11年ぶりの「姉歯事件」耐震偽装(違法建築)疑惑が発覚した絶対絶命の豊洲市場
11年ぶりの「姉歯事件」耐震偽装(違法建築)疑惑が発覚した絶体絶命の豊洲新市場
逝きし世の面影さんのサイトより
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/0c61715fb9c73deb04326aac90fa1980
<転載開始>
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/0c61715fb9c73deb04326aac90fa1980
<転載開始>
『豊洲購入の原点文書「真っ黒」 都が開示した東京ガスとの交渉記録』これで「情報開示」といえるのか?2016年9月23日Yahoo!ニュース
『耐震偽装(違法建築)疑惑が発覚した絶体絶命の豊洲新市場』
『深まる違法建築疑惑 豊洲の耐震性能「大丈夫」に根拠なし』2016年9月24日 日刊ゲンダイDIGITAL
混迷を極める豊洲新市場。新聞、テレビは「盛り土」問題で大騒ぎだが、耐震基準を満たさない“違法建築”疑惑もくすぶっている。
日刊ゲンダイの取材で、都は豊洲の建物が建築基準法上、適法である証拠を何ひとつ持ち合わせていないことが分かった。豊洲の「安全」はもはや、幻想と言うしかない。
『耐震偽装(違法建築)疑惑が発覚した絶体絶命の豊洲新市場』
『深まる違法建築疑惑 豊洲の耐震性能「大丈夫」に根拠なし』2016年9月24日 日刊ゲンダイDIGITAL
混迷を極める豊洲新市場。新聞、テレビは「盛り土」問題で大騒ぎだが、耐震基準を満たさない“違法建築”疑惑もくすぶっている。
日刊ゲンダイの取材で、都は豊洲の建物が建築基準法上、適法である証拠を何ひとつ持ち合わせていないことが分かった。豊洲の「安全」はもはや、幻想と言うしかない。
■情報開示請求に見当外れの文書
本紙は8月25日発売号で、豊洲新市場の“違法建築”疑惑を報じた。公共性の高い建物は、民間所有の建物の「1.25」倍の耐震性能が必要だと建築基準法で義務付けられている。仲卸棟の安全性を証明する「構造計算書」によると、一部が1.25倍ギリギリの数値になっているが、もともと記載がなかった1000トン超の「押さえコンクリート」が後から追加されたことで重量がかさみ、1.25倍に満たない“違法”状態の恐れがあることを指摘したのだ。
この疑惑について、当時、都は「改めて計算し直したところ、1.34倍の性能があることが分かり、『押さえコン』を追加しても1.25倍を下回ることはない」(中央卸売市場・新市場整備部)と説明していたが、これがトンデモないごまかしだった。
本紙は情報公開法に基づき、都に「耐震性能1.34倍の根拠資料」を開示請求した。今月20日に開示された計算書には、確かに「1.34」と記されていたが、ナント、この計算書には「押さえコンの追加分の重量が反映されていない」(新市場整備部)というのだ。
そのうえ驚いたことに、本紙が“違法”状態と指摘したのとは全く別の場所についての計算書だった。仲卸棟は構造上「左、中央、右」に3分割されていて、それぞれの区域ごとに計算されている。本紙が当初、問題視した場所は「左ブロック」だったが、都が示した計算書は「中央ブロック」。なぜ見当外れの“根拠”を示したのか。新市場整備部の担当者に聞いたが、説明になっていない。
――開示された計算書は、1.34倍の根拠になっていない。
「確かに押さえコンの追加分を反映した計算書でない以上、根拠としては不十分かもしれない」
――なぜ反映した計算書を示さないのか。
「訂正手続きがなされておらず、反映した計算書がないからです。いつ訂正手続きを行うかは分かりません」
――仲卸棟の左ブロックは、耐震基準を満たしていないのではないか。
