3月5日小惑星が1万7000キロまで地球大接近、地球防衛軍出動!
宇宙
3月5日小惑星が1万7000キロまで地球に大接近 地球防衛軍出動!
昨年10月に地球に最接近した「ハロウィーン小惑星」や、2013年にロシアのウラル地方に火を吹きながら落ちた「チェリャビンスク隕石」などの記憶は新しい。
こうした地球に危害を及ぼしかねない天体を監視するために米航空宇宙局(NASA)が設立した「惑星防衛局」こと“地球防衛軍”が、米国時間の来月5日から8日にかけて、小惑星「2013 TX68」がこれまでにないほど地球に接近すると警告を発した。
NASAが今月初めに行った発表によると、小惑星が地球に最も近づいた場合の距離は1万7700キロ。こうして見るとそれほど危険は感じないが、24時間で地球を1周する気象観測衛星「ひまわり」は高度3万5800キロの静止軌道に位置していることと重ね合わせると、その距離はかなり近いことがわかる。
小惑星「2013TX68」は名前からも推測できるように、最初の発見は2013年10月。このときは、高度200万キロと全く問題ない距離を1週間近くかけて通過していった。さらにNASAの試算によると、この小惑星は、来年2017年9月28日にも再び接近し、2046年と2097年にも三度目、四度目の地球通過のチャンスが訪れるという。
これらの接近についてNASAのジェット推進研究所の研究チームは、「3月5日以外の三つの接近については、地球に衝突する可能性はかなり低いので心配に及びません」と断りつつも、「2013TX68の軌道はかなり不確実な部分が多く、軌道計算で位置を予測するのは難しい」とちょっぴり不安を感じさせるコメントをしている。
ちなみにこの小惑星の大きさは、直径約30メートル。ロシアに落ちた隕石が20メートルだったというから、もし地球に落ちるようなことがあれば、2倍近い衝撃があるだろうと言われている。
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