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2018年2月28日 (水)

アメリカ政府が「病原体の致死性を高める実験」を再始動。目的は「人類の利益のため」と言うけれど、むしろ最強突然変異ウイルスによる複合アルマゲドンのキッカケとなる可能性のほうが高い気が

アメリカ政府が「病原体の致死性を高める実験」を再始動。目的は「人類の利益のため」と言うけれど、むしろ最強突然変異ウイルスによる複合アルマゲドンのキッカケとなる可能性のほうが高い気が         

 

            

             

                2017/12/26             

                                            

         

 

MERS ウイルス

 

クリスマスイヴの米国のブログ記事より

 

strangesounds.org

 

アメリカで、一時停止されていた「感染病原体を、よりその致死力を高めて、より感染力を多様化させる」という実験が再開されたことが、ニューヨークタイムズ紙で報じられました。

 

正直、意味がわからない実験なのですが、今回はそのことをご紹介しようと思います。

 

まずは、このことを最初に報じました米国ニューヨークタイムズの記事をご紹介します。

 

 


 

A Federal Ban on Making Lethal Viruses Is Lifted
NY Times 2017/12/19

 

致命的なウイルスを作るための連邦禁止令が解除された

 

アメリカ国立衛生研究所は、人間に感染しやすい病原体を作り出す研究についての専門家たちの議論を掘り起こす

 

病原体を「より致死的にする」ための研究に対して、アメリカ政府は3年前に資金拠出を一時停止していたが、12月19日、連邦当局者はその停止措置を解除した。

 

国立衛生研究所の責任者であるフランシス・S・コリンズ博士(Dr. Francis S. Collins)は、作業はすでに現在進められていると述べているが、ただし、この致死的な細菌の作成の作業は、科学的な討論の結果として、利益がリスクに対して正当化されると判断した場合に限られる。

 

科学者の中には、このような研究を医学的な意味で使いたいと熱望している人たちもいる。たとえば、鳥インフルエンザが、どのように変異するとヒトに感染しやすくなるかということを研究することで、新型インフルエンザに対しての有効なワクチンを作る手がかりとなる可能性があるというようなことを言う。

 

しかし一方で、批判的な専門家たちの間には、細菌の致死性を高めるというこれらの研究で生み出された細菌やウイルスが、研究室の外に広がった場合、パンデミックに発展する可能性のあるモンスター株を作り出してしまう可能性があると指摘する。

 

アメリカ政府の有識者たちによる委員会は、研究者たちがこの分野の研究が科学的に健全であり、それらが高セキュリティの研究室で行われることを示すことを要求している。

 

病原体の改変は、重大な健康上の脅威をつくりだすものであり、その作業には有効なワクチンなどの知識が必要となる。そして、この研究は人類に利益をもたらすものでなければならない。

 

かつて、アメリカでは、インフルエンザウイルス、中東呼吸器症候群(MERS)、および重症急性呼吸器症候群(SARS)を引き起こす、それぞれのウイルスを、「より危険なウイルスにする」ための研究がおこなわれていたが、2014年10月に、連邦政府は資金拠出を停止し、この研究は停止された。

 

しかし、今回の新しい規制は、パンデミックを引き起こす可能性のある病原体に適用される。例えば、エボラウイルスを大気中を伝播可能とするようなウイルス(病気を空気感染させられるという意味)として作成することなどが含まれている。

 

病原体をより致死的に、またはより伝染性のあるものにするための「機能獲得」研究として知られているプロジェクトについては、長く激しい議論があった。

 

2011年に、ウィスコンシン州とオランダの研究所が、致死的な H5N1 型鳥インフルエンザ・ウイルスに対し、ヒトのインフルエンザでの感染様態をモデル化させた突然変異を起こした。その結果、 H5N1 型鳥インフルエンザが、フェレット間で容易に感染するようになったのだ。この実験の際には、激しい抗議が発生した。

 

2014年には、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が、研究室で働く作業員に誤って炭疽菌を暴露させ、また致死的なインフルエンザ・ウイルスを良性の病原体を求めていた研究所に誤って輸送した出来事があり、緊張が高まった。

 

同じ年には、アメリカ国立衛生研究所の病原体の保存庫で、50年間忘れられていた天然痘のサンプルが見つかった。

 

そして、病原体を危険化するプロジェクトに対して、一時停止の措置が取られ、その際には 21のプロジェクトが事実上中止された。その後 3年間で、これらのプロジェクトのうち 10件に国立衛生研究所は資金調達した。5つはインフルエンザ関連で、5つは 中東呼吸器症候群(MERS)ウイルスに関するものだった。

 

MERS ウイルスは、世界保健機関(WHO)によると、2012年に発見されてから約 2,100人に感染し、その 3分の1を死に追いやったコロナウイルスで、ラクダにより伝播したとされている。

 

これらの研究に対しての専門家たちの評価はわかれている。

 

