サウジアラビアの9/11関与は詐欺の一環なのだろうか?
サウジアラビアの9/11関与は、詐欺の一環なのだろうか?
Paul Craig Roberts
2016年7月20日
CIAの対敵諜報活動のトップを30年間つとめたジェームズ・ジーザス・アングルトンが、ずっと昔、諜報機関は、関心をそらせるためのニセの痕跡を作り出すため、入念に作り上げた証拠痕跡満載の劇中劇を作るのだと説明してくれたことがある。そうした苦心の作品は、様々な目的に役立つのだ。重要な問題に関し、好ましくない立場にいて、連中の狙いの邪魔になっている無辜の個人や組織を困らせたり、評判を傷つけたりするためにも利用できる。代替のウソ説明を作り出して、うまくいかなくなった説明から注目を逸らさせる「おとり」として利用することも可能だ。アングルトンが、何と呼んだのかは忘れたが、エセ説明の中に、エセ説明を埋め込んでおくが、“国家安全保障”や“政治的に微妙な問題”などの理由で、その公表を控えておくのが戦略だった。もし公式説明がまずい具合になった場合、関心を、新たなウソの説明にそらせたり、元の説明を裏付けたりするために予備の説明を公表する。アングルトンは、諜報機関は、競合する説明の中に悪事を埋め込んで、連中に必要な悪事を隠すのだと説明した。
“サウジアラビア人が9/11を実行”説の専門的な仕上がりを見て、サウジアラビア資金提供話は、まさにアングルトンが劇中劇と言ったものではあるまいかと疑っている。
公式9/11説明は、余りに攻撃を受け、もはや存在し続けられなくなっている。記憶が正しければ、9/11委員会報告の中では全く触れられていない第7ビル崩壊は、制御解体によるものだったことが証明されている。第7ビルは、制御解体によってしか実現できない重力加速度で崩壊した。
崩壊前に、二つの塔内にいた、100人以上の消防士、警官やビル保守要員が、複数の爆発を聞き、体験したと報告している。北棟の保守要員ウィリアム・ロドリゲスによれば、飛行機がタワーに衝突したとされる時刻の前に、地下二階で爆発があったという。
国際的な科学者のチームは、タワーのほこりの中で、爆薬や、瞬時に、鋼鉄を切断する極端な高温を発生する物質の、反応済みのものと、未反応のものを発見した。
商用機、軍用機の多数のパイロットが、ハイジャッカーとされる人物の標準以下の飛行技量で、飛行経路に必要な操作を行えるのかという疑問を投じている。
2,500人の建築家やエンジニアたちが、飛行機が衝突しても耐えられることが証明されているタワーの崩壊に対する独自の調査を呼びかけている。
9/11攻撃がサウジアラビア政府による資金提供を受けていたことの暴露は、弱体化している公式説明へのてこ入れと同時に、公式説明は、どこかおかしい、という広がりつつある見方をも満足させる効果がある。
評論家やマスコミは、9/11事件へのサウジアラビア資金提供の話題を、ブッシュ政権を非難する重要な暴露として扱っているが、暴露は、単にそれが残るだけでなく、まさに元々の公式説明で特定されたハイジャッカーを使い、オサマ・ビン・ラディンが攻撃を実行したという公式説明を強化するのだ。ブッシュ政権は、単にサウジアラビアの友人をかばい、サウジアラビアによる資金提供の証拠提示を控えていたということだけ非難される。
サウジアラビア資金提供の証拠は、元々の公式説明の信憑性を回復させるのだ。公式説明中の三つのWTCビル崩壊、ペンタゴン攻撃、ペンシルバニアでの飛行機墜落には何の変わりもない。アメリカ人の怒りは、攻撃に資金提供したことで、今やサウジアラビアに向けられる。
サウジアラビア資金提供説を大宣伝することは、公式説明を支持することになる。いつもなら政府の言い分を疑う多数の評論家連中が、ブッシュに責任を負わせられるものが出てきたことで、嬉しさの余り、飛び跳ねている。彼らは、ブッシュに責任を負わせれば、公式の9/11説明を支持することになるのに気づいていないのだ。
しかも、一体なぜサウジアラビア政府が、自分を守ってくれている国への攻撃に資金提供をするのかという説明が皆無だ。サウジアラビアは長年のパートナーだ。彼らは石油の代償に、紙切れを受け取り、その紙切れを使って、アメリカ財務省の債務に資金提供をしてくれ、アメリカの武器システムを購入し、大量の兵器売り上げに貢献し、研究開発費を、その大量兵器に分散できるようにしてくれている。
