シリア政府は内戦で化学兵器を全く使っていない?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2011年からのシリア内戦では、化学兵器による攻撃が何度も行われている。
ウィキペディアによると、直近のドウマの化学兵器攻撃(劇)までで、合計72回、
化学兵器が使われた。このほか、国際機関のOPCWやUNHRCの報告書にだけ
載っているものもある。13年3月19日にカンアルアサル(アレッポ郊外)の
シリア政府軍基地に対して反政府軍がサリン入りの手製ロケット弾を撃ち込んだ
攻撃、15年8月21日にマレア(Mare'a、アレッポ郊外)の住宅地にISが
マスタードガス入りの砲弾を50発以上打ち込んだ攻撃など、4件は反政府勢力
の犯行だとされている。
http://en.wikipedia.org/wiki/Use_of_chemical_weapons_in_the_Syrian_Civil_War
Use of chemical weapons in the Syrian Civil
War From Wikipedia
今年4月7日のドウマの攻撃劇など、白ヘルメットなど反政府側が「政府軍が
化学兵器で攻撃し、市民が死んだ」とウソを喧伝しただけで、実際の化学兵器攻
撃が行われていないものもいくつかある。「政府軍が化学兵器で攻撃してくるの
ですぐ逃げろ」とウソを言って住民を避難させ、そのすきに空き巣に入るといっ
た事案もあった(14年4月29日のアルタマナなど。国連報告書S/2016/738の
54ページ#13)。塩素やサリンが散布されて死傷者が出ているが、政府軍と反政
府勢力のどちらがやったのか、OPCWが確定できなかったものも多い(現場調
査に入れない、証言が人によって食い違っている、物証がないなど)。
http://www.securitycouncilreport.org/atf/cf/%7B65BFCF9B-6D27-4E9C-8CD3-CF6E4FF96FF9%7D/s_2016_738.pdf
S/2016/738
http://tanakanews.com/180414syria.php
シリアで「北朝鮮方式」を試みるトランプ
だがそれらの「反政府側が犯人」「反政府側がウソを喧伝したが化学兵器攻撃
はなかった」「誰が犯人か不明な化学攻撃」を除いたものの多くについて、シリ
ア政府軍が化学兵器を使ったと、OPCWやUNHRC、欧米マスコミが「断定」
している。マスコミは、白ヘルが捏造した動画などを鵜呑みにして大々的に報じ
てきた。対照的に、OPCWは犯人(化学兵器使用者)を断定するのに慎重だ
が、最近になるほど米英の圧力を受け、政府軍犯人説へと飛躍しがちだ。UNHRC
(国連人権理事会)は、OPCWの調査結果を使い、慎重なOPCWが犯人を
断定できない事案に関して「大胆」に政府犯人説を断定する傾向だ。
http://www.ohchr.org/EN/HRBodies/HRC/RegularSessions/Session27/Documents/A_HRC_27_60_ENG.doc
UNHRC : Report of the independent
international commission of inquiry on the Syrian Arab Republic
シリア内戦の化学兵器攻撃事案で、国際政治的に重要なのは3件ある。
(1)13年8月21日のグータ、(2)17年4月4日のカーンシェイクン、
(3)今年4月7日のドウマ、の3つで、いずれもシリア政府軍の仕業と喧伝され
ている(実はすべて濡れ衣だが)。(1)は、当時のオバマ大統領に対し、軍産や
マスコミから「米軍がアサド政権を倒すシリア攻撃に入るべきだ」と強い圧力を
受け、濡れ衣で開戦したイラク戦争の愚を繰り返したくないオバマが、ロシアに
問題解決を頼み、今に続くロシアのシリア進出への道筋をつけた。(2)は、
17年4月6日のトランプ大統領によるシリアへのミサイル攻撃につながったが、
後で、シリア政府軍の仕業と断定できる根拠がない(濡れ衣攻撃だった)と、
ティラーソンやマティスが認める事態になった。(3)は、中東大戦争や米露
世界大戦(もしくは多極化)への瀬戸際状態を引き起こしている現在進行形だ。
http://tanakanews.com/170411syria.php
ミサイル発射は軍産に見せるトランプの演技かも
http://tanakanews.com/130828syria.htm
無実のシリアを空爆する
http://tanakanews.com/130913syria.php
シリア空爆策の崩壊
私は、今回の記事の題名どおり、シリア内戦の72回以上の化学兵器使用のな
かで、シリア政府軍が化学兵器を使って攻撃したと確定的に言える事案が一つも
ないのでないか、と考えている。シリアのISアルカイダは、サリンや塩素ガス
を持っている。政府軍が通常兵器で攻撃してくるのに合わせて、それらの化学兵
器を手製のロケット砲や手榴弾などの形式で発射し、住民に被害が出ると、その
場で撮影(もしくは仲間内で演技して事前に制作)した動画をアップロードし
