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« 三宅洋平それから(その1) | トップページ | 戦没者追悼記念日に、過去のアメリカの戦争が賛美される中、第三次世界大戦でロシアと中国との戦争の見通しについて考える »

2016年8月31日 (水)

シリアのテロリストたちが50発の「アメリカ製の核兵器」を手にしたかもしれない2016年の夏に

シリアのテロリストたちが50発の「アメリカ製の核兵器」を手にしたかもしれない2016年の夏に         

               

                2016/08/25             

                                             

nuclear-is-2016Express

 

ささやかな日常の危険と、ささやかでもない日常の危険

先日、北海道から台風の中を航空機で帰ってきた話を書いたのですが、その歳、飛行機が離陸し上空に到達した際、機長の方からアナウンスがありました。

内容はよくある「現在、当機は上空○万キロを飛行中です」というようなたぐいのものなのですが、「当機はこれから台風の上空を通過していく見込みで、揺れが予想されますので、シートベルトを…」というようなことを述べていた途中、ふいに機長の方が、

「皆様……楽しい夏の思い出は作られましたか?…………」

と述べた後、絶句するかのように、そのまま黙り込んでしまったのでした。

私は、「な……」と思い、スピーカーの方を注目しましたが、それで台詞が終わってしまったのです。

「そ……そんなしゃべり方をされたら……な、何か気になるじゃないか」

と、私はやや動揺しました。

私は過去、乱気流に一度、エアポケットに一度遭遇したことがあり、エアポケットの時は、飛行機が「垂直に下にフッと落ちていく」という体験をしていまして、その際には乗客たちがパニックになって大変でしたが、今回も、機長の先ほどの方の「皆様……楽しい夏の思い出は……」という言葉を聞いて、シートベルトを強く締め、子どもにも「絶対にシートベルト外しちゃダメだぞ」と言ったりしていました。

結局は、機長さんの操縦は非常に上手で、予想していたほどの揺れもなく着陸しましたが、着陸した後、奥さんに、

わたし 「さっき、機長の人がさ、楽しい夏の思い出は作られましたか?って言った後に黙ったの聞いてた?」
奥さん 「聞いてた」
わたし 「あれ気にならなかった?」
奥さん 「少し気になった」
わたし 「何だったんだろうね」

というような話をしました。

それだけの話なのですが、生活していますと、日々いろいろと「危険な予感」というものにふれることも多いものです。

多くは自分たちの思い込みですが、思い込みを超えることもたまにはあるかもしれません。

というわけで、今回は、冒頭の記事「トルコの空軍基地に格納されている約 50発のアメリカの核兵器の安全上の懸念がシンクタンクから報告されている」というものをご紹介したいます。

これは、もちろん「テロリストに核兵器が盗まれた」という報告があったわけではなく、「その懸念がある」とした上で、先月起きたトルコのクーデターの際に、核兵器がそのまま保全できていたのかどうかが怪しいという話です。

このテロリストというのは、シリアに近い場所にある空軍基地としてことで、IS かそれに準じる組織を指していると考えていいように思います。

確かに、世界中のテロリストたちにとって、「実際に使用できる核兵器」は、どんなものより欲しているもののひとつでしょうし、それが、シリアからほんの 110キロの場所にあるというのなら、テロリスト集団等が本格的な「核兵器奪取作戦」を計画してもおかしくはないのかもしれません。

ただし、記事中でもふれられていますが、どんな核兵器でも、作動させるためには、暗号やコードなど多重のセキュリティが存在すると思いますので、仮に、テロリストがアメリカの核兵器を手にしたとしても、実際に使用することは難しいと思われます。

もちろん、ものすごい「誇示」にはなり得るとは思いますが。

まずは、冒頭の記事をご紹介しておきます。

 


Dozens of US nuclear weapons near Syria could be stolen by TERRORISTS, think tank warns
Express 2016/08/15

シリア近くに格納されていた数十のアメリカの核兵器がテロリストたちによって盗まれた可能性があるとシンクタンクが警告している

シリアに近いトルコ空軍基地に格納されている数十の米国の核兵器が、テロリストたちによって盗まれた可能性があることを、ワシントンのシンクタンクが警告している。

トルコのインジルリク空軍基地
Incirlik-Air-BaseALERT AT INCIRLIK AIR BASE

米国は、トルコ南部にあるインジルリク空軍基地(Incirlik Air Base)に、推定 50発の核弾頭を格納している。

しかし今、それらの数十の核兵器が「テロリストか、あるいは他の敵対勢力」によって盗まれた可能性が警告されている。時期としては、トルコでの軍によるクーデターが失敗した後のことだという。

