対シリア戦争をおこすネオコン候補:ヒラリー・クリントン
対シリア戦争をおこすネオコン候補、ヒラリー・クリントン
公開日時: 2016年6月19日 15:52
民主党アメリカ大統領候補 ヒラリー・クリントン ゲーリー・キャメロン / ロイター
我が国は、中東で我々の気にくわない政権を打倒し、この目的で、我々に役立つ運動を、そうした同盟相手がどれほど危険かと無関係に支援してきたと退役アメリカ空軍士官カレン・クフャトコフスキーがRTに語った。
クルド集団が率い、アメリカが支援しているシリア民主軍が、現地のISIS戦士を包囲した後、マンビジの町に入った。ところが、同時に、何十人ものアメリカ国務省職員が、現在のホワイト・ハウス外交政策と矛盾するバッシャール・アル・アサドの軍隊への空爆をするよう、メモで、バラク・オバマ大統領に促している。
RT: メモは、本質的に、シリアで、和平を仲介しようというケリーのこれまでの取り組みと矛盾します。国務省でのこの分裂を、どのようにお考えですか?
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カレン・クフャトコフスキー: この政権は時間切れになっていると思います。国務省とペンタゴンに由来する、より攻撃的な政策にとって、バラク・オバマが、ある種の障害になっているのは事実です。しかし、同時に、この政権と、任用されたこうした連中、その多くがこの実に攻撃的な戦争挑発文書に署名した外交官連中の存続期間は限られています。基本的にあと6ヶ月しかありません。新政権では、任命が継続できない可能性が極めて高いのです。たしかに、もしヒラリー・クリントンが選ばれれば、これらの戦争挑発屋国務省職員の多くは、任用されるか、ヒラリー・クリントンの友達だろうと思います。彼女のやりかたに同意している人々です。ですから、これは、アメリカ国内の出来事に、政治的に関与することを狙ったものだろうと私は見ています。アメリカでは大統領選挙が行われます。クリントンは、様々なことで攻撃されています。しかし彼女はネオコン候補です。彼女は、この対アサド戦争を強化するつもりなら、この戦争をするであろう候補者です。彼女こそ、それを実行する人物で、この連中は彼女の手のものです。しかも、連中には、もうあまり時間がないのです。
RT: 国務省における、この意見の相違は、国務省だけのものなのか、それとも、政権全体における相違を示唆するものなのか、どうお考えでしょう?
KK: このニューヨーク・タイムズへの漏洩は、政治的な出来事です。政策を打ち出すのに時間がまったく足りない時に、政策を打ち出すことを狙っているのです。手紙を読めば、実際、どのような新戦略を提案しているわけでもありません。オバマは、本当の戦略がないと非難されています。これは新戦略ではありません。これは代替戦略ではありません。爆撃と‘力の誇示’です。しかも、それが、空軍によってではなく、戦争について何かを知っているだろうと皆が考えるペンタゴンによってではないものから、出されているのです。確かに、空からは領土は奪えませんから、彼らが唱えている空爆は、まさに、とっくに効果がないことが証明されています。それが、これは政治的なものであって、実際の戦略ではないと私が考える理由です。これは何の戦略でもありません。彼らが提案しているものが、機能しないということは、ペンタゴンの暴力を唱道する連中すら、そういうものが機能しないことを知っています。ですから、これは非常に良い解決策ではありません。ですから、これは政治的に何かを伝えることを狙ったものだと結論するしかありません。この手紙が出され、反対意見のためのチャンネルを使って提出されたのは、並外れて、実におかしなことだと思います。この51人の戦争挑発者外交官は反体派です。これは実に何とも注目に値します。
RT: 数日前、ジョン・ケリー国務長官は、アメリカのアサドに対する我慢も限界だと言いました。この種の言辞は、彼が仲介しようとしているはずの和平を損ないませんか?
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KK: 国務長官になって以来の、ジョン・ケリーの典型的なやりかたです。彼は違った二つの道をゆこうとしていますが、それは不可能です。脅しと、交渉です。しかし、脅しは口先だけです。しかも、我々が実に長期間、介入し、干渉し、爆撃してきたので、それはこの地域では良く知られています。アサドとイランが、我々の敵だと思いたければ、中東の人々は、我々の同盟者でもあり、敵でもあるのです。彼ら全員、今では我々のことを良く知っています。彼らはわれわれのやり方を知っています。彼らは我々の手の内を知っています。われわれのはったりは、もはや、はったりではありません。無意味なたわごとにすぎません。ケリーは変わっていません。彼の政策もやり方も同じままです。彼は無力です。アメリカの基本的政策が、彼が言っていることと違っているため、彼は無力なのです。大統領が言っていることとも違います。アメリカが実際にしていることが重要なのです。そして、我々が実際に何をしているかは、長年報じられています。我が国は、中東で我々の気にくわない政権を打倒し、同盟相手がどれほど危険か、こうした同盟相手が、自由や、我々の価値観と全く相いれないかとは無関係に、この目的で、我々に役立つ運動を支援してきました。それが今、我々がISISを支援していて、酷く破壊的なことをしている連中と一緒に闘っていて、連中は我々の同盟相手なので、連中の問題点について何も言えない状況にある理由です。我々は自分からこういう状況に入り込んだのです。個人としてのケリーを非難するのは公平ではないと思います。彼は、信ぴょう性のない体制を代表しているのです。中東で、我々が何をするつもりか、何はしないつもりかということに関して、アメリカ人政治家の発言は、一言も信じることができないのは確かです。
本コラムの主張、見解や意見は、もっぱら筆者のものであり、必ずしもRTのそれを代表するものではない。
記事原文のurl:https://www.rt.com/op-edge/347364-state-department-memo-clinton/
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昨夜、というか今日の深夜?更新しようとアクセスを試みたが、門前払い。システム・トラブルだという。ようやく、アクセス可能になったので、遅ればせながらの更新。
(翻訳記事を勝手に転載されることが多いので)拝読している掲示板も、ずっとドメイがどうとかいう英語他の表示がでて、読めずにいた。こちらも先程読めるようになった。
実に不思議なタイミングの一致。
大本営広報部、紙媒体であれ、白痴製造洗脳画面であれ、こういう情報はあらわれない。こういう宗主国の「国防費」、正確な意味では、決して国を防衛する予算ではなく、彼らが敵と思う人々を殺し、インフラを破壊して、軍需産業に儲けさせるための非道予算だろう。
中国との紛争を自分であおって、宗主国から大量の武器を購入し、宗主国軍需産業に儲けさせ、キックバックを受けるおいしい買弁傀儡商売。
TPP、賛否真っ二つ=1人区中心に農業票競う-参院選【公約比較】
という記事がある。
各党「賛否」を書くだけ、TPPについての独自分析皆無、洗脳誘導記事としか言えない。
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