「政府軍が化学兵器で攻撃してきた」と喧伝し、それを受けて米英で、ISカイダ
を支援する軍産の一味であるマスコミと当局が「アサドの仕業」を「確定」する
ことを延々と繰り返してきた、というのが私の見立てだ。
http://tanakanews.com/161207russia.php
進むシリア平定、ロシア台頭、米国不信
サリンは、トルコの化学企業からトルコの諜報機関が原料を入手してシリア反
政府勢力に渡していた。トルコは、16年にISカイダを見捨ててロシア側に転
じており、その前後から反政府側のサリン在庫が減り、代わりにプールの浄化剤
を転用して造した塩素ガスの使用が増えた。サリンや塩素ガスによる攻撃は、手
製の小型ミサイルや手榴弾によって行われている。いずれも政府軍でなく、民兵
団(テロリスト集団)である反政府勢力の手法である。
http://en.wikipedia.org/wiki/Saraqib_chemical_attack
Saraqib chemical attack - Wikipedia
http://en.m.wikipedia.org/wiki/Ashrafiyat_Sahnaya_chemical_attack
Ashrafiyat Sahnaya chemical attack -
Wikipedia
米英軍産と傘下のアルカイダがグルになり、13年8月21日のグータの化学
兵器攻撃の濡れ衣をシリア政府にかけた後、ロシアの仲裁で、シリア政府はそれ
まで持っていた(がシリア内戦で使っていなかった)化学兵器を、米露の検証の
もと、すべて廃棄した。シリアが持っている化学兵器を全廃してしまえば、もう
米英もシリアに化学兵器攻撃の濡れ衣をかけられないと露シリアは考えたのだろ
うが、それは甘かった。
http://tanakanews.com/151004syria.php
ロシアのシリア空爆の意味
http://tanakanews.com/151221syria.htm
シリアをロシアに任せる米国
シリア政府が化学兵器を廃棄した後、シリア内戦での化学兵器使用は、むしろ
増加した。ウィキペディアに載っている化学攻撃の回数は、グータの攻撃の前の
1年間が17件だったが、その後の1年間は27件だった。化学攻撃の濡れ衣で
非難されるのがいやで化学兵器を破棄したシリア政府が、その後の化学攻撃をや
るはずがない。これらの27件や、その後現在までの30件近くの化学攻撃は、
すべて反政府側が政府に濡れ衣をかけるためにやったものと考えられる。
http://en.wikipedia.org/wiki/Use_of_chemical_weapons_in_the_Syrian_Civil_War
Use of chemical weapons in the Syrian Civil
War From Wikipedia
15年秋からは、ロシア軍がシリアに進出した。これで、反政府勢力に対する
シリア政府軍の優位は確立した。アサド政権は、内戦終了後もシリアで政権を維
持できる可能性が高まった。国際的なイメージ改善がアサド政権の目標の一つに
なった。化学兵器の使用は、国際イメージを悪化させる。ロシアの支援を受けて
軍事的に優勢になったシリア軍は、軍事戦略の面でも、化学兵器を使う必要が全
くなくなった。だが、15年秋以降も、シリアでは10回以上の化学兵器による
攻撃があった。これらがシリア政府軍の仕業であるとは考えられない。
http://tanakanews.com/180307syria.htm
いまだにシリアでテロ組織を支援する米欧や国連
▼3大案件は反政府側が犯人だった可能性が特に強い
以下、シリア内戦で化学兵器が使われたとされる個別の案件について考察する。
まずは、上記した3大案件から。
(1)13年8月21日のグータ。アルカイダが占領するダマスカス近郊のグー
タ地区の2箇所に、サリン入りのロケット砲が撃ち込まれた。ちょうど国連の化
学兵器調査団が同年5月の化学兵器使用について調べるためにダマスカスに着い
た直後のタイミングで発生した。タイミング的に、アルカイダが政府軍に濡れ衣
を着せるためにやった感じだ(シリア政府は、国連調査団の現地調査の要請をす
ぐ了承した。シリア政府が犯人なら、現地調査の了承を遅らせるはずだ)。事件
後すぐ(アルカイダの「上部機関」である)米英の政府やマスコミは、シリア政
府軍の仕業だと断定し始めた。
http://en.wikipedia.org/wiki/Ghouta_chemical_attack
Ghouta chemical attack From Wikipedia
http://undocs.org/en/A/68/663
United Nations Mission to Investigate
Allegations of the Use of Chemical Weapons in the Syrian Arab Republic - Final
report
UNHRCは、報告書(A-HRC-25-65_en、18-19ページ #127-131)で、
13年8月21日のグータと、13年3月19日のカンアルアサルという、2件の
