ザウルスでござるさんのサイトより
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<転載開始>
2017-11-11 08:25:13 | 動物

ビル・ゲイツ、ディカプリオが株主の

 “牛を殺さないハンバーガー”

 

ハンバーガーはふつう以下のように作られる。まずこれを開いてざっとスクロールしてから進んで頂きたい。

ハンバーガーになるために In order to be a hamburger

ハンバーガーになるために In order to be a hamburger

最近アメリカでは “100%植物性” の、 “牛を殺さない” ハンバーガー が注目を浴びている。

メーカーはいくつかあるが、強豪2社と目されているのが、

   Impossible Burger              Beyond Burger     の2つである。

   “ありえないバーガー”         と       “超えているバーガー”     ということだろうか。

 

まず、ビル・ゲイツが数年前に Impossible Burger  (Impossible Food 社)への出資をしたのが報道されて話題になった。 

 

 

なんとビル・ゲイツは今年の7月には、今度はライバル会社の Beyond Burger  の株主にもなったのである。“100%植物性” の、 “牛を殺さない”ハンバーガーに人類の、そしてこの地球という惑星の未来があると見ているようなのだ。

 

そして、以前から環境問題について大きな関心を寄せて、折にふれ発言もしていたハリウッドスターのレオナルド・ディカプリオまでが、つい先月(10月)に Beyond Burger  (Beyond Meat 社)の株主になったのである。

 

今までのハンバーガーでは牛がかわいそう、といった理由だけではなく、これからの人類にとっての食糧問題、持続可能な環境のためにも、避けられない選択となることは、冷静に考えればたしかに目に見えていることかもしれない。

 

ハイテクベンチャーが手掛けたこの純植物性のバーガーは、実際に食べたひとの多くの証言からしても本物のビーフのハンバーガーと遜色ないようだ。

 

実際、ネットでいくら探しても、Impossible Burger と  Beyond Burger が不味いと言ってケチをつけている記事がほとんど見つからないのだ。

 

 

ハンバーガーにはうるさいはずのアメリカ人が概ね満足しているようなのだ。

 

 

 

アメリカ人の “国民食” であるハンバーガーを、植物性の材料だけで作ってやろうというスタートアップベンチャーの最有力と見なされている Impossible Burger  (Impossible Food 社) はこの分野のパイオニアであった。 

ビル・ゲイツだけでなく、 グーグルベンチャー Google Venture も出資していて、2015年には同社を買収しようとしたが、残念ならがそうは問屋がおろさなかったようだ。グローバル企業は常に先を見ていて、さぞやこの前途有望なビジネスを早いうちに独占したかったのであろう。

 

 

実際、Impossible Burger  は本物のビーフのハンバーガーより美味しいというひともいるくらいである。

 

Impossible Burger の CEO Patrick Brown はこう言っている。「牛がいちばん美味しいハンバーガーを提供してくれるとは思いませんね。」 と。 牛たちも激しく同意することだろう。

 

さて気になる値段だが、 Impossible Burger が12ドルBeyond Burger が 11.98ドル である。 

Impossible Burger の チーズバーガー は13ドル である

ちなみに、日本のマクドナルドの チーズバーガーは130円である。

 

たしかにまだまだ高いが、それでも食べてみたいと思う人は日本にも大ぜいいるはずだ。このわたしがそうだ!別にベジタリアンでなくともどんなものか試してみたいと思うのではなかろうか?全然興味がないといったらウソだろう。

Impossible Burger の現在の高価格は、5年にわたる開発費用の回収のためのようだ。価格がこれからどんどん下がってくるのは間違いない。なにしろ原料はすべて植物性で、大豆や小麦やポテトがメインである。たくさんの食肉牛の管理や病気の予防や屠殺の手間もいらないのだ。コストは下がる一方だ。

わたしが残念に思うのは、こうした食品加工の技術は本来は日本人のお家芸のはずである。なのに、日本が大きく出遅れていることだ。おそらく日本でもこれから追いつこうとして開発が急ピッチで進むであろう。

この“植物性ミート” ハンバーガーの出現には、科学技術によって問題は必ず解決できるはずだという アメリカ人の信念と執念 を見る思いがする。

 

2,3年のうちに価格が現在のマクドナルドと並ぶ頃には、“植物性ミート” の技術と品質もさらに向上して、ありとあらゆる “植物性ミート” が登場しているはずだ。おそらく本物の肉以上の美味しさが当たり前になる前に、マクドナルドなども、“植物性ミート” の軍門に下るはずだ。今の動きをおそらく大きな脅威と感じているであろう。マクドナルドの米国本社のトップの役員たちはすでに “植物性ミート” への切り替えを視野に入れているはずだ。自分たちの時代が終わったことを痛感しているに違いない。

これは “肉食文化の崩壊の始まり” と言えるかもしれない。

そもそも日本には歴史的にも肉食の文化は無かったのだ。せいぜい、さかなであった。肉食は敗戦後に乳製品の消費と抱き合わせでアメリカに押しつけられたものである。そして今、そのハシゴを外されそうになっている。開発途上国ほど西洋風の肉食と乳製品の文化に汚染されているのが通例だ。中国がいい例だ。 肉、乳製品の処分場: 中国、日本

 

ここではハンバーガーの紹介をしたが、すでにチキン、ポーク、さかなのプロジェクトも進行中である。牛乳やチーズといった乳製品はすでに植物性のものが出回っているが、卵が出てくるのも時間の問題だろう。まさか卵の殻までは再現しないとは思うが、スクランブルエッグ用の植物性の液体卵も出てくることだろう。

 

 

さて、植物原料の肉や乳製品が、味や食感で本物を超えるようになったら、食肉産業はいったいどうなるのか?

 

酪農家や、屠殺業者はどうなるか?しかし、牧場、養鶏場、養豚場が完全に消えることはないであろう。

「やっぱりヒレ肉は黒和牛じゃないとねえ」 などと通(つう)ぶって蘊蓄を傾ける “こだわり” の美食家はいつの世にも必ずいるはずだ。 そして、希少な“本物の肉” を細々と供給し続ける業者がいつまでも牛や豚やニワトリを殺し続けることだろう。

 

しかし、一般大衆は “本物” に執着することはなく、安くて美味しければこうした “植物性ミート” で十分満足するであろう。将来、“本物” の肉を食べ続けている人間は、こんにち悪癖を断ち切れない喫煙者のように、胡散臭く見られるようになるかもしれない。

 

実は、“植物性ミート” のメリットは、動物愛護 の観点や、地球の環境問題 の観点や、世界の食糧問題 の観点からだけではないのだ。

 

人間自身の健康にとって、“動物の肉” はそもそも有害だったのである。


<転載終了>