Ghost Riponの屋形(やかた)さんのサイトより
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-12057912202.html
<転載開始>


なぜ日本は、米国に原爆投下に対する謝罪を求めないのか?
2015年08月03日 Sputnik 日本
http://jp.sputniknews.com/japan/20150803/690527.html
1945年8月6日に広島、そして8月9日に長崎に、米軍が原爆を投下してから、今年で70年になる。両市の市長は、米国に対し謝罪を求めているが、日本政府は、そうした謝罪の必要性はないと考えているようだ。

当時広島と長崎では、何十万もの人々が亡くなった。そしてその後も長い間、さらに何十万もの人々が、放射線障害に苦しみ亡くなっていった。そうした犠牲者の大部分は、一般市民だった。この事は、人島と長崎への原爆投下が、戦争犯罪である事を意味している。しかし米国は、日本国民に謝罪をしてこなかった。そして日本当局も、日本のマスコミも、そうした謝罪を求めていないようだ。ロシア科学アカデミー極東研究所日本調査センターのワレーリイ・キスタノフ所長は「そもそも、原爆投下というテーマに対するアプローチが、とても奇妙だ」と考えている。彼は、ラジオ・スプートニク記者の取材に対し、次のように述べたー
このテーマに対する日本のマスコミのアプローチは、とても一面的だ。なぜ米国が、ああした野蛮な戦争遂行手段に頼ったのだろうかという原因究明の試みは、事実上なされなかった。反対に、日本のマスコミや政治家達は、あらゆる方法でこの事実を避けているが、その中には、たくさんの人々の命を奪った非人間的行為をしたのは誰かについて、単に口をつぐもうとの試みが見て取れる

原爆投下については、それがどの国によって製造されたのかといった言及はなく、抽象的に述べられている。つまり米国という名は、直接出てこないのだ。その理由は簡単だ、米国は現在、日本政府の主な軍事的政治的同盟国だからだ。そればかりか日本は、米国の核兵器に苦しんだ経験を持ちながら、現在米国の所謂『核の傘』の下にある。米国は、多くの日本人にとって、中国の脅威が増している中、日本の安全を保障してくれる唯一の国と受け止められている。日本国内で中国の軍事的脅威というテーゼが誇張され、日米安全保障条約に期待が集まっている今、日本の政治家達は、原子爆弾投下に対する米国の責任という尖鋭的問題を避けて通るのだろう。」

米国政府の公式的な立場は、広島と長崎への原爆投下は、日本の無条件降伏を早め、日本本土が決戦場となる事で米国兵や日本の一般人の多くの命が失われないよう、ああした決断をしたというものだ。しかし米国の歴史家、例えば日系米人学者であるハセガワ・ツヨシ氏は「日本が無条件降伏をしたのは原爆投下ではなく、ソ連の思いもかけない対日参戦だ」と考えている。つまり、米国の専門家も、非人間的な広島・長崎への原爆投下が軍事的に必要不可欠なものでなかったことを認めているという事だ

おまけに内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露した資料によれば、2009年オバマ大統領は、広島を訪れ、日本国民に公式的に謝罪するつもりだった。この件についてオバマ大統領は、電話で藪中三十二(やぶなか みとじ)外務事務次官〈当時〉と討議した。それ以外に、当時のヒラリー国務長官の指示で米国は、日本に公式書簡を送り、その中で、原爆投下に対しオバマ大統領が謝罪する意向を伝えた。しかし、それに対し薮中外務事務次官は「そうした行為は時期尚早だ」として米国側の謝罪の考えを断念させた。薮中氏の意見によれば、広島の平和式典にオバマ大統領が出席し、米国人によるあの野蛮な行為を日本人に改めて思い出させることは、米国との軍事同盟に反対する勢力の手に切り札を与えてしまう恐れがある、との事だった。現在安倍首相は、日本の安全の重要な保証国として米国との同盟の強化に期待をかけている。それゆえ、米国が原爆投下について日本に公式に謝罪するという問題が、近い将来、提起される事はないだろうと思われる。

薮中氏の意見は、正直、理解不能ですね。
逆に何時なら良いのか?を聞きたいところ。
謝罪の有無に関わらず、式典のたびに思い出すのが世の常である。
きれいごとの後に、「米国との軍事同盟に反対する勢力の手に切り札を与えてしまう恐れがある」と、本音が述べられている。(=日米安保マフィア)
個人的には、原爆を投下した当事国のトップであるオバマ大統領が謝罪したなら、原爆投下を戦争終結を早めた意味ある行為などと肯定している無知なアメリカ人も減少し、原爆死没者や遺族も浮かばれるような気がした。
日本人なら、原爆投下に対する米国大統領の謝罪を望むのではないのか?
現在の大統領やアメリカ人に罪はないが、代表者による「過去の行き過ぎた非人道行為に対する謝罪」は、ケジメとして望むものである。(同様に日本軍の非人道行為を、日本のトップが謝る羽目になるが・・・それが、歴史を直視することと考える)

