったか?

それが体内で粘液や水分と触れれば、即
上記の熱反応等が起こったのではないか?

つくば市に飛んで行った時間や、取り巻く還元ガスが消えて
パーティクルが酸化した状態を考えれば

この酸化皮膜が発達し「水溶」または、水との反応性はなくなる。
が、
酸による皮膜浸食により
発火、または熱を持ったり 電流が流れたりするの
ではないか?

もっと時間がたてば緩やかに内部まで酸化が進み全体が酸化物になり
化学的反応は鈍くなるかもしれない。

物理や化学の学者はこの辺のところは簡単にわかるのではないでしょうか?

「死の灰」の正体が分かり
「死の灰」の危険性を研究するだけのことであり
その正体を語らないのが「最大の危険」。

21世紀の現代において
「原因物質を論じない」ことにおいて
何が「科学的」なのであろうか?

つまり、
言論を封殺し、統制、誤誘導する
欲に絡め取られた『体制』こそが
生命にとって最も危険な【危険物質】なのである。

「砕氷船」として「極点」が見えた心境だ。

「原因物質」=ホットパーティクル。
名づけて『地獄玉』が
日本で、世界で、周知されれば
広島長崎、世界中の被曝者が今後の対応において
報われるということである。

「世界市民」として「拡散するだけ」で、確実に世の中が変わります。

もし逆行する人がいれば、時代の裁きに合うことは時間の問題です。

科学は地動説を天動説に変え
人々は宇宙の摂理の中で生き死にしている以上

科学的真実を隠蔽はできないのです。

「知れば勝利」
「知らずは玉砕」

みなさんの良心と理性、そして行動が、この世界を
地獄とするか、分かち合う浄土とするか?

今が分かれ目です。

「原因物質」を語れない人は命の敵
以上は「大山こういち氏」ブログより
小生も鼻血を出したので良く理解できます。「3.11テロ」の実態を解明すべきです。日本政府はあまりにも嘘が多すぎます。国民の犠牲が増えるだけです。人口減少がますます激しくなります。                               以上

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