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2016年7月30日 (土)

オバマの恐るべき延期主義

オバマ米国大統領の特異な政治手法(1) by 飯山一郎

オバマ米国大統領の特異な政治手法(1)
バラク・フセイン・オバマ2世第44代アメリカ合衆国大統領。
この政治家に対する評価は,毀誉褒貶まちまちだ。
その理由は,世界とアメリカという国家が歴史的な分裂状況にあるからだ。

米国の国家内分裂は,戦争屋勢力対反戦派(軍事予算圧縮派)の壮絶な内戦状態にあるとも言える。

オバマ大統領は(政府部内にもいる)好戦派を相手に巧妙で,狡猾ともいえる政治手法を駆使してきた。

本稿では,オバマ大統領が得意とする特異な手法(延期主義と二枚舌戦法)を述べた。

ご清読をお願いする次第。
飯山 一郎(70)

  オバマの恐るべき延期主義
2013/09/05(木)
シリア空爆を決定!と発表したが…、むにゃむにゃ。
オバマ831
2013年8月29日、英国はシリア攻撃を辞退した。その翌々日、オバマはシリア攻撃を決定! と発表した。非常に勇ましい発言だが…、そのウラには「暗殺」を避ける妙案(奇妙な案)が隠されていた。

2013年8月。ホワイトハウスのオバマは、大阪夏の陣・大阪城に住む秀頼とほぼ同じ境遇であった。
すなわち、本丸以外の全ての堀が…、完璧に埋められていた。

ホワイトハウスの高官、スタッフ、いや、スーザン・ライス大統領補佐官どころか、ヘーゲル国防長官までもが、シリアの軍事攻撃を9月に開始することで意見 が一致していた。

シリアへの軍事攻撃、すなわち戦争開始の決定は、アメリカ合衆国では、大統領の専決事項である。

大統領が「開戦!」と命令すれば世界中どこにおいても戦争が開始されるのである。

実際、そのようにして米国は、これまで世界中で幾多の戦争を行ってきた。これが戦争国家=アメリカの本質である。

であるからして…、
英国が辞退しても、米国は9月にシリアに軍事攻撃を開始する!こうホワイトハウスの高官たちは確信していたし、あとは攻撃開始の時期をオバマ大統領閣 下が宣言するだけ!と思っていた。

しかし、たった一人忘れてはいけない森の石松がいた。
ジョン・F・ケリーである。喧嘩のスピードと気合は石松より上手い。

ケリーは、
「シリアは毒ガスを使った!空爆だ!空爆!」
と、(根拠もなしに)誰よりも早くガナりはじめていた。この「空爆!」というのは、ミサイル産業を味方にするためと、地上部隊の投入を回避するためであった。

もうひとつ。地上部隊の投入を主張する戦争屋勢力を分断させるためであった。ケリーの読みは驚くほど深い…。

秀頼には、豊臣家に最も忠実な真田幸村が仕えていたが、オバマにも幸村と同じような忠誠心をもつケリーが仕えている。この安心感は大きい。…オバマは、 ほんと、仕合せ者である。

さて…、
8月30日。オバマがシリア空爆を発表する前日の夜…、
オバマは、ホワイトハウスの高官・スタッフ全員を招集して、言った。

「英国が抜けた今、アメリカが一体となってシリア空爆を完遂するために議会の承認を求める!アメリカの戦争になったのだから。」

じつに見事な理屈だ。だが、これは完全な延期主義である。

大統領の絶大な専決権限(開戦権)を放棄してまでも…、シリア空爆を延ばす!という捨て身の延期主義である。

捨て身の戦術ではあるが、しかし、そこには、おそるべき時限爆弾が仕掛けられていた!
(つづく)
以上は「文殊菩薩」より
これが事実なら大変な手腕です。                          以上

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