「問題ないと思っていますが、資料がないので分かりません」
構造設計1級建築士の高野一樹氏はこう言う。
「都が開示した計算書は、1.34倍の根拠になっていません。やはり押さえコンの重量が増えた分、仲卸棟の左ブロックは1.25倍を下回っている可能性があります。また、元の設計よりも建物全体の重量が増えているので、骨組みや杭にかかる負担も大きくなっていることが考えられます。これらの問題を検証し、全てクリアしなければ『安全』とは言えない でしょう」
2005年の「姉歯事件」では、耐震偽装で多くのマンションやホテルが建て替えに追い込まれた。
5884億円もの血税をつぎ込んだ豊洲も今から建て替えるのか。
都はこれまで、建物の地下を空洞にし、盛り土をしなくても「問題ない」と言い続けてきた。今回の耐震性能のケースでも根拠もなく「問題ない」と言い張っている点で同じ構図だ。都庁という“伏魔殿”はどこまでも都民をバカにしている。
9月24日 日刊ゲンダイ
『11年前の耐震偽装「姉歯」事件の再来(二番煎じ)としての豊洲新市場』
マグロの解体が出来ない仲卸市の仕切りとか荷重が2トン程度のホークリフトやターレに対して豊洲市場の床の荷重限度が700キロだったとか水産物を扱うのに水を流せない小さすぎる排水溝とか、中央卸市場の設計としては現場の声が全く反映されていない摩訶不思議な豊洲新市場ですが、今回の耐震偽装が明らかになれば1回も使用することなく解体されることは確実である。
それにしても豊洲の場合は余りにもお粗末の極み。手抜き工事が悪質過ぎて最早笑うしかないレベルである。
今回は2005年多くのマンションやホテルが建て替えに追い込まれた耐震偽装の姉歯事件では無くて、道路や公共施設の予定地に保証金目当てにインチキ建築物を建てるヤクザの手口にそっくり瓜二つである。(構造計算を偽造してコンクリートの中の鉄筋を何本か少なくした姉歯事件は外見だけでは誰にも不正が分からない。ところが、今回は素人目でも露骨すぎる手抜き工事が明らか)
11年前の姉歯事件では耐震偽装マンションを建てていたヒューザーと創価学会公明党との密接な関係やライブドアのホリエモンの唐突な逮捕、安倍晋三の秘密後援会『安晋会』関連の変死事件など数々の余波が起きて自民党長期政権の土台を蝕んだ。
ところが、今回の豊洲市場は東京都や清水、大成、鹿島など日本の大手ゼネコンが全員直接関係しているので姉歯事件以上の大きな影響が必ず出る。もちろん6000億円もの巨額な公費が浪費されたのですから超大物の逮捕や国会喚問、謎の変死事件も頻発することになる。
『豊洲問題 仕様書に「モニタリング空間は本体設計」』9月22日(木)テレビ朝日系(ANN)
豊洲市場の地下空間の問題で、2011年3月の段階では建物の基本設計の仕様書に「モニタリング空間は本体設計」などと書かれていたことが分かりました。
2010年11月から募集が始まった建物の基本設計の仕様書には「地下空間」という文言はありませんでした。都の関係者などへの取材で、この仕様書には「モニタリング空間は本体設計に含む」などと書かれていたことが新たに分かりました。
当時の職員の間では、土壌汚染の対策をするスペースを「モニタリング空間」と呼んでいましたが、建物は高床式が前提となっていました。その後、2011年6月にできた基本設計は、今の形に近い地下空間のあるものになっていました。「モニタリング空間」の設置場所を検討するなかで、地下に空間が設置された可能性もあり、都は経緯などを調査して来週までに小池知事に報告することにしています。
9月22日(木)テレ朝 news
『2011年3月から6月までの空白の3か月間』
マスコミの報道によると2011年3月当時には、東京ガスの跡地で汚染がひどい豊洲新市場は4・5メートルの盛り土の上に建て、さらに二重の土壌汚染対策として建物は高床式が前提になっており、建物下部にはモニタリング用の空間部分を用意するとの設計仕様書が東京都によって作られていた。
