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2016年12月22日 (木)

闘う者の歌よ、言葉よ、残れ(2/3)

闘う者の歌よ、言葉よ、残れ! (その2) ◆

━━━━━━━━━━

 

そんななか、129日午後の参議院本会議で行われたTPP

採決で、自由党の山本太郎、森裕子のふたりが「牛歩」

をやった。最後まで抵抗する、こういう闘いを、わたし

たちは支持しなければならない。

 

 

どうせ多数決で可決されるのだから、といったら、委員

会の質疑自体が成り立たない。いや、衆参選挙後には、

意味のない少数派の議員は登院しなくてもいいことにな

る。「どうせ決で負けるのだから」。

 

 

若い人たちは知らないだろうが、以前は「牛歩」も国会

ではよく見られたものだ。議員の質も今よりは揃ってい

たように思われる。今はすっかりサラリーマン化してし

まった。

 

 

世の革命家・世直し派は、すべて少数派から出発してい

る。それから仲間を少しずつ増やし、世界をひっくり返

したのである。

 

 

そのプロセスでは、千鈞の重みをもつ行動も見かけは卑

小に写ってしまうのである。わたしたちはふたりの行動

に拍手を送らねばならない。

 

 

山本太郎は牛歩戦術の後、「TPPの中身を知っている人

はほとんどいない。そのまま、すっと通るのはおかし

い」と記者団に語っている。知らないものを、安倍晋三

のメンツのために通すとは、並足のポップな投票行動の

方が無責任なのだ。

 

 

参院議長の伊達忠一が牛歩に対して「早くやれよ」とヤ

クザの本性を顕す一幕があった。昔の自民党には真面目

なカタギも少なくなかった。今は不真面目で無責任なヤ

クザが多い。

 

 

それにしても議長の品格というものがあろう。この国は

病気になってしまったのである。病気をうつした米国は、

もしかしたら日本より先に快復に向かうかもしれない。

 

 

ジェファーソン・カーウィーは、「見捨てられた白人貧

困層とポピュリズム」のなかで書いている。

 

(ジェファーソン・カーウィーはバンダービルト大学教

授(歴史学))

 

 

「民主党と共和党は互いに、貧しい白人労働者階級が苦

境にあるのは、相手のせいだと互いに主張したがる。実

際には、両党ともこのグループへの目配りを怠ってきた。

2008年の大統領選挙でバラク・オバマは次のように主張

している。

 

 

「ペンシルバニアのいくつかの小さな町、それに中西部

の多くの小さな町では、もう25年も雇用が失われ、それ

に代わるものは何も生まれていない。彼らはクリントン

政権にも、ブッシュ政権にも無視された。歴代政権はみ

な、これらのコミュニティーをどうにか再生すると言っ

てきたが、それは現実になっていない」

 

 

これに続けてオバマが語ったことは政治問題になった。

「そうだとすれば、彼らが苦々しい思いをしているのは

驚きではない──自分たちの苛立ちを説明する方法とし

て、銃や宗教に固執し、自分たちとは違う人々への反感、

あるいは反移民感情、反貿易感情にしがみつくのは驚き

ではない」

 

 

この発言にはどこか見下したような響きがあった。これ

は、オバマが大統領就任後、明らかに貧しい白人労働者

階級に恩恵をもたらす政策を掲げても、このグループの

支持を得られない事態を予兆する伏線だった。

 

 

実際、その意図がどうであれ、オバマの任期中に白人貧

困層の境遇に大きな変化はなかった。一方、非白人有権

者が増えたことによって、民主党は、伝統的に支持者の

多い「青い」州で教育水準の低い白人有権者の支持を獲

得しなくても、手堅く勝利を収められるようになった。

 

 

2016年の民主党全国大会では、さまざまな人種が集う美

しい光景がみられたが、そこには「私たちは白人(貧困

層)を見限った」というメッセージが隠されていると感

じた視聴者もいただろう。

 

 

対照的に、共和党、少なくともトランプが共和党の大統

領候補指名を勝ち取るのを後押ししたグループは、白人

層を中心に据えたキャンペーンを展開した。郡レベルの

人口動態と2016年の共和党予備選の結果を比較検証した

ニューヨーク・タイムズ紙のニール・アーウィン記者と

ジョシュ・カッツ記者は、次のような結論を示している。

 

