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2016年8月27日 (土)

炭疽菌に続いて・・・「シベリアの永久凍土の下に何千箇所もある埋葬地から「天然痘が復活する可能性」

炭疽菌に続いて… : シベリアの永久凍土の下に何千か所もある埋葬地から「天然痘が復活する可能性」を警告するロシアの科学者たち         

               

                2016/08/17             

                                             

天然痘ウイルス
smallpoxMetro

2016年8月12日のシベリアン・タイムズより

smoll-pox-againSiberian Times

今月のはじめに、シベリアで、ロシアでは 70年以上患者が発生していなかった致死率の非常に高い「炭疽菌」の患者が一斉にあらわれたことをお伝えしました。

生物兵器の主は死なない : 無治療では致死率90%の「炭疽菌」が永久凍土が溶けたシベリアの土の中から噴出し被害が拡大。該当地域は非常事態宣言の渦中
 2016/08/02

8月1日の時点で 72名が入院し、12名が死亡。他に、トナカイが少なくとも 2300頭死亡したということでした。

流行が起きた場所は、シベリアの北極地域にも近い場所ですが、炭疽菌が突然流行し始めた理由は、「気温の上昇による永久凍土の融解により、氷の中で眠っていた炭疽菌が冷凍を解かれて、活動を開始した」ことによるものだと推察されています。

そして、つい先日のシベリアン・タイムズでは、同じことが「他のウイルス」でも起きる可能性を、ロシアの多くの科学者たちが指摘しており、そして、その中でも、最大の懸念となっているのが、

「天然痘の再流行」

だということを報じていました。

最近になって流行が再発した炭疽と同じように、「融解した永久凍土の中から天然痘が復活してくるのではないか」という懸念が非常に大きくなっているようなのです。

ロシアでの最後の天然痘の大流行は、今から 120年くらい前だったそうですが、その際に亡くなった人や牛などの遺体が(あまりにも遺体の数が多いので)、「永久凍土に埋められ」たのですが、今に至るまで一度も融解が進んだことがなかったシベリアの永久凍土が、現在ものすごいペースで解けていて、「天然痘の復活」が、それほど絵空事ではない事態になりつつあるようなのです。

 

天然痘とは

今回は、そのシベリアン・タイムズの記事をご紹介したいと思いますが、「天然痘」と聞いても、何となく恐ろしさは感じても、今生きているほとんどの人たちの時代にはすでにないものですので、少しだけ説明を加えておきたいと思います。

まず、天然痘 – Wikipedia から、少しずつ抜粋します。

天然痘は、天然痘ウイルスを病原体とする感染症の一つである。非常に強い感染力を持ち、全身に膿疱を生ずる。仮に治癒しても瘢痕(一般的にあばたと呼ぶ)を残すことから、世界中で不治の病、悪魔の病気と恐れられてきた代表的な感染症。世界で初めて撲滅に成功した感染症でもある。

というように、

> 世界で初めて撲滅に成功した感染症

とあり、今では問題がないように見えますが、「撲滅されたという扱いのため」に下のような問題があります。

(天然痘は)根絶されたために、根絶後に予防接種を受けた人はおらず、また予防接種を受けた人でも免疫の持続期間が一般的に5 – 10年といわれているため、現在では免疫を持っている人はほとんどいない。

そのため、生物兵器として使用された場合に、大きな被害を出す危険が指摘されており、感染力の強さからも短時間での感染の拡大が懸念されている。

ワシントン・ポスト(2002年11月5日号)は、CIAが天然痘ウイルスのサンプルを隠し持っていると思われる国として、イラク、北朝鮮、ロシア、フランスを挙げている。

WHOが天然痘の根絶を宣言した 1976年以降は予防接種が廃止されたことと、それ以前に接種していたとしても、すでに効果はなくなっていると思われるので、今の日本人も、あるいは世界のどこの人も、基本的には、天然痘に対しての免疫はないと思われます。

しかし、アメリカだけは、おそらく、テロやバイオ戦争などを想定しているのかもしれないですが、天然痘ワクチンの備蓄を続けているのでした。

2011年の化学及血清療法療研究所のプレスリリースによれば、アメリカ政府からの資金提供で、次世代天然痘ワクチンの研究と提供の契約を結んでいまして、アメリカ国家としては、天然痘対策に今でも積極的であることが伺えます。

テロといえば、たとえば、過去記事の、

朝鮮半島有事の際の米軍による在韓米国人の「日本への退避計画」が明らかに
 2012/05/21

でご紹介した朝鮮日報ハングル版の記事には、これは、炭疽菌ですけれど、炭疽菌の攻撃について、以下のように記してありました。

朝鮮日報記事より

米軍と韓国軍の軍当局によれば、北朝鮮はすでに炭疽菌と赤痢、腸チフスなど 13種の生物テロ菌を確保しているという。

2001年のアメリカ同時多発テロの直後に「炭疽菌テロ」で使われた炭疽菌の場合だと、 10キログラムをソウルの一地点に撒布した場合、 2万人から 25万人の死者が発生すると推定される。