化学兵器攻撃で使われたサリンの物質的な特質(markers、hallmarks)が共通し
ており、犯人(使用者、化学兵器保有者)が同じである可能性が高いと書いている。
UNHRCは、このサリンは質が高く、こういったものを作れるのはISカイダ
のような民兵団でなく、シリア政府など国家機関だけだという理由で、2つの事
件はすべて政府軍の仕業だと断定している。
http://www.ohchr.org/EN/HRBodies/HRC/RegularSessions/Session25/Documents/A-HRC-25-65_en.doc
A-HRC-25-65 : Report of the independent
international commission of inquiry on the Syrian Arab Republic
だが、すでに書いたように、アルカイダはトルコの諜報機関(=国家機関)
からサリンの原料を供給されていた。事情を知らないトルコの警察が、シリアに
運び込まれる途中のサリン原料をシリア国内で見つけて取り締まろうとして、
諜報機関と悶着する事件も以前に起きている。
http://www.counterpunch.org/2015/10/23/hersh-vindicated-turkish-whistleblowers-corroborate-story-on-false-flag-sarin-attack-in-syria/
Turkish Whistleblowers Corroborate Story on
False Flag Sarin Attack in Syria
http://www.zerohedge.com/news/2015-10-23/2-turkish-parliament-members-turkey-provided-chemical-weapons-syrian-terrorist-attac
2 Turkish Parliament Members: Turkey
Provided Chemical Weapons for Syrian Terrorist Attack
今年1月のロイター報道によると、OPCWは、上記のグータとカンアルサル
だけでなく、2017年4月4日のカーンシェイクンの化学兵器攻撃で使われた
サリンも、他の2件と物性が同じであるという調査結果を出した。ロイターは、
このサリンがシリア政府軍の所有物であるという前提で報じている。だが、グー
タとカンアルサルとカーンシェイクンが、同じサリンを使った、同一勢力による
攻撃であるという、OPCWやUNHRCも認める「事実」をもとに考えると、
むしろ3つの化学攻撃は、いずれも反政府勢力の仕業である可能性の方が高い。
https://www.reuters.com/article/us-syria-crisis-chemicalweapons-exclusiv/exclusive-tests-link-syrian-government-stockpile-to-largest-sarin-attack-sources-idUSKBN1FJ0MG
Tests link Syrian government stockpile to
largest sarin attack
http://en.wikipedia.org/wiki/Ghouta_chemical_attack
Ghouta chemical attack - From Wikipedia
その理由の1つは、13年3月カンアルサルの攻撃が、シリア政府軍の基地に
向かって反政府勢力(アルカイダ)がサリン入りの手製のロケット弾を飛ばして
きた事案だったからだ。この攻撃の直後、シリア政府は国連に、反政府勢力が化
学兵器を使ったので調査し確定してほしいと要請し、8月に国連の調査団が現地
を調査した。反政府勢力は、化学兵器を使ったのは政府軍だと反論した。13年
8月の国連調査団のシリア入国の直後、グータで、サリン入りのロケット弾が撃
ち込まれる化学攻撃が起きた。
国連調査団は、カンアルサルでサリンが使われたことは認定したが、誰がサリ
ンを使ったかについては、シリア政府の主張を裏付ける証拠が不十分であるとし
て、使用者不明のままとした。だが、国連の調査委員会の一員だったカルラ・デ
ルポンテ(国連戦争犯罪担当主任検事)は13年5月に、化学兵器を使ったのは
反政府勢力だとの判断を発表した。これに対し、米英などが鋭く反発し、翌日に
は調査委員会が「まだ何も結論は出ていない」とする声明を発表した。要するに、
ふつうに考えると反政府勢力が犯人なのだが、そう表明することは米英が反対す
るのでできない状況だった。米英・軍産が、アサド犯人説以外の主張する人に大
きな政治圧力をかけて黙らせ、アサド犯人説を「結論」にしてしまう今の構造が、
13年5月の時点ですでに隆々と繁茂していたことが見て取れる。
http://en.wikipedia.org/wiki/Khan_al-Assal_chemical_attack
Khan al-Assal chemical attack -Wikipedia