記事から時期を確認すると、APEC首脳会議前の11月ではなく、8月に来日する予定だったと。
8月の広島の平和式典参加を断念し、APEC首脳会議前の11月に来日が変更になった可能性が高い。

記事から、日本国外務省(日米委員会)=ネオコン、オバマ政権、米国ネオコン戦争屋と、実はオバマ政権も包囲され、やられていると確認できる(笑)
ネオコンは、日米関係であれ平和的に物事を進めるのを、常に警戒し邪魔しているように見える。
薮中氏と藤崎氏=外務省主流派は、同じ行動パターンに見える。
日本の官僚組織は、出世を介してキーポジションに、ネオコンを配置するシステムになってしまっているのかどうなのか。

時期の確認↓


広島平和記念式典
広島平和記念式典(ひろしまへいわきねんしきてん)とは毎年、広島県広島市に原爆が投下された8月6日の原爆忌に広島平和記念公園で行われる、原爆死没者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈念するための式典である[1]。なお正式には「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」という。

鳩山由紀夫内閣
2009年(平成21年)9月16日[1] - 2010年(平成22年)6月8日

バラク・オバマ
2009年11月にシンガポールで開催されるAPEC首脳会議に出席する途中の13日にオバマは来日(翌14日まで滞在)した。本来12日に来日予定であったが「テキサス州の陸軍基地で起きた銃乱射事件の追悼式に出席するため」として13日に変更された。13日から14日にわたる日本滞在では鳩山由紀夫首相主催の晩餐会と鳩山首相との首脳会談で「日米安保」について会談した。

薮中三十二
外務事務次官 (2008年-2010年)

藤崎一郎
在アメリカ日本大使 (2008年 - 2012年)

ネオコン官僚のサンプル
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-12045737265.html



そういえば、チェ・ゲバラも、記事の見出しと同じようなこと言っていたと思う↓
善のふりしてる悪人が、「悪」とレッテル貼っているものが、果たして本当に悪なのかひとつずつ検証する必要がありそう。悪人の使用するツールは嘘である。



sayako ‏@poppun99 2013年12月28日
チェ・ゲバラが1959年に来日した際、広島を訪問し原爆慰霊碑への献花を熱望した 彼は原爆資料館を見学し『君たち日本人はアメリカにこれほど残虐な目にあわされて腹がたたないのか』と問いかけた アメリカはあの時から何も変わってないと思う


カストロも2003年に、広島を訪問し、慰霊碑に顕花しています



アメリカ人もトラウマになっている人がいるので、大統領が謝罪して、お互いスッキリするのが正解なのである↓(笑)


スミソニアン博物館にて、そしてエノラ・ゲイの前で
2012-08-10 もの申すブログ
http://ameblo.jp/zerofighter/entry-11325346368.html
ちょうど5~6人のアメリカ人がガイドからエノラ・ゲイの説明を受けているところに出くわした。みんな、日本人(と、すぐにわかったはず)の私を見てギクリとしている。

いたずら心が起き、私は彼らがその場から離れるまで、じっと至近距離から動かずにいてやった。迷惑そうなガイドと観光客たち。一緒にガイドの説明を聞いてみると、アメリカ人のお約束「原爆が戦争を終わらせたおかげで、より多くの生命を救ったのだ」のフレーズをちゃんと言っていた。

説明の間、観光客たちはガイド、エノラ・ゲイ、そして私を順番にチラチラと見続けていた。ずっと漂い続けた緊張感。

そこにいたアメリカ人の1人と、あとでエレベーター前で2人きりになった。何とも気まずい空気。彼は沈黙に耐えられなくなり、私に話しかける。

おまえらが真珠湾を攻撃したりするから、あんなことになるんだぜ」とか、いろいろと饒舌に語った。いや、語らずにいられない様子だった

私はそれに対して、こう答える。
But it was a military base. (でも、あれは軍事基地だよね)

言外の意味としては、女子供を大量に虐殺した原爆投下と一緒にするなということ。で、こう言ったら、そのアメリカ人はどうしたと思いますか?

なんと彼はガックリと肩を落とし、黙り込んでしまったのだ。アメリカ人全員とは言わないけど、心ある人々にとって原爆投下はトラウマになっている。これは学生時代、アメリカでホームステイした時にも感じたこと

やられたこっちからすると、ふざけんなと言いたくなるかもしれない。でも、たとえ一部の人々にしても、原爆を落とした彼らに心の痛みがあるとしたら、それは救いだと思うのだ。希望だと思えるのだ。

その後は逆に私の方が「××人と違って、俺たちあんまり過去に固執しないし。まあ仲良くやろうよ」なんて、落ち込んだアメリカ人をなぐさめることになったのでした...。


<転載終了>