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2017年9月 8日 (金)

[緊急]1990年以来27年ぶりに強力な「 X 9.3 」の太陽フレアが突然噴出される。コロナ質量放出が地球方向へ進行している可能性。影響は現時点では不明

[緊急]1990年以来27年ぶりに強力な「 X 9.3 」の太陽フレアが突然噴出される。コロナ質量放出が地球方向へ進行している可能性。影響は現時点では不明         

               

                2017/09/07             

                                           

[追記]9月7日午後2時頃に追加分を加えて更新しました。記事の一番下にあります。

 

2017年9月6日12時02分(米国時間)に発生したX9.3フレア

NASA

ロシア宇宙科学研究所のリアルタイムデータ

vk.com

 

X9.3フレアが発生した瞬間

・NASA

 

タイトルに緊急と入れてしまいましたが、情報としては緊急でも、事態として緊急になるのかどうかはまだわからないです。

いずれにしましても、日本時間で昨晩の深夜、太陽が唐突に、「Xフレア」を噴出しました。しかも、その規模は X 9.3 と、少なくとも私がこのブログを書き始めてからの  8〜 9年ほどの間には 1度もなかった規模のものです。

太陽フレアにお詳しくない方に簡単にご説明いたしますと、太陽フレアはそのエネルギーの大きさによって上から、

・X クラス
・M クラス
・C クラス
・B クラス

というように分類されていまして、つまり「Xクラス」は最も強いクラスのものとなります。

それぞれの基準値値は 10が最高ですので、今回の X 9.3 というのは、マックス的な数値といえます。

この X 9 超がこの時期に発生するとは相当な驚きであります。

ちなみに、このブログを始めてから観測された最も大きなフレアは、2011年8月9日の X 6.9 でした。この頃は太陽活動最大期の頃です。

なお、最近数十年の大きなフレアを簡単に調べてみますと、直近数十年では、

・1990年5月24日 X 9.3

というものがありまして、これが今回のものと近いかと思います。

そして、今回は「見た感じでは、CME (コロナ質量放出)が地球に向かっているっぽい」のです。

ここ数十年で「太陽フレアにより影響があった例」としては、1989年3月に、カナダのケベック州を大停電に陥れたものがあります。Wikipedia から抜粋しますと下のようなものです。

1989年3月の磁気嵐 – Wikipedia

1989年3月9日、この磁気嵐を引き起こしたコロナ質量放出が太陽コロナで発生した。その数日前の1989年3月6日には、X15クラスの巨大フレアも発生していた。東部時間で3月13日の午前2:44、地球は深刻な磁気嵐に襲われた。

この時のオーロラの発生は短波長域での電波障害を引き起こし、さらには、ラジオ・フリー・ヨーロッパとラジオ・リバティーからソビエト連邦へのラジオ放送も突然に断絶した。

カナダのハイドロ・ケベック電力公社の送電網は、90秒以内に非接続状態になり、ケベック州に2度の大停電を引き起こした。

この時のほうが太陽フレアの規模は大きいですが、今回の太陽フレアも、その磁気嵐が地球を直撃した場合は、上に書かれてあるようなことと関係する事象が起きる可能性がないでもないかもしれません。

すなわち、

・広範囲の電波障害
・広範囲の停電
・株式取引の売買停止

などの事象です。

もちろん、起きないかもしれません。これは今の段階ではまったく予想しようがないですので NASA や NOAA (アメリカ海洋大気庁)からの発表を待つしかなさそうです。

最新のスペースウェザーの記事には、

NOAA の分析官たちが、CME (コロナ質量放出)の軌道が地球に向いているかどうかを分析中だ。

とありますので、数時間のうちにはわかると思います。
何か発表があれば、このページ追記という形で書き足します。

CME が地球に向いて進んでいないのならば、人工衛星に影響がある以外の問題はないはずですが、しかし、地球にダイレクトに CME が向かっている場合は、直撃する地域によって多少の影響があるかもしれません。

 

もっとも驚くべきは、もう太陽はずっと静かなままだったわけで、そして現在は「活動の縮小期」に突入している中で、このような、過去数十年で最大規模の太陽フレアが発生したということです。

少しの前の記事で、

「パニックを起こしているかのような太陽」の過去2年間で最大級の黒点の急増…
 2017/09/05

というタイトルをつけたものがありましたが、本当のパニックならば、まだ話は続くのかもしれません。

たとえば、「無秩序に太陽活動が復活していく」というように。

なお、フレアを発生させた黒点群 2673は、まだ地球に向いており、連続してフレアが発生する可能性があります。

 

[追記] 2017/09/07 地球に到達する磁気嵐について(おそらく壊滅的な被害はナシ)

9月6日に発生した X 9.3 の太陽フレアですが、その後、スペースウェザーの続報で、この太陽フレアと共に発生した CME (コロナ質量放出)は部分的に地球に向かっているようです。

地球への到達は日本時間で 9月9日になりそうですが、ただ、NOAA の分析官によれば、「 G2 から G3 の磁気嵐になるだろう」としていまして、この「 G 」という単位は、後でご説明しますが、この予報どおりでしたら、深刻な影響は免れそうです。

ちなみに、NASA が、この太陽フレアの動画をアップしていました。下がそれです。

NOAA は、このフレアによる地球での磁気嵐を G2 から G3 と予測しました。

磁気嵐は、強い順に G5 から G1 に分類されています。NICTでは、

G5 (極端に大きな) → 送電網などの損傷、人工衛星の障害、通信障害
G4 (猛烈に大きな) → 送電網の誤動作の可能性、通信障害の可能性
G3 (大きな) →  送電網の誤動作の可能性、通信障害の可能性
G2 (やや大きな) → 高緯度地域でのみ送電網や電波障害の可能性
G1 (小さな) → 小さな影響

と分類されています。

G3 の磁気嵐は、決して頻繁に起きるものではないとはいえ、最近では 2012年や 2015年などにも発生しています。ですので、場合によって、小さな障害はあるかもしれないですが、生活に重大な支障の出るような障害は起こらない可能性のほうが高いです(断定はできないです)。

念のため、今から 14年前の 2003年 10月に太陽フレアにより地球に G3 の磁気嵐が発生した時に CNET が記事にしていた影響の可能性について記しておきます。

2003年10月27日の CNET 「太陽フレア発生、地球では電波障害の恐れ」より一部抜粋

NOAAでは、G3の磁気嵐が生じると、衛星など宇宙探査機のほか、電力システム、高周波通信システムやナビゲーションシステムなどの操業が妨害される恐れがあると警告している。これにより、高周波電波が途切れて、世界中のワイヤレス通信ネットワークが妨げられるなどの影響が出る可能性がある。

また磁気嵐によって、衛星や低周波電波によるナビゲーションシステムが不能になったり、衛星コンポーネントの表面変化や、低軌道衛星に対する抗力が増大する恐れもある。衛星の位置確認ができなくなったり、地球の電力システムに組み込まれた保護装置のアラームが誤作動することもありえる。

というわけで、予想していなかった巨大な太陽フレアにややヒアリと……、いや、ヒヤリとしましたが、まだ到達してはいないとはいえ、影響は限定的な可能性のほうが高いようですので、一応安心していいのではないかと思います。

とはいえ、まあ・・・実際には到達するその時までは実際のところは NASA にも NOAA にも誰にもよくわらないのですけれど。

以上は「IN DEEP」より

今回はまあそれほどではない規模のようですが、また何時大きなフレアが発生するかも知れない時期でもあります。                         以上

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