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2016年11月30日 (水)

エルドアンの偽旗作戦

エルドアンの偽旗作戦

エルドアンの偽旗作戦の前に、日本の重要な状況をひとつ採り上げる。

(小出裕章「福島の原発事故は人類がこれまで一度も経験したことがないほど過酷な事故だ。政府や東京電力が計画するような溶融燃料(燃料デブリ)取り出しは全くできないと思う。大変残念で悲しいことだが、諦めたほうがいい。チェルノブイリ原発のように、原子炉建屋全体を「石棺」と呼ばれるような構造物で覆い、放射性物質が外部に出るのを防ぐ対策を急ぐべきだ」(「石棺で覆い封印を」『福島民友』2015年1月1日))

(小出裕章「福島の原発事故は人類がこれまで一度も経験したことがないほど過酷な事故だ。政府や東京電力が計画するような溶融燃料(燃料デブリ)取り出しは全くできないと思う。大変残念で悲しいことだが、諦めたほうがいい。チェルノブイリ原発のように、原子炉建屋全体を「石棺」と呼ばれるような構造物で覆い、放射性物質が外部に出るのを防ぐ対策を急ぐべきだ」(「石棺で覆い封印を」『福島民友』2015年1月1日))

『福島民報』(2016年7月18日)に、「第一原発廃炉プラン 「石棺」表現削除へ」が載っていて、笑ってしまった。いかにも日本的だと思ったからだ。亡国の重大局面を前にして、何もしない、できない、誰も悪者にならず、責任もとらず、ずるずると破局に突き進む。

破局頼みなのだ。破局に至らなければ政府も東電も何もしない。住民は目先のことしか考えず、日々、命を削る。いかにも日本的なのだ。

「原子力損害賠償・廃炉等支援機構の山名元理事長は15日、東京電力福島第一原発の廃炉に向けた戦略プランで、溶融燃料(燃料デブリ)を取り出さず原子炉を覆う「石棺」方式に言及したことに関して「石棺」の表現を削除する意向を表明した。同日、県庁で鈴木正晃副知事と懇談し謝罪。来週中に戦略プランを修正し、公表する方針を示した。

懇談で山名理事長は、デブリを取り出さない選択に言及した政府関係者の存在や県民の不安解消(原子力村の不安解消と読め 注 : 兵頭)を念頭に、「(石棺方式に)技術的問題があることを明確に書いた」と釈明。
(石棺方式には)核燃料物質が将来的に環境中に放置されて漏えいするリスクがあり、避けるべきと考える」と主張した。

その上で「戦略プランに誤解を生じさせる記述が入ったので修正する。多くの福島の皆さま(多くの原子力村の皆さまと読め 注 : 兵頭)にご心配をお掛けしたことを深くおわび申し上げる。今後は一層丁寧な説明に努める」と理解を求めた。

鈴木副知事は、戦略プランで石棺方式に言及した部分に「柔軟な見直しを図ることが適切である」との表現があることに触れ、「石棺方式が根底にあるのかと見える」と指摘。誤解を解くためにも石棺という表現を削除するよう求め、山名理事長は「国語能力の甘さ(山名のあふれる無能 注 : 兵頭)があった」と応じる考えを示した。また、鈴木副知事は燃料デブリの取り出しに全力を挙げて取り組むよう改めて要請した。

■知事 経産副大臣に厳重抗議

内堀雅雄知事は15日、経済産業省で高木陽介副大臣(政府原子力災害現地対策本部長)と面会し、「石棺はあり得ないの一言。復興を諦めるということだ」と厳重に抗議した。高木副大臣は「石棺方式という選択肢は全くない」と強調し、戦略プランを書き直すよう機構に指示したことを明らかにした。

内堀知事は「石棺という言葉に県民(原子力村と読め 注 : 兵頭)は非常に大きなショックを受けた」と強く非難。石棺方式を採用すれば高レベル放射性廃棄物の県内固定化につながりかねず、避難区域の復興再生と地域住民の帰還、県全体の風評・風化対策、福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想-の3点を諦めることになると訴えた。さらに「信頼しているが、今後も(石棺方式への言及が)出てくるのではないかという不安、疑念が残る」と苦言を呈した。

戦略プランは、第一原発の廃炉作業の技術的な裏付けとなるもので、13日に改定版を公表。チェルノブイリ原発事故で採用された石棺について「当面の閉じ込め確保に効果があるとしても、長期にわたる安全管理が困難」と指摘した。機構は現時点では引き続き燃料の取り出しを目指すとしている」(「第一原発廃炉プラン 「石棺」表現削除へ」)

石棺問題は、太平洋戦争末期に、軍部の戦争継続派の反対で、敗戦の決定ができず、ずるずると先延ばしし、膨大な戦死者を出した歴史と重なっている。

日本には、こういうときに論理的合理的に考え、リーダーシップを発揮する政治家が出てこない。むしろそういう人物が出てきそうになると、潰してしまう。権力者がバカでも従うし、変化を嫌う。それがこの石棺方式の拒絶に顕れている。

「(石棺方式には)核燃料物質が将来的に環境中に放置されて漏えいするリスクがあり、避けるべきと考える」などとよくいえたものだ。福島第1原発の核燃料物質はすでに世界の海と海産物を汚染している。米国を初め、世界の多くの国が、放射能汚染の東北・関東の農産物・海産物の輸入を禁止している。それを少しでも食い止めるためには、現実的な石棺しかないのである。