13年3月のカンアルアサルの化学攻撃は、反政府勢力(アルカイダ)の仕業
で、それを米英軍産がシリア政府軍の仕業という結論に歪曲した。アンアルアサ
ルと同じサリンが使われた、13年8月のグータと、17年4月のカーンシェイ
クンの攻撃も、アルカイダの仕業だったことになる。これらの3件とも、米英軍
産が結論を歪曲し、人類はアサド犯人説のウソを信じ込まされている。
(2)17年4月のカーンシェイクンの攻撃。反政府勢力は「政府軍がヘリコ
プターからサリンを入れた樽型爆弾を住宅に落とした」と主張している。政府軍
ヘリが樽型爆弾をアルカイダの地元司令官の武器庫つきの家に落としたのは事実
のようだ。政府軍側は「樽型爆弾は化学兵器でなく通常の火薬しか使っておらず、
政府軍の攻撃に合わせてアルカイダがサリンの入った手製の砲弾を撃ち、それを
政府軍のせいにした」と主張している。その他、政府軍に空爆された司令官の
家の武器庫にサリンが保管されており、それが空爆時に散布されたという説もあ
る。OPCWは、犯人を特定していない。
http://www.opcw.org/fileadmin/OPCW/Fact_Finding_Mission/s-1510-2017_e_.pdf
REPORT OF THE OPCW FACT-FINDING MISSION IN
SYRIA REGARDING AN ALLEGED INCIDENT IN KHAN SHAYKHUN, SYRIAN ARAB REPUBLIC
APRIL 2017
http://en.wikipedia.org/wiki/Khan_Shaykhun_chemical_attack
Khan Shaykhun chemical attack Wikipedia
(3)今回のドウマの案件。最近、欧米記者として事件後に初めてドウマの現
地入りしたロバート・フィスクが、地元の人々が皆、4月7日に化学兵器が使わ
れた事実はないと言っていることを確認した。事件当日、ドウマの病院に担ぎ込
まれた人々は、通常兵器の爆弾の噴煙による呼吸困難をわずらっていたが、誰も
化学兵器の被害を受けていなかった。だが、突然白ヘルの一行が病院にやってき
て「化学兵器が使われた」と叫びながら、相互に水を掛け合い、その光景をビデ
オに撮って帰っていった。ロシアの主張どおり、4月7日のドウマでは化学兵器
が使われておらず、米英は、白ヘルによるウソを(意図して)鵜呑みにしている。
http://www.independent.co.uk/voices/syria-chemical-attack-gas-douma-robert-fisk-ghouta-damascus-a8307726.html
Robert Fisk visits the Syria clinic at the
centre of a global crisis
http://www.zerohedge.com/news/2018-04-17/famed-war-reporter-robert-fisk-reaches-syrian-chemical-attack-site-concludes-they
Famed War Reporter Robert Fisk Reaches
Syrian 'Chemical Attack' Site, Concludes "They Were Not Gassed"
シリア内戦の無数の化学兵器使用事案に関して、OPCWが報告書で「シリア
政府軍が犯人(使用者)だ(ろう)」と結論づけているのは、私がいくつかの報
告書をざっと見た限りで、国連に出した報告書「S/2016/738」に載っている、
14年4月21日のタルメネスと、15年3月16日のセルミン、14年4月18日
のカフルジータの3件だけだ。これらの件では、いずれも政府軍がヘリコプター
で樽型爆弾を反政府支配地に投下している。反政府側は「樽型爆弾に化学兵器が
入っていた」と言い、政府側は「通常火薬が入った樽型爆弾を落とす際、反政府
側が化学兵器(塩素)入りの手製のロケット弾や手榴弾を撃ってきた」と言って
いる。
http://undocs.org/S/2016/738
Third report of the Organization for the
Prohibition of Chemical Weapons-United Nations Joint Investigative Mechanism
ウィキペディアの表によると、反政府支配地への樽型爆弾投下後の塩素ガス被
害という、同種類の案件が、14年春から15年春にかけて22件起きている。
OPCWは前出の報告書 S/2016/738で、このうち8件について調査・分析して
いる。政府軍の通常火薬の樽型爆弾投下に、時間的・場所的に、うまく合わせて
反政府側が塩素弾を撃てた案件はOPCWの結論が「政府軍が犯人」になり、そ
れ以外の案件は「犯人不明」になっている。OPCWは、反政府側が政府軍を陥
れるために政府軍の通常爆弾の攻撃に同期させて化学兵器を撃った可能性を(意
図的に)無視している。ウィキペディアも同様だ。この無視を勘案して再検討す
