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2016年8月30日 (火)

トルコとロシア:分裂している現在、不確実な未来

トルコとロシア: 分裂している現在、不確実な未来

Federico PIERACCINI
2016年8月12日
Strategic Culture Foundation

2016年8月9日、午後早く、サンクトペテルブルクで、プーチンとエルドアンは会い、数カ月間、対処が必要だった様々な話題を話しあった。議論は、両国の将来にとって、きわめて重要な安全保障や協力に焦点を当てていた。多くの専門家が、この会談を、アンカラとモスクワとの間の来るべき戦略的再調整の第一歩と見なしている。

北シリアの最近の出来事で見られるように、アレッポの一部を奪還し、シリア・アラブ軍によってもたらされた孤立化を打開するために、テロリストが開始した大規模作戦において、トルコは積極的かつ極めて重要な要素だ。シリアに対するエルドアンの変心とされているものを解釈する上で、極めて曖昧な要素が、クーデターが失敗に終わった数時間後に現れた。イスラム革命防衛隊(IRGC)に極めて近い複数の通信社が、アレッポからのトルコ人軍事教官数人の撤退は、ダマスカスとモスクワに対する、エルドアンのメッセージだと認識している。クーデター未遂後のアンカラ外交政策の戦略的転換の始まりだと示唆するむきまである。時間がたてば、状況の全貌が明らかになろう。強力な攻撃を開始する準備で、シリア・アラブ軍がアレッポに迫る中、教官たちは撤退した。アンカラは、彼らの存在を説明しなければならなくなるのを避けるため、自分たちの要員を退去させた。

だがロシアとトルコは、二つの異なる対立する軌道にあるというのが現実だ。モスクワとアンカラは、特に北シリアが、トルコ国境を越えて出入りする兵器と要員の流れから、完全に切り離されるまでは、協力のための共通点を持つようにはなるまい。

しかしながら、これらの摩擦も、トルコ、ロシア、更にはイランの間での中長期な戦略的合意を見出そうという取り組みを阻止することはない。この意味で、ロシア通信社TASSとの最近のインタビューにおけるエルドアン発言から、多くのことを理解できる。

彼は最初に「イランは、シリアにおける紛争の結果に関する交渉に参加することが可能だ」と繰り返した。更に、もっぱら経済レベルの話を続け、「ロシアとトルコは、トルコの原子力発電所 (出力4,5GW)建設を完成しなければならない」と彼は述べた。もう一つは、欧州連合にとっての戦略的重要性を考えると、極めて問題の多いパイプラインだ。「ロシアとトルコは、トルコ・ストリームの建設を加速する必要がある」。

地理的な近さが、モスクワとアンカラに対話を強いたのだ。同様に、シリアに関して、エルドアンとプーチンが直面している、途方もない短期的困難さも明らかだ。極めて多くの点で、それだけに限定されるわけではないが、特にシリアについては、両者の戦略的権益が異なっているのが現実だ。最も典型的な「アサドは退陣すべきで、彼の退陣なしで、シリア紛争の解決はありえない」というものから、驚くべき「ヌスラ戦線は、テロ集団と見なされるべきではない」TASS通信のインタビューにおける、エルドアンの唖然とさせる発言が、これを強調するのに役立っている。

過小評価してはならない唯一の共通点は、地域の当事国(トルコ、ロシア、イラン)にとって、クルド問題の炎上を避けるためには、シリア・アラブ共和国をまとまったものにしておくことが必要なのだ。この利害関係が、正当なバッシャール・アル・アサド政権の打倒を求める、トルコ、カタール、サウジアラビアやアメリカ合州国などの国々の野望によって、組織的にはばまれていることに留意が必要だ。

特に、この歴史的節目で、トルコとロシアの国家元首が会談するのは極めて当然であることに留意が必要だ。地政学的野望と、経済的ニーズや要求を、混同してしまっていることが実に多い。この意味で、ロシアとトルコのような二国関係は、この点を実証する上で役にたつ。シリアでの出来事に影響力を強めたいというアンカラのニーズの高まりから、近年、エルドアンは、サウジアラビアやカタールやイスラエルやアメリカ権益との緊密な戦略的連携をするようになっていた。Su-24撃墜という越えてはならない一線が、その時点まで、プーチンが、トルコに対し、経済レベルで行動し、経済制裁や、貿易に対する制限を課することを決めてはいなかった、モスクワに及ぼしたことは興味深い。当然、これによる、ロシア経済に対する影響は限定的だったが、トルコは経済的に酷く苦しんだ。プーチンは、戦闘機撃墜後、圧力を最大化するため、エルドアンに、経済レベルで厳しく対処すると決めたのだ。プーチンとエルドアンが、経済協力を再開するために会談したのは、両国にとって、いくつかの理由で正しい動きだ。エルドアンは、同時に、全員と戦うわけには行かないのだ。彼は、どの国の元首とも、友好的な関係がない状態になっている。一方、プーチンには、特にパイプラインとウクライナに関して、欧州連合に圧力をかけられるようになるにはトルコ・ストリームが必要だ。

このような状況で、この地域の両国にとって、対話継続の必要性は常にあり、数カ月も対話がないと、全ての関係者にとって、非生産的な結果になる。シリアに対する将来の共通戦略を持った同盟が形成されつつあるという想定とは全く異なるこうした文脈から、この会談は見られるべきなのだ。

そして、更に確実なことがある。トルコとロシア間の地政学的不安はすぐに解消することはない。これは、プーチンとエルドアンの記者会見を見れば容易に理解できる。二人は、まずビジネスについて話し、その後、ようやく二人は、シリアについて話した。この問題に関しては、いかなる提携のための共通点もほとんどなく、記者会見が、広範な問題に関する協力について良い印象を与えることも狙いだったのは明らかだ(何より、NATOとアメリカ政府に対して)。
プーチンとエルドアンが、エネルギー事業について語った際、二人は、まずはEUを、そしてある程度まで、アメリカを意識していたのだ。

今回の会談は、その仕組まれ方も、関連する記者会見も入念に練られていた。しかしながら、特に、シリアについて、地政学的レベルでは、一体なぜ、ほとんど変わらないかの説明にもなっている。つまり、両者の間で、紛争を終わらせることについていかなる合意に達することも、ほとんど不可能なのだ。これが、シリアにおけるロシア-トルコ同盟という考え方が、状況の適切な説明というよりは、混乱の練習のように思えてしまう理由だ。証拠から見れば、ロシアとトルコは、両国それぞれの観点から見た重要な国益を擁護すべく考えられた、互いに異なる、対照的な政策をとることが多いのだ。

記事原文のurl:http://www.strategic-culture.org/news/2016/08/12/turkey-russia-divided-present-uncertain-future.html

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今日の、孫崎享氏ニコニコチャンネル・メルマガの一部。

WSJヌーナン論評「同胞を見捨てる世界のエリート」

・西側では今、社会の頂点に立つ人々と社会の底辺に生きる人々に距離が生まれている。社会が比較的安定していた時代には、こうした現象が起きることはなかった。

(メルケル首相のイツに80万人の移民・難民を受け入れると発表、その後100万人流入問題への言及は削除)

・さらに大きな問題は、社会の頂点に立つ人々が底辺で暮らす人々から自らを切り離し、愛着も仲間意識を持つこともほとんどないという事態がいたる所で起きていることだ。こうした現象は西側の権力の中枢全体に広がっている。問題の根本は社会の頂点に立つ人々が同胞、すなわち政策決定の場にいない人々、自己中心的で善人を装う指導者に見捨てられたことを理解している人々の生活から切り離され、関心すら失っていることだ。

そのまま、この国。

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