ガンは癌にあらず、第四章・試論(その三)4.3.1(53)
4.3 試論(その三)
家系は[ウイロイドライク]の垂直(母子)感染~感染,発症,分類
試論(その三)
[糖尿病の家系],[一族に癌が多い],[兄弟はみんな高血圧]などとよく言われるが, [家系]や[体質]と言っているものは, [病気の体質を遺伝した]のではなく, [免疫系が非自己と認識しているウイロイドライクを, 親から子供へ垂直感染(母子感染), または, 水平感染(接触感染)した]ものである.
ウイロイドライクの[感染]とその臓器親和性が, [体質]や[家系]と一般によく言われていることに対する決め手である. 成人になり, 免疫力が下がってから発症する[成人病]イ)の多くは感染症であり、[免疫病]ともいえる.
ウイロイドライクはDNA,RNAと考えており, これらの感染は, 生命科学で言う[形質転換]である.[体形]は遺伝し, [家系]や[体質]は感染する, と考えている.
イ)これを厚生労働省は[生活習慣病]と定義しているが, [成人病]、[免疫病]の方が実態に近い.
4.3.1 体質と家系は垂直感染:[ウイロイドライク]⇔体形は遺伝:[遺伝子]
[ヒトの体形と体質]については次のように考える. [体形]は身体を形成するために必要とするたくさんの遺伝子から導かれる. 一方, [体質]は祖先が太古から感染してきたウイロイドライク(病原体核酸類)の集積したものから成り立っている.
ヒトの細胞は全て同じ遺伝子から成り立っている. 癌細胞などに他の細胞にないDNAが入っているとすると, 感染(形質転換)によるものである. 卵子の[胚盤胞期]以前では感染が起こることはなく, 着床後に母体の血液と接触してから形質転換によって感染が始まる. 親から胎児へウイロイドライクが垂直感染(母子感染)し, 同時に, TLR(Toll様受容体)の中に認識されているウイロイドライクに関連する情報も, 記録され受け継がれていく. ある世代に新たなウイロイドライク類に遭遇(水平感染,接触感染)すると, この世代以後にその垂直感染が始まる. 同時にこの情報がTLRの中に認識される.
ウイロイドライクの垂直感染率は100%ではなく, また, ウイロイドライクの種類によっても感染率は違っているであろう. ウイルスの例であるが, HIVに感染した妊婦の場合, HIVウイルスの子供への感染率は約20%と言われている(これは帝王切開出産をした場合の感染率である. 普通分娩の場合は, 傷だらけの胎児が産道で母体の血液に触れるので感染率はほぼ100%となる. 貧困地域では帝王切開は望むべくもなく, このため感染率は100%に近づく). また, 母体の健康状態にもよるので, 子供への感染に差異が出る.
感染率の高いウイルス,ウイロイドライク類もある一方で, 抜け落ちていくものもあると推測している. 食習慣や生活様式の変化も, 集積したウイロイドライクの発症に影響するだろう.
遺伝か感染かは, 本質的に体(免疫系)が[保存しようとしているものか(遺伝)],[排除しようとしているものか(感染)]で判断できる. 排除しようとしているものは体にとって非自己(異物)である. 春ウコンなどによって免疫力を高めることにより活動が抑えられるものは, 体にとっての非自己であると確認できる.
[体形]は遺伝して子孫に伝えられる. [体質],[家系]と言われる身体にとって不都合な多くの疾患は感染(形質転換)した結果として受け継がれている.
以上は「春ウコン研究会」より
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