逝きし世の面影さんのサイトより
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/44e1972d48a3403ca8d2e1578735cbfb
<転載開始>
2017年05月04日 | 憲法
改憲集会(事務局:日本会議)に寄せられた安倍首相のビデオメッセージ。=3日、砂防会館 田中龍作ジャーナル

憲法記念日の読売新聞の一面の大見出しは『安倍首相 憲法改正20年施行』で2020年に東京オリンピックも憲法改正もやるということ。
砂防会館(永田町)の改憲集会(事務局:日本会議)で、安倍首相ビデオメッセージ『ワタクチたち国会議員は・・・憲法改正の発議案を国民に提示するための具体的な議論を始めなければならない』。
憲法9条に踏み込んだが、ただし、第9条の1項、2項はそのまま。自衛隊を追加するらしい。
日本のマスコミは一斉に『憲法改正の機は熟した』と安倍首相が主張したかのごとく報道するが丸っきり話が逆さま、極右国粋主義者気取りの安倍晋三は君子豹変、土壇場にきて尻尾を巻いて逃げだしたのである。
そもそも改憲勢力の悲願とは戦力不保持(国軍は違憲で非合法)との9条2項の廃棄ですよ。2項が残ったままなら自衛隊は何時までもマッカーサー(1950年「昭和25年」8月10日GHQのポツダム政令)のNational Police Reserve(警察予備隊)以上の存在にはなれないのです。(9条に新たに自衛隊の条文を入れたとしても武力行使や威嚇を禁じた1項や国軍(戦力)を禁じた2項がある限り、現状の改憲解釈と全く同じ、少しも変わりがない)
この改憲集会への安倍首相のビデオメッセージについては、『質問も反論も出来ない』と毎日新聞が指摘しいるが正に慧眼である。安倍晋三としては、日本国憲法の破棄で集まった日本会議の面々に今回の憲法発言(方向転換というよりも明らかな裏切り)を突っ込まれたくなかったのである。
田中龍作ジャーナル『安倍首相「2020年改憲」 読売、日本会議 同時発表』2017年5月3日によると、『昨年は姿を見せていた民進党議員はひとりも参加しなかった。』、風向きが急激に180度正反対に、明らかに変わったので参加しなかったのである。(渋む船から一番最初にドブネズミが逃げるともいう)
憲法施行70年の節目での憲法改正のNHKや朝日新聞の世論調査によると、今の憲法が日本国の平和に貢献したと考えている日本人は8割から9割以上の圧倒的多数派だったのである。



『日本国憲法70年、朝日新聞阪神支局銃撃30年、敗走する日本軍の人肉食に追った衝撃のドキュメンタリー「ゆきゆきて、神軍」 公開も30年』

明らかにマスコミの報道姿勢が大きく変化している。
憲法施行から70年目、カルト臭い摩訶不思議な極右による記者殺害30年目だったが、タブー中のタブーであった昭和天皇にパチンコ玉を撃った奥崎謙三氏のドキュメンタリー映画『ゆきゆきて、神軍』の 公開30年の節目でもあった。奥崎氏が所属したニューギニアの独立工兵第36連隊では終戦後23日もたってから『敵前逃亡』名目で上官が部下を処刑していたが、その目的とは敗戦でジャングルを逃げ回った飢餓状態の日本軍による人肉食だったのである。
朝日新聞阪神支局銃撃事件では物証が沢山あったにもかかわらず迷宮入りして2002年に時効になるが、犯人像は極右思想のカルトなのですから丸っきり菅野完‏が喝破した禍々しい『日本会議』のそっくりさん、まったくの瓜二つだったのである。だから警察はみすみす取り逃がした。
まったく無関係に見える三題噺、日本国憲法70年、朝日新聞阪神支局銃撃30年、『ゆきゆきて、神軍』公開30年ですが地下水脈では3者は密接に繫がっていたのである。
歴史的節目を迎えて、改憲集会へ『質問も反論も出来ない』ビデオメッセージを一方的に送りつけた安倍首相と同じで、今回マスコミの態度にも変大きな化が起きていた。