ハーバード大学公衆衛生学部のマーク・リプスティヒ(Marc Lipsitch)博士は、最近の病気の致死性を増強させる実験について、「それらの実験は、私たちにある程度の科学的知識を与えたましたが、パンデミックに対する私たちの準備を改善するためには、ほとんど何の役にも立ちませんでした。しかし、これらの実験には、偶発的なパンデミックを引き起こすリスクはあるのです」と述べた。

 

リプスティヒ博士は、アメリカの有識者パネルが、このような実験を中止するように勧告することを望んでいる。

 

ミネソタ大学感染症研究政策センターのマイケル・T・オスターホルム(Michael T. Osterholm)氏は、研究所によっては、このような作業を安全に行うことができると確信している。しかし、公表には制限が欲しいと語った。

 

「たとえば、研究者の誰かがエボラウイルスをより危険なものにする方法を見つけたとして、それを悪意ある目的のために使うような人々が利用できるようになってはいけないと強く思うのです」

 


 

 

 

ここまでです。

 

こう・・・何というか、この記事を読んでみましても、どうしてもわからないのが、

 

「そもそも、どうして、こんな実験をする必要があるのか」

 

ということです。

 

つまり、これらの実験は、予防法や防御法を見つけ出すことではなく、「病原体の威力を増強する」ことだけにあるわけで、その意味がわからない。

 

記事中に唯一出てくる「理由らしきもの」のひとつが、たとえば、新型インフルエンザがどのように突然変異の中で毒性を獲得したり感染力を高めていくのかというようなことを研究することで「ワクチン」の開発などに役に立つかもしれない・・・という部分だけですが、このこと自体が「意味のないことを言っている」というのは、私たち素人でもわかります。

 

結局、記事の中でハーバード大学の医学者が述べている、

 

「これらの実験はほとんど何の役にも立ちませんが、しかし、これらが偶発的なパンデミックを引き起こすリスクはあるのです」

 

というリスクしか想像できない部分はあります。

 

特に、記事に出てくる「エボラ・ウイルスを空気感染するように改変する」という意味がわからない。

 

エボラ・ウイルスは 2014年にリベリアなどアフリカ数カ国で壊滅的な流行となったことが思い出されますが、それでも、予想していたような「最悪」に至らなかったのは、エボラ・ウイルスが基本的に「体液感染」であったことがありました。

 

患者との直接的な接触がなければ、感染の危険はあまりない。

 

ところが、アメリカの研究者たちは、そのようなウイルスを「空気感染するようにしてみる」と。

 

「してみる・・じゃねえだろ」と言いたくなる感じでもあるのですが、この試みの意味がどうしてもわかりません。

 

たとえば、「生物兵器のため」と公言しているのなら理解もできますが(現実には治療薬のない病原体は生物兵器に使えないですので、エボラは生物兵器にはなり得ません)、今回はアメリカ国立衛生研究所が主導している医学的研究ですし、そもそも兵器のための開発ならわざわざ開発について公言するする必要はないです。

 

そして、SARS も MERS もエボラも新型インフルエンザも、どれも兵器はなりません。圧倒的に効果のある治療薬が存在する病原菌でなければ、戦地で味方もどんどんと倒れていくだけのことになってしまいます。

 

なので、研究対象がこれらだということは、兵器などの一般的な戦争目的ではないのだと思いますが、「では何をしたいのか?」という疑問だけが残ります。

 

そういうこともあり、今回はニューヨークタイムズの記事をご紹介させていただいた次第です。

 

最近少し、「この世に懐疑的になっている」部分も確かにありまして、そういう意味での「作られた世界の終わり」というような時に出現する病気としては、

 

「空気感染するエボラ」

 

だとか、

 

「感染力がアップした SARS 」

 

だとか、

 

「人間同士で感染するように突然変異的に強化された鳥インフルエンザ」

 

などがこの世に噴出してきたら、本当に厄介ではあります。

 

というか、この実験は、単に「ただでさえ不安定になっている現在の地球の病原体の状況をさらに悪化させるだけなのでは」とも思うのでした。

 

 

 

 

 

最強ウイルスたちが地球を跋扈するとき

 

生物兵器といえば、最近、北朝鮮が「炭疽菌」の攻撃に使う実験を始めたというような報道がありました。

 

北朝鮮、「炭疽菌ICBM」実験か 米韓に情報

朝日新聞デジタル 2017/12/20

北朝鮮が最近、生物兵器の炭疽菌を大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載する実験を始めたと、ソウルの情報関係筋が明らかにした。米国も同様の情報を入手しており、18日に公表した「国家安全保障戦略」での「北朝鮮は核と生物化学兵器で米国を脅かしている」という記述につながったという。

北朝鮮はICBMの大気圏再突入時に発生する7千度以上の高温でも炭疽菌が死滅しないように、耐熱・耐圧装備などの実験を始めたという。一部には、こうした実験にすでに成功したとの未確認情報もある。

 

この炭疽菌というのは、少し前までは「生物兵器として有用」とされていたもので、過去記事の、

 