ると、これらの全ては、犯人が政府軍でなく反政府側の可能性の方が高い。
http://en.wikipedia.org/wiki/Use_of_chemical_weapons_in_the_Syrian_Civil_War
Use of chemical weapons in the Syrian Civil
War From Wikipedia
OPCWは、15年の報告書(s/2015/908、140-141ページ)で「政府軍がヘ
リで化学兵器(塩素)入りの樽型爆弾を落とした」という前提で、地元の(反政
府側の)人々の証言と、現場で採取した爆弾の破片をもとに、こんな構造の塩素
弾の樽型爆弾だったというイラストを載せている。これを見ると「化学兵器使用
の犯人は政府軍だ」と思ってしまう。だが考えてみると、反政府勢力の証言をも
とに、想像力をたくましくして破片を組み合わせて「復元」すれば、通常火薬の
樽型爆弾を、化学兵器の樽型爆弾に化けさせることが十分に可能だ。このイラス
トは、政府軍犯人説の証拠にならない。
http://www.securitycouncilreport.org/atf/cf/%7B65BFCF9B-6D27-4E9C-8CD3-CF6E4FF96FF9%7D/s_2015_908.pdf
OPCW : s/2015/908
ロシアも参加するOPCWは一昨年まで、UNHRCや米英マスコミに比べ、
犯人探しの結論を出すことに慎重だった。そのため、OPCWが政府軍が犯人だ
と結論づけた案件は(OPCWの報告書の束を私がつらつら読んだ範囲では)、
私が反駁した上記の3件しかない。それと上記の15年報告書のイラストぐらい
だ。だが、これらの慎重なOPCWが出した結論ですら、容易に反駁されうる。
シリア内戦でアサドの政府軍が一度でも化学兵器を使った可能性はかなり低く、
国際社会から好かれたいとずっと思っているアサド政権のイメージ戦略から考え
て、化学兵器を一度も使っていない可能性の方が高い。
この記事はウェブサイトにも載せました。
http://tanakanews.com/180418syria.htm
以上は「田中宇氏」ブログより
最近のシリアの化学兵器使用は濡れ衣です。うその情報をもとにしたトランプ政権のシリア攻撃は国際法違反です。早く米国はシリアから撤退しなければなりません。以上
この火だるま状態で安倍は17~20日に訪米するわけだけど、トランプは利用価値の無い奴なんかゴルフすら相手にしなさそうで怖い。
ここまで来たら安倍ちゃんには自ら辞任するとか言い出さないで貰いたい。壮絶な討ち死にを魅せて醜悪な生きざまを日本国民の目にしっかり刻み込んで欲しい!
チンカスさんが安倍ちゃんに止めを刺すと言っても、テレビではチンカスとか言えません。
この本の表紙に出てるチンかす黒川 正道田中 マサシ斉藤が、
何を考えてるのか、安倍昭恵を告発しようと画策。
「それじゃぁ、証人喚問に引き出されても、逃げ口上の理由を与えるだけ」と龍作田中や、太郎山本にいさめられて告発の準備を中止。
とりあえずよかったよかったってえトコだけど、
黒・田・斉のスタンドプレートリオは森友追及に見せた安倍昭恵擁護ってとこなんでしょうか。わはは。
にたようなことを「NHKの受信料を払わなくていい」とか言いながら自らは支払ってる使い込みオヤジもやってるし もうワラワラします。
番頭ワタナベとの香ばしい話も出ておりますね。
ネトウヨ界隈では、「正体は内海宙大だ」とか、
おおげさ界隈では、「実は斎藤マサシだ」だとか、
中には「黒川と同一人物だ」なんて書き込みもあったりして、
いっそう芳しいばかりでございます。
うーん、その辺知りたいなー
そこも載ってたら買いたいけど、まず載ってなさそうだし。。。
野次さん、今度番頭さんに聞いといてくださいな
https://twitter.com/search?q=%E6%98%AD%E6%81%B5%E3%80%80%E9%BB%92%E5%B7%9D&src=typd
>。お急ぎ便は一冊1万円で、おいらが直接、議員会館に届けますw
二口以上注文が無いと交通費だけで赤字です。やる気満々ですねw
とうとう出たな!、さあ始まるぞ
こっちが本丸だ
「本件は、首相案件」と首相秘書官 加計めぐり面会記録
http://blog.livedoor.jp/korban/archives/1070789303.html
内ゲバ煽るようなそんなことはどうでもよい。ここでやるな。
「鼠を捕る猫は良い猫」だ。
>安倍晋三を追い詰める
つもりなのは自由党と共産くらいなのかも。
「しかし、野党陣営からは、総辞職シナリオを警戒してこんな声も聞かれるのだ。
「安倍首相でいてくれたほうが、来年の統一選や参院選にも勝てる。押すばかりでなく、時には引いたりする高等戦術で、安倍政権を低空飛行のまま引っ張ることはできないものか‥‥」(連合幹部)
https://news.nifty.com/article/domestic/government/12104-101864/
情けない。 野党の連中は、議席の心配より、国の心配をしろ。
>テレビではチンカスとか言えません。
マラカスならつかえそうですよ!