マッチョで冷静沈着なこわもてイメージが売りのロシアのプーチン大統領が涙したわけとは、

『NHK論説委員による驚きの解説』

2012年のロシア大統領選挙でプーチンは6割台の得票で二位候補に圧倒的な大差で当選するが氷点下20度以下の野外での当選を祝う集会で何故か涙した。欧米世界ではこの様な政治家の涙を『ワニは涙を流しながら獲物を食べる』という伝説からcrocodile tears(そら涙)と呼ぶが、1974年のニクソン大統領の辞任時のクロコダイルティアーは空涙, 嘘泣き, 泣き真似など評判がすこぶる悪い。(ニクソンは病死や暗殺ではなく自ら辞任した唯一のアメリカ大統領)
『風が目に染みただけだ』と言い訳したが、プーチンは明らかに涙を流している。(しかも落選したのではなくて楽々当選している)
何と、今回NHK幹部は『2002年のロシア大統領選に、アメリカが、具体的にはクリントン国務長官が介入していた』との驚きの暴露話を語っていた。(プーチンは悔し涙を流していて、その遺恨『仕返し』で2016年のアメリカ大統領選ではクリントン落選に動いたと説明する)
このNHK論説委員の説明が事実であるかどうかは不明であるが、今まで誰も言わなかった種類の話で、『驚きである』としか言葉も無い。
また憲法9条に関連して毎日新聞などが禁止されているのは武力の行使(戦争)だけではなくて、武力による威嚇も含まれており、これは『抑止』だというアメリカ軍とか自衛隊が現在行っている軍事行動も明らかに『威嚇』(憲法違反で違法)だと言い出したが、これも同じ流れで、『驚きである』としか言葉も無い。
あの風向きに敏感な売れっ子電波芸者池上彰は、『北朝鮮の言う過激な言葉は、翻訳すると「どうか攻撃しないでくれ」と言っているのだ』(北朝鮮の言い分は少しも不思議ではなくて政治的に極めてまっとうだ)と言い出した。
明らかに『風向き』が180度逆向きに変わったのである。(今までの日本ですが、北朝鮮に対して一億総在特会状態だったことを考えれば池上彰の今回の北朝鮮解説は驚天動地というか、『驚きである』としか言葉も無い。)
そもそも日本に限らず何処の国でも同じで、隣国に対して十数年も国家ぐるみのヘイトスピーチを繰り返せば国民世論が病的に右傾化して仕舞い必然的に破滅に向かって暴走する。今の日本ですが当然の結果だったのである。今の安部自民党一強体制ですが少しも不思議ではない。(なぜこの程度の簡単な大人の常識が、今の共産党などの左翼や知識層に無いのか、それの方が余程不思議である)


自衛隊が去年5月から新しく採用した禍々しい抜身の日本刀のエンブレム(桜刀)は血塗られた日本軍の『軍刀』の負の記憶を呼び覚ます愚行である。
『武』という漢字は、『二』と『戈』(ほこ)と『止』という三つの文字を組み合せた会意文字で、『二つの戈を止める』(両者間の争いを止める)の意味だった。
『戈』(ほこ)を止(とど)むが『武』の本義であり、去年5月に新しく決まった抜身の刀が交差する禍々しいデザインの真ん中にあるSineeを無理やりローマ字読みすると『死ねえ!』になるが、英語の前置詞since(・・・から)で続く1950は創設年号の意味らしい。
創設年をエンブレムに記入する例は珍しくないが、日本の自衛隊のように前置詞since(・・・から)を入れる例は非常に珍しい。(たぶん我らが自衛隊だけの特徴というか、例外中の例外)
ただし、この部分だけ赤色で強調した年号とは自衛隊創設の1966年ではない。Sinee1950年とは朝鮮戦争の開戦年(アメリカ占領軍によるNational Police Reserveの布告年)である。(自衛隊の創設年が1950年ではないので、わざわざ前置詞since「・・・から」をエンブレムに入れたらしい)
桜刀以前の自衛隊のエンブレム。(JGSDFとは陸上自衛隊の英語表記のJapan Ground Self- Defense Forceの略称)
日本会議とか自民党の憲法改正の根本問題ですが、実は不可分に朝鮮戦争と結びついていたのである。(今の日本人があまり考えたくない朝鮮戦争ですが、今も終わることなく延々と続いている)
そして、国軍になれない自衛隊とか憲法9条問題だけでは無くて、今の日本の政治や経済、社会制度全般が実は『永久に終わらない朝鮮戦争』を前提にして制度設計が成されていた。
半世紀以上続いていた朝鮮戦争ですが、実業家出身で全ての常識を一から考え直すドナルド・トランプ新アメリカ大統領は止める心算なので、今回色々な騒動が一度に噴き出した。(今のアメリカ経済にとっての朝鮮戦争は『金食い虫』であり少しも得にならない)



ちなみに今世界的に大問題となっていえるトルコ軍のエンブレムは傑作である。クーデター未遂事件の空軍は1911年創設と欧米先進国なみに古いが陸軍はもっと古くて500年続いたオスマントルコ帝国に由来する世界最古の由緒あるイスラムの軍隊だった。(トルコ空軍のエンブレムは西暦表記だが陸軍はヒジュラ歴「イスラーム暦」であり、西暦2017年の今年はヒジュラ暦では1438年から1439年 )


<転載終了>