生物兵器の主は死なない : 無治療では致死率90%の「炭疽菌」が永久凍土が溶けたシベリアの土の中から噴出し被害が拡大。該当地域は非常事態宣言の渦中
 In Deep 2016/08/02

 

で記したことがありますが、「生物兵器への利用が可能な病原体の条件」である、

 

1. 短期間で致命的な感染症を起こす
2. ヒトからヒトに感染しない
3. 有効な治療薬・ワクチンがある
4. 使った後での環境修復が容易

 

というものを炭疽菌は満たすとされていたのですが、しかし、その後、

 

・炭疽による土壌汚染が半永久的に持続する(環境修復ができないということで、無人の地にしかなり得ない)

・ワクチンの効力が十分ではない

 

ということがわかり、今では生物兵器としては考慮されていません。

 

しかし、「相手の土地の環境など未来永劫どうでもいいし、味方の健康もどうでもいい」というような、一種の「自暴自棄的攻撃」の場合なら今でも大変に対象にダメージを与える生物兵器だとは思います。

 

炭疽の致死率はすさまじいもので、1979年にロシアのエカテリンブルクで発生した人為的なミスによる炭疽菌の漏出事件では、周辺住民 96人が感染したうちの 66名が亡くなっています。これは 70%近い致死率です。

 

それと共に、現在、新型鳥インフルエンザの毒性と感染性がどんどん増強していまして、これは今年の 10月に、

 

「哺乳類の飛沫感染」が確認された中国産の新型鳥インフルエンザ「H7N9」。パンデミック寸前かもしれないそのウイルスの致死率は驚異の40パーセント
 In Deep 2017/10/24

 

という記事に書きましたが、現時点までのこの中国での新型インフルエンザの致死率は「約 50%」にのぼっています。

 

2017年10月21日のオーストラリアの報道より

 

HUFFPOST

 

そして、その先ほどの記事でも取りあげたのですけれど、この新型インフルエンザは、10月の時点で「突然変異で進化している」のです。東京大学の研究者たちが、「哺乳類どうしで飛沫感染する」ように変異していることを突き止めたのです。

 

鳥インフルエンザ、哺乳類間で飛沫感染 パンデミックの可能性

ITMedia News 2017/10/20

東京大学はこのほど、鳥インフルエンザウイルス(H7N9)が哺乳類間で飛沫感染し、致死的な感染を引き起こすことが分かったと発表した。フェレットを使った実験で判明した。ヒトからヒトへと感染し、世界的大流行(パンデミック)を引き起こす恐れがあるとしている。

高病原性のH7N9に感染したフェレットの飛沫で、隣接するゲージ内のフェレットに感染が広がるかを調べたところ、4ペア中3ペアの感染を確認。飛沫感染した3匹のうち2匹が死亡した。少量でも体内に入ると感染し、肺や脳で増殖、死亡することが分かったという。

 

このニュースの「フェレット」という文字から、先ほどのニューヨークタイムズの記事の、

 

> 2011年に、ウィスコンシン州とオランダの研究所が、致死的な H5N1 型鳥インフルエンザ・ウイルスに対し、ヒトのインフルエンザでの感染様態をモデル化させた突然変異を起こした。その結果、 H5N1 型鳥インフルエンザが、フェレット間で容易に感染するようになったのだ。

 

という部分を思います。

 

まさかとは思いますけれど、今年 10月にこの東京大学の研究でわかった「哺乳類間で感染するようになった」というインフルエンザが、 2011年に「人為的に造り出したインフルエンザの末裔」だったりすることはないのだろうな、と思ったり。

 

それに加えて、現在は「抗生物質が効かない社会へと猛スピードで近づいている」わけでもあります。 20〜30年後には、「3秒に1人が耐性菌によって死んでいく時代になるかもしれない」という科学者たちの予測が発表されています。

 

2016年5月の科学メディアの記事より

 

In 2050, superbugs may kill 1 person every 3 seconds

 

つまり、今という時代は、どこから見ても「致命的な病気の爆発の時の一歩手前」なんです。

 

そのような状況の中で、さらにアメリカの科学者たちは「病原体の致死性をアップさせようとしている」という、どうしても意味のわからない「科学的挑戦」に挑んでいる。

 

ほんとにですね、たとえば、

 

・新型鳥インフルエンザのパンデミック
・炭疽菌やペスト菌などの生物兵器
・科学者たちが改造した最強エボラウイルスやSARSウイルス

 

などが「一気に地球上に噴出し」始め、そしてその状態で、

 

・抗生物質は一切効かない

 

というようなことになれば、その時の光景こそ「聖書の記述的な終末」というものとなるのかもしれません。

 

今年や来年とは言わないまでも、そんな遠くない未来に、そういう事態が訪れる可能性はそこそこあるような気がしてなりません。

以上は「IN DEEP」より

人間には良い面と悪い面がありますが、このような実験は悪い面が出ているように思われます。以上

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