3月に作成された東京都の設計仕様書が存在するのに、3カ月後の6月に出来上がった豊洲新市場の設計図には何故か建物の下は盛り土を行わず、秘密の地下空洞が出来上がっていたのである。
当初の建物下部に設けるモニタリング用の空間と、土壌汚染対策の盛り土が無い手抜きの4.5メートルの地下空間とは一見すると似ているが、汚染対策としては意味がまったく違っていた。
丸っきりの杜撰極まる手抜き工事の見本のような話なのである。
東京都の豊洲新市場ですが、3ヵ月間の短期間で根本的なトンデモナイ大変化が起きていたのである。現在マスコミでは、この『2011年3月から6月までの空白の3ヶ月間』が大問題となっているが、5年半前の当時のマスコミ報道を検証すれば自ずから答えは出てくる。
『この時、東京都の内部では何が起きていたのか』
2016年9月23日Yahoo!ニュースにあるように、情報公開の趣旨に反して豊洲購入の原点文書(都と東京ガスとの交渉記録)がすべて『真っ黒』。元々の持ち主である東京ガスは豊洲8丁目の用地の土壌汚染が酷くて東京都の中央卸売市場(豊洲新市場)のような食品を扱う場所としては不向きであることを知っていたので当初は反対していた。東京都の開示した文章が真っ黒クロスケだったのは、この事実を隠したかったのである。
もっと問題なのは2011年3月11日に起きた東日本大震災で、この時に千葉県などでは建物の倒壊は無かったが海岸付近の埋め立て地を中心に液状化でインフラが大打撃を受けている。無人の東京ガスの工場跡地の豊洲6丁目は、そもそも海を埋め立てた人口島なのでマスコミでは報道されなかったが凄まじい液状化が起きている。
3月と言っても、3月1日と3月31日(3月11日の前か後か)では意味が大きく違っている。
豊洲6丁目では地下から大量の水や砂と共にとんでもない量の汚染物質が吹き上げていたのですから、設計事務所向けの仕様書には4・5メートルの盛り土の上に、さらに二重の土壌汚染対策として建物は高床式にして下部にはモニタリング用の空間部分を設ける仕様書を東京都が作ったのでしょう
『官僚が作った「日付の入っていない公式文章」は何処にも無い』
『豊洲問題 仕様書に「モニタリング空間は本体設計」』との9月22日(木)テレ朝 newsの最大の問題点とは、仕様書の日付が何処にも無いことなのです。
(日本に限らず世界中で役所が何かをするときには必ず『文章』を残すが、これは何も役人の責任感が強いからではなく、話は逆で自分が責任を取りたくないから『アリバイ作り』として正確な記録類を残す習性がある)
そしてこのような役所の作る文章には必ず正確な日付が入っている。日付を曖昧に『3月』と誤魔化した朝日テレビですが、何とかして不都合な真実を隠したかった。朝日テレビに限らず日本のマスコミはとっくの昔に社会の木鐸ではなくなっている。善意の第三者ではなくて権力の一部であり、真実を隠す悪党連中と同じグループなのである。
それでは豊洲新市場の建設を、当初の二重の安全対策を丸ごと止めて、見かけだけは立派だが外部から見えない地下部分など、中身を大きく手抜き工事にすると決めた6月とは、2011年3月11日の福島第一原発事故が当初の政府発表のレベル4どころではなくて、最大規模のレベル7の未曾有の大災害である事実を政府が認めた直後である。
東日本大震災が起きた3月11日の夜には早くも1号基はメルトダウンしていたが、この事実を政府が認めたのは2ヶ月もたった5月の話である。色々な豊洲の不思議ですが時系列的に考えていけば、その『答え』は簡単に出てくるのですから怖ろしい。
『敗戦直前の憂鬱。卑劣で悪賢い小悪党だけが得をする末世』