また、車両や風を利用して炭疽菌を半径 5キロメートルまでまき散らせた場合、死者数は最大で 60万人を越える可能性がある。

ということで、米軍と韓国軍は、生物兵器での攻撃に対して非常に大きな被害想定をしていることがわかります。

そして、これが仮に天然痘だったりするとすると・・・。

天然痘っていうのは、イメージとして、とにかく「苦しい」というイメージがあります。

日本でも何度も天然痘は流行したと思いますが、西暦 530年代に天然痘が日本で流行したことについては『日本書紀』にも書かれていて、それについては、

ウイルスの流入の繰り返しでDNAの進化をなし得てきた人類をサポートする「宇宙と火山」(2)
 2012/09/24

という記事で、デヴィッド・キースというジャーナリストによる『西暦535年の大噴火―人類滅亡の危機をどう切り抜けたか』の中で、日本書紀に書かれた当時の日本の光景について記されています。

この時は、実は、日本に仏教が伝来して、それと共に天然痘が流行し始めたのでした。

『西暦535年の大噴火』 第7章 東洋の悲劇より

『日本書記』によれば、蘇我氏の筆頭だった宿禰(すくね)は「ひざまずき、仏像を受けて喜んだ。……家に安置し、……家を清めて寺とした」だがその後、異常事態が起こった。

ひどい伝染病(おそらく天然痘)が日本で発生したのである。

多くの人びとが亡くなった。日本では何世代も前から天然痘が流行したことはなかったので、免疫もほとんどなかったに違いない。

「国に疫病がはやり、人民に若死にする者が多かった。それが長く続いて、手だてがなかった」と『日本書記』には書いてある。

伝染病が流行した地域は、おそらく人口密度の高い地域だったのだろう。そうした地域では、人口の六割が死亡したと推定される。

まずインフルエンザに似た徴候が現れ(高熱、腰痛、頭痛)、次にしばしば咳と下痢の症状が出る。次いで、猩紅熱にも似た発疹が現れる。

患者は体を焼かれるような、あるいは、絶えず熱湯でやけどをさせられているような感じになる。『日本書記』はのちに、患者たちがこう言ったと記している。

「体が焼かれる……ように苦しい」

その後、発疹に変化が現れる。そして発疹は顔面を中心に始まって、体の下のほうへ広がっていく。とくに多く出現するのは手足だ。そして皮膚に無数の水疱が現れ、最後には、直径七 – 八ミリという大きめの膿疱になる。

患者の五パーセントは、内出血のため数日で死亡した。別の五パーセントは発疹が広がり、熱が四十度まで上がった。

とくに被害に大きかった地域では、住民の九割が罹患し、生き残れたのは三割だけだったと思われる。

この6世紀の頃は、日本も朝鮮半島も中国も大変でした。

気候はムチャクチャで、空にいつも霞がかかって太陽は暗い、気温は上がらない、作物は育たない、という中で、どの国でも病気の大流行が記録されています。

16世紀にスペイン人によってもたらされた天然痘で苦しむアステカの人たちの様子を描いたもの

16c-aztecBritain wages biological warfare with smallpox

そういうような、世界的に最も人類を苦しめた病気のひとつの天然痘ですが、現状では「自然界では根絶された」ということになっています。

そのために接種は世界中で、すでにおこなわれていないわけです。

しかし、ロシアの科学者たちは今、「永久凍土に眠っていた天然痘のウイルスの芽が地表に出現する可能性に言及」しています。

こればかりはどうなるかはわからないですが、現在の、特に北極地方の気温上昇が、予想をはるかに上回る勢いで永久凍土を融解させていることは事実のようで、「いろいろなものが地表に出てくる」という可能性はあるのかもしれません。

ちなみに、この夏、炭疽菌の患者が出た場所は、シベリアのヤマル地方というところで、これは 2014年に「シベリアに巨大クレーターが最初に開いた場所」と一致します。

2014年にシベリアに開いた主なクレーター

map-crater-threeIn Deep

上の地図の最初に発見されたのがヤマルという場所で、ここで、この夏、炭疽菌が拡散しました。

最近のシベリアはいろいろなことが起きていて、シベリアン・タイムズは、今や世界中の人の必読のメディアとなっている感がありますが、そんなシベリアン・タイムズからご紹介します。


Experts warn of threat of born-again smallpox from old Siberian graveyards
Siberian Times 2016/08/12

専門家たちは古いシベリアに数ある埋葬地から再び天然痘が生まれる脅威を警告する

この夏のシベリアの永久凍土の融解は、通常の3倍以上のペースとなっており、長期間凍結されてきた致命的な病気の眠りを解除している。

北極圏で、現在 24人がサレハルドの病院で治療を受けている致命的な炭疽菌は、永久凍土が融解した中でのトナカイの死体や、埋葬された人間から広がったと考えられている。

