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2017年2月11日 (土)

700万人が”瞬殺”死者は最大1億人!?(3/4)

 

PlinianEruption_8.jpg
薩摩硫黄島全景 画像は「Wikipedia」より引用

■九州・北海道意外も危険! 安全な場所はないと心得よ

 1年ほど前に筆者は、英国科学者が中心となって選定した、大規模噴火が危惧される世界の10火山を紹介した(※)が、1位は硫黄島、3位が阿蘇山と、日本にある2つの火山が含まれていた。
※ この記事では、硫黄島を小笠原諸島の硫黄島と勘違いして執筆してしまったが、実は薩摩硫黄島のことだった。お詫びして訂正する。

 では、薩摩硫黄島が、なぜ世界で最も危険な火山として認定されたのか? 選定者のザイルストラ教授によると、マグマによる隆起が4年で1mという驚異的なペースで発生していることが理由の一つだという。実は薩摩硫黄島は、鬼界カルデラ外輪山の北縁に形成された火山島なのだ。前述のように、このカルデラは約7300年前に破局噴火を起こしており、2015年10月に神戸大学の研究チームが調査に入ったことで一躍話題になっている。

PlinianEruption_9.jpg
カルデラのイメージ画像:「Thinkstock」より引用

 さて、この海底火山が破局噴火を起こすとどうなるか? この調査を指揮した神戸大学海洋底探査センターの巽好幸教授は、「(周辺に)700万人くらいが住んでいる、そこは『瞬殺』ですよね。最悪の事態としては1億人が命を落とすことになる」(MBSニュース2016年12月29日)と、恐ろしい発言をしている。

 そして、日本でカルデラ噴火の恐れがある地域は、九州と北海道だけではない。なんとこの国には、関東を含めて90以上ものカルデラが存在するのだ。すべてが「破局噴火」ほどの規模ではないとしても、これはもう、首都圏を含めて安全な場所は“ない”ということになる。「九州、北海道以外なら大丈夫」と思うのは誤りなのだ。

 ちなみに、首都圏近郊の事例としては、約5万2000年前の箱根カルデラの噴火で、西は富士川から東は現在の横浜市郊外まで火砕流で覆われた。同等の噴火が現代で起きれば、首都は大打撃を受けるだろう。

     

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