あとは野となれ山となれ。
豊洲市場を発注した東京都にしろ建築したゼネコンにしろ同じで、もはやレベル7の未曾有のフクシマの放射能汚染の深刻化で、東京ガスの工場跡地の土壌汚染対策が無駄である事実を知っていた。
これでは汚染対策の盛り土が無い地下の空洞部分とか耐震基準を満たしていない手抜き工事は当然だったのである。少し考えれば何の不思議もない。
『歴史は繰り返す』の言葉のとおりで、71年前の敗戦時でも今と同じで、目先のきいた軍人や官僚たちは密かに軍事物資を隠匿し、横領した物資を横流しして大儲けしていた悪賢い連中が戦後の日本の金持ちになった歴史がある。(今ではさすがにいなくなったが、昔は『次に戦争が起きたら、今度こそ騙されず、上手く立ち回って大金持ちになるのだ』と公言する困った大人たちが大勢いた)
以上は「大摩邇」より
本紙は8月25日発売号で、豊洲新市場の“違法建築”疑惑を報じた。公共性の高い建物は、民間所有の建物の「1.25」倍の耐震性能が必要だと建築基準法で義務付けられている。仲卸棟の安全性を証明する「構造計算書」によると、一部が1.25倍ギリギリの数値になっているが、もともと記載がなかった1000トン超の「押さえコンクリート」が後から追加されたことで重量がかさみ、1.25倍に満たない“違法”状態の恐れがあることを指摘したのだ。
この疑惑について、当時、都は「改めて計算し直したところ、1.34倍の性能があることが分かり、『押さえコン』を追加しても1.25倍を下回ることはない」(中央卸売市場・新市場整備部)と説明していたが、これがトンデモないごまかしだった。
本紙は情報公開法に基づき、都に「耐震性能1.34倍の根拠資料」を開示請求した。今月20日に開示された計算書には、確かに「1.34」と記されていたが、ナント、この計算書には「押さえコンの追加分の重量が反映されていない」(新市場整備部)というのだ。
そのうえ驚いたことに、本紙が“違法”状態と指摘したのとは全く別の場所についての計算書だった。仲卸棟は構造上「左、中央、右」に3分割されていて、それぞれの区域ごとに計算されている。本紙が当初、問題視した場所は「左ブロック」だったが、都が示した計算書は「中央ブロック」。なぜ見当外れの“根拠”を示したのか。新市場整備部の担当者に聞いたが、説明になっていない。
――開示された計算書は、1.34倍の根拠になっていない。
「確かに押さえコンの追加分を反映した計算書でない以上、根拠としては不十分かもしれない」
――なぜ反映した計算書を示さないのか。
「訂正手続きがなされておらず、反映した計算書がないからです。いつ訂正手続きを行うかは分かりません」
――仲卸棟の左ブロックは、耐震基準を満たしていないのではないか。
「問題ないと思っていますが、資料がないので分かりません」
構造設計1級建築士の高野一樹氏はこう言う。
「都が開示した計算書は、1.34倍の根拠になっていません。やはり押さえコンの重量が増えた分、仲卸棟の左ブロックは1.25倍を下回っている可能性があります。また、元の設計よりも建物全体の重量が増えているので、骨組みや杭にかかる負担も大きくなっていることが考えられます。これらの問題を検証し、全てクリアしなければ『安全』とは言えない でしょう」
2005年の「姉歯事件」では、耐震偽装で多くのマンションやホテルが建て替えに追い込まれた。
5884億円もの血税をつぎ込んだ豊洲も今から建て替えるのか。
都はこれまで、建物の地下を空洞にし、盛り土をしなくても「問題ない」と言い続けてきた。今回の耐震性能のケースでも根拠もなく「問題ない」と言い張っている点で同じ構図だ。都庁という“伏魔殿”はどこまでも都民をバカにしている。
9月24日 日刊ゲンダイ
『11年前の耐震偽装「姉歯」事件の再来(二番煎じ)としての豊洲新市場』
