完成間近!軽井沢のビル・ゲイツ(?)の地下シェルター
Thu.2015.04.30
今年の12月、軽井沢の別荘エリア「長倉千ヶ滝西区」に、長い間、ビル・ゲイツの別邸と噂されてきた謎の巨大建造物が完成する予定です。写真でそれを紹介します。
「ビル・ゲイツが軽井沢にやって来る!」-海外でも広がる噂
まず最初に、お断りしたいのは、この記事の結論は多分に「自由な発想」を含んでいます。科学的根拠を示すことは誰一人できません。
しかし、それでも「噂」として広がっています。そうした記事であることをお含みおきください。
「Bill Gates moves to Karuizawa」で、グーグル検索してみて下さい。この噂は、日本国内はもとより、海外のほうでも少しずつ広がっています。
これを日本で最初に報じたのは、地元の軽井沢新聞です。2012年2月のことでした。
千ヶ滝の別荘族から、「ブルドーザが何台も入って、自然を破壊している」と苦情が入ったからです。それは、千ヶ滝西区の小高い丘約2万2,000平米(=約6,600坪)の木々をはぎ取る大工事です。
鳥のさえずりと木々の葉が風に揺れる音しかしないような静かに別荘地帯に突如、降った湧いたような大規模なプロジェクト。
住民が騒ぎ出すのも無理はありません。
ましてや、人々が守ってきた貴重な自然を剥ぎ取り、荒々しい造成工事の初期の段階では、考えられないほど大量の土砂がダンプによって運び出されたのです。ダンプによる土砂の排出は、夜の9時頃まで続いていたといいます。
何か、自分たちの想像もつかない建物が造られるのではないか、住民の不安はますます募るばかりです。
その後、建設専門紙・新建新聞も取り上げ、軽井沢のさまざまなメディアやウェブサイトで話題となりました。
・Pouch
・軽井沢ニュース
・軽井沢ホテル
・・・テレビのワイドショーでの放送といくつかの週刊誌が動き出したのは、ほぼ同時期でした。なんと、航空写真まで動員する騒ぎに。
それからも、多くの取材班が現地に入って、謎の巨大建造物の正体をつきとめようとしてきましたが、いまだに判明していません。
すべての工事が終わるのが、工事を請け負っている大成建設の話によると今年の12月ということですが、それまでは、どんなことでも突き止めてしまう週刊誌でさえ、謎のままにしておくしか術がないのです。
というのは、工事を請け負ったゼネコンにも徹底的な緘口令が布かれていることと、地元軽井沢町役場も、口を堅く閉ざしているからです。千ヶ滝の別荘の住民には、十分な説明がなされないまま今日に至っています。
行政が個人のプライバシーを守るのは当然ですが、これだけマスコミが騒ぎ、住民が気味が悪いと怯えているのに、誰が本当の施主なのかさえ情報を出さないのです。
行政機関が、一個人、あるいは一民間機関にために、すべての情報をコントロールし、まるで守秘義務でも課されたのかとさえ思える秘密性。「今年の暮れになれば分かるさ」という問題ではないのです。
・・・なぜ、これが地上1階、地下3階になるのかというと、建物を建ててから再び地下3階部分を土で埋めてしまう(←工事用の屋根・地下で作業をするため)ので、法的には「自然破壊を最小限にとどめ、景観を台無しにしない」地上1階の建物ということになるのです。
実際に地表に出る部分は、このイラストのとおり。
広大な平屋建てですが、この地下全体に3階建てのビルが隠されているのです。
「法律上は、個人の別荘としての届けであっても、これだけ大きな建物はもはや別荘ではないし、ひと山削るというのは自然破壊の問題がある」と千ヶ滝の別荘住民は口々に言っています。ある住民は、これを「シェルター」と呼んでいます。
プレジデントの記事は、なぜ、これほどの巨大建造物を県が許可したのかという謎に迫ろうとしています。
論点を環境破壊から建築規制の問題に移しているのです。
軽井沢には、世界一厳しい建築基準「軽井沢自然保護対策要綱」(以下、要綱)とよばれる規制があります。この要綱によって、軽井沢の山林地帯には高さ10m(2階建て)を超える建造物を建てることは法的に禁止されているのです。
つまり、こういうことです。
この巨大建造物は、もともとの土地の現状からすれば、確かに地上1階建ての平屋造りです。本体部分は、地下に埋められてしまうのですから。
しかし、工事をする場合、地下施設を作るのは容易ではありません。冬場は土が凍結し、春夏は地下の土が膨張します。こうした極度の寒冷地の地下で工事を進めるのはコスト面もそうですが、期限通り工事を終えるのは難しいでしょう。
そこで、最初の段階で、地下3階分まで掘り下げてしまって、地上で4階建て部分のすべてを完成した後、再び土で3階部分まで埋めれば、当初の計画書のとおりとなって要綱をクリアできます。
住民が、土地の造成工事の最初の時、朝早くから夜遅くまで、ダンプが砂塵を舞い上げながら土砂を大量に運んで行ったと証言しているように、地下に埋まる部分まで土を掘り下げていたのです。
この写真の点線の部分に、工事に関する案内板があります。そこには、このように書かれています。
工事名:軽井沢長倉別邸新築工事
設計・施工:大成建設
注文者の名前:ピーエムリゾート
設計・施工:大成建設
注文者の名前:ピーエムリゾート
・・・2013年、まだそれほど騒ぎ大きくなっていない頃、軽井沢ニュースには、このように書かれています。
「ある週刊誌が役所で調べると、別荘はビルゲイツ個人のものだということです。美術館兼個人別荘として使うというお話です」。
この頃は、役場もオープンだったのでしょうか。これは誤報なのでしょうか。
さて、私は、昨日、この噂の巨大別荘を訪ねてみました。
去年の7月、やはりこの別荘を見てみようと近くまで行ったのですが、ネットのブロガーが提供している、いい加減な情報に振り回されて、現場にたどり着くことができませんでした。(メルマガ67号 パートに詳述)
今回も、ここを訪れたブロガーたちは近隣住民に迷惑がかかるからと、場所の詳細は伏せて記事を書いています。
しかし、これだけの巨大建造物を「個人の別邸」として建築申請を許可し、役所まで情報を出さないのは、やや異常です。情報は、きちんと開示すべきです。
そこで、現地への案内を以下のように説明しますので、興味のある方は行ってみてください。
ただし、休日でも警備員がここにいます。あくまでも静かに、そして警備員に呼び止められたら大人しく撤退しましょう。
また、地点3と地点4は、リゾート地にしては、結構の車の往来の激しい場所ですから、車で行くなら、見通しの良い直線区間に停車してください。
噂のビル・ゲイツ(?)の大邸宅への案内
場所は、以下の地図のとおり。道路地図やカーナビの地図では誤差が大きすぎて、たどり着けないでしょう。
下の地図はネットの地図ですが、私が実際に行って見て、重要ポイントを赤字で示したものです。このままプリントアウト・・・
(以下はメルマガに詳述)
以上は「kaleidoscope」より
米国の大金持ちは、いざというときに備えて別宅を海外に作るのが流行っています。それというのも、今やイエロー・ストーンはいつ噴火しても不思議ではない状況にあります。現実に大噴火すればもはや米国には住めなくなります。オバマは既にそれに備えて米国人はアフリカに移住することになっている様です。現実的な問題になってきているのです。以上
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