アメリカの国家安全保障の完全な失敗を実証して、アメリカを困らせて、サウジアラビアに一体どういう利益があるのだろう? 実際、もし少数のハイジャッカーが、NSAや、CIAや、国家安全保障国家を出し抜けるのであれば、我々はあきらかに払った税金に見合うだけのものを得ずに、市民的自由をただで差し出していることになる。
サウジアラビア資金提供は、解体用の爆薬配線をするために、誰がビルに入れたのかやら、実際の攻撃がモデルにした、9/11同時攻撃の日程を組んだのかを説明せず、一体何が本当で、何がそうではないのかに関して、一部の当局で混乱を生じさせる。
サウジアラビア資金提供は、タワー攻撃を撮影していて逮捕され、後に、イスラエルTVで、攻撃を撮影するよう、ニューヨークに派遣されたと発言した踊っていたイスラエル人についての説明にはならない。一体なぜ、イスラエルが知っていたのだろう? 駐米サウジアラビア大使のバンダルが教えたのだろうか? ブッシュは、我々にサウジアラビアのことを言わなかったし、イスラエルは我々に、攻撃のことを言わなかった。どちらが酷いだろう?
今回のサウジアラビア関与暴露は公式説明にとって都合が良過ぎる。これが説明がうまくいかなくなった際に利用できるよう仕込まれた劇中劇ではないと、我々はどうすればわかるのだろう? サウジアラビアの打倒を含め、中東政府打倒という元々のネオコンの計画があるのだから、サウジアラビアをそういう立場におくのは論理的な選択ではある。これで、口実ができたわけだ。
ハイジャッカーとされる連中は、制御解体で、ビルを倒壊させることに対する煙幕以外の役を演じたのだろうかと私は疑っている。あるいは、ハイジャッカーと、彼らに資金を提供したサウジアラビアは、もし証拠が本物で、でっちあげでなければ、自分の役割に気づいておらず、別の策略に参加していると思いこんでいたのだ。
我々はまたしても劇中劇でだまされるのだろうか? アングルトンが説明してくれた説の通りに、成功するのだろうか? それとも裏目に出る可能性があるのだろうか? もしアメリカ政府が、我々から事実の一部を、13年間隠すのであれば、事実全部を隠しても不思議はないのではあるまいか? 公式説明の他の一体何がウソなのだろう?
Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Order.が購入可能。
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世界中での対テロ作戦なるインチキ作戦の発端のこの策謀事件にかかわる重要な?情報公開、いわゆるバラエテイーなる洗脳番組も、一応ニュース報道と称する番組も、正面から扱っていないように見える。
はなから、いずれも全く信じていないので、本気で検索していないため、大変な疎漏・誤解をしているのかも知れない。そうであれば幸い。
しつこく「白痴製造洗脳装置」と書いているが、「たらいの水と一緒に赤子を流してはいけない」と、時折反省することがある。
感動する番組を、多数の方々が作って健闘しておられるのだ。売女マスコミで働く方々の全員が、好きで売国宣伝しているはずがない。真実を報道したいという、素晴らしい動機で、そうした職業につかれた方々がおられるはずなのだ。
題名は忘れたが福島から自発的に避難した方々の民放ドキュメンタリーには感動した。今夜の森永砒素ミルク被害者の記録も素晴らしい。
日本の心を破棄する集団、辞表をだした代表を引き止めたという。もう一つの不思議な集団、売国心頭は解党。ああいう連中、どうやって存続しているのだろう。
自分たちへの支援活動に対し、与党や、そのスポンサーから資金が流れるのだろうか。
電車に乗る度、ゴミ以下の腐臭を発する大本営広報部中吊りを読まされる拷問のつらさ。
そこに、やはりもう一つの週刊誌も参戦した。どの「ゴミ」も、もう何年も購入の記憶皆無。
サラリーマン時代、会社から帰る電車での気晴らしに、週刊誌を読んだものだった。
週刊ポスト、週刊現代、週刊朝日が多かった。あの当時でも、かの両誌、あまりに不快、気晴らしにならないので購入頻度は非常に低かった。まして読むに耐えない駄文集成月刊誌、購入することは実にまれだった。
今回の誹謗作戦、赤旗に適切な批判コラムが掲載されたようだ。それに対する岩上安身氏のtwitterが傑作。個人名をあげてくれるのは嬉しいが、IWJの名前も出してほしかった、と。(twitter書き込み、正確には覚えていないので原文通りではないが、あしからず。)