マグロの解体が出来ない仲卸市の仕切りとか荷重が2トン程度のホークリフトやターレに対して豊洲市場の床の荷重限度が700キロだったとか水産物を扱うのに水を流せない小さすぎる排水溝とか、中央卸市場の設計としては現場の声が全く反映されていない摩訶不思議な豊洲新市場ですが、今回の耐震偽装が明らかになれば1回も使用することなく解体されることは確実である。
それにしても豊洲の場合は余りにもお粗末の極み。手抜き工事が悪質過ぎて最早笑うしかないレベルである。
今回は2005年多くのマンションやホテルが建て替えに追い込まれた耐震偽装の姉歯事件では無くて、道路や公共施設の予定地に保証金目当てにインチキ建築物を建てるヤクザの手口にそっくり瓜二つである。(構造計算を偽造してコンクリートの中の鉄筋を何本か少なくした姉歯事件は外見だけでは誰にも不正が分からない。ところが、今回は素人目でも露骨すぎる手抜き工事が明らか)
11年前の姉歯事件では耐震偽装マンションを建てていたヒューザーと創価学会公明党との密接な関係やライブドアのホリエモンの唐突な逮捕、安倍晋三の秘密後援会『安晋会』関連の変死事件など数々の余波が起きて自民党長期政権の土台を蝕んだ。
ところが、今回の豊洲市場は東京都や清水、大成、鹿島など日本の大手ゼネコンが全員直接関係しているので姉歯事件以上の大きな影響が必ず出る。もちろん6000億円もの巨額な公費が浪費されたのですから超大物の逮捕や国会喚問、謎の変死事件も頻発することになる。
『豊洲問題 仕様書に「モニタリング空間は本体設計」』9月22日(木)テレビ朝日系(ANN)
豊洲市場の地下空間の問題で、2011年3月の段階では建物の基本設計の仕様書に「モニタリング空間は本体設計」などと書かれていたことが分かりました。
2010年11月から募集が始まった建物の基本設計の仕様書には「地下空間」という文言はありませんでした。都の関係者などへの取材で、この仕様書には「モニタリング空間は本体設計に含む」などと書かれていたことが新たに分かりました。
当時の職員の間では、土壌汚染の対策をするスペースを「モニタリング空間」と呼んでいましたが、建物は高床式が前提となっていました。その後、2011年6月にできた基本設計は、今の形に近い地下空間のあるものになっていました。「モニタリング空間」の設置場所を検討するなかで、地下に空間が設置された可能性もあり、都は経緯などを調査して来週までに小池知事に報告することにしています。
9月22日(木)テレ朝 news
『2011年3月から6月までの空白の3か月間』
マスコミの報道によると2011年3月当時には、東京ガスの跡地で汚染がひどい豊洲新市場は4・5メートルの盛り土の上に建て、さらに二重の土壌汚染対策として建物は高床式が前提になっており、建物下部にはモニタリング用の空間部分を用意するとの設計仕様書が東京都によって作られていた。
3月に作成された東京都の設計仕様書が存在するのに、3カ月後の6月に出来上がった豊洲新市場の設計図には何故か建物の下は盛り土を行わず、秘密の地下空洞が出来上がっていたのである。
当初の建物下部に設けるモニタリング用の空間と、土壌汚染対策の盛り土が無い手抜きの4.5メートルの地下空間とは一見すると似ているが、汚染対策としては意味がまったく違っていた。
丸っきりの杜撰極まる手抜き工事の見本のような話なのである。
東京都の豊洲新市場ですが、3ヵ月間の短期間で根本的なトンデモナイ大変化が起きていたのである。現在マスコミでは、この『2011年3月から6月までの空白の3ヶ月間』が大問題となっているが、5年半前の当時のマスコミ報道を検証すれば自ずから答えは出てくる。
『この時、東京都の内部では何が起きていたのか』