しかし、科学者たちは、この炭疽菌が、現在のシベリアでの気候変動による「唯一の脅威」であるとはまったく考えていない。

さらなる脅威が存在するのだ。

ある科学者によると、炭疽菌の胞子はシベリアのヤマル半島で、すでに「逃亡して拡散している」という。

そして、この炭疽菌の出現の事例は、永久凍土の融解から、すでに全世界で根絶された天然痘が「帰還する」という本当の危険性への警告として行動する必要があると述べている。

シベリアの永久凍土には、天然痘で犠牲になった人々が埋葬された場所があり、その場所は、永久凍土の融解により、河川の浸食を可能としているという。

ロシア科学アカデミー・シベリア支局「クリョリゾゾン生物学的問題研究所(Institute for Biological Problems of Cryolithozone)」のボリス・ケルシェンゴルツ(Boris Kershengolts)副所長は以下のように語る。

「 1890年代にシベリアで天然痘の大規模な流行が発生しました。それは、人口の 40%が死亡した町があったほどのものでした。当然、亡くなった人たちの遺体は、永久凍土の土壌の下に埋葬されました。それは、コリマ川の少し手前の場所でした。そして、それから 100年以上経った今、コリマ川の洪水が、その天然痘の人たちの遺体が埋められた土手の浸食を始めたのです」

ノボシビルスク州立大学のウイルス学とバイオテクノロジーの専門家であるセルゲイ・ネトソフ(Sergey Netesov)教授は、遺体にある天然痘が発生する可能性があるように見える傷を研究した。

天然痘ウイルス自体は見つからなかったが、 DNA の一部の断片は認められた。

ネトソフ教授は、「この種の研究は続けるべきです。埋葬をさらに深く調べると、状況が明確になってくるかもしれないのですから」と述べる。

牛の埋葬地を調べる研究者たち
check-grave

 

教授は、過去 75年間で最初となるヤマルで現在進行中の炭疽病の流行を警告と受け止めて行動しなければならないとし、危険な感染症に対しての感染防止策の必要性を呼びかけている。

炭疽菌で入院する人の数は 8月5日以降半減したが、今も 24人の人たちが感染したままだ。この炭疽は 2,300匹以上のトナカイを殺している。

ネトソフ教授は、「ヤマルで炭疽菌の発生は、それよりも危険な感染症である天然痘の診断と予防の研究資金を用意するのに十分な理由のはずです」と言う。

また教授は、ロシア全体にそのような埋葬地や、あるいは、家畜の牛などの埋葬地が数千以上あることを説明し、それらの多くが、今年の7月にシベリアを襲った 35℃にものぼる観測史上で最も高い気温を経験し、凍土の融解がさらに進んでいるかもしれないことにふれる。

炭疽菌は、ロシア帝国時代から、何世紀にもわたり対処がおこなわれてきた疾患で、炭疽に感染した動物の埋葬地は、再発を防ぐために隔離した。

しかし、炭疽菌の胞子は、何百年も凍土の中で生き続くことがある。

「それらの地域は当然封鎖されましたが、しかし、たとえば、今の私の住む地域でもあるノボシビルスクなどは、冬は氷点下 40℃になり、夏にはプラス 40℃になることもあるのです。このような気温の状況では、木製のフェンスで封鎖しただけでは、あまり意味はありません」

「放棄された牧草地は、見た目がむしろとてもいいのです。そして、多くの人々は、それらの場所が《家畜が行ってはいけない場所》だということを忘れているのです。汚染された埋葬地すべてが知られているわけでもありません」

ロシア国内での牛などの家畜の埋葬地は数え切れないほどあり、どのくらいの数があるのかは誰にもわからない。永久土壌にある埋葬地では、胞子は非常に良い状態で保存されている。

暖かい気候に見舞われやすくなっているシベリアの北極地域では、今後も何度も炭疽菌の発生に直面する可能性があると教授は言う。

ロシア最大の領域であるヤクートでは、土壌が融解している深さは、通常では 30から 60センチメートルだが、今年は、融解している深さが1メートルを超えていると永久凍土学研究所のミハイル・グリゴリエフ(Mikhail Grigoriev)副局長は述べる。

 

ヤマル半島を形成する岩や土壌には多くの氷が含まれているとゴリエフ副局長は言う。

「融解の進行は、かなり早く土壌を温めることができ、(融解によって氷が溶けて、土壌の堆積が少なくなることによって)地下に埋葬された古い牛たちの墓が地表にまで来る可能性は高いです」

「過去に掘られた埋葬地には3メートル程度の深さしかないところもあり、土壌が薄くなり、病気の胞子が温められ、外へ飛び出して行っている」

先月、すなわち 2016年7月のシベリアは、気象観測が始まって以来最も高い気温が記録された。

サンクトペテルブルクのロシア国立水文気象大学のヴァレリー・マリーニン(Valery Malinin)教授は、北極地域における温暖化は、他の地域の気候変動と比べて3倍から4倍速く高温化しており、これらは大洪水のような現象を引き起こす原因となるかもしれないと警告している。

以上は「IN DEEP」より

温暖化による影響が出てきたものです。天然痘だけではなく他の病原菌も復活することでしょう。                                    以上

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