このインジルリク空軍基地は、シリアとの国境からわずか 110キロに位置する。

ワシントンD.C.にある超党派からなる民間の国際関係研究所(シンクタンク)「スティムソン・センター」(Stimson Center)は次のように報告している。

「トルコで長引く内戦の事案により、米国は自身の武器のコントロールを維持しているのかどうかが答えられない状態になっていた可能性がある」

インジルリク空軍基地は、イラクとシリアの両国で、IS(イスラム国)と戦う米国主導の連合軍のために不可欠なベース基地だ。

同空軍基地は、戦略的に配置された施設へ無人偵察機と戦闘機を飛ばし、ISの攻撃目標に迅速に到達することができる。

しかし、今年3月、アメリカ国防総省は、治安への懸念があるとして、米軍と駐留している軍属に対して、トルコ南部からの退避を命じた。

スティムソン・センターの報告書の共同執筆者レイシー・ヒーレイ(Laicie Heeley)氏は、以下のように記している。

「セキュリティ上の観点から述べれば、インジルリク空軍基地に配備されている約 50発の核兵器の存在が維持され続けているかどうかは、時の運としか言いようがない」

「インジルリク空軍基地は強い防御手段を持っている……が、しかし、防御手段というのはそれ以上のものではなく、リスクがゼロになるわけではない」

「トルコで発生したクーデターの中で、我々米国は、核兵器のコントロールを維持することができていたかどうかを確実に言うことはできないのだ」

アメリカ国防総省は、核兵器が格納されている場所について具体的に言及したことはないが、ロシアに対する抑止力として、そしてま、トルコを含む 28カ国による軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)に対する米国の義務として、インジルリク空軍基地に米国の核兵器が格納されていると確信されている。

トルコでのクーデター事案以来、インジルリク空軍基地に格納されている核兵器の問題は、米国で新たな議論の対象となっている。

1993年から 2001年までホワイトハウス国家安全保障会議の防衛政策と軍備管理部門のトップだったスティーブ・アンドレアセン(Steve Andreasen)氏は、先週、ロサンゼルス・タイムズに以下のように書いた。

「私たちはこれまで厄災を避けてこられてきたが、トルコに格納されている米国の核兵器のセキュリティは一晩で大きく変化する可能性があるということに対しての十分な証拠を持っている」

米国カリフォルニアを拠点とする公共政策シンクタンク「スタンフォード大学フーヴァー研究所」(Hoover Institution)のコリ・シェイク(Kori Schake)氏は、ニューヨーク・タイムズ紙で以下のように述べている。

「アメリカの核戦力は暗号なしで使うことができないために、許可なしに使用することは不可能だ」

「事実は、核兵器がトルコに格納されているということが危険や脆弱に結びつくということはないということだけだ。仮に、トルコが反米国体制国家となったとしても、核の脅威は存在しない」

アメリカ国防総省は、シンクタンク「スティムソン・センター」の研究による、核兵器の安全の問題についてのコメントを避けた。

国防総省は声明で次のように述べている。

「我々は戦略的兵器の保管位置についての議論はしない」

「国防総省は、我が省の人員、家族、そして施設に関しての安全性を維持するために適切な措置を講じている」

インジルリク空軍基地の懸念は、アメリカ国防総省の核近代化プログラムに対しての、より幅広い問題としてクローズアップされた。国防総省の核近代化プログラムは、これを通じて、米国は核兵器を更新するために数千億ドル(数十兆円)を費やすことになると考えられている。

シンクタンクの著者たちは、米国の典型的な核兵器のひとつ「 B61 核爆弾」を、ただちにヨーロッパから撤去するべきだと主張する。

B61 核爆弾は、ベルギー、イタリア、ドイツ、オランダ、トルコの各国に 180発が格納されている。


 

ここまでです。

その空軍基地の橋世は下の位置になります。

インジルリク空軍基地の場所
incirlik-map・Google Map

記事に出てくる、「ヨーロッパやトルコに 180発格納されているという B61 核爆弾」は、Wikipedia の説明によると下のようなものです。

B61 (核爆弾)

B61は、先端部と尾部を状況に応じて交換し、高空投下やレイダウン投下などに対応するようになっている。

最新のサブタイプは1997年に開発された地中貫通爆弾の一種である。投下後、地中に数メートル貫入し、その後に爆発する。これにより、地下施設を破壊する。

B61は可変威力弾頭であり、サブタイプにもよるが最大170キロトンの威力を持つ。信管は、空中爆発・地上爆発・遅延爆発に対応している。

ということで、この B61 核爆弾の威力は、「 170キロトン」とあります。

広島に落とされた原爆の威力が、15キロトン程度だったとされていますので、広島型の 10倍以上の威力を持つ核爆弾のようです。それが、ヨーロッパ中に 180発配置されていると。

下のように小型化された B61 も開発されているらしく、この小さな爆弾でも、5キロトンということで、広島型原爆の3倍以上の威力があります。

小型化に成功したB61核爆弾(B61-12)

B61-Project-05_smallrevealnews.org

このくらい小型化が進めば、小さな輸送機に何十発でも詰め込めそうです。

というか、力持ちの男性なら二人くらいで運搬できそうな……。

核兵器の数も、全世界となりますと、下のように野放図でもあります。

2015年4月の世界の核弾頭数
nuke-world-2015時事通信

 

なお、トルコのクーデターの後、このインジルリク空軍基地にある米国の核兵器が「ルーマニアに移送された」という報道が出たことがありましたが、ルーマニア政府は正式にこれを否定しています。

2016年8月16日の報道より

romania-nuclear-2016Balkan Insight

そして、その後、ロシアのメディアでは、米国が核兵器をトルコから移動させたという報道がなされ、「米国の核兵器は一体どこへ?」というように報じられています。

プラウダより(左:トルコのエルドアン大統領、右:オバマ米国大統領)

pravda-0815Pravda Report

結局、実際どのようなことになっているのかはわからないままですが、最近の世界は常に危険な予兆の中で進行しているようです。

その中には、先ほどの航空機の話のように「結果として何でもなかった」ということも多々あります。

あるいは、ごく希に「やっぱり何かだった」という壊滅的な結果になることもあり得ますけれども、それは結果が出るまでわからないことです。

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