それで、思い出すのが、マスコミの問題を真摯に追求されているアメリカ人学者、ロバート・マクチェズニー教授のデモクラシー・ナウでのインタビュー。何度も繰り返し書いたが、再度一部を流用しておこう。お時間のある方は、まずい翻訳を我慢して記事全文をお読み頂きたい。
どうしてこういう素晴らしい先生の本は翻訳されず、ウクライナをヨイショし、ロシアを糾弾するイギリス人学者の本が、立て続けに翻訳されるのだろう。
ロバート・マクチェズニー『資本主義がインターネットを民主主義の敵にする』について語る 2013年7月12日
ロバート・マクチエズニー: 我々は絶対にこの戦いに勝てると思っています。私が指摘したどの問題についても、本に書いた他の全問題についても、あらゆる世論調査で、大部分のアメリカ人は我々の側なのが分かっています。このカルテルが我々を貪りつくすのを好む人はいません。プライバシー侵害は皆いやなのです。インターネットを、大企業が鉄条網を至る所に張る場所にしてしまっている厄介な著作権制限は嫌われています。人々は我々の側なのです。我々が直面している問題は、民意に、この番組で皆様が良くご存じの諸問題に対処しようとしない腐敗した政治制度です。私は楽観的です。そうならなかったら失望します。我々の仕事は、ただ人々の利益を結びつけ、こうした問題で我々が実際に勝てるよう、政治力を持たせることです。
二つ目の点については、これについては、既にこの番組で、皆様はクレイグと話しておられましたが、この国は途方もない人数の有能な人があふれています。この国は有能な人に満ちています。ここで不足しているのは、彼らを支える資金です。素晴らしいメディアの仕事をしている沢山の人々がいる事実は嬉しいことですが、彼らがきちんと食べられるようになって欲しいと思います。家族を持てるようになって欲しいものです。彼らの頭上には屋根があって欲しいですし、昼間の別の仕事や家事の残り時間で、ジャナーリズム活動をするというようなことを無くしたいものです。子供達を寝かせ着けた後、家を掃除し、会社での仕事に行くべく目覚めるよう床につく前、夜11:00に作業する人々が、報道や文化を担っていては、自由な社会は築けません。資金の保障がなければいけません。我々に必要な良いもの、文化、ジャーナリズムを生み出すことが出来る人々が、まともな報酬を得られるようにすべきです。
エイミー・グッドマン: どうすれば実現できるでしょう?
ロバート・マクチェズニー: はい、本の中で、非営利、商業目的でないメディアに流れる資金を大幅に増強する方法を考えるよう提案しています。国民に、いわばニュース・バウチャーとでも呼ぶものを配布し、国民は各自、その200ドルを、任意の非営利や商業目的でないメディアに払える制度です。連邦政府は資金を出しますが、誰がそれを得るかについては全く支配できなくするのです。そこで、国民は、そのお金をこの番組にくれるわけです。百万人の人々が、200ドルずつ出してくれたら、何か出来そうですね、エイミーさん?
実際に、例えば、デンバーで、コミュニティー集団があって、ニュース報道をしたいと思っているとします。新聞による地元の報道には満足していないのです。近隣で、2,000人の人々が渡してくれるバウチャーを得られたらどうなるでしょう? すると突然、400,000ドル得られることになります。地元の事情をしっかり報道するための人を雇うことができるようになります。それを毎年やって行けば、次第に実績ができます。良い意味で、極めて健全な競争になるでしょう。商業的な競争ではないでしょうが、人々の信頼を勝ち取るためできうる最善の仕事をする競争になります。それがこの種の問題を解決する方法だろうと思います。これについて結論を言えば、アメリカ建国時から、もし"報道や、通信を市場"に委ねてしまえば、富裕層の為のメディアが実現するだろうことは十分認識されていたのです。資産家達が、国家支配に必要な情報を得るのです。しかし、それでは民主主義は得られません。全国民の為の報道が欲しいのであれば、巨額の郵送料助成が必要です、例えば、奴隷廃止論者の新聞、あるいは婦人参政権論者の新聞も、それで誕生したのです。それには、どうしても賢明な社会政策の策定が必要で、しかも現在は一層強力な施策が必要です。
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