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2015年11月23日 (月)

プーチンと金貸しとの戦い(8)戦いの本質とは?

プーチンと金貸しとの戦い(8) 戦いの本質とは?

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これまで、金貸し(ロスチャイルド)のロシア支配の歴史と、現在のプーチンと金貸し(ロスチャイルド)の戦いの構図を見てきました。

今回は、さらに踏み込んで、その戦いの本質にあるものは何か?を追求します。その本質は、今後の世界を占ううえで、重要な問題をはらんでいると思います。

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●グローバリズムとナショナリズムの最終戦争

>現在の世界は、グローバリズムとナショナリズムの壮絶な戦いの真っ只中にあります。グローバリズムの旗手がアメリカの衣を着た国際金融財閥であるとすれば、ナショナリズムの雄はプーチンのロシアです。ロシアを巡る戦いはグローバリズムとナショナリズムの最終戦争、つまりハルマゲドンであると言えるのです。

>ロシアはいま、アメリカによる、なりふり構わぬグローバル市場化圧力にさらされています。しかし、プーチン大統領は決して市場化そのものを拒否しているわけではありません。プーチンが目指しているのは、グローバル市場化とロシア国民経済との共存なのです。
>このことは、プーチン自ら執筆した論文「新千年紀を迎えるロシア」に明確に述べられています。プーチンはそこで、「ロシアの新しい理念は、人道主義に基づく世界の普遍的価値と、20世紀の混乱も含めて時の試練に耐えたロシアの伝統的価値とを有機的に統一するときに実現するだろう」と明らかにしています。
<「世界を操る支配者の正体」(馬渕睦夫著、講談社)より引用>

プーチンと金貸し(ロスチャイルド)の戦いの本質にあるものは、ナショナリズムVSグローバリズムの戦いであり、国益を守る民族派のプーチンとあくまで己の利益のみを追求する私権派のロスチャイルドの戦いです。

 

●時代のパラダイム転換

現在の世界情勢を歴史構造、社会構造から大局的に見ると、私権から共認への大潮流があります。先進国では貧困がほぼ消滅し、人々はお金や身分といった私権には収束しなくなっています。代わって、人々は、互いに期待し、充足を得るという共認へ収束してきています。

略奪闘争によって国家が成立して以降、私権時代は私権闘争を勝ち抜いた者が権力を握り、人々を支配してきました。近代以降、武力から資本力への制覇力の移行に伴って、金貸しが国家をも支配する力を手に入れたのも、中央銀行制度を通じて通貨発行権を握り、カネの力で私権闘争の頂点に立ったからです。

しかし、私権圧力は絶対的な生存圧力→貧困の圧力があって働くものです。貧困を克服した豊かな社会では、私権圧力は絶対的なものではなくなり、人々は私権に代わる収束先を探索しています。その意識潮流が、自然志向、健康志向、節約志向といった脱市場・脱私権の潮流となって現れています。人々が脱私権を志向している以上、私権闘争の頂点に立ってきた金貸しが力を失って行くのは必然です。

おそらく、脱市場・脱私権の潮流は、脱グローバリズムに向かって行くと思われます。金貸しがグローバル化を推し進めようとすればするほど、TPP、貿易不均衡、格差拡大など、自国の利益が損なわれていくことに対する国民の反発は強まって行くでしょう。私権に代わって、人々が共認収束を強めて行けば、自分たちの命⇒自分たちの地域⇒自分たちの社会は自分たちで守るという意識が強まり、脱グローバリズムは、民族の利益優先⇒ナショナリズムを志向するものとなって行くだろうと予想されます。

時代のパラダイム転換といった大局から見れば、金貸し(ロスチャイルド→その手先のロックフェラー)が仕掛けているグローバリズムは、時代に逆行して私権を武器に生き延びて行こうとする悪あがきです。未だ貧困の残っている発展途上国に目をつけ、BRICSで市場拡大を図り、そのために中東やウクライナ、アフリカ等で民主化運動や地域紛争を仕掛けていますが、所詮それも悪あがきです。金貸しがゴリ押しをすればするほど、世界中で反金貸し⇒反米感情が高まっていく流れにあります。

 

●プーチンの戦略的思考

おそらく、プーチンが強気なのは、このような世界の大潮流を見抜いているものと思われます。ロシアはまだまだ先進国とは言い難く、国民の豊かさを実現するのが国家目標となっていますが、プーチンの戦略が、金貸し主導の市場拡大ではなく、民族の利益を第一に考えた国家主導の市場拡大を目指しているのは明らかです。

これは、金貸しの悪あがきに対する挑戦であり、長期的なビジョンに立っての戦略です。果たして、プーチンと金貸しとの戦いの行く末はどうなるのでしょうか?次回は、最新の情勢分析を踏まえて、今後の世界情勢を占ってみたいと思います。

以上は「金貸しは、国家を相手に金を貸す」より

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