マラカスに改名しましょうw
>安倍晋三を追い詰める
・
高須克弥 @katsuyatakasu
>いま解散総選挙やれば自民党大勝利だよ。安倍さんが奇襲かければ野党は総崩れ。若者は安倍さんを支持してる。基盤を磐石にして一気に憲法改正国民投票。
・
プランニング企画 @officeSugano
>いや、よしんばいまになって解散総選挙したとしても、自民党が議席の上では完全圧勝するとおもうよ。小選挙区が悪いというか、小選挙区比例代表並立制ってのはそういう選挙制度だ。
>おそらくこれは政治学とか行政学の分野ではなく数学の問題だと思うけども、過去の小選挙区比例代表並立制の「投票結果」と「議席配分」は、数学的に「得票率49%超えた段階から議席ベタ占め」って閾値が割り出せると思う。
>公平を期していうと民主党政権も民主党の力ではなく小選挙区比例代表並立制という制度のおかげでしかない。
>衆院の比例代表って、「惜敗率復活のための比例代表」でしかなく、むしろ大きな政党に有利なんです。
・
◆国政に国民の声が「反映されず」の回答、3年ぶりに増加
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180409-00000086-jnn-pol
>内閣府がことし1月から2月にかけて実施した「社会意識に関する世論調査」で、国の政策に国民の考えが反映されているかを問う質問に対して、「反映されている」という回答が去年より4.3ポイント減少したのに対し、「反映されていない」という回答が4.3ポイント増加しました。3年ぶりに増加に転じた形です。
・
◇小選挙区比例代表並立制のしくみ
http://gakusyu.shizuoka-c.ed.jp/shakai/seiji/02_6_hirei_heiritu.htm
◆小選挙区制と比例代表制の利点を合わせた制度
>選挙区の狭い小選挙区制ならば、候補者は選挙区内をくまなく遊説して、有権者に対して自分の政治主張を訴えることができます。選挙活動費も、比較的低く抑えることができます。また、二大政党制をうながし、政権交代が可能な制度であるとも言われます。しかし、死票が多く出るという欠点があり、小政党には不利だともいわれます。一方、比例代表制は、死票が比較的少なく、各党の得票率に応じて議席が配分されるため、小政党にも不利になりにくい制度です。ただ、比例代表制は政党の政策が主となり、候補者個人の政策や人柄が見えにくいという欠点があります。それぞれの制度の長所をいかし、短所を補いあう制度が、小選挙区比例代表並立制なのです。
・
・・・小選挙区制は一選挙区から一人を選ぶ方式のため、自民党が優勢の選挙区では、野党に投票してもそれは「死に票」となってしまい、正確な民意が反映されにくいという特色がアリマス。「一強多弱」は歪な1党優位、「一強多弱」であれば小選挙区制は、二大政党が切磋琢磨する二大政党制ではなく⇒最大政党に過剰な議席を与える、歪な一党優位政党制をもたらす。まあ、選挙自体が政権を選択している・・・って思わせる欺瞞なシステムですがねぇ~。「一強多弱」状況は、意図的に形勢されマス。デュヴェルジェの法則(フランスの政治学者モーリス・デュヴェルジェが唱えた二大政党制)が働かない訳デスなぁ~。
<転載終了>