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2016年8月10日 (水)

安倍晋三のパールハーバー訪問(その3)

 安倍晋三のパールハーバー訪問 (その3) 
━━━━━━━━━━

ここで、わたしたちは、オバマの広島見物を冷静に対象
化しておこう。ザック・プリスタップ(タフト大学フレ
ッチャースクール アシスタント・ディレクター)は、
「オバマ広島訪問後の日米関係 ── 安倍首相はパー
ルハーバー訪問を」のなかで書いている。


「(安倍晋三は 注 : 兵頭)20154月の米議会上下両
院合同会議の演説では「日本国と、日本国民を代表し、
先の戦争に倒れた米国の人々の魂に、深い一礼を捧げま
す」と表明した。


安倍が真珠湾を訪問すれば、この演説が作り出した流れ
をさらに大きくできるし、オバマの広島訪問を歴史的文
脈に位置づけることができる。真珠湾を訪問すれば、広
島と長崎への原爆投下を(パールハーバーに始まる)歴
史の流れのなかに位置づけ、日本の痛ましい過去への認
識を高めることができる。


真珠湾での記念式典に参加すれば、日本は過去の歴史を
再解釈するのではなく、平和の促進にコミットしている
ことを世界に示すことにもなる。さらに、日本が安全保
障を強化しても、近隣諸国はより穏やかにこれを受け止
めるようになるかもしれない。


2015
9月に、(安全保障関連法案を通じて)日本は憲
法第9条の解釈を見直し、これまで国土防衛しか認めら
れてこなかった自衛隊が、アメリカを含む同盟国が攻撃
された場合には、支援を行うことに道が開かれた」
(『Foreign Affairs Report2016 NO.6

(引用終わり)


太平洋戦争における、軍事的には不必要だった広島・長
崎への原爆投下は、インディアンや黒人への原罪意識と
同様に、時間とともに米国の贖罪意識に深化しつつある。
また、米国の若い世代では、原爆投下は不必要だったと
いう認識が増えてきている。それを解消するために、米
国の1%はオバマを広島に遣わしたのである。


その意味は、太平洋戦争は、日本の宣戦布告なしのパー
ルハーバー急襲から始まり、広島・長崎への原爆投下に
よって終わった。原爆投下は、戦争を終わらせるために
やむを得ないものであった。オバマの広島見物はこのス
トーリー強化の第一幕なのである。


米国の1%は、それをこれまで人種的に差別してきた黒
人にやらせたのである。


このストーリーを完成させるためには、第二幕として日
本の首相にパールハーバーを訪問させ、謝罪させなけれ
ばならない。そこで初めて米国は太平洋戦争の贖罪意識
を払拭できるのだ。


「(安倍が 注 : 兵頭)真珠湾を訪問すれば、広島と
長崎への原爆投下を(パールハーバーに始まる)歴史の
流れのなかに位置づけ、日本の痛ましい過去への認識を
高めることができる」とは、まことに直截な書き方だ。
米国にとってはパールハーバーがあくまでも中心であり、
パールハーバーによって広島・長崎を相対化したいので
ある。


安倍が、パールハーバーでの記念式典に参加すれば、
「日本が安全保障を強化しても、近隣諸国はより穏やか
にこれを受け止めるようになるかもしれない」し、「自
衛隊が、アメリカを含む同盟国が攻撃された場合には、
支援を行うことに道が開かれた」のを評価するだろう。
自衛隊の、合法的な米国による傭兵化。そして自衛隊の
海外派兵。これが第三幕だ。


おわかりだろうか。核廃絶などはどこにもない。広島・
長崎、そしてパールハーバーへの、トップの相互訪問に
よって、日本の集団的安全保障がやりやすくなるという
のだ。


ザック・プリスタップは、この論文を次のようにまとめ
ている。


「最後に、広島と真珠湾を両国の首脳が相互訪問すれば、
日米同盟を感情面からも支えることができる。北朝鮮が
いまも核開発を進め、中国が南シナ海でのプレゼンスを
強化しているだけに、日米間の安全保障パートナーシッ
プは不可欠だ。


オバマと安倍はこれらの課題に、ワシントンと東京が連
帯して立ち向かっていくというパワフルなメッセージを、
相互訪問を通じて発することができる」

(引用終わり)


ここに書かれていることこそ、オバマの広島見物の、ほ
んとうの狙いである。広島とパールハーバーを両国の首
脳が相互訪問する戦略は、


1
米国の広島・長崎への贖罪意識の払拭


2
米日軍事同盟の強化


2点から成っている。ここには、その背景までしっか
りと書かれている。「最後に、広島と真珠湾を両国の首
脳が相互訪問すれば、日米同盟を感情面からも支えるこ
とができる。北朝鮮がいまも核開発を進め、中国が南シ
ナ海でのプレゼンスを強化しているだけに、日米間の安
全保障パートナーシップは不可欠だ」。


行き着く果ては米日軍事同盟の強化なのだ。


第一幕はすでに上がった。オバマの広島見物で日本が失
ったものは大きい。いずれオバマによって拡大強化され
た小型核兵器を、米軍支配下の自衛隊が使う時代がくる
かもしれない。


そのとき、亀井の指摘した通りに、「日本人は、ハリウ
ッドの悪役の超スターが来ても喜」び、「オバマ大統領
はしなくてもいいことをやった。それを評価する日本の
方が哀れ」な状況が出現しているだろう。


「ベトナム戦争だろうが何だろうが、世界中で戦争をや
りながらも、(米国が)負ける戦争でも使わない」核兵
器を、日本だけに投下した贖罪意識は、日本に使わせる
ことで、完全に消滅するのである。これが第四幕だ。



‥…━━━☆

今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。

 年々にわが悲しみは深くして
   いよよ華やぐいのちなりけり
           岡本かの子

また、面白い文章を書きますね。
みんな、あしたこそ、幸せになあれ!

0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0

あとがき

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お待ちしています。

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発行人 :兵頭正俊

以上は「兵頭に訊こう」より

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