カテゴリー

  • スポーツ
  • ニュース
  • パソコン・インターネット
  • マスコミ
  • 健康
  • 医学
  • 地球大異変
  • 地球自然科学
  • 天文学
  • 学問・資格
  • 宇宙文明
  • 宇宙自然科学
  • 宇宙開発
  • 平成の「船中八策」
  • 心と体
  • 思想・哲学_
  • 放射能
  • 放射能汚染対策
  • 文化・芸術
  • 旅行・地域
  • 日記・コラム・つぶやき
  • 映画・テレビ
  • 書籍・雑誌
  • 歴史
  • 物理学_
  • 環境問題
  • 生物学
  • 科学技術
  • 経済・政治・国際
  • 自然災害

最近のトラックバック

« 戦争挑発者クリントン・トランプの狂気を非難 | トップページ | 米国を戦争へと導いてきたチームに属すヒラリー・クリントンが大統領になれば平和は望めない »

2016年8月27日 (土)

英国のEU離脱で米英の凋落は加速する(その2)

英国のEU離脱で米英の凋落は加速する(その2)
━━━━━━━━━━

ピーター・マーチン(APCOワールドワイド アソシ
エート・ディレクター)は、「イギリスの新しい国際的
役割とは ── 衰退トレンドを克服するビジョンを」
のなかで書いている。(この論文は、国民投票の前に書
かれたものである)


「イギリスは価値のないプレイヤーへと転落していく危
険に直面している。欧州連合(EU)からの脱退の是非を
問う国民投票が(20166月に)実施されるため、世界
最大の経済圏(EU)のメンバーシップが不安定化するリ
スクを抱えているし、スコットランドにおけるナショナ
リズム(と分離独立志向)の台頭ゆえに、イギリスの領
土保全の先行きさえはっきりしない。(経済利益ばかり
を追い求める)昨今のイギリス外交は、その消極性と短
絡性ゆえに広く嘲笑の対象にされている。


2015
5月にキャメロンが再選を果たして間もない時期
に、CNNのファリード・ザカリアは、「イギリスは大国
(国際パワー)としての地位を維持していくのをもはや
あきらめたようだ」とコメントし、ロス・ドゥザットも
ニューヨーク・タイムズ紙のコラムで「イギリスの自
殺」という論説記事をまとめ、かつての大国を偲んで見
せた。


イギリスの戦略的な縮小と後退については、キャメロン
政権に応分の責任がある」(『Foreign Affairs
Report
2016 NO.3

(引用終わり)


この論文は3月号の『Foreign Affairs Report』に載っ
たものである。それを紹介するのは、キャメロンの英国
の現在、そしてEU離脱の意味がきちんと分析されている
からだ。


今回のEU離脱によって「イギリスは価値のないプレイ
ヤーへと転落していく」し、スコットランドの独立を刺
激して、「領土保全の先行きさえはっきりしない」国に
なっていく。


「(経済利益ばかりを追い求める)昨今のイギリス外交
は、その消極性と短絡性ゆえに広く嘲笑の対象にされて
いる」のだが、経済利益ばかりを追い求めるのは幅広く
国民に蔓延した現象だ。


キャメロンが再選されたとき、ファリード・ザカリアが、
「イギリスは大国(国際パワー)としての地位を維持し
ていくのをもはやあきらめたようだ」とし、ロス・ドゥ
ザットがニューヨーク・タイムズに「イギリスの自殺」
と書いたのは、キャメロンが引っ張る英国への幻滅であ
った。


キャメロン政権下で起きた「戦略的な縮小と後退」は究
極の結論を得たのだが、それが今回のEU離脱である。


現在、避難民を抱え込んだ英国の窮状から、EUを悪者に
する論が多く目につく。つまり、「経済利益ばかりを追
い求める」英国の空気をそのまま反映した論だ。その論
をそのまま肯定すると、貧しい国の人間は、豊かな国に
来て働くな、ということになる。これは共生の思想では
ない。EUに加盟したこと自体が間違っていたのである。


英国もEU加盟から多くを得ていたのである。日本だけで
1000
社を超える企業が英国に進出している。これは英国
を基点にしてEUへ売り込むためのものだ。これで英国が
EU
から離脱すれば、多くの企業が大陸へと基点を移すこ
とになるだろう。


それを知っているので、メルケルもオランドも離脱を止
めないのである。それはあまりにEUのメリットが大きく、
離脱したときのデメリットが大きいので、どうぞお好き
なように、といった態度だ。


EU
に加盟した国は、数年経つと、3つの恩恵があること
を知る、とペテル・バラージュ(中央ヨーロッパ大学デ
ィレクター)はいう。


「一つは、域内における人の自由な移動を定めたシェン
ゲン協定。二つめは、ドイツ、フランス、イギリス(英
国がまだEUにとどまっていたときの発言 注 : 兵頭)
その他と同じテーブルに座る権利を得て、国内問題を欧
州議会に持ち込み、国内的な政治抗争を「輸出」できる
ようになったこと。そして三つめは(地域間格差の是正
を目的とする)EU構造基金からの資金を受け取れること
だ」(「苦悩するヨーロッパ」『Foreign Affairs
Report
2016 NO.5


これらをすべて捨ててEUからの離脱を図ることは、そう
簡単なことではない。


(「その3」に続く)



‥…━━━☆

今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。

 年々にわが悲しみは深くして
   いよよ華やぐいのちなりけり
           岡本かの子

また、面白い文章を書きますね。
みんな、あしたこそ、幸せになあれ!

0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0

あとがき

ご意見、ご感想は、ツイッターのDMでください。

0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0

メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』


(
無料・ほぼ週刊)
http://bit.ly/n3i2Oc

ブログ「兵頭に訊こう」
URL
http://m-hyodo.com/

E-Mail
novel@muf.biglobe.ne.jp

発行人 :兵頭正俊

以上は「兵頭に訊こう」より

« 戦争挑発者クリントン・トランプの狂気を非難 | トップページ | 米国を戦争へと導いてきたチームに属すヒラリー・クリントンが大統領になれば平和は望めない »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1277943/66231372

この記事へのトラックバック一覧です: 英国のEU離脱で米英の凋落は加速する(その2):

« 戦争挑発者クリントン・トランプの狂気を非難 | トップページ | 米国を戦争へと導いてきたチームに属すヒラリー・クリントンが大統領になれば平和は望めない »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

-天気予報コム-

ウェブページ

無料ブログはココログ