コレステロール・ショック(2)どんなデータだったのか?
2015年05月25日
コレステロール・ショック(2) どんなデータだったのか?
第二回目は「コレステロールは有害だ」と言われ始めた頃のデータを見てみます。すでに当時から、欧米と日本の差を無視すれば危険と言えないこともないが、日本人だけ見ると、何も悪くないという結果だったのです。
そこで、表紙にだしたグラフを少し丁寧に解説したいと思います。
横軸がコレステロールの量、縦軸が心疾患の死亡率を示しています。全体としてみれば「コレステロールが増えたら、心疾患が増える」と見えますが、よほどの初学者、学生でなければ科学者はそれほど雑ではありません。
フィンランド、アメリカの群、南ヨーロッパ方面、そして日本の3つの群で傾向が違うからです。北方の白人の特徴はコレステロールの値が高く、コレステロールが心疾患に関係しています。
これに対して南ヨーロッパの群はほとんど関係がなく、わずかにかなり高い値の時に心疾患の増加が見られます。日本はほとんど見られず、むしろ虚心坦懐に見れば、「コレステロールが高いほど、心疾患が少ない」とも言えます。
科学というのは自然が相手ですから、「それは常識と違う」などという話や、WHOがどう言っているか(WHOは国連の機関で政治的機関)、多くの学者がどういっているか(多数決の原理)などとは独立です。
どんなものでも適量というのがあるのですから、まずは適量はどのぐらいかが問題です。特にコレステロールのように体にどうしても必要で、もともと体内で70%を合成しているものですから、それも頭に入れておく必要があります。
(平成27年5月21日)
« 海の巨大な変化とミニ氷河期の関係(2) | トップページ | 日本の支配構造①裏天皇とは何か? »
「健康」カテゴリの記事
- 「総死亡率が一番少ないのは血圧160の人、認知症が一番少ないのはなんと血圧185の人だった」という医学者の対談記事(2026.02.25)
- SSRI抗うつ薬のあまりに深刻な副作用と離脱症状を数字から知る。そして、銃乱射等の暴力犯罪が若者の間に増加していることとの相互関係(2026.02.28)
- 健康な人は世界を支配したり億万長者になりたいなどとは思わない(2026.02.02)
- 睡眠こそ最強の解決策である(2026.02.11)


コメント