デブリを、どうやって、取り出すのか。その技術の目途はいつなのだ。できもしないことをやり続け、膨大な税金を食いつぶす。これはまったくもんじゅの構造と同じである。原子力村(米国・電力業界・建設業界・政界・財界・メディア・大学)にとっては、この方がおいしいのだ。

もんじゅには、すでに関連総費用として1兆1703億円もかけてきた。すべて税金である。20年間でもんじゅが発電したのは、わずか約37日。もんじゅは、今も年間平均して220億円以上のタダ飯食いを続けている。今にデブリの取り出しもこれと似た無能・「無政治」の象徴になるだろう。

内堀雅雄知事が経済産業省まで出かける。高木陽介副大臣に抗議する。すると高木が「石棺方式という選択肢は全くない」といって、戦略プランを書き直すよう機構に指示したなど、もはや日本政治のお粗末は怒りを超えている。票や金で政治家が動く。「今だけ、金だけ、自分だけ」の政治とは、政治無き政治、「無政治」のことなのだ。これでほぼ永久に東日本は放射能汚染にさらされ続ける。

さて、トルコで「クーデター」が起きた。起こしたのは、(1)トルコ軍、(2)CIA、(3)エルドアン、の3つのどれかだろう。

この「クーデター」でわかるのは、あまりにもやり口が乱暴で下手だということだ。現在のトルコの強権的独裁的な政治状況で、もしトルコ軍あるいはCIAがクーデターを起こしたのなら、真っ先にエルドアンを捕獲あるいは銃殺しただろう。

ところがエルドアンは、まるで予期していたかのように静養地にいて、スマホなどを駆使して国民に街頭に出て闘うように指示した。

Turkey rebellion (2)

こういった状況を見ると、(3)のエルドアンの偽旗作戦だととれなくもない。実際、エルドアンは、軍、裁判所、と政敵の一掃に乗り出した。また、米国に対して、「クーデターの首謀者」としてギュレン師の引き渡しを要求し始めた。

エルドアンから「首謀者」と名指しされた米国在住のギュレン師は、「反乱はエルドアン大統領の仕込んだもので、クーデター軍人などは知らない。自分が黒幕など根も葉もないこと。米政府がエルドアンのいうことを信じるとは思わない」などと反論した。

どうもエルドアンの自作自演の腐臭が漂うのである。ギュレン師のインタビューを見ても、クーデターを外国から画策するような迫力も生々しさも感じられない。

Turkey rebellion (4)

『マスコミに載らない海外記事』(2016年5月25日)に、「トルコ: 軍事クーデターの瀬戸際か?」と題した今日のトルコのクーデターを予測するような記事が載っていた。

トルコの状況は悪化し続けている。民間債務は手に負えない状態で、観光部門は急降下しており、通貨下落があらゆる国民の購買力に悪影響を与えている。益々増大する中央銀行への圧力と、政治的激動のために、トルコの年間成長率は既に減速した。

(中略)

レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は手がつけられない状態のようだ。政敵を投獄し、マスコミを差し押さえて反対派を厳重に取り締まっている。トルコ指導者は、憲法裁判所を解体すると一度ならず脅した。寄せるテロの波のさなか、治安問題が悪化している時期に、そういうことが起きている。

こうした出来事が、エルドアン“皇帝”による支配中、長年隅に追いやられていたトルコ軍を、再び政治的風景中に登場させた。トルコ軍とエルドアンとの間の溝には長い歴史があるが、現在、トルコ国内と国外で激動する出来事によって、それは更に大きくなっている。例えば、北シリアに緩衝地帯を作り、トルコ軍をシリアとイラクに送る計画は、軍幹部に反対された。

(中略)

現トルコ大統領は、飽くなき帝国の野望に対して挑戦するものと見なして、決して軍を信じていない。それにもかかわらず、シリアでの戦争勃発と、トルコ南東部での、クルディスタン労働者党(PKK)に対して継続中の作戦ゆえに、影響力のある勢力として軍の役割が復活することに大統領は甘んじさせられている。

アメリカン・エンタープライズ研究所の研究者で、元ペンタゴン職員のマイケル・ルービンは、トルコにおける差し迫った軍事クーデターを予言している。この専門家によれば、“トルコ人も – トルコ軍も – エルドアンが、トルコを崖っぷちに追いやっていると益々考えるようになっている”。“彼[エルドアン]は、トルコを勝利の可能性皆無で、事実上の分離の可能性が高い道へと導いている”とルービンは考えている。

彼によれば、“もしトルコ軍がエルドアン打倒に動き、彼の取り巻きを投獄した場合、軍はおとがめなしにすむだろうか? 主張ではなく、分析として、答えはイエスだ”。特に、もし彼らが、民主主義回復にむけた明らかな道筋をすぐさま提示すれば、オバマ政権が、クーデター指導者を非難する以上のことをするとは思われないと、ルービンは書いている。トルコもギリシャも、クーデター後も、NATO加盟国資格を失わなかった」(「トルコ: 軍事クーデターの瀬戸際か?」)

外部から「軍事クーデターの瀬戸際」と見られていた状況は、そのターゲットになるエルドアンが、もっとも敏感に理解していたことはいうまでもない。座して死を待つよりは、先手を打って偽旗作戦に打って出て、局面の打開を図ったということは、十分にあり得る。

ギュレン師はエルドアンに追われて米国に亡命しており、「クーデター」の黒幕として利用しやすかったのである。しかし、軍部にとってギュレンの位置は高いものではなかった。

以上は「兵頭に訊こう」より

いずれにせよエルドアンはトルコにとっては疫病神です。早く退陣させるのが国民のためになります。                                    以上

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