[地震予知]:「地震の長期予測」と「地震の短期予測」とは質的にまったく異なる!
[地震予知]:「地震の長期予測」と「地震の短期予測」とは質的にまったく異なる!
さて、昨日はちょっと大きめの地震が首都圏に近い福島あたりで起こったようだ。一応、当方の地震予測も当たってはいたが、なにせカナダモニターだけでは、方向は多少分かっても場所が限定できない。惑星軌道配置を使ったアメリカの地震予測サイトもそうで、国は分かってもその国の中の場所までは分からない。
こういう場所の特定に力を発揮するのが、電離層の異常を検知する手法である。これはロシアの人工衛星によって電離層の電子分布を研究するうちに見つかったものである。だから、1980年代後半から1990年代前半には理解されていたもので、我が国の理研でもフランスと協力して共同研究が始まりかけた。が、ロバート・ゲラーのようなイルミ犬によって粉砕されてしまったのである。
偶然にも我が国で個人的にこの手法を発見したのが、1995年の阪神淡路大地震のときで、FM電波異常現象として知られるようになった。これが、八ヶ岳の串田観測所で行われたものだ。が、東大の有馬朗人率いる科学者集団がやってきて、その時点での曖昧な部分を突かれて頓挫させられた。ばかりか、当の串田氏そのものが滅入ってしまったのである。
これを境に完全に地震の短期予知、およびFM電波異常を使う三点計測による震源域の発見予測は実質上ゼロベースに戻ってしまったのである。
「地震予知はできる!特に短期予知なら」:上田誠也博士の講演より
これを当時の研究リーダーだった上田誠也博士が大いに嘆きに嘆いたのだった。
無念の上田誠也博士の「地震総合フロンティア計画」:もしこれが採択されておれば、多くの人命が。。。
これらのことから電磁気的地震予知は案外うまくいくかもしれないぞと張り切って、国際的な外部評価委員会に評価を受けたのですが、時すでに遅く、その前に「短期予知は不可能」というお国の基本方針が決定しており、我々の計画は止められてしまいました。「評価がこんなに高いのにどうして継続できないのか」と担当官にきくと、「問答無用。あれは科学的評価。我々は政治的評価をする」とのことでした。これは我が国の評価システムの汚点となる事件だったと思います。さて、そうなると、全国に四十数点つくった観測点は片端からつぶされ、定職をなげうって各地からはせ参じた同士たちも失職、いまや、我々は残党になってしまいました。ラストメッセージ
「地震短期予知」は容易ではないが、不老不死の薬や永久機関をつくるのとは違い、普通の意味の科学的作業です。科学の正道を歩みさえすれば成功は射程内にあります。しかし、これには今の研究不在体制を変えるイノベーションが絶対必要です。さもなくば、それこそ当分は無理でしょう。私は地震観測をするなといっているのではありません。それも重要だが、人員と予算の1%でも「短期予知」に投じてはといっているのです。爆発的な人口増加・経済発展の期待されるアジア・中東・中南米諸地域には大地震が多いのですから、「短期地震予知」はこれらの地域の住民にも大きな安心・安全をもたらすに違いありません。それは我が国が成すべき、かつ成し得る最大級の国際貢献ではないでしょうか。時間になりました。ご清聴有難うございました。
この時の仲間や後進たちが2011年311以降に立ち上がり、上田博士もハザードラボを立ち上げたり、早川正士博士が自分の予測サービスを立ち上げたりしてきたわけである。
いずれにせよ、日本国民が覚えて置かなければならないことは、短期地震予測というのは現実の自然現象をモニターして科学的に立証しながら行う予測であるということだ。この点で過去の蓄積データから未来予測をする単なる霊感商法のような地震予測とは質的に異なっているということである。
地震は非線形のカオス現象であるために、天気予報のように確率的にしか予測できない。この意味では、正確に日時時間と場所を指定する予測は不可能である。
しかしながら、震源域特有の現象を地震が起こる前兆情報としてそれをキャッチすれば、その地震のおおよその日時と場所と規模を事前予測できるのである。
この一つが電離層異常現象である。
非常に簡単に言えば、震源地では、地盤からラドンイオンのような岩石内に溜まっていた陽イオンが空中に放出されて一時的にプラスが蓄積するから、電離層を作っているマイナスの電子がクーロン相互作用で引きずられて、電離層自体が地面に引き寄せられるのである。言い換えれば、電離層が下がるのである。
下がってきた電離層により、地上と電離層の間で多重反射しているFM電波の経路に異常がでるのである。
