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2015年9月25日 (金)

彗星に地球外「生命」存在の可能性、英天文学者チーム

彗星に地球外「生命」存在の可能性、英天文学者チーム

AFP=時事 7月7日(火)12時46分配信    

【AFP=時事】欧州宇宙機関(ESA)の彗星(すいせい)着陸機「フィラエ(Philae)」が着陸を果たした彗星の奇妙な外観は、地球外微生物の存在で説明できるとの新説が6日、天文学者チームから発表された。

【関連写真】彗星着陸機フィラエの想像図

 氷の湖を覆う黒い外殻、底が平らのクレーター、表面に点在する大きな岩など、凍った塵(ちり)の塊である67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(Comet 67P/Churyumov-Gerasimenko)の特徴の多くは、微生物の存在と「整合する」ものだという。

 英カーディフ大学(Cardiff University)のマックス・ウォリス(Max Wallis)氏は、英王立天文学会(Royal Astronomical Society、RAS)が発表した声明で、ESAの彗星周回探査機「ロゼッタ(Rosetta)」によるこれまでの観測は、67P彗星が「凍り付いた不活発な天体ではなく、地形上の変化が維持されている」ことを示していると述べている。実際、秒速32.9キロで太陽方向に突進している67P彗星は「地球上の北極や南極より、微生物の生存に適しているかもしれない」という。

 ウォリス氏と共同研究者の英バッキンガム大学宇宙生物学研究センター(Buckingham Centre for Astrobiology)のチャンドラ・ウィクラマシンゲ(Chandra Wickramasinghe)氏の研究チームは6日、英ウェールズ(Wales)スランデュドゥノ(Llandudno)で開かれたRAS年次会議で、今回の新説を発表した。

 研究チームは、複雑な有機物質がロゼッタで検出されたことを「生命の証拠」として指摘。この有機物質が、67Pの表面を驚くほど超暗黒で低反射にしているという。

 また、ウィクラマシンゲ氏はAFPの電子メールによる取材に、67P彗星のガス噴出が「太陽から十分に離れていて、表面の昇華を起こせない距離」から始まったと回答。これは、彗星の表面下に存在する微生物が高圧ガスのポケットを形成し、これが上部の氷を割ることで、有機粒子が放出されることを示唆しているという。さらに、割れ目がふさがれたり岩が動かされたりした痕跡が、岩だらけの彗星表面にみられることや、「再供給される必要がある」有機物の覆いなどにも言及した。


■近日点通過が近づくにつれ微生物が活発に

 観測される特徴は「すべて、67Pが宇宙を公転する間、活動的な微生物を維持可能な期間に、太陽からの熱を受けつつ固まりになる氷と有機物質の混合物に整合する」と声明は述べている。

 研究チームによると、微生物は、67Pに生息地をつくるのに液体の水を用いている可能性がある。宇宙を旅する67P彗星が太陽に接近する暖かい期間には、この水が氷の割れ目から染み出して「雪」になるという。不凍性の塩を含む生命体は、このような状況に適応するのを特に得意としており、中には、マイナス40度の低温状態で活動できるものもいるという。彗星表面の太陽光に照らされている領域は昨年9月、67P彗星が太陽から約5億キロの距離にある時点ですでにこの温度に達しており、弱いガス噴流を放出していた。

 太陽の周りの楕円軌道を周回している彗星が、太陽に接近して熱を受けると、昇華と呼ばれる固体から気体への状態変化プロセスが起き、これによって彗星に見事な尾が形成される。67Pが太陽に約1億8500万キロの距離まで接近する8月13日の近日点通過に近づくにつれ、「微生物はますます活動的になるはずだ」と研究チームは推測している。

 うまくいけば、微生物の活動の一部が、ロゼッタとフィラエによりライブ中継されるかもしれない。【翻訳編集】 AFPBB News

    

以上は「AFP」より

地球以外に生命が存在することは既に確定的ですが、それを現実に突き止めてはいません。今回それが実現される可能性が出てきました。あとは時間の問題です。  以上

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