 

すべての郡で、トランプの支持率は高卒未満の白人の割

合、国勢調査の祖先の項目で「アメリカ人」と答えた住

民の割合、トレーラーハウスに住む人の割合、キリスト

教福音派の割合、そして1968年の大統領選で人種隔離を

主張したジョージ・ウォレスを支持した人の割合と強い

相関性がある。

 

 

しかしトランプの支持率と、「オールド・エコノミー」

関連雇用への依存率、そして低い労働参加率の間にも強

い相関関係があった。だからこそトランプは、経済ポピ

ュリズムを選挙運動の大きな柱に据えた。

 

 

その中心が保護貿易と連邦社会保障給付の維持だった。

そうすれば貧しい白人労働者階級も、親や祖父母の世代

が戦後享受したような安全と繁栄を得られると、トラン

プは約束した」(『Foreign Affairs Report2016 NO.

12

 

(引用終わり)

 

 

「民主党と共和党は互いに、貧しい白人労働者階級が苦

境にあるのは、相手のせいだと互いに主張したがる。実

際には、両党ともこのグループへの目配りを怠ってき

た」。つまり、両党とも言葉が行動を伴わないのだが、

ただ喋っているだけの専門家なら、政治家の存在理由が

ない。

 

 

オバマのペンシルバニアへの発言など、ほぼ、かれの任

期中の評価を象徴するものだ。「わかっているが、やら

ない」。ただ言葉が美しいだけだ。広島見物時の言葉と

同じだ。

 

 

「自分たちの苛立ちを説明する方法として、銃や宗教に

固執し、自分たちとは違う人々への反感、あるいは反移

民感情、反貿易感情にしがみつくのは驚きではない」と

見下し、それでもやらないとすれば、トランプに投票す

るより仕方がないではないか。ヒラリー敗因の深層はオ

バマが作ったのである。

 

 

オバマは、貧困白人層のみならず、出自の黒人層の貧困、

人権すら向上させなかった。ただ、軍産複合体の上に乗

り、しかも個人的にはノーベル平和賞を取り、矛盾した

延命の道を模索しただけだった。

 

 

逆に、母体の民主党は、非白人有権者が増えたことで、

その方に比重を傾けていった。それがトランプの勝利に

直結したのである。

 

 

その支持基盤が、「高卒未満の白人の割合、国勢調査の

祖先の項目で「アメリカ人」と答えた住民の割合、ト

レーラーハウスに住む人の割合、キリスト教福音派の割

合、そして1968年の大統領選で人種隔離を主張したジ

ョージ・ウォレスを支持した人の割合と強い相関性があ

る」というのは当然であるが、これは逆にトランプの危

険性も物語るものだ。

 

 

この階層の具体的生活を改善しなければ、トランプの4

年後の再選は危ない。オバマとヒラリーのポリティカ

ル・コレクトネスに絶望した階級であるから、トランプ

の嘘もプラグマティックに確実に見破る。

 

 

現在、トランプとファシズムとの関連を危惧する向きも

あるが、それはいささか性急すぎる。トランプの拠って

立つ支持基盤は白人貧困層であり、かれらの生活を向上

させることが、トランプの使命になる。

 

 

それも時間に限りがある。わずか4年間だ。その間にめ

ざましい改善がなされなければ、4年後には落選が待っ

ている。

 

 

この一事を以てしても、トランプとファシズムとの相関

は希薄なように思われる。

 

 

ジェファーソン・カーウィーは、この論文をこのように

締めくくっていた。

 

 

(「その3」に続く)

 

 

 

・‥…━━━☆

 

今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。

 

 年々にわが悲しみは深くして

   いよよ華やぐいのちなりけり

           岡本かの子

 

 

みんな、あしたこそ、幸せになあれ!

 

0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0

 

あとがき

 

ご意見、ご感想は、ツイッターのDMでください。

 

0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0∞∞0

 

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発行人 :兵頭正俊

 

━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━

以上は「兵頭に訊こう」より

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