この異常を電波の三点観測によって異常電離層の出た地域を特定する。これができれば、震源域を特定できるのである。
面白いことに、電離層の異常はかなり規模の大きな地震しか起こさないのである。M5以上の大型の震源域しか電離層を下降させることがない。
というわけで、海底や地面に設置した地震計は比較的弱い振動の地震しか計測できないのに対して、電離層異常を使う測定法は大規模地震の予測に適しているのである。
最近では、さらにこれが海の上でもやはり同様のことが言えることがわかったらしい。
というわけで、電離層の異常を何とかして見つけることができれば、大地震の震源地と発生直前に避難情報を提供できるのである。
とまあ、こんなことはだいぶ前からその筋では知られていたことだが、最近まであまり誰も信じなかった。むしろそういう研究を行う研究グループの邪魔ばかりしてきたのである。
ところで、最近私が分かってきたのは、どうも科学者精神というのと工学者精神というのは相反するところがあるらしい。一般に科学者が新技術を開発してきたと思っているだろうがそうではない。実際は工学者精神が先にあってそれを科学が追いかけてきたのである。
レーウェンフックの顕微鏡、ニュートンの望遠鏡、ライト兄弟の飛行機、ヴォンブラウンのロケット、ワットの蒸気機関、ディーゼルの内燃エンジン、こういったものを見ても分かる通り、最初は科学者が全部否定に回る。それまでの既知の常識のいわゆる「定説」や「標準理論」に基づいて考える癖があるために、科学者は新技術を開発できた例がない。
ところが、工学者精神は先に「小さいものを見たい」「空を飛びたい」「火星に行きたい」というような夢から始まり、いかにしたらそういうことができるかを苦心する。既存のすべてを組み合わせ、なければ自分で開発する。
一度それが実現すると、今度はどうしてそんなものができたのかと科学者が研究するようになる。
こういうイタチごっこが現実の科学と工学の歴史というわけだ。
地震予測とて例外ではない。
工学者は「地震予測を実現したい」という工学的な夢からはじまる。いかにそれを実現するか。そこで例えば電離層の異常を見つけるとそれを利用することを試みる。
ところが、科学者はむしろすべて否定する側に回るのである。「これまでの理論にはない」とか、「だれもやっていない」とか、「できていないということはできないからだ。もし簡単にできるならもうとうの昔にだれかやっていたはずだ」というような言い方で否定する。
ところが、いざ出来ると、今度は180度豹変してそれを飯の種にする。
とまあ、こういう傾向がある。
こういう問題に関して、杉田元宜博士は「工学的発想のすすめ」という本まで書いている。
さて、前置きが長くなってしまったが、現存する科学者の中では、2人ほど地震予知に生涯にかけておられるかたがいる。その人達の説明も徐々にマスコミにも浸透しつつあるから、そういうものをメモしておこう。以下のものである。
(あ)早川正士博士の「電離層異常を使った地震の短期予測」
地震予知 早川 正士氏に聞く 1/3
(い)村井俊治博士の「GPSを使った地盤移動の計測からの短期予測」
村井俊治氏によるMEGA地震予測 政府・地震学会はなぜ「MEGA地震予測」を無視し続けるのか?
こういう解説がテレビにでてそれがYouTubeにでると、すぐにBPOが著作権違反だのと文句をつけて(本当にそうだったのかわからないが、たぶんそういう権威の威を借りて妨害しているだけだと思うが)削除するバカが居る。
出ている当の学者に一番の著作権があるわけだから、その学者さんがオーケーならオーケーであるべきなのだ。ましてや多くの人に知られるべき内容の番組ならなおさらである。
BPOは在日朝鮮人主体の民間の任意団体でしかない。ゆえにこれに従うべき理由はない。ヒトモドキの言いなりになってどうする。
おかげでせっかくの村井俊治博士のYouTube番組も消されてしまった。
これは非常にいい番組だった。
反日、韓流のイルミナティーエージェントのロバート・ゲラーが東大にいる以上、我が国の地震の短期予知も地震動による予測と一緒くたにされて潰されてしまいかねないのである。いったいいつまでこの気違い学者が我が国に居座るのだろうか?謎である。
CIAのパックン、NSAの厚切りジェーソン、モサドのデーブ・スペクター、創価工作員の久本雅美とみのもんたと所ジョージ、裏社会のフロントのテリー伊藤。こんな連中ばかりが跋扈しているんじゃ、テレビは終焉するの近いんでしょうナア。
いやはや、世も末ですナ。
以上は「井口和基氏」ブログより
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