2016年9月23日Yahoo!ニュースにあるように、情報公開の趣旨に反して豊洲購入の原点文書(都と東京ガスとの交渉記録)がすべて『真っ黒』。元々の持ち主である東京ガスは豊洲8丁目の用地の土壌汚染が酷くて東京都の中央卸売市場(豊洲新市場)のような食品を扱う場所としては不向きであることを知っていたので当初は反対していた。東京都の開示した文章が真っ黒クロスケだったのは、この事実を隠したかったのである。
もっと問題なのは2011年3月11日に起きた東日本大震災で、この時に千葉県などでは建物の倒壊は無かったが海岸付近の埋め立て地を中心に液状化でインフラが大打撃を受けている。無人の東京ガスの工場跡地の豊洲6丁目は、そもそも海を埋め立てた人口島なのでマスコミでは報道されなかったが凄まじい液状化が起きている。
3月と言っても、3月1日と3月31日(3月11日の前か後か)では意味が大きく違っている。
豊洲6丁目では地下から大量の水や砂と共にとんでもない量の汚染物質が吹き上げていたのですから、設計事務所向けの仕様書には4・5メートルの盛り土の上に、さらに二重の土壌汚染対策として建物は高床式にして下部にはモニタリング用の空間部分を設ける仕様書を東京都が作ったのでしょう
『官僚が作った「日付の入っていない公式文章」は何処にも無い』
『豊洲問題 仕様書に「モニタリング空間は本体設計」』との9月22日(木)テレ朝 newsの最大の問題点とは、仕様書の日付が何処にも無いことなのです。
(日本に限らず世界中で役所が何かをするときには必ず『文章』を残すが、これは何も役人の責任感が強いからではなく、話は逆で自分が責任を取りたくないから『アリバイ作り』として正確な記録類を残す習性がある)
そしてこのような役所の作る文章には必ず正確な日付が入っている。日付を曖昧に『3月』と誤魔化した朝日テレビですが、何とかして不都合な真実を隠したかった。朝日テレビに限らず日本のマスコミはとっくの昔に社会の木鐸ではなくなっている。善意の第三者ではなくて権力の一部であり、真実を隠す悪党連中と同じグループなのである。
それでは豊洲新市場の建設を、当初の二重の安全対策を丸ごと止めて、見かけだけは立派だが外部から見えない地下部分など、中身を大きく手抜き工事にすると決めた6月とは、2011年3月11日の福島第一原発事故が当初の政府発表のレベル4どころではなくて、最大規模のレベル7の未曾有の大災害である事実を政府が認めた直後である。
東日本大震災が起きた3月11日の夜には早くも1号基はメルトダウンしていたが、この事実を政府が認めたのは2ヶ月もたった5月の話である。色々な豊洲の不思議ですが時系列的に考えていけば、その『答え』は簡単に出てくるのですから怖ろしい。
『敗戦直前の憂鬱。卑劣で悪賢い小悪党だけが得をする末世』
あとは野となれ山となれ。
豊洲市場を発注した東京都にしろ建築したゼネコンにしろ同じで、もはやレベル7の未曾有のフクシマの放射能汚染の深刻化で、東京ガスの工場跡地の土壌汚染対策が無駄である事実を知っていた。
これでは汚染対策の盛り土が無い地下の空洞部分とか耐震基準を満たしていない手抜き工事は当然だったのである。少し考えれば何の不思議もない。
『歴史は繰り返す』の言葉のとおりで、71年前の敗戦時でも今と同じで、目先のきいた軍人や官僚たちは密かに軍事物資を隠匿し、横領した物資を横流しして大儲けしていた悪賢い連中が戦後の日本の金持ちになった歴史がある。(今ではさすがにいなくなったが、昔は『次に戦争が起きたら、今度こそ騙されず、上手く立ち回って大金持ちになるのだ』と公言する困った大人たちが大勢いた)
以上は「大摩邇」より
悪い奴はこの際一網打尽に逮捕すべきです。政権もすっ飛びます。悪いことをすれば必ずばれるのです。 以上
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