川内原発の真の恐怖とは?(2/5)
川内原発の真の恐怖とは?
白抜き黒枠データを公表する
信じがたい九州電力と原子力規制庁の正体
ここまで悪質になった原子力行政を、なぜテレビと新聞が痛烈に批判しないのだろうか? なぜ、みな、平気で生きているのだろう?
鹿児島県は九州の最南端にある。そこに川内原発があるのだ。この地理は、きわめて重要である。
読者は、ここで第二のフクシマ原発事故が起これば、日本はどうなると思いますか?
フィリピン海で発生する台風の進路は、偏西風に乗って北上する。つまり、日本列島が斜めに走っている方向と同じく、北東に向かって、沖縄から九州~四国~本州~北海道へと風が走るでしょ?
だから日本の天候は、西から東へ変化するのだ。したがって、原発事故で出た放射能の流れる方向も、これとまったく同じ方向に流れる。
東京を含む東日本地域で
大量の「癌」&「心筋梗塞」が発生する!
4年前のフクシマ原発事故では、そのため、放出された放射能の8割が、図の黒い矢印で示したように、その偏西風に乗って太平洋に落ちた。2割だけが陸上に降りつもった。
その2割でさえも、東京を含む東日本全域が、これから「おそるべき大量の癌発生」の時期に突入しようとしている。
なぜなら、放射能の被害は、4年から5年の潜伏期を過ぎると、どっと症状が現われるからだ。
フクシマ原発事故から4年を過ぎた今が、ちょうどその大量発症のスタート時期である。
福島県内では、子どもたちの甲状腺癌が、すでに70倍を超える発症率に達しているのだ。福島県だけではなく、人口1300万人の首都・東京を含めた、東日本全域で大被害が進行中である。また、症状は癌だけではない。おそらく空前の数で、心筋梗塞が発症するだろう。
その警告のために書いたのが、今回の『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』である。
読者は、自分と家族の身を守るために、すぐこの書を読まれたい。
放出された放射能は、読者が想像しているよりはるかに天文学的な、危険な量である。しかも、地上に降りつもった放射性セシウムは、100分の1になるのに200年かかるのだから、ほとんどが地上に残っている。大被害の発生は、いよいよこれからスタートするのである。
さて、この凄惨な被害を出したフクシマ原発事故に比べて、明日にも起ころうとしている川内原発の事故では、どうなると思うだろうか?
フクシマ原発事故のように放射能の2割が降りつもるのではなく、放出される放射能の「全量」が、さきほどの日本地図に示した赤い矢印のように、偏西風に乗って日本列島に降りつもることは、子どもでも分るだろう。
つまり陸上の作物は、すべて食べられなくなる。水も飲めなくなる。空気が汚染されるのだから、